定期テスト450点を達成するためには? 五教科で点数を取る方法から勉強法まで解説!
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「定期テストで450点を取るにはどうすれば良いの?」
「各教科で効果的な勉強法は?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
勉強ができる中学生の代名詞とも言える「定期テスト450点」ですが、勉強の仕方を工夫すれば、誰にでも取れるチャンスはあります。
そこで今回は定期テストで450点を取りたい中学生に向けて、各教科の勉強法や学習スケジュールの立て方などを解説します。
以下の内容を参考に、テスト勉強の方法を改良してみてください。
定期テストで450点を取る方法についてざっくり説明すると
- 学校の教材を中心に勉強すべき
- 本番の1ヶ月前から始動するのがおすすめ
- 全教科で100点満点を目指すつもりでテストに臨む
定期テスト五教科450点をとるための5つのポイント
定期テストで5教科450点以上を取りたいのでれば、以下5つのポイントを意識するべきです。
学校教材と他の問題集の勉強割合
定期テストは授業内容の理解度をチェックすることが主な目的なので、基本的には教科書やノート、プリント、問題集など学校の教材を使って勉強すべきです。
学校の先生もそれらの教材を参考に問題を作成するので、効率の良い対策ができます。
しかし、定期テストでは応用問題も出題されるので、450点以上を取ろうと思うと学校の教材だけではやや不十分です。
そのため、応用問題の対策ができるような他の問題集も併用する必要があります。
学校の教材とその他の教材を4:1くらいの配分で活用するのが良いでしょう。
期末テストは一か月前から
定期テスト対策は試験の2週間前から始めるのが一般的ですが、5教科で450点を狙うのであれば、2週間ではやや物足りないと言えます。
そのため、1ヶ月前あたりから定期テストのことを意識した勉強を始めるのが良いでしょう。
特に期末テストの場合は実技教科の試験もあるので、2週間前からだと5教科の学習に十分な時間を取ることができません。
よって中間テストはまだしも、期末テストの場合は1ヶ月前から始めた方が賢明です。
得意科目の点数は95点の獲得
5教科で450点ということは、単純計算で1教科あたり90点ということになりますが、苦手教科で9割取るのはハードルが高いでしょう。
そのため、得意教科では95点は取れるように勉強し、そこで貯金を作っておくのがおすすめです。
得意な教科2つで95点が取れれば、苦手科目は80点でも大丈夫なので、5教科450点に大きく近づきます。
目標点は五教科100点
定期テストで450点以上を取るなら各教科90点で良いわけですが、気持ちの上では全教科100点満点を目指すのが良いでしょう。
実際、450点以上を何度も取っているような生徒は、全教科満点を目指してテストに臨んでいることが多いです。
またテストにケアレスミスはつきものなので、大体ノルマ+10点を意識しないと目標点は取れません。
90点を上限にしていると、そこからポロポロ取りこぼしをして結局は80点台前半に落ち着いてしまうでしょう。
加えて90点を目標にするのと、100点を目標にするのでは、気持ちの入り方も全然変わってくるので、モチベーションを高めるという意味でもおすすめです。
なお、各教科で100点満点を取るには、苦手な部分や難しい問題もクリアしなければなりません。
解きなおしはできるまでやる
定期テストで各教科100点を取ろうと思うなら、学校の問題集は完璧に解ける状態でなければなりません。
つまりできない問題は一つもあってはならないわけなので、学校の問題集は最低3周は繰り返し解いて、全ての問題に難なく正解できるようになっておきましょう。
なお、解き直しを行うのは基本的に間違えた問題やいまいち理解できていない部分だけで構いません。
解答・解説や教科書の該当ページなどもよく読み込んで、きちんと内容を理解した上で解き方を覚えていきましょう。
苦手な部分を徹底的に勉強
各教科で100点を狙うには、苦手な部分を払拭することが欠かせません。
そのため、テスト勉強で苦手を発見したら、それを克服するための学習を優先的に行いましょう。
解説を読んでもどうしても理解できない問題に関しては、先生や友人に質問して説明してもらうのがおすすめです。
また解き方さえ覚えれば点数が取れるという問題なら、解き方を暗記してしまうのも良いでしょう。
なお、知識は反復練習をしないと定着しないので、教科書は何度も読み返し、問題集は何度も解き直すことを意識してください。
テスト本番を意識して勉強する
常にテスト本番を意識した勉強をするということも大切です。
例えば、問題演習をする場合は、実際の試験時間に合わせて問題を解いてみたり、テスト本番のつもりで全問正解を狙うなどの工夫をするのが良いでしょう。
このような工夫をすれば、勉強時の緊張感や集中力などが大きく変わるので、学習効果を高めることができます。
また暗記学習においてもテスト本番を意識し、試験で出題されそうな事柄を中心に覚えていくのがおすすめです。
定期テスト一か月前からの進捗目安
以下では定期テスト1ヶ月前からの学習スケジュールを紹介します。
一か月前は苦手科目と暗記科目
定期テスト1ヶ月前になったら、まずは苦手科目の勉強と暗記学習から始めましょう。
ちなみにテスト範囲が発表されるのは大体試験の2週間前なので、詳細なテスト範囲はまだわかりませんが、前回のテストの続きがテスト範囲になるはずです。
特に前回のテスト後すぐに習った授業内容は忘れがちなので、そこもしっかり復習しておきましょう。
なお、この時点から緊張感と集中力を高めすぎると本番まで持続するのが大変なので、落ち着いた心持ちで取り組むということも大切です。
二週間前から本格的なテスト勉強
2週間前になるとテスト範囲もわかるので、学校のワークを中心に本格的なテスト勉強を始めていきましょう。
なお、ワークは1周して終わりというのではなく、間違えた問題を中心に解き直して、全ての問題を完璧に解けるようにしておかなくてはなりません。
また塾や市販のテキストを使って勉強したいという方もいるでしょうが、まずは学校の教材が最優先です。
学校の教材を取り直しも含めて徹底的にやり込んだ後に、その他の教材には手を伸ばしましょう。
テスト3日目は徹底復習
前提として、テスト3日前までにはテスト範囲を網羅的に学習し終えた状態になっていてください。
テスト3日前からは、それまでのテスト勉強で学習した内容を徹底的に復習する時間にしたいからです。450点以上を取るにはこの仕上げ作業が非常に重要になります。
復習の方法としては、それまでに間違えた問題の再学習に注力するのがおすすめです。余力がある場合は、新しい問題をテスト本番を意識しながら解くというのも良いでしょう。
テスト勉強の目安が分かったら計画を立てる
上述の内容を理解できたら、次はそれに沿って学習スケジュールを立ててみてください。
まずは450点以上を取るためにやるべきことをリストアップし、次にそれぞれの事項の勉強時間を考えていきます。
なお、学習スケジュールはテスト3日前までに全工程が終了できるように考えましょう。
テスト3日前からはそれまでの総復習や本番のシミュレーションをすべきなので、3日前までにやるべきことを全て消化できるような計画にしてください。
また、定期テスト1週間前からの勉強法については、以下の記事も参考にしてみてください。
全科目に共通する勉強方法
ここからは全科目に共通して有効な勉強法を紹介していきます。
一週間までに提出物を終わらせる
定期テストに際して、学校からワークなどの提出課題が出されることもあるでしょうが、それらは本番の1週間前までには終わらせるようにしましょう。
テスト1週間前からは定期テスト対策に集中したいので、十分に勉強時間を確保しなければならないからです。そのため、提出物は早めに済ませてしまうことをおすすめします。
またワークなどは解き直しをすることによって実力がついていくものなので、定期テストの勉強を始める前にすでにワークを終わらせておき、テスト勉強では解き直しに専念するというのも良いでしょう。
そうするためには、休日を利用して1週間分の授業内容に該当するワークのページをこなす習慣をつけるのが有意義です。
間違えた問題はもう一度解く
問題演習は丸つけをして終わりではなく、間違えた問題を中心に再度解き直しを行うべきです。丸つけの際は間違えた問題に印をつけ、その印がなくなるまで繰り返し解き直してください。
間違えた問題を解けるようにしていくことによって実力が伸びていくので、この作業は非常に大切です。
なお、何度も反復して解いていると答えを覚えていくるでしょうが、答えを丸暗記するのでは十分な学習効果は得られないので、解き方を理解した上で覚えるということを意識しましょう。
ノートまとめはNG
社会や理科など暗記科目の勉強では、テスト範囲を新しくノートにまとめ直すという方もいるでしょう。
しかし、ノートまとめは時間がかかる割に、そこまで知識の定着には効果がなく、効率が悪い勉強法だと言えます。
よってノートまとめはしなくて良いので、その時間を問題演習などに当てましょう。
また成績の良い人の授業ノートは、かなり見やすくまとまっていることが多いです。そのため、日々の授業でノートをわかりやすく取ることを心がけ、それをテスト前に見直すというのも良いでしょう。
分からない問題は早期解決
あまり成績が良くない中学生は、分からない問題の学習を後回しにしてしまう癖があることが多いです。
しかし、分からない問題を解けるようにしてこそ成績が伸びていくので、分からない問題には優先的に着手するのがおすすめです。
なお、難問の場合は解答や解説を読んでも分からないということもあるでしょうから、その場合は先生や勉強が得意な友達に相談するのが良いでしょう。
自力では解けそうにない問題で悩んでいても時間が無駄に過ぎていくだけなので、誰かに教えてもらう方が賢明です。
また分からない問題を効果的に学習したいという場合は、スタディサプリを活用するのも有意義だと言えます。
スタディサプリの映像授業は非常にわかりやすいので、問題集の解説や教科書を読むよりも勉強が捗るでしょう。
五教科別いい点を取る方法【国語篇】
ここからは国語でいい点を取る方法を詳しく解説していきます。
提出用のワークは2周する
提出する読解問題のワークはまず1周し、間違えた問題だけ2周目の解き直しを行いましょう。
なお、国語の文章問題を解く際に注意すべきことは、選択肢を勘で選んだり、何となくで答えを書かないということです。
根拠ある解答を考えることによって読解力を磨くことができるので、特に練習段階ではしっかりと解答の根拠を考えましょう。
また答え合わせの際も正誤だけを確認するのではなく、間違えた原因や正答の根拠もきちんと点検し、それらを自分の言葉で説明できるくらいまできちんと理解するべきです。
問題集がない場合は教科書準拠問題を扱う
学校で国語の問題集が配布されず、文章問題の対策が十分にできないという場合は、教科書準拠の問題集を活用するのがおすすめです。
また問題集はあるが、演習量が不足しているように感じられるという場合も、教科書準拠問題に取り組むのが良いでしょう。
文章問題が苦手な人は授業を聞く
文章問題が苦手でも、定期テストなら高得点を狙うことができます。なぜなら、定期テストでは基本的に授業内容に関することしか出題されないからです。
よって文章問題が得意でないという方は、授業で先生が話す内容を暗記するように努めるのが良いでしょう。
漢字・文法のワークは暗記する
漢字や文法のワークはテスト範囲の内容を暗記しましょう。ワークと似たような問題が出される可能性が高いので、しっかり覚えて得点源とするべきです。
なお、漢字に関しては「とめ・はね・はらい」で減点される可能性もあるので、細かい部分も含めて正しく書けるように練習しておきましょう。
またテスト本番では字を綺麗に書くことを意識するのが大切です。
漢字や文法の問題で取りこぼすと、文章問題でミスができなくなってしまうので、90点以上を取るのがかなり難しくなります。よって抜かりなく対策をしておきましょう。
教科書は読み込む
教科書の文章は何回か繰り返し読んで多くのが良いでしょう。
定期テストでは授業で扱った教科書の文章に関する問題が出されることが多いので、予め良く読んでおけば、テスト時の読解時間を短縮することができます。
なお、説明文の場合は「しかし」などの接続詞や「それ」などの指示語に注目し、文章の流れをきちんと捉えることを意識しましょう。
また意味を理解するのが難しい場合は、黙読ではなく音読してみるのもおすすめです。
授業のノートの学習方法
授業のノートでは、先生が力を入れて説明していた部分を中心に授業内容を振り返り、要点を暗記しましょう。
なお、この作業を捗らせるためにも、普段からテストを意識して授業を聞き、出題されそうな部分に印をつけるなどを工夫をしておくのがおすすめです。
またノートを見ても覚えるべきポイントが分からない場合は、友達に教えてもらうのが良いでしょう。暗記には暗記用のマーカーなどを使用するのが効果的です。
加えて細かい板書もテストに出題されたり、文章を読解するための大切なポイントであったりすることがあるので、きちんと目を通しておきましょう。
配布されたプリントでポイントの確認
授業で配布されたプリントに関しても、授業のノートと同様、ポイントとなる部分を暗記するのが良いでしょう。
ちなみにプリントの場合は、穴埋め箇所や下線部分、枠で囲まれているポイントなどが要点だと言えます。
なお、暗記用のマーカーを使ってそうした点を覚えたい場合は、プリントをコピーしてから使うのがおすすめです。
一通り覚えた後に復習する際には暗記用のマーカーがない方がわかりやすいこともあるので、原本は取っておきましょう。
便覧は軽く見直す程度で
国語の場合は、便覧からテスト問題が出題される可能性は低いです。「国語便覧の勉強を疎かにしたから450点を逃した」という事態になることはおそらくないでしょう。
そのため、先生が授業中に解説した部分があるならそこは読んでおくべきですが、軽く見直す程度で構いません。
なお、便覧はどこを読んだのか忘れてしまいがちなので、授業中に使用した際は、読んだ箇所に印を付けておくのが良いでしょう。
印を付けておらず、どこを復習すべきか分からない場合は、こちらも友人に聞いてみましょう。
おすすめ教材の紹介【国語篇】
国語の定期テスト対策には『中学国語 出口のシステム読解』を活用するのがおすすめです。
代ゼミや東進の人気講師として活躍した出口先生が中学生向けに執筆した参考書で、国語のテストで成果を出すために必要な読み方や解き方を論理的に説明してくれます。
よって国語の文章問題を何となく解いてしまっているというような方には良いでしょう。
本書で学習すれば、文章問題を解くためのコツを知ることができ、国語のテストで重要な論理的思考力も鍛えることができるので、テストの点数は格段に向上するはずです。
五教科別いい点を取る方法【数学篇】
続いては数学でいい点を取る方法を解説します。
提出用のワークは3周以上練習する
数学は暗記よりも問題演習の方が重要です。知識を覚えるだけでなく、それを使う練習をたくさん行わなければ点数は伸びません。
よって勉強としては提出用のワークを繰り返し解くというのがおすすめです。
具体的には1周目に間違えた問題や分からなかった問題に印を付けておき、印がある問題だけを2周目・3周目に解き直すのが良いでしょう。
また90点以上を取りたいなら、応用問題やチャレンジ問題も解けるようにしなければなりません。
それらを攻略するには基本的な問題の解き方を応用しなければならないので、解き方をきちんと理解することも大切です。よって解法を丸暗記するのではなく、理解した上で覚えることを心がけましょう。
なお、解答・解説を見てもどうしても理解できない問題があるなら、先生や友人に質問して早めに疑問を解決しておくべきです。
解法を丸暗記するのも最終手段としては「あり」ですが、それだと応用力は十分に身につかないので、基本的には理解してから覚えるようにしましょう。
教科書やノートは見直す程度で
数学に関しては教科書やノートの重要性は低いと言えます。国語とは違い、数学には見て読んで覚えるべき性質の知識はあまりないからです。
しかし、教科書に収録されている章末問題や発展問題、授業中に出題された先生のオリジナル問題などは復習しておきましょう。
また教科書ではなくプリントを多用して授業をする先生の場合は、プリントの類似問題が定期テストでも出される可能性が高いので、プリントのおさらいもしておくべきです。
苦手部分は前の範囲を復習する
中学生が数学に苦手意識を持つ場合は、小学生の学習内容や前の学年までに習った内容がしっかり理解できていない可能性が高いです。
例えば、中2で習う関数でつまずく人は、中1で学習した比例・反比例の範囲をマスターできていないと考えられます。
そのため、苦手な単元がある場合は、過去に習ったことまで遡って原因を究明し、よく復習することで解決を図るのが良いでしょう。
なお、基礎の単元がわかっていない限りは発展の単元は全体に理解できないので、たとえ中3であっても、必要あらば小学生の内容にまで遡るべきです。
おすすめ教材の紹介【数学篇】
市販のテキストなら『わかるをつくる 中学数学問題集』を使うのがおすすめです。
中学校3年間を通して活用することができるレベルの高い問題集で、基礎から発展までを段階的に学んでいくことができます。
また新学習指導要領にも対応しており、思考力問題や新傾向問題も豊富に収録されているので魅力的です。
よって学校の問題集でカバーできない問題に関しては、このテキストを活用して学ぶのが良いでしょう。
なお、この問題集には高校入試の過去問も掲載されているため、定期テスト対策だけでなく、その後の高校受験対策にも活用できます。
五教科別いい点を取る方法【英語篇】
以下では英語で高得点を取る方法について解説します。
前回のテストの分析
英語は、先生によって出題パターンの個性が出る教科だと言えるので、まずは出題傾向の分析から始めるのが良いでしょう。
前のテスト問題を確認し、文章問題や並べ替え問題、語句問題など、どのような出題パターンがよく用いられているかを調べてみてください。
先生が同じなら出題パターンがガラリと変わるということは考えにくいので、出題傾向を知っておくと効率的な対策をすることができます。
なお、提出用のワークに先生が多用する出題パターンが十分に収録されていない場合は、市販の教材を活用するのも有意義です。
提出用のワークは全問正解を目指す
提出用のワークは3周以上解き、自力で全問に正解できる状態にしておきましょう。それで配点の高い文法問題の対策は万全だと言えるので、本番では高得点が期待できます。
しかし、英語が得意な人にとっては提出用のワークは簡単であり、解きごたえがないはずです。その場合は市販の問題集を活用するのが良いでしょう。
なお、提出用のワークには単元と単元の間に「道の尋ね方」などのコラムが掲載されている場合がありますが、そちらもテストに出題される可能性があるので、よく見ておいてください。
教科書は文章の暗記が必要
英語では教科書の文章を暗記してテストに臨むのが得策です。特に前回までのテストで、教科書の長文がそのまま出てきたという場合は、暗記しておいた方が良いでしょう。
ちなみにテストでは和訳問題や並べ替え問題が出題されるはずです。そのため、教科書に出てくる単語や熟語の意味もしっかり覚えて、日本語に直せるようにしておきましょう。
並び替えに関しては本文を暗記しておけば対応できるはずです。
また授業中に文法事項の説明を受けた箇所に関しては特に出題される可能性が高いです。その部分は特にしっかり見ておきましょう。
さらに長文問題に限らず、英語のテストでは時制に注意する必要があります。時制のミスで減点されるケースは多いので注意するべきです。
授業のノートは重要度は低い
数学同様、英語においても授業のノートの重要性は低いです。
ざっと内容をおさらいし、先生のオリジナル問題などがあれば、それも確認しておくのが良いでしょう。
また授業で使用したプリントがある場合は、その内容も一通りチェックしておくべきです。
苦手が見つかったら復習
こちらも数学と同じく、英語でもわからなかったら過去に遡って復習するべきです。
例えば、現在形が理解できていなければ、過去形や未来形を理解することはできません。またテストでは、それまでに習った全ての文法や単語の知識をフル活用する必要があります。
よって基礎的な部分でわからないところがあれば、必要に応じて前の学年まで戻って復習するということも大切です。
またどうしてもわからない問題がある場合は、こちらも先生や友人に教えてもらう方が効率的だと言えます。
90点を取るためには英語力が必要
90点以上を取るには、小手先のテスト対策だけでなく、英語力自体を磨かなければなりません。
例えばリスニング問題が出題される場合は、色々な音声を聞いて英語に耳を慣らし、苦手意識を払拭する必要があります。
また文法力に関しては、教科書の本文を和訳し、その和訳を自力で英訳してみるという練習をすると良いでしょう。
英訳なら時制や冠詞などの細かな部分にも注目して正確に本文を再現する必要があるので、文法の力を鍛える良いトレーニングになります。
おすすめ教材の紹介【英語篇】
中学生のテスト対策におすすめの英語教材は2冊あります。一つは『中学英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。』です。
本書では、中学3年間の学習内容を1冊でおさらいすることができます。練習問題が豊富に収録されており、無料の解説授業も視聴できるので、苦手な部分の復習をするのに良いでしょう。
また『ハイパー英語教室中学英語長文 1(超基礎からはじめる編) 』もおすすめです。特に教科書の本文以外の長文が出題された時にうまく対処できないという方に向いています。
簡単な公立高校入試の過去問で、短い文章から練習していけるので、長文に対する苦手意識を払拭し、読解力をつけることができるでしょう。
五教科別いい点を取る方法【理科篇】
続いては理科の対策法を紹介します。
提出用のワークは必要によっては5周
理科と社会に関しては、提出用のワークを徹底的にやり込むことが高得点を取る秘訣です。
3〜5周程度解いて、用語に関しては全て暗記しましょう。記述問題に関しては答えをしっかり理解し、必要に応じて内容を覚えてください。
また計算問題に関しては、わからない問題や間違えた問題を中心に、計算方法の再確認を行うべきです。
数学同様、解法を丸暗記しただけでは応用力が身に付かないので、計算の仕方をきちんと理解した上で解き方を覚えましょう。
教科書はイラストと実験をチェック
教科書は本文の太字部分を暗記し、イラストや表、図などもチェックして内容を覚えましょう。
また授業で実験をした場合は、実験手順や使用した器具、実験結果、考察などを振り返り、それらを暗記する必要があります。
中学生の理科は暗記科目と言って良いので、教科書をしっかり読み込むことが大切です。なお、一度目を通すだけでは覚えられないので、何度も読み返すのが良いでしょう。
内容がなかなか頭に入ってこないという場合は、音読してみるのもおすすめです。
授業のノートは確認のみ
授業のノートもざっとおさらいし、提出用のワークや教科書に書かれていないポイントがあれば、きちんと覚えておきましょう。
また日頃から先生の発言に意識して重要なポイントはメモするように心がけ、テスト勉強の際にそれを振り返るのがおすすめです。
資料集は暗記するのに役立つ
資料集に関しては、授業中に解説された部分があれば、そこは覚えておきましょう。
また資料集はカラーなので、ビジュアルとして覚えやすく、教科書で暗記学習をする際の補助教材として活用するのもおすすめです。
特に実験の部分に関しては、資料集の方が写真や図、イラストなどが豊富なので、教科書よりもわかりやすいでしょう。
プリントは暗記すべき
プリントを多用して授業を行う先生の場合は、ワークと同様にプリントの内容も暗記しておくべきです。
特に実験の際にオリジナルのプリントを使って手順などを習った場合は、その内容をきちんと確認しておくのが良いでしょう。
教科書とプリントでは実験内容や流れが微妙に異なる場合もあるので注意すべきです。その場合はプリントの方を優先し、内容をくまなくチェックしておきましょう。
なお、プリントの暗記をする場合も、適宜資料集を活用して視覚的なイメージをプラスするのがおすすめです。
おすすめ教材の紹介【理科篇】
中学生が理科の参考書を購入するのであれば、計算問題を扱ったものを買うのがおすすめです。例えば、『高校入試「解き方」が身につく問題集 理科』などが良いでしょう。
本書では、暗記だけでは対処できない問題の解き方や考え方などを学ぶことができます。
ひたすら演習をこなして覚えていくよりも、先に解き方のコツを知っておいた方が効率的な場合もあるので、計算問題に関してはこちらを一読してから対策を始めるのもおすすめです。
高校入試に頻出の問題が応用問題を含めて収録されているので、本書を1冊マスターすれば、90点以上を取るのも現実的になるでしょう。
五教科別いい点を取る方法【社会篇】
今度は社会でいい点を取る方法について解説します。
先生がこんな場合は要注意
社会に関しては、2種類の注意すべき先生のタイプというのがあります。
一つ目は「歴史オタク」のタイプです。歴史が大好きな先生は、自分の知識の豊富さをアピールしたいがために、教科書にはない範囲の問題を出題してくることがあります。
そのため、集中して授業を聞き、マニアックな内容に関しても聞き漏らさないようにすることを心がけなければいけません。
もう一つのタイプは、積極的にビデオを見せてくるタイプの先生です。ビデオはメモを取るのが難しいので、テスト対策も難しくなると言えます。
よってビデオを見る時はできるだけ詳細なメモを取るように意識するのが良いでしょう。授業終わりの休み時間やその日の夜に、ビデオの内容をまとめ直してみるというのもおすすめです。
提出用のワークはくり返し行う
理科同様、社会に関しても提出用のワークを徹底してやり込んでください。用語をきちんと暗記し、記述に関しても解答の内容を理解した上で覚えましょう。
なお、社会の場合は理科よりも暗記科目という側面が一層強いので、用語の暗記は特に入念に行わなければなりません。
全ての用語を完璧に覚えられるようになるまで、何度も何度もワークを繰り返し解きましょう。
また歴史用語を中心に、漢字を覚えなければならない用語もあるので、適宜書く練習もしておくのがおすすめです。
教科書は一部分をまとめる
理科は教科書内容を暗記しましたが、社会の場合は、教科書ではなく授業のノートやプリントを使って暗記する方が効率的です。
そのため、教科書に関しては図やグラフを中心に確認するのが良いでしょう。必要に応じてその部分をルーズリーフなどにまとめるというのもおすすめです。
自分でまとめることによって知識を整理することができますし、まとめたものをテスト直前に見直すこともできるので役に立ちます。
なお、100点を目指すなら教科書も暗記するのが理想的です。教科書の本文で一度しか登場しないような内容が問われる可能性もあるので、細部に至るまで徹底的に読み込みましょう。
授業のノート・プリントは重要度が高い
社会の場合は授業のノートとプリントの重要度が特に高いです。
先生が授業中に強調して説明していたポイントや違う色で板書されているものを中心に、暗記用のマーカーなども使いながら覚えていきましょう。
また歴史に関しては時代の流れを押さえることが重要です。そのため、授業内容を何も見ずに説明する練習をすると良いでしょう。
時代の流れに沿って用語同士の関連性などをきちんと理解できるようになれば、100点も狙えるはずです。
なお、その練習は他人に説明するように声に出して行うことをおすすめします。人に説明しようとすると論理的に言葉をまとめようと意識できますし、聴覚からも情報が入ってくるので記憶の定着に効果的です。
資料集も忘れずに勉強しておこう
社会で90点以上を狙うなら、資料集もきちんと確認しておくことが必要です。授業で先生が説明していた箇所を中心に覚えていきましょう。
それぞれの図や絵が何を表しているのかをしっかり理解しておくべきです。
なお、資料集を使ったテスト勉強を捗らせるためにも、先生が授業で触れた部分に関しては、授業中に印を付けておくのが良いでしょう。
地図帳は出題されずらい
地理の問題が地図帳から出題されるケースは少ないです。そのため、先生が印を付けておくように言った箇所を確認しておく程度で十分だと言えます。
もちろん100点を狙うのであれば、地図帳を隅々まで確認するというのもある程度有意義ですが、その作業の優先順位は高くありません。
おすすめ教材の紹介【社会篇】
社会の場合は、授業のノートを完璧に暗記すれば90点以上を取ることができます。そのため、市販の教材は特に必要ありません。
しかし、どうしても演習問題が解きたいという方は『くわしい問題集 歴史 中学1〜3年』などを活用するのが良いでしょう。
各単元の要点が解説された後に、基礎問題と応用問題に取り組むことができるので、効率よく各単元を学習することができます。
また定期テストの予想問題も収録されているので、力試しをするのにも有用です。
なお、同シリーズの地理版も出版されているので、そちらを合わせて活用するというのもおすすめできます。
苦手な方は好きなコンテンツで勉強する
社会に苦手意識があると学習は捗らないので、まずはその意識を払拭することから始めるのが良いでしょう。
おすすめの方法はドラマや小説、漫画などに触れることです。時代劇や大河ドラマ、歴史物の小説・漫画などを楽しめば、社会に対する抵抗感も次第に薄れてくるでしょう。
よってまずは自分が気楽に取り組めるコンテンツを使って学習を始めてみてください。
五教科別いい点を取る方法【副教科編】
以下では副教科の定期テストでいい点を取る方法を解説します。
副教科は教科書準拠問題で演習
定期テストで高得点を取るには問題演習が欠かせませんが、副教科では問題集が配布されないことがほとんどです。
そのため、教科書に準拠した市販の教材を購入して対策するのも良いでしょう。
特に教科書内容をメインに出題がなされる場合は、問題演習をしておくのが無難です。
自分で作るのもあり
市販の問題集を買いに行く時間が無かったり、予算的に購入が厳しい場合は、自分で一問一答形式などの問題集を作ってみるのも良いでしょう。
問題を考えること自体がすでに良い勉強だと言えるので、おすすめの勉強法です。なお、この方法は5教科の勉強にも使えます。
通信教育を利用する
副教科の対策を自分で行うことはなかなか難しいと感じる人も多いでしょう。
そこで、進研ゼミでは主要科目のみならず副教科の対策も行うことができます。
またここでいう副教科とは保健・体育、音楽、美術、技術・家庭科の科目のことを指します。
追加費用を支払うことでこれらの科目の対策を行える通信教育は存在しますが、進研ゼミでは通常の料金のみでこれら副教科の対策を行うことができます。
興味のある方は、一度無料の資料請求をしてみてください。
勉強を長く続けるコツ
定期テストで450点以上を取るには、1日に長時間勉強するということも必要になっていきます。以下では長時間勉強を続けるためのコツを紹介するので参考にしてください。
眠気を覚ますために
長時間勉強し続けていると、どうしても疲れてきてしまいます。眠気を催すこともあるでしょう。
そんな時はコーヒーを飲んだり、音楽を聴きながら勉強するのがおすすめです。コーヒーのカフェインが良い眠気覚ましになり、聴覚的な情報を入れることで気分を変えられます。
ただし、音楽が有効なのは数学の計算問題を解く時などであり、用語の暗記にはかえって邪魔になる場合もあるので注意しましょう。暗記学習をする場合はその内容を音読し、自分の声を聴覚的な刺激にするのが効果的です。
仮眠の取り方
特に部活の後に勉強をするというような場合は、疲れていて集中できないというようなことがよくあります。
睡魔と戦いながらうとうと机に座っていても学習効果は上がらないので、一度仮眠を取るのが良いでしょう。
ただし、布団に入って1時間以上眠っていしまうとかえって頭の働きを鈍くしてしまうので、仮眠は机の上に伏せるなどして20分程度にとどめるのがおすすめです。
場合によっては10〜15分程度でも良いので、目をつむって少し休むようにするとスッキリした心持ちで勉強を始められます。
勉強場所を変える
家にはゲームや漫画、テレビなどの誘惑がたくさんあるはずなので、それらに集中力を削がれてしまうということもあるでしょう。
そんな時は図書館やカフェ、塾の自習室などに勉強場所を移してみるのがおすすめです。
場所を変えれば気分転換にもなりますし、それらの場所には自室ほど誘惑も多くないので、集中して勉強することができるでしょう。
ただし、その場合は新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどの対策を十分にした上で出かけてください。
友人とラインをする
時には友人とラインをして気分転換を図るというのもおすすめです。
ただし、夢中になってしまうような話題は避けて雑談するのが良いでしょう。
また長時間スマホを触り続けるのは勉強の障りになりますし、目も疲れてしまうので、一度送信したら15分間はスマホを触らないなどの工夫をすべきです。
夜間の勉強なら、お互いに起きているかを定期的に確認し合うというのも有意義だと言えます。
友達の頑張りを意識しながら勉強すれば、いつもなら誘惑や睡魔に負けてしまうところをもう一踏ん張りすることもできるはずです。
450点に到達できない理由
定期テストで400点なら普通に取ることができるが、450点にはなかなか届かないという方もいるはずです。それにはどのような原因があるのでしょうか。
自分に合った勉強法が分からない
自分に合った勉強法を把握していない中学生はかなり多いはずです。勉強法が定まっていなければ、効率的に勉強することはできないので、まずは以下のような事柄を考えてみるのが良いでしょう。
- 定期テストの勉強は何週間前から始めるか
- どのような順番で勉強するか
- 各科目でどんな勉強をするか
筆者も中学生の頃は、ノートまとめに時間を浪費し、暗記学習を疎かにしていた記憶がありますが、そのような非効率さに気づければ、成績を伸ばすことができます。
ケアレスミスで点数が下がる
ケアレスミスで90点を逃してしまう経験をしたという方は多いでしょう。中には、ちゃんと見直しをしているのにケアレスミスがなくならないという方もいるはずです。
そのような場合は、問題を解いた後の解き直しをしっかり行うようにしましょう。
簡単な問題ほど気を抜いてケアレスミスをしがちですが、簡単な問題はざっとしか見直さないはずなので、ミスを見落としがちです。そのため、見直すだけでなく、もう一度解き直してみてください。
解けない問題がある
提出用の問題集を完璧に解けるようにしてテストに臨んでも、本番では見たことがないような問題が出されて結局解けないという方もいるはずです。
そのような場合は、学校以外のテキストでも学習を行うのが良いでしょう。塾の問題集や市販のワークなどで自主的に問題演習を行えば、幅広い出題形式に触れることができるので応用力が上がるはずです。
なお、どんな教材を選んで良いかわからない場合は、先ほど紹介した市販の教材を使ってみてください。
定期テスト450点をとった際のメリット
最後に定期テストで450点を取るメリットについて解説します。
中学生の場合は良い内申点がとれる
定期テストで450点を取る生徒はあまりいないので、高い内申点が付けられることが期待できます。
内申点は公立・私立を問わず、高校入試に大きく影響するので、高校受験を成功させたいと思うなら、まずは定期テストの点数を高めることから着手するのがおすすめです。
なお、5教科に比べて副教科の勉強は気を抜きがちですが、内申点を意識するなら、副教科の対策もきちんと行いましょう。
一般的に実技教科のテストは期末テストにしか実施されないので、一回一回の重要性が高いからです。
学力UPしたことが分かる
定期テストでは基礎的な内容の理解度が試されるため、定期テスト対策は良い基礎の反復学習になります。
高校受験でも、特に公立高校の入試では基礎問題が中心に出題されるので、定期テストの勉強で培ったことは高校受験にも活かすことが可能です。
また応用問題を解くには基礎が盤石であることが必要なので、定期テストで450点を取れる実力があれば、応用学習にもスムーズに移行できるでしょう。
よって私立や国立の高校入試にも良い影響があるはずです。
定期テストで450点を取る方法まとめ
定期テストで450点を取る方法まとめ
- できるようになるまで解き直しをすべき
- 苦手の克服を最優先
- 定期テスト450点は高校受験にも好影響がある
中学生が定期テストで450点以上を取るために必要なことを色々と紹介しました。
定期テスト対策は学校の教材と市販の教材を4:1くらいの割合で使用して行うのがおすすめです。
また全教科100点を取ることを目標に勉強し、本番に臨むのが良いでしょう。よって苦手な箇所を優先的に対策すべきです。
なお、定期テストで450点以上を取れれば、高い内申点が期待できますし、定期テスト対策がそのまま高校受験対策にもつながるので、定期テストと高校入試は密接に連関しています。
よって高校受験を成功させるためにも、以上の内容を参考に勉強し、是非とも450点以上を狙ってみてください。