【大学受験】おすすめの予備校11社を徹底比較!選び方・比較ポイントも紹介

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「自分に合った予備校が分からない…」

「志望校に合った予備校や勉強スタイルが知りたい!」

受験も近づき予備校選びに悩む受験生は多いのではないでしょうか。

近年、オンライン学習がすすみ、大学受験勉強が多様化しています。

多くの予備校情報がSNSやネット記事で氾濫し、自分の目当ての情報が見つからないのが現状だと思います。

特に独学が難しいとされている大学受験は信頼できる情報を集め最適な予備校を選択できることが志望校合格の一因になります。

そこで今回は、現役東大生が数多く在籍する運営陣が予備校選びで重要となる以下の5つのポイントを元に紹介していきます!

  • 合格実績
  • 講師・教材の質
  • サポート充実度
  • 学習環境
  • 受講生の平均学力

この記事を読めば志望校にぴったりの予備校を見つけられるはずです。一緒に志望校合格を掴みましょう!

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予備校の選び方・比較ポイント【現役生版】

現役生の予備校の選び方

現役生が予備校選びで確認すべきポイントは5つです。

運営陣が実際に予備校に通塾していた学生に調査し、また受講者の口コミも参考にしながら現役生の予備校選びの際に重要となる5つの要素について紹介いたします。

予備校の選び方をこの記事で学んでいきましょう。

自宅・学校から通いやすい

現役生は高校生活との両立になるため、「通塾しやすい」ことが予備校選びで重要です。

家から何時間もかかったり、電車を何度も乗り換えるような立地の予備校はおすすめできません。

通学ではなるべく肉体的・精神的負担を減らしましょう

女性ならば、繁華街から離れた駅チカの予備校など周囲の治安が良い予備校を選べるとGOODです。

予備校の選び方として、候補の予備校に昼・夜訪れて周囲の治安を確認することをお勧めします。

休日や夜間も開講している

効率的に勉強することが重要な現役高校生は学校帰りや部活帰りの時間の時間をいかに有効活用できるかが合格のカギとなります。

また、夜間や休日も勉強に充てる必要があります。

休日も自習室を開講していたり、夜21時前後に受講を開始できるような長時間空いている校舎を選ぶのがおすすめです。

適切な学習カリキュラムを立ててくれる

勉強の蓄積が浪人生よりも圧倒的に少ない高校生には、プロが作成した学習カリキュラムでの勉強が最適です。

特に高校生の独学は独りよがりになり、苦手科目を最後まで克服できなかったりと失敗しやすいという声を多数聞くことができました。

例えば早慶対策には学科ごとの独自の対策が必要です。

予備校の選び方として 「学力と志望校に合ったカリキュラムを組んでくれる校舎を選ぶ」ことをおすすめします。

相談しやすい環境

高校生の短い受験期間では、悩みや相談をすぐにできる先輩や機関を頼れるか否かが合格のカギになります。

例えば理系の生徒が、文系のチューターしかいない校舎への通塾を決めると一気に受験が不利になります。物理や数学は、疑問に対して質のいい回答がどれだけ得られるかで理解度が変わるからです。

また、進路の軌道修正やカリキュラムの変更もすぐにできるような、相談しやすいスタッフが常勤しているのも予備校選びでは重要な要素になります。

自習環境が整っている

現役生は時間がないため、集中できる自習環境が整っている環境が必須です。

公民館や自宅もよいですが、やはり勉強に特化した環境では集中力が大きく向上します。

また自習環境以外にも、情報が得やすい環境がおすすめです。具体的に言うと赤本や最新の受験情報を手に入れやすい校舎や塾がおすすめです。

予備校の選び方・比較ポイント【高卒生(浪人生)版】

高卒生むけ予備校の選び方

高卒生(浪人生)の予備校選びのポイントは5つあります。

また、今回は、AbemaTV「ドラゴン堀江」で堀江貴文氏とともに東大受験に挑戦をしたTAWASHI様にそもそもの予備校利用のメリットについてもお伺いしてみました。

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TAWASHI

僕は東大専門塾に勉強のサポートをしていただいているのですが、学習指導のみならず知らないと他の受験生と差がつく情報を沢山教えて頂きました。

志望校のレベルに対して圧倒的な学力があれば別ですが、そうでなければ受験は情報戦の側面が大きいと思います。

特に都会の有名進学校や有名塾には、何年にも渡る受験データと分析結果が蓄積されています。

それを知っているのといないのとでは有利不利に大きく差が出ることは必須です。

受験は情報戦であるという貴重なコメントをいただきました。

それでは、実際に予備校で浪人した筆者を含め、浪人した現役東大生などの複数の口コミも参考にしながら浪人生の予備校選びの際に重要な5つの要素を紹介いたします。

学校では教えてくれない予備校の選び方をこの記事を使って学んでいきましょう。

志望校にあった合格実績

浪人生は自分の志望校に一致した合格実績があるかを予備校選びで大事にしましょう。

予備校ごとに強みや弱みがあります。私立文系に強いのか、理系医系に強いのか、現役生・浪人生に強いのか細かく強みは分かれていきます。

指導スタイル

予備校は「集団指導」「個別指導」「自習型指導」など様々な指導スタイルに分かれています。

特に浪人生は現役時代の苦手科目を克服することが合格のカギとなります。

予備校・塾の選び方として、塾の形態や指導スタイルも大切にしましょう。

予備校内外の環境

予備校の実績や強みも大事な要素ですが、「学習環境」も確認しましょう。自習や授業はどのような教室で受けるのかも入学前に確認できればベストです。

予備校は他校との差別化のために、様々な自習スペースを提供している場合も少なくありません。自分自身の集中力が一番上がる環境を選べるのが良いでしょう。

例えば、個別ブース型か開放型自習室かでもモチベーションは変わります。人気は個別ブース型の自習室ですが、筆者は閉鎖空間が苦手だったため、開放型自習室の方が集中力を維持することができました。

なるべく多くの自習スペースを提供している予備校を選べると入学後の学習に安心できます。

また、予備校周囲の環境や治安も大事です。駅ビルやパチンコ、特にゲームセンターのような勉強の妨げになる誘惑には気を付けましょう。

勉強面以外のサポート体制

HPを見る限り、質問制度が整っている予備校は多いです。しかし「本当に質問しやすい環境か」どうかは予備校ごとに、さらに校舎ごとに異なります。

気軽に質問できるか、いつ質問タイムが設けられているのか、質問する先生はどんな先生か、入学前にぜひ確認してください。

クラス担任の先生との相性や生活面・メンタル面のサポート充実度も決め手の一つになることが多いです。 例えば駿台では朝のHR制度を設けることで、乱れがちな浪人生の生活リズムの定着を試みています。

部活や学校と同様に「何をするか(勉強するか)」に加えて「誰とどのような環境でするか(勉強するか)」もモチベーション維持には大変重要な要素になります。

ぜひ、自分の目と体感で本当にマッチしているのか確かめてください。

事前に下調べする

ここまでの総括になりますが、事前に予備校の実績や強みなどの情報を集めたうえで、実際の校舎の雰囲気を確かめに行くと入校後の大きなミスマッチが減ります。

予備校の選び方として「実際に行ってから考える」は大いに有用です。

同じ予備校に通う浪人生や先生の雰囲気も予備校によって大きく異なります。評判に加え、自分の目で確かめて「ここなら勉強できる!」と確信を持ってから決定できるとベストです。

体験授業のほか説明会を開催する予備校も多くあります。資料請求やHPで確認してみてください。

予備校のおすすめ11選!

ここからは上記の予備校の選び方をもとにおすすめの予備校を11選紹介していきます。

それぞれの予備校がどのように学習を提供しているのか基本情報の観点から説明していきます。

受験生の予備校選びの参考にしてください。

駿台予備校

駿台予備校
項目 駿台
特徴 浪人生が多い
合格実績 医学部・理系合格者が多い
校舎数 34校
費用 約90~120万
授業時間 50分
授業形態 対面授業+希望者は映像授業
講師や教材 本質をとらえる授業
サポート TA制度(担当講師からの無料の個別指導)
クラスメイト 生徒の学力が高い
悪い点 授業料がやや高い

東大合格者全国一位の名門予備校である駿台予備校です。

河合塾と代々木ゼミナールと並び日本の大学受験の「三大予備校」と称されています。浪人生や理系の学生が多く、中堅校以上を狙う学力の高い生徒が集まる傾向にあります。

文系・理系共に質の高いカリキュラムを提供しており、受験界でも大御所とよばれる講師の授業を生で受けられるのが魅力です。

駿台予備校の評価項目

「理系の駿台、文系の河合塾」と言われており、合格実績も申し分ありません。

特に医学部医学科の合格実績が高く、2021年は国公立医学部医学科に1905名の合格者を輩出しています。

また、駿台予備学校は東大合格者数No.1を誇る名門予備校でもあります。私立・国公立の難関校対策の講座・カリキュラムが非常に充実しています。

駿台は特に理系科目の口コミ・評判が良いです。なかでも数学や物理の講義は本質をとらえた身になる授業であると、理系の大学生からも評判が高いです。

また、英語も「わかる」だけでなく「解ける」まで生徒ができるような授業を展開してくれます。

ただし、駿台は講義内容や教材が他の予備校と比べてもハイレベルな設計となっています。そのため難関大志望の方にはおすすめですが、基礎からゆっくり実力を伸ばしたいとお考えの方は授業についていくのに苦労するかもしれません。

駿台は学習環境が非常に整っていることでも評判が良いです。自習室も個別ブースや開放型教室など複数提供しています。

また、担任制を採用しており、生徒一人一人の学習・生活を徹底的にサポートしてくれます。

疑問解消にはTA制度を導入しており、無料でプロ講師から数十分にわたり指導してもらえます。

駿台は全国の予備校の中でもトップクラスの講師陣が集結しています。受験業界でも神と称される雲幸一郎や霜栄などの講師らの授業が対面で受けられます。

シス単をはじめとした受験でおなじみの参考書を執筆している講師も数多く在籍しており、授業のモチベーション維持には申し分ない環境と言えるでしょう。

また、授業・テキストは一年間で基礎から応用まで網羅できるように設計されています。抜け漏れなく学習でき、合格まで力を着実につけることができます。

駿台は入学テストを実施しており、ある程度基礎学力がついた学生が自然に集まります。

特に理系の学力の高い生徒が多く集まり、レベルの高い生徒同士で切磋琢磨できる最高の学習環境です。

駿台がおすすめの人

超難関大学や医学部志望の高校生・浪人生、中堅校以上に確実に合格したい生徒に非常におすすめできます。

ある程度基礎学力がついている生徒は、駿台の授業を受けることで自分の学力の向上が目に見えて分かり、勉強が楽しいとも感じられると思います。

有名な講師陣やレベルの高い生徒らから刺激を受け、モチベーションを上げたい生徒にもうってつけの環境です。

駿台がおすすめできない人

駿台は授業の予習・復習が必須なので、予復習の習慣がない生徒や勉強の基礎がまだついていない生徒にはおすすめできません

日々の予習復習で手一杯になってしまい、勉強を続けるモチベーションが無くなりかねません。

また、予備校の中では比較的費用が高いため、なるべく費用を抑えて受験勉強を終わらせたい生徒にも不向きと言えるでしょう。

駿台予備校の口コミ・評判(一部抜粋)

こちらで作成何年も大学受験業界に携わってきたカリスマ講師が多かったので、頼もしい存在だった。受験に関する有力な情報を得ることが出来た。

塾ナビ駿台受講者の声

レベルが高い講師の人が多く、偏差値も相当上昇した。指導は凄く熱心だった気がします。

塾ナビ駿台受講者の声

駿台に実際に通っていた方の口コミを見ると、「講師のレベルが高かった。」「熱意のある講師がたくさん揃っていた」など、駿台に在籍する講師への評判の声が多く見られました。

東大合格者全国一位の名門予備校たる所以は、講師のレベルの高さと言っても過言ではないでしょう。

実際、サポート体制を見ても生徒一人一人を大事にしてくれるとの口コミも多く、おすすめできる予備校であると言えます。

駿台予備校についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

東進

東進
項目 東進
特徴 映像授業が人気
合格実績 現役難関合格生が多数
校舎数 1000校以上(東進衛星予備校含)
費用 約80~120万
授業時間 90分
授業形態 映像授業
講師や教材 質の高い映像授業を提供
サポート 過去問講座が人気
クラスメイト 文武両道の生徒が多い
デメリット 校舎のレベル差が大

日本屈指の講師陣の講義を映像授業で受講できる映像予備校の「東進」です。

東進には浪人生用のコースも存在しますが、現役合格に強く、現役の難関大学合格者を多数輩出していることも特徴的です。

\カリスマ講師が多数在籍!/

東進の評価項目

東進は全国に1000校以上の校舎があり、大都市圏にいなくても質の高い講義が受講できます。そのため地方在住の高校生からの信頼が厚いです。

また、映像授業がメインの予備校なので、もともと学習管理ができる生徒・モチベーションが維持できる高校生や、地方の進学校に通う生徒におすすめできる予備校です。

ただし、地方などでは校舎によって学力レベルに差があるといった不安定な面もあります。また、自習室などの評判・口コミについても、駿台ほどの高評価な感想はあまり見られませんでした。

東進は特に現役合格に力を入れており、高校生から絶大な信頼を寄せられています。

人気校から難関校対策まで充実しており、多くの高校生のニーズを十分に満たしています。特に現役東大合格者の3割以上が東進生というのは驚くべき実績でしょう。

東進は講義動画の質が高いと人気です。現代文の林修先生をはじめとしたカリスマ講師の授業を全国どこからでも見られます

映像授業のため対面授業よりも講師の質に差が出づらくミスマッチも少ないようです。また、スタンダードな授業が多く、多くの生徒が理解しやすいよう作成されています。

東進のサポートでは過去問演習の評判が良いです。

過去問演習講座は難関大学の過去問の解説や自分で解いた過去問を採点・添削をしてくれる講座で、東進のなかでも特に人気があります。

2004年から生徒の学習履歴から10万問以上の演習をデータベース化し、AIが生徒ごとに最適な問題を提案してくれます。

東進の受講費用は相場程度と言われていますが、実際に通っていた大学生からは

  • 「夏期講習で多く講座を取らされ高くなった」
  • 「志望校のレベルが高くなるほど授業料も高くなる」
  • 「特に東大志望は受講料が高い」

などの口コミが見受けられました。

校舎スタッフの言う通りにコースを受講をすると予定よりも高くなりがちです。ご家庭で相談しつつカリキュラムを組むことをおすすめします。

東進がおすすめの人

東進の受講がおすすめの人は「文武両道を目指す高校生」です。部活と受験勉強を両立させるのに東進はうってつけでしょう。

また、地方在住で近くに大手予備校がない方にもおすすめできます。地方にいながら難関校対策ができるのは東進の魅力です。

集団授業ではなく映像授業が好みであったり、一人でコツコツ勉強できる生徒もおすすめできます。

東進がおすすめでない人

リアルタイムの双方向の授業を受けたい生徒にはおすすめできません。映像授業は向き不向きがあるため、自分にあった学習スタイルを選びましょう。

自分の進捗状況や悩みや質問を逐一相談したい受験生や、勉強計画やスケジュール管理に苦手意識を持っている受験生は東進よりも個別指導塾がおすすめです。

東進の口コミ・評判(一部抜粋)

ベテラン講師、名物講師の講義はわかりやすく、身に付くと感じる。目に見えて成果が感じられる。年齢の近い先生からのサポートもあり指導態勢が充実している。

塾ナビ東進受講者の声

自分でカリキュラム、時間割をカスタマイズできるので部活動や他の習い事との両立を計画しやすい。教材もわかりやすい。

塾ナビ東進受講者の声

料金は残念ながらとても高いです。生の講師の講義ではないので、もう少し安くならないかと思います。

塾ナビ東進受講者の声

東進の実際の口コミでも駿台同様、講師のレベルは高く質も良いことがわかりました。

その上で、東進は他の予備校では珍しい映像授業メインの予備校であり、実際の利用者からも「自分でカリキュラムを自由に設定できる」「部活動や習い事の両立もしやすい」と、講義の柔軟性に魅力を感じている口コミが見られます。

一方、料金が少し高いと感じている方も一定数いらっしゃるようです。

\カリスマ講師が多数在籍!/

東進についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

河合塾

河合塾
項目 河合塾
特徴 文系の生徒が多い
合格実績 私立文系合格者が多数
校舎数 31校
費用 約約80~110万円
授業時間 90分
授業形態 対面授業
講師や教材 スタンダードで分かりやすい授業とテキスト
サポート フェローシステム(学習アドバイザーによる1回20分の質問制度)
クラスメイト 生徒の学力の幅が広い
デメリット 校舎での治安の差が大きい

創設から80年以上経つ老舗の予備校「河合塾」です。

日本の三大予備校の一つでありながら、幅広い学力層の生徒を受けいれている門戸の広い予備校です。

河合塾は「全統模試」やオリジナルテキストを作成しており、入試の過去問を徹底的に研究して作られた質の良いテキストが魅力です。

実際、河合塾講師が作成する分かりやすいテキストは、他の予備校の生徒からも人気があります。

河合塾の評価項目

河合塾は「駿台」「代ゼミ」と並び日本の大学受験での三大予備校呼ばれる老舗の予備校です。

「文系の河合塾」と言われるだけあり、私立文系の合格者が多いのが特徴です。

河合塾は特に早慶の合格者が多く、例えば早稲田大学の2020年度合格者は5919名で、駿台の4028名と比べると違いが顕著です。

河合塾は生徒が疑問解消しやすくなる「フェロー制度」を導入しています。

医学部生などの現役大学生・大学院生によるフェロー(学習指導員)が常駐しており、受講講座の科目にかかわらず数学・理科・英語・国語などの教科の学習指導が受けられるので、塾生からの評判も大変良いです。

高い合格実績を誇る名門予備校でありながら、中堅前後の志望校の生徒や基礎固めができていない生徒にもおすすめです。生徒の層が厚く、生徒の門戸が広いためです。

現状の学力に不安のある高校生・浪人生にぴったりの予備校と言えるでしょう。

ただし生徒の学力レベルの幅が広く、多くの生徒が集まる分、治安が悪い校舎もあることが少し懸念点として挙げられます。

河合塾は幅広い学力層の生徒に対応するような、スタンダードで分かりやすい授業を展開しています。

特に河合塾のテキストはわかりやすいと好評で、他に市販の教材を買う必要がないほど良いと実際受講していた大学生からも声が上がっています。

スタンダードな授業を展開するため、講師と生徒間のミスマッチも少ないのも安心できます。

河合塾は「机の河合塾」とも呼ばれています。教室の設備や自習室の環境が整っているためです.

実際、河合塾の自習室は受講生からの評判も申し分ないです。そのため、綺麗な環境で集中して勉強したい生徒におすすめできます。

自習に力を入れたいと考えている生徒は、実際に河合塾を一度訪れてみるとその評判のよさを体感できるでしょう。

河合塾がおすすめの人

河合塾は文系で早慶レベルを目指す生徒に特におすすめです。

学力に不安があるが、分かりやすいリアルタイム講義を受けたい生徒にも適しているでしょう。

また、河合塾は綺麗で集中できる自習環境が好評です。きれいな自習環境で勉強したいと考えている生徒にもうってつけです。

河合塾がおすすめでない人

河合塾は比較的自由度の高い予備校であり、誘惑に弱い人はあまり向いていないという可能性がございます。

実際、河合塾は予備校でありながら簡単に授業が切れたり、座席が自由席であり、大学の講義のように自由度の高い予備校です。

生徒自身の強い継続力と合格への意志が試されます。

また、大人数に囲まれての勉強が苦手な方にも不向きです。河合塾は1つの校舎やコースあたりの人数が大きいため、少人数の環境で学習したい方には向いていないとも言えるでしょう。

河合塾の口コミ・評判(一部抜粋)

教室は明るく、清潔で、自習室など設備が整っている。生徒も比較的、意識が高い者が多く、施設面でも、競争意識という面でも環境は良い。

塾ナビ河合塾受講者の声

教材は、レベルや志望校に合わせたものなので、いいと思います。基本的には2パターンなので、前期は上の教材でしたが、ついていけず後期に下に下げました。

塾ナビ河合塾受講者の声

河合塾に実際に通っている方の口コミを見ると、「自習室がとても綺麗」「自主室が整備されていて集中しやすい」と自習室に対しての評判が多く見られました。

さらに教材も自分のレベルや志望校に合わせたものが利用できるという口コミもあり、幅広い受験生におすすめできる予備校である事がわかります。

自習室が清潔で集中しやすい環境である事は、受験生にとって非常に勉強へのモチベが高まる要因でもあります。

代々木ゼミナール

駿台予備校
項目 代々木ゼミナール
特徴 有名な講師が集まる
合格実績 中堅~難関校が多め
校舎数 7校
費用 約80~120万円
授業時間 90分
授業形態 対面授業+希望者は映像授業
講師や教材 カリキュラムが充実
サポート スカラシップ制度や質問制度が充実
クラスメイト 人数が少なく質問しやすい
デメリット 経営縮小による校舎数減少

「駿台・河合塾」と並んで日本の三大予備校の一つと呼ばれている「代々木ゼミナール」です。

60年以上続く大手予備校であり、講師・講座の質が高いと安定した人気のある予備校です。

帰国子女コースなど多様な生徒を受け入れていますが、2015年前後からの経営縮小によって模試が廃止され直営の校舎が7校まで減ってしまいました。

代々木ゼミナールの評価項目

60年以上続く老舗の予備校であり、講師・講座の質が高いと安定した人気のある予備校です。

親世代からの信頼も厚く、また中堅~難関校の合格実績が多いことでも人気です。

ただ、駿台などの合格実績に比べると少し劣ります。

2015年前後から経営縮小をしており、直営校が7校まで減少したうえセンターリサーチも廃止されました。現状では都市圏の生徒のみが利用できます。

しかし「代ゼミサテライン予備校」は全国に500校以上あります。対面授業ではありませんが、質の高い映像授業は各地で受けることができます。

「講師の代ゼミ」と呼ばれるように、講師の質が高いと評判です。

特に文系3科目(英語・国語・地歴)の人気講師が多いのが特徴です。

浪人生の受講も多いようです。

代ゼミは講座数も年間2,000以上と非常に豊富であることから、自分のレベルに最適な講座を選択できるのも大きな魅力です。

例えば慶應志望ならば「オリジナルカリキュラム/私立理系」や「早慶文系」など、早慶合格のための講座が全て詰まったコースを受講することができます。

自分で好きなように時間割を組めるカリキュラムが提供されているのも他の予備校にはない特徴です。

代ゼミは他の大手予備校と比べ生徒数が多くありません。

講師と生徒の距離も近く、また自習室も広々と利用できるとの口コミがいくつもありました。

代々木ゼミナールがおすすめの人

質の高い文系三科目の講義を受けたい浪人生におすすめです。多様なコースを提供しており、自分にぴったりのカリキュラムを選んで勉強したい生徒にも人気です。

都市圏在住で代ゼミの校舎が近い生徒は、ぜひ校舎を訪れ雰囲気を確かめてみてください。

代々木ゼミナールがおすすめでない人

他の予備校に比べて従業員数が少ないことから、最新の受験情報量が他社よりも少ない可能性があります。

最新の動向を知りつつ勉強したい方には他の選選択肢も検討すると良いでしょう。

また、代ゼミの講義は講師の裁量権が大きく授業の質に差があります。

スタンダードで分かりやすい授業を求めている方には満足いく受験生活を送れない可能性があります。

代々木ゼミナールの口コミ・評判(一部抜粋)

全国区の講師が多く、今年度だけかもしれないか少人数で受けられている。講師に聞きやすい状況である。

塾ナビ代々木ゼミナール受講者の声

自習室の席数も多く空き教室も開放するから問題無く自習もできる。

塾ナビ代々木ゼミナール受講者の声

特に目新しいことを教えてもらうわけでは無く、当たり前のことを当たり前に教えてくれたようです。

塾ナビ代々木ゼミナール受講者の声

実際に代々木ゼミナールを受講している方の口コミを見ると、「講義に対しての受講人数が少なめである」「自習室の空きも多く、勉強に集中できる」など、校舎のキャパシティに対して受講生が少なく、余裕を持って過ごす事ができているという事がわかりました。

どうしても講師一人に対する受講生徒の数が多くなってしまうと、サポート体制が疎かになってしまうということが懸念されます。

代々木ゼミナールでは、そのような心配はいらないと言えるでしょう。

武田塾

武田塾
項目 武田塾
特徴 自習室が充実
合格実績 基礎~難関
校舎数 約300校
費用 約85~100万
授業時間 なし
授業形態 自習の指導がメイン
講師や教材 市販の教材を選んでもらえる
サポート 自主学習の徹底サポート
クラスメイト 基礎を身につけたい生徒が多い
デメリット 解答プロセスの指導が不十分なことも

武田塾です。

武田塾は「日本初!授業をしない。」というキャッチコピーのもと、授業をせず自学自習を徹底するという独自の学習方法で運営している予備校です。

逆転合格に強いのをウリにしており、自主学習管理が苦手な生徒や偏差値が40台の生徒におすすめできる予備校です。

武田塾の評価項目

武田塾は授業をせず、ひとりひとりの学力に合った指導を提供していることで、生徒から高い満足度を得ている予備校です。

受験に向け綿密な計画を立て、自習をサポートすることで合格を目指しています。

武田塾は先生と生徒の距離感が近く、なんでも相談しやすいと生徒から人気です。

生徒の学力に合った指導で、とりこぼしが少ないようです。先生の目が届きやすい環境でもあります。

面談・テストが週1回あり、進捗状況を自分も先生も把握しやすいシステムを採用しています。

自習メインの予備校ということで、暗記が多い科目を受験で用いる生徒が多く集まります。私立文系の生徒が多く、早慶やGMARCH志望の生徒が割合として多いのが特徴です。

理系の生徒は満足のいく解答が得られないことも多いようです。

武田塾の指導は参考書の指導がほとんどです。

例えば、英文全体のキーポイントや数学の連続した問題の解説など深い質問はできません。

英文法や単語など暗記学習には武田塾の指導が最適です。

武田塾の口コミでは「授業がないのに入会金が高く、授業料もそれなりにする」とのネガティブな声が多数あります。

ポジティブな口コミとしては「夏期講習などがなく、料金は明確でわかりやすい」などが挙げられます。

自習室は快適なことが多く、学習環境は評判が良いようです。

武田塾がおすすめの人

個別指導で生徒に合った学習方法を提案してもらえ、先生と近い距離で質問を聞きたい受験生にはうってつけの環境です。

学習管理能力や基礎学力、学習習慣を身につけたい浪人生や高校生にもおすすめできます。

武田塾がおすすめでない人

武田塾は超難関校や理系学部を志望する生徒にはあまりおすすめできません

テキストの答えだけでなく、解法やプロセスを分かりやすくプロから教えてもらう必要のある科目を利用する生徒には不向きでしょう。決まった解法がない教科は武田塾ではメインで教えられない可能性が高いためです。

また、個別指導の予備校であるため、緊張感ある環境で仲間と高めあいたい受験生にも不向きと言えるでしょう。

武田塾の口コミ・評判(一部抜粋)

料金は高めですが、きっちり面倒を見てくれる 月謝制なので、コースの変更をしやすい

塾ナビ武田塾受講者の声

料金は高い。その価値を見つけているところ。年間でフラットな(夏期講習などはない)金額は分かりやすい。

塾ナビ武田塾受講者の声

授業がない割には少し高いが、生徒それぞれのペースで進められるし、どの参考書をどう進めれば良いのか分かるのでよい。

塾ナビ武田塾受講者の声

武田塾の実際の受講者の口コミを見ると、「料金が高い」という口コミが多く見られました。

授業をしないという事で料金が少し高めに感じてしまう方も多いのでしょう。

しかし、その分先生と生徒の距離が他の予備校に比べてかなり近く些細な勉強の相談なども気軽に行う事ができるという点で魅力を感じている方もいらっしゃいました。

河合塾マナビス

河合塾マナビス

河合塾マナビスは2006年から河合塾が始めた映像予備校です。校舎や自宅で受けられる映像授業を提供しています。

基本的に高校生限定の予備校で、全国屈指の河合塾の実力派講師による授業と質の高いテキストが自宅や学校近くで利用できると高校生に人気です。

河合塾マナビスがおすすめの人

河合塾マナビスは学習管理が得意で、難関校を目指す地方進学校の生徒におすすめです。

また、難関校対策ができる予備校が近くにない高校生にもおすすめできます。

さらに、河合塾の質の高いテキストを用いて分かりやすい授業を受けたい高校生もぴったりです。

アンチ東進の高校生や東進が合わなかった高校生はぜひ体験授業に参加するとよいでしょう。

河合塾マナビスがおすすめでない人

学習管理やスケジュール管理が苦手な高校生にはおすすめできません

マナビスは東進同様、追加講習や季節講習で割高になってしまう傾向があります。費用を抑えて受験勉強をしたい生徒にもおすすめできません。

EDIT STUDY

EDITSTUDYのロゴ

EDIT STUDYはMARCH以上の合格を目指す高3・既卒が対象の私大文系専門の集団授業塾です。

授業システムは、いつでも質問できる1クラス平均10名の少人数クラスで「対話式授業」を取り入れています。

授業で生徒の集中力を高める施策を行っているのが特徴です。

私立文系に特化しており、合格保証対象MARCH以上合格は80%以上の実績を誇ります

EDIT STUDYがおすすめの人

私立文系でMARCH以上に絶対受かりたい生徒はぜひEDITSTUDYを検討するのをおすすめします。

一度予備校や個別指導塾に通ったが、ミスマッチであった生徒や浪人生にも集団指導塾のEDITSTUDYは選択肢の一つとなるでしょう。

EDIT STUDYがおすすめでない人

まず、私立文系を第一志望に掲げていない生徒には残念ながらお勧めできません。

個別でコツコツ演習問題を解きたい生徒や学習管理やスケジュール管理ができる高校生や浪人生は予備校・映像予備校をおすすめします。

四谷学院

四谷学院のロゴ

四谷学院は、理解力と解答力を重視したダブル教育が大きな特徴の予備校です。

特に浪人生がつまづく苦手分野を解消が得意であると評判です。

四谷学院の2大特徴は「55段階個別指導」と「科目別能力別授業」です。

55段階教育とは、大学受験に必要な知識とテクニックをスモールステップ(55段階)に分け、学びやすい順番で並べているシステムのことです。中一の知識から取りこぼしなく学習するのにうってつけです。

四谷学院がおすすめの人

個別指導と集団指導の両方のよさを取り入れたい生徒におすすめです。

苦手科目が多い高校生や浪人生にも人気です。中一の基礎から着実にステップアップしたい方は候補にいれるべきです。

四谷学院がおすすめでない人

基礎が固まっていて、がつがつ応用問題を解きたい生徒にはおすすめできません。

また、予備校内で模試を受けたい生徒や最新の受験情報をしっかり取り入れたいなど予備校内で受験勉強を完結させたい方にもおすすめできません。

カリスマ講師などの授業を受けたい生徒や合格実績がはっきりしている塾で勉強したい生徒は別の予備校を検討しましょう。

坪田塾

坪田塾のロゴ

坪田塾は、大ベストセラー「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(「ビリギャル」)の著書である坪田先生が塾長を務めている1対1の完全個別指導塾です。

心理学を用いた科学的な指導で、受験だけでなく「人生まで応援する」ことをコンセプトとしてます。

大学卒業後の社会で活躍できるチカラを伸ばしていくのを謳った異色の予備校です。

坪田塾がおすすめの人

自発的に学習しようとする力や苦手な課題を発見して解決していく力など将来役立つ力を身につけたい生徒におすすめできます

自分が落ちこぼれと感じていたり、不登校であった生徒も積極的に受け入れている個別指導塾でもあり、門戸は広いです。

個別指導塾なので、分からないところをその場ですぐに質問したい生徒にもぴったりでしょう。

坪田塾がおすすめでない人

同じ目標を持つ受験生と切磋琢磨できる環境で勉強したい生徒にはおすすめできません。

生徒の主体性を尊重しているため、厳しくスケジュール管理・学習管理してほしい生徒は他の個別指導塾を検討しましょう。

また、坪田塾はまだまだ合格実績に乏しいです。合格実績が高い塾で勉強したい生徒は他の選択肢も検討することをおすすめします。

坪田塾についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

個別教室のトライ

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個別教室のトライは完全マンツーマンの個別指導塾です。講師は専任制で、同じ講師が継続して指導をしてくれます。

生徒の強みや苦手な部分をしっかり把握したうえで授業をしてもらえるのが特徴です。浪人生の受け入れも行っています。

個別教室のトライがおすすめの人

トライがおすすめなのは集団指導塾に苦手意識がある高校生や浪人生です。予備校の難関校対策コースなどについていけなかった生徒も個別指導を検討するのをおすすめします。

先生との信頼関係を大切にしたい生徒やマンツーマン指導で先生と二人三脚で合格まで目指したい生徒にも向いています。今までの勉強のやり方を振り返ってみましょう。

個別教室のトライがおすすめでない人

集団で仲間から刺激を受けたい受験生には不向きです。費用を安く抑え、大学受験を乗り越えたい生徒や浪人生も個別指導は向いていません。

また、大学生講師ではなくプロ講師のみから授業を受けたい高校生や浪人生もトライはおすすめできません。

TOMAS

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TOMASは高い合格実績を誇る1対1の個別指導塾です。

個別指導塾でありながら補習ではなく受験対策をメインにしている珍しい塾であり、国公立や医学部医学科への合格者を毎年200名以上輩出しています。

良い講師が集まる分、費用が高いことでも知られています。

TOMASがおすすめの人

特化したい箇所への集中的なアプローチができるため、苦手科目の克服など勉強したい単元が明確に把握できている受験生にピッタリです。

料金が高くてもどうしても合格したい志望校がある受験生や、個別指導で難関校合格を目指したい高校生や浪人生は予備校に加えてTOMASを利用するのもおすすめします。

TOMASがおすすめでない人

料金が高いため、費用を抑えたい受験生には不向きです。

また大学入試動向に関する情報は大手予備校と比べると不足しがちです。最新情報を仕入れながら受験したい生徒は大手予備校を検討しましょう。

大学受験におすすめの予備校5社比較一覧表

ここまでおすすめの予備校を11社紹介してきました。

一度、整理しておきましょう。

予備校名 特徴 費用 講師・教材 サポート体制 デメリット
駿台 東大合格者NO.1の合格実績 90~120万 有名講師が多数在籍 質問制度や担任制 費用がやや高め
東進 現役合格実績が高い 80~120万 授業動画は最高品質 過去問演習講座 校舎のレベル差大
河合塾 私立文系で多数の合格実績 80~110万 分かりやすいテキストと授業 フェローシステム 治安が悪い校舎も
代々木ゼミナール 昔からの安定した実績と信頼 80~120万 2,000以上から選べる講座 オリジナルカリキュラム 経営縮小で校舎数減
武田塾 授業をしない予備校 85~100万 面倒見の良い講師 徹底した学習管理 理系や国公立生には不向き

以上のように、それぞれの予備校で強み・弱みが存在します。

駿台は、費用面で少し高めであるとのデメリットも存在したりするなど、各予備校には少なからずデメリットは存在します。

志望校合格」という予備校に通う最大の目的を考慮して、自分に合う予備校を選択するようにしましょう。

おすすめ予備校の合格実績比較表

次に各予備校の2020年度の合格実績について、紹介いたします。

予備校名 東大 京大 一橋 東工大 国公立医学部 私立医学部 早稲田 慶応
駿台 1,373名 1,473名 344名 385名 1,905名 2,824名 4,028名 3,019名
東進 816名 461名 193名 174名 920名 671名 3,201名 1,992名
河合塾 1,313名 1,329名 332名 227名 1,493名 2,155名 5,919名 3,235名

※4位代々木ゼミナールと5位武田塾は合格者集計データなし

難関国立大学・早慶など全ての合格実績について駿台が優れていることがわかります。

特に、医学部などの実績も優れているのが駿台の最大の魅力でしょう。

予備校のメリットとデメリットとは?

ここまで、予備校利用に関して魅力的な面ばかり説明してきました。

以下では予備校のメリット・デメリットについて説明します。

「本当に自分が予備校を利用する必要があるのか?」

「予備校を利用することで受験が不利にはならないのか?」

予備校利用の良い側面だけでなく、悪い側面も考慮して入学を検討しましょう。

予備校を利用するメリット

予備校を利用するメリットは3つです。

  • 快適な学習環境の提供

  • 最新の受験情報を入手

  • 受験のプロ・仲間と出会える

それぞれの予備校のメリットをお伝えします。

快適な学習環境の提供

予備校の大きなメリットは、受験勉強を長期間行うための教室や自習室が整っていることです。

一から勉強カリキュラムを考えたり、学習スペースを確保することなく勉強のみに集中できます。受験生にとっては最高の環境と言えるでしょう。

自宅と予備校の利用で勉強と生活のメリハリをつけるのにもうってつけです。勉強は予備校で、リラックスは自宅のように使い分けをする受験生も多いです。

最新の受験情報を入手

予備校は長年蓄積してきた受験のノウハウを持っています。独学や高校にはない魅力です。

予備校では最新の受験動向にも柔軟に対応できます。勉強の軌道修正や新しい単元の学習を素早く取り入れることができます。

受験のプロ・仲間と出会える

予備校ではトップ講師の質の高い授業を受けられます。独学よりもはるかに効率的に学習できるのです。

プロ講師は受験勉強のノウハウを知っており、高校の先生よりも分かりやすく指導してくれることが多いです。

また、プロの添削指導は独学では得られない知見を獲得できます。一度受験を失敗した浪人生や勉強の少ない高校生双方にとって大きなプラスになるでしょう。

予備校では同じ目標を持つ仲間を近くに感じながら勉強に励むことができ、モチベーションを保ちやすいです。学校で仲間と勉強する機会がない人は是非予備校を利用しましょう。

予備校を利用するデメリット

予備校を利用するデメリットは3つです。

  • 金銭的負担

  • 肉体的負担

  • 自分に必要のない勉強を強いられる

メリットだけでなくデメリットも把握し、不足分を補うよう行動できるとベストですね。

金銭的負担が大きい

予備校の授業料の相場は年間100万円です。

個別指導や夏期講習など追加するとさらに高額になります。

小規模の塾であっても、個別指導や季節講習などの追加で大手予備校と同じぐらいの金額になるケースも少なくありません

独学や宅浪、通信教育の方が費用を抑えられます。

大学受験対策で費用を抑えようとすると、スタディサプリなどが想定されます。

肉体的な負担も

自宅の近くに希望の予備校があるケースは少ないです。多くの受験生が30分~1時間以上かけて通学する必要があります。

参考書が大量に入っている受験生のリュックは10キロ近いことも多く、通学だけでも疲労がたまります

筆者の浪人時代のリュックは11.5キロあり、実際に腰を痛めました。

通学だけでも時間や体力を使うことで「疲れて勉強に集中できない」「十分な勉強時間が確保できない」など本末転倒にならないよう気を付けましょう。

大手予備校なら入寮の検討や、予備校以外の通信教育やオンライン家庭教師もおすすめです。

自分に必要ない勉強をすることも

予備校ではカリキュラムに沿って授業を進めるため、自分が理解している箇所も1から授業を受けることがあります。

しかし、再度学習することで新たな発見があることも多いです。一概にデメリットであるとは言えないでしょう。

時間のない受験生にとっては「自分の必要な箇所だけ勉強できる通信教育や独学」の方が向いている可能性があります。

仮面浪人や受験まで3か月を切った生徒は季節講習のみの予備校利用や通信教育を利用しましょう。

大学受験対策にはどこに通う?

大学受験対策を提供する予備校は4種類あります。

  1. 予備校

  2. 映像予備校

  3. 個別指導塾

  4. 集団指導塾

正確には予備校と塾は定義が異なりますが、この記事では「予備校」と同じくくりで紹介していきます。

予備校の選び方として「指導形態で選ぶ」のも頭に入れておきましょう。

予備校

定義によると「予備校」は高校生や高卒生を対象に大学の受験指導を行うことが目的であり、一方「塾」は小学生から高校生までを対象に学校の授業や定期テストの学習指導を目的としています。

予備校は大学受験に特化しているため、目的(大学受験合格)が明確な生徒が通う場所です。同じ目標を持つ仲間にも出会えます。

予備校がおすすめの人

予備校では受験に特化した集団講義を受けられます。

学校の授業は皆にわかりやすい無難な授業が展開されることが多いですので、学校よりもハイレベルな授業を受けたい生徒に予備校はおすすめです。

また、予備校の講義は予習と復習が前提に始まります。自主学習や暗記などの基礎的な勉強を継続的にできる生徒には最高の学習環境です。

予備校では同じクラスに通う学力の高い仲間に出会えます。共にモチベーションを維持しながら頑張りれるのも予備校ならではの魅力です。

予備校がおすすめでない人

疑問を逐一聞きたい方にはおすすめできません。個別指導塾の方がマンツーマンサポートは手厚いです。

予備校は予習復習前提の学習が必須です。基礎学力がついてない生徒や勉強習慣を今まで付けてこなかった生徒も勉強についていけず苦労することが多いようです。

また、今までの経験から競い合いの環境が苦手な方や。周りの雰囲気を気にせず一人の学習の方が成績を伸ばせる方も、予備校より映像予備校や個別指導塾の方が向いている可能性が高いです。

映像予備校

映像予備校の授業はオンデマンド配信で行われます。

質の高い講義動画が全国各地どこでも見られるということで、近年生徒数が急増している予備校です。

東進や河合塾マナビスなどがこの形態の予備校に当てはまります。現役生に人気のある学習スタイルです。

時間割に左右されずに自分のペースで学習を進められるのが大きなメリットです。

映像授業がおすすめの人

部活や習い事などをしており時間割に学習を左右されたくない方にお勧めです。フレキシブルに学習時間を決められるのが映像予備校の魅力だからです。

学習計画を自ら計画、実行できる方もにおすすめです。自分で都度ペース調整をすることで力を発揮できる生徒にはぴったりと言えます。

映像授業は向き不向きがはっきりしています。長時間画面を見続けることがストレスになる方は多いです。

普段YouTubeで勉強をしている方やスタディサプリなどで映像授業を体験し、勉強を続けられている方は、安心して映像予備校を選べるでしょう。

映像授業がおすすめでない人

映像授業での受験勉強は、強い継続力と計画力が試されます。映像予備校では毎日個別ブースに籠って1人で長時間勉強するためです。集中力が持続しないにはおすすめできません。

また、学習の予習や振り返りが苦手な方もおすすめできません。日々の進捗で学習計画を修正したり追加するためです。

このように書くとハイレベルな生徒しか通えないように聞こえてしまいますが、今まで受験経験があり、かつある程度偏差値のある高校に通っている方は問題なく通えていることが多いです。

映像予備校は一人の学習がメインです。周りの目がある方が勉強に集中できる方は、リアルタイムの双方向授業を実施する予備校の方ががおすすめです。

個別指導塾

個別指導塾とは、先生と1対1〜数人の少人数で授業を進める塾のことです。大学受験に特化しておらず、定期テスト対策や高校の課題対策を実施していることが多いです。

個別指導塾の最大のメリットは、先生との距離が近いことです。逐一質問しやすいのが特徴です。基礎の勉強や勉強計画の立て方からマンツーマンで教えてもらえます。

個別指導塾がおすすめの人

基礎学力をまず付けたい高校生・浪人生や勉強の計画の立て方などからマンツーマン指導してほしい方にお勧めできます。

学力に不安のある生徒は、レベルの高い予備校・映像予備校ではなく個別指導塾で勉強の基礎を固めましょう。

分からない時はすぐに教えて欲しい生徒、信頼できる先生と頑張りたい生徒、逆転合格を目指す為に無駄を省いて効率よく学習したい生徒にもおすすめできます。

大学受験対策だけでなく、学校授業の補助や定期テスト対策をして欲しい高校生にもぴったりでしょう。

個別指導塾がおすすめでない人

難関大学を狙っており、効率よくガンガン演習問題を進めていきたい方には不向きかもしれません

個別指導塾は現役大学生講師も多く、受験のノウハウや最新の入試動向を得るにはプロ講師の指導や長年の実績のある大手予備校がおすすめです。

また、個別指導塾は一人一人学習にフォーカスして成績を着実に上げることを目的としているケースが多いです。模試の順位など競争でモチベーションが上がる方は集団指導塾や予備校が良いでしょう。

集団指導塾

集団指導塾とは、予備校よりも小規模で集団授業を行う学習塾のことです。

中学受験や高校受験に対応していることが多く、同じ環境で大学受験対策ができる安心感があるのがメリットと言えるでしょう。

集団指導塾は大学受験がメインではなく、中学・高校受験がメインのことも多いため、予め大学受験のカリキュラムが整っているかチェックしましょう。

集団指導塾がおすすめの人

信頼できる仲間と共にモチベーション高く頑張りたい生徒や、今までと同じ環境で受験勉強を進めたい生徒におすすめです。

レベルの高い予備校でついていけるか不安な方も適しています。

集団指導塾がおすすめでない人

とにかく受験勉強に特化した環境でがつがつ勉強したい方には不向きと言えるでしょう。

集団指導塾は様々な学年や目標をもつ生徒が集まるため、強い意志がないと流されやすい環境です。

また、難関大学を目指す方にも不向きの可能性が高いです、最新の大学受験情報を手に入れたい方や添削を受けたい方は、受験勉強に特化した予備校・映像予備校に通うことをおすすめします。

予備校以外の勉強スタイルを徹底比較

予備校・塾以外の受験勉強スタイルは3つあります。

  1. オンライン家庭教師

  2. 通信教育

  3. 独学・宅浪

それぞれの特徴とおすすめの人・おすすめできない人を紹介していきます。

オンライン家庭教師

項目 内容
特徴 個別指導を全国各地から受けられる
授業料 月額約3万円~
講師・教材 自分で用意する場合が多い
メリット 全国どこにいても質の高い指導を受けられる
デメリット 講師の当たりはずれが大きい

オンライン家庭教師がおすすめの人

近くに予備校のみならず塾がない地方に住んでいる受験生におすすめです。

集団塾に苦手意識のある生徒や、苦手分野が多く積極的に先生に質問をしたい生徒にも人気です。

予備校と併用して利用する受験生も少なくありません。

オンライン家庭教師がおすすめできない人

オンライン指導では整った自習室を利用できません。

自宅で一貫して勉強を進めるため、自宅に学習環境があることが前提条件です。自宅に学習環境が整わない方や緊張感をもって自宅で学習できない方にはおすすめできません。

「予備校の選び方」の見出しでもあったように快適な自習環境があるかないかは受験生活を大きく左右します。

また、オンライン家庭教師は1対1の指導にもかかわらず、先生との信頼関係やコミュニケーションを築きにくいことがデメリットとして挙げられます。

おすすめのオンライン家庭教師について詳しくはこちら

通信教育

項目 内容
特徴 コスパよく指導を受けられる
授業料 年間約50万前後
講師・教材 紙やタブレットなど各社異なる
メリット 時間や場所を気にせず学習できる
デメリット すぐにさぼれてしまうことや買って満足しがちになること

通信教育がおすすめの人

自己管理ができる生徒やモチベーション維持や忍耐力に優れている受験生です。

苦手分野の対策を自分で行える方は、自分でスケジュールを組める通信教育がぴったりでしょう。

なるべく費用を抑えてプロのカリキュラムで学習したい方にもおすすめできます。

通信教育がおすすめできない人

勉強の基礎が整っていない方や飽きっぽい方にはおすすめできません。通信教育が続かない主な理由は「教材を買っただけで満足してしまいがち」にあります。

また、学習習慣やスタイルが確立されていない方も予備校を利用すべきです。

通信教育はある程度勉強の実績がある受験生でないと結果を出しづらいでしょう。

高校生におすすめの通信教育について詳しくはこちら

独学・宅浪

項目 内容
特徴 自由に学べて費用を抑えられる
授業料 約数万円
講師・教材 自分で1から検討し選ぶ
メリット 最大限時間を有効活用できる
デメリット 試行錯誤で学ぶため効率は悪い

独学・宅浪がおすすめの人

独学がおすすめできるのは自己管理ができる生徒です。今まで独学で受験勉強や資格勉強を成功させた方は大学受験も独学で成功する可能性があります。

今まで自分でスケジュール管理や苦手分野の対策ができた経験がある方は独学・宅浪でも合格できるかもしれません。

また、独学は一番受験勉強費用を減らせます。受験料と教材費だけで10万円ほどで出費を抑えることも理論上可能です。

独学・宅浪がおすすめできない人

独学が向いていないのは勉強の成功経験がない人です。また、一人で過ごすのが苦手な方もおすすめしません。

受験生活は孤独との闘いと言っても過言ではありません。SNSなどが好きで人が何をしているのか気になる人は独学できつい思いをするでしょう。

また自分の実力をデータで把握しようとしない人は独学に致命的に向いていません。模試など結果から自分のやるべきことを把握でき、対策できる人が独学・宅浪でも合格できるのです。

おすすめ予備校と選び方のまとめ 

おすすめの予備校まとめ

  • 駿台
  • 東進
  • 河合塾
  • 代々木ゼミナール
  • 武田塾

今回は、おすすめの予備校と選び方について徹底解説しました。

これを読んで、自分に最適な予備校を選び志望校合格を掴みましょう!