定期テスト二週間前の勉強法とは? スケジュールや中間・期末テストの勉強法まで解説!
「定期テスト二週間前からはどんな勉強をすれば良い?」
「学習スケジュールの立て方は?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
中学校の定期テスト対策は、テスト範囲が発表される試験の二週間前から行うのが定石です。
そこで今回は定期テスト二週間前からの勉強法について、スケジュールの立て方や中間テスト・期末テストそれぞれの対策法などを含めて解説します。
これを読んで、定期テスト対策をする上での参考にしてください。
定期テスト二週間前の勉強法についてざっくり説明すると
- 一週間前までは数学と理科を中心に勉強
- 一週間前からは暗記学習を本格化させる
- 前日は翌日行われるテストの対策を満遍なく行う
- 二週間はあくまで目安
なぜ定期テスト対策は二週間前なのか?
定期テストの勉強は二週間前から始めるのが定石とされていますが、なぜ二週間前なのでしょうか。
緊張や集中力を保てる限度だから
二週間以上前から定期テスト対策を始めると、テスト本番まで緊張感や集中力を維持できない場合があります。
一方で一週間前などからテスト勉強を開始すれば、本番まで時間がないという焦りから勉強が思うように捗らないという場合もあるでしょう。
つまり二週間前が、緊張感や集中力を保ちつつ、余裕を持ってテスト範囲を対策できるちょうどいいタイミングなのです。
二週間くらいならやる気は何とか維持できますし、14日間あるわけですから、十分に勉強もできるでしょう。
テスト範囲が発表されるのが二週間前
公立の中学校の場合、テスト範囲が発表されるのが大体二週間前です。よってテスト範囲がわかってから対策を始めると、ちょうど二週間勉強するになります。
おそらくこのことが「定期テスト対策=二週間前から」という常識が出来上がった最大の要因でしょう。
学校でテスト範囲が発表されてから、それに合わせた本格的な定期テスト対策を始めるというのが、最も自然ですし、学習の効率的にも最良と言えます。
また上述した緊張感や集中力の観点でも、テスト範囲がわかっていた方が、それらを保ちやすいでしょう。
先生側にとってもタイミングのいい二週間前
定期テストの問題を作成する中学校の先生も、試験日の二週間前から問題を作り始めることが多いです。
授業の進行具合や学校行事、祝日などを考慮すると、問題の内容や難易度などを調整しやすいのが二週間前くらいなのでしょう。
先生としても二週間よりもさらに前だと調整がしにくいですし、一週間前だとかなり焦って作らなければなりません。このような点では生徒の状況と似ています。
先生が問題を作り始めるのが二週間前からということで、生徒もそれに合わせて二週間前からテスト勉強を開始するというのが自然だと言えるでしょう。
勉強スケジュールは人それぞれ
定期テスト対策は二週間前から行うべし、というのはあくまで一般論であり、学習スケジュールはそれぞれの状況に合ったもので良いのです。
二週間では足りない場合も
中学校の定期テストはそれまでの授業で習ったことの理解度チェックテストです。そのため、テスト範囲を一通り押さえておけば、8割は堅いでしょう。
しかし、内申点のために90点以上取りたいという方もいるはずです。その場合は問題集を繰り返し解くなどした方が良いので、二週間で全教科の全テスト範囲を学習しきるのは難しいでしょう。
このように、目標や学力によっては二週間よりももっと前から勉強を始めた方が良い場合もあります。
中間テストより範囲が広い期末テスト
一般的に中間テストは主要5教科(英数国理社)の試験ですが、期末テストには音楽や技術家庭科など、いわゆる「副教科」のテストも実施されることが多いです。
そのため、期末テストの場合は、中間テストよりもたくさん試験勉強をしなければなりません。
よって中間テストの勉強が二週間前からでギリギリというような場合は、期末テストの対策は二週間よりも前から始めた方が賢明です。
部活が忙しい生徒は要注意
部活はテスト一週間前から休みになるのが一般的ですが、試合やコンクールなどを控えているなら、一週間前でも練習をするという場合もあります。
よって所属する部活の予定を確認し、それに合わせて試験勉強のスケジュールを調節するということも大切です。
一週間前からという声も
二週間前にテスト範囲が発表されたら、テストに出そうなポイントや苦手な部分をチェックしておき、一週間前からそれらを一気に勉強するという生徒もいます。
また一週間前に勉強内容を決め、本格的に勉強するのは2日前からというケースや、数学と英語以外はテスト前日しかやらないというケースもあるようです。
ただし、こららはいずれも、塾で予めテスト範囲をしっかり勉強している生徒に多いスケジュールなので、万人におすすめできるやり方とは言えません。
どんなスケジュールで勉強すべきなのかは、各生徒の学力や性格などに大きく依存するため、上記のような例も参考にしつつ、ご自身に合ったスケジュールを考えてみてください。
二週間はあくまで目安
ここまで解説してきた通り、二週間前というのは様々な観点ならベターなタイミングだと言えますが、場合によっては二週間では勉強が足りない可能性もあります。
また塾に通っている生徒の中には、一週間前からの勉強で十分だという人もいます。
よって二週間を目安として、ご自身の学力や状況も考えながら、適切なスケジュールを立てるのが良いでしょう。
なお、部活などで勉強時間が満足に確保できないという場合は、スキマ時間を活用するのがおすすめです。
例えば、休み時間や夕食を待つちょっとした時間などを活用すれば、暗記学習や計算問題に取り組むことができます。
またしっかり勉強時間を確保したいというのであれば、朝早く起きて勉強するというのも有意義です。
定期テスト二週間前のおおまかなスケジュール①
以下では定期テストで高得点を狙う人向けのスケジュールを紹介します。
なお、以下はあくまで例であり、それぞれの得意・不得意や状況などによって、最適なスケジュールは変わってくるので注意してください。
また自分に合ったスケジュールを立てたら、それをきちんと実行するということが大切です。
二週間前から一週間前までの勉強法
一週間前までは数学と理科を中心に勉強するのが良いでしょう。問題演習を行い、間違った問題に印を付けていくのがおすすめです。
なお、その際には、解説を読んだら理解できた問題と解説を見てもわからなかった問題を区別できるような印(前者は△、後者は×など)を付けましょう。
国語と英語に関しては、ノートや教科書を読んで暗記すべき箇所を明確にし、そこを覚えていくべきです。
また社会など暗記すべき項目が多い科目がある場合は、そちらの勉強を国語や英語よりも優先的に行いましょう。
一週間前から前日までの勉強法
一週間前からは、社会や理科の暗記学習、国語と英語の勉強を中心にするのがおすすめです。
社会や理科に関しては、教科書やノートを一通りおさらいした上で、問題集やワークを使って知識を定着させていきましょう。
国語と英語に関しては、前のタームで覚えきれなかった事項を中心に勉強するのがおすすめです。
さらに余裕がある場合は、数学の印を付けた問題を復習するのが良いでしょう。この時にも1回目と同様に間違えた問題に印を付け、それをテスト前日に解き直すのが有意義です。
なお、テスト前日までには全ての科目に触れておくのが望ましいと言えます。その上で各科目の苦手な部分をはっきりさせておくと、前日の勉強が捗るでしょう。
前日にすべきこと
テスト前日は基本的に翌日のテスト科目の勉強だけに集中するべきです。テストが実施される科目の対策を満遍なく行いましょう。
数学や理科の場合は、印がついた計算問題を中心に勉強するのがおすすめです。暗記科目に関しても、ラストスパートの気持ちで入念に勉強しましょう。
徹夜には大きなデメリットが存在
テスト前日に徹夜をするのはおすすめしません。睡眠不足だと頭の回転が悪くなるので、本番で十分に実力を発揮できない可能性があるからです。
どうしても一夜漬けで勉強したいという場合でも、最低3時間ほどは睡眠を取り、朝早く学校に行って間違った問題の復習や暗記学習の続きをすると良いでしょう。
なお、体調不良にならないように、朝食を摂ってから学校に向かうことをおすすめします。
定期テスト二週間前のおおまかなスケジュール②
続いては部活などで忙しい人向けの学習スケジュールを紹介します。最低限以下の勉強をしておけば、忙しくても乗り切れるでしょう。
二週間前から一週間前までの勉強法
この期間はまだ部活があるはずなので、満足に勉強時間を確保できないという場合も多いでしょう。
よってこの期間は、自分が理解できていないところや苦手な部分を発見する週にするのがおすすめです。
テスト範囲に沿ってノートや教科書、課題などを確認し、自分が解けない問題を明確にしましょう。
なお、この期間は全教科の全テスト範囲を振り返ることを最優先するべきです。一つ一つに時間をかける必要はないので、広く浅く勉強しましょう。
一週間前からの勉強法
一週間前からは、前週に発見した解けない問題や苦手な部分を中心に徹底的に勉強していきましょう。
できるだけ高い点数を取るということを目標に、特に勉強すべき内容を中心に学習スケジュールを定め、それに沿って勉強するのがおすすめです。
なお、学習方法としては問題演習を繰り返し行うというのが最も効率的だと言えます。間違った問題に関しては、解説を読み込んだり、勉強が得意な友達に質問するなどして復習するべきです。
その上で再度解き直しを行えば、得点力は格段に向上するでしょう。
パターン別1日の勉強時間
ここからは定期テストに向けた各時期の勉強時間について解説します。
テスト2週間前から2日前【平日編】
部活が休みになるのが一週間前からという場合が多いので、一週間前までは十分に勉強時間が確保できないという方もいるでしょう。
しかし、効果的なテスト対策を行うには、コツコツ学習を継続することが大切です。そのため、30分〜1時間程度の短時間でも構わないので、毎日机に向かう習慣を作りましょう。
なお、部活や塾などで疲れ、どうしても勉強に身が入らないという場合は、その日は寝てしまって、翌日の早朝から勉強するというのもおすすめです。
例えば朝5時くらいに起床すれば、1〜2時間程度の勉強時間は確保できるでしょう。
部活がない日は2〜3時間程度
部活がない日は2〜3時間ほど勉強するのがおすすめです。高得点を取りたいなら、食事や入浴などの基本的な生活習慣以外は机に向かうという意気込みで勉強するのも良いでしょう。
ただし、あまり根を詰めすぎても精神的に疲れてしまうので、集中できる範囲内で構いません。
なお、徹夜や夜更かしは厳禁です。睡眠不足は翌日の集中力低下や体調不良につながるため、よく眠ることを心がけましょう。
テスト2週間前から2日前【休日編】
定期テスト対策において、休日はたっぷりと勉強時間を確保できる貴重な日なので有効活用すべきです。部活がないなら、1日8時間程度勉強するのが良いでしょう。
一方で部活がある場合は、無理のない程度に勉強するのがおすすめです。
午前や午後のどちらかに部活がある場合は、ある程度勉強時間を取れるでしょうが、日中を通して部活があるなら、あまり長く勉強するのは難しいでしょう。
なお、疲れて集中できない場合は、一度仮眠を取るのも有意義です。集中力を欠いた状態で続けるのは効率が悪いので、一度リフレッシュしてから再開しましょう。
ただし、眠り過ぎると逆に頭の働きが鈍くなるので、長時間寝るのは避けるべきです。
テスト2日前からテスト前日
テスト2日前からは最後の追い込みをかけるべきなので、学校から帰ったら夕飯等は早めに済ませ、勉強に没頭しましょう。
勉強時間としては1日7〜8時間程度勉強することをおすすめします。
なお、長時間勉強するコツは眠くなったら机に伏して仮眠を取ることです。眠気で集中できない状態で勉強を続けても意味がないので、15分ほど眠ってから勉強するのが良いでしょう。
また眠気がなくても、ずっと勉強していると集中力は落ちてくるので、1時間に1回を目安に小休止を設けるのも有意義です。
テスト当日
テスト当日は早めに登校し、その日の試験科目の最終チェックを行うのが良いでしょう。
自宅で勉強してから行くというのでも良いですが、テスト会場である学校で勉強する方が緊張感があるため、集中力は増すはずです。
勉強内容ですが、漢字が難しい用語やスペリングがあやふやな英単語などは、書き取りをしておきましょう。数学や理科に関しては、印を付けた問題を解き直すというのもおすすめです。
いずれにせよ、定期テスト対策の最終局面なので、悔いが残らぬよう、本気で取り組みましょう。
定期テストのおすすめ勉強法・ポイント7選
以下では定期テスト対策で実践すべき7つの勉強法を紹介します。
タスクを紙に書き出す
学習スケジュールを予め細かく立てるのが苦手という方におすすめの方法です。
その日その日にやるべきことを勉強を始める前に書き出し、それを一つずつ実行していきます。
書いたタスクに関しては睡眠時間を削ってでもやり切らなければならないというような意気込みで勉強すれば、充実した試験勉強ができるはずです。
もちろん夜更かしや徹夜をしてまで勉強する必要はありませんが、勉強すべきことを可視化しておくことで、勉強は捗りやすくなります。
またタスクを完遂するたびに達成感が得られるので、モチベーションを維持するという観点でも良いでしょう。
ノートを作り直す
学校の授業ノートと教科書を参考に、試験範囲のノートをもう一度まとめ直してみるという方法です。
板書を書き写すのとは違い、自分でノートを作成するには内容理解が必要なので、知識を整理したり、わからないポイントを把握するのに役立つでしょう。
ただし、この方法には向き・不向きがあり、これによって理解が深まる人もいれば、効果が実感できないという人もいるので注意してください。
この方法に興味があるという方は一度試してみて、効果があれば積極的に活用すると良いでしょう。
計算問題の解きなおし
数学や理科の計算問題を解いた後に見直しをするという方は多いはずですが、実は見直しをするだけでは不十分です。
見直しだけではなく、解き直しを行わなければ、十分に実力を伸ばすことはできません。
正誤を確認し、解説を読み込むだけでは、理解できているつもりでも実際には解けないというケースが多いので、間違えた問題は自分でもう一度解くべきです。
自分できちんと正解を導けて初めて、計算問題の復習は完了したと言えます。
勉強のモチベーションを保つ
テスト勉強のモチベーションを維持するためには、目標を立てるのがおすすめです。
「5科目で450点以上を達成する」「学年で10番以内に入る」など、自分にとってハイレベルな目標を立てれば、意欲的に頑張れるでしょう。
なお、目標はギリギリ達成できそうというレベルのものにするべきです。そもそも達成が不可能なら、モチベーションを高めることには繋がりません。
よって勉強が苦手な方なら、「5教科で350点以上」や「学年30番以内」などでも良いわけです。
学習習慣をつける
定期テストの二週間前になって急に勉強時間を増やそうと思っても、上手くいかない場合があります。
例えば、普段全く勉強しない人がいきなり1日7〜8時間勉強するというのは無理があるでしょう。
そのため、普段から毎日勉強する習慣を付けておくのがおすすめです。学校や塾の授業、宿題以外の勉強時間を増やせるように努力しましょう。
なお、その習慣は定期テスト対策だけでなく、受験勉強に移行する際にも役立ちます。
睡眠時間の確保
睡眠は翌日のパフォーマンスに影響するため、よく眠ることは大切です。中学生であれば7〜9時間程度は寝るのが良いでしょう。
睡眠をしっかり取ることで翌日も集中してテスト勉強に取り組むことができ、結果的にテストの成績も良くなるはずです。
一方で睡眠時間を削って勉強すると、翌日以降のパフォーマンスが落ちてしまうため、テストで十分力を発揮できない可能性があります。
また睡眠不足は心身の健康や発育にも悪影響を及ぼす恐れがあるので、夜更かしや徹夜をして定期テストの勉強をするのはおすすめできません。
テスト勉強のために塾は休まない
中学生なら塾に通っているという方も多いでしょうが、定期テスト対策のために塾を休むというのはおすすめできません。
なぜなら塾での勉強は高校受験のためのものなので、テスト勉強と同等かそれ以上に重要だからです。
定期テスト対策のために塾を休んでしまうと、目先のテストでは少々良い結果が出ても、受験勉強では遅れを取ってしまいます。
よってなるべく塾は欠席せず、塾の授業も考慮した上で定期テスト対策のスケジュールを立てるのが良いでしょう。
中間・期末テストの勉強法
ここからは中間テスト・期末テストそれぞれの勉強法や各科目の対策法について解説します。
中間・期末テストでの共通点・相違点
中間テストと期末テストの共通点は、どちらも本格的に勉強できるのは一週間前からであるということです。
ただし、それだけでは勉強時間が足りないので、二週間前からスキマ時間を有効利用して学習を始めるのが良いでしょう。
一方で両者の相違点としては、科目数の違いが挙げられます。先述した通り、中間テストは5教科の試験であることが一般的ですが、期末テストでは実技科目の試験も課されることが多いです。
以下では中間テストと期末テストの両方で、共通してやるべきことをいくつか紹介します。
勉強を始める準備をする
まずは学習環境を整えることから始めましょう。机の上を綺麗にし、勉強に関わりのないものは置かないようにするのがおすすめです。
また教科書やノート、ワーク、プリントなど、定期テスト対策に必要なものが揃っているかどうかも確認しておきましょう。
それらができたら、以下の内容を参考にテスト勉強を始めてください。
国語の勉強法
テスト範囲となっている教科書の該当ページをひたすら読み込みましょう。知らない語句は意味を調べ、漢字で書けるように練習しておくべきです。
なお、文章をより深く理解するには、因果関係や指示語などテストに出そうなことを意識しながら、文章を音読するのが良いでしょう。
また漢字や文法問題などは知識さえあれば確実に得点できるので、それらの対策もきちんとしておくべきです。
数学の勉強法
数学は問題演習が学習のメインになりますが、間違えた問題には印を付け、時間を置いて再度解き直しを行いましょう。
全問解けるようになるまでこの作業を繰り返せば、高得点が期待できます。
ただし、解き方を丸暗記しただけでは応用問題に対応できないので、解き方を理解した上で覚えるということを意識しましょう。
英語の勉強法
英語は基礎からの積み重ねなので、一度分からなくなってしまうと、目の前のテストだけでなく、次のテストや次学年にも悪影響を与えてしまいます。
そのため、特に文法で理解できていない部分がある場合は、先生に質問しに行くなどして早めに疑問点を解消しておくのが良いでしょう。
なお、勉強法としては教科書の文章を読み、分からない単語や熟語を調べるのがおすすめです。全文和訳できる状態でテストに臨めば、良い結果が期待できます。
理科の勉強法
中学校の理科は暗記がメインなので、短期間の勉強でもなんとかなる場合もありますが、暗記事項が多いと、一夜漬けの勉強などではどうにもなりません。
そのため、やはり基本的には二週間前からコツコツ勉強していき、一週間前になったらギアを上げるというスタイルが良いでしょう。
勉強法としては、用語を覚えた後に問題演習を行い、知識を定着させていくというのがおすすめです。
また物理分野など計算問題が多い場合は、早いうちから問題集を使った学習を行うようにしてください。数学同様、間違った問題は繰り返し解き直すべきです。
さらに授業で実験を行った場合は、実験内容や結果、考察などをおさらいしておきましょう。
社会の勉強法
社会は完全なる暗記科目なので、高得点を狙うなら、テスト前日からではなく、二週間前からコツコツ暗記学習を進めるべきです。
スキマ時間を有効活用し、こまめに教科書やノートをチェックしておくのが良いでしょう。
なお、用語を覚える際は、歴史の流れや用語同士の関連性なども意識して勉強するのがおすすめです。
また社会は理科に比べて暗記事項が多いので、普段から1日10分でも良いので教科書やノートを見る習慣を付けておくと、テスト期間の暗記学習が捗るでしょう。
中間テストの勉強法
中間テストは期末テストに比べるとテスト範囲が狭いため、二週間前から勉強を始めれば十分間に合うはずです。
当たり前のようですが、1教科あたりにかける勉強時間が長ければ長いほど、高得点を取れる可能性が高まります。
よって部活や塾などの予定も考慮しつつ、全ての科目に対して十分な勉強時間を確保できるような学習スケジュールを立てるのがおすすめです。
なお、勉強時間が満足に確保できない場合は、スキマ時間を積極的に活用するなど勉強の仕方を工夫しましょう。
期末テストの勉強法
期末テストでは、5教科に加えて音楽や技術・家庭科、保健体育などの実技科目の試験も実施されます。
そのため、中間テストの対策が二週間でかつかつだったという場合は、二週間前からの勉強では足りない可能性があるので、もっと早くから始動するのが良いでしょう。
また試験科目が多い分、中間テストよりも学習スケジュールの管理が一層大切だと言えます。
実技科目について
実技科目は基本的に全部暗記科目です。よって授業中にテストに出そうな部分をメモしておき、そこを中心にひたすら暗記学習を行うのが良いでしょう。
なお、実技科目は5教科に比べて軽視されがちですが、決して手を抜いてはいけません。
5教科のテストは各学期2回ずつ実施されますが、実技科目は期末テストの1回だけであるため、1回の結果が内申点に大きな影響を与えるからです。
ただし、そこまで深刻にとらえる必要も合いません。あまり勉強しない人が多いこともあって、試験の難易度はそれほど高くないので、きちんと対策しておけば普通に高得点が取れるでしょう。
暗記科目はどうやって勉強する?
暗記科目の勉強がわからないという方も多いはずなので、勉強法の一例を紹介します。
まずは教科書やノートの内容を復習し、その上で何も見ずに問題集を解きましょう。そしてできなかった問題を解き直し、知らなかった用語などを覚えます。
続いて問題集の2周目に入りますが、これは1周目で間違えた問題だけで構いません。2周目の後も同様に、間違えた問題の見直しを行って用語等を覚えます。
さらに間違えた問題だけ3周目の解き直しを行い、ここで間違った問題をテスト直前に見直すようにすれば高得点が取れるはずです。
なお、教科書やノートで復習に関しては、黙読ではなく音読で行うことをおすすめします。黙読なら視覚的でしか理解できませんが、音読なら聴覚や口の感覚などでも覚えることができるからです。
定期テストで高得点を狙うために
定期テストで高得点を取るために心がけるべきことは色々あります。
定期テストに対するやる気があることは大前提として、授業中には必要に応じて先生の発言内容をメモしたり、疑問点があれば積極的に挙手するなどして早めに解決しようとする姿勢が必要です。
なお、中学校では定期テスト以外にも小テストなどのテストが実施されますが、定期テスト対策の一環だと思ってそれらにも真面目に取り組みましょう。
もちろんそれらの成績も内申点に影響するため、全部で満点を取るのが理想です。
また、通信教育を活用して定期テストでの高得点を狙うのもおすすめです。 授業・定期テスト対策だけでなく、勉強スケジュールの立て方や、受験対策まで幅広くサポートしてくれる講座も多いです。
通信教育についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参照してみてください。
定期テストと受験の違いも理解しよう
最後に定期テストと高校受験の違いを解説しておきます。
定期テストと受験のつながり
定期テストと高校入試の共通点は、苦手科目を克服することが総得点のアップに効果的だということです。
よって定期テスト対策においても、高校受験対策においても、苦手科目の対策を優先したスケジュールを立てるのが良いでしょう。
また、特に公立高校の入試では、中学校の教科書に準拠した問題が出題されるため、定期テスト対策がそのまま高校受験対策につながります。
よって各回の定期テスト対策できちんと試験範囲の内容をマスターしておけば、高校受験対策を楽に進められるでしょう。
定期テストと受験で求められるポイント
定期テストと高校入試の大きな違いは、テスト範囲の広さです。
定期テストは、一定期間内に習った範囲の確認テストであるため、学習すべき事柄を見極めやすく、勉強もしやすいと言えます。
一方、高校入試では中学校で習った全ての範囲から出題がなされるため、苦手な箇所を中心に学習すべき内容を適切に見極めなければならず、勉強のハードルは高いです。
またテスト範囲が限定的である定期テストなら、短期記憶でも乗り切れますが、広大な範囲から出題がなされる高校受験には、知識をしっかりと定着させて臨まなければなりません。
定期テストで学習計画を立てる
定期テスト対策では、自分の苦手科目なども踏まえながら、優先順位を考えてスケジュールを立てるということが大切です。
このスケジュールの立て方は受験勉強にも応用できるので、定期テスト対策を通じてスケジュールを立てる練習を重ねましょう。
なお、テスト勉強のスケジュールは週単位で立てるのがおすすめです。早くこなせたら勉強を休んでも構いません。
それをモチベーションにすれば、速いペースで学習していけるというメリットもあります。
定期テストに向けた学習計画の立て方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
定期テスト二週間前の勉強法まとめ
定期テスト二週間前の勉強法まとめ
- 高い目標を定めるのがおすすめ
- 学習スケジュールは週単位で立てる
- テスト当日は早めに登校して勉強すべき
- 時間がない場合はスキマ時間を活用
定期テスト二週間前からの勉強法について解説しました。
流れとしては一週間前まで数学と理科を中心に勉強し、一週間を切ったら暗記学習を本格化させるというのがおすすめです。
また前日は翌日のテスト科目を満遍なく対策し、当日は早めに登校して勉強するのが良いでしょう。
なお、二週間というのはあくまで目安なので、自分の学力や状況に合わせて勉強期間は調節してください。
加えてモチベーションが維持できるような高い目標を定めることや、週単位でスケジュールを立てることなども有意義です。
以上を参考に、是非とも定期テスト対策を成功させてください。