中学生の英語リスニングの勉強法は?問題を解くコツやおすすめ教材を紹介
「中学生の英語リスニングの効率的な勉強法は?」
「英語のリスニングが聞き取れなくて困っています…」
このようにお考えの方、いらっしゃいませんか?
中学生の英語は基本的なことを学ぶとはいえ、なかなかリスニング問題が聞き取れなくて苦労している学生は多いと思います。
単に単語を理解するだけでなく正確に聞き取らなければならないため、慣れていないと難しいですよね。
こちらの記事では、中学生の英語リスニングの勉強法や解くコツについて解説していきます!
中学生の英語リスニング勉強法についてざっくり説明すると
- 中1の早い段階から対策を始めておくと良い
- 中3になったら入試を視野に入れて勉強しよう
- たくさん英文を聞くと、耳も慣れることができる
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中学生の英語リスニングの基本
中1から対策を始めよう
英語のリスニング能力を鍛えるためには、早い段階で対策を行うと良いです。
リーディングやライティングは単語や構文を暗記すれば実力を伸ばすことができますが、リスニングは耳を慣らす必要があるため4技能の中でも特に習得に時間がかかると言われています。
そのため、中1の早い段階から対策してリスニング能力をコツコツと鍛えておくべきです。
まずは学校の教材を積極活用
学校から配布されるテキストにCDがついている場合は、まずはそれを活用すると良いでしょう。
学校で配布されるテキストは文部科学省の基準をクリアしたものであるため、新しいテキストを購入する前に学校の教材を最大限活用することを心掛けましょう。
特に、定期テストは普段使っているテキストを軸に出題されるため、学校の教材を使うことは最も有効な対策方法なのです。
中3では高校入試を見据えた対策を
中3になると、いよいよ高校入試を見据えた実践的な演習を行うことになります。
中3にもなると英語の勉強にも慣れてくるため、勉強法も確立しやすいでしょう。
公立高校の場合はリスニングはあまり難易度が高くないので、ぜひ周りと差をつけるために高得点を狙いにいきましょう。
そこまで長文のリスニングが出題されることはあまりないため、落ち着いて自分の聞き取れる単語を拾い、冷静に問題に取り組めば得点できるでしょう。
中学生の英語リスニングの勉強法
重要単語・構文は頭に入っている状態に
当然のことながら、単語や基本構文を理解していないとリスニングの内容を理解することができません。
基本知識を身に着けてからリスニングや長文に取り組むことで、得点力を上げることができます。
とはいえ、リスニングテストの内容の一字一句を理解する必要はなく、問題を解く上で鍵となる単語を聞き逃さないことを強く意識しましょう。
単語は正確な発音まで覚える
単語を覚える際は、スペルや意味だけでなく発音までしっかりと覚えておきましょう。
発音記号まで覚えると、より正確な発音を理解することができます。
正確な発音を理解するためには、多くの単語を聞いて英語のリスニング能力を鍛えるのが効果的です。
フォニックスを意識しよう
リスニング問題を解く上で、フォニックスは特に重要です。
フォニックスとは、スペリングと発音の間にある法則を学ぶことで、英語の正しい読み方を習得するものです。
フォニックスを身に着けることができると、初見の英単語を正しく発音できたり、英単語を聞いて正しくスペルを書けるようになります。
このスキルを身につけておくと、リスニング問題を解く上で非常に大きなアドバンテージとなるのです。
ネイティブの発音や抑揚に慣れる
単語の意味を理解して正しい発音を知っていたとしても、いざ実践問題でネイティブの発音を聞くと聞き取れないことが多いです。
英語を読む際の有名な法則として、子音の後に母音がくると発音を繋げることがあります。
具体的な例を挙げると、「talk about 」や「as soon as possible」があります。
基本的な法則を理解した後はひたすら聞いて慣れるしかありません。
意味は分かるのに聞き逃して失点しまうのは非常にもったいないので、気を付けましょう。
音読で発音を習得しよう
実際に自分で音読してみることで、リスニングやスピーキングなど総合的に英語力を向上させることができます。
また、自分で実際に声に出して読んでみることで発音やアクセントがあやふやな単語を把握できるため、その都度調べることで正確にインプットできるでしょう。
近年の電子辞書は発音機能までついているものが多いため、ぜひそのような機能もフル活用してみてください。
また、音読して練習する際にはCDで手本の発音を聞きながら真似するのが効果的で、何度も何度も繰り返し練習しましょう。
同じ文章をリピートして聞く
リスニングに慣れていない内は、同じ英語を何度も聞くことで慣れ親しむことができます。
スクリプトを読まなくても英語を聞くだけで文章が思い描けるくらいまで何度も英文を聞くことで、自然とリスニング能力を鍛えることができます。
体で覚えてしまうくらい繰り返し聞いて、リスニング能力を高めていきましょう。
地道にディクテーション
ディクテーションとは、聞こえた音声をそのまま書き取る練習のことです。
慣れない内はうまくいかず何回も音声を聞く必要がありますが、地道にコツコツとトレーニングをすることで確実にリスニング力が鍛えられます。
実際に英語を書くことで英作文練習や語彙力の向上にも役立つため、英語力を総合的に鍛えることが可能となります。
シャドーイングもおすすめ
シャドーイングとは、聞こえた音声のすぐ後を「影のように」ついていきながら発音する練習方法で、スピーキング能力の向上に役立ちます。
発音だけでなくネイティブのアクセントや抑揚を習得できるため、非常に有意義な練習と言えるでしょう。
ディクテーションと同じく総合的な英語力が鍛えられるため、ぜひ実践してみてください。
英語のリスニング問題を解くコツ
ポイントを絞ってメモをとる
基本な勉強方法としては、リスニングをしながらメモを取るのが一般的です。
しかし、メモを取るのに集中しすぎて内容が聞き取れないと本末転倒なので、しっかり聞き取ることをまずは優先しましょう。
設問に目を通してから音声を聞くことで要点を押さえることができるため、最初に設問をチェックするのも有効です。
なお、メモを取る際は5W1Hを常に意識し必要な情報をコンパクトにまとめるようにすると良いでしょう。
できるだけ日本語に訳さず理解する
外国語を理解しようとする際は、どうしても頭の中で自然に母国語に訳してしまうものです。
リスニングは一瞬で内容を理解する必要があるため、いちいち脳内で日本語に訳していると時間がかかってしまいます。
かなり難しいですが、英文を聞いても訳さずに徐々に英語を英語のまま理解できるようになるとリスニング能力が格段に高まります。
よくある問題形式に慣れよう
リスニング問題の形式はパターン化されており、最も多いのは選択式の内容の正誤を問う問題です。
また、グラフを見て答える問題や、難易度が高い問題であれば日本語や英語で記述を求めてくる問題もあります。
記述問題の場合は正確に聞き取る必要がありますが、音声の該当箇所をほぼそのまま書き取るか和訳すれば得点となるため、慣れれば得意分野にすることも可能です。
楽しみながらできる英語リスニング対策
英語の勉強はモチベーションが非常に大切なので、日常生活でも楽しみながら勉強すると良いでしょう。
洋楽で英語に興味を持つ
音楽が好きな方は、洋楽を聞きながら勉強するという手があります。
洋楽の歌詞は難しい英単語や文法が使われることは少なく、またネイティブ特有のイディオムやスラングが登場するため学校で学ぶ退屈な英語とは一味違います。
隙間時間に聴くことができるため、英語に親しみながら勉強するモチベーションを高めることができるメリットがあります。
映画で日常会話を学ぶ
洋画を見る際に、吹き替えではなく字幕で見ると英語の勉強になります。
とはいえ、中学生が洋画の英語を理解するのは難しいので、ネイティブの表現に触れる程度で十分でしょう。
初めは日本語字幕で知っている単語を聞き取ることを心がければ良く、慣れてきたら長文のリスニングにも挑戦してみると良いでしょう。
また、ディズニー映画は比較的優しい英語が使われているため、中学生が勉強するのにおすすめです。
無料アプリを積極的に活用しよう
スマホの無料アプリでリスニングの対策を行うこともでき、具体的には「Duolingo」や「iKnow!」といったアプリがおすすめです。
このようなアプリを使えば通学時間にスマホを使って勉強できるため、学習効率を高めることができます。
動画サイトやゲームをやっていた時間をこれらの勉強に置き換えることができれば、周囲と大きな差をつけることが可能です。
おすすめの英語アプリ8選やアプリの効率の良い使い方に関して興味がある方は、以下の記事を参考にしてください。
中学生のリスニング対策におすすめの教材
くもんの中学英語リスニング
くもんでは中1の基本レベルから高校受験レベルまで対応しているため、中1〜中3の中学3年間を通して活用することができます。
また、問題形式になっているので実践的な練習も可能です。
英検のリスニング対策も兼ねている教材なので、ヒアリング能力をしっかりと鍛えることができるでしょう。
英検の過去問題集もおすすめ
英検の教材は、英検を受験する方はもちろんのこと、受験しない人で方もリスニング能力の向上に役立てることができます。
特に、旺文社の「英検過去6回全問題集」はCDと分かりやすい解説がついており、非常に効率的な学習ができます。
中学生であれば英検5級~3級レベルが難易度としてはちょうどよく、付属のCDをたくさん聞いてヒアリング能力を鍛えていってください。
YouTubeでも勉強可能
最近は英会話に関する動画を投稿しているYouTuberが増えているため、You Tubeを使って勉強することも可能です。
1つの動画が10分程度でまとまっているチャンネルも多く、短時間で集中してヒアリング能力を鍛えることができます。
YouTubeであれば通学時間でも有効活用して勉強できるため、動画で勉強したい方であればこのような動画コンテンツを用いた勉強もおすすめです。
また、英文が流れた後に日本語訳が流れる睡眠学習が可能な動画も配信されているため、ぜひ有効活用してみてください。
おすすのチャンネル
ケンドラ・ランゲージ・スクール
ケンドラ・ランゲージ・スクールのチャンネルでは、英文を聞いた後に日本語訳を言ってくれます。
日本語音声が無いバージョンもあるため、ヒアリングスキルが向上してきたら徐々にレベルアップしていきましょう。
睡眠学習としても活用できるため、ぜひこのチャンネルを有効活用して演習を重ねてみてください。
Aira’s English
Aira’s Englishは英会話に特化したチャンネルとなっています。
しかし、このチャンネルを通して様々な英語の表現を分かりやすく学ぶことができるため、純粋に英語力を向上させることができるでしょう。
1つの動画も10分程度でまとまっており、集中して聞くことができる点も魅力です。
非常に評判も良くチャンネル登録者も多いため、ぜひこのチャンネルも有効活用してみてください。
通信講座ならリスニング教材が豊富
通信講座では、タブレット学習などを通じてリスニング教材が豊富に用意されています。
独学では日常生活の中に意図的に英語を聞く機会を設ける必要があるため、モチベーションの維持が難しいという点があります。
しかし、通信講座では自然と英語を耳にする機会が増えるため、モチベーションを保ちながら勉強することが可能です。
進研ゼミで楽しくリスニング力を伸ばそう
進研ゼミは認知度が非常に高く、テレビCMで見かけたことがない方は少ないでしょう。
進研ゼミでは定期テストのリスニング対策ができるため、日常生活の中に英語のリスニングを取り入れやすい強みがあります。
また、「Challenge English」ではリスニングを含めた英語の4技能をバランスよく伸ばすことができるため、総合的な英語力の向上が期待できます。
進研ゼミ利用者は「楽しみながら英語の勉強ができている」という口コミも多く、英語に苦手意識を持っている方でも安心して利用できるでしょう。
総合的な英語力を鍛えることができる「Challenge English」に関する記事は、以下を参考にしてください。
中学生の英語リスニングの勉強法まとめ
中学生の英語リスニング勉強法まとめ
- 重要な単語や構文はしっかりとインプットすることが大切
- フォニックスを意識したり、実際に自分で声に出して練習するのも良い
- 音楽やYouTubeを通して学習することもできるため、スマホを有効活用しよう
中学生の英語のリスニング問題は、とにかく英語に聞き慣れておくだけで簡単に得点できる問題が多いです。
そのため、様々なツールを用いてたくさんの英語を聞いて耳に馴染ませておくことが大切です。
早い段階から対策に着手することで英語の抵抗感を無くすことができるため、中1から英語の勉強に馴染むようにすると良いでしょう!