高校受験が近いのに勉強してないのは危険!勉強をしない理由や中3から始める受験対策も解説
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「息子や娘が中3になったのに勉強しないのは危険なの?」
「高校受験を控えているのに勉強してない子どもにはどうしたらいいの?」
高校受験が近いのに勉強をしない受験生を持っている親御さんはこのような不安・疑問を持っているのではないでしょうか。
当然高校受験に失敗したら高校浪人をするリスクもあります。この記事では受験が近いのに勉強をしない理由やその解決策、危険性、落ちる勉強の特徴などを紹介していきます。
この記事を読めば息子さんや娘さんが自然に勉強をするように仕向けやすくなりますので、ぜひ参考にしてください。
高校受験が近いのに勉強しない状況まとめ
- 勉強しない理由は「嫌い」だけが理由ではない
- 高校受験の勉強をしていない中3はかなり危険
- 勉強法を誤ると勉強しても落ちてしまう
高校受験で勉強していない理由と解決策
高校受験が迫ってきているのに勉強しない受験生はたくさんいます。しかし、その理由は決して1つではありません。
ここでは子どもが受験勉強をしない理由と解決策を解説していきます。
受験生の勉強しない理由は?
受験生の子どもが受験勉強をしない主な理由は以下の4つが挙げられます。
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勉強が嫌い
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思春期
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勉強のやり方がよくわからない
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入試を甘く見ている
どれも対応が難しい問題ですが、以下でそれぞれの理由を具体的に解説していきます。
勉強が嫌い
勉強しない子どもに最も多い理由が勉強が嫌いです。「勉強が嫌い」とひと言でまとめてしまいがちですが、実は掘り下げていくといろいろな理由で「嫌い」になっているのです。
例えば子どもは楽しいことに夢中になるものですので、勉強以外にもっとしたいことがあるケースが考えられます。
中3くらいの子どもならゲームやスポーツ、テレビや映画の視聴などが挙げられます。自分の息子さんや娘さんに心当たりがある親御さんも多いのではないでしょうか。
それらと比べて勉強が楽しくないので、結果としてやらないのです。つまり、さまざまな選択肢の中から勉強の優先度は低いので、「嫌い」「したくない」となっているのです。
決して「勉強は楽しいもの」と頭ごなしにいってはいけません。
しかし「勉強をすればした分だけ結果が出るので、達成感を味わえるよ」と本当は楽しいものである理由を少しずつ教えてあげるといいでしょう。
中学生は思春期のせい?
中3が勉強しない理由は思春期、つまり反抗期だからという理由も考えられます。
本人は勉強をしないといけないとわかっていますが、親や先生に「勉強をしろ」といわれればいわれるほどしたくない気持ちが高まるのです。
また度が過ぎるとそれを理由に勉強をしなくなってしまい、最後は成績が落ちた言い訳にすることもあります。
思春期特有のものといえますので、このような傾向の子どもにはあまり過度に勉強のことについていわない方がいいといえるでしょう。
勉強のやり方がわからない
勉強をしようにもやり方がいまいちわからないケースもあります。 この場合は勉強のやる気はあるものの、思うようにできないから結果としてしないのです。
勉強を継続させるためには結果がついてこないといけません。しかし正しいやり方がわかっていないと、勉強をしても結果は思うように上がらないものです。
すると「やっても意味がない」と勉強していない状態が続くようになるのです。このケースではいかに勉強のやり方を教えてあげられるかがポイントといえます。
もし勉強のやり方がわかれば、自発的に机に座って学習をするようになります。まずは自分の経験からアドバイスをやんわりと伝えてみてはいかがでしょうか。
入試を甘く見ている
最後は入試というものを甘く考えている・危機感を持っていない場合です。 これもモチベーションが低いので勉強をしなくなります。
甘く見る要因としては、定期テストでは高得点を取れるので受験も簡単と思っていることが挙げられます。
また受験本番までの期間が長いのでイメージができず、余裕を持ってしまうのです。つまり危機感がないので勉強をしようとしないのです。
どちらにしても、入試は難しいもの・白黒はっきりつく大変なイベントとわかっていません。
煽る必要はありませんが、入試は定期テストのようにすぐに対策ができるものではないと知らせる必要があります。
勉強してない理由は親にも原因がある
受験生が勉強しない原因を親自身が作ってしまっている場合もあるので注意が必要です。 以下のようなケースが心当たりある方は控えるようにしてください。
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「勉強をしなさい」と強く強要する
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友達や兄弟など周りと比較する
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勉強に介入しすぎる
思春期の子どもに強くいいすぎると逆効果になるばかりか、喧嘩になる可能性すらあります。周りと比べることも劣等感にかられてやる気をなくす要因になります。
また模試などの結果に口を出すのもよくありません。親の役割は、良いところをほめるだけにして自発的にやっている子どもをジッと見守ることです。
子どもの勉強について必要以上に気にしないようにしましょう。
息子・娘に勉強させる方法
息子さんや娘さんの勉強の姿勢や結果を気にするのはよくありません。 そうはいっても勉強してないと不安になります。
では、どうすれば勉強をするように持っていけるのでしょうか。それには以下のようにするのがおすすめです。
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勉強の面白さを少しでもわかってもらう
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勉強のやり方を教える・環境を整える
勉強はやればやっただけ点数が上がっていくので実は楽しいことです。それを確認するためにも、機会をうかがって積極的にほめてあげてください。
するとモチベーションが高まって勉強をするようになっていきます。また勉強のやり方や環境を整えるのも大切です。
やり方がわからなければ通信教育などを利用してもいいです。通信教育なら基本的に1人で取り組むので、強要することなく勉強のやり方を学べます。
勉強の習慣も身につきやすくなるので、かなりおすすめです。
受験勉強をしていない中学3年生は危険!
ここまでは勉強しない理由と対策について解説してきました。では、中3で受験勉強をしないとどのような危険があるのでしょうか。
ここでは中3で受験勉強をしないことで起こる危険性を紹介していきます。
定期テストと入試は範囲の広さが全然違う
入試と定期テストは試験範囲の広さが全然違うので、全くの別物と考えられます。
例えば定期テストは授業でやった3ヶ月程度の範囲にとどまることが多いです。しかし入試で問われる範囲は中1~3のすべてです。
仮に二学期制の場合、定期テストは1年に4回あります。つまり入試は定期テストの12倍の範囲もあるということです。三学期制なら何と18倍です。
中学生の毎日の平均勉強時間は90分といわれています。2週間前から定期テスト対策をしたとすれば、本番までに21時間です。
単純計算すると、高校受験対策には 最低でも252~378時間 の勉強は必要です。決して数日~数週間でできる量ではありません。
事前にコツコツやっていないと、「勉強をしないといけない」と気づいた時にはもう遅い可能性があるのです。
定期テストと入試の難易度の違い
定期テストと違い入試の問題はかなり難易度が高いので、軽く考えていると危険です。 定期テストで毎回良い点を取っている子どもは注意してください。
例えるなら、定期テストは地区大会で1・2勝するのがギリギリのチームです。一方の入試は全国レベルのチームです。
また近年は入試のレベルも上がってきているので、親御さんが受験した時よりも難しくなってきています。
うちの子どもは定期テストで毎回いい点を取っているからと、安心するのは危険です。しっかりと「高校受験」の勉強が必要なのです。
合格する受験生は勉強にとりかかるのが早い
入試のレベルが上がっている要因の1つに、高校受験の対策を早い段階で始める受験生が増えていることが挙げられます。
例えば中3になったら受験対策を始めるのは当たり前のこととして、中1から塾や通信教育で学力アップをはかっている人もいるのです。
では中3の夏からではもう遅いのかというと、そんなことはありません。勉強時間を集中的に取ることで巻き返せます。
もし入試3ヶ月前から「残り1週間」というくらいの気持ちで、毎日8~10時間勉強をすれば十分逆転が可能です。
ただしかなり負担がかかるので、できるだけ早い段階から高校受験対策を始めるようにしましょう。
やる気が出ない人は模試に向けてがんばろう
受験対策をしていない中3はかなり危険ですが、そうとわかってもやる気が出ない受験生もいるでしょう。そんな人には模試を利用することをおすすめします。
模試を月に1回以上受けるようにして、それを目標に勉強をするのです。小さくても目標ができるので、勉強のモチベーションを高めやすくなります。
定期テストの勉強はできても受験対策にやる気が出ない子どもには特におすすめです。
また模試を受ければ自分の弱点やレベルが把握できるので、勉強の効率化もはかれます。
高校受験に落ちたらどうなるの?
毎年受験に落ちる人は実際にかなりの数います。では、高校受験に落ちたらどうなるのでしょうか。
ここでは勉強しないまま過ごして受験に落ちた場合の未来について紹介していきます。
第1志望でない高校に入学する
最も多いのが第一志望の高校に入学できないケースです。
自分が行きたいと思っていなかった高校で大事な3年間を過ごさなければならなくなります。
また大学入試までセットで考えていた場合、カリキュラムなどの都合上行ける学校に制約が出てくる可能性すらあります。
もちろん大学入試の結果は高校に行ってからのがんばり次第ではあるものの、計画の変更は避けられないでしょう。
高校浪人をする
あまりする人はいませんが、全落ちしたりどうしても行きたい高校があったりする場合は高校浪人することも選択肢としてあります。
ただし高校浪人という選択肢は年々減少傾向にあり、現在選択する人は1%未満です。
この理由としては、就活で圧倒的に不利であったり翌年希望の高校に行けても年齢問題で友達が作りづらかったりするからです。
高校受験に落ちた場合の選択肢の中で最もおすすめしません。
独学で高卒認定を受ける
高校へ進学せずに、高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)をパスして大学受験を目指すことも可能です。
高卒認定試験は国家試験ですので、合格すれば日本のどの大学でも受験できるようになります。
最大のメリットは最低限必要な費用が高卒認定のための受験料だけだということです。
ただし大学に進学しない場合は最終学歴が中卒になるので、全落ちしない場合以外はおすすめしない選択肢です。
勉強を始めても落ちてしまう勉強法の特徴
ここまでは勉強しない人の理由やその解決策、将来の危険性などについて解説してきました。しかしなんとなく勉強をするだけでは受験に落ちる危険性があります。
ここではどのようなやり方が「落ちる勉強法」なのか、特徴を説明していきます。
自分の勉強法が確立できず身につかない
自分に合ったやり方がわかっていない段階で、適当に勉強だけをするのはよくありません。 これは「落ちる勉強法」の特徴です。
知識が定着しないので受かる確率が低くなります。この段階では何が良いのかを模索しながら効率の良い方法を身につけていくことが大切です。
例えば、何か指摘をされたら「なぜそうなのか」と意味・本質を理解するように努めるのです。考えることで自分に合った勉強法が定まってきます。
また問題を解いて正解・不正解しかつけないのも悪い勉強法です。誤答の原因を追究する癖をつけましょう。
どれも少し面倒ですが、こうすることで合格できる勉強のやり方がわかってきます。
テキストなどをコロコロ変えてしまう
テキストをたくさん買いそろえて目を通すだけなのも落ちる勉強法の特徴です。
なぜなら、どっちつかずで結局何も身につかないからです。テキストをたくさん読むとわかった気になります。
しかし、テキストは何度も読み返して熟読してようやく理解できるものです。コロコロ変えてしまうと理解せずに次に移るので、入試では通用しません。
テキストは80%以上理解してから新しいものを買うようにしましょう。
反抗期の中3にこそ通信教育がおすすめ
「高校受験で勉強していない理由と解決策」でも説明しましたが、勉強をしない・したくない理由はいくつもあります。
そのため、どれが原因でどんな対策がいいのかわからないという人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが通信教育です。
通信教育なら受験のプロが指導をしてくれるので、培ってきたノウハウによって勉強を楽しめる方向に持っていってくれます。
つまり「勉強が嫌い」「やり方がわからない」を「案外楽しくできる」に意識変化してくれるのです。
また入試の難しさなども嫌にならないように学習を通じて自然と紹介してくれます。
何よりも通信教育はあくまで自分で勉強のスケジュールを決めて進めていきます。つまり強制ではないので反抗期の息子さんや娘さんほどスタートさせやすいのです。
もちろん、高校受験で結果を出せるようなカリキュラムが作られているので、落ちるリスクも少なくできます。
どうすればいいのか迷った人ほど、通信教育を試してみてください。
高校受験が近いのに勉強してないのは危険なのかまとめ
高校受験が近いのに勉強してないことについて
- 勉強をせずに高校受験に落ちることは将来に悪影響を与えるので危険
- 勉強しない理由は子どもだけでなく親にもある場合がある
- 定期テストと入試は範囲や難易度が全く違う
中3になっても受験勉強をせずにいるのはかなり危険です。 なぜなら高校受験は将来に大きな影響を与えるためです。
しかしだからといって子どもに「勉強しなさい」と強くいうのは逆効果になります。親は勉強のやり方を教えたり環境を整えたりすることを心がけましょう。
受験勉強は定期テストとは違って範囲が広く難易度も高いです。同じような感覚で勉強をしていたのでは落ちてしまうます。
そこでおすすめなのが通信教育です。勉強をしてこなかった人でも勉強のやり方を学べるので、結果が出やすくなります。
また基本的に勉強を1人で自発的にするので、「させられている」という感覚も与えません。中3の受験勉強をさせようと考えた時は、通信教育を検討してみてください。