文系数学の良問プラチカは難しい?勉強法や問題集の使い方・スケジュールまで東大生が解説!

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「文系数学の良問プラチカは難しいの?」

「良問プラチカの効果的な活用法を知りたい!」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

プラチカは有名な問題集ですが、文系の方にとって文系数学の良問プラチカの難易度や使いやすさは気になるでしょう。

この問題集では文系入試の最難関大学における数学対策を行うことができるため、非常に難易度は高いです。

こちらの記事では、文系数学の良問プラチカの難易度や使い方について、詳しく解説していきます!

文系数学の良問プラチカについてざっくり説明すると

  • 難易度は非常に高く、難関大学を目指す人向け
  • 共通テストで7~8割程度を安定して取れる人が対象
  • 1日2〜3問解けば学力が鍛えられる
  • 難関大学を目指していない方は無理に取り組む必要はない

文系数学の良問プラチカの難易度はMARCH以上

図形の画像

「文系数学の良問プラチカ」は文系の数学参考書として非常に有名な教材です。

難易度が高いため手ごたえのある問題が解けることと、その汎用性の高さからも「プラチカ信者」と呼ばれる受験生も多いほどです。

今回の記事では、文系受験生にとって伝説の参考書である「文系数学の良問プラチカ」について、その難易度やおすすめの使い方について解説していきます。

文系数学の良問プラチカの基本情報

文系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B (河合塾シリーズ 入試精選問題集 4)
1257円
文系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B (河合塾シリーズ 入試精選問題集 4)
1257円

「文系数学の良問プラチカ」の価格は1,257円とかなりお手頃です。

その他の主な特徴は、以下のようになっています。

項目 内容
著者 鳥山正純
出版社 河合出版
問題数 149代題
ページ数 48ページ

149題の重要な問題を精選しており、1日3題・2カ月の勉強期間で仕上げることができます。

なお、問題編の巻頭には最近の入試出題傾向と対策を収録しているため、貴重な情報を得ることも可能です。

文系数学の良問プラチカは難関大受験者向け

「文系数学の良問プラチカ」は、難易度の高い参考書で非常の高いレベルの演習をこなすことができます。

そのため、文系でありながら数学を2次試験科目として出題する東大や京大・一橋の難関大学を受験する人を対象としています。

なお、プラチカは名前がかっこよく知名度も高いため、数学がそこまで得意ではない文系受験生も手を出しがちですが、数学が得意ではない方にはおすすめしません。

レベル的には、共通テスト(従前のセンター試験)で7~8割以上の成績を安定して取れる方を対象にしているため、このレベルの学力を身に着けていないとプラチカを活用した質の高い勉強は不可能です。

大学で例えると、MARCH以上を問題なく合格できるような実力を持っている方が対象となります。

プラチカは網羅的で難問揃い

プラチカは149問という厳選された収録数ですが、満遍なく広い分野に渡って収録しているため、入試の数学に必要な多くの解法を網羅しています。

問題のレベルもかなり高く「京大入試でほとんど同じ問題が出題された」と感想を投稿している受験生もいるほどです。

また、一筋縄では解けないような思考力を試すための問題が多いため、この問題集を丁寧に取り組めば本番でも対応できる数学力を身に着けることができるでしょう。

理系数学の良問プラチカより難しい

同じシリーズの参考書で「理系数学の良問プラチカ 数学1A・2B」がありますが、こちらは中堅大学の受験者を対象としているため、難易度は高くなく初歩的で解きやすい問題が多く収録されています。

なお、収録している問題数は一通り学習しておきたい頻出の問題123題と、特に重要な応用問題を30題の合計153題を収録しています。

一方で「文系数学の良問プラチカ」は東大や京大などの、文系で数学が必要な大学を受験する受験生を対象にしており、難易度は「理系数学の良問プラチカ」よりもかなり高い設定になっています。

理系数学の良問プラチカに関する情報が知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

文系数学の良問プラチカの勉強法

勉強する女性

こちらのトピックでは「文系数学の良問プラチカ」を使ったおすすめの勉強方法を紹介していきます。

スタートは高3の秋ごろから

文系数学の良問プラチカに取り組む時期は、受験がいよいよ近付いてくる高校3年生の夏の終わり〜秋ごろにかけてスタートするのがおすすめです。

レベルとしては、標準問題精講や1対1対応の演習などが終わってから取り組むと良く、十分な演習量を積んでから着手することをおすすめします。

前述したようにこのテキストはレベルがかなり高いため、基礎が身に着いていない状態で着手しても実力にはなりません。

そのため、文系数学の良問プラチカが解けないと感じたら、無理をせずに1ランク下の問題集に戻って勉強しましょう。

じっくりと基礎を身に着けて、ある程度の応用力を鍛えてから本格的に取り組むと良いでしょう。

1日2〜3問ずつじっくり向き合う

プラチカの問題集は1日に何ページも解こうとせずに、分野ごとに的を絞って2~3問を選び、1問に30分~1時間ほどの時間をかけてじっくりと取り組むことをおすすめします。

1周目は分からなくても全く問題ないので、自分の現在の学力を試すためにもじっくりと考えるのがおすすめです。

分からなくてもすぐに答えを見るのではなく、しっかり考えて「具体的にどこが分からないのか」を整理しましょう。

また、解けなくても様々なアプローチを試すのがおすすめで、本番のつもりで試行錯誤してみてください。

1日3題を解くペースでも2ヶ月かからずに終わるため、焦らずじっくり時間をかけて取り組むと良いでしょう。

解説がわからない時は先生に聞く

プラチカは解法がたくさん載っているため非常に参考になりますが、上級者向けなので計算過程が省略されがちです。

そのため、人によっては解説が分かりにくいと感じることもあるため、その点には留意しておく必要があります。

解説を読み込んでも分からない場合は、学校の先生や友達などにすぐに質問するようにしましょう。

疑問の解決を後回しにすると、復習するときに手間取ってしまったり「どこが分からなかったんだっけ?」という状況になってしまいます。

そのため、疑問点や気になる点があればすぐに質問して解決することを心掛けましょう。

また、プラチカは「なぜそのような解法を選ぶのか」「どんなヒントからどういうアプローチをしたのか」などの解法の解説についても言及が少ないです。

そのため、先生や友人に質問するときは、そのような解法に関する点も併せて聞いておくと良いでしょう。

文系数学の良問プラチカの前後で取り組みたい参考書

様々なデータ

こちらのトピックでは、「文系数学の良問プラチカ」と同じレベルの参考書を紹介していきます。

青チャート

チャート式基礎からの数学I+A
2101円
チャート式基礎からの数学I+A
2101円

「青チャート」も多くの受験生から人気があるシリーズで、知名度と信頼度はとても高いです。

学校で配られることあり、非常に汎用性が高いテキストなので非常におすすめのシリーズと言えます。

青チャートでは、基本的な例題から難関大学の過去問まで幅広く収録されており、この一冊を完璧に仕上げておけばほとんどの大学に合格する学力を身に着けることができます。

なお、青チャートはプラチカよりも少し易しめのレベルに設定されている問題集です。

しかし、全体を網羅している問題集としては非常に質が高く、あらゆる分野の基本的な例題とその模範的解法が掲載されているため参考になる点が非常に多いです。

数学が苦手な方や自信がない方でも、基礎的な数学力を身に着けるにはピッタリの教材であるため、プラチカに入る前に青チャートを活用して一通り解法をインプットしておくことが重要です。

青チャートの問題を解くための初歩的な数学知識がまだ身に着いていない場合は、無理をせずレベルを落として黄色チャートなどから始めるのもアリでしょう。

標準問題精講

数学I・A標準問題精講 三訂版
1430円
数学I・A標準問題精講 三訂版
1430円

標準問題精講は青チャートほどの網羅性はありませんが、数学における基本的な例題をしっかり学ぶことができるため、基本的な解法を身に着けることができます。

また、解説が分かりやすいことに加えて、本が薄くて取り組みやすいと評判です。

例題→精講→解答→演習問題という構成になっており、解説が丁寧で分かりやすいことから多くの受験生から好評を得ています。

標準問題精講には標準レベルから応用レベルの問題が収録されているため、プラチカに取り組む前のステップとし活用しておきたい参考書の1つであると言えるでしょう。

1対1対応の演習

1対1対応の演習/数学1 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)
1210円
1対1対応の演習/数学1 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)
1210円

「1対1対応の演習」も、多くの受験生が愛用してきた非常に信頼できる参考書です。

なお、1対1対応の演習は青チャートよりレベル的には上で、プラチカよりは少し優し目のレベルになっています。

このシリーズの特徴は、分野ごとに8~16題ほど応用的な例題が載っており、複雑な処理が多い問題や計算が多い問題などを扱っている点です。

1問あたりのボリュームはかなりありますが、比較的薄い教材なので短期間で集中して仕上げることができるでしょう。

このように扱っている問題が絞られており、重要な問題を押さえることができるため、重要なポイントだけをおさらいしやすい点も魅力です。

文系数学入試の核心

文系数学 入試の核心 改訂版 (数学入試の核心)
1320円
文系数学 入試の核心 改訂版 (数学入試の核心)
1320円

「文系数学入試の核心」はプラチカよりやや優しめの難易度であり、難易度も3段階で表示されているため自分のレベルに応じて取り組みやすい構成になっています。

直前期の仕上げに用いることも可能で、入試標準レベル以上の問題演習をたくさん取り組みたい方や、数学でライバルに差をつけて合格したい文系学部志望者の方におすすめです。

問題数は100問程度なので、1日あたり2題取り組むペースでも2ヶ月で完成させることが可能です。

なお、文系数学で頻出の「微分・積分」「ベクトル」「数列」に特に重点を置いているため、メリハリをつけた学習が可能となっています。

新数学スタンダード演習

新数学スタンダード演習 2020年 04 月号 [雑誌]: 大学への数学 増刊
2550円
新数学スタンダード演習 2020年 04 月号 [雑誌]: 大学への数学 増刊
2550円

「新数学スタンダード演習」は、入試の標準問題から応用力が求められる発展的な問題を扱っています。

プラチカよりも難易度が高く、入試における重要問題を精選して構成しているため、効果的な演習が可能となっています。

また、「1対1対応の演習」との接続性が非常に良いため、併せて活用するとより学習効率を高めることができます。

新数学スタンダード演習は、文系で東大などの超難関大学を受ける場合に取り組むべき参考書であり、この教材を完璧に仕上げておけば受験で怖いものはありません。

東大生が推薦する数学参考書について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

文系数学の良問プラチカの利用者の声

笑顔の子ども

こちらのトピックでは、文系数学の良問プラチカの利用者の声を紹介します。

利用者の口コミを見ることで、よりその教材がイメージしやすくなります。

難関大学を目指す方にぴったり

旧帝大文系、一橋を受ける方には必須の一冊です。ただし教科書、傍用問題集を一通り終えた方のみ。 amazon カスタマーレビュー

東大京大一橋早慶志望は過去問前に最適。他旧帝大上位国公立大志望で、数学で得点を稼ぎたい人にもオススメ。尚上記大志望でも、基礎が固まってない内に始めるとかなりキツイ。 amazon カスタマーレビュー

文系プラチカは問題のレベルが非常に高いため、難関大学を目指す方にはぴったりの教材と言えそうです。

特に東大京大一橋早慶志望者は演習に最適で、数学で得点を稼ぎたい人におすすめです。さらに東工大などの理系難関大を志望している方でも活用できるでしょう。

また、口コミでは数学が得意科目ではなかった人が、その他の教材を使って基礎を作った後にプラチカを使うことで得点力を伸ばすことができたといった体験談も多く確認できました。

ただし、MARCH以下の大学を志望している方には負担が重くオーバーワークになる可能性が高いため、注意が必要と言えるでしょう。

解説が充実している

なんといってもこの問題集の最大の特徴は解説の多さである。一概にページ数で表すことはできないが、解説編は問題編の6倍ページ数がある。解説の内容も、他のものは計算過程が省略されていたり、別解があってもかなり大雑把になっているものが多いが、その辺りも充実しており、解答の指針やアドバイスもある。 amazon カスタマーレビュー

文系プラチカの口コミでは、解説が非常に充実している上に解答の指針やアドバイスも掲載していると、解説の良さに言及したものも多かったです。

プラチカの解説を読みながら1問1問しっかりと復習することで、数学の総合的な得点力を鍛えることができるでしょう。

文系数学の良問プラチカまとめ

文系数学の良問プラチカまとめ

  • 東大・京大・一橋大などの超難関大学を目指す方には必須
  • 満遍なく広い分野の問題を収録しているため、効果的な学習が可能
  • 問題に取り組んでいる中で疑問があれば、しっかりと解決するようにしよう
  • 難易度はかなり高いため、数学の基礎をしっかりと作ってから着手しよう

文系数学の良問プラチカはかなり難しいレベルの問題を揃えているため、しっかりと基礎を固めてからでないと太刀打ちできないでしょう。

しかし、難関大学を目指す上で求められる数学の知識を身に着けることができるため、東大や京大・一橋大クラスを目指している方はぜひ取り組んでおきたい教材です。

また、プラチカ以外にもおすすめの参考書などを紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。

難関大学を目指している方は、ぜひこちらの記事で紹介した勉強法などを参考にして、合格を掴み取ってください!