英語が苦手な中学生の勉強法は?英語嫌いの克服方法や英単語の覚え方まで徹底解説!
「英語が苦手な中学生の勉強法とは何か?」
「英語嫌いの克服方法・英単語の覚え方はあるのか?」
このような疑問を感じている方もいるはずです。
英語が苦手な中学生は多くいますが、克服方法を知りたい方もいるでしょう。
ここでは、英語の苦手な中学生の勉強方法・克服方法について、解説していきます。
この記事を読み終わった方は、新たな英語の勉強法に取り組んでいくでしょう。
英語が苦手な中学生の勉強法についてざっくり説明すると
- 英語を克服するためには、まず苦手な分野を把握する
- 外国語はセンスではなく、地道な努力が大事
- 基本の「単語」・「熟語」を日頃から覚えるようにする
英語が苦手な中学生が多い理由
まず、英語が苦手な中学生が多い理由について、見ていきます。どのようなことが苦手な理由になっているのか、知っていきましょう。
何から勉強すればよいのかわからない
英語の勉強としては、「文法の習得」・「単語の暗記」・「リスニング練習」など多くのことを学ぶようになります。特に「文法の習得」・「単語の暗記」は、多くのことを覚える必要があります。
自分が何に対して、苦手意識あるのか原因が分からない方もいます。そして、何から勉強をすれば良いのか分からずにいる方が多くいるのです。英語を克服するためには、まず苦手な分野を把握することが大事です。
もし、苦手な分野が分からないままにしていると、英語の科目自体が苦手になるでしょう。
小学生での油断は厳禁
小学生が学ぶ英語は、慣れることが重要になっています。いきなり、「文法」・「単語」を覚えていくのではなく、英語に触れるいくことから始まるのです。
しかし、中学生になると「文法」・「単語」を本格的に覚えていくようになります。これは、日々コツコツと勉強を重ねていくということです。小学生の時とは異なって、英語を本格的に学んでいきます。
また、英語は幼少期の方から始めると言語の習得がしやすくなります。早い段階から英語に触れるようにすると良いのです。
中学生になると小学生は異なるため、英語が苦手になる可能性はあります。
語学のセンスは必要?
外国語は人によって、短時間で習得しまうこともあり得ます。平均的な勉強時間ではなく、短時間で外国語を習得できる方もいるのです。
ただ、短時間で外国語を習得できるのは少数になっています。やはり、「文法」・「単語」をコツコツと暗記をしていく必要があるのです。外国語はセンスではなく、地道な努力が大事になってきます。
外国語を習得するためには、日々継続して勉強していくようにしましょう。もし、相当な時間がかかったとしても、覚えたことはなかなか忘れないはずです。
英語ができない中学生の勉強法
ここでは、英語ができない中学生の勉強法について、紹介していきます。
英語を訳すためのコツ
英語の基本の形としては、「主語」・「動詞」・「目的語」という順序になっています。この点は日本語と大きく違っているのです。
例を挙げると、次のようになります。
「I like baseball.」の場合は、「I=主語」・「like=動詞」・「baseball=目的語」となっています。これを日本語に訳すと「私は野球をします。」で、「私=主語」・「野球を=目的語」・「動詞=します」です。
また、英語の場合は後ろの方から、修飾することがあります。その場合、和訳の際に修飾を前に持ってくるのです。そうすれば、違和感なく自然な日本語になるでしょう。
基本の単語・熟語・英文は暗記
英語は文法をしっかりと理解していないと、英文が分かりにくいでしょう。また、語彙力がないと文法が分かっていても、理解できないでしょう。
このようにならないためにも、基本の「単語」・「熟語」を日頃から覚えるようにすると良いです。
勉強する際に「単語」・「熟語」は大量に覚えるのではなく、日頃からコツコツと覚えていくようにしましょう。
一度に覚えようとしても、すぐに忘れてしまう可能性があります。
また、教科書に載っている英文を暗記していると、英作文を書く際に役に立つはずです。
中1から音読を繰り返そう
英語の音読をすることは英文の構造に慣れるだけではなく、発音の練習になるでしょう。ただ、英語力を上がるためには、ある程度の時間が必要となります。
そのため、中1の時から積極的に音読をすると良いです。中1の早い段階から音読を行うようにしましょう。
1人で英語を勉強する際は黙読ではなく、必ず声を出して音読するようにしましょう。自分の声を耳で聴くことで、英語力はグッと上がるはずです。最初は恥ずかしい方も多いはずですが、徐々に慣れてきます。
問題集で実力仕上げ
日頃の勉強方法として問題演習をすることで、自分の実力が把握するようにしましょう。
現状、どのくらいの英語力が身に付いているのか客観的に判断すると良いです。以前よりも英語力が伸びているが分かると、自信にも繋がるでしょう。
また、定期試験・入試対策にもなり、効率的な勉強ができます。問題演習をする場合、解いた問題にチェックをつけると良いです。そして、間違えた問題は必ず解き直して、理解するようにしましょう。
英語嫌いな生徒の英単語の覚え方
続いて、英語が嫌いな生徒の英単語の覚え方について、見ていきましょう。
まずは必要なものを準備
中学生は、学校の教科書・問題集をメインに勉強をしていきましょう。最初から市販の参考書を解こうとすると、基礎の知識がしっかりと身に付かない可能性があります。
そのため、学校の教科書・問題集を理解して、しっかりと解けるようになってから市販の参考書を買うようにしましょう。ちなみに学校の教科書・問題集が解けるようになっていると、基礎が十分身に付いています。
また、勉強する際には英和辞典・単語帳を準備するようにしましょう。
記憶のメカニズムを活かそう
人間の記憶のメカニズムとして、一度暗記したことでも時間が経つと忘れてしまいます。そのため、ある程度の時間が経ったら復習しなければなりません。
特に多くの単語・文法を覚えていても、日々の生活を送る中で自然と忘れていくのです。
この記憶のメカニズムについて数値化したものが「エビングハウス」と言われます。「エビングハウス」は無意味な音節を記憶して、時間が経つことでどのくらい忘れてしまうのか数値で表しています。
また、以下に「エビングハウスの忘却曲線」を紹介します。ここでは、時間が経つことでどれくらいの記憶が残っているかを表にまとめています。
エビングハウスの忘却曲線
「エビングハウスの忘却曲線」について、以下のようににまとめています。
時間 | 記憶保持率 |
---|---|
20分後 | 58% |
1時間後 | 44% |
9時間後 | 36% |
1日後 | 33% |
2日後 | 28% |
6日後 | 25% |
31日後 | 21% |
上記の表のように人間は覚えたことを復習しなければ、1時間後には半分以上も忘れしまいます。更に、覚えてから1週間後には4分の3以上のことを忘れてしまうのです。
このことから一度覚えたことを1週間以内に最低1回、もしくは1か月以内に1回のペースで復習すると良いです。定期的に復習することで、知識が定着するでしょう。
意味と一緒に発音を確認
英単語を覚える際には意味だけではなく、発音も確認するようにしましょう。これは発音の確認を積み重ねることで、ネイティブな発音ができるようになるからです。
ただ、最初からネイティブな発音ができるわけではありません。何度も発音を繰り返していくうちに、ネイティブな発音ができるようになるでしょう。
もし、一緒に勉強ができる方がいれば、お互いの発音を確認するとより効果的です。
更に、英語を話す力も身に付くことができるでしょう。聞くだけではなく、しっかりと発音することで話す力も自然と身に付けることができます。発音をすることを恥ずかしがらずに、自信を持って行いましょう。
日本語の意味を即答できるように
学校の定期試験・入試では長文の読解問題が中心に出されることが多くなっています。そのため、文を見た時に単語の意味が分かるようにしておくと良いです。これは長文を問題が解く際には、とても重要になってきます。
まず、長文の英単語を見ていき意味がすぐに答えれるようにしましょう。全てが分からない場合があるはずですが、ある程度の英単語が分かっていれば内容を理解する事は可能です。
日頃から覚えた単語の意味を、すぐに答えれるようにしましょう。
スペルが書けるかチェック
覚えた単語の日本語の意味がすぐに答えるようになった場合は、スペルを書いて間違いがないようにしましょう。単語の意味をしっかりと理解していても、スペルが書けないこともあります。
特に長い単語を重点に書くようにすると良いです。これは長い単語になるほど、ミスが多くなりやすくなるからです。また、似たような単語もありますので、しっかりと覚えておきましょう。
効率が悪い英単語の暗記法
ここでは、効率が悪い英単語の暗記法について、紹介していきます。これから、英単語を効率的に覚えていていくためにも、効率が悪い方法も理解しておきましょう。
ただ単語を書きまくる
英単語を覚える際に1つの単語を10回以上を書いたとしても、手を動かしただけで記憶はしていません。
ただ、英単語を多く書いて満足せずにちゃんと覚えているか確認しましょう。また、自分で単語テストをするなど工夫しながら覚えていくと良いです。
定期的に復習しない
人間は一度暗記したことを復習しないと、時間が経つにつれて忘れてしまいます。そのため、定期的に覚えたことを復習しければなりません。
もし、単語の暗記をすることがストレスに感じてしまう方は、問題演習をしていくと自然と単語が身に付くでしょう。
塾に通わないと苦手克服は難しい?
最後に塾に通わないと苦手克服は難しいのか、解説していきます。
塾は苦手意識を加速させることも
集団塾は点数で周りの生徒との差が出てしまうため、生徒の中には自信を失ってしまうこともあり得るでしょう。このことが原因で、苦手意識を持ってしまう可能性があります。
そのため、個別指導の塾を選ぶなど子供の性格を考える必要があるでしょう。そして、条件に適している塾を選ぶようにしましょう。子供も塾に通うことにストレスを感じなければ、効率的な勉強を進めることができるはずです。
英語を楽しむ機会を増やそう
もし、英語が嫌いという方は英語のアニメ・ドラマなど字幕があるものを見てみましょう。まずは、英語を楽しみながら触れる機会を増やしていくと良いです。
英語のドラマの場合はあるシーンで用いられていた言葉などが印象に残って、単語・言い回しを自然と覚えるはずです。全てを覚える必要はなく、自分が印象に残ったシーンから単語・言い回しを学んでいきましょう。
アプリで学ぶのも効果的
スマホアプリで勉強がしやすい科目の1つとして、英語が挙げられます。英語を勉強する際はテキスト・問題集・辞書・単語帳を使い、多くの単語・文法を覚えていきます。
しかし、覚えるためには集中力・根気が必要となるため、途中で諦めてしまう方もいるでしょう。そんな時はアプリを使って、楽しみながら英語を習得すると良いです。
どこでも手軽に勉強ができる英語アプリに関して知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
通信教育で総合的な対策を
英語の通信教育で使う教材は一般的な紙の教材だけではなく、タブレットも使い「聞く力」・「話す力」を身に付けていきます。
また、通信教育は塾と比べても費用が抑えられます。英語以外の科目も勉強することが可能です。
通信教育によっては英検対策や添削指導を設けているところもあります。英語を学ぶ目的に応じて自分に合った通信教育を選ぶようにしましょう。
英語を含めた中学生におすすめの通信教育に関しては以下の記事をご覧ください。
英語が苦手な中学生の勉強法についてまとめ
英語が苦手な中学生の勉強法についてまとめ
- 中1から音読を取り入れた勉強をすると良い
- 英語を克服するためには、まず楽しむ機会を増やすこと
- 「エビングハウスの忘却曲線」から、人間は時間が経つと覚えたことを忘れていく
英語が苦手な中学生の勉強法はについて、項目に分けて紹介してきました。
また、英語嫌いの克服方法・英単語の覚え方まで解説してきました。
苦手な英語でもちゃんとした勉強法をすると、克服できます。
英語を楽しみながら覚えていくと、得意の科目になる可能性もあります。
子供の英語の勉強に不安を感じている親御さんも、一生に学んでみても良いでしょう。