高校受験生の冬休みの過ごし方は?合格に必要な勉強時間の目安やおすすめの勉強法を解説!
「高校受験生におすすめの冬休みの過ごし方について知りたい!」
「冬休みではどれくらいの勉強時間を確保するべき?」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
高校受験を控えている中学3年生にとって、冬休みの過ごし方は合否を分ける非常に重要な時期です。
冬休みにしっかりと勉強時間を確保して規則正しい生活習慣を作ることで、直前期にも集中して勉強することができます。
こちらの記事で、高校受験を控えている中学3年生のの冬休みの過ごし方、また合格に必要な勉強時間の目安などについて、詳しく解説していきます!
高校受験生の冬休みについてざっくり説明すると
- 勉強に集中できる最後のチャンスなので、大切に使おう
- 模試も受けて自分の立ち位置を把握すると良い
- 受験当日の準備もしっかりと行おう
- 体調管理を行うことも重要
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高校受験生の冬休みの過ごし方
まずは、高校受験生の冬休みの過ごし方について見てみましょう。
最後の苦手克服チャンス
中学3年生の冬休みは、高校でやりたいことや行きたい高校が決まっている学生が勉強を追い込むことができる最後のチャンスです。
冬休みは長くないので、新しい知識を仕入れるのではなく習った内容や暗記が曖昧な論点を復習する期間に充てるのがおすすめです。
短期間で得点力を高めるためには復習をした方が効率的なので、しっかりと知識を固めることを意識しましょう。
苦手な問題が出てきてしまうと焦ってしまうので、できるだけ苦手分野は潰しておきましょう。
正月もフル活用する心得
お正月は特番で面白い番組があったり、家族や周囲の人間はお正月ムードでのんびり過ごしています。
このような空気の中で自分だけ勉強するのはつらいものがありますが、受験は高校受験と大学受験の2回だけなので、ぐっと我慢して勉強に着手するべきです。
正月に勉強するのは、長い人生の中でも一回や二回だけの機会なので、だらけてしまうのではなく頑張って勉強することが重要です。
夜にどうしても見たいテレビがある方は、朝から昼間にかけてしっかりと勉強し、少なくとも3~5時間程度は勉強しましょう。
中学三年生の目安の勉強時間は?
合格する高校受験生の勉強時間を見てみると、一日あたり8時間、最低でも一日あたり5時間は勉強していることが多いです。
また、同じ志望校や同じレベルの学校の合格を目指している生徒に差をつけるためにも、少しでも長く勉強することを心掛けると良いでしょう。
受験勉強をしていると、どうしても勉強にやる気が出ない日もあるでしょう。
しかし、空白日を作ってしまうと一気にだらけてしまうこともあるので、そんな日でも一日10分でも構わないので勉強を継続するようにしてください。
高校受験に必要な勉強時間については以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
冬休みにやるべきことは?
具体的に冬休みにすべきこと5個について以下で解説していきます。
自分の志望校の入試模試を受ける
冬休みは勉強に集中できる最後のチャンスなので、自分が目指している志望校の入試模試があれば必ず受けておきましょう。
模試を受けることで出題傾向に慣れるだけでなく、同じ志望校のライバルと比べて自分の立ち位置はどうなのかを把握することができます。
また、自分の弱点を知ったり本番の雰囲気を疑似体験することができる貴重な機会なので、当日の緊張を軽減するためにも模試を受けるのは非常におすすめです。
勉強に優先順位をつける
短い期間しかない冬休みを使って効率的に勉強するためには、自分のやるべきことに優先順位を付けることが大切です。
なお、この時期は弱点を克服することを念頭に置き、できるだけ苦手を潰して多くの点を取ることを心掛けるべきです。
高校受験は受験する全科目の合計点で合否が決まるため、一つの科目ばかり演習するのは非効率です。
各科目で安定的に得点することが合格への近道なので、苦手な分野や冬休み中に習得しておきたい分野を決めておき、それらを重点的に勉強しましょう。
学年評定を考慮して志望校を確定させる
冬休みになると既に学年評定が確定し、志望できる高校が絞られてくる時期です。
冬休みは現在の自分の学力と今後の伸びしろを考慮し、現実的な志望校を選択しなければなりません。
目標を明確にしておかないとモチベーションが出ないため、合格を手繰り寄せるためにも志望校はしっかりも選びましょう。
志望校を変えたくない場合はぎりぎりまで目指し、必要なレベルの学力が身に着かなかった場合に備えて第二志望まで考えておきましょう。
当日のアクセスを下見して確認しよう
志望校が固まってきたら、自宅からのアクセスや生き方を入念に調べておきましょう。
当日は緊張していて冷静さを欠いてしまうこともあるので、電車の経路やトータルの時間など、当日どのように試験会場に行くのかまで調べておくと安心です。
入試が近づくにつれて勉強時間は貴重になるので、その中でアクセスを調べたり下見をするのはもったいないです。
比較的時間に余裕がある冬休みを活用して、当日に慌てないように備えておくと良いでしょう。
宿を予約しておこう
遠方の学校を受験する人は、宿やホテルの予約を早い段階で済ませておきましょう。
人気の学校であれば全国から何百人もの受験者が殺到するため、直前期になると会場近くのホテルは早々に埋まってしまうことが多いです。
学校から離れた宿をとってしまうと、試験当日に道が分からなかったり寝坊したときに対処できなかったりする恐れがあるので、無駄な懸念を無くすためにも早めに宿は確保しましょう。
近年はじゃらんやYahoo!Yahoo!トラベルなど、インターネット上で簡単に宿を予約することが可能です。
冬休みにやってはいけないこと・注意点は?
ここまで冬休みにすべきことを紹介してきましたが、ここからは逆に冬休みにすべきでないことについても紹介します。
朝遅くに起きないよう気を付ける
冬休みは勉強に集中できる貴重な期間なので、寝坊することなる規則正しい生活を心掛けましょう。
受験は昼過ぎから行われるわけではないので、遅く起きることは受験生としてあるまじき行為だと考えてください。
意識の違いとして、できるだけ多くの時間を勉強に費やそうとしている受験生の方が高いモチベーションを維持しており、合格できる可能性も高まります。
遅くに起きてしまった場合は日中に行える勉強時間が短くなり、結果その日を無駄にしてしまうことになるので、要注意です。
計画的に学習可能なスケジュール
冬休みは短いため、勉強のモチベーションを維持するのと同時に自分を律して行動する必要があります。
無理なく学習できるスケジュールを考えることで勉強を習慣化でき、ストレスなく勉強を継続することが可能となります。
なお、勉強の計画を立てるコツとしては、計画した勉強時間の後に空白の時間を作っておき、ゆとりを持たせることを意識しましょう。
このようにゆとりを持たせておくことで、勉強が長引いてしまった場合でも計画通り進めることができるのです。
習った内容や間違った箇所を復習しない
知識を脳に定着させるためには、復習の作業が欠かせません。
今まで模試や定期テストを復習してこなかった生徒も、冬休みだけは復習に力を入れましょう。
特に、冬休み中のテストは復習まで念入りに行い、自分の苦手分野やミスの傾向を把握して対策を練ることが重要です。
テストや問題集は自分の実力を知るための貴重なツールなので、自分の実力を把握した上で復習を行えば、自然と得点力がアップしていきます。
勉強しない日がある
一日だけであったとしても、勉強をやらない日を作ってしまうとサボりぐせが身に着いてしまいます。
人間は楽な方へ動いてしまう生き物なので、少し油断すると「気づいたら1週間も全然勉強していなかった」という事態になりかねません。
そのため、疲れていてもやる気が出ない日であっても、必ず一日10分でも勉強に着手しましょう。
高校受験で頑張った経験はその後の人生にも生きるので、気合を入れ直して頑張りましょう。
何をするべきか目的が分からないまま過ごす
勉強している目的を明確にしておくことも重要です。
「今行っている勉強が何の対策になっているのか」「確実に得点アップに繋がっているのか」を意識することで、質の高い勉強となります。
受動的に学校や塾の宿題をこなし、講座を受けているだけでは合格できないので、目的意識を持つことは非常に重要です。
自分に必要なものを理解し、明確な目的を持って勉強すれば合格に繋がるはずです。
学力別おすすめ勉強法
学力のレベルによっておすすめの勉強法は違うので、こちらのトピックで確認しておきましょう。
入試過去問演習は基礎が固まっている人向け
過去問を解くことは非常に有効な勉強ですが、過去問は基礎が固まっていなければ解くことができません。
そのため、まだ基礎が不十分な状態で着手しても全然解くことができず、やる気を失ってしまう場合があります。
基礎が固まった後は出題傾向を把握し、その内容に合わせて勉強を行うことで効果的な対策となります。
基礎が固まったらたくさんの問題演習をこなして、徐々に学力を高めていきましょう。
現状受かる見込みが低い人
勉強が不十分で点数が取れない段階であれば、まずは基礎固めをじっくりと行いましょう。
自分に足りない知識や重点的に行うべきポイントを知り、一つずつ丁寧に潰していきましょう。
なお、過去問は最低でも一回は解いておき、本番レベルの問題に触れることがおすすめです。
なお、過去問を解く際には点が取れないことを覚悟しておき、問題形式や出題傾向などを知ることが目的であると割り切りましょう。
全員に共通のおすすめ勉強法は音読
勉強は視覚を中心に行いがちですが、五感をフル活用した方がより記憶が定着します。
音読を取り入れることで視覚だけでなく聴覚も使うため、単に書いたり黙読したりするよりも勉強効果が高まります。
また、ただ単に教科書を音読するだけではなく、自分が誰かに教えているイメージを持つと良いでしょう。
このようなイメージを持つことで、自分の言葉で説明する意識が生まれてより効果的な勉強になるのです。
塾に通っている人がやりがちなミス
冬期講習だけしかやらない
塾に通っていることで安心している学生は、冬期講習だけ受けて満足しがちです。
しかし、塾は自分に合わせて授業を行ってくれるとはいえ、講義のすべてが自分にとって必要な講座であるとは限りません。
また、自分に必要な内容を網羅してくれているとも限らないので、実は無駄が多いケースがあるのです。
このような事態は非常にもったいないので、塾の先生と相談して自分でやるべきことを決めておくことが重要です。
塾に行って一日中話している
冬休みは学校がないため、塾でついつい知人と話してしまうことがあります。
また、実際に受動的に仕方なく通っている人もいるため、せっかくの貴重な勉強時間を無駄にしてしまいがちです。
そこで、少なくとも塾にいる時間は勉強することに集中し、休憩時間のときだけ知人と話すなど、切り替えを意識しましょう。
塾に行ってしまうとどうしても知人と話してせっかくの勉強に集中することができないというひとは家庭学習をするのが良いでしょう。
自宅で家庭学習を行おうと考えている人は、以下の記事でおすすめの通信教育について解説していますので、参考にしてみてください。
他の受験生と差を付けるポイント
受験では他の受験生と少しでも差を付けたいと考えてる方も多いのではないでしょうか。
ここからはそのためのポイントについて解説していきます。
当日の服装と持ち物を決める
試験が近くなってくる冬休みの間に、試験当日の持ち物と服装を決めておくことをおすすめします。
試験当日は、普段の勉強と同じ環境・心持ちで行動することで記憶が蘇りやすくなります。
そこで、少しでも普段と同じ環境を作るために、冬休みの内から持ち物と服装を統一しておくと良いでしょう。
しっかりと試験本番を想定した環境に慣れておくことで、緊張を和らげる効果も期待できます。
朝型の生活習慣に移行する
試験は午前中から行われるため、朝に弱いと試験中に頭が働かなかったりしてしまう恐れがあります。
せっかく勉強をしてきても、当日のコンディション不良で失点してしまうのは非常に問題です。
このような事態にならないためにも、冬休みから朝型の生活リズムに移行し、早寝早起きを習慣化しておきましょう。
当日ベストなコンディションで試験に臨めば合格の可能性を高めることができるので、規則正しい生活を送ってください。
合格のために必要なものは何なのかを考える
中学生の内は大人に頼ってしまいがちですが、自分の将来や進路を決めるのはあくまでも自分自身です。
そのため、大人に頼るのは情報収集程度に留めておき、情報を元にして自分でしっかりと考えることが重要です。
自分のやりたい勉強と塾からおすすめされた勉強があった場合はどちらが効果的な勉強なのかを吟味し、判断力も磨いていきましょう。
自分でやるべきことを的確に把握できる学生は自然と学力も伸びるので、「自分で考えて判断する」癖を身に着けましょう。
体調管理を徹底する
冬休みは風邪やインフルエンザが蔓延するので、体調管理にも細心の注意を払いましょう。
外出時はマスクを着用してアルコール消毒を徹底することで、風邪やインフルエンザ予防することができます。
また、帰宅後は手洗いうがいを徹底して、お風呂に入って汚れを落としたり体を温めてリフレッシュすることが重要です。
もし体調を崩してしまった場合は治すことを最優先に考え、無理に勉強しないようにしましょう。
ここで無理に勉強してしまうと回復が遅くなってしまい、試験当日まで間に合わないこともあります。
しっかりとコンディションを整えるためにも、体調に異変を感じたら休むことを意識してください。
もし体調を崩してしまったら?
手洗いやうがい・消毒などに気を遣っていても完全にウィルスから身を守ることは不可能です。
どんなに気を付けていても風邪を引いたりインフルエンザにかかってしまうことはあるので、体調を崩してしまったときの対処法について紹介していきます。
とにかく横になって休む
風邪を引いたりインフルエンザにかかった場合は、少しでも早く治すためにとにかく休むことが重要です。
医師から処方された薬は用法容量を守ってしっかりと服用し、横になって休みましょう。
なお、体調を崩した際に「免疫をつける」ために食べる量を増やす人がいますが、これは逆効果です。
食べすぎてしまうと消化することにエネルギーが使われてしまい、体調を回復するのに時間がかかってしまうのです。
そのため、食べるのは水分を多く含みビタミンが豊富にある果物程度にしておき、あとはひたすら横になって休むべきなのです。
受験先の受験要領を確認しておく
試験当日に体調不良だった場合は、別日に試験を受けることができる可能性があります。
そのため、志望校の受験要領を確認しておき、不安であれば問い合わせることをおすすめします。
ベストなコンディションでないにも関わらず無理に受験しても、本来の力を発揮できず良い結果が得られる可能性は低いです。
あらかじめ確認しておくと安心して養生できるので、しっかりと確認しておきましょう。
高校受験生の冬休みまとめ
高校受験生の冬休みまとめ
- 自分に合う勉強法で、努力を重ねていこう
- 勉強をしない空白日は作らずに、毎日勉強することが大切
- 生活習慣も朝型にシフトするのがおすすめ
- 体調を崩した場合は、無理をせずに治すことを最優先しよう
高校受験前の冬休みは合否を分ける非常に重要な時期です。
勉強をすることも大切ですが、睡眠時間を確保するなど生活習慣を整えることも心がけて、当日にベストコンディションで臨めるようにしましょう。
こちらの記事を参考にして、後悔のない冬休みを送りましょう!