勉強のやる気の出し方とは?やる気が続かない原因から集中力を持続させる方法まで解説!
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「勉強のやる気が出ないときはどうすればいいの?」
「勉強の集中力を高める方法について知りたい!」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
勉強しなければならないと分かっていながら、なかなか集中力が続かなかったりやる気が出ないときはあるでしょう。
特に、受験生にとってモチベーションが湧かないのは非常に問題なので、やる気を出す方法を知っておくことは非常に重要です。
こちらの記事で、勉強のやる気の出し方や集中力を持続させる方法について、詳しく解説しました!
勉強のやる気の出し方についてざっくり説明すると
- 勉強のやる気を削ぐようなものは視界から消すと良い
- 疲れた時や眠い時は無理をせずに休もう
- 集中できる環境を整えることも重要
勉強のやる気が出ない理由とは
中学生や高校生は学校宿題や受験など、勉強しなければならない機会が多くあります。
しかし、なかなかやる気が出ずに苦労しているのが現実でしょう。
また、スマホやテレビなどの誘惑に負けてしまい、いたずらに時間を無駄にしてしまう経験をした方もいるはずです。
しかし、やるべきことから逃げるわけにはいかないので、やる気を出すためにもやる気が出ない理由を見てみましょう。
そもそもやる気って何?
こちらの記事では、やる気の出し方について紹介していきます。
しかし、いくらテクニックを覚えても、やる気・モチベーションについて知らなければすぐに勉強する気を失ってしまいます。
試験で良い点を取ったり受験で失敗しないためにも、まずはモチベーションややる気の定義から考えてみましょう。
モチベーションの定義
モチベーションを日本語に直すと「社会的動機付け」となります。
つまり、行動するときの理由となるものであり、目的やゴールがあればモチベーションが維持しやすいでしょう。
目的やゴールが曖昧だとやる気が出ない原因になるので、その結果モチベーションも湧かずにダラダラと過ごしてしまうことになります。
勉強のやる気は心理状態・環境に左右される
勉強に集中できないのは、気合が足りていないからではありません。
集中力ややる気は心理状態や環境に大きく左右されるものなので、気合だけで論じることはできません。
そのため、勉強に集中できる心理状態を作り出し、また周囲に余計な物を置かないなど環境を整えることで、やる気も維持しやすくなるのです。
重要なのは技ではなく心・体
心技体とは、心・技術・体の全てのバランスが整ったときに、最大限の力が発揮できるという教訓のことです。
勉強においては心と体が重要であり、土台となる部分をしっかりと作ることが重要です。
技は小手先のテクニックに過ぎないので、心と体を整えることをまずは重視するべきです。
勉強のモチベーションの持ち方
モチベーションには2種類あり、内発的動機付けと外発的動機付けに分けられます。
内発的動機付け
内発的動機付けとは、人の内面的な要因によって生まれる動機付けを指します。
この動機付けが上手くできれば、勉強することを楽しいと思えるようになり、自発的に勉強したいと考えるようになります。
学習意欲が湧いたり、能動的に勉強に取り組めるようになる点が大きなメリットですが、すぐにこのような状況を作るのは難しい点がデメリットと言えます。
外発的動機付け
外発的動機付けとは外面的な要因によって生まれる動機付けであり、多くの人が自然と求める動機付けはこちらになります。
例えば、先生に怒られないように勉強することや自分へのご褒美のために勉強する、ということは外発的動機付けに該当します。
即効性があるメリットがある一方で、モチベーションが長続きしない点がデメリットと言えるでしょう。
勉強のやる気が出ない状況の例
以下のトピックでは、勉強のやる気がでなくなってしまう状況の例をいくつかご紹介いたします。
勉強のやる気を削ぐものが見える
スマホ・ゲーム・テレビ・漫画などは勉強への集中を阻害する代表的なものです。
そのため、机からこれらが見える場所にあると集中できなくなってしまうのです。
そこで、スマホは電源を切ったりゲームやテレビは机の前に座ったら視界に入らない位置に置くなど、工夫をしてみましょう。
また、勉強に関連する本や資料であっても、行っている科目以外のものが目に入ると気が散ってしまうことがあるため、注意が必要です。
眠気が原因となることも
眠い時はパフォーマンスが上がらず、勉強がままならないでしょう。
眠い状態で無理に勉強しても、体調を崩したり病気になってしまう原因となります。
眠い状況は、不規則な生活習慣や食べすぎが原因で起こることが多いです。
パフォーマンスを上げるためにも、規則正しい生活を送り十分な睡眠を心がけ、勉強前は食べ過ぎないように気を付けましょう。
悩みを抱えている
受験生に限らず、中学生と高校生は大なり小なり悩みを抱えているものです。
勉強に集中しようとしても、ふとした時に悩み事が頭をよぎってしまい、集中力を失ってしまうことがあります。
悩み事がある場合は「悩みがあることは仕方がない」と割り切ることが大切です。
自分の感情と折り合いをつけながら、勉強に集中できる状況を作っていきましょう。
なかなか理解できない部分がある
苦手科目は理解できないポイントが多く、前向きに勉強する意欲が湧きづらいです。
また、悩む時間が増えるとやる気が続かなくなってしまい、悪循環に陥ってしまいます。
そこで、苦手科目で足踏みしてしまっているときは、得意科目を一時的に取り入れて気分転換すると良いでしょう。
このように交互に勉強することで頭をリフレッシュできるため、勉強のパフォーマンスも高まるのです。
体の疲労が溜まっている
体が疲れている時にやる気を出そうとしても、長続きしないものです。
このような時は無理をせず休息をとり、体力を回復させることを優先しましょう。
早めに寝て次の日早起きして勉強した方が効率が上がることもあるため、疲れている自覚があるときは無理をせず、休むことも大切です。
完璧を目指してしまう
高いスコアを目指しすぎて完璧主義になってしまうと、ストレスを抱えてしまいます。
すべてを網羅しようと意気込むとゴールが見えなくなってしまい、その結果非効率な勉強になってしまうのです。
また、重要ではない論点にも時間を割いてしまい、成績も思ったより伸びないという事態になりかねません。
そのため、几帳面な方や真面目すぎる方は特に注意しましょう。
何のために勉強をするかわからない
目標やゴールが無いまま勉強しても、モチベーションは長続きしません。
「この勉強をすることで将来何の役に立つのか?」と考えながら勉強している人も多いでしょう。
このような考えがあると意欲を失ってしまうため、ある程度目標を見えるようにしておきましょう。
勉強の仕方がわからない
勉強しなければならないと思っていても、やり方が分からないという方もいるでしょう。
やり方が分からなければ目標の達成のしようがないため、困惑してしまいますよね。
その結果、悲観的になりやる気が削がれる悪循環に陥ってしまうため、勉強の仕方が分からない方は友人や先生と相談して、自分に合う勉強方法を模索するようにしてください。
勉強のやる気を出す方法①環境を整える
一度勉強のやる気が出れば、勉強は意外と集中して長時間することができるものなので、なるべくスムーズに集中のスイッチを入れるようにしましょう。
以下では具体的なポイントについて解説していきます。
部屋の温度は低め・こまめな換気
まず、部屋の温度や空気の環境を最適にしましょう。
「頭寒足熱」を意識することが重要で、具体的には扇風機を回し、外の音が聞こえない程度に窓を開けておくと良いでしょう。
頭周辺の温度が暖かくなってしまうと眠くなってしまい、逆に寒すぎると体が震えて集中できなくなってしまうので、自分にとって最適な温度で勉強してください。
部屋の掃除をする
部屋が散らかっていると、勉強に関係ないものが視界に入ってきて集中力を阻害してしまいます。
スマホ・ゲーム等はもちろんのこと、あまり使わなくなった学習資料なども本棚にしまい込んで、視界から消すのがおすすめです。
今勉強で使うものだけを机上に出して、集中できるような環境を作ることが大切です。
ただし、整理整頓に必要以上に時間をかけてしまうと勉強時間が無くなってしまうので、その点には注意してください。
スマホ・漫画を親に預ける(中学生におすすめ)
中学生や高校生はスマホや漫画に没頭してしまいがちです。
机から届かない場所にスマホや漫画を片付けたとしても、ついつい一休みする際に気になって手を伸ばしてしまうこともあるでしょう。
そこで、勉強が終わるまでの間、親に預かってもらうのも一つの手段です。
特に、スマホを手にしたばかりの中学生や高校生はついつい気になってしまうので、親に預けるのがベストと言えます。
机自体の環境を整える
自分の使っている椅子や机の高さが、体のサイズに合っているかを確認しましょう。
もし合っていない場合は最適な高さに調節して、正しい姿勢で勉強してください。
調節が難しい場合は、椅子に座布団をしいて座面を高くしたり、足置きを使って足が床につくようにするなど工夫してください。
勉強場所を変えてみる
脳は同じことを続けていると疲労を感じやすく、新しいことを始めると再び活性化する性質を持ちます。
そのため、この性質を利用すれば高いパフォーマンスで勉強できます。
例えば、自宅での勉強に疲れてきた場合は、図書館や自習室に移動して場所を変えることで、刺激を受けて集中しやすくなります。
また、カフェやファミレスなどこ多少ざわついている環境が集中しやすいという方や、家のリビングで家族の目があり生活音がある方が集中できる方もいるでしょう。
つまり、ベストな場所を場所を見つけてそこで勉強するのが重要です。
勉強のやる気を出す方法②勉強モードに切り替える
勉強していても、気付くとぼーっとしてしまったり、またスマホを何気なく触ってしまうこともあるでしょう。
こちらのトピックでは、このような時の対処法について紹介していきます。
軽く体を動かして心拍数をあげる
ストレッチなどを行い軽く体を動かすことで、凝り固まった筋肉がほぐれて脳への血流を改善することができます。
また、運動をしてアドレナリンを分泌することで心拍数が上がり、体が活性化する効果も期待できます。
それに伴い脳が活性化するため、集中力が向上してパフォーマンスを高めることができるのです。
休憩中にストレッチやジョギングを行ったりして体と頭をリフレッシュし、集中して勉強できるように心掛けましょう。
適度な休憩でメリハリを
しっかり休むことも勉強の一部です。
勉強の区切りが良いところで糖分を摂取したり冷たいものを飲むと良いリフレッシュ効果が期待できます。
また、体内からから2%の水分が失われると一気に集中力が低下してしまうことが分かっているので、水分補給をこまめに行うことも重要です。
とはいえ、休憩時間がだらだら長引くのは良くないので、休憩時間を決めてメリハリを付けることも意識するべきです。
仮眠を取り入れる
眠い状態で無理に勉強しようとしても非効率な勉強になってしまうため、眠いときは短い仮眠を取り入れることをおすすめします。
勉強の合間に10分~15分程度軽く目を閉じるだけでリフレッシュ効果が期待できるので、ぜひ試してみてください。
また、一般的に睡眠は90分サイクルで起きるようにすると目覚めが良いと言われているので、日頃の生活習慣を見直すことも有効です。
勉強のやる気を出す方法③効率の良い勉強方法を用いる
実際に成果が出ると勉強は面白くなり、モチベーション向上にも繋がります。
できるだけ早く成果を出すためには、効率の良い勉強法を実践する必要があります。
早い段階で効率的な勉強法を習得できれば成績もぐんぐん伸びていくため、モチベーションが向上する好循環を生み出すことが可能です。
短期の目標を立てて成功を重ねる
成功体験も勉強のモチベーションになるので、短期の目標をクリアしていくのもおすすめです。
例えば、一つの単元の勉強を今日中に終わらせるなど、すぐに達成できる目標を立てて成功を積み重ねていきましょう。
「2時間勉強する」など、勉強の長さで目標を設定すると質の悪い勉強になってしまう恐れがあるので、注意が必要です。
短期の目標に慣れてきたら「次の定期テストで自己最高点を目指す」など、中期的な目標を立てると良いでしょう。
長期の目標を立て壁に貼る
長期的な大きな目標を書き出して、見えるところに貼っておくことで自分を奮い立たせることができます。
このように適度に自分にプレッシャーをかけることで、目標を忘れたり都合よく簡単な目標にすり替えることを防ぐことができます。
目に見えるところに書き出すことでやる気が出ない時や挫けそうになった時に、自分が勉強を続けてきた理由を再確認できるでしょう。
また、受験生は志望校に合格して学生生活を楽しむ自分のイメージを持つことで、モチベーションを持続させることに繋がります。
詰まっている点を明らかにする
勉強をしている中で疑問を放置するのは危険なので、早い段階で疑問を解消するようにしましょう。
特に、基礎的な部分の疑問を放置すると後々の復習で大きな手間になってしまうので、絶対にやめましょう。
将来的にやる気が完全に無くなってしまうことに繋がるので、面倒でも逐一教科書や参考書を読んで理解するように努めてください。
勉強を生活の中で習慣にする
日常生活の中に勉強を取り入れることで、ストレスを軽減できるでしょう。
毎日決まった時間に机に向かうようにすれば、自然と勉強の習慣が身に着きモチベーションを損なうことなく勉強できるはずです。
努力を続けるのは難しいですが、無理にでも勉強する習慣を作り出すことで、最終的に大きな成果となるでしょう。
友人と競い合う
同じ目標を持っている友人がいる場合は、競争意識を持って共に競い合うことでモチベーションが湧いてきます。
自分一人だと甘えてしまう方は、ぜひ友人と競い合ってみてください。
具体的に、その日の勉強量や何問解けたかなどの進捗を競い合うことで、ライバル意識が芽生えてやる気が出やすくなるでしょう。
SNSを通して「勉強報告」をする
SNSを活用して勉強報告をすることも効果的です。
また、投稿した上で友人や知人から返信をもらうことで、やる気が出ることもあります。
勉強の習慣付けにもなる上に、誰かに見られてるという意識を持つことで「勉強をやらなければ!」という気持ちにも繋がります。
Lineのグループ機能を利用して相互に進捗を報告する方法も考えられるので、色々と試してみましょう。
勉強を強いるのは逆効果
「心理的リアクタンス」はアメリカの心理学者が提唱した理論であり、人間は強制されると反発したり、逆に禁止されると反対にやりたくなったりする心理的傾向を指します。
つまり、子どもが勉強するようになるには、強制するのは逆効果なのです。
親は「勉強しろ」と言うのではなく、勉強する習慣が身に着くよう支援したりエスコートしてあげることが重要なのです。
勉強のやる気を出す方法④偉人の名言を読む
偉人の名言はインターネットで簡単に調べることができます。
どうしてもやる気が出なかったり、勉強の理由が分からなくなってしまった時は、落ち着いて名言を読んでみることをおすすめします。
こちらのトピックで、勉強のモチベーションが上がる名言をいくつか紹介していきます。
Pablo Picasso
パブロ・ピカソは画家として有名で、以下のような名言を残しています。
「Everything you can imagine is real.(想像できるならばすべて現実だ)」
画家ならではの名言と言えますが、これは勉強にも当てはめることができます。
テストや受験に合格している自分を想像できればそれは実現することができるということなので、ネガティブになったときはこの名言を思い出してみてください。
松岡修造
松岡修造はテニスプレイヤーとして有名で、今でもテニスに携わりながら各方面で活躍しています。
なお、松岡修造は以下の名言を残しています。
「一所懸命生きていれば、不思議なことに疲れない」
目標を持って一生懸命生きていれば、いつしか熱中して時間を忘れて物事に取り組むことができる、と解釈できます。
疲れを忘れて勉強できているときは「高いパフォーマンスを発揮できている」と自信を持ちましょう。
鈴木一朗
鈴木一朗よりもイチローと表記したほうがピンとくるでしょう。
イチローはプロ野球やメジャーリーグで様々な記録を残した選手で、以下の名言を残しています。
「そりゃ、僕だって勉強や野球の練習は嫌いですよ。だれだってそうじゃないですか。つらいし、大抵はつまらないことの繰り返し。でも、僕はこどものころから、目標を持って努力するのが好きなんです。だってその努力が結果として出るのはうれしいじゃないですか。」
勉強は地味でつまらない作業の繰り返しがほとんどですが、努力をコツコツ重ねることで結果を残すことができれば誰でも喜びを感じることができるでしょう。
地味な勉強ばかりでモチベーションを失いそうになったときは、この言葉を思い出してみてください。
他にも受験生におすすめの名言を以下の記事で詳細に紹介していますので、興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
勉強の集中力をより一層高める方法
上記の内容を意識すれば、勉強のやる気を出すことは可能です。
しかしやる気が出ても、集中力を保ったままでいることは難しいでしょう。
「急がば回れ」という言葉のように遠回りだと思っても、自分に合うやり方を見つけられれば、勉強だけでなくこれからの作業等に大いに役立つことは間違い無いでしょう。
ここからは勉強の集中力を一層高める方法についてご紹介します。
部屋の掃除をする
部屋が散らかっていると、勉強に関係ないものがどうしても視界に入ってきてしまいます。
こうなってしまうと集中できなくなるので、まずは部屋の整理を行い勉強に集中できる環境を作りましょう。
スマホ・ゲームのみならず、使わない学習資料などもしまい、今勉強したい科目のものだけを出して集中するようにしてください。
朝型になって勉強する
勉強する時間帯を変えてみるのも効果的です。
特に、朝の時間帯は1日の中で最も頭がスッキリしている勉強のゴールデンタイムなので、パフォーマンスも上がります。
夜はだらだらと勉強時間を伸ばすことができますが、朝は限られた時間の中で勉強しなければならないため、適度な緊張感を持って集中して勉強できるのです。
得意科目で勉強をスタート
苦手科目の勉強をしなければならない時は、やる気が出ないこともあるでしょう。
そこで、得意科目から勉強を始めて気分が乗ってきたタイミングで苦手科目の勉強をするのがおすすめです。
また、苦手科目の勉強をしていて集中が切れてきたと感じたら、休憩や得意科目の勉強を取り入れてモチベーションの維持に努めましょう。
瞑想をしてみる
目を閉じて瞑想をすることもおすすめです。
瞑想をすることで雑念が消えて、物事をポジティブに考えられるようになる効果が期待できます。
その結果、幸福感が増したりストレスが減少したりするので、瞑想を行うメリットは多いのです。
具体的には「勉強することで自分が成長できる」など、ポジティブシンキングを行うと良いでしょう。
指回し体操も効果的
脳の働きと指先の動きには密接な関わりがあるため、シンプルな指回し体操も効果的です。
両手の同じ指同士の指先を付け合わせて球体を作り、球体を崩さないように意識しながら、同じ指同士が当たらないようにぐるぐる回す体操を行ってみましょう。
一見すると下らないものでも、集中力を高める効果があるので非常におすすめです。
自分でご褒美を用意して機嫌取り
自分に対して適度にご褒美を与えることで、モチベーションを高めることができます。
特に、スイーツなど甘いものを食べることで脳に糖分が回り、気分がリフレッシュするため、好影響をもたらしてくれるでしょう。
しかし、満腹になると眠くなり集中力が削がれてしまうため、あくまで適度に摂取することを心掛けましょう。
深呼吸をして新鮮な酸素を吸う
体の中で脳が一番多く酸素を消費しているため、深呼吸をして意識的に酸素を取り入れることも有効です。
また、深呼吸をすることで自律神経が整いリフレッシュ効果も得ることができます。
勉強に疲れてきたら深呼吸をして、新鮮な空気を取り入れて脳を活性化させましょう。
鏡を設置する
鏡を見ると、人間は無意識の内に理想的な自分と鏡の中の自分を比べて、違う部分を修正しようとする意識が起こります。
そのため、怠ける姿を見ると修正する意志が働くので、集中力を持続させる効果が期待できます。
怠けそうになったら鏡を見て、気合を入れ直してみましょう。
どうしてもやる気が出ない時の勉強方法
やる気を出す方法のどれを試しても、どうしてもやる気にならないときもあるかもしれません。
したがって、ここからはやる気が出ない時に強いて勉強をする方法をまとめていきます。
とにかく机に向かう(作業興奮の利用)
やる気が出ない時でもテスト前など勉強しなければならない時があるので、このような時はとにかく机に向かいましょう。
とにかく勉強机に向かって勉強を実際に始めることで、やがて勉強に集中できるようになります。
また、好きな科目から勉強すると作業興奮の効果が作用し、いつの間にか脳が勉強モードになっていることもあります。
音楽を聞く
音楽を聞くことで気分が高揚し、集中力や記憶力が高まる効果が期待できます。
しかし、その一方で勉強している気分になるだけになってしまうことがあるため、注意が必要です。
また、音楽のジャンルによっては集中力が削がれてしまうものもあるので、クラシックなどの落ち着いた音楽を選びましょう。
楽しいことと同時並行で
勉強と楽しいものを同時に取り入れることで、勉強の抵抗感を減らすことが可能です。
例えば、お菓子を食べながら勉強したり、音楽を聴きながら勉強する方法が挙げられます。
モチベーションの維持には役立っても集中力は間違いなく落ちてしまうため、やる気が出てきたら勉強だけに集中するようにしましょう。
友達と会話する・遊ぶ
勉強に疲れたら、友達と会話したり遊んだりしてリフレッシュすることも大切です。
勉強ばかりの毎日だと行き詰まってしまうこともあるので、しっかりと休憩やリフレッシュも取り入れましょう。
特に、受験はメンタルとの勝負になるので、遊ぶときは遊んでストレスを発散することも大切です。
思い切って1日休みを作る
どうしてもやる気が出ない日は、丸一日休んで完全なオフ日を作りましょう。
オフ日だけは自分が好きなことを存分にやり、メリハリを付けると良いでしょう。
ただし、毎週オフ日を作ってしまうと受験に間に合わなくなってしまう可能性があるので、まずはスケジュールを立てて休める日の目処を立てておくと良いでしょう。
締め切り効果を利用した学習
締め切り効果を利用するのも一つの手段です。
課題の締め切りのギリギリに集中力を発揮して終わらせたことがある経験のある方もいると思いますが、締め切り効果とはまさしくそのことです。
つまり、勉強時間に締め切りを設けることで勉強に集中できるようなる効果が期待できるのです。
ポモドーロ・テクニックの利用
ポモドーロ・テクニックとは、短時間の作業と休憩を繰り返す時間管理法です。
このテクニックを使えば時間内に目標を終わらせようとする意識が働くので、集中しやすくなるのです。
エンジニアが取り入れている集中法でもあるため、実践する価値は大いにあると言えるでしょう。
自分にあったやり方を身につけよう
勉強は多くの人にとっては辛いものです。しかし、ただやる気と集中力を身につければ自然とできるようになります。
ここからはやる気や集中力をサポートするアプリなどについてご紹介します。
やる気・集中力向上をサポートするアプリ
勉強のやる気や集中力の向上をサポートしてくれるアプリを紹介します。
LvUP
タスクをこなしながらToDoリストを管理できるアプリです。
日毎・週毎・月毎のやるべきことを明確にできるので、使いやすい内容となっています。
Studyplus
このアプリを使うことで自分の勉強時間をしっかりと管理することができます。
また、知人がどの程度勉強しているのかを知ることができるので、ライバル意識を持って勉強できるでしょう。
脳波同調器
このアプリを使うことで、最先端の脳波理論を基にリラックス効果や学習能力を高める効果が期待できます。
集中力を高めたい時など、シーンにピッタリの音声を作ってくれます。
BFT
このアプリは、勉強時間を測ってスマホ依存を防ぎ、集中力向上に貢献してくれます。
ポモドーロ・テクニックを有効活用しているため、勉強に集中できるはずです。
Yo!サボロー
このアプリは学習計画を自動で作成してくれるので、計画を立てるのが苦手な学生にピッタリです。
タイマーで記録された勉強時間がログとして残るため、やる気の向上に繋がるでしょう。
テクニックを利用してやる気を出す
人間は追い詰められた状況に陥った際には、自然とやる気が出てきます。
締め切りやゴールが遠かったりするとやる気が出ないため、自分に合う勉強法を模索することは非常に重要です。
気合や根性だけでは勉強は続かないので、様々な工夫やテクニックを駆使してやる気を出しましょう。
とにかくメリハリが大事
高い勉強の質を確保するためにも、休憩はしっかりと取りましょう。
勉強のやる気を出すために休憩していると言っても過言ではありません。
スケジュールの中に休憩時間は必ず決めておき、メリハリをつけて勉強することを意識しましょう。
赤ペンは使っちゃいけない!?
余談ですが、人間は赤い色をみると成績が下がるという研究結果があります。
つまり、赤いペンで書かれた文字が目に入るだけで成績に悪影響が出るのです。
とはいえ、真っ黒なノートだと重要なポイントが分からないので、使いすぎないことを意識しながら赤ペンも活用しましょう。
高校生の各学年での計画を立てる方法
受験生や高校3年生にとって大事なこと
高校3年生になったら、受験生としての自覚を持ちスタートダッシュを決められるようにしましょう。
志望校に合格するためには具体的に何をやるべきかを考え、計画を立てて実行してください。
また、受験勉強を進めていく中で受験生である自分にとって何が重要かを考えて実行することで、大きく成長していきます。
高1・高2が受験勉強をスタートする時期とは
高1・高2の時期は志望校に合格するために必要な学力を調べ、いつから受験勉強を始めるべきかを逆算しましょう。
合格するために具体的にやるべきことを考え、綿密な計画を立てて実行することが大切です。
例えば、部活をやっている生徒であれば勉強と部活を両立させていく方法を考えたり、受験勉強を進める上で何が重要かを考えましょう。
中学生や高校生で頑張った経験は貴重
受験生になると日常生活の比重が勉強に傾くので、様々な制約を受けながら日々を送ることになります。
しかし、中学生や高校生の時に経験するこの受験勉強は、その後の人生においても大きな影響を及ぼす重要なイベントです。
遊びや娯楽など様々なことを我慢しながら頑張って勉強をして、その結果志望校への合格を達成した時の喜びは人生においても大きな財産となります。
また、成績が伸びない原因や集中できない原因を分析して次に生かすことで、自然と問題解決能力も培われます。
このような成功体験があることで、その後の人生において困難や壁にぶつかったときに乗り越える自信になるため、中学生や高校生の段階で受験勉強を経験するのは非常に有意義なのです。
ここまで、勉強のやる気の出し方について解説してきましたが高校生が勉強しない原因については以下の記事で解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
勉強のやる気の出し方まとめ
勉強のやる気の出し方まとめ
- 休憩することも勉強の一部であると考えよう
- スマホやテレビは視界に入らな場所へ移動させよう
- 瞑想をしたり、軽い運動を取り入れるのも有効
楽しく勉強に取り組むことができるのがベストですが、なかなかそうはいきません。
とはいえ、受験やテストで結果を出すためには、やる気を出して日々の勉強に取り組まなければなりません。
この記事を参考にして、勉強のモチベーション向上に役立ててください!