おすすめのシャーペン21選！シャーペンの選び方や人気の使いやすい機能も解説

まずはおすすめできるシャーペンの選び方について解説します。

ペン軸の太さ・握り心地を基準に選ぶ

一般的に手が大きい、握力が強い、筆圧が強い場合は、細い軸の方が向いていると言われています。

一方で手が小さい、握力が弱い、筆圧が弱いというのは、太い軸に適した人の特徴です。

しかし、太さが同じでも握り心地が異なるという場合もあり、人によって好みも様々なので、実際に店頭で手にとって比べてみるのが良いでしょう。

お店に買いに行く時間がない場合は、この記事やAmazonなどのレビューを参考に選ぶのがおすすめです。

素材で選ぶ

まずプラスチックのシャーペンは、比較的安価で種類も豊富なので、中学生が使うにはぴったりです。

また金属のシャーペンは、重たいものの耐久性には優れています。製図などに用いられることが多いです。

なお、木材でできたシャーペンは、手触りが良く、自然素材なので環境にも優しいという特徴があります。

加えて高級感もあってお洒落なので、ちょっとしたプレゼントにも良いでしょう。

好みの重さを見つけよう

重い・軽いの好みによってシャーペンを選ぶのもおすすめです。

一般的に重いシャーペンには安定感があり、なめらかな書き心地を味わうことができます。

またペン自体の重みを利用して書けるので、それほど力を入れなくても楽々と筆記することが可能です。

一方で軽いシャーペンは操作性に優れており、スラスラ素早く筆記できます。ペン先の小回りもききやすく、手への負担も少ないというのも魅力的です。

しかし、軽すぎてコントロールしにくいということもあるので気をつけましょう。

グリップの種類の選び方は？

シャーペンのグリップは、基本的にハードグリップとソフトグリップに分類できます。

ハードグリップは細かい線が書きやすく、素早く動かしてもブレにくいというのが魅力である一方、長時間使うと疲れやすいのはデメリットです。

よって長時間使用する場合は、手への負担が少ないソフトグリップが良いでしょう。ただし、ソフトグリップの方が、細い線を書くのが難しく、ブレやすいです。

ソフトグリップの中にも様々な硬さがあるため、やや硬めのものを選ぶというのもおすすめできます。

芯の太さは科目や書きたいものに応じて分けよう

シャーペンの芯には0.2〜2.0mmまでの太さのバリエーションがあります。

細い芯は細かい筆記に適しているため、漢字を含めて細かい文字をたくさん書く国語や社会の学習には良いでしょう。

また太い芯を使えば、鉛筆のように書くことができます。そのため、図形や英字などシンプルなものを筆記する際にはおすすめです。

そのため、数学や英語には太い芯のシャーペンを使ってみましょう。

なお、デッサンなどに使うなら、様々な太さや濃さの芯を使い分けるべきです。細やかな描画には細い芯、塗り潰しには太い芯が適しているでしょう。

その他の機能も確認しよう

昨今は特殊な機能を搭載したシャーペンも続々発売されているので、そうした機能性に注目するのもおすすめです。

振り子式や中折れ式、クルトガエンジンなどの機能が代表的ですが、それら以外にも特殊な機能は様々あります。

なお、各種機能の特徴に関しては、この記事の最後で紹介しますので、そちらも内容も参考にしてください。

ここからはおすすめできる人気のシャーペンを21点紹介します。

ぺんてる　スマッシュ

製図用のシャーペンに興味がある方は、ペンてるのスマッシュがおすすめです。

グリップからペン先までが一体となっているので長持ちします。製図用のペンを一般用に改良したものなので、かなり使いやすいと言えるでしょう。

実際の利用者の口コミは？

ほどよく細く、グリップ感があり、なおかつ軽量で本当に書きやすい。
そして、この価格！amazon カスタマーレビューより

「ガンガン書ける」という宣伝文句で売られているこのシャーペンは、軽くて買いやすいと評判なので、たくさん書く人に適しています。

加えて価格もリーズナブルであり、中学生が手軽に買い求められるという点も魅力的です。

ゼブラ シャープペン デルガード 0.5

芯が折れにくいシャーペンです。縦方向と斜め方向から芯を保護する独自の「デルガードシステム」が搭載されています。

実際の利用者の口コミは？

軽いため、長く使っていても疲れを感じることはありませんでした。
また、芯が折れないという売り込み通り、折れません。筆圧が強くなる際に、先端のバネなどで進を保護するようで、書いていて安心感があります。amazon カスタマーレビューより

上記の通り、デルガードも軽量のシャーペンなので、長時間書くのには適しています。

また特殊な機能で芯が折れないので、ストレスなく書き進めることができるでしょう。不要な芯の消耗がない分、シャー芯代の節約にもなります。

Uni Alpha-Gel クルトガシャープペンシル 0.5mm

芯の先がクルクル回転して尖り続ける「クルトガ」に、uniが開発した弾力性のあるゲルグリップを付けたシャーペンです。

20g超えのやや重いペンなので、どっしりとした安定感が欲しい方にもおすすめできます。

実際の利用者の口コミは？

このグリップが本当にすごく、指に馴染み書きやすい上に疲れづらいです。
何よりクルトガのおかげで文字もクッキリ綺麗に描けます。amazon カスタマーレビューより

このシャーペンは握り心地の良さと書きやすさの両方を備えています。

ぷにぷにしたゲルグリップは手に良く馴染み、芯の先端を常に尖らせてくれるクルトガのおかげで常に一定の書きやすさがキープされます。

ぺんてる シャープペン グラフ1000 フォープロ

デザイナーやイラストレーターなど、手書きのプロが愛用するシャーペンです。

書きやすさと疲れにくさの両方に定評がある使いやすいペンになります。

実際の利用者の口コミは？

軽くて細くて、かなり書きやすいです
あと連続使用しても手が疲れないですamazon カスタマーレビューより

上記の通り、このシャーペンは軽量かつ細身なので、細いタイプが好きな方なら、長時間の筆記にも向いています。

また0.3mmや0.4mmのもののあるので、細かな筆記をする場合は、それらを選ぶのも良いでしょう。

ぺんてる シャープペン オレンズ XPP502-G 0.2mm

芯を出さないで書くことができるシャーペンです。

紙に引っかからない工夫が施されたパイプを紙に当てて書けるので、芯が折れる心配はありません。

芯の摩耗に合わせてパイプが引っ込んでいく仕組みであり、1回のノックでたくさん書けるのも魅力的です。

実際の利用者の口コミは？

手帳に細かい書き込みをするのに、これ以上のものはありません。
注意書き通りに芯を出さないよう大事に使っていれば、たしかになかなか芯は折れません。amazon カスタマーレビューより

特殊な機能が付いているこのシャーペンは、芯の折れにくさに強いを持っています。

また芯の太さは0.2mmなので、細い筆記をするのにも最適です。

さらにデザイン性を評価する声もあり、かっこいいシャーペンが欲しい方にもおすすめできます。

パイロットコーポレーション　S5（エスファイブ）

安定した書き心地が欲しい方にはこちらがおすすめです。低重心設計なので、軽く感じるものの、どっしりとした安定感があります。

実際の利用者の口コミは？

書きやすさがダントツです。 色も気に入りました
また壊れたら購入します。amazon カスタマーレビューより

上記のように、このシャーペンを書きやすい、使いやすいと評するレビューは多いです。

なお、カラーに関しては透明グリーンや透明レッド、透明ブルーボディなどのバリエーションがあります。いずれも落ち着いた発色のお洒落な見た目です。

三菱鉛筆 シャープペン クルトガ ローレット 0.5 ガンメタリック

先ほども紹介したクルクル回って先端の尖りをキープする「クルトガ」のローレットモデルです。

ガンメタリックというカラーは、重厚感や高級感があっておすすめできます。

実際の利用者の口コミは？

クルトガ全般に言えることですが、筆圧が強い方は合わないかも。
私も強めで、書いていてイマイチだと思っていましたが、強すぎにならないように書くとスラスラと書きやすくなりました。amazon カスタマーレビューより

このレビューにあるように、どちらかというとクルトガは筆圧の弱い人に向いていると言えます。

ペン先に機能が付いており、全体的にシャープなので、上からの強い力にはあまり耐性がなく、軽めのタッチでスラスラ書くのに適しているでしょう。

三菱鉛筆 シャープペン ユニアルファゲル スリム 0.5

ぷにぷにした「アルファゲル」グリップが付いた人気の商品です。

こちらはボディがスリムなので、細めのグリップが好きな方にはおすすめできます。

実際の利用者の口コミは？

書くとき強く握っちゃうひとにすごくオススメです！！これにしてから勉強してるとき手が痛いと感じることがなくなりました。amazon カスタマーレビューより

アルファゲルグリップには、衝撃吸収ゲル素材が使用されているので、本当に良く手に馴染みます。

そのため、長時間使っていても疲れにくいですし、上記のように強く握って痛みを感じることも少ないでしょう。

細身のボディなので、特に握力や筆圧の強い方には好相性です。

ぺんてる オレンズネロ

先にも紹介した芯を出さないで書ける「オレンズ」のシリーズです。オレンズネロには、普通のオレンズにはない「自動芯出し機能」が備わっています。

ちなみに「ネロ」はイタリア語で黒を意味しますが、高級感のあるマットブラックのカラーリングが気に入る方も多いでしょう。

実際の利用者の口コミは？

重量感もあり、色目も渋い感じで高級感あるほうかな
折れない機構もなかなかに便利です
慣れちゃうとノック式に戻れないかもamazon カスタマーレビューより

オレンズネロには「自動芯出し機構」が搭載されているので、ノックすることなく書き続けることができます。

一回ノックするだけでずっと使い続けられるので、勉強や作業を効率化することが可能です。

また上記のように、カラーリングの重厚感や高級感を気に入って購入する方も多いです。

パイロット シャープペン ドクターグリップ CL プレイボーダー、0.5mm

「学ぶ×遊ぶ」をコンセプトにしたシャーペンです。

グリップが3つに分割されており、それらを組み換えたり、デコレーションフィルムを貼ったりして遊べます。

実際の利用者の口コミは？

持つところのぷにゅぷにゅ感が、とても好きです。
職場で使うので名前貼らないといけないのですが、本体上部の所に紙をいれて記名しておけるのでテープを、貼ったりしてペタペタしたりすることもなく快適です。 amazon カスタマーレビューより

Uniのアルファゲルほどではありませんが、こちらのグリップもぷにぷにした質感です。

また上半身の部分は二層構造になっており、一層目にデコレーションシールを貼ったり、上記のように名札を入れたりして、アレンジすることができます。

ステッドラ シャープペンシル 92535 シリーズ 誕生 30 周年 記念 限定 パール ホワイト

2020年9月に生誕30周年を迎えた製図用シャーペンの記念モデルです。

パールホワイトに塗装されたスタイリッシュなボディが印象的で、30周年をモチーフにした2種類のノックパーツを付け替えることもできます。

実際の利用者の口コミは？

今までの925と同じで安定した重みを感じられながらもシャープな書き味、オールブラックの欠点であったグリップの塗装がはげて見えてしまうと言うことはなく塗装が剥げる心配も少ないかっこいいデザインを両立した素晴らしいペンだと思います。amazon カスタマーレビューより

上記の通り、パールホワイトの塗装は剥げにくいので、長く使い続けることができるでしょう。

また記念品ということもあって、デザイン性に優れたシャーペンなので、カッコ良い白系のシャーペンが欲しいという方にもおすすめできます。

三菱鉛筆 シャープペン クルトガ 0.5

上記でも2回登場した「クルトガ」のスタンダードバージョンです。

ブルー、オレンジ、グリーン、レッド、バイオレット、ピンクなど、たくさんのカラーバリエーションがあります。

実際の利用者の口コミは？

このシャーペンを使ってから、クルクル回転させる事が無くなりました。
これにより、加筆でのストレスがかなり軽減されました。amazon カスタマーレビューより

クルトガを使えば、勝手にペン先がクルクル回って芯を尖らせてくれるので、上記の通り、自らペンを回転させる必要はありません。

そのため、特に長時間書く場合にはストレスなく書き続けられるので良いでしょう。

ステッドラー 製図用シャープペンシル 925 35 オールブラック 0.5mm

人気の製図用シャーペンです。低重心で滑り止めも付いているので、安定感が欲しい方にはおすすめできます。

オールブラックは重厚感・高級感があるので魅力的です。

実際の利用者の口コミは？

黒一色のボディーはとてもスタイリッシュでとにかくかっこいいです。
書き心地、これもとても滑らかでした。グリップはローレット加工となっていますが滑ることはなくがっしりと持つことができます。amazon カスタマーレビューより

このシリーズのグリップはローレット加工（やすりのような形状）になっているので、滑りにくく、使いやすいです。

ただし、ペンケースに入れておくと、このグリップによって他のペンを傷つけてしまうというレビューもあるので、お気に入りのペンと一緒に保管する際は注意しましょう。

クルトガ アドバンス シャープペン 0.5mm

「クルトガ アドバンス」は、普通のクルトガよりも芯を尖らせる力に長けています。

従来よりも2倍のスピードで回転するようになっているので、より細かく、一定に筆記することが可能です。

実際の利用者の口コミは？

芯の先が折れにくくなっている
上記に加え、他社製品のように芯の折れを防ぐ工夫がなされており、芯が短くなるにつれてペン先がスライドする機構になっている。amazon カスタマーレビューより

クルトガアドバンスには、芯折れを防止する機構も搭載されています。「オレンズ」のようなスライドパイプが付いているので、芯が折れにくいです。

また振動を抑制する機能も備えているので、一般的なクルトガよりも書きやすいと言えるでしょう。

コクヨ シャープペン 鉛筆シャープ TypeM ラバーグリップ 0.7mm

鉛筆のようななめらかな書き心地が特徴のシャーペンです。

汚れが目立たない黒色の消しゴム（別売り）をノック部分につけることもできます。

実際の利用者の口コミは？

こちらの見た目に惹かれて購入。適度な重さで書きやすく、ビジネスでも使えるデザインでとても満足しています。amazon カスタマーレビューより

こちらは落ち着いた高級感のある見た目なので、ビジネスシーンでも使用できるほどです。

頑丈な金属クリップが付いているので、スーツの胸ポケットや手帳などに付けて持ち運ぶこともできます。

なお、グリップは手に馴染みやすいラバーグリップと、低重心で安定するメタルグリップの2種類です。

トンボ鉛筆 シャープペン MONO モノグラフ ラバーグリップ付

人気の高いMONOの消しゴムを搭載したシャーペンです。ノック部分をクルクル回すと消しゴムの長さを変えられます。

またノックだけでなく、シャカシャカ振って芯を出せるというのも魅力的です。

実際の利用者の口コミは？

書きながら消しゴムをよく使うので
この回して少しずつ出せる消しゴムが
使いやすく結構長持ちしキレイに消える。amazon カスタマーレビューより

付属の消しゴムを重視してシャーペンを選ぶのであれば、この商品を第一候補にして良いでしょう。

あの人気のMONOの消しゴムが付いているので、シャーペンに付属する消しゴムとしては非常に良く消えます。

そのため、頻繁に消しゴムを使うという方であれば、このシャーペンを携帯しておくのがおすすめです。

プリコ kaweco スペシャルペンシル

1930年代に使用された事務用ペンシルを模して作られたクラシックな見た目のシャーペンです。

お洒落で書きやすいシャーペンが欲しいという方は、是非手にとってみてください。

実際の利用者の口コミは？

持ちやすさはかなり良い。しかし、八角形なので持ち方により好みが分かれるだろう。 私は中指を軸として軽く親指と人差し指を添える持ち方だ。私の持ち方にはフィットする形だった。amazon カスタマーレビューより

このシャーペンの軸は細身の八角形です。手に良くフィットするという口コミが目立ちます。

また書き心地を評価する声も多いです。ただし、グリップは硬いので長時間書き続けると疲れてしまう場合もあるでしょう。

LAMY（ラミー） サファリ ペンシル

ドイツの老舗メーカーが手掛けるシンプルなデザインのシャーペンです。

ワイヤー式のクリップは独特な形状をしており、落ちにくいようになっているので、胸ポケットなどに挟んで持ち運ぶにも優れています。

実際の利用者の口コミは？

実際に握ってみると想像以上に本体が軽く、無駄のないデザインといえるでしょう。
使い心地もよく、今はこのシャープペンシルをメインで使用しています。
長時間使用しても疲れることなく使用することができます。amazon カスタマーレビューより

シンプルなデザインであるこのシャーペンは、軽くて使いやすい製品です。長時間使用するのにも適しています。

またカラーバリエーションも豊富で、定番のブラックやレッドもおすすめですが、透明の「スケルトン」という変わったカラーも人気です。

ぺんてる GRAPH1000 LIMITED EDITION

安定感を重視する方におすすめできる低重心設計のシャーペンです。

グリップには18個のラバーリブが付いており、持ちやすさが追求されています。

限定版の「LIMITED EDITION」は、カラーバリエーションが豊富で、どれも発色が美しいので魅力的です。

実際の利用者の口コミは？

とても軽くて持ちやすく使いやすいですamazon カスタマーレビューより

グラフ1000も軽量かつ細身なので、操作性に優れていると言えるでしょう。またグリップには多数の滑り止めが付いているので、持ちやすさの点でもおすすめです。

さらに低重心設計によって、安定感やなめらかな書き心地も実現されているので、総じて使いやすいシャーペンだと言えます。

LAMY（ラミー） シャープペンシル 2000

太くて重いシャーペンが欲しい方は、是非ラミーの2000をお試しください。

シックで貫禄のあるデザインが印象的なこちらのシャーペンは、万年筆のようななめらかな書き心地が味わえると言われています。

実際の利用者の口コミは？

いいですね、カッコいいですよ。自分は手が普通よりも大きいんですけど書いていて疲れません。やっぱり両端から中央に向けて膨らんでいるのがいいんですかね。amazon カスタマーレビューより

上記の通り、このシャーペンは中央がやや膨らんだ形状になっており、全体的に太めなので、手が大きい方には握りやすいと言えるでしょう。

5,000円以上する高級シャーペンなだけあって、見た目も申し分なくカッコ良いです。

プラルトアニメストア 鬼滅の刃 シャープペン

大人気である『鬼滅の刃』のキャラクターがデザインされた公式グッズです。

竈門炭治郎や竈門禰豆子をはじめとする全5種類が発売されています。

実際の利用者の口コミは？

色合いも、カッコよくてイメージ通りでした。
娘にプレゼントしたら、とても喜んでいました。amazon カスタマーレビューより

上記のように、『鬼滅の刃』ファンには良い商品だと言えるでしょう。ちょっとしたプレゼントにも喜ばれるはずです。

筆記用具に好きなキャラクターがデザインされていたら、勉強のモチベーションが上がるということもあるでしょうから、勉強が苦手な中学生にもおすすめできます。

ここからは各社のシャーペンに備わっている様々な特殊機能について解説していきます。

芯を出す特殊機能のシャーペン

まずは芯を出すことに関する特殊機能を色々紹介します。

振り子式

振り子式はシャカシャカ振ることによって芯が出てくるシステムです。内部に仕込まれた金属パイプの働きによって芯が出るように工夫されています。

PILOTのドクターグリップシリーズなどに採用されており、比較的安価に買い求めることが可能です。

振り子式のメリットとしては、芯を出すためにシャーペンを握り変える必要がないということが挙げられます。

音がなってしまうことはデメリットですが、ノックでも芯は出せるのでテスト中などはノック式を使えば問題ありません。

中折れ式

中折れ式とは、シャーペンをグリップとボディの切れ目のところで折り曲げることによって芯が出る方式のことです。

この方式を採用する代表的な商品としては、コクヨのミストラルが挙げられます。

振り子式と同じく、書く時の形でシャーペンを握ったまま、ワンアクションで芯を出せるので便利です。

尚且つ振り子式とは違って、芯を出す際に目立った音が鳴らないので、テストの際にも気兼ねなく使えます。

なお、中折れ式にはペン尻のノック部分はありません。

ダブルノック式

ダブルノック式は、2段階のノックで操作する方式のことです。

大きくノックすれば口金が出てきて書ける状態になり、その状態で小さくノックすれば芯を出すことができます。

使わない時にはペン先のパイプ部分が露出しないため、落下などの衝撃があっても壊れにくいというのがメリットです。

ダブルノック式を採用している商品としては、PILOTの「ダブルノックシャープペンシル」などが挙げられます。ちなみにこちらは2,980円とやや高額です。

書きながら芯が出る機能

自動芯出し機能を備えたシャーペンとして代表的なのは、ペンてるの「オレンズネロ」です。

こちらはペン先が紙面から離れるたびに芯が自動で出てくる仕組みになっており、1回ノックするだけで1本芯がなくなるまで書き続けることができます。

そのため、勉強で長時間書き続ける際にも良いでしょう。ノックが要らないので、集中力が削がれることがなく、時間的な効率化にもつながります。

オレンズネロは3,000円程度するのでやや高級ですが、受験勉強などのお供にはぴったりでしょう。

パイプスライド式

パイプスライド式のシャーペンは、口金とガイドパイプが分離しており、書いた分だけパイプがスライドして口金の中に入っていきます。

こちらもガイドパイプを収納した状態で保管できるので、落下などの衝撃には強いです。

パイプスライド方式の代表的な商品としては、ペンてるのオレンズなどが挙げられます。

こちらは芯を出さずに書く（ガイドパイプから芯を露出させずに書く）ことができるので、芯は格段に折れにくいです。

芯に対しての工夫がされているもの

続いては芯に対して働く機能を紹介します。

クルトガエンジン

三菱鉛筆の「クルトガ」シリーズに搭載されている機能です。書くたびに先端がクルクルと回るため、常に尖った状態で書くことができます。

自分でシャーペンを持ちなくてもシャープな書き味が維持されるので、長時間同じクオリティで筆記し続けることが可能です。

なお、クルトガはスタンダードモデル以外にも様々な商品が発売されています。

高級感のあるローレットモデルやクルトガエンジンが進化したアドバンスなどの中から、自分に合ったモデルを選んでください。

クッション構造

クッション構造を備えたシャーペンは、過度な力がかかると芯が引っ込み、適度な筆圧にすると再び芯が戻るように設計されています。

この構造によって芯折れを防ぐことができるので、筆圧が強く、芯がポキポキ折れてしまうという方には良いでしょう。

例えば、「Alvin DM05 ドラフトマチック」などには、この構造が採用されています。しかし、こちらは5,980円なので手軽に買い求められるシャーペンとは言えません。

安価で買い求めたいなら、後述する「オ・レーヌ」がおすすめです。

残芯が少なくなる機能

シャーペンの芯を無駄なく使い切りたいという方におすすめのシャーペンもあります。

例えば、「ゼロシン機構」を備えたPLATINUMの「オ・レーヌ」などがおすすめです。

こちらは先端部分で芯がホールドされるため、0.5mmになるまで芯を使うことができます。

同社の従来製品は12.4mmの残り芯が出てしまっていたようなので、かなり芯を無駄なく使うことが可能です。

オ・レーヌは500円程度で購入できるので是非お試しください。

芯が折れない

芯が折れない機能はいくつかありますが、例えば、先ほど紹介した「オレンズ」も芯は滅多に折れません。

オレンズはガイドパイプから芯が露出しないので、かなり折れにくいと言えます。芯を出さずに書けるので、ガイドパイプが壊れない限りは折れません。

また上述のオ・レーヌも「セーフティースライド」というクッション構造を持っているので、おすすめできます。

クッション機構があれば、折れる危険がある時には芯が引っ込むので、普通に使っている限りはかなり折れにくいです。

その他の機能を持つシャーペン

消しゴムや軸などに工夫が施されたシャーペンもあります。

繰り出し式の消しゴム

このタイプで代表的なシャーペンは、トンボ鉛筆の「モノグラフ」です。

ペン尻にMONO品質のよく消える消しゴムが付いているので、消しゴムを持ち歩く必要はありません。

繰り出し式で長さを自由に調節できるのも魅力的です。

またモノグラフは「フレノック（振り子）」機構を搭載しているので、ノックすることなく芯を出すことができます。そのため、消しゴムの使い勝手も良いでしょう。

マルチ機能ペンシル

シャープペンシルと多色のボールペンを切り替えることができるようなマルチ機能ペンシルも存在します。

シャーペンと赤ペン、消しゴムがついた多機能ペンなら、中学校の授業に1本で臨むことも可能です。

PILOTや三菱鉛筆、トンボ鉛筆などの各社がマルチ機能ペンシルを発売しているので、色々な製品を比較・検討してみましょう。

複数のペンが使える分、シャーペン単体よりも高額な場合が多いですが、1000円未満で買えるものもたくさんあります。

人間工学に基づいたシャーペン

三菱鉛筆（uni）のアルファゲルや、ゼブラ社のニュースパイラルシリーズなど、人間工学に基づいてグリップが設計されているシャーペンもあります。

重心の位置やグリップの柔らかさ、グリップの形状・太さなどが、科学的な根拠を踏まえて、色々と工夫されているので魅力的です。

例えばuniのアルファゲルは、グリップの柔らかな触感が集中力の維持に効果的だと言われています。

脳活動計測実験によって、三菱鉛筆の従来製品よりも脳活動が高いレベルで維持されたことが報告されています。

中学生におすすめのシャーペンを紹介しました。

シャーペンを選ぶ際は、手の大きさや筆圧の強さなどを踏まえ、軸の太さや重さ、握り心地などを比較・検討するのが良いでしょう。

また細かく、たくさん書く国語と社会は細い芯、シンプルな図形や英字を書く数学と英語は太い芯など、科目によって芯の太さを使い分けるのもおすすめです。

以上を参考に、ご自身にぴったりのシャーペンを探してみてください。