中学生の勉強のやる気を出す方法とは?勉強のやり方や親のサポート方法など解説!
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「部活から帰ってくると勉強せずにそのまま寝てしまう…」
「受験生なのにやる気が出ずスマホやゲームばかり」
「勉強しない中学生の勉強のモチベーションの上げ方は?」
中学生になると勉強の難易度も上がり、家庭学習の時間が重要になってきます。
特に受験生は、塾や家庭教師での宿題もこなさなければなりません。
やらなきゃいけないとわかっていても、眠気やゲームの誘惑に負けてしまう・・・
そのように感じてる中学生が勉強のやる気を出す方法や睡眠の重要性についても解説します!
中学生の勉強のやる気を出す方法についてざっくり説明すると
- 勉強する環境を整える
- 受験やテスト勉強に目標を設定する
- 自分の苦手なところを把握する
- 十分な睡眠時間を確保する
- 親のサポートも必要!
勉強のやる気を引き出す科学的なアプローチ
まず最初に科学的な研究に基づき、子どもの「学習動機付け=勉強のやる気」について考えていきましょう。
そもそもやる気とは
そもそも私たちの言う「やる気」とはなんなのでしょうか。
勉強のやる気は専門用語で「学習動機づけ」と呼び、心理学ではそれを以下の4つに分類することが多いです。
- 内発的動機づけ
- 同一化的動機づけ
- 取り入れ的動機づけ
- 外的動機づけ
このうち、下の3種類をまとめて「外発的動機づけ」と呼ぶこともあります。
ベネッセ総合研究所の「小中学生の学びに関する調査報告書(2015)」では、上記の4つについてそれぞれ次のように項目を当てはめました。
学習動機づけ | 項目 |
---|---|
内発的動機づけ | 新しいことを知ることができて嬉しいから 問題を解くことが面白いから 勉強することが楽しいから |
同一化的動機づけ | 自分の夢をかなえたいから 普段の生活に役立つから 世の中に役に立つ人になりたいから 将来良い高校や大学に入りたいから 将来安定した仕事につきたいから |
取り入れ的動機づけ | 小/中学生のうちは勉強しないといけないと思うから 成績が悪いと恥ずかしいから 友達に負けたくないから |
外的動機づけ | 先生や親に叱られたくないから 成績が良いと、ご褒美をもらえるから 先生や親に褒めてもらいたいから |
このように分類することで、ぼんやりとしていた「やる気」というものが、少し鮮明になってきますね!
中学生の勉強のやる気と成績との関係
同調査のデータから中学生の勉強のやる気と成績との関係を分析すると、内発的動機づけが大きい子ども、つまり「楽しいから勉強する」と考えている子どもほど、成績が高いことが分かりました。
さらに外的動機づけが低い方が、成績がよくなることも分かっています。
つまり、保護者などが外的な報酬や罰を与えるのは、やる気を出させる方法として不適切だということです。
内発的動機づけを高める方法は?
同レポートでは、動機づけタイプ別に「有能感」の高さ「他者受容感」の高さも測定しています。
この結果から、より内発的動機づけを高めるためには、有能さへの欲求と他社との関係性の欲求を充足させることが大切だと分析できます。
より噛み砕いて具体的に説明すると、子どもの現状に適した目標設定をすると共に、子どもの努力する過程を認め、成功体験を積ませることが大切だと言えるのです。
勉強のやる気が出ない具体的な要因
ここまで科学的なアプローチで勉強のやる気について分析してきましたが、中学生の子どもたちは具体的にどのようなことが原因で勉強を嫌がるのでしょうか。
ここでは勉強のやる気が低下する要因について、より具体的な事例に基づいてお伝えします。
勉強自体がきらい
勉強自体が嫌いという生徒の特徴として、以下の特徴が挙げられます。
-
努力が成績に反映されなかったことがきっかけで勉強が嫌いになってしまった
-
友人との遊びや部活動の時間の方が楽しく、勉強が好きになれない
勉強嫌いな人がやる気を出すためには、勉強に対するマイナスイメージを克服するために一歩踏み出すことが重要です。
勉強の仕方が分からない
勉強する習慣がない生徒さんは、そもそもどうやって勉強すればいいかわからないケースが多いです。
そのため勉強しても復習のやり方がわからず、間違えた問題を放置してしまいがちです。その結果、成績に伸び悩んでしまい、やる気の低下に繋がってしまうようです。
授業についていけなくなった
中学生になると学習内容のレベルが上がり、得意不得意が顕著になってきます。
授業についていけなくなるとその科目に対して苦手意識を抱いてしまい、やる気が削がれてしまいます。
こうなることを未然に防ぐためにも、「ついていけないな」と感じたら分からない箇所を特定し、理解できるまで復習することが大切です。
飽きっぽい
飽きっぽい生徒の特徴として、意欲が持続せず、長時間集中して勉強に取り組めないことが挙げられます。
また、好きなタイミングで勉強をするため、勉強が習慣化されず、記憶が定着しづらいことも飽きっぽい生徒にありがちな特徴です。
そのため、思ったように成績が上がらず、さらにやる気がなくなってしまいます。
部活などで忙しい
中学生になると授業だけでなく、部活動や生徒会活動で忙しくなります。
特に運動部に所属している生徒の場合、部活動が終わると心身共に疲れ切ってしまい、帰ってくるとご飯を食べてすぐ寝てしまう人も多いでしょう。
そのため、勉強のやる気はなかなか出てこないと言えます。
【今すぐできる】勉強のやる気を出す工夫
中学生は勉強内容が難しくなるだけでなく、部活動などで忙しくなるため、勉強のやる気を維持する工夫や環境の整備が必要になってきます。
以下では、勉強のやる気が出る環境づくりからやる気を出す方法まで紹介します。
勉強する環境は大事
部屋が綺麗に片付いているかどうか、空調が適切であるかどうかといった要因は、勉強のパフォーマンスに大きな影響を与えます。
また、ゲームや漫画、テレビなどが視界に入るとついつい誘惑に負けてしまうことも勉強がはかどらない大きな要因となっています。
勉強のやる気を出すためには、勉強に集中できるような最適な環境づくりが大切です。
自宅で集中できる環境をつくることが困難な場合は、図書館や学校の自習室、近所のカフェを活用してみるのもおすすめです。
集中できる部屋の温度は25度程度
勉強するときに最適な部屋の温度は25度と言われています。25度より高い温度だと勉強効率が落ち、集中力の低下を招きます。
人間の脳は温度によって影響を受けやすくなっており、18〜25度が最も活性化する温度となっているようです。
足下は暖かく頭は冷たい状態が理想の状態ですが、空調だけでは調整することは難しいです。
そのため、空調の温度は少し低めに設定し、換気をしっかり行うことがおすすめです。
また、せっかく最適な温度設定をしても、外がうるさいと集中を妨げてしまう恐れがあるため、外部の音が聞こえないような工夫を施すことも大切です。
図書館やカフェなどを利用する
自分の部屋だとどうしても集中できない人や、自宅と外でメリハリをつけて勉強したい人は、図書館や自習室で勉強したり、カフェを活用するのもおすすめです。
集中できる環境は下記のように人によって異なります。
-
人の目があった方が集中できる
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カフェのようにある程度の雑音があった方が集中できる
-
図書館のように静かな環境の方が集中できる
自分がどの環境であれば集中できるのかを知ることで、勉強のパフォーマンスを向上させることができます。
部屋や机は常に清潔に保つ
部屋が散らかっているとついそっちに目がいってしまって勉強のやる気がなくなってしまいます。
テスト前になると勉強しなければいけないのに部屋掃除を始めてしまうなんてのはよくある話です。
また、机の上に漫画が散らかっていたり、近くにスマートフォンがあるとついつい誘惑に負けてしまい、気付いたら1時間も時間を潰してしまう、なんて方もいらっしゃるかと思います。
そうならないためにも、部屋は綺麗に保ち、勉強するときはゲームやスマホは目に入らないところに置いておきましょう。
勉強をはかどらせる方法
勉強のやる気を出すためには、勉強している時間だけではなく、勉強以外の時間の使い方も大切です。
適度に運動したり、勉強の合間にリラックスする時間を取ることで、メリハリをつけて取り組むことができます。
これから紹介する脳を勉強モードにする方法を身に着けることで、勉強を習慣化しましょう。
適度な運動を行う
頭が働かなかったり、眠気があるときは軽い運動をすることがおすすめです。
身体を動かすことで筋肉がほぐれ、勉強の疲れをとることができます。また、血流が増加することで、思考力や集中力をアップさせることが期待できます。
しかし、運動のやりすぎは披露が溜まって返ってやる気の低下を招く恐れがあるため、5分程度の軽いジョギングや筋トレ、ストレッチなどがおすすめです。
勉強と遊びの時間を明確に分ける
人間が集中できる時間は45分程度と言われており、ダラダラと長時間勉強するのは集中力の低下に繋がり、勉強の効率を下げてしまいます。
効率よく勉強するためにも、勉強の合間に適度な休憩を挟むことで集中力を維持することが大切です。
具体的には、下記の方法がおすすめです。
-
30分勉強したら10分程度の休憩をとる
-
甘いものを食べたり、冷たい飲み物を飲んで脳をスッキリさせる
自分にあった休憩方法を積極的に取り入れて、勉強のパフォーマンスをアップさせましょう!
周囲に目標を伝える
勉強ではアファメーションをすることもおすすめです。
アファメーションとは肯定的宣言を意味する言葉で、目標を周囲の人に宣言することでやらなくてはいけない状況に自分を追い込みます。
まずは小さな目標から始めて、徐々に目標のレベルを上げていきましょう。
音楽を聞く
やる気が出ない時は音楽を聞くのがおすすめです。
音楽を聴くことは下記のようなメリットがあります。
-
気分が高揚させて眠気を取り除くことができる
-
α波の発生する音楽は心を落ち着かせる効果があり、集中力や記憶力を高めることができる。
しかし、歌詞のある曲は暗記をする際には不向きであると言われるため、勉強するときは自然音や歌詞のない曲を選ぶようにしましょう。
ライバルを作る
勉強のやる気を高めるためには同じ目標を持ったライバルをつくることがおすすめです。
ライバルをつくることで下記のようなメリットが得られます。
-
お互いに高め合うことで成績アップに繋がる
-
競争心が生まれ、勉強のやる気に繋がる
-
諦めない根性を養うことができる
ライバルは待っていてもつくることはできないので、自分でライバルになりそうな人を見つけることが大切です。
勉強のやり方を工夫する
勉強をしなければいけないことはわかっていても、やる気が出ない人が多いと思います。
そういう人の特徴として、目標が不明確であったり、勉強時間の確保ができず習慣化できないといったようなことが挙げられます。
勉強のやる気を維持するためにも、これから紹介する方法を活用して勉強のやり方を工夫しましょう。
受験やテスト勉強に目標を設定する
やる気を出すためには、元となる目標を明確にすることが重要です。
目標が不明確だと努力を継続することは難しくなります。
目標の立て方としては、下記のようなステップで短期・中期・長期に分けることをおすすめします。
-
まず、短期の目標を立てる
-
次に、定期テストなどの中期の目標をたてる
-
高校受験などの最終的な目標を立てる
勉強に取り組む前にまずは明確に目標を立てるようにしましょう!
自分の苦手なところを把握する
得意なことが増えれば、それだけ自信に繋がって勉強が楽しくなりやる気もアップします。
得意な科目を増やすためにも、まずは苦手な科目・問題を把握し、得意にしていくことが大切です。
苦手分野を見つけるためには下記のような方法があります。
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先生に聞いてみる
-
テストや模試の結果を見返す
-
問題集を解いて、間違えた箇所から分析する
苦手分野を発見したら、その分野を中心に勉強して得意分野に変えていきましょう。
勉強する時間を決めておく
部活動や生徒会活動が忙しくてなかなか学習時間が確保できないといった悩みをもった中学生は多いと思います。
安定した勉強時間を確保するためにも、予め勉強のスケジュールを立てておきましょう。
勉強のスケジュールは一日ごとに立てると継続は難しいので、毎日この時間は空いているという時を見つけてその時間を勉強にあてることがおすすめです。
ベネッセの調査によると、中学生の平均学習時間は約1時間半なので、帰ってから寝るまでの間に一日平均1時間半ほど確保するようにしましょう。
勉強を習慣化させる
継続は力なりと言われるように、勉強でも継続することが大切です。
勉強は基本的にやった分だけ成果に繋がるので、勉強を習慣化し勉強時間が伸びれば成績アップに繋がり生徒のやる気にも繋がります。
勉強を習慣化させるためには下記のような方法があります。
-
勉強時間を決めておく
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小さい目標をいくつも用意して、達成感が得られやすいようにする
-
頑張ったあとのご褒美を用意しておく
習慣化させるためにも無理のない目標設定をすることがおすすめです。
睡眠は最高の学習?
ここまでは、中学生が勉強のやる気を出す方法について紹介してきましたが、以下では睡眠のもたらす学習効果と睡眠の重要性について説明していきます。
睡眠の質によって脳のパフォーマンスは大きく変化するため、必然的に学習効果にも影響を及ぼしてきます。
寝たいときは寝るほうがいい
「眠たいけど、勉強しなければいけない・・・」
そんなとき眠気を我慢して勉強を続ける人がいますが、眠気を我慢すると勉強の効率が下がってしまうので、仮眠をとったほうがよいと言えます。
寝るときには下記の点に注意しましょう。
-
授業中やテスト中ではなく、一人で自習しているときに仮眠を取るようにする。
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仮眠をとるときは15〜30分の間に設定することで、その後の勉強のパフォーマンスに最大限活かすことができる。
-
ベッドに入ってしまうと勉強のスイッチがオフになってしまう可能性があるため、できるだけ椅子に座ったまま寝るようにする。
早寝早起きがおすすめ
勉強のパフォーマンスをあげるための理想的なライフスタイルは早寝早起きです。
中には夜型の人もいますが、基本的には夜遅くまで勉強することがあまりおすすめできません。
というのも、朝の方が脳がスッキリした状態で勉強に取り組むことができ、効率的に学習ができるためです。
昨日の夜にやった問題を朝起きてもう一度やってみたら解くことができた、といったようなことは実際によくある話です。
こういった理由からも早寝早起きして朝型の生活をすることは勉強にも効果が期待できます。
睡眠による学習効果とは?
早寝早起きは勉強のやる気を出す上で大切です。
いい睡眠が取れないと勉強が上手く捗らなかったり、眠気がやる気を妨げてしまいます。
それだけでなく、前日に勉強した記憶を整理したり、脳を休息させることも寝ている間に行われます。
こういった理由から、睡眠は学習において非常に重要であるといえます。
記憶を整理する
人は寝ている時に脳に蓄えられた情報を整理しています。
つまり、前日に勉強した内容は睡眠中に整理されているのです。
睡眠時間が短いと脳内の情報を整理する時間が足りず、記憶の定着を妨げることになってしまいます。
脳を休憩させる
脳は体と同様に、一日中勉強したり何かを考えることで疲労が溜まっていきます。
運動後に体を休めないとパフォーマンスが低下するのと同様に、脳も休憩させないと翌日のパフォーマンスに影響を及ぼします。
そうならないためにも十分な睡眠を取って脳をしっかり休ませましょう。
脳を発達させる
睡眠中には成長ホルモンが分泌されます。
この成長ホルモンは体の成長や発達を促すだけでなく、脳を正常に動作させ、発達させるホルモンでもあります。
十分な睡眠をとることで成長ホルモンの分泌を促進し、脳を発達させることが勉強のパフォーマンスアップにも繋がります。
高校受験に向けてモチベーションが上がらないときの解決策に関して興味がある方は、以下の記事を参考にしてください。
やる気を出してもらうために親がすべきこと
子供自身がやる気を出す努力をすることも大事ですが、保護者のサポートもあるとなお良いと言えます。
そこで、親が中学生の子供のためにできることについていくつか紹介していきます。
子供の勉強の意欲がある場合
まず初めに子供に勉強の意欲がある場合、親はどのようなことをするべきなのでしょうか。
生徒本人だけに任せない
例え生徒にやる気があっても、生徒本人に全てを任せてしまうと間違った方法で勉強を進めてしまう可能性があるため危険です。
勉強の意思があるときは親や塾、学校の先生に相談させることがおすすめです。
特に先生は生徒一人一人にあった最適な勉強法や指導法を熟知しているので、効率的な学習を実現することができます。
まじめな子がやってしまいがちなこと
勉強のやる気がある真面目な生徒に多い失敗例は、自分を追い込みすぎてしまうことです。
例えば、いきなり1日10時間勉強したり、1日で教科書を読み切ろうとするなど、無理なスケジュールを立ててしまうといったようなケースです。
「やればできる」といった精神論で勉強に取り組んでも、途中で勉強のモチベーションが切れてしまうことがあります。
こうならないためにも、子供と勉強プランについて話し合ってみることがおすすめです。
子供が勉強以外のことをしたがっている場合
次に子供が部活や他の活動に熱中している場合、親はどのようにすれば子供に勉強させることができるのでしょうか。
子供の意思を尊重する
子供が何か勉強以外のことをやりたがっているときは、そちらを最大限優先してあげることも大切です。
どうしてもやりたいことを遮って無理矢理勉強させても、そのことに意識が向いてしまって、勉強に集中できなくなってしまいます。
基本的には、子供が自分から勉強したいと思うまで待って、勉強したいという意欲が感じられたらサポートに入ってあげるようにしましょう。
たとえその意欲が芽生えなくても、「勉強しなさい」と強く言うのではなく、優しく言ってあげるようにしましょう。
やる気を出すために親がやってはいけない事
子供がせっかく意欲をもって勉強に取り組んでいても、親の関わり方次第ではやる気を削いでしまう可能性があります。
以下では子供のやる気を下げないために親が気をつけるべき点について解説していきます。
過度な期待をする
子供のやる気を阻害しないためにも以下の点には注意が必要です。
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子供の勉強の進捗をすぐに聞く
-
勉強しなさいとプレッシャーをかける
-
他の子供と自分の子供を比較する
子供に対する過度な期待や干渉はかえって子供のやる気を削いでしまう可能性があるため極力控えるようにしましょう。
他人と比較する
勉強において、他人との比較は以下の点から避けるようにしましょう。
-
他人と自分の差に焦りが芽生え、自分の勉強のペースが乱れる
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劣等感を感じ、辛くなる
-
自信がなくなってしまう
以上の点から他人との比較は勉強のやる気を下げてしまうので注意しましょう。
中学生の子どもの勉強をやる気にさせる親の役割や環境の作り方に関して知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
勉強のやる気を出すには通信教育もおすすめ
ここまでは中学生が勉強のやる気を出す方法や、親の接し方について解説してきました。
中学生の家庭学習の手段としては、塾や家庭教師、通信教育が考えられるでしょう。
しかし、塾や家庭教師の場合、講座の費用が高く家計の負担が大きくなってしまうことが多いです。
さらに通学塾の場合だと、子供の送迎などの負担もありますから、通信教育の活用も視野に入れましょう。
なぜ通信教育がおすすめな点
通信教育には以下のメリットがあります。
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アプリなどで勉強の進捗状況を管理しやすい
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普段スマホを使っている学生は、いきなり本で勉強することには抵抗感がある可能性があるが、通信教育ではスマホやタブレットなどで学習ができる
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ゲーム形式になっていたり、目標設定が簡単にできたりと、勉強が楽しくなる工夫が豊富な講座も多い
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全国どこでもプロの講師の授業を受けることができ、モチベーションが維持しやすい
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好きな時間に、好きな場所で授業を受けることができるので、やる気があるときに勉強することができる
近年ではタブレットと紙教材を組み合わせた通信教育も登場しているので、タブレットで効率よく学びつつ、定期テストや高校入試と同様の紙での問題演習経験も積むことも可能です。
まずは一度お試しで体験してみて、お子さんに合うかどうかチェックしてみるところから始めてみると良いでしょう。
中学生の勉強のやる気を出す方法まとめ
勉強のやる気を出す方法についてまとめ
- 机や部屋は綺麗に片付けて、誘惑を減らす
- やる気を出すために目標を明確にする
- 苦手分野を克服し、得意分野を増やすことで自信をつける
- 早寝早起きを心がけ、十分な睡眠時間を確保する
- 過度な期待や干渉をせず、子供に合った勉強プランを考える
- 通信教育を活用することでさらにやる気アップ!
ここまで中学生が勉強のやる気を出す方法について紹介してきましたが、中学生がやる気を出すためには生徒本人が努力するだけでなく、環境を整えたり、適切な対処をしてあげるなど親のサポートも大切であることがわかります。
しかし、お仕事や家事に追われてなかなか自宅でのサポートが難しい上、塾や家庭教師では高額の費用がかかってしまうことも少なくありません。
通信教育を活用すれば、比較的費用を抑えながら生徒一人一人に合った勉強方法を可能にし、勉強のやる気を高めることも期待できます。
子供の勉強のやる気をさらにアップさせるためにも、新たな勉強方法を導入してみましょう。