小学生の習い事に人気のスポーツは?それぞれの魅力や費用・注意点まで徹底解説!
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「小学生の習い事に人気のスポーツは、何か?」
「習い事のそれぞれの魅力・費用・注意点は?」
このような疑問も感じている方がいるでしょう。
習い事をしている小学生は多くいますが、子供に合っているのか心配になる方もいるはずです。
そこでここでは、どのような習い事があるのかやそれぞれの魅了、必要な費用についてもお伝えします。
料金に関しては執筆時の情報を参考にしておりますので、最新情報については公式サイトより確認してください。
小学生の習い事に人気のスポーツをざっくり説明すると
- 習い事をしている小学生は全体の8割を占める
- スポーツ系の習い事が人気
- 習い事には、心身ともに様々なメリットがある
小学生に人気のスポーツ系習い事は?
子供が小学生になると習い事に通わせたいと考えている保護者も多いでしょう。しかし、様々な習い事もあり迷う方もいるはずです。
ここでは、人気の習い事について紹介していきます。
そもそも習い事をしている小学生は多いの?
学研教育総合研究所の調査から、現在全体の8割の小学生が習い事をしていることが分かっています。更に、習い事を平均で2つのしているのです。
意外と小学生で習い事をしている割合が多いと感じた人も多いでしょう。
また、習い事の費用については、文部科学省の調査で私立の小学校に通っている子供が月に約50,000円です。ちなみに、公立小学校に通っている子供の習い事費用は約20000円になっています。(※学習塾も含みます。)
習い事の費用は「私立」・「公立」で、約30,000円近くの差があります。費用に差はあるものの、小学生で習い事に通っている事は珍しいことはありません。
水泳
小学生の習い事の中で、最も人気があるのは水泳です。水泳は体全体を使って行う運動であり、練習を積み重ねていくことで「体力の向上」・「運動神経」が向上します。
また、体力面だけではなく「免疫力」・「アレルギー体質の改善」にも効果があるのです。日頃から免疫力をつけておくことで病気などにもかかりにくくなります。
小学校の授業の体育で水泳がありますが、人気の習い事ゆえにすでに習っている小学生が多いです。
月謝の相場としては、スイミングスクールで5,000円から8,000円になっています。体にも良い影響がある水泳を習って損はないでしょう。
選手コースもある
水泳には「一般用」・「選手コース用」の生徒で分かれています。当然、水泳に通う回数や練習の内容にも大きな差があるのです。選手コース用になると一般用に比べて、ハードな練習が入ってきます。
また、月謝を比べると一般用は5000円から6000円の場合が多くなっています。一方、選手用コースでは8000円から10000円の費用が必要です。やはり、一般用より回数や内容が異なるため、その分費用が高くなっています。
子供が水泳を習い始めて、徐々に技術が上達してタイムも早くなってきます。その際に、選手用のコースに入るのか判断するどうか決める場合が多いです。
空手・剣道などの武道
武道には、「空手」・「剣道」・「合気道」などがあります。これらを習うことは「精神的な強さ」・「忍耐力」を身に付けられるでしょう。「精神的」・「忍耐力」を早めに鍛えるためには、武道を習うことが良いです。
更に、「体力のアップ」・「正しい礼儀作法」が身に付くなど大きなメリットが多くあります。懸命に武道を頑張っていくと自らの級も上がっていくため、子供も高いモチベーションを持つことが期待できるでしょう。
月謝の相場は5,000円から10,000円になります。「肉体的」・「精神的」に鍛えるだけではなく、礼儀作法も身に付けられることも良いポイントです。
サッカー
サッカーはチーム一丸となって、1つの目標に向かって頑張っていくスポーツです。そのため、「協調性」・「チームワーク」などを自然と身に付けることできます。
個人よりも団体として、上手くコミュニケーションを取っていく能力を養うことが可能です。
スポーツの中でもサッカーは体力的に鍛えられます。練習・試合でフィールドを走り続けるため、体力がアップします。また、周囲の様子を常に把握することから広い視野も身に付きやすいです。
チームで行う代表的なスポーツのサッカーは、学校の体育の授業にも取り組まれています。体育の授業で活躍することができると、子供には大きな自信になるでしょう。
月謝の相場は、5000円から20000円となっています。体力だけではなく、コミュニケーション能力を養うためには良いでしょう。
その他の球技
サッカー以外の球技としては、「野球」・「テニス」・「バスケットボール」などが挙げられます。
「野球」・「バスケットボール」はサッカーと同じメリットがあります。いずれもチームで行うスポーツであり、団体競技ならでは能力を鍛えることが可能になっています。
また、テニスなどの個人競技では、ひたすら自分と向き合い技術を磨く「自習力」を身に付けることができるでしょう。
個人競技・団体競技は1人1人の子供によって、「向き」・「不向き」が分かれています。
最初から1つの習い事をずっと行わなければならないことはありません。どちらか迷っている場合は、両方の習いことを経験しても良いでしょう。
陸上
陸上では、早く走るために足を鍛える練習を行ったり、腹筋・背筋のトレーニングもするため、体の全体を鍛えることが可能です。足だけではなく、全体の筋力を鍛えることでバランスの取れた体にすることができます。
また、陸上は体力が必要となるため、練習を続けていくことで自然と体力が高まります。練習に慣れるまでは体力的にキツイと感じることもあるでしょう。しかし、キツイと感じる時期を乗り越えられれば、自信もつきます。
小学生では運動会があり、日頃頑張った成果を存分に発揮する事ができるでしょう。運動会で活躍できることも、陸上を習うことの魅力の1つです。
体操
体操は「マット運動」「鉄棒」「トランポリン」など、様々な種類が存在しています。
水泳と似た部分がある体操は、「一般用コース」・「選手コース」に分かれている場合が多いです。体操に興味がある場合は、体験教室に行って雰囲気を感じてみると良いでしょう。
また、体操とは別に新体操もありますが、こちらはダンス要素が取り入れています。「体操」・「新体操」とどちらを習うのかは、子供とよく相談して決めましょう。
子供の時に体操を習うことで、運動神経が良くなり運動が得意になりやすくなります。個人差は出てきますが、運動の苦手そうな子供は試してみても良いでしょう。
月謝の相場は、4,000円から8,000円になります。
ダンス
様々なジャンルがあるダンスは、子供の好みによって行うものが変わってきます。ジャンルとしては「バレエ」・「ヒップホップ」・「ジャズダンス」などがあります。
ダンスは人前で演技を見せるスポーツです。自らを表現することはとても重要で、人前で演技することで度胸もつくでしょう。また、他の子供との激しい競争や級もありません。
演技を行うためには振り付けを覚える必要があり、記憶力を自然と鍛えることができます。団体競技にはない、個人競技ならではの良さがあります。
最近、小学校でもダンスの授業も行っており、力を発揮できれば自信になるでしょう。
月謝の相場は、4,000円から10,000円になっています。
スケート
スケートはオリンピックなどで話題になっている人気のあるスポーツです。見た目は可憐さがある競技ですが、想像以上に「体力」・「バランス感覚」が必要となります。
メリットとしては「体力やバランス感覚が付く」・「柔軟性や反射神経が良くなる」「表現力や創造力が豊かになる」「精神的に強くなる」などが挙げられます。
肉体的にも精神的にも鍛えられやすい競技であるため、子供が興味がある場合は試してみても良いです。
月謝の相場は、8,000円から10,000円になっています。ただ、上達の具合によっては講師に教えてもらうレッスン料などが増える可能性もあります。
ボルダリング
ボルダリングは体だけではなく、頭も使う競技です。また、オリンピックのスポーツクライミングの1つとして、採用されています。現在では大人にも人気なスポーツなので、親子で楽しむことも可能です。
メリットしては「筋力や体力が付く」「集中力・発想力が身に付く」・「精神的に強くなる」などがあります。
月謝の相場は7,000円から13,000円になっています。ただ、教室によっては月謝ではなく、回数券を採用しているため、相場よりも安い料金になるはずです。
小学生に人気のスポーツ系習い事比較表
以下に、小学生に人気・おすすめのスポーツ系習い事を表で整理しました。
習い事 | メリット |
---|---|
水泳 | 体力のアップ・運動神経が向上 |
武道 | 精神的の強さ・忍耐力が身に付く |
サッカー | 協調性・チームワークが身に付く |
その他球技(野球など) | 協調性・チームワークが身に付く |
陸上 | 体全体を鍛えることが可能 |
体操 | 運動神経が良くなり、運動が得意になりやすい |
ダンス | 表現力・記憶力が身に付く |
スケート | 体力やバランス感覚が身に付く |
ボルダリング | 体力や集中力が身に付く |
それぞれのスポーツで、様々な能力を身に付ける事ができます。子供に合ったスポーツを見つけて、積極的に挑戦していきましょう。
スポーツ以外の人気の習い事は?
ここまで、スポーツの人気の習い事を紹介してきました。「水泳」・「武道」・「サッカー」などが人気のスポーツになっています。
次は、スポーツ以外の人気の習い事に見ていきましょう。人気の習い事の例を挙げると、「ピアノ」・「英会話」・「通信教育」などがあります。
以下ではこの3つについて詳しく解説してきます。
ピアノ
ピアノは練習する際に指を使い、譜読みをするなど頭を使う機会が多くなっています。また、左右の指を違うように動かすこともあるため、知能の発達に役に立ちやすいです。東大生の半数は過去にピアノを習っていた経験があるとのデータもあります。
英会話
英会話は幼い頃から始めることをおすすめします。それは英語に対する抵抗感を小さくするためです。しかし、子供の頃から英会話教室に週1ぐらいのペースで通っただけでは、英語を喋れるようになることはあまりありません。
リスニング力の高い学生が英語を聞くことができるようになった方法として挙げたのは、ディズニーの映画を英語で見るなどがあります。大人が見るような映画よりも子供でも分かりやすい映画の方が良いです。
ただ、積極的な性格な子供の場合、英会話教室での経験は役に立ちます。一部の子供になりますが、英語を「喋る」・「聞く」ができるようになるでしょう。
通信教育
近年の通信教育ではタブレットを使って学ぶことができます。これにより「時間」「場所」を選ぶことなく、学習することが可能と言えるでしょう。1回に学ぶ量もあまり多くなく、空いた時間に使えます。
さらに通学する塾では送り迎えをするなど、通信教育に比べると手間がかかる部分があります。
費用に関しても塾よりも通信教育の方が安い場合が多いので、非常にコストパフォーマンスの高い学習方法だと言えるでしょう。
小学生のスポーツ系の習い事のメリット
スポーツ系の習い事をしている小学生は多くいます。
ここでは、習い事の中でもスポーツをすることで、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
協調性・チームワークを養える
スポーツは個人競技・団体競技に分かれています。それぞれの特徴として、「忍耐力」「協調性」を身に付けることができます。
個人競技では、自らの努力が結果を大きく左右するため、周囲に負けないようにします。そのことが「忍耐力」「粘り強さ」に繋がっていくのです。
団体競技の「サッカー」「野球」などのチームスポーツは、同じ目標に向けて頑張っていきます。小学生の時から「協調性」を身に付けることで、リーダーシップを発揮する能力も養えるでしょう。
目標に向かって努力できるようになる
小学生の時は「テスト」「部活」「受験」などの機会が多くなく、目標を立て努力することが少なくなっています。
スポーツ系の習い事を行うと目標を立てたり、「武道」「水泳」では級を上げるために努力するなど小学生の間に大事な経験ができます。目標に向かって頑張ることで粘り強い性格になるでしょう。
価値観が広がる
小学生で団体競技の習い事を行うと、自分の周りにはいないメンバーと接する機会が増えます。自分とは違う性格のメンバーと協力して、練習を行うことで新たな価値観を知れるでしょう。
また、今までは違うタイプの友達ができるなど交友関係も広がって、楽しみが増えていくはずです。
新しい刺激を受けることで、別の視野も見れるようになるでしょう。
活躍できる場が増えて自信になる
習い事で自分以外の子供と触れ合うことで自らの良さが分かり、自信を持てるでしょう。子供の頃の経験は、その後の人生に大きな影響を与えます。子供がある程度の自信を持つことはとても大事です。
スポーツ系の習い事である「水泳」「サッカー」「バスケットボール」などは小学校の体育の授業で活躍ができる良い機会になるはずです。
スポーツ系の習い事のデメリット
上記でスポーツ系の習い事のメリットについて触れてきました。様々なメリットがありますが、逆のデメリットも気になるでしょう。
ここでは、スポーツ系の習い事のデメリットを見ていきましょう。
費用が高くなることもある
スポーツ系の習い事は月謝が5,000円から20,000円のものが多くなっています。また、複数の習い事を掛け持ちしたり、その他の出費がかかるなど費用がかなり高くなることもあります。
初期費用がある程度かかるスポーツ系の習い事が多くなっています。例を挙げると、「ユニフォーム代」「シューズ代」「遠征代」「衣装代」「試験の受験料」など様々な費用がかかってくるのです。
1つの習い事を始める前に親子で相談して、費用についても把握した上で続けていくか判断しましょう。
送迎等の負担もかかる
スポーツ系の習い事は運動場・体育館などを使うため、親が車で送迎するようになります。また、時間が遅くなることもあり得ますので、想像以上に送迎の負担は大きいでしょう。
他にも大会に参加して試合がある場合は、朝早くから会場に送る必要があります。試合の会場が遠くの場所なら、より大変になるでしょう。
入れすぎると疲れてしまう
習い事には、週2回から3回ほど行うものもあります。
ただ、同じ回数の習い事を複数の入れると、帰宅するのが遅くなって睡眠不足になる可能性があるでしょう。疲れも溜まってしまい、日常生活に悪影響を与えることもあります。
ただ、習い事を入れていない日にトレーニング・練習を行う場合もあるので、無理に予定を詰め過ぎないようにゆとりを持つようにしましょう。
子供の体力・様子を見ながら、予定を組み立てると良いです。
習い事が多すぎると遊ぶ時間がなくなる
親の中には、子供の事を思うあまり習い事を週5日から7日も入れてしまう場合もあります。習い事を入れ過ぎると、子供が友達と遊ぶ時間がなくなります。
子供が友達と遊ぶ時間は校内の交友関係が広がるだけではなく、「心の健康」・「心の発達」で大切です。
友達と遊ぶ時間も確保しながら、無理のないペースで習い事を行っていきましょう。
怪我をすることがある
スポーツ系の習い事を行っていると、怪我をする可能性があります。普段の生活でも怪我を負うこともあり得ますが、習い事で高度なことに取り組むとリスクは上がるでしょう。
怪我のリスクを考えた上で、スポーツ系の習い事を行うのか検討してみましょう。また、子供の運動神経に合わせたスポーツを選んでも良いです。習い事で無理をしてしまうと子供が怪我を負うリスクが高くなります。
男の子・女の子におすすめのスポーツは?
スポーツ系の習い事の「メリット」・「デメリット」について、把握出来たでしょう。
次に、「男の子」・「女の子」のそれぞれにおすすめのスポーツを紹介していきます。
男の子におすすめな習い事
男の子におすすめするスポーツは「サッカー」「武道」「体操」の3つです。以下ではそれぞれの特徴について説明しましょう。
サッカーは団体競技であり、「協調性」「チームワーク」などが身に付きます。また、練習・試合でフィールドを走るため、体力アップにも繋がるのです。
武道は「精神的の強さ」「忍耐力」を身に付けられます。更に「体力アップ」「正しい礼儀作法」も身に付くため、大きなメリットがあるのです。
体操は運動神経が良くなって、運動自体が得意になりやすくなるでしょう。
3つのスポーツとも子供にとって、大事なことを学べるようになっています。
女の子におすすめな習い事
女の子におすすめするスポーツは「ダンス」「バレエ」「水泳」の3つで、それぞれの特徴について説明しましょう。
ダンスは「記憶力」「表現力」などを身に付けることができます。
バレエもダンスと同様に「記憶力」「表現力」を身に付けることが可能です。また、「体力アップ」「度胸」も付くでしょう。
「ダンス」「バレエ」とも個人競技ですが、人前で自らを表現する重要な役割があります。
水泳は体全体を使うため、「体力のアップ」「運動神経」が向上します。更に、「免疫力」「アレルギー体質の改善」の効果が期待できます。
免疫力が上がり、病気にもかかりにくくなるでしょう。
習い事はさせた方がいい?
習い事について、様々な種類を紹介してきました。習い事は子供の意思を尊重してあげると良いでしょう。もし、子供がやりたくないと感じた習い事に関しては避けるようにしましょう。
子供には「向き」・「不向き」があるため、1人1人に合った習い事を見つけて行っていきましょう。また、子供が気になる習い事がある場合は、挑戦してみるのもありです。
自らが進んで行う習い事の方が身に付きやすく、学習の効果も良いけいこうにあります。
習い事を始める前に子供と相談して、候補を絞っておきましょう。また、同じ習い事でも講師や教室によって相性が出てきますので、体験授業に参加してみるのもおすすめです。
子供が習い事をすることは多くのメリットがあります。可能であれば、様々なことに挑戦できる環境を整えてあげましょう。
小学生に人気のスポーツ系習い事まとめ
小学生の習い事に人気のスポーツについてまとめ
- 個人競技・団体競技で身に付く能力が異なる
- 早めに習い事を始めると、様々なことが身に付く
- 習い事は、子供の意思を尊重して選ぶと良い
小学生の習い事に人気のスポーツについて、項目に分けて解説してきました。
習い事の種類によって、子供に身に付く能力は変わってきます。
子供が興味を持った習い事を積極的に行って良いでしょう。
失敗を恐れずに、様々なことに挑戦していきましょう。