小学校受験におすすめの服装は?基本スタイルから場面別の適切な服装まで解説!
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「小学校受験はどのような服装で行けばいいの?」
「どのような服装が浮かないのか、基本的な服装などのようなものか知りたい!」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
近年は小学校から「お受験」をさせる家庭が増えており、皆さんの周囲でも小学校受験を考えてる家庭は多いのではないでしょうか?
小学校受験をする際にどのような服装で臨めばいいのか、知りたい方も多いはずです。
こちらの記事では、小学校受験でおすすめの服装や適切なスタイルなどについて、詳しく解説していきます!
小学校受験の洋服についてざっくり説明すると
- 親子で統一感を出すことを意識し、父親と母親は清楚さを意識しよう
- 子供は清潔さや爽やかさを意識すると良い
- 季節感を意識した洋服選びも大切
- あくまでも「主役は子ども」であることを念頭に置くと良い
小学校受験に最適な服装とは?
お受験で意識したい服装の基本
親子で服装に統一感を出す
お受験では、親子関係なく服装は紺色をベースにするのが基本です。
あまり派手な色だと浮いてしまい、自己主張が激しそうな印象を与えかねないので、紺色で落ち着いた雰囲気を出しましょう。
紺色の服を持っていない場合は新たに購入し、お受験に備えておきましょう。
また、親子で服装の色味を統一することで自然と一体感が出てきて、面接官にも良い印象を与えることができます。
保護者は清楚さ・品を醸し出す服装がベスト
服装を選ぶ際の基準として、保護者は「清楚で柔らかく優しい印象」と「品のある保護者であるという印象」を与えられるかどうか意識することが重要です。
張り切りすぎてブランド物で高級感を演出してしまう親がいますが、ブランドをアピールしてしまうと親が主役という印象を与えてしまい、肝心の子供が脇に逸れて良い印象を与えることができません。
そのため、あくまでも受験の主役は子供であることを念頭に置いて、目立ちすぎず清楚な印象を与えることができる服装選びをするのがおすすめです。
子供は清潔さ・爽やかさを印象付ける
子供の服装を考える際には「清潔さ」「爽やかさ」「快活さ」を与えることができるような服装を意識しましょう。
これから小学校に入る子供は、頭の良さというよりも「元気の良さ」や「活発な子供らしさ」の方が重視されます。
そのため、気張って良い印象を与えようと力むのではなく、子供らしく活発で楽しそうな印象を与えることを意識しましょう。
受験校ごとに服装を大きく変える必要はない
服装は試験官に良い印象を与えるための1つの要素として重要ですが、決して服装は合否を分けるものではありません。
基本ラインを押さえることで選考のスタートラインに立てるので、過度に心配する必要はなく「無難な服装であればOK」くらいの気持ちでいてください。
清潔さと落ち着きをアピールすることで与える印象としては十分なので、変に気張って試験官に悪い印象を与えることだけは絶対に避けるべきです。
子供の服装の基本スタイル
子供全体の服装で理解しておくべきポイントとしては、以下の2点を意識しましょう。
- 爽やかで清潔感のある服装
- 子供に似合っている服装か
こちらのトピックでは、男女別に服装の基本スタイルを紹介していきます。
男の子の基本的な格好
出典:ミキハウスHPより
男の子の基本スタイルとしては、以下のポイントを押さえましょう。
- スーツ+シャツ
- 白ポロシャツ+紺orグレーのVネックベスト+紺orグレーの短パンが基本
また、靴下は白の無地で靴は黒の革靴がベターです。
ネクタイが必要かどうかで悩む方は多いですが、ネクタイを締める必要はありません。
基本的にはこの服装で学校説明会も入学試験も問題ありませんが、季節に応じてコートで体温調整するようにしましょう。
また、行動観察等の運動する場面を想定して、素材を変更することも大切です。
女の子はパターン別に服装を用意するのがベスト
出典:お受験ナビより
女の子の服装準備は男の子よりも大変で、以下のポイントを意識しましょう。
- 基本的な服装のカラーは紺・グレー・白
- キュロット・ベストは紺orグレー
- ブラスト・ポロシャツ・ソックスは白が基本
このように、派手さがなく清潔感のある服装を意識することが大切です。
おしゃれをする必要は全くないので、浮かない服装を心掛けて清楚な印象を与えることを常に意識しましょう。
また、以下では小学校受験で主に通過する過程である「面接・考査「行動観察」「学校説明会」の3つのパターンの服装を具体的に解説していきます。
学校説明会
学校説明会は、多くの学校で春から夏にかけての気温の高い時期に開催されることが多いため、汗をかいてもそこまで不快ではないワンピースがおすすめです。
紺色の服装が基本ではありますが、夏場であることを考えると水色でも爽やかな印象を与えることができるためおすすめです。
学校説明会は学校と受験者側の最初の接触となるので、ここで悪い印象を与えてしまうと非常に不利になってしまいます。
面接&考査
面接と考査の日であれば、服装の基本はワンピースかボレロとなります。
ワンピースは比較的動きやすく、女の子らしさをアピールすることができます。
カラーを選ぶ際には、子供が好きな色ではなく受験を意識したものを準備し、スカートの長さは膝あたりになるように意識しましょう。
一方で、ボレロはしっかりとした印象と清楚感がある印象を与えることができます。
ボレロはお受験シーズンが近づくと品薄になってしまうことが多いので、早めに準備しておくと安心です。
行動観察
行動観察は自由行動や絵画・工作・運動などで「行動面でのチェック」をしているため、動きやすい服装が基本となります。
ベスト・白いポロシャツ・キュロット・ソックスを基本形と考えておけば問題ありません。
注意するべきポイントとして、入室後の活動が長くなるパターンも想定して、トイレに行った際に自分で着脱ができるような支度をしやすいものを選んであげると良いでしょう。
女の子の服装を用意する際の注意点
服装を用意する際に気を付けるべき点として、以下の3点を常に意識すると良いでしょう。
- 派手になりすぎない
- スカート丈がしっかりしているか確認
- 靴やヘアゴムなどとしっかり合うか
これらは写真やチラシだけでは判断することが難しいため、実際に試着した上で決めていくのがおすすめです。
小学校のお受験とはいえ、選考する場であることには変わりないため、清楚で上品な印象を与えることができるようにしましょう。
母親は季節感に合わせて服装を変える
母親は、主に学校説明会用と面接用で服装を変えることが必須となります。
その理由は、それぞれ実施される時期が夏と秋になるため、季節感を合わせるためにも服装を変えなければならないからです。
なお、季節に関わらず服装を選ぶ上で押さえておくべきポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。
- スカート丈は膝が隠れるくらい
- しわになりにくい素材を選ぶ
- ブランド物は極力避ける
スカート丈は長すぎず短すぎないものを選び、ブランド物は極力避けると無難です。
華美な印象を与えてしまうと選考において不利になってしまいかねないため、気を付けましょう。
また、髪型も華美になりすぎない色合いにするよう心掛けることで、服装との均整がとれて好印象を与えることができます。
学校説明会はすっきりとした印象を与える服装がいい
学校説明会は、例年であれば春から夏にかけての汗ばむ季節に開催されることが多いため、清楚感を演出しながらも夏らしいすっきりとした印象を与えられる服装を意識しましょう。
定番の服装は紺色のワンピースであり、とにかく失敗したくない場合は紺色のワンピースを選びましょう。
なお、袖の長さや襟元のデザインで相手に与える印象が大きく変わるので、購入する際には試着をしてみて実際に自分の雰囲気ともマッチするかどうかを確認しておきましょう。
また、学校説明会のシーズンは汗をかきやすいため、簡単に洗える素材を準備しておくと夏場でも快適に着こなすことができます。
面接ではお子様を引き立てる服装にする
出典:洋服の青山より
面接を受ける際の服装については、親よりも子供を引き立てるようにバランスを取ることが重要です。
面接の雰囲気を考えると、基本的には紺色をベースにすると失敗しません。
メインの服装は、ウールのワンピースとジャケットを準備しておくと良いでしょう。
ワンピースを選ぶ際には、足のさばきがスムーズになるフレアタイプがおすすめで、座った際に膝が出ない程度の丈の長さのものを選びましょう。
ジャケットに関してはワンピースとセットアップで購入すると自然に落ち着いたカラーの組み合わせとなります。
品のある印象を与えられるように、首元まで閉まる襟付きのタイプがおすすめです。
また、前述したように華美になるものは子供が主役となる面接の場ではふさわしくないため、その点は必ず意識するようにしましょう。
父親は全体として落ち着いた色合いに統一
出典:洋服の青山より
次に、父親の服装に関してみていきましょう。
まず押さえておくべきポイントは以下の通りです。
- スーツは無地の紺色
- 白シャツ
- ネクタイは紺やブルー系で落ち着いた色合いに
スーツは子供と統一感を出すためにも無地の紺色がベストです。
また、ソックスは脛が出ない丈の長さのものを選び、タイトスーツやカジュアルネクタイなどはお洒落ではありますが選考の場にはふさわしくないため控えるべきです。
基本的には落ち着いた色合いにすることを意識するとよく、家族全体で統一感を出すことが肝心です。
仕事でたくさん使っているスーツでも問題はありませんが、着古していると頼りない雰囲気が出てしまいます。
そのため、ビシッと決まるように汚れやしわをチェックしておき、もししわや汚れがあればクリーニングに出しておくのが無難です。
また、服装だけでなく髪型や靴なども服装とマッチするような落ち着いたものにすることを忘れないようにしましょう。
場面別に最適なスタイルを解説
お受験の流れの中で、服装を意識するタイミングとしては「学校訪問・学校説明会」「試験・面接当日」「行動観察」の3つが挙げられます。
各イベントの内容をまとめると、以下のようになります。
イベント | 内容 |
---|---|
学校訪問・学校説明会 | 校風を知ったり学校に場慣れするためのイベント |
試験・面接 | 家族と学校側で様々なことに関して面接し、校風に合うかどうかを確認する |
行動観察 | 子どもの様子を観察して、どのような性格の子供なのかを評価する |
以上の3つのイベントにおいて最適なスタイルがあるため、それぞれ見ていきましょう。
学校訪問・学校説明会(6月~)
学校訪問や学校説明会が行われる時期は初夏の汗ばむ季節なので、涼しさや清潔感を意識した服装を選びましょう。
女の子であれば襟付きのワンピースやカットソーワンピースで着心地を重視し、あるいは丸襟のワンピースで落ち着いた雰囲気を出すのも良いでしょう。
男の子であれば、半ズボンにシンプルなポロシャツを着用することでおしゃれに見えます。
いずれも季節感を意識しつつも華美な印象を与えないようにするのがポイントです。
試験・面接(11月~)
選考の場となる面接当日は、清楚できっちりした印象を与える服装を意識しましょう。
11月は肌寒い季節に差し掛かっているので、女の子の場合はブラウスとジャンパースカートを軸にし、ボレロやカーディガンを合わせると季節感もあり清楚な印象となります。
なお、ブラウスの袖は手の甲にかかる程度、スカート丈は膝が隠れる程度がベストなので、きっちり採寸してもらいましょう。
男の場合は、「スーツとシャツの組み合わせ」か「白ポロシャツと紺のベストと紺またはグレーの短パンの組み合わせ」が無難です。
無地のベストも揃えておくと温度調節する際に便利なので、準備しておくと安心です。
なお、子供に関してはネクタイを締める必要はありません。
行動観察
行動観察は、グループでの遊びや制作活動を行い子どもの様子を観察するものです。
子供としては動き回ることになるので、フォーマルな雰囲気は意識しつつも動きやすい服装にするのがベストです。
女の子の場合であれば「ポロシャツまたは半袖ブラウス+キュロット+ベスト」又は「体操着」が基本となります。
男の子の場合であれば「ポロシャツ+ベスト+半ズボン」又は「体操着」が基本となります。
子供が動きやすいかどうかが重要なので、実際に行動観察の前に着せてみて動きやすいかどうかを本人に確認しておくと良いでしょう。
他にも準備したいお受験用品
こちらのトピックでは、服の他にも準備しておくと便利なお受験用品について紹介していきます。
受験の身だしなみで気を付けるべきポイントは、服装だけでなくバックや靴下など多岐にわたります。
そのため、服装とバッグなどの持ち物の色調は取れているか、バランスのいい服装になっているかを常に意識しましょう。
また、受験当日は子供だけでなく親も緊張してしまいがちです。
そのため、万が一に備えて会場までの様々なアクシデントを想定しておき、万全の準備をしておくことで精神的にも安定するでしょう。
なお、具体的に準備するものとしては紺のバッグ・上履き入れ・ハンカチ・ティッシュ・筆記用具などが挙げられます。
特に、会場で見られるバッグはシンプルなデザインにするのがベストです。
とはいえ、お受験のためだけにバッグを購入するのは不経済なので、通塾や学校訪問など幅広い場面で使えるものを選び、落ち着いた雰囲気のものを選ぶと良いでしょう。
お受験の洋服は有名なブランドでそろえるのがおすすめ
次に、お受験用品を取り扱っているブランドについて紹介していきます。
- familier
- Reflect
- INDIVI
- ミスアシダ
- 23区
- 自由区
- セオリー
- フォクシー
- アンタイトル
実際にブランド名で検索すると様々な商品がヒットするので、目を通しておくと良いでしょう。
次に、お受験用品を取り扱っている品物を購入できる百貨店などを挙げると、
- 東武百貨店
- 伊勢丹
- 高島屋
- 西武・そごう
以上の店舗が代表的です。
また、以上の百貨店以外にも、以下のような専門店もあります。
- ラ・ヴェール
- ハッピークローバー
- B-GALLERY
- RyuRyu
- メアリーココ
本番で他の人と雰囲気が違い浮いてしまったというような失敗はできないので、基本的には信頼できるブランドで購入すると安心です。
外見の面ではほぼ全員が同じような服装をしているので差が付くことはあまりありません。
そのため、「悪い印象を与えない」ことを意識して、安心感を持って本番の試験に臨めるようにすることが受験の臨むうえで非常に重要なのです。
小学校の受験ではどこが見られてるの?
小学校の受験では、服装以外にも様々な評価ポイントがあります。
こちらのトピックでは、学校側が子どものどのようなところを見ているのかについて解説していきます。
行動観察
多くの学校で行動観察を実施していますが、学校側は行動観察を通して「友だちとの関係の築き方」「ルールを守る社会性はあるか」「言葉遣い」などを評価しています。
大人の方からすると、就職活動の際に課される「グループワーク」「グループディスカッション」をイメージすると良いでしょう。
採用選考の際に他者との関わり方や社会性、円滑なコミュニケーションがとれるかどうかを評価するのと同じで、行動観察でもほとんど同じようなポイントが見られます。
行動観察に臨むにあたって大切なことは、日頃の生活の中で子供としっかりとコミュニケーションを取り、あいさつなどの基本的な習慣を作ることです。
休日は親子で楽しく遊んで信頼関係を築き、子供が自分の思っていることを話せる環境を作ると良いでしょう。
面接
面接を実施していない小学校も中にはありますが、多くの小学校では面接を実施しています。
なお、面接には親子面接と保護者面接の2種類があります。
面接の臨む準備をする際にも、親としては就職活動の時に行った志望動機づくりをイメージすると分かりやすいでしょう。
その企業を志望した理由や自分の考えを伝えるのと同じように、小学校受験の面接でも「どうしてこの学校を選んだのか」「家庭における教育方針は何か」を予め考えておくと良いでしょう。
学校側が魅力的に感じるような志望動機を考えつつ、具体的な親子間のエピソードを交えながら教育に関する考えを伝えると失敗しません。
なお、面接は緊張してしまい家庭像がそのまま如実に表れるため、日頃から家庭内でコミュニケーションをしっかりと取っておく必要があります。
また、小学校のホームページなどをしっかりと調べておき、家庭での教育方針と合致するポイントを探しておくと良いでしょう。
小学校受験の洋服まとめ
小学校受験の洋服についてざっくり説明すると
- 華美な印象を与えないことを常に意識すると良い
- 男の子と女の子でふさわしい服装は違うので、要チェック
- 「相手から見られている姿」を意識しながら服装を考えよう
- 小学校への志望理由はしっかりと準備しておき、日頃から家庭でもコミュニケーションを密にしよう
小学校受験にの臨む際の服装は、とにかく華美なものを控えて「清楚で品がある」印象を与えることが大切です。
また、季節感と親子の服装の統一感も意識すると好印象を与えることができるでしょう。
こちらの記事を参考にして、小学校受験にふさわしい服装を知り早い段階から準備するようにしてください。