中学生向け英語問題集おすすめ10選|高校受験にも役立つ人気書籍を徹底比較!
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「中学生向けの英語問題集ってどれを使うべき?」
「問題集を効果的に使う方法は?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
英語学習にはインプットとアウトプットの両方が大切なので、参考書や単語帳で知識を覚えるだけでなく、問題集を使って演習をすることも肝心です。
そこで今回は、高校受験に役立つものも含めて中学生におすすめの英語問題集を10冊紹介します。
問題集を使った効果的な勉強法も合わせて解説するので参考にしてください。
中学生向けおすすめ英語問題集をざっくり説明すると
- 英語が苦手なら文法の解説が充実した基礎レベルのものから
- 中1・中2は授業や教科書の理解を重視すべき
- 高校受験を見据えて早めの対策を
レベル別・中学生の英語問題集の選び方
まずは中学生の英語問題集の選び方をレベルごとに紹介します。
英語が苦手な中学生は基礎から
英語が苦手な中学生は以下の内容に注目すると良いでしょう。
文法のつまづきを解消する
中学英語で最もつまずきやすいのは文法です。特に中1後半〜中2にかけて内容が難しくなるため、その段階で英語が苦手になる生徒がたくさんいます。
よってご自身もその当事者であるという場合には、文法の解説が充実している問題集を選ぶのが良いでしょう。
わかりやすい構成とデザイン
英語が苦手な場合はできるだけわかりやすい問題集を選ぶのがおすすめです。
例えば、1ページあたりのボリュームが少ない、もしくはイラストや図が多いというようなレイアウトなら、英語学習に抵抗感があっても比較的勉強を始めやすく、続けやすいでしょう。
中1・中2は教科書の復習を重視
中1・中2の段階では、学校の授業や教科書の内容をきちんと理解することが最も大切です。そうした基本的な学習が定期テスト対策や高校入試対策にもつながります。
よってまずは教科書準拠や教科書レベルの問題集を使うのが良いでしょう。
そうした問題集を使って学校の復習をベースに学習しつつ、さらにプラスアルファの勉強ができれば理想的と言えます。
苦手な分野を克服しよう
ある程度勉強を続けていくと次第に自分の苦手分野がわかってくるはずなので、その段階になれば苦手分野の対策に特化した問題集を選ぶのもおすすめです。
文法や長文読解、リスニングなどぞれぞれの分野を専門にした問題集があるので、自分が鍛えたいと思う分野のものを選びましょう。
理想を言うなら高校入試を受ける頃には苦手分野が一切ないという状態を作っておきたいところです。
高校受験を見据えて実戦演習
高校受験を意識して問題集を選ぶなら、以下の2点に注目すると良いでしょう。
まずは3年間の英語を総復習
まずは文法を中心に中学3年間の内容を総復習し、苦手な分野や単元があるようなら適宜克服するのが良いでしょう。
中学3年間の英語が復習できるというお誂え向きの問題集もあるので、それを用いるのもおすすめです。
結果重視なら受験対応のもの
復習が一通り済んだら、実践形式の問題で受験に必要な応用力や思考力を磨くのがおすすめです。
長文読解やリスニングなどの分野ごとに本格的な高校受験対策ができるテキストが発売されているので、特に鍛えたい分野に関してはそうした受験対応のものを使うのが良いでしょう。
中学生の英語ドリルを選ぶコツ
以下では中学生の英語ドリルを選ぶコツをいくつか紹介します。
特定の目的に合わせて買う
定期テスト対策や高校受験対策、英検などの資格試験対策など、中学生の英語学習にもいくつかの目的があるはずです。
よって問題集はそれらの目的に合ったものを選ぶのが良いでしょう。
特に高校受験や資格試験の対策の場合、自分が受験する試験の過去問題集が入手できるなら、必ず購入することをおすすめします。
また、ただ何となく英語が勉強したいという場合は、とりあえず高校受験を目的とした問題集を選ぶのが無難です。
モチベーションを保てる構成
良い問題集を購入しても、それを少ししか使わないというならあまり有意義とは言えません。問題集は使い込んでこそ意味があります。よって継続して使うことができるような問題集を選ぶことが肝心です。
例えば、学習スケジュール機能がついたものや、学習方法のアドバイスが詳しく掲載されているものであれば、モチベーションが保ちやすいと言えるでしょう。
また勉強のモチベーションを維持するためには、純粋に自分が気に入るものを選ぶというのも大切です。
解説の質は学習効果を左右する
問題集は解きっぱなしではなく、解いた後に解答解説をよく読み込んできちんと復習しなければ、学習効果は十分に高まりません。
よって解説が十分に理解できるかという点も非常に大切です。解説が自分にとってわかりにくいのであれば、復習を充実させることはできないでしょう。
そのため、問題集を選ぶ際は、問題のページのレイアウトなどだけでなく、解答解説のページもよく点検するべきです。解説が十分に理解でき、これなら学力を高められそうと思うものを選びましょう。
CDや音声でリスニング対策
CDが付属していたり、音声がダウンロードできる問題集なら、リスニングや発音のスキルも高められます。
また、長文読解の問題集に関しては、音声を聞きながらディクテーションやシャドーイングをすることで、読んだ文章を復習し、単語や熟語を覚えたり、読解力を高めることが可能です。
なお、ディクテーションやシャドーイングはリーディングと同時にリスニングや発音のスキルも高められるので、「一石三鳥」の学習法だと言えるでしょう。
中学生におすすめの英語問題集
以下では中学生におすすめの英語問題集を10冊紹介します。
中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる問題集
中学英語を「be動詞」から復習できる問題集です。中学生がつまずきやすい箇所の解説や英語の文法規則を覚えるためのコツなどが凝縮されているので、英語を一から学びたいという方に良いでしょう。
また中学英語の文法事項がbe動詞から関係代名詞まで全て網羅されているため、高校受験対策を始める際の総復習として用いるのもおすすめです。
さらに文法事項はPart1〜17に分割されて掲載されているので、特に学び直したい単元だけをピックアップして対策するということもできます。
完全マスター中学英文法
中学3年間で習う文法事項を、200のスモールステップで完璧に学習することができるドリルです。こちらも中学3年間の総復習に良いでしょう。
ちなみにこのドリルでは文法事項を学ぶための基本英文を、「英文理解の問題(1日目)」「文法問題(2日目)」「英作文(3日目)」という3つの工程を踏んで学習します。
よって文法事項をただ知識として勉強するだけでなく、ドリルに収録されている全英文は自分で書けるようになります。そのため、ライティングスキルもかなり向上するはずです。
英語をひとつひとつわかりやすく。
中学生向けの文法事項を総復習することができる参考書です。
各学年に対応した「英語をひとつひとつわかりやすく。」シリーズの3冊が1冊にまとめられた参考書なので、受験勉強の前に全文法をざっと学び直すのに良いでしょう。
なお、この参考書を購入すると監修した先生のわかりやすい解説授業動画が無料で見られるため、英語が苦手な方でも無理なく学習を進めることができるでしょう。
また本書に収録されている練習問題の全英文の音声が収録されたCDも付属しているため、耳から英語を学ぶこともできます。
英語 ハイクラステスト
長文読解に必須のテクニックが例文とともに掲載されているため、読解力を効率よく磨きたいという方におすすめの問題集です。
また長文の難易度がStepA〜Cまで段階的に上がっていくため、無理なくレベルアップすることができます。Stepが上がるにつれて語数が増えるため、長い文章を読むための体力を徐々につけることができるでしょう。
さらに解説は非常に詳しく、英文全体の大まかな流れを表す図解もついているため、かなりわかりやすい部類です。全訳(日本語訳)や単語・熟語の訳もついているため、復習はかなり捗るでしょう。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
中学校の授業ではなかなか英作文を詳しく教えてもらう機会がないため、自発的に英文を書くのが苦手という人も多いでしょう。
そのような方にはこの参考書がおすすめです。本書では中学レベルの簡単な英文を素早く大量に発話するという練習を通して、自分で英文を作る能力を磨くことができます。
本書のトレーニングを重ねれば、脳内に英語の回路を作ることができ、知識としての英語を道具としての英語(使える英語)に生まれ変わらせることができるでしょう。
なお、この本はどちらかというとスピーキング用の教材として注目されることが多いので、英語が話せるようになりたいという人にもおすすめです。
ひとつずつ すこしずつ ホントにわかる 英語
「ひとつずつ すこしずつ ホントにわかる」シリーズは、勉強が苦手が方におすすめの参考書です。基本事項を図解を豊富に交えながら解説してくれるため、英語に抵抗感がある人でも無理なく理解することができるでしょう。
また各ページをスマホでかざせば、動画授業を見られるようになっているため、活字での学習だけでは不安という人にも良いでしょう。
ちなみにこのシリーズの英語は「中1英語」「中2英語」「中3英語」の3冊があるため、特に復習したい学年だけをピックアップして学ぶというのも有意義です。
10分間基礎ドリル
英語力を効率的かつ効果的に高めるには、毎日勉強を継続するということが非常に大切です。しかし、中学生は部活などで忙しいので、毎日勉強するのは億劫だという人もいるでしょう。
そんな人には10分間基礎ドリルがおすすめです。このドリルでは1回10分の学習で中学英文法の基礎を学ぶことができます。
こちらも「中1英語」「中2英語」「中3英語」の3冊がありますが、それぞれ1冊やり切れば1年分の文法事項をマスターすることができるので、中1からコツコツ続けていくのが良いでしょう。
Mr. Evineの中学英文法を修了するドリル
このドリルは短時間である程度の英語力を完成させたいという方におすすめです。30日間で中学3年間の英文法をおさらいすることができるので、受験勉強の開始時点などで使うのが良いでしょう。
この本の特徴は、解説に文法用語が意図的に多く使われていることです。そのため、英語が苦手な人にはややハードルが高いとも言えますが、頑張って読み込めば受験に強い文法体質を作ることができます。
また本書ではインプットだけでなくアウトプットも充実しており、バラエティに富んだ演習問題で学んだ文法知識を確実に体得することができるでしょう。
さらに「Communication Stage」ではネイティブスピーカーとの会話形式で実践的に文法の知識やスキルを試すことができるので、こちらも英語が話せるようになりたいという人にもおすすめです。
最高水準問題集 英語
最高水準問題集は、標準問題から最高水準問題へという2段階構成で問題演習をすることで、高い英語力を培うことができる問題集です。
最高水準問題は難関高校の入試に匹敵する難易度なので、高校受験での成功を目指す方には良いでしょう。
なお、問題は難しいですが、正解にたどり着くためのヒントや詳細な解説も掲載されているので、全く手も足も出ないという心配はないでしょう。頑張って食らいついていけば、思考力や応用力を磨くことができます。
ただし、その名の通りかなりハイレベルな教材なので、英語が得意な人向けです。
これでわかる英語
「これでわかる」シリーズは、参考書と問題集がセットになった日常学習用の教材です。解説を読んだ後にすぐ問題を解くことができるので、実践的な知識を効率よく身に付けることができます。
またリスニング問題も含んだ定期テスト予想問題も掲載されているため、定期テスト対策として用いるのも良いでしょう。
なお、このシリーズには「英語 中学1年」「英語 中学2年」「英語 中学3年」「英文法 中学1〜3年」の4冊があるので、ご自身の学年や用途にあったものを使ってください。
中学生向け英語問題集比較表
ここで、今回紹介した中学生向けの英語問題集を一覧で比較してみましょう。
商品名 | 価格 | 特徴 |
---|---|---|
中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる問題集 | 1,320円 | 中学3年間の文法を確実にマスター |
完全マスター中学英文法 | 1,430円 | 中学3年間の英文法を「英文が自分で書けるようになる」レベルまでマスター |
英語をひとつひとつわかりやすく。 | 2,530円 | 中学3年分の全文法に関する無料の解説動画が見られる |
英語 ハイクラステスト | 990円 | 長文読解のテクニックを3ステップで習得 |
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング | 1,980円 | 簡単な文章を口に出す練習で英語回路を作る |
ひとつずつ すこしずつ ホントにわかる 英語 | 1,078円 | 図解を豊富に使って基礎事項を丁寧に解説 |
10分間基礎ドリル | 495円 | 1回10分の学習で中学英文法の基礎を身に付ける |
Mr. Evineの中学英文法を修了するドリル | 1,870円 | 文法用語を積極的に用いた解説によって30日で3年間の英文法をおさらい |
最高水準問題集 英語 | 1,045円 | 難関入試レベルの問題演習で英語力を磨く |
これでわかる英語 | 1,430円 | 参考書と問題集がセットになった普段使いの教材 |
中学生の英語の勉強ステップ
ここからは中学生の英語学習のステップについて解説します。
基本事項を理解する
英語学習を含めて勉強はインプットとアウトプットのバランスが大切なので、アウトプットである問題演習の前に、まずは基礎知識をインプットするのが良いでしょう。
具体的には参考書や単語帳を用いて、文法や単語の知識を習得するべきです。
英語は基礎からの積み重ねなので、将来的な英語学習を充実させるためにも、まずは基礎(文法+語彙)をしっかり固めましょう。
基本知識を実際に使う
基礎知識をインプットする段階では、インプット一辺倒に勉強するのではなく、ある程度覚えたら簡単な問題で理解できているかを確認するのが良いでしょう。
まずは穴埋め問題などから始め、慣れてきたら並び替え問題などにも挑戦してみるのがおすすめです。
単語帳の場合には、赤シートで隠して自分で簡単なチェックテストを行ってみましょう。
学んだ知識を応用する
基礎がしっかり固まったと感じたら、そろそろ応用問題に取り組んでも良い頃です。長文読解や英作文などに挑戦してみましょう。
なお、間違えた問題やわからない箇所については、参考書や単語帳などに戻ってよく復習するべきです。また解答解説もしっかり読み込んで、知識をさらに補強していきましょう。
さらに復習として扱った英文を音読してみるのもおすすめです。
中学生の定期テストや高校受験に向けた英語の勉強法について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
問題集を使った効果的な勉強法
以下では英語問題集を使った効果的な勉強法について解説します。
インプットとアウトプットの両方が大事
先述した通り、英語学習をはじめとする勉強には、インプットとアウトプットの両方が大切です。
問題集を使った勉強は主にアウトプットになるため、問題集を開く前にまずは参考書や単語帳でインプットをするのが良いでしょう。
なお、両者のバランスですが、学習の初期段階では知識を習得することが最優先なので、インプット:アウトプット=3:2くらいで行うのがおすすめです。
この4割のアウトプットとしては、上記で解説した通り、穴埋め問題や並べ替え問題など簡単な確認問題をしましょう。
問題を解いたら必ず復習しよう
問題は解きっぱなしではいけません。丸つけをするのはもちろん、きちんと復習までするべきです。
復習は先述した通り、間違えた問題やあやふやな箇所を参考書や単語帳で確認するという方法が良いでしょう。
問題集に音声CDやダウンロード音声が付属している場合は、それを聞きながらディクテーションやシャドーイングを行うのもおすすめです。
また復習によって自分の苦手分野がわかった場合は、それを克服するプランを立て、学習スケジュールに反映させるのがおすすめです。
アプリを使った問題演習もおすすめ
アプリなら音声や解説動画が手軽に利用できるので、忙しい中学生にとっては良いでしょう。ちょっとしたスキマ時間を用いて効率よくインプットや復習ができます。
またミニテストなどゲーム感覚でアウトプットをすることもできるので、英語が苦手な場合にもおすすめです。
スタディサプリなら確実に力がつく
インプットや復習にはスタディサプリを利用するのも良いでしょう。英語を含めた全教科の解説授業が見放題なので、効率的・効果的に知識を習得できるはずです。
人気講師である関正生先生をはじめ、実績のある有名講師の授業が低価格で視聴できるので、是非一度試してみてください。
アプリを使って手軽に勉強できるスタディサプリに関する記事は、以下を参照してください。
中学生向けおすすめ英語問題集まとめ
中学生向けおすすめ英語問題集まとめ
- 問題集を使う前にまずはインプット
- きちんと復習することが大事
- 効率よく学ぶにはアプリや通信教育などを活用するのも良い
中学生向けおすすめ英語問題集について解説しました。
定期テスト対策向けや高校受験専用、初心者レベルなど、中学英語が学べる問題集にも色々ありますが、まずは自分のレベルや目的に合ったものを選ぶというのが肝心です。
また問題集を使って効果的に学力を高めるには復習が必要不可欠なので、文法を中心に解説が充実しており、自分が理解しやすいと感じるものを選ぶと良いでしょう。
なお、問題集を使ったアウトプットだけでなく、復習を含めたインプットも重要ですが、それには良質な解説動画が見放題であるスタディサプリを利用するのもおすすめです。
以上を参考に、ご自身に合った教材をセレクトしてみてください。