チャレンジ(進研ゼミ)とポピーはどちらがおすすめ?実際に教材を体験して徹底比較!
「ポピーとチャレンジ(進研ゼミ)ならどっちが良い?」
「それぞれの教材内容は?料金はどのくらい違う?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
小学ポピーは教科書に準拠した教材内容とリーズナブルな料金設定が魅力の通信教育です。
一方でチャレンジ(進研ゼミ)にはタブレット教材や添削指導もあり、教材のバランスの良さには定評があります。
今回はポピーとチャレンジ(進研ゼミ)ならどっちがおすすめかについて考察します!
実際にそれぞれの教材を使ってみた上で比較検討しているので、ぜひ参考にしてください。
ポピーとチャレンジ(進研ゼミ)についてざっくり比較すると
- 料金が安いのは小学ポピー
- 教材はタブレットがある進研ゼミの方が優勢
- 評判や合格実績ならチャレンジの方が優勢
- 進研ゼミなら中学受験対策もできる
※本記事記載の情報は執筆時点のものです
このページにはプロモーションが含まれています
ポピーとチャレンジ(進研ゼミ)の基本的な違いは?
ロゴ出典:進研ゼミ公式HP、小学ポピー公式HP
まずはポピーとチャレンジ(進研ゼミ)の基本情報や特徴を比較してみましょう。
基本情報を比較
ポピーとチャレンジの基本情報はそれぞれ以下の通りです。
項目 | ポピー | チャレンジ(進研ゼミ) |
---|---|---|
対象学年 | 幼児から中学生 | 幼児から高校生 |
学習方法 | 紙教材のみ | 紙教材/タブレット学習 |
教科書準拠 | 対応 | 対応 |
添削問題 | なし | あり |
付録の多さ | 普通 | 多い |
月額料金(税込) | 2,500円〜 | 2,980円〜 |
運営会社 | 新学社・全日本家庭教育研究会 | ベネッセ |
進研ゼミとポピーでは、月額費用やタブレット教材の有無など、相違点が多く存在することが分かります。
ポピーの特徴
ポピーには以下のような特徴があります。
- 教科書に準拠した一回10分程度の教材
- 基礎的な学力を身に付ける事が可能
- 講座費用はかなり安い
- イードアワード「学費の満足度の高い通信教育」の受賞経験あり
- 全国の小学校・中学校の副教材やワークを作成している新学社が教材を発行
ポピーは教科書に準拠した標準レベルの教材で1回10分程度の学習を行うことで、基礎学力が高められる通信教育です。
一番の特徴は受講費用がかなりリーズナブルであることで、顧客満足度を評価するイードアワードでは「学費の満足度の高い通信教育」の部門賞を受賞した経歴もあります。
またポピーの教材は、全国の小中学校で使われる副教材やワークも手掛ける新学社が作っているので、クオリティは申し分ないと言えるでしょう。
チャレンジ(進研ゼミ小学講座)の特徴
一方でチャレンジ(進研ゼミ)の特徴は以下の通りです。
- 赤ペン先生の添削指導が人気
- 楽しく学べるタブレット教材「チャレンジタッチ」も存在
- 2020年度からの新学習指導要領にも対応
- 保護者通信など保護者向けのサポート体制も充実
- 中学受験対策も行える
- 付録や追加オプションなどが豊富
チャレンジの代名詞と言えば、赤ペン先生の添削指導です。添削課題に取り組むことによって、通信教育では伸ばすのが難しい記述力も鍛えることができます。
また2020年度以降は新学習指導要領によって、小学校教育が大きく変容しましたが、進研ゼミ小学講座はそれにも対応しているので安心です。
保護者向けのサポートも充実しているので、お子さんだけでなく、親御さんにも親身で優しい通信教育であると言えるでしょう。
なお、進研ゼミでは中学受験対策専用の講座も用意されているので、私立・国立中学や公立中高一貫校への進学を目指す場合にもおすすめです。
チャレンジはポピーよりは少し高いですが、その分付録や追加オプションが豊富なので、コスパは抜群と言えるでしょう。また塾と比べれば圧倒的にリーズナブルです。
1番の違いはタブレット学習の有無!
画像出典:進研ゼミ公式HP、小学ポピー公式HP
ポピーとチャレンジ(進研ゼミ)の最大の違いは、タブレット学習を行う事ができるかどうかです。
進研ゼミ小学講座のチャレンジタッチでは、専用のタブレット教材を使って学習することができます。
タブレット学習最大のメリットは、学習データがタブレットに蓄積されることです。自動解き直し機能などでは、そのデータを分析した上でそれぞれに最適な問題が出されるので、効率よく弱点を克服することができます。
一方で、紙教材での学習もメリットは存在し、字をうまく書く練習を行う事が可能であるなどの利点があります。
ポピーとチャレンジ(進研ゼミ)の費用を比較
続いてはポピーとチャレンジ(進研ゼミ)の費用を比較してみましょう。なお、それぞれに含まれる各コースの内容や料金体系の詳細については後述します。
ポピーの月額料金
小学ポピーの料金(毎月払いの場合)は以下の通りです。
学年 | 月額費用(税込) |
---|---|
1年生 | 2,500円 |
2年生 | 2,900円 |
3年生 | 3,300円 |
4年生 | 3,300円 |
5年生 | 3,800円 |
6年生 | 3,800円 |
進研ゼミを含めた一般の通信教育と比べ、小学ポピーは学年の上昇に伴う料金の値上がり幅がかなり狭いことがわかります。
3年生から4年生、5年生から6年生に上がる際は料金は上がらず、高学年になればなるほどお得になると言えるでしょう。
その証拠に以下で紹介する進研ゼミ小学講座と比較すれば、1年生の料金にはそれほどの差はないものの、6年生の料金にはかなりの差が認められます。
チャレンジ(進研ゼミ)の月額料金
一方でチャンレンジの月額料金(12ヶ月一括払いを選択した場合の月あたり)は以下の通りです。
学年 | 月額費用(税込) | 年間の支払い合計(税込) |
---|---|---|
1年生 | 2,980円 | 35,760円 |
2年生 | 3,180円 | 38,160円 |
3年生 | 3,740円 | 44,880円 |
4年生 | 4,430円 | 53,160円 |
5年生 | 5,320円 | 63,840円 |
6年生 | 5,730円 | 68,760円 |
上記を見ると、進研ゼミの料金も十分リーズナブルではありますが、ポピーに比べるとやや高いということがわかります。
チャレンジタッチでのタブレット代金は?
進研ゼミ小学講座のチャレンジタッチでは専用タブレットを用いて学習を行います。こちらには別途タブレット代金が必要かというと、そうではありません。
タブレット代金は上記の月額料金に含まれており、6ヶ月以上継続利用すると実質無料でタブレットを入手することができます。
しかし、6ヶ月未満で退会や学習スタイル変更(タブレットから紙教材へ変更)を行った場合は、タブレット代金として9,900円が必要となります。
実際にポピーとチャレンジ(進研ゼミ)の教材を使って比較!
ここからはポピーとチャレンジ(進研ゼミ)の教材内容について、実際に使ってみた感想を踏まえてそれぞれ解説します!
ポピーの教材はシンプルで基礎学力が身につく!
ポピーの教材内容は非常にシンプルですが、基礎学習には最適と言えるでしょう。教科書に準拠した紙教材で、学校の予習・復習を効果的に行うことができます。
教科書準拠を徹底している
小学ポピーの教材は小学校の教科書に完全準拠しており、教科書と同じ文章が載っているワークなどもあります。
また学校の進度に合わせて教材を調整する「授業進度対応サービス」もあるので、常に学校のペースにぴったり合わせて学習することが可能です。
よって学校の予習・復習にはこの上ない通信教育であると言えるでしょう。
オプション教材も充実!
画像出典:ポピー公式サイト
進研ゼミに比べればポピーの教材内容はシンプルであるものの、決してバリエーションが少ないというわけではありません。
主要教科を学ぶ基本教材の他にも、身近な題材で知的好奇心を育む「ふしぎがいっぱい ぴかり!!」や、通信教育では学習が難しい作文を扱う「作文・表現力ワーク」などの魅力的な教材が用意されています。
また算数の応用力を競い合う「算数マスターズ」という年2回のイベントもあります。
学校教材出版会社によるテキスト作成
先述した通り、ポピーの教材は全国の小中学校で使用される副教材や問題集を作っている新学社によって発行されています。
よって教材のクオリティは、学校教材と同レベルであると言えるでしょう。そのため、小学生に最適な質の高い学習ができることは間違いありません。
またポピーを企画・運営する全日本家庭教育研究会(全家研)は、発足から45年以上にわたって家庭教育の支援活動を行っている団体なので、十分に信頼できると言えるでしょう。
バランスの良いチャレンジ(進研ゼミ)の教材
進研ゼミ小学講座の教材はバランスの良さが魅力です。1回15分程度の設計になっているため、集中力が切れてしまう心配もなく、遊びや習い事で忙しいお子さんでも続けやすいでしょう。
また赤ペン先生の添削指導では、生徒それぞれに合ったコメントがもらえるので、モチベーションアップにもつながります。
さらに先述した通り、新学習指導要領にも準拠しており、これから小学校教育で求められる「自分で考える力」も磨くことが可能です。
英語やプログラミングも学べるので、学校の授業についていけなくなる心配はまずないでしょう。
赤ペン先生の丁寧な添削指導が評判!
画像出典:進研ゼミ公式サイト
進研ゼミの代名詞とも言える赤ペン先生の添削指導は、非常に人気のサービスです。
月末に添削課題を提出すれば、丁寧な添削がなされた上で結果が返ってきます。返却は非常に早いので、内容を忘れてしまわないうちに振り返ることが可能です。
通信教育は基本的に自学自習なので、添削指導で外部からの客観的なフィードバックを得ることによってさらに学習効果を高めることができます。
先生からのメッセージももらえるので、お子さんにとってはモチベーションを高める良い機会になるでしょう。
新学習指導要領にもバッチリ対応
2020年度から新学習指導要領が導入され、小学校教育は大きく変わりました。具体的な変更点は主に以下の3点です。
- 思考力・判断力・表現力などの主体的な能力の重視
- 英語教育の早期化・必修化
- プログラミングの必修化
英語やプログラミングなどが追加され戸惑う方もいらっしゃるかと思いますが、進研ゼミ小学講座はこれらの変化全てに対応しているため、各家庭で特別な対策を講じる必要はありません。
ポピーとチャレンジのキャンペーンやサポート体制を比較
以下ではポピーとチャレンジのキャンペーンやサポート体制について比較していきましょう。
ポピーの学習サポート体制を紹介
小学ポピーはサポート体制が非常に充実しています。
毎月のテストで確実に学んだことを身に付ける!
一度学んだ内容は放っておくとすぐに忘れてしまうので、知識を定着させるには復習が必要不可欠です。
小学ポピーでは、毎月のテキスト学習の内容を復習するためにテストが実施されます。定期的に学習内容のおさらいができるため、効果的に学力を高めることができるでしょう。
もちろんテストの内容も教科書に準拠しているため、復習だけでなく学校のテスト対策にもなります。
会員専用の学習サービス機能がおすすめ
画像出典:ポピー公式サイト
ポピーの「教育相談サービス」や「学習相談サービス」では、小学校の元校長である教育対話主事や専門の先生に、子育てや勉強に関する悩みを相談することができます。
また「ポピー診断」では、30問の質問(4択)に答えるだけでお子さんとの関わり方についてのアドバイスをもらうことが可能です。
こうした保護者向けのサポートが充実しているため、子育てや勉強法に悩む心配はありません。
動画で学べる機能も
小学ポピーの会員であれば、教材に対応した理科・算数・英語に関する動画コンテンツを視聴することが可能です。
教材と合わせて動画を活用することによって、より楽しく学習でき、理解をさらに深めることができるでしょう。
進研ゼミ小学講座の学習サポート・キャンペーンは?
進研ゼミ小学講座では、特にチャレンジタッチの学習サポート機能が魅力的となっています。
以下では進研ゼミ小学講座の学習サポートやキャンペーンについてお伝えします。
努力賞プレゼントでやる気アップ
画像出典:進研ゼミ公式サイト
進研ゼミ小学講座では、課題の提出など学習の状況に応じて努力賞ポイントを貯めることができます。
ポイントはペンやバッグなどの生活に役立つプレゼントと交換することが可能です。
たくさんポイントを貯めれば、ミニトイカメラやMP3プレーヤーなどの豪華賞品とも交換できるため、お子さんにとっては良いモチベーションになるでしょう。
お子様の進捗確認も簡単
画像出典:進研ゼミ公式サイト
チャレンジタッチでは、お子さんの学習状況が随時メールで保護者の方へ報告されるようになっています。そのため、「子供の勉強の様子がわからない」という事態に陥る心配はありません。
メールの内容に応じて、声かけをしたり、褒めてあげたりすれば、学習管理をしつつお子さんと良いコミュニケーションが取れるでしょう。
電子書籍が読み放題!
画像出典:進研ゼミ公式サイト
進研ゼミの会員なら誰でも無料で利用できる「電子図書館まなびライブラリー」では、約1,000冊の電子書籍と約20本の動画が読み放題・見放題です。
名作の小説や電気・自然科学に関する本など、知的好奇心を刺激するような書籍が自由に読めるため、教科学習の枠に囚われない教養を身につけさせることができます。
AIとの英会話機能が楽しい!
画像出典:進研ゼミ公式サイト
進研ゼミの英語教材であるチャレンジイングリッシュでは、AIスピーカーを利用して自宅で英会話を学ぶことができます。
小学生のうちから英語を話す経験を数多く積んでおくことは、将来の英語力向上にとってかなりのメリットと言えるでしょう。
また外国人講師相手なら緊張してしまうお子さんでも、AI相手なら気兼ねなく話すことができるはずです。
ポピーならではの強みについて
ここでは進研ゼミにはない、ポピーならではの強みについていくつかご紹介いたします。
「学費満足度が高い通信教育」No.1のポピー
小学ポピーは顧客満足度を評価するイードアワード2019において、「継続しやすい通信教育」と「学費の満足度が高い通信教育」の部門賞をダブル受賞しています。
よってコスパの良さを中心に、客観的な評価はかなり高いと言えるでしょう。
なお、イードアワードでは、通信教育を受講する小学生などの子供を持つ保護者を対象に調査を行って各賞を選んでいます。2019年の有効回答数は4,289件とかなり多く、調査の信頼度はかなり高いと言えます。
紙教材のみのシンプルな学習スタイル
ポピーでは通信教育の中で珍しくなってきている紙教材のみの学習スタイルを貫いています。
実際、紙教材を使用したいというユーザーも一定数存在し、子供も紙に書いて勉強する方が勉強しやすいと感じる事もあるでしょう。
また、付録は少なくシンプルな学習スタイルになっているので料金も安く抑えつつ、習い事との両立もうまくする事が期待できます。
チャレンジ(進研ゼミ)の最大の魅力について
進研ゼミは実績・評価共に抜群!
実績や評価に関しては、ポピーよりも進研ゼミ小学講座の方が良いと言える面が多いです。
第一に進研ゼミ小学講座(「考える力・プラス 中学受験講座」を含む)は、2020年度の中学入試において以下のような合格実績を残しています。
- 私立・国公立中学の合格者数は5,121名
- 私立・国公立中学の合格者数が5年連続増加
- 進学先報告会員の志望校合格率は90.6%
さらに、進研ゼミは利用者数に関する実績も申し分ありません。2017年度にはチャレンジタッチの累計利用者数が100万人を突破しています。
2014年には39万人であった利用者が、わずか3年で100万人に伸びたのは、客観的な評価が高い証拠であると言えるでしょう。この期間には1年間で20万人受講者を増やしている計算になり、人気や知名度も格別です。
進研ゼミは中学受験対策が可能
進研ゼミ小学講座のオプション講座である「考える力・プラス 中学受験講座」(4〜6年生を対象)や「考える力・プラス講座」(5・6年生対象)を使えば、中学受験対策も可能です。
前者は私立・国立中学校、後者は公立中高一貫校の入試対策にそれぞれ対応しています。
また、進研ゼミのみでの中学受験を考えている人は、以下で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
ポピーとチャレンジ(進研ゼミ)のデメリットを比較
どちらも高い人気を誇る進研ゼミとポピーですが、それぞれに固有の弱点が存在するのもまた事実です。
以下ではポピーとチャレンジ(進研ゼミ)のデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
小学ポピーの残念な部分
小学ポピーの残念な部分は、主に以下のようなポイントとなります。
ボリューム・質共に物足りない?
ポピーの口コミには「教材が簡単すぎる」という内容のものが散見されます。
確かに小学ポピーの教材は教科書レベルなので、難易度は決して高くありません。学力が高い生徒にとってはボリュームの点でも物足りなく感じられる場合もあるでしょう。
しかし、学力には個人差があるので、一概に「簡単すぎる」「物足りない」と断定することはできません。
なお、資料請求を行えば無料の体験教材を入手することも可能なので、難易度が気になる場合は実際に試してみるのが良いでしょう。
添削・提出課題がない
小学ポピーには「赤ペン先生の添削問題」のような提出型の添削課題はありません。よって記述力を鍛えるにはやや物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、添削課題は提出の手間がかかったり、課題の返却を待たないと復習ができないなどの不便な点もあるので、一概にデメリットであるとも言い切れません。
なお、作文力や表現力に関しては「作文・表現力ワーク」である程度磨くことはできます。
タブレットで学べない
小学ポピーにはタブレット教材がありません。教材は全て紙なので、採点やわからないところの解説などは保護者がしてあげる必要があります。
タブレット教材には自動採点機能などがあり、基本的には子供一人でも学習が進められるようになっているため、紙教材の方が保護者にかかる負担は大きい傾向にあります。
またタブレット教材ならゲーム感覚で楽しく取り組むことができますが、紙教材だとどうしても「勉強感」が強くなってしまうのも懸念点でしょう。
チャレンジ(進研ゼミ)の残念な点
続いてはチャレンジ(進研ゼミ)の残念な点を紹介します。
付録が目当てになってしまう
進研ゼミ小学講座の付録は非常に豪華なので、小学生にとっては喜ばしいことであると言えます。しかし、付録に気を取られすぎると学習が疎かになってしまう恐れもあります。
勉強が目的ではなく、付録の方がメインになってしまうと、早く付録で遊びたいがためにいい加減に課題をこなしてしまうこともあるでしょう。
よって子供が付録に熱中している場合は、きちんと学習に取り組んでいるかを保護者が逐一チェックする必要があります。
実際、付録目当てで進研ゼミを続けている家庭は多いため、切実な問題と言えるでしょう。
ながら学習になってしまう恐れ
チャレンジタッチをはじめとするタブレット学習には、端末さえあればどこでも学習できるというメリットがあります。
しかし、テレビを見ながらやベットに寝転びながらでも学習ができてしまうという点ではデメリットとも言えるでしょう。
そうした「ながら学習」が習慣になれば、机に向かって勉強しなければならない紙教材での学習よりも学習効果が落ちてしまう可能性があります。
ポピーとチャレンジ(進研ゼミ)のコースを比較
ここからはポピーとチャレンジ(進研ゼミ)の各コースの詳細について解説します。なお、コース内容や価格は執筆時点のデータです。
小学ポピーのコースを紹介
小学ポピーの各学年の狙い(コンセプト)及び講座費用は以下の通りです。
項目 | 狙い(コンセプト) | 講座費用(税込) |
---|---|---|
小学一年生 | 学習習慣を身に付ける | 2,500円 |
小学二年生 | 親子学習でやる気と学習習慣の基礎を確立 | 2,900円 |
小学三年生 | 自ら進んで学習する積極性を身に付ける | 3,300円 |
小学四年生 | 知的好奇心を刺激して「学ぶ楽しさ」を育む | 3,300円 |
小学五年生 | 得意を伸ばしつつ苦手な分野の基礎をしっかり見直す | 3,800円 |
小学六年生 | 中学入学に向けて苦手を克服する | 3,800円 |
進研ゼミ小学講座のコースを紹介
進研ゼミ小学講座では、紙教材を用いる「チャレンジ」とタブレット学習の「チャレンジタッチ」を選択することができます。
どちらも費用は同じで、途中変更も可能です。チャレンジタッチからチャレンジに変更する場合、受講から6ヶ月未満であれば追加のタブレット代金が必要になりますが、それ以降なら自由に変更ができます。
進研ゼミ・ポピー共に中学生コースも
ポピーと進研ゼミでは、それぞれ中学生向けの講座・コースも開講されています。以下ではそれらの特徴や料金について解説します。
中学POPYの特徴・料金
中学POPYも小学ポピー同様、教科書にしっかり準拠した教材で学べるため、学校の予習・復習や定期テスト対策には非常に有用です。
また1回10〜20分という短時間で毎日の学習が完結できるようになっているので、部活などで忙しい中学生でも無理なく続けられるでしょう。
さらに中学2年生の11月号から高校入試対策用の教材も届くので、高校入試に向けた学習も可能です。
以下では中学POPYの料金を紹介します。
学年 | 料金(税込) |
---|---|
1年生 | 4,800円 |
2年生 | 5,000円 |
3年生 | 5,100円 |
上記より、中学POPYもかなりリーズナブルであることがわかります。
進研ゼミ中学講座の特徴・料金
進研ゼミ中学講座は、塾・予備校・通信教育の中で中学生利用者数No.1の教育サービスです(2021年時点)。多くの中学生からの支持を得ている通信教育なので、迷ったら進研ゼミ中学講座を選んでおけば間違い無いでしょう。
また2019年度の高校入試において、第1・第2志望校合格率98.1%というかなり高い合格実績もあるため、高校入試の対策をする上でもおすすめです。
以下では進研ゼミ中学講座の料金(12ヶ月一括払いを選択した場合)を紹介します。
学年 | 月あたり(税込) | 年間(税込) |
---|---|---|
1年生 | 5,980円 | 72,540円 |
2年生 | 6,110円 | 78,000円 |
3年生 | 6,890円 | 82,680円 |
上記より、中学POPYよりは少し高額ですが、塾と比べればかなりリーズナブルです。公式サイトの情報によると、進研ゼミを3年間利用すれば、塾に通った場合と比べて約67万円がお得になります。
なお、中学講座でも紙教材とタブレット教材を併用する「ハイブリッドスタイル」を6ヶ月以上受講すれば、専用タブレット代金が無料になります。コスパの良さは中学に上がっても健在と言えるでしょう。
ポピーとチャレンジ(進研ゼミ)どっちがおすすめ?
以下ではポピーが向いている人・チャレンジ(進研ゼミ)が向いている人の特徴をそれぞれ紹介します。
ポピーが向いている人
以下のような人にはポピーはおすすめできます。
- 出費を極力抑えたい人
- 自主的に勉強する習慣を付けさせたい人
- 教材はシンプルな方が良いという人
- キャラクターにはこだわらない人
- 添削指導は不要だという人
小学ポピーの教材は、比較的難易度が低いので、これから勉強する習慣を付けさせたいという場合に向いています。
また小学ポピーは進研ゼミを含む一般的な通信教育よりもリーズナブルなので、出費をできるだけ抑えたいという人にもおすすめです。
ただし、費用が安い分付録などは少ないので、シンプルな教材内容を希望する人向きだと言えるでしょう。
加えて小学ポピーの教材には、進研ゼミのようにコラショやしまじろうなどの人気キャラクターが登場するわけではありません。よって小学ポピーを利用するならキャラクターへのこだわりは持たない方が良いでしょう。
さらに小学ポピーには添削課題がありません。そのため、添削課題が必要なら進研ゼミの方がおすすめです。
チャレンジ(進研ゼミ)が向いている人
一方で以下のような人は、ポピーよりもチャレンジ(進研ゼミ)に向いています。
- タブレット学習に興味がある人
- 赤ペン先生の添削指導を利用したい人
- 基礎だけでなく応用内容も学ばせたい人
- 適度に付録もついているバランスの良い教材内容を評価する人
- コラショなどのキャラクターに興味を持ってくれる人
小学ポピーと進研ゼミの大きな違いは、進研ゼミではタブレット教材が利用できるということです。そのため、タブレット学習を希望する場合は、小学ポピーよりも明らかに進研ゼミ向きだと言えます。
また進研ゼミを受講すれば、赤ペン先生の添削指導も受けられるので、赤ペン先生に惹かれる方にはおすすめです。
さらに進研ゼミなら教科書レベルの基礎学習だけでなく、中学受験レベルの応用学習もできるので、発展的な内容を学ばせたいなら進研ゼミの方が合う可能性が高いでしょう。
なお、進研ゼミなら英語やプログラミングも学べ、十分な付録もついてくるので、非常にバランスが良い教材内容だと言えます。加えてコラショなどの人気キャラも登場するので、お子さんにとっては楽しい教材です。
よってそれらの点を評価するなら、進研ゼミの方をおすすめします。
ポピーとチャレンジ(進研ゼミ)の評判・口コミ
ポピーかチャレンジかを選択するにあたって、実際にこれらの教材を使っているかたの口コミは大変参考になるものです。
ここではこの2つの通信教育を実際に使っている方々のリアルな感想を確認していきましょう。
ポピーの評判・口コミ
ポピーを利用されているご家庭からは、やはりコスパの良さが嬉しいという口コミが目立ちました。
特にお兄ちゃんやお姉ちゃんがチャレンジを利用されている場合は、下の子が上の子の付録を使い回すことができるので、付録の少ないポピーを利用するのも良いでしょう。
ポピーは毎月の会費がリーズナブルなのに、内容がとても充実しています。他の通信教材と比べてもコストパフォーマンスは断トツでポピーがいいです。習った内容をしっかりと復習して力にするなら本当にポピーがおすすめ! 小学ポピー 会員さまの声
私は推薦入試をしたのですが、合格するためには内申点がとても重要でした。私が合格できるほど内申点を上げることができてのは、普段からポピーを使って学習し結果を出したからだと思います。ポピーをしっかり取り組んでいれば、一番の土台となる基礎力が確実についていくと思います。 中学ポピー 会員さまの声
ポピーの教材は教科書準拠ということで、学校の予習・復習がしやすいという点も人気を集めていました。
チャレンジ(進研ゼミ)の口コミ
チャレンジを利用されているご家庭の口コミを見ると、子供が自分から進んで取り組んでくれるという喜びの声が多く確認されました。
特にタブレット教材である「チャレンジタッチ」は子供に大人気のようで、夢中になって勉強する子も多いことが伺えます。
コロナでおうちにいる時間が増え、自宅で楽しく勉強できるものを、と思い「タッチ」を始めました。ゲームが好きなので、ゲーム感覚で取り組める「タッチ」は合っていたようで、楽しく取り組んでいます。 宿題が終わってから「タッチ」をする約束をしているのですが、以前は毎日言っていた「宿題やったの?」を言わなくなりました。自分から宿題をやるようになって、褒める機会が増えましたね。 進研ゼミ小学講座 会員のかたの声
「タッチ」で勉強するようになってから授業内容がよくわかるようになったみたいです。算数でつまずかなくなって、テストの点数が上がり、通知表の「大変よくできました」の数が増えたのは嬉しいことですね。 習いごとの空手がある平日は遅くまで道場にいて、土日やスキマ時間で取り組んでいます。 進研ゼミ小学講座 会員のかたの声
2020年からチャレンジを利用し始めたご家庭の中には、学校の長期休校に伴って受講を開始された方も沢山いらっしゃいます。
チャレンジを使って勉強することでテストの点数が上がったというお子様も多く、自宅学習にぴったりの教材だと言えるでしょう。
ポピーとチャレンジ(進研ゼミ)まとめ
ポピーとチャレンジ(進研ゼミ)まとめ
- 「学費の満足度が高い通信教育」はポピー
- チャレンジにはタブレット教材や添削指導もある
- 進研ゼミは付録やキャラクターが豊富で子供が楽しみやすい
ポピーとチャレンジ(進研ゼミ)のどちらがおすすめかについて考察しました!
ポピーは「学費の満足度が高い通信教育」なので、出費を極力抑えたいという方にはポピーの方がおすすめです。
教科書に完全準拠した紙教材で、学校の予習・復習も効果的に行うことができるでしょう。
一方でタブレット学習や添削指導を利用したいなら進研ゼミの方がおすすめです。また中学受験対策をしたい場合も進研ゼミの方が良いでしょう。
特にタブレット教材は子供に大人気なので、まだ未体験の方は一度お試しになることをおすすめします!