Qubena(キュビナ)の評判は?AI型タブレットの特徴や費用・専用塾のコースまで解説
「Qubena(キュビナ)の評判ってどうなの?」
「AI型教材の特徴は?どんなコースがある?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
Qubena(キュビナ)はAI型教材を用いた算数・数学に特化した教育サービスです。通信教育に加えて、教室でタブレット教材を使って学ぶサービスもあります。
今回はQubenaの評判・口コミについて、AI型タブレット教材の特徴や費用、教室に通うコースの概要などを含めて解説します。
これを読めば、Qubenaの魅力がよくわかるはずです。
Qubenaの評判・口コミについてざっくり説明すると
- 無学年制なので算数・数学の先取り学習がどんどんできる
- AIがそれぞれに合った出題をしてくれるので良い
- 講師によるサポートが受けられるので安心
Qubena(キュビナ)の特徴とポイント
画像出典:Qubena公式サイト
Qubena(キュビナ)には以下のような特徴があります。
- AI型教材である
- 算数・数学特化である
- 個別の出題機能がある
- 操作性や文字認識が優れたシステムを採用している
- 約7倍速で学習でできる
- 苦手を作らせない講師によるサポートなどのサービスも選べる
- 希望によって授業形態を選べる
Qubena(キュビナ)はタブレットを利用した教育サービスです。通信教育と教室学習の2つのコースがあるため、それぞれに合った学習スタイルを選べます。
なお、2014年開校のQubenaAcademyは2020年7月に閉校しています。
また対象学年は小学1年生〜高校2年生ですが、無学年制が採用されているため、意欲的にどんどん先取り学習することが可能です。
なお、教材は算数(小1〜小6)・中学数学(中1〜3)・高校数学(数学IA・IIB)に完全対応しています。
AI型学習と従来の学習法の融合
Qubena(キュビナ)は、タブレットやスマホを使った他の通信教育同様、AI搭載の教材で効率の良い自宅学習を行うことが可能です。
また教室に通って、個別指導のように近くに講師がいる状態でAI型教材を使って学ぶこともでき、これが多くの通信教育との違いとなっています。
AI型教材で効果的に学力を伸ばせることができるだけでなく、困った時はすぐそばの講師に頼ることができるので、最新の学習法と旧来の学習法をハイブリッドした教育サービスと言えるでしょう。
Qubena(キュビナ)の費用を他社と比較
ここからはQubena(キュビナ)の費用について、他社との比較を踏まえて解説します。
二つのサービス展開がある
Qubena(キュビナ)では、AI型教材を用いた2種類のサービスを展開しています。
それぞれで料金が異なるため、以下で紹介する両者の特徴を参考に、お子さんの希望や親御さんの教育方針に合った方を選ぶと良いでしょう。
Qubena(キュビナ) Wiz Lite
Qubena(キュビナ) Wiz Liteは、一般的なタブレット通信教育と同じようなサービスです。AI型教材を使って、いつでもどこでも勉強することができます。
対象学年は小学1年生から中学3年生までですが、無学年制なので料金は一律の月あたり1,950円(税別)です。
Qubena(キュビナ) Room
Qubena(キュビナ) Roomは、教室に通ってAI型教材で学ぶサービスです。受講にはタブレットが必要で、授業は1コマ50分になります。
料金は教室ごとに異なるため、希望する教室にお問い合わせください。なお、入会金はかかりません。
以下では参考までに、東小金井教室の料金を紹介します。
学年 | コマ数 | 月額 |
---|---|---|
小1〜小6 | 月4コマ | 6,000円 |
月8コマ | 11,000円 | |
中1〜中3 | 月4コマ | 7,000円 |
月8コマ | 13,000円 |
他の通信教育より安い
算数だけを学べる通信教育としては、公文式通信学習やRISU算数などが挙げられます。以下ではそれらとQubena Wiz Liteの料金を比較してみましょう。
項目 | 講座費用(1ヶ月分・税別) |
---|---|
Qubena Wiz Lite | 1950円 |
公文(1教科) | 幼児・小学生:7,500円 中学生:8,500円 |
risu算数 | 基本料2,480円(+980円〜) |
上記を見ると、Qubena Wiz Liteの料金は他の通信教育より安いことが分かります。
RISU算数の評判についてさらに詳しく知りたいという方は、以下の記事も読んでみてください。
通学塾の相場と同等の費用
文部科学省の「子供の学習費調査(平成30年度)」によると、公立小学校・中学校に通う生徒の学習塾費の平均額は、それぞれ年間で約13万6千円、約29万3千円です。
これらをひと月あたりに換算すると、小学生は月11,000円程度、中学生は月24,000円程度ということになります。
よってQubena Roomの料金は、小学生に関しては平均的な水準、中学生に関しては少し安いくらいの水準だと言えるでしょう。
Qubena(キュビナ)の教材・コンテンツを他社と比較
続いてはQubena(キュビナ)の教材・コンテンツについて、他社との比較を交えながら解説します。
アダプティブラーニングで最短学習
画像出典:Qubena公式サイト
一般的な通信教育では、コースが同じであれば使用する教材は全員同じである場合が多いです。
しかし、生徒によってよく間違えやすい問題も違えば、間違えたプロセスも異なります。よって復習で遡るべき学年や分野もそれぞれで違うはずなので、画一的な教材では真に効果的な復習はできないと考えられます。
その点、Qubena(キュビナ)のAI型教材では一人ひとりに合わせて柔軟に出題がなされるので、効果的な学習が実現されています。
最先端なデザインと画期的な機能
一般的なタブレット教材に対しては、「いまいち使いにくい」などのように機能性に苦言を呈する口コミも散見されます。
一方でQubenaのAI型教材は以下のような画期的な機能を備えているため、多くの人が機能性に満足することでしょう。
- 特許取得済の「パーソナライズ学習システム」
- 生徒一人ひとりに対応した弱みを分析
- 手書きでメモが簡単にできる
- 解説がわかりやすいようにアニメ化されている
- 人工知能で学習の最短ルートを計算
またデザインも最先端なので、ビジュアルに関しても気にいる人が多いでしょう。
グッドデザイン賞も受賞
画像出典:Qubena公式サイト
Qubenaは、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2018年度グッドデザイン賞」を受賞しています。
ちなみにこの賞では、デザインを暮らしの質の向上や社会的課題・テーマの解決に生かすことを目的に、優れたデザインが表彰されます。
受賞のシンボルである「Gマーク」は、国内外で親しまれる優良デザインの象徴です。
講師の役割や学習指導方法が変わる
画像出典:Qubena公式サイト
多くのタブレット通信教育のデメリットは、教える人がいないということですが、Qubena Roomでは講師がそばにいる環境でタブレット学習をすることができます。
またQubenaの講師は、学習塾のように「教える」という役割ではなく、「生徒を支える」という役割を全うします。つまりAI型教材を効果的に用いるために、的確なサポートをしてくれるということです。
Qubenaでは生徒が解いている問題や解答時間、正答率などのデータが、専用の管理システムでリアルタイムで集計・分析されるので、生徒の理解度を客観的に知ることができます。
講師はそのデータを元に指導を行うので、それぞれに合った柔軟な学習指導方法を選択することが可能です。この点も一般的な学習塾とは異なります。
定着するまで何度もやり直せる
知識を定着させるには反復学習が必要不可欠です。一度理解した問題でも、再び復習しなければいずれ忘れてしまうでしょう。
Qubena Wizの宿題モードでは、一度学習した問題を何度も繰り返し解くことで、知識を確実に定着させることができます。
しっかりと知識が定着するまで、何度でも問題が出題されるので、あやふやな理解のまま先へ進んでしまう心配はありません。
Qubena(キュビナ)の実績
画像出典:Qubena公式サイト
Qubenaは大手の通信教育のように大々的に合格実績が公開されているわけではありませんが、数学検定や第一志望の学校に合格した利用者は一定数いるようです。
また利用者の97.4%が教育効果を実感・満足しているというデータもあります。
中学受験や高校受験対策にどの程度有効かは計り知れませんが、Qubenaの教材のクオリティが高いことは確かでしょう。
Qubena(キュビナ)のサポートを他社と比較
以下ではQubena(キュビナ)のサポートについて、他社との比較を交えながら解説します。
一人ひとりに対応した問題で効率アップ
QubenaのAI型教材には、「パーソナライズ学習システム」という独自システムが搭載されています。
このシステムでは、利用者の解答に関する様々なデータが収集・分析され、一人ひとりに最適な問題が出題されます。
苦手を作らず、得意を伸ばすことができるため、効果的に学力を向上させることができるでしょう。
講師が生徒一人ひとりをサポート
画像出典:Qubena公式サイト
パーソナライズ学習システムは、講師の指導にも役立てられます。講師は学習システムで生徒の学習進度や理解度を常に把握できるため、それらをクラスでの学習内容に反映することが可能です。
それぞれの生徒のことを理解した上で、クラスで用いる教材のレベルを決定し、ふさわしい教材をQubena上で作成・配信できるため、常に有意義な授業が行われると言って良いでしょう。
算数・数学の学習に必要なすべての操作に対応
画像出典:Qubena公式サイト
一般的なタブレット教材では、選択問題や記述問題には対応しているものの、算数・数学特有の作図やグラフ作成の操作はできないことが多いです。
しかし、Qubenaなら定規・コンパス・分度器を用いて作図したり、関数のグラフを作ったりすることもできます。
よって、算数・数学の単元を理解するために必要となる本質的な学習をすることが可能です。なお、操作はシンプルでわかりやすいため、誰でも簡単に使うことができます。
高操作性と環境づくりで学習効率を促進する
Qubenaの教材は自動の文字認識機能を備えているため、ペンを使って実際に書きながら勉強を進めることができます。感覚はノートで勉強するのと変わらないため、誰でも抵抗感なく始められるでしょう。
また正誤判定機能やメモ機能もあるため、タブレット1つで学習を完結させることができます。
さらに学習効率を高めるためのヒントや解説アニメーションが充実しているため、先の単元や難易度の高い問題にどんどん挑戦していけるでしょう。
次世代型の子供教育スタイル
Qubena(キュビナ)は、文部科学省の「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策」で事例として紹介されているため、まさに未来の教育を担うような最先端かつ革新的な教材及び教育方法と言えるでしょう。
また「第15回日本e-learning大賞 経済産業大臣賞(2018年度)」も受賞しているため、優れたeラーニングコンテンツであることも客観的に証明されています。
ちなみに日本e-Learning大賞は、企業や学校、自治体などによるeラーニングを用いたコンテンツ・サービス・ソリューションの中で、とりわけ優れたものを表彰するアワードです。
同賞では、経済産業省、文部科学省、厚生労働省、総務省のそれぞれの大臣が大賞を選出します。
最先端のテクノロジー教育が学べるサービスも
キュビナ同様にこれからの教育を先取りするようなサービスは他にも存在します。
アルスクールは、幼児から中学生を対象にした探究型プログラミング教室です。
教室のレッスン・オンラインによるレッスン両方を選択して受講することが可能です。学校では学ぶことのできない最先端の教育に興味のある方には非常におすすめです。
さらに詳しく知りたいという方は以下で詳細に解説していますので参考にしてみてください。
Qubena(キュビナ)のデメリット
Qubena(キュビナ)は日本e-Learning大賞も受賞している優れた教育サービスですが、いくつかデメリットも存在します。
校舎数が少ない
Qubena Wiz Liteは完全オンラインなので関係ありませんが、Qubena Roomは校舎の数が限られているため、居住地域によっては利用できない可能性があります。
現在開講されているQubena Roomは以下の9校です。
- 白山教室
- 中津川教室
- 小田急相模原教室
- 西八王子教室
- 板橋徳丸教室
- 町田中町教室
- 城東AU教室
- とおかまち教室
- 今治駅前教室
なお、冒頭でも書きましたがQubena Academyというサービスが五反田の東京本校で利用できたのですが、こちらは2020年7月で閉校となりました。
受験対策に強いわけではない
無学年制のQubenaでは、どんどん先取り学習ができるため、受験対策にも一定の効果はあるでしょうが、明確に受験対策の講座が用意されているわけではありません。
Qubena AcademyとQubena Roomなら講師がいるため、多少の受験対策はできるでしょうが、進学塾や通信教育の受験対策講座に比べれば、受験対策としての効果は期待しにくいと思われます。
また先述した通り、中学入試や高校入試における合格実績は不透明であるため、受験対策を第一に希望するなら、進学塾や他の通信教育も合わせて検討することをおすすめします。
高校三年生は受講対象外
Qubenaが対象とするのは高校1年生・2年生までであり、高校3年生は受講対象外です。よって、大学受験対策を希望する高校3年生や浪人生(高卒生)は他の教育サービスを利用するのが良いでしょう。
またQubenaで扱う高校数学は数学IAと数学IIBだけなので、数学IIIを勉強したいという理系学生も他の教材を検討するのが良いでしょう。
なお、数学が苦手であり、中学数学から再度復習したいという場合は、高校3年生でもQubenaを有効利用できるでしょう。
算数・数学だけしかできない
Qubenaは算数・数学に特化した教育サービスなので、その他の教科を学ぶことはできません。
確かにQubenaは算数・数学に特化した通信教育の中では安い部類ですが、同程度の料金で全教科を学ぶことができる通信教育もあります。また、中学受験対策が可能な通信教育もあります。
よってそれぞれの目的や目標に応じて、Qubenaで算数・数学の特訓をするか、他の通信教育で全教科をバランスよく学ぶのかを選択すると良いでしょう。
Qubena(キュビナ)の講座コース一覧
現在Qubena(キュビナ)では、以下の2つのサービスが提供されています。
項目 | 学習形態 | 学年 | 費用(月あたり・税別) |
---|---|---|---|
Qubena Wiz Lite | オンラインによるタブレット学習 | 小1〜高2 | 1,950円 |
Qubena Room | タブレット学習+授業のために来塾 | 小1〜中3 | 6,000円 |
先述した通り、Qubena Wiz Liteは人工知能搭載の家庭学習用アプリです。お手持ちのタブレット用いて、AI型教材でそれぞれに最適な算数・数学の学習を行うことができます。
一方でQubena Roomは、QubenaのAI型教材を教室で学べるというサービスです。
学習を主導するのはあくまで「AI先生」ですが、適宜人間の講師によるサポートを受けることができるので、より効率的に学習を進めることができるでしょう。
なお、Qubena Wiz Liteは公式サイトより無料体験を申し込むことが可能です。Qubena Roomの無料体験に関しては、各教室にお問い合わせください。
Qubena(キュビナ)をおすすめできる人・できない人
ここからはQubena(キュビナ)をおすすめできる人・できない人の特徴をそれぞれ紹介します。
Qubena(キュビナ)に向いていない人
以下のような人にはQubenaはおすすめできません。
- 全教科を満遍なく勉強したい人
- 受験対策だけをやりたい人
- 集団塾のように頻繁に通塾したい人
Qubenaは算数・数学に特化しているため、その他の教科も学びたいという方は他の通信教育などを合わせて検討するのが良いでしょう。
またQubenaには受験対策向けの教材がありません。そのため、中学受験・高校受験対策に特化した勉強がしたいなら、進学塾や全科目対応の通信教育を利用するほうが向いています。
さらにQubena Roomでは、教室に通うのは月4回もしくは月8回、つまり週に1、2回のペースなので、週3回以上通塾したいという場合には向いていません。
Qubena(キュビナ)をおすすめできる人
一方、以下のような人にはQubenaをおすすめできます。
- なるべく早く算数・数学を一通り学習したい人
- 算数・数学を好きになりたい人
- タブレット学習と個別塾のいいとこ取りをしたい人
算数・数学をどんどん先取り学習して、早く一通りの単元を学習してしまいたいという場合には、無学年制のQubenaがぴったりです。
また算数・数学を好きになりたい・好きにさせたいという親子にも、Qubenaは合っているでしょう。Qubenaならそれぞれに最適な出題がなされるので、自分のペースで無理なく学習することが出来ます。
さらにタブレット学習と個別指導のいいとこ取りをしたようなサービスをお探しの場合には、Qubena Roomをおすすめします。
Qubena(キュビナ)の口コミ
以下では実際にQubenaを利用している方の生の声を紹介します。
Qubenaは鉛筆と消しゴムじゃないから、やりやすいです。問題もたくさん解けて、一問ずつ答えを教えてくれるから、今は掛け算とかは簡単って思えるようになりました。 Qubena公式HPより抜粋
集団授業とは違い自分のペースで学習が進められるのでゲームをクリアする感覚で楽しく問題に取り組む事が出来ているようです。 Qubena公式HPより抜粋
数学は苦手ですが、ラーニングモードで間違えた問題や解らないところが、マスターモードで何度も出てきてくれるから、繰り返しているうちに解るようになりました。 Qubena公式HP 保護者の声より抜粋
以上のような口コミから、問題は非常にやりやすく自分のペースで進めることができる点が非常に評判なようです。
AIを用いた学習は普通に勉強するよりも格段に効率よく勉強できることが実際の利用者の口コミを見ることでわかります。
保護者の方もこどもが算数・数学に対して苦手意識がなくなってきたり得意になってきたりしていることを実感できていることでしょう。
Qubenaの評判・口コミまとめ
Qubenaまとめ
- 日本e-learning大賞も受賞している
- 定規・コンパスを使った作図などもできる
- 学習効果を高めるための様々な機能が魅力的
Qubena(キュビナ)の評判・口コミについて解説しました。
QubenaはAI型タブレット教材で算数・数学を学べる教育サービスです。通信教育のQubena Wiz Liteに加え、教室で講師のサポートが受けられるQubena Roomもあります。
Qubena Roomはすぐに質問が出来ないというタブレット教材のデメリットを克服しており、最新型と従来型の学習法をいいとこ取りしたサービスであると評判です。
ぜひこの機会にQubenaを体験してみてはいかがでしょうか。