勉強しない中学生のやる気を出す方法とは?勉強しない理由や親のサポート方法まで解説!
「勉強しない中学生のやる気を出させる方法って?」
「親ができるサポート方法があるなら知りたい!」
このようにお考えの方も多いのではないでしょうか?
中学生くらいの子供は、なかなか自分から勉強してくれません。しかし中学生もただ意味もなく勉強を避けているわけではなく、勉強したくない「理由」があります。それがわかれば勉強させる方法も見つかることでしょう。
この記事では勉強しない中学生のやる気を出させる方法をはじめ、そもそもどうして勉強をしないのか、親がすべきサポート方法なども詳しく解説いたします。
勉強しない中学生のやる気を出す方法をざっくり説明すると
- 中学生はそれまで勉強習慣がなかった場合も多いため、最初の土台はある程度整えてあげる必要がある
- 親の過干渉や配慮不足も子供のやる気を奪う原因になる
- 親にほめられるだけでも子供はやる気になるので、まずはほめてあげよう
- 勉強の環境を整えるには通信教育もおすすめ
中学生の勉強しない理由5選
まずは中学生が勉強をしない理由を考えていきましょう。
多くの生徒にとって主に該当するのは、以下の5つの理由です。
単純に勉強が嫌い
中学生が勉強をしない理由の中で最も多いのは、「勉強したいと思えない」ことです。
学校の「勉強」は、好きでやっているものではありません。「強制的にやらされている」と思っている中学生も多いです。
その上ゲームのように簡単にクリアできるものでもなく、つまずいた時の挽回も難しいですよね。大人数で楽しめるわけでもないため、つまらないと感じやすくなるのも大きな原因です。
勉強=つらいもの、というイメージが一度ついてしまうと、前向きな気持ちになるのはなかなか難しいかもしれません。
部活などで忙しい
部活や生徒会などで時間が取れないというのも、中学生が勉強しない理由として挙げられます。
特に体育会系の部活に入っている生徒は、勉強する時間の確保ができないだけではなく部活による疲労もあり、家に帰ってから勉強することが難しい場合も多いでしょう。
仮に勉強する意欲があったとしても、勉強する時間が確保できずにやる気を失ってしまうこともありえます。
勉強の習慣がついていない
小学生の間は放課後は勉強よりも遊びがメインだったという子供も多いでしょう。
それまで勉強する習慣がなかった子供にとっては、中学生になったからといっていきなり勉強しようと思っても、続かないことが多いです。
生活の中に習慣として組み込まれていないと、勉強の効率は下がります。そのため「勉強はつまらない」と思ってしまう中学生も多いようです。
勉強の仕方が分からない
中学生になると小学生の時よりも勉強する範囲が広くなり、内容も難しくなります。どうやって勉強すれば良いかわからず、それが原因で勉強が嫌いになってしまう子供も多いです。
特に今まで勉強をあまりしてこなかった生徒は、急に難しくなった勉強についていくための方法がわかりません。
勉強したいと思ってはいてもそのための道筋がわからないと行動に移せませんから、結果として勉強しないというケースもあります。
やっても意味がないと思っている
中学生の学習内容は、中学生の時点では将来どのようなことに役立つのかわかりづらいです。そのため「やっても意味がない」と思っている生徒もかなりいることでしょう。
しかし、中学校の勉強内容は高校や大学での学習の土台になるものです。中学校の学習範囲ができていないと、これから先の人生でもっと苦労することになってしまうでしょう。
「実際の生活の役に立つ」というよりも「将来の道を作るための土台になる」ことを理解させてあげることが大切です。
勉強しない理由は親にある?
実は、中学生が勉強しない理由の一部は親御さんにもあると言われています。
どういうことなのか詳しく解説しますね。
勉強する環境を整えられていない
親御さんの中には、お子さんが勉強している間にテレビを見たりスマホをいじったりしている人も多いのではないでしょうか。
お子さんの勉強中、掃除機をかけたり洗濯機を回すなどの大きな音が出る家事をしていることもあると思います。
ある程度はやむを得ないことでもありますが、子供としてはせっかく勉強しようとしているのに環境が整えられていないため、気が散ってしまいます。
大人も、自分が仕事をしている最中に関係ないことで邪魔をされることを嫌がりますよね。それと同じことが子供にも起きています。少しだけ意識してあげるだけでも、子供の気持ちは変わるかもしれません。
子供の勉強に干渉しすぎる
子供の勉強に干渉し過ぎることも、子供のやる気を奪う原因になります。
例えば子供の勉強の進捗をしつこく聞いたり、勉強するように過度なプレッシャーをかけると、子供としてはうんざりした気持ちになってしまうでしょう。
他の子供と自分の子供を比較するような言動を子供の前でしてしまうと、これもやる気を失わせることにつながります。
子供はまだ精神が未熟ですから、あまり大きな負担をかけないようにしてあげてください。
ほめてあげない
子供は、ほめられて伸びることが多いです。
全てにおいて過度にほめる必要はありません。しかし、例え小さいことでも子供が頑張って成功したことは、しっかりほめてあげてください。
学校の成績というのは、少し上げるだけでも大変な努力を必要とします。テストの成績が1点でも上がれば、その裏には子供の大きな努力が隠れています。
せっかく勉強ができても、親御さんが正しくほめてあげないでいるとお子さんの勉強の意欲は下がってしまうでしょう。
子供の中にはほめられることをモチベーションにしている子も多いですから 、しっかりほめてあげることが大切です。
自ら勉強する中学生の特徴
中学生の中には、勉強するように促さなくても自分から勉強する生徒もいます。自分から勉強できる中学生は他の生徒と何が違うのか、その特徴を解説します。
親が子供の努力を認めている
自分から勉強できる中学生の多くは、子供の努力を親がしっかり認めています。先ほどご紹介したような「ほめる」ことを親御さんがしっかりやっているわけですね。
中学生になると体が大きくなるので忘れがちですが、子供はやはり、親を一番大切に思っています。
「親」という子供にとって一番好きであり、大事な人に認めてもらえることは、何事にも前向きな姿勢を作るための礎になることでしょう。
親子の関係は勉強に対する意欲づくりに重要な意味を持ちますので、少しずつ意識していくことをおすすめします。
自分のことは自分でする
「自分のことは自分でする」習慣が身に付いている子供も、勉強を自発的にできることが多いです。
自分のことを自分でできるということは、「やるべきことを理解している」「自分を律することができる」「物事の優先順位を知っている」ことでもあります。
勉強についても、将来的に自分のためになることを本能で理解していますので、やらない理由を探す前に実行に移す子供が多いと考えられます。
自信を持っている
自信を持っている子供は、どのようなことに対してもポジティブなイメージを持っています。
そのため親が何も言わなくても、周りの生徒が勉強していれば自然と競争心や好奇心を持って勉強を始める場合が多いです。
ポジティブな精神状態の子は成功のイメージを明確に持ちやすいため、継続して勉強するモチベーションも維持しやすくなります。
中学生が自分でできる勉強のやる気を引き出す方法
中学生が勉強に対してやる気を持ち、自発的に勉強するようになるにはどうすれば良いのでしょうか。
まずは、中学生本人ができる努力について解説していきます。
スマホやタブレットを使って勉強する
以前は勉強している間はスマホをいじってないけないというイメージもありましたが、今はスマホのアプリやサイトで勉強に役立つツールが数多くあります。
スマホを使えば無理なく、楽しく勉強できますし、自発的に勉強習慣を身に付けることにもつながるでしょう。また、進捗状況を確認するアプリなどを使えば進み具合が一目でわかるため、モチベーションにもつながりやすいです。
スマホやタブレットも使い方次第で勉強の役に立ちますので、その点を認識して上手に利用していきましょう。
まずは勉強する環境を整える
勉強に集中するためには、環境を整えることも重要です。
ゲーム機や漫画など、勉強する気持ちを削ぐものはできるだけ見えないところにしまってください。また、騒音の少ない静かな場所を選ぶことも効果的です。
人によっては、自宅よりもカフェや図書館などのほうが落ち着いて勉強できるというケースもあります。自宅と外、どちらのほうが良いかは人によって全く異なりますので、自分にとって良い勉強場所を探してみてください。
なお、スマホも遊びの要素があるので、できればしまっておいたほうが良いです。勉強用のアプリなどを使う時だけ、取り出すようにすると良いでしょう。
基礎の基礎から勉強してみる
勉強ができない原因としては、「基礎の基礎ができていない」場合も多いです。
例えば、分数と小数の相互関係については小学校の時に何となくスルーしてしまう子も多いのですが、この原理が中学生の勉強ではかなり重要な意味を持ちます。
こうした「基礎の基礎」ができていない生徒は、応用問題を解こうと思ってもなかなかついていけません。結果として勉強する意欲を持つことができず、挫折してしまう場合もあります。
基礎ができていないと思ったら、小学校のドリルなどを復習してみると良いかもしれません。そこまでさかのぼる必要がない場合でも、教科書の例題を完璧に理解できるようにすることで問題を解くことの楽しさが実感できます。
簡単な問題をきちんと理解することが応用力につながります。何事においても基礎は大切ですので、常に意識するようにしてみてください。
勉強の仕方を相談してみる
もし勉強の仕方が分からない時は、親や先生など「勉強の方法を熟知している人」に相談してみてください。勉強ができる友達に話を聞いてみるのも良いでしょう。
もちろん、他人の勉強方法が自分にも良い効果をもたらすかどうかはわかりません。しかし色々試していく中で見えてくるものもあります。
周りからのアドバイスを元に実践しながら、自分流にアレンジしていくことで、自分なりの勉強方法がわかってくるはずです。
勉強する時間を決めておく
部活や生徒会などで忙しい場合は、あらかじめ勉強をする時間を決めてしまいましょう。毎日のルーティンとしてスケジュールを立てておくと、勉強時間を確保しやすくなります。
毎日決まった時間に勉強するようになると、自然とその時間は勉強できるように行動パターンが変化してきます。
テレビを見ていても時間になったら部屋に戻る気持ちになるなど、勉強するための習慣がついてきますので、それまで少し頑張ってみてください。
早寝早起きをする
睡眠時間を確保できないと、朝スッキリ起きられず、頭が働きづらくなるため勉強の意欲が低下してしまいます。
学校の授業にも支障が出ますので、ぜひ睡眠時間はしっかり確保してください。
学校の始業時間は決まっていますので、朝はどうしても早く起きなければいけないですよね。朝起きるためにも、夜は早く寝ましょう。
「早寝早起き」の習慣を身につけることも、勉強のやる気を起こさせるには必要なことです。
中学の勉強で成績を上げるポイントや、勉強のやる気を出すコツを解説した記事は以下を参考にしてください。
勉強のやる気を出させるために親ができること
中学生が勉強に対してやる気を持つために、親ができることもいくつかあります。できることからひとつずつ試していきましょう。
「勉強しなさい」とは言わない
子供は、「勉強しなさい」と言われれると、逆にやる気を失ってしまうことが多いです。
特に中学生の場合は反抗期に入っている子供も多いので、なるべくなら「勉強しなさい」とストレートな言い方をすることは避けたほうが良いでしょう。
勉強するように促したい場合は、勉強しなさい、ではなく「今日は何時から勉強する予定?」というように、スケジュールを聞くだけというようなニュアンスで話してみてください。
ストレスをかけないよう、優しく声掛けをするのがポイントです。
子供が集中できる環境を提供する
親としては、子供が集中して勉強できる環境を提供することも大切です。
子供の勉強スペースが汚れている場合、もしリビングであれば片付けてあげてください。
また子供が勉強している間は、掃除機をかけたりテレビの音を大きくするなどはできるだけ控えてあげましょう。
勉強するためには脳の働きを良くしなくてはなりませんので、栄養面も大切です。しっかりと食事を用意し、勉強しやすい健康状態を保たせてあげてください。空腹感は勉強を阻害しますから、お腹を満たせるように「量」も十分確保してあげましょう。
ほめてあげること
中学生は、体だけでなく心も大きく成長していく途中の段階です。この時期の子供はほめられることで成長が促されますので、ぜひたくさんほめてあげてください。
効果的なほめ方としては「しっかり心を込めて」「人と比較せず」「些細なことでもほめる」ことが大切です。また、「結果ではなく過程もほめる」ようにすると、しっかり見守られているという安心感につながるでしょう。
勉強のやる気を出すには通信教育がおすすめ?
中学生の勉強への意欲を引き出すためには、通信教育もおすすめです。
通信教育がおすすめできるポイント
通信教育をおすすめできるポイントとしては、以下のような理由が挙げられます。
- 自分の進捗状況を管理しやすいアプリなどの提供がある
- スマホやタブレットなどで学習ができる環境が整うため、無理なく勉強が続けられる
- 勉強が楽しくなるような工夫がしてある(ゲーム形式や目標に応じたご褒美など)
- 居住地に関係なくプロ講師の授業を受けられる
- どこでも好きな時間に授業を受けられるので、やる気があるときに勉強しやすい
上記のような環境を自力で整えようと思うとかなりの努力と準備が必要ですが、通信教育なら始めから全て用意されているものが多いです。
特にAI搭載のタブレット教材は近年注目を集めているので、この機会に各社のタブレット通信教育をチェックしておくのも良いでしょう。
勉強しない中学生のやる気を出す方法まとめ
勉強しない中学生のやる気を出す方法まとめ
- 中学生が勉強しない理由は色々あるが、ちょっとした心がけで改善できる場合が多い
- 中学生のやる気を奪わないためには親にもある程度の努力が必要
- 通信教育を利用するなどして最も良い勉強環境を整えていこう
親御さん自身にも、中学生だった時代があったはずです。今回ご紹介した「子供がやる気を失いやすい原因」については、過去の自分と照らし合わせてみても、思い当たるところがあったのではないでしょうか。
いきなり全ての環境を変えようと思わなくても良いですので、できることか少しずつ始めていき、子供が勉強しやすい環境を作ってあげてください。
そのためには通信教育・タブレット教材も効果的ですので、ぜひ一度検討してみてくださいね。