Z会中学受験コースの先取り学習は可能?他塾との違いや注意点を実体験を元に解説!
「Z会の中学受験コースで先取り学習は可能なの?」
「Z会と他の塾はどのような違いがあるの?」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
Z会は非常に有名な通信講座ですが、中学受験コースで先取り学習が可能かどうか気になる方も多いでしょう。
Z会ではレベルの高い学習を行うことができるため、難関中学を目指す方も有効活用することができます。
ここではZ会中学受験コースの特徴や他塾との違い、また注意点などを詳しく解説していきます!
Z会中学講座の先取り学習についてざっくり説明すると
- Z会はレベルが高いため、合うかどうかを要チェック
- 各科目に特徴がある
- 繰り返し学習することで知識として定着する
- 市販の教材との併用も可能
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Z会の中学受験コースは先取り可能なのか
まずは、Z会の中学受験コースで先取り学習が可能なのかを見てみましょう。
システムとして先取り受講は可能
Z会の中学受験コースは小学3年生から始まるため、システムとして先取り受講をすることは可能です。
資料請求をするにあたり、子どもの学年を3年生以上で入力しないと請求できない仕組みになっていますが、実際には違っていても3年生以上と入力して申し込むことは可能です。
そのため、先取り学習を考えている方は3年生以上の学年で入力しましょう。
以下のように、先取り学習が楽しいと話す方もいらっしゃるようです。
最難関中学を目指せるほど難易度が高い
システム的に先取りすることは可能ですが、Z会のカリキュラムはかなり難易度が高いです。
そのため、ある程度の知識とやる気がないと継続するのは難しいため、無理に先取り学習するのはおすすめしません。
Z会は灘や開成などの最難関中学への合格実績もあることからも、難易度の高い講座であることが分かるでしょう。
なお、そもそも先取り学習をせずともハイレベルな学習が可能となっているため、さらなる高みを目指す際に利用を検討すると良いでしょう。
小学生によるZ会中学受験コース先取りの感想
それでは、実際にZ会中学受験コースの先取りを行った小学生の感想を見てみましょう。
利用者からの口コミは非常に参考になるので、自分の家庭に向くかどうかの判断材料にしてください。
国語は記述力と語彙力が必要
Z会の国語は記述問題が多く、文章が抜き出す従来の出題だけでなく、しっかりと読解した上で自分の言葉で表現する力も鍛える内容となっています。
そのため、読解力・作文力が身についておらず自分の言葉で表現することに慣れてないお子さんでも、一気に実力を上げることができるでしょう。
また、語彙力が乏しいと国語全般の問題に苦戦するため、前段階としてまずは漢字や語彙など基本的知識を習得することをおすすめします。
段階を踏んで取り組んだ方が理解も早くなり、子どものモチベーションも高まっていきます。
算数は問題が良質だが少なめ
算数は1つ1つの問題の質が高く、子どもが着実に新しい数字の知識を吸収できるように設計されています。
算数に苦手意識を持つ小学生は多いため、これは非常にありがたい設計と言えるでしょう。
なお、問題数は少なめとなっており、1つ1つの問題を完璧に解けるまで何度も解かせると良いでしょう。
じっくりと理解することで脳にも定着するため、1つの問題に丁寧に取り組む習慣を身に着けてください。
理科は小学生のうちから計算問題
小学校の理科では知識を暗記するものが多いですが、Z会では小学3年生の段階で既に計算問題に取り組みます。
なお、3年生のカリキュラムは遊びの要素を取り入れて楽しみながら学べるものが多いですが、4年生以降は一気にレベルが上がります。
具体的には、てこの原理や水溶液などといった本格的な知識を学ぶ内容が多くなってくるため、少しずつ丁寧に取り組むことが大切です。
社会は地歴公民をバランスよく
3・4年生は地理がメインで5・6年生は歴史公民がメインとなります。
Z会では地歴公民をバランス良く学べるカリキュラムになっているため、トータルの社会的な知識を習得できるはずです。
また、保護者の方はテキストの勉強だけでなく、普段からニュースや新聞などを取り入れて時事に関心を持たせるようにアプローチすると良いでしょう。
社会で学ぶ内容が自分の生活と密接に関わっていることを自覚させることで、社会の勉強がより捗ります。
中学受験コースを使った先取り例と感想
小学3年生からZ会をコツコツとがんばってきた結果、受かることができました。平日の3日間と土日の週5日、好きなサッカーを休まずに行えたのも、時間に縛られないZ会で勉強できたのが大きかったです。 Z会 合格者の声東邦大学付属東邦中学校 E・Yさん
Z会の利用者からは「3年生から勉強を始めた」「4年生からコツコツ取り組んだ」と早いうちから受験対策の学習を始めていた方の声を確認することができました。
また、Z会の中学受験コースは「部活や遊びと勉強を両立できた」と口コミで評判でした。塾に通う必要なく、好きな時間に勉強ができるZ会だからこその魅力だと言えるでしょう。
Z会中学受験コースの先取り学習方法
画像出典:Z会公式HP
それでは、Z会中学受験コースの先取り学習方法について紹介します。
始める時期を考慮しよう
Z会では1年単位でカリキュラムが作られるため、始めるタイミングを見計らう必要があります。
例えば、3年生から始める場合は4月号から申し込み、4年生以降から始める場合は2月号から申し込むと良いでしょう。
学年の途中入会も可能ですが、これだと中途半端はスタートとなってしまうため、勉強についていけない恐れがあります。
その場合はバックナンバーを取り寄せ、遅れを挽回する必要があります。
国語・算数は毎日少しずつ取り組む
まとめて一気に勉強するよりも、毎日コツコツと短時間でも勉強した方が、子どもの集中力が続く上に学力も伸びると言われています。
特に、主要科目である国語・算数に関しては毎日教材に触れることが重要です。
毎日行うためにはペース配布も考える必要があるため、勉強スケジュールを立てるのが苦手な場合は保護者の方がサポートしてあげてください。
勉強時間は1単元あたり1時間以上
Z会で解く問題はじっくりと考えないと解けないような良問ばかりなので、1単元をこなすだけでもかなり時間がかかります。
特に、初めて見るような問題の場合は保護者の方が子どもに教えながら解く必要があるため、1単元あたり1時間以上の勉強時間は見積もっておきましょう。
このように、余裕を持った学習プランを立てることで勉強が長続きし、着実に学力を伸ばすことができます。
繰り返し学習で定着させる
Z会は元々難易度が高い講座なので、先取る場合はさらに難しく感じるでしょう。
そのため、中途半端に進めてしまうと子どもが「分かったつもり」になってしまうため、繰り返し学習させるように誘導することをおすすめします。
何度も繰り返し学習させることで知識が定着するメリットもあるため、与えられた問題や教材はフル活用するべきです。
また、1回の勉強時間を短くして何回も繰り返す方が知識が身に着く実感を得やすく、子どものモチベーションも続きやすくなります。
子どものやる気を維持させる工夫
Z会は難易度が高いので、子どもがめげないようにモチベーションを維持する工夫が必要になります。
例えば単元が終わる度にご褒美をあげるなど、勉強を楽しめるようなルールを作ると良いでしょう。
とはいえ、モノで釣ると「勉強すること」ではなく「ご褒美をもらうこと」が目的になってしまう可能性があるため、注意しましょう。
勉強の目的や本質を見失わないように、保護者の方も正しいアプローチをすることを意識してください。
紙とタブレットのメリットを活かす
Z会の教材や練習問題は紙で届きますが、映像授業やドリルはタブレットで配信されるため、それぞれの強みを活かしましょう。
また、添削問題は問題自体は紙で届き、添削結果はタブレットで配信されるため、結果の確認漏れがないように気を付けてください。
紙媒体とタブレットにはそれぞれメリットがあるため、それぞれの長所を活かした学習を進めていきましょう。
塾や市販問題集との併用も可能
Z会中学受験には塾併用要点学習プランというものがあります。
こちらのプランは問題集がついていない分費用を抑えられる点が魅力なので、必要に応じて受講するプランを選びましょう。
例えば、子どもを塾に通わせている方や市販問題集の使用を考えている方は、塾併用要点学習プランを検討すると良いでしょう。
まら、市販の教材の利用を検討していても相性の良い教材が見つけるとは限らないため、実際に教材の中身を見てから決めるのがおすすめです。
他社の先取り学習は?
小学生の先取り学習において、Z会の中学受験コースとよく比較されるのがスタディサプリです。
スタディサプリは学年・科目の別なく、好きな科目を好きなだけ先取りできるので、単に先取り学習が目的の場合は非常におすすめとなっています。
一方、スタディサプリはZ会のように中学受験に特化した対策はまだあまりメジャーではないので、中学受験を視野に入れているのであればZ会の方が合っている可能性が高いと言えるでしょう。
自主的に勉強できるように正しいアプローチを
Z会はレベルが高いため、受動的に勉強しているとなかなか学力は伸びません。
子どもに対してついつい「勉強しなさい」と言ってしまう保護者の方は多いですが、子どもが自分から勉強に向かうようになるのがベストです。
勉強が好きな小学生はなかなかいないため、保護者の方が正しくアプローチして自主的に勉強するように仕向けることが重要です。
親も勉強する姿勢を見せる
子どもは親の様子を見て成長していくため、日ごろの過ごし方は非常に重要です。
つまり、保護者の方が家の中でずっとスマホでゲームをしていたりダラダラと過ごしていると、子どもにもその生活習慣が感染ってしまうのです。
特に、スマホに限らずゲームは中毒性が高く、一度やるとハマってしまう性質を持っているので要注意です。
そのため、家の中で過ごしているときも親が資格勉強をしたり新聞を読むなどして、子どもにとって模範となるような過ごし方を意識すると良いでしょう。
また、子どもが自分から勉強した様子を見たら、しっかりと褒めてあげてどんどんやる気を伸ばしてあげてください。
「勉強」だけでなく「知らなかったことを知る楽しみ」を感じさせる
「勉強」と聞くと堅苦しく真面目なイメージを持つ方も多いですが、本来「自分の知らなかったことを知ること」は楽しいものです。
そのため、子どもにも勉強を強要するよりも楽しみながら学ぶことを教えてあげると良いでしょう。
特に、Z会の教材のレベルは高いため、少しでも楽しみながら取り組むことが長続きのコツとなります。
また、大人の世界でも「知ってるだけで得する制度」などがあるため、成人後の社会で賢く生きるためにも「楽しく学んで生活に役立つ知識を得る」ことは大切なのです。
Z会中学講座の先取り学習まとめ
Z会中学講座の先取り学習まとめ
- 先取り学習か可能だが、レベルが合うかどうかを確認しよう
- 計画的に勉強することで、長続きする
- 紙とタブレット教材の強みを生かそう
- 親が正しくアプローチしてあげることも重要
Z会は知名度も高く多くの家庭で取り入れられている通信講座で、先取り学習することも可能です。
とはいえ、Z会はレベルが高く無理に継続しても挫折に繋がってしまう恐れがあるので、子どものレベルに合っているかどうかはしっかりと確認しましょう。
繰り返し丁寧に学習することで着実に学力は高まっていくので、序盤は保護者の方がサポートしてあげると良いでしょう。
ぜひこの機会に、Z会の先取り学習の活用を検討してみてはいかがでしょうか?