疲れて勉強できない?疲労でだるい時の回復法や勉強がはかどらない時の対策法を解説

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「部活動で疲れて勉強できない時はどうすれば良い?」

「どうすれば勉強しようというやる気が出るの?」

このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

疲れて勉強できないことを理由に机に向かおうとせず、テレビやスマホに時間をとられてしまう方がいらっしゃいます。

また、勉強しようと思っても体を動かすのがきついと感じたり、だるいと思うことも多々あるかと思います。

疲れて勉強できないのは部活動が原因だけなのか、他にも原因があるのかなどを確認していきながら、この記事では疲れて勉強できないときにもできる勉強方法や、だるいときや疲労を感じるときの回復方法を解説していきます。

疲れて勉強できないときの対処法をざっくり説明すると

  • 勉強しようとする気持ちになるための環境を整える
  • 疲労がたまっているときは単純な勉強にしぼって取り組む
  • 悩み事や不安は書き出して気分をアップさせる

疲れて勉強できないときの対策法

落ち込んでいる女性の画像

日々の取り組みで疲れているときに、疲れて勉強できないと思う時の対処法をご紹介します。

  • 寝て回復
  • 夜の勉強を生活習慣にする
  • スキマ時間を使う
  • 朝勉強も効率が良い

以下でそれぞれの項目について詳しくみていくことにしましょう。

寝て回復

部活動などで疲れて帰宅すると、体を動かすのがきついと感じたり、だるいと思った状態になっているときがあると思います。

そんな状態で勉強をしても思うようにはかどらず、ただただ時間だけが過ぎていくことになります。

疲れている体にムチを打って頑張って勉強しようとしても、単に効率が悪い勉強となってしまい、勉強時間を確保しただけとなって何も身につかないと感じると、その後の勉強に対するモチベーションも下がってしまいます

疲れて眠いと感じた時には一度仮眠をとって眠気をとりましょう

仮眠の時は長く寝すぎると夜に眠れなくなるため、10分から15分程度の仮眠で頭をスッキリさせましょう。

仮眠をとる前にコーヒーを飲むと、眠りが深くならないままスッキリ起きられるのでおすすめです。

夜の勉強を生活習慣にする

たった10分でも勉強しようと思う気持ちを持つことと、帰宅してからまずは机に向かう習慣づけを付けることが大切です。

机に向かうだけで何か少しでも勉強に取り組もうという気持ちが出てきます。

そしてその日に学習したことを思い出して復習し、まずは宿題からという気持ちで毎日少しの時間から勉強を取り組んでいきましょう。

習慣がつくまではしんどいと感じるかもしれませんが、毎日同じことを繰り返し行っていくことで、机に向かわない日があると逆に気持ち悪い感覚となり、まずは机に向かうことが当たり前と感じるようになっていきます。

そのことで勉強体力が身に付き、勉強に対してもしんどいと感じることが少なくなっていきます

習慣が身につくと集中力もアップしますので、勉強時間の30分や1時間があっという間に感じるようになります。

毎日の小さな積み重ねが自分の大きな糧となりますので、10分でも勉強する習慣づけを行っていきましょう。

スキマ時間を使う

スキマの時間を狙って少しずつ勉強に取り組むことが大変おすすめです。

特に漢字や英単語などは長い時間かけて取り組むよりも、毎日のスキマの時間に少しずつ頭に入れていくことが良いです。

暗記ものは一気に頭に詰め込んでも忘れる頻度が高くなるため、何回も繰り返し頭の中に入れていく勉強方法が効果的です。

電車やバスなどの通学時間中や、お風呂の時間、ご飯を待っている時間などに単語帳を開けて見ているだけでも十分覚えることができます。

見ているだけでよいと思えば勉強に対するしんどいイメージも少なくなりますので、スキマ時間の習慣づけも取り組みやすくなります。

朝勉強も効率が良い

しばらく時間がたっても体を動かすのがきつい、だるいと感じて勉強ができない場合は、早く寝て頭の回転が回復している朝に勉強をしましょう

早朝であればSNSで友人との交流も行うことがなく、見たいテレビドラマも放映されていないため、勉強以外の誘惑がないために勉強に集中することができます

寝て起きた時の脳は、電化製品で例えるところの充電が満タンの状態であるために、勉強する最適な環境です。

早起きするには

早起きして勉強する際の注意点ですが、就寝時間を早めにすることよりも起床時間を一定にすることが大切です。

就寝時間に関しては事情があって遅くなることがあり、それに合わせて起きる時間がバラバラになると体のリズムが安定しません。

起床時間を一定にすれば体が次第に慣れてくるので、起床時間に合わせて起きられるようにしていきましょう。

特に休日だから寝だめするような環境を作るとリズムが崩れて、普段の生活以上に体が疲れやすくなります

起床時間を一定にしていくとともに、朝起きたらベッドメイキングをして、カーテンを開けて日光を浴びましょう。

日光を浴びるとメラトニンの分泌ができるのですが、夜の寝つきが良くなる効果があるのでおすすめです。

疲労がたまっている時でもできる勉強方法

勉強している子供の画像

疲れがたまって体力が回復しないまま勉強したいとはなかなか思いませんが、そんな時にでもできる勉強方法をご紹介します。

  • 単純な作業や宿題をする
  • 寝る前に暗記系は効果的

この二つの方法についてそれぞれ詳しくみていくことにしましょう。

単純な作業や宿題をする

疲れを感じているときには、無理に思考力を問うような問題を取り組むのではなく、単純な計算問題を解いたり、英単語を覚えるなど単純な作業で済む勉強を取り組むようにしましょう。

簡単な取り組みであっても、一つのことをやり遂げることできると達成感を感じることができ、モチベーションも上がります。

達成感を感じ取り、モチベーション上げることができたら継続していこうとする気持ちも出てくるので、疲れていても何か簡単な勉強を一つでもやり遂げようとしていきましょう。

それでも疲れて勉強ができないときは、スマホを触ったりテレビを見たりして時間を稼いでも気分転換には繋がりませんので、すぐに寝て疲労回復を優先しましょう。

寝る前に暗記系は効果的

寝る直前に暗記の勉強をすると大変効果的です。

その理由は、脳は寝ている間に記憶の定着を図ろうとするため、寝る30分前までなどに英単語や漢字を暗記の勉強をすれば、脳が覚えたものを定着させようとするからです。

また、寝る前にスマホやテレビを見ると逆に目が覚めて軽い興奮状態になるために、すぐに寝ることが困難になります。

一方、英単語や漢字を覚えようとすると、すぐに眠れる状態を作ることができます。

寝る前に暗記系の勉強に取り組むことで覚えておいたほうが良いものを覚えやすくなることと、すぐに眠ることができることからも効率が良く効果が大きいのでおすすめです。

勉強がはかどらない原因と対策法

女性がパソコンをいじってる様子

勉強がはかどらない原因は主に二つあります。

  • 部活などの身体的疲労
  • 精神的にだるい・きつい

以下ではそれぞれの原因について詳しく解説していきます。

部活などの身体的疲労

朝早く起きて学校に行き、部活を通して夜遅く帰ってくると疲れてしまって、身体的にだるい・きついと感じてそのまま勉強せずに寝てしまうことがあります。

帰宅してからご飯を食べてお風呂に入り、友人とのSNSのやりとりやくつろぎの時間をとることを優先してしまい、部活の疲れを理由に勉強をしない方もいらっしゃいます。

スポーツ庁が実施した平成29年度の「運動部活動等に関する実態調査」の集計状況によると、運動部の生徒が部活動に関する悩みとして「体がだるい」「眠くて授業に集中できない」、と答えた割合が10%程度であったことが分かりました。

つまり、部活動に励んでいても勉強に対して言い訳をしていない生徒が90%近くいることがこの調査で確認することができます。

部活動に一生懸命取り組みながら勉強に励んでいる方がたくさんいますので、例えば同じ部活動の友達と一緒に勉強したり競争したりするなどで、両立できるようにしていきましょう。

生活習慣を見直そう

身体的な疲れを解消していくために、現在の生活習慣を一から見直してみましょう。

早く寝ることができているかの他にも、栄養不足になっていないか、食べ過ぎていないかなど毎日の食事に対しても意識するように心がけていくことが大切です。

特に、ご飯やパンなどの炭水化物や糖質を摂取しすぎると血糖値が急上昇してしまい、すい臓からインスリンが大量分泌されると血糖値が急激に下がって眠気やだすさの原因となってしまいます。

また、普段からよく噛んで食べているか、野菜も摂取しているかなどの食生活を見直すことで疲労回復につながります

生活習慣を見直せば勉強に限らず、部活動にも良い影響を及ぼしますので、今一度確認してみることをおすすめします。

精神的にだるい・きつい

学校や部活動の中で嫌なことがあったり、人間関係で悩んでいることで精神的にだるい・きついと感じて勉強に手が付けられないという方も多いです。

嫌なことや人間関係の悩みは、勉強に取り組む以上に脳を使いますし、勉強どころではない環境を生み出します。

気持ちの面で疲れてしまうと、勉強に対するモチベーションも上がらなくなります。

身体的疲労に対して精神的疲労は、人によって対応の仕方が異なるため、それぞれの悩みに対して一つ一つ確認をとって解決していくか、少しでも解消できるように話を聞いてもらうための環境を作っていく必要があります。

恋愛に夢中になりすぎない

精神的疲労の理由の一つとして恋愛が挙げられます。

恋愛に夢中になると、異性の気持ちにこたえようと頑張ってテンションが上がる反面、相手の気持ちが分からなくなってそのことばかり考えてしまうので、勉強よりも優先順位が上がってしまう可能性があります。

また、失恋をしてしまうとそのことで精神的に疲れてしまい、勉強どころではなくなってしまいます

勉強はその後の人生に大きく関わってくるため、恋愛の悩みに関してはできる限り相談をして手短に済ませられるようにしていき、勉強とのバランスを取れるように取り組みましょう。

エクスプレッシブ・ライティングが効果的

エクスプレッシブ・ライティングとは 悩みごとに対するネガティブ的な感情を持っている際には、それを紙に書きだしてみることで気分をアップさせるということを意味します。

テキサス大学の研究によると、自分の感情を紙に書いたり口にして吐き出したりしてアウトプットすることで幸福感がアップし、鬱や不安を改善させる効果があるとのことです。

例えば学校や人間関係で生じる悩みに対して紙に書いていくことで、友人やご家族に打ち明けることで精神的にリラックスできることと同じ効果を得ることができます。

勉強以外の悩みに対しても適応できるために大変おすすめです。

モチベーションが上がらないときはどうすればいい?

喜んでいる子供の画像

勉強に対してどうしてもモチベーションが上がらない時のための対処法をご紹介します。

  • 自分の好きな音楽を聞く
  • 目標を確認する
  • 仲間と競争する
  • テスト勉強は早めから

どれも行うためのハードルは低めのものが多いですので、ぜひ参考にしてください。

自分の好きな音楽を聞く

モチベーションを上げるための手段として、自分の好きな音楽を聞いて気分を上げてから勉強に取り組んでみましょう。

1960年代に音楽を植物に聞かせると通常よりも発芽や生育が早いという研究が報告されていますが、音楽は気分を良くする効果を生むとも言われています。

音楽を聞きながら勉強をすることで、勉強を始めるに対するハードルを下げることができます。

しかし、好きな音楽を聞くことに夢中になってしまうこともありますので、勉強が進み始めたら音楽を消したり、作業用BGMやクラシックなど文字のない音楽にするなど、心が安らぐようにしていくことをおすすめします。

目標を確認する

やる気が出ない時には、自分がこれまで目標としていた志望校に対して、定期テストの点数を確認してみたり、その後の将来について考え直してみる時間をつくってみましょう。

過去に立てた目標に対する到達度を確認することで、テスト勉強や受験勉強に対してもっと頑張らなければならないと感じることができたり、もっと高い目標を目指せるように再設定することができます。

改めて目標を見直すことができたら、その目標に向かってモチベーションを上げることができ、勉強に対する意欲も上がっていきます。

自分で決めた決意や目標に関しては、しっかりと文字にして書き留めておきましょう

何度もそれを見て自分の気持ちを確認することができるので大変おすすめです。

仲間と競争する

勉強の進捗状況を友達や仲間と共有することで、自分のやる気につなげていくことができます。

勉強した時間がどれくらいだったとか、問題集のページがどれだけ進んだかなど、仲間内で競争していくことで自分も仲間もともに実力アップしながら、仲間内の良さも上がっていく相乗効果を狙うことができます。

勉強時間を記録したり、どこまで問題集のページが進んだかなどの勉強記録を共有できるアプリもあり、アプリを通じて友人の勉強進捗状況を確認することで刺激を受けることが可能です。

LINEでのやり取りをしながらも、こうしたアプリを活用して勉強に取り組める環境を作っていきましょう

テスト勉強は早めから

テスト勉強をテスト前に一気にやってしまおうとすると、想像以上の勉強量に対して挫折してしまう可能性が高くなり、そのことが気になって勉強に取り組んでも頭に入らなくなることがあります。

また、直前に暗記したものや理解したものはすぐに忘れてしまうため、結果に結びつかないことになる可能性もあります。

少しずつテスト勉強に取り組むことで、時間に余裕を持ちながら記憶の定着を図ることができ、改めてテスト範囲のやるべきところを見直すことができるため、やり損ねる危険を防ぐことができます。

時間をかけてゆっくりテスト勉強に臨むことで、余裕を持った勉強に取り組むことができるので、早い段階からテスト勉強を始めていきましょう。

疲れて勉強できない・はかどらないときの対処法についてまとめ

疲れて勉強できない・はかどらないときの対処法についてまとめ

  • 勉強しようとする気持ちになるための環境を整える
  • 疲労がたまっているときは単純な勉強にしぼって取り組む
  • 悩み事や不安は書き出して気分をアップさせる

部活動などで疲れて勉強できない・はかどらないときにはまず勉強しようとする気持ちを引き出すことができるための環境を整えることが大切です。

悩み事や不安がある場合にはまずその解消をするために文字に書き起こすなどをして気分を上げていきましょう。

それでも疲労がたまっているときには英単語や漢字の暗記や計算問題などの単純な勉強だけ取り組みましょう。

特にテスト勉強ではモチベーションが上がらないとやり損ねる箇所が出てしまうため、早めにテスト勉強を始めていくことが大切です。