国語の長文読解のコツは?文章問題の解き方や定期テスト・高校受験の勉強法を紹介
「国語の長文読解問題の解き方のコツを知りたい!」
「高校受験対策はどのように行えばいいの?」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
国語の長文読解は1問に割く時間が長く、苦手意識を持っている学生も多いのではないでしょうか。
長文読解問題は解き方のコツさえ掴めれば確実に得点することができるので、しっかりと対策することが重要です。
こちらの記事では、国語の長文読解のコツや文章問題の解き方、また受験の勉強法などを詳しく解説していきます!
国語の長文読解のコツについてざっくり説明すると
- 多くの文章に触れて読み慣れることが重要
- 出題パターンもしっかりと把握しよう
- 受験の過去問や市販の問題集を活用したトレーニングもおすすめ
長文読解全体におけるポイント
長文読解の点数配分は高く、長文読解で着実に得点を取ることができれば、得意科目にすることが可能です。
読書は必ずしも読解力に繋がらない
国語力を鍛えるためには読書をすることが大切ですが、読書好きだからと言って必ずしも国語が得意という訳ではありません。
また、流し読みをしているだけでは読解力は身に着かないため、試験対策上は出題者の意図を意識しながら文章を読むことが重要です。
具体的には、登場人物の心情や言動の理由・筆者の主張の理由などを意識しながら読むことで読解力が鍛えられます。
一文を構成ごとに分ける
難解でよくわからない文章でも、丁寧に構成に分けて考えることで意味が理解できるようになります。
主語と述語はしっかりと押さえ、さらに指示語が何を示しているのかを把握することが特に重要です。
これらを押さえないと文章の意図が分からなくなってしまうため、特に意識するべきです。
文の繋がりを意識する
文章問題に取り組む際には、文章と文章の繋がりや接続語を意識することで、話の大まかな流れが理解できるようになります。
「だから」「しかし」「また」などは筆者の主張にも繋がる重要な接続語なので、印などをつけておくと良いでしょう。
接続語を意識することで文章の展開も予測できるようになるので、スムーズに読解を進められるのです。
文章問題の種類
長文読解には説明的文章と文学的文章の二つがあります。
説明的文章は筆者の主張を読者に伝える文章で、文学的文章は読者に心情的変化を起こす為に書かれた文章です。
説明的文章は難解な用語が使われるなので読みづらい印象を持ちがちですが、問題演習を重ねれば次第に慣れることができます。
説明的文章の特徴や解く上でのコツ
説明的文章とは
説明的文章は説明文・論説文・評論文などが挙げられます。
これらの文章は筆者の主張や意見などを読者に伝えるための文章であり、様々な根拠を挙げたうえで結論として自分の主張を記す文章構成が一般的です。
日頃の生活では触れる機会が少ない文章なので、読みづらく分かりづらいのが特徴です。
なぜ説明的文章が読めないのか
説明的文章の攻略で苦労してしまう理由として、具体例と筆者の主張を混同してしまい、重要部分が分からなくなってしまうケースが多いことが挙げられます。
筆者は具体的なことを記述した上で抽象的な主張を理解してもらおうとしているので、この点を押さえておくことが重要です。
「筆者は何を言いたいのか」「結論はどこにあるのか」を常に意識しないと、正確に読み取れず迷子状態になってしまいます。
接続語・指示語を意識しながら読む
長い文章を読んでいると途中で混乱してしまうことがありますが、その原因は文脈を掴めていないことにあります。
文脈を掴むためにも、接続後を意識して読むことが重要です。
これを実践することで文章の展開を予測しながら読み進めることができるため、文脈が掴みやすくなります。
また、指示語をそのままの形で読んでいると何を示しているのか分からなくなってしまうので、常に「何処を指しているのか」を意識しながら読みましょう。
説明的文章の読む上でのコツ
説明的文章は馴染みがない話題を扱うことが多いので、読みづらいものがほとんどです。
そこで、正確に読解して文脈を把握するために、指示語の指している単語や接続後などに印をつけながら読むことをおすすめします。
指示語に指されている部分や接続語の後は重要な主張が来るケースが多いので、要注意ポイントです。
また、具体例と筆者の主張を区別しながら読むことで、より正確な読解ができるようになります。
良く出題される問題パターン
説明的文章においては、筆者の主張の理由を問う設問や該当箇所の言い換えを要求する設問が多いです。
これらの出題パターンの他にも、要約をさせたり字数制限のある言い換えを要求する出題もあるため、しっかりと対策しておきましょう。
問題文を読んでいて「重要そうだ」と感じた箇所には印を付ける等、強調しておくと良いでしょう。
文学的文章の特徴や解き方
文学的文章は説明的文章よりも読みやすい特徴があります。
話し言葉などが出てくるので一見簡単そうに見えますが、登場人物の心情把握に苦労することが有るため、油断せずに対策しましょう。
文学的文章の特徴
文学的文章は小説・随筆・詩が挙げられます。
これらの文章は登場人物の心理描写を通して読者を感動させるなど、文章を通して読者に対して心情的変化を与えるために書かれています。
また、説明的文章よりもことわざなどが多く使われており、読解するためには語彙力を要する点に要注意です。
登場人物の心情把握
これらの文章読解では登場人物の心情が問われる問題が多く出てくるため、心情の把握はとても重要です。
登場人物の心情については本文に間接的に書かれていることが多いため、そこから読み手が推測する必要があります。
そのため、曖昧な理由で主観的に設問に答える人が多く、その結果失点してしまうケースが多いのです。
攻略するためには主観的に心情を読むのではなく、要素を組み合わせて客観的に読むことが重要となります。
場面変化を意識しながら読む
文学的文章を読む際には、場面の変化や登場人物の心境の変化を特に意識しましょう。
例えば、回想シーンと現在の出来事を識別し読むことで、時間軸がごちゃ混ぜにならずに読むことができます。
また、場面が変化する箇所では問題に解く上で重要なことが書かれることが多いため、特に意識するべきポイントと言えるでしょう。
設問に注目
問題文だけでなく、設問の文章も注意深く読みましょう。
設問を見る事で、どの場面のどの登場人物の心情が問われているのか把握でき、そこから解答を推測することも可能です。
また、設問には該当箇所の情報が記載されている場合もあるため、該当箇所がどういった場面なのか理解することにも繋がります。
「文章を全部読んでから設問を読む」のが通常の流れですが、様々なアプローチを試してみてベストな解答方法を探っていきましょう。
文学的文章の読み方
文学的文章は出来事・言動・心情の三つで構成されています。
また、一つの出来事に対する登場人物の言動や心情を描いていることがほとんどなので、この点を強く意識すれば自然と問題に対応できるようになります。
これらを識別して読解できれば「この人物のこの出来事に対する心情を説明して下さい」という問題が出てきても容易に解くことができるので、解くコツを掴むことは非常に重要です。
覚えるべき問題パターン
文学的文章の出題パターンには、登場人物の言動の理由を聞く設問と心情の理由を聞かれる設問の二つがあります。
言動について問われている場合は心情と出来事を意識して解くことが重要です。
また、心情について聞かれている場合も同様に言動と出来事を意識し「自分だったらどうするか」などと、自分と置き換えながら考えてみるのも有効です。
例外的なパターン
その他にも問題パターンがあるためしっかりと押さえておきましょう。
例えば「文章の内容」「登場人物の心情」「一場面における登場人物の性格」「全体における登場人物の性格」などの設問もあるため、過去問を通じて慣れることが重要です。
落ち着いて本文を読めば解くことができるので、冷静に問題に取り組みましょう。
点数・偏差値UPの秘訣
定期テストにおけるコツ
学校の定期テストでは出題範囲が決められているので、しっかり対策すれば問題ありません。
実際に文章を音読をすることで文章に慣れることができ、その結果読解スピードが上げることができます。
また、テスト範囲の文章を実際に読むことで文章の内容が頭に入り、問題を解く際に時間短縮になるメリットがあります。
さらに、学校のプリントや問題集の答えを覚えることが得点に直結することもあるので、授業で扱った内容はしっかりと復習しましょう。
中学受験・高校受験におけるコツ
答えを丸暗記することは定期テストにおいては効果的ですが、受験の際には当然のことながら初見の文章が出てきます。
そのため、中学受験や高校受験に臨む際に教科書を丸暗記する作業は全くの無駄です。
問題集で何度も長文問題を解き、特定の問題に対する解答パターンを身に着けることが非常に重要となります。
また、自分が受験する高校や都道府県の過去問を解くことで、より実践的な解答パターンを身に着けることができるでしょう。
「定期テストと受験は別物である」ことを肝に銘じて、綿密に対策するべきです。
模試の偏差値を上げるには
模試を受けて自分のレベルを把握することも重要です。
偏差値を挙げるためには、知識問題や文法問題などを効率よく解答して長文問題に充てる時間を増やすことが重要です。
また、分からない問題が出てきたとしても空白を作らないように心掛けて、ベストを尽くして部分点を狙い少しでも点数を稼ぐことを意識しましょう。
以前の模試の復習をしながら解答パターンを身に着けることも非常に有意義な対策となるので、多くの問題に触れるようにしてください。
問題集の選び方
続いて、市販の問題集を使う際のポイントを紹介します。
基本的には市販の問題集の中から自分好みのものを選べば問題ありませんが、問題よりも解答部分が厚いものを選ぶと良いでしょう。
解答をじっくりと読むことで解法や考え方を学ぶことができるので、試験対策にも直結します。
また、自分の学力に適した物を選ぶことで質の高い演習が可能となるので、自分のレベルも冷静に見極めましょう。
添削指導も有効
実際に自分で文章を書き、それを添削してもらうことで、より高レベルな読解力・文章力を身に着けることができます。
添削指導つきの教材で学ぶことで、飛躍的に得点力を高めることができるでしょう。
また、実際に分かりやすく自分の考えを伝えるスキルは社会に出ても必要なので、有意義なトレーニングとなるはずです。
特にZ会の添削指導は満足度97.8%(2020年度)と大変人気となっているので、この機会にぜひチェックしてみてください。
本文重視の読解法
本文から読む
学校や塾では、国語の文章問題を解く際に「設問から読む」ように教えられることが多いですが、本文から読むアプローチ方法も有効です。
設問から読むとその設問に関係する部分だけを重点的に読んでしまい、残りの部分を流し読みしてしまいがちです。
その結果として読解力が身に着かなくなってしまい、ケアレスミスも増えるしまうデメリットがあります。
基本的な事をやる
文章読解の基本は「問題文と設問をしっかりと読む」ことです。
問題文の前に設問から読むといったテクニックを使うのではなく、まずはしっかりと文章を読むという基本をこなすことが重要です。
基本を飛ばして応用のテクニックを使っても意味が無く、本当の読解力を身に着けることができません。
読解力は受験やテストだけでなく、社会に出てからも必要になる非常に重要なスキルなので、基本的なことをまずはしっかりとこなすことが重要なのです。
設問から読むのはNG
設問を読んでから本文を読む人がいますが、本文の内容が頭に入っていないと本文を読み直す時間が伸びてしまうので、結果的に非効率的になってしまいます。
設問を最初に読んだとしても、結局は本文を読み終わった後に再び設問を読むことになるので、実は二度手間なのです。
つまり、ワーキングメモリ的観点から見ても本文から読んだ方が効率的に問題に着手できるので、設問から読むのはおすすめしません。
ワーキングメモリを意識する
文章読解をする際には、ワーキングメモリも意識すると良いでしょう。
ワーキングメモリとは、短期間における記憶力やその記憶した情報の処理能力を意味しており、文章を読んでから間を開けずに問題に着手するのが効率的なのです。
また、人によって短期間に記憶できる情報量は決まっており、設問から読むと本文に対するワーキングメモリが減少してしまい内容が入ってこない恐れがあります。
つまり、脳科学的にも設問から読むのではなく本文からしっかりと読むべきなのです。
ワーキングメモリへの負荷を減らす
ワーキングメモリへの負荷を減らすことで、本文の内容をより頭に入れることができます。
説明的文章は難解なフレーズが多く読みづらいので、少しでも負担を減らす努力をするべきです。
具体的には、筆者の主張など重要な部分にマークをつける事で記憶するべき部分を減らすと良いでしょう。
文学的文章においては登場人物にマークを付けるなどして、登場人物の整理をすることで負荷を減らすことができるでしょう。
本文を読むだけで読解力が身に着く
長文読解問題に取り組む際には、ついつい設問に該当する部分だけを意識しながら読みがちです。
しかし、この読み方では設問部分以外の部分をしっかり読むことが出来ず、読解力が向上しません。
そのため、まずは本文を丁寧にじっくりと読んで文章全体のイメージや主張を掴むことを心掛けましょう。
問題集や過去問などの文章をしっかりと読むことで出題の解答パターンを押さえることができ、また読んでいる論説文のテーマに関する知識を身に着けることができます。
本文に充てる時間
読解問題に取り組むにあたり、本文を読むのに要する時間はそこまで多くありません。
実際に高校受験レベルの問題であれば数分で読み終えることができるので、何度も読み直さない限りは時間不足にはならないでしょう。
つまり、設問を先に読み時間短縮を狙うメリットは小さいので、じっくりと本文を読んだ方が得点に繋がりやすいのです。
設問から読む
前述したように、設問から読むことは基本的におすすめしませんが、メリットもあります。
こちらのトピックでは、設問から読むことによるメリットを紹介していきます。
設問からチェック
前述したように、設問から読むとワーキングメモリに負荷がかかり結果的に非効率的になりがちです。
しかし、段落を分ける問題や誤った文章を訂正する問題など、出題形式を確認する程度であれば効率的に取り組むことができます。
つまり、基本的に本文から読むことをおすすめしますが、設問の種類の把握程度であれば設問から確認するのは効果的なのです。
効率的に文章を読める
設問から読むことに慣れれば、効率的に文章を読める可能性があります。
設問で問われている部分に印を付けておけば、後で見返す時に楽になり解答時間を短縮することができます。
また、設問ごとの文章を読むことが出来るので、その設問に該当する部分の文章を読んだら設問を解き、また本文に戻って次の設問に対応する部分を読むという解き方が可能となります。
とはいえ、これは上級者向けのテクニックなので誰にでもおすすめできるわけではありません。
読解力や読解スピードの上げ方
読解スピードが遅い人の特徴
読解スピードが遅い人は、基本的に文章に触れる機会が少なく国語力が不足している傾向にあります。
文章を読むのが嫌いな人は自分から文章を読むことが少なく、文章に触れる機会が減ってしまい読解スピードが上がらないのです。
つまり、読解のスピードを速めるためには文章を読む機会を増やすことが重要なので、新聞や書籍に多く触れるようにしましょう。
読解には知識が必要
読解問題を解く上で多くの文章に触れることが重要ですが、知識を身に着ける事で読解力を上げることが可能です。
また、知識を身に着ければ知らない単語が出てきても読解の途中で立ち止まることがなくなり、読解スピードを上げることに繋がります。
また、過去問や問題集で取り組んだ経験があり既知のテーマに関する文章が出てくれば、内容がスラスラと入ってくるため非常に有利となります。
語彙力をつける
語彙力を身に着ける事で読解スピードが上がるため、知らない単語が出てきたら調べる習慣を作りましょう。
分からない単語を減らしていくことで知識が増えるだけでなく、スムーズに文章読解ができるようになります。
日常で知らない言葉と遭遇した場合にしっかりと調べることで、国語力を鍛えることができるのです。
本文を読み込む
国語に苦手意識がある人は、まずは本文をしっかりと読み込むことを意識しましょう。
文章をしっかりと読むだけで読解への苦手意識が消えたり読解スピードが上がるので、あきらめるの絶対にやめましょう。
また、興味がない分野や未知の分野を扱う文章を読むことで知識や視野が広がるメリットもあるため、辛抱強く読んでみてください。
制限時間を設ける
高いレベルの演習をこなすためにも、制限時間を設けて問題演習を行いましょう。
これにより読解スピードを強制的に上げることができ、慣れてくれば「早く正確に」解くことができるようになります。
また、制限時間を設けることでだらだらと文章を読むことがなくなり、集中力を保ちながら効率的に読むことが可能になります。
小学生におすすめの勉強法
小学生はまだ文章を読むことに慣れていないケースが多いため、簡単な内容から始めることが重要です。
映像を使って読解力を伸ばす
文章を読むのが嫌いな小学生に無理やり文章を読ませようとしても、余計嫌いになってしまい学習意欲も失ってしまいます。
そのため、親しみやすく苦にならないアニメやドラマなどの映像を学習に取り入れるのがおすすめです。
見終わった後に登場人物の心情や出来事の原因などを質問してみて、読解力や思考力を伸ばしてあげると良いでしょう。
読みやすい短い文章を読む
最初から内容が堅い文章を読ませても、すぐに興味をなくしてしまい文章を読まなくなってしまう恐れがあります。
そこで、まずは読みやすくコンパクトで短い文章にたくさん触れさせてあげると良いでしょう。
例えば、宇宙について興味がある子であれば惑星や衛星に関する文章を読ませるなど、保護者が工夫をしながら興味を引いて上げることが重要です。
中学入試にセンスは必要ない
中学入試の国語においては基本的な文章読解能力があれば十分です。
つまり、中学校側が出題していることをしっかりと把握して、意図に沿って答えているかどうかが重要なのです。
文章をしっかりと読み、知識を身に着けて読解力を伸ばせば自然と問題を解けるようになるので、特段センスは必要ありません。
より実践的な対策
小論文を書いてみよう
実際に自分で小論文を書いてみることで、筆者の立場に立って物事を考えることができます。
つまり「どのような文章を書けば読み手が割りやすいか」「どのような文章の流れにすれば説得力があるか」を体感できるでしょう。
自分が興味のない論説文を読んでもなかなか理解できないのは仕方のないことです。
そのため、少しでも文章読解能力を高めるためにも、実際に小論文を書いてみることは非常におすすめです。
新聞の社説を読むのも有意義
過去に、国語の高校受験問題が朝日新聞の「天声人語」から出題されたことが有ります。
つまり、新聞の社説欄を読むことも非常に有意義な受験対策なのです。
また、新聞の社説も論説文に特徴が近いため、このような文章に読み慣れることで読解力を鍛えることができるのです。
国語の長文読解のコツまとめ
国語の長文読解のコツまとめ
- 重要そうなポイントに印をつけるなど、整理するクセを付けよう
- ワーキングメモリを意識して、脳の負担を減らすことを心掛けよう
- 実際に自分で小論文を書いてみることで視野が広がる
国語の長文読解は対策が難しいですが、多くの問題に触れることで苦手意識は無くなっていくでしょう。
また、文章に適宜印を付けるなどして、問題を解く際に役立てていきましょう。
こちらの記事を参考にして、ぜひ長文読解を問題を得点源にしてください!