小学生向け英語ゲームおすすめ8選!自宅で簡単に学べる英語遊びを紹介
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「小学生向けの英語ゲームはどれがおすすめ?」
「自宅で英語が学べる遊びにはどんなものがある?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
2020年度から小学校での英語教育が高度化したこともあり、子供に英語を学ばせたいという方も多いはずです。小学生に英語を学ばせるなら、自宅でゲームを行うことをおすすめします。
今回は小学生向け英語ゲームおすすめランキング8選を紹介します。これを参考に、自宅で楽しく英語を勉強させましょう。
小学生向け英語ゲームおすすめランキング8選をざっくり説明すると
- 道具なしの遊びなら「I Spy」や「Do as I say」がおすすめ
- 「Go Fish」や「HEDBANZ」などのカードゲームもある
- 年齢やレベルに合ったものを選ぶべき
小学生向け英語ゲームの選び方
2020年度から小学校での英語授業が拡充されたこともあり、小学生の子供に自宅でも英語学習をさせたいという方も多いでしょう。
小学生の英語学習にはゲームを用いるのがおすすめです。遊びの延長で楽しく学べるため、勉強している感覚なしに英語力を伸ばすことができるでしょう。
またゲームなら複数人で遊べるので、友達や家族と一緒に英語を学ぶことも可能です。
道具なしで出来る遊びとカード等を使うものがある
英語のゲームにはジャスチャーや運動を取り入れた道具なしで遊べるものと、カードや小道具などを用いるものがあります。
道具なしで遊べるゲームの方が手軽ですが、カードや小道具などもそれほど高くないので、どちらもおすすめです。
また後述するような英語アプリを使って、デジタルなゲームを楽しむという方法もあります。
年齢やレベルにあったものを選ぶ
年齢や英語力のレベルに合ったゲームを選ぶことは重要です。それらがあまりに合わないと子供はゲームを楽しめません。
実際、英会話教室でも年齢別のクラスによって、ゲームの種類や性質が全く異なります。
また日々勉強していると子供の英語力はどんどん上昇していくので、それぞれの成長段階に合わせて適切と思われるゲームを選ぶのが良いでしょう。
英語の重要度はますます高まっている
2020年度からは従来までは小学5年生から実施されていた外国語活動が、小学3年生から行われるようになります。
また小学5年生からは英語が国語や算数と並ぶ正式な科目になり、成績も付けられるようになります。学習内容も本格的なものになり、中学の半分程度である600〜700単語ほどを覚えなければいけません。
こうした小学校での英語授業に備えるためにも、ゲームなどで小さいうちから英語に触れておくことは重要です。
おすすめの英語ゲーム4選
まずは特別な道具を使わない手軽なゲームを4つ紹介します。
I Spy
「I Spy」は出題者が見ているものを推理するゲームです。推理者は出題者が出す英語のヒントを元に答えを導きます。
まず出題者は部屋の中にあるものをどれでも良いので一つ選び、それに関するヒントを推理者に出します。ヒントの文言は「I spy with my little eye something beginning with (アルファベット)」です。
例えば、イスを選んだ場合、「I spy with my little eye something beginning with C」とヒントを出します。推理者は「Computer?」「Cup?」「Camera?」などと該当するものを探していき、見事「Chair」にたどり着いたら正解です。
このゲームでは英語を使った簡単なコミュニケーションで、英語を話すことに慣れることができます。また単語をたくさん覚えられるということも魅力的です。
Do as I say
「Do as I say」は直訳すると「私の言う通りに振る舞って」という意味です。例えば、「Do as I say, Jump!」なら、言われた人は飛び跳ねなければいけません。
最初は「Jump」や「Skip」、「Smile」などの1単語から始め、慣れてきたらお題を複雑にしていけば良いでしょう。例えば、「Jump 5 times!」や「Touch your mouth!」などです。
また「Do as I say, not as I do」という応用もできます。これは「私が振舞うようにではなく、私の言う通りに振る舞って」という意味です。
例えば、ジャンプしながら「Skip!」という指示が出された場合はスキップをしなければいけません。しかし、中には動きにつられてジャンプしてしまう人もいます。
テンポを早めていけば難しくなるので、特に大人数で遊ぶ場合は盛り上がるでしょう。
このゲームは英会話教室でもよく用いられ、体を使って遊べることが特徴です。
お絵かき当てゲーム
これは一人が描いた絵をもう一人が当てるという簡単なゲームです。解答者は答えが分かったら「I know」と言い、「Is it α cat?」のように尋ねます。
絵を描いた人が「That’s right!」と答えれば見事正解です。一方で「NO, it isn’t.」と答えれば不正解なので、再び考え直さないといけません。
このゲームでも英語を使ったコミュニケーションに親しむことができます。さらに単語を覚えるという意味でも有用です。子供が大好きなお絵かきをしながら英語が学べるため、特に幼い子供にはぴったりのゲームと言えます。
1-2-3 Game
「1-2-3 Game」はカードに描かれた絵の名前を英語で答える対戦型のゲームです。まずは食べ物や動物、数字などイラストが描いたカードを用意します。
そして、2人のプレーヤーに10枚ずつカードを配れば準備完了です。続いて「1・2・3」の掛け声でそれぞれが自分のカードを一枚提示します。
その時相手のカードのイラストを見て、より早くカードの名前を英語で答えられた方の勝ちです。勝者はそのカードをもらうことができ、10ターン終了後にもらったカードの枚数が多い方が最終的な勝者となります。
大人数で行う場合は、全員が見える位置にカードの山を置き、いち早く名前が言えた者にカードを渡していくという方式でも良いでしょう。
このゲームでは英単語を素早く答えないといけないので、瞬発力が鍛えられます。また単語を定着させる効果もあるでしょう。
小学生におすすめの英語カードゲーム4選
続いて小学生におすすめの英語カードゲームを4つ紹介します。
BONGO
BONGOはビンゴに似たようなゲームです。おそらく小学3・4年生の外国語活動でも行われるでしょう。用意するものは以下の3つです。
- 3×3のマスにイラストや英単語が書かれたBONGOシート
- BONGOシートの図柄に対応する単語カード
- おはじき
参加者にはそれぞれBONGOシートが配られるので、好きなマス3つにおはじきを乗せます。続いて誰かが単語カードを引き、その図柄に合わせて「I have a 〇〇.」と発言します。
この時、〇〇に該当するマスの上におはじぎがあれば、そのおはじきを取ることが可能です。同じ要領で進めていき、おはじきが全て無くなったら「あがり」となります。
なお、最後のおはじきを取る際は「BONGO!」と言ってあがりを宣言しなければいけません。
このゲームでは身の回りの英単語を楽しく覚えることができます。またルールや内容は簡単なので、英語学習の初期段階から参加することが可能です。
まさにビンゴゲームのように大勢でワイワイ楽しむのも良いでしょう。
Go Fish
「Go Fish」はアルファベットとイラスト、英単語が描かれたカードです。大文字カードと小文字カードが各26枚、索引カードが3枚、保護者用カード1枚収録されています。
大文字カードと小文字カードは対になっており、例えは「J」なら「J, JAGUAR(大人のジャガーのイラスト付き)」と「j, jagar(子供のジャガーのイラスト付き)」の2種類があります。
「Go Fish」はババ抜きと良く似たゲームです。まず最初に参加者全員に同じ枚数のカードを配り、ある程度のカードは山札として残しておきます。
参加者は自分の手札からペアになるものを探し、ペアになったカードを捨てます。これで準備完了です。
続いて一番手の人がその他の参加者の一人を選び、「Do you have (アルファベット)?」と尋ねます。この時、尋ねられた相手が「Yes, I do. Here you are.」と答えれば、該当するカードをもらってペアになった2枚を捨てることが可能です。
一方で「No, I don’t. Go fish.」と答えた場合は、山札から一枚を引きます。この一枚と手札がペアになればそれらを捨てることが可能です。
同様の手順を繰り返し、カードが全て無くなったら「あがり」となります。
「Go Fish」では英語でコミュニケーションを取る必要があるので、英語を話すことに慣れるには最適のゲームです。また同時に英単語も覚えられます。
HEDBANZ
HEDBANZは、イラストが描かれたカードとヘッドバンドを使うゲームです。まず初めにそれぞれのプレーヤーは自分には見えないようにカードを一枚引き、それを頭に巻いたバンドに付けます。
つまり、自分は何か知らないカードが他のプレーヤーからは見えるわけです。全員がこの状態になったら、自分のカードについても質問を出し合います。
自分のカードが分かった時点で「Am I 〇〇?」と質問し、最初に正解した人が勝ちです。
これまで紹介したゲームとは違い、HEDBANZには定型文がないため、やや難易度はあがります。しかし、自発的に英語を話す良い練習になるでしょう。
質問には例えば以下のようなものがあります。
- Am I an animal?
- How many legs do I have?
- What color am I?
英会話 カード ゲーム Thinking World Let’s Make Questions!
「LET’S MAKE QUESTIONS!」はトピックカードの内容を元に疑問文を作り、それに答えるというゲームです。
トピックカードには「use a computer」や「play the piano」などが記載されており、「Do you want to use a computer?」や「Are you playing the piano?」などの疑問文を作ります。
また「Tom」や「yesterday」などが記載されたカラーコードカードもあり、これらを引いた場合は「Does Tom want to use a computer?」や「Was you playing the piano yesterday?」など、人称や時制にも注意しなれければなりません。
このゲームでは疑問文を作る能力を身に付けると共に、実践的な文法の練習もできます。難易度は高めですが、ある程度英語が上達してきた子供にとっては良い練習になるでしょう。
小学生向け英語ゲーム比較表
ここまで紹介してきた英語ゲームを、以下の比較表でおさらいしてみましょう。
ゲーム名 | 遊び方 | 伸ばせるスキル | 対象年齢・レベル |
---|---|---|---|
I Spy | 「I spy with my little eye something beginning with (アルファベット)」という発言を参考に出題者が見ているものを推理する | コミュニケーション能力・語彙力 | 初心者レベル |
Do as I say | 「Do as I say, Jump!」などのように発言者の指示通りの動きをする | リスニング能力 | 初心者レベル |
お絵かき当てゲーム | 一人が描いた絵をもう一人が当てる | コミュニケーション能力 | 初心者レベル |
1-2-3 Game | 「1・2・3」の掛け声でカードをめくる・いち早くカードに対応する英単語を言った方の勝ち | 瞬発力・語彙力 | 初心者レベル |
BONGO | おはじきを置いたマス目のイラストに対応する単語カードが全て出たらあがり・ビンゴゲームと似ている | 語彙力 | 初心者レベル |
Go Fish | ペアになったカードは捨てられる・手札のカードが全て無くなったらあがり | コミュニケーション能力・語彙力 | 4歳以上・初心者レベル |
HEDBANZ | 頭のバンドに付けたカード(自分からは見えない)を推理する | 自発的なスピーキング力 | 7歳以上・やや難しい |
LET’S MAKE QUESTIONS! | 疑問文を作る力・文法的に正しい英語を使う力 | 7歳以上・やや難しい |
ゲーム以外に英語を楽しく学ぶには?
英語を楽しく学ばせたいなら、ゲーム以外に以下のような方法もおすすめです。
積極的に話して英単語を増やす!
ゲームにはルールがあるため、話す内容もワンパターンになりがちです。特に定型文を使う場合は会話表現のバリエーションを増やすのには向いていません。
そこでおすすめしたいのが、親子で英語を使ってコミュニケーションを取ることです。英語が苦手な親御さんもいるでしょうが、流暢な英語を話す必要はないので、気軽に始めてみましょう。
簡単な挨拶や単語の羅列でも十分なコミュニケーションになります。親が積極的に英語で話しかけてみて、子供の反応をみてみましょう。もし子供の方からも英語を使ってくるようなら、そのことを褒めてあげるべきです。
英語に自信が持てるようになれば、子供の英語力はメキメキ伸びていくでしょう。
子供は親の影響を受けやすい!
特に小さい子供は親の真似をしがちなので、まずは親が楽しく英語を学ぶのが良いでしょう。親と一緒なら子供もやる気を出して取り組むようになる可能性があります。
親が英語が苦手という場合でも、子供一人で学ばせるのはおすすめしません。それなら子供用の学習コンテンツで一緒に学ぶのが良いでしょう。
好きなアニメや動画で学ぶ!
幼児期〜低学年のうちは、英語の正しい発音やリズムをインプットしやすい時期なので、この頃に積極的に英語を聞かせることが重要です。
教材はDVDやテレビ、動画サイトなど何でも良いので、ネイティブの音声をたくさん聞かせましょう。子供が好きなキャラクターがあるなら、そのアニメの英語版を見せるのもおすすめです。
またスポンジボブやディズニーなど、英語が原作のものを用いるのも良いでしょう。特に子供向けのアニメは表現も分かりやすいのでおすすめできます。
リスニング力やスピーキングの力にも直結するため、この方法なら英会話力が飛躍的に向上することもあるでしょう。
どうして正しい音を聞くべきなの
0歳〜10歳は「言語形成期」と呼ばれており、この時期の子供は言語を理屈ではなく直感的に体得することができます。
英語には特有の発音とリズムがあるため、それらを習得するには感覚的に把握してしまうのが一番です。それには言語形成期のうちにたくさん英語を聞かせなければなりません。
言語形成期以降は論理的思考力が発達するため、文法や構文などの理解は深まりますが、逆に発音やリズムを感じるのは難しくなります。
よって、発音やリズムに関しては小学校低学年のうちに体験的に習得させるのが良いでしょう。
英語アプリも色々ある
以下のような英語アプリを利用するのもおすすめです。
アプリ | 特徴 |
---|---|
ブリテッシュ・カウンシル | 英国の公的機関・童話のアニメーションなど様々な無料アプリを提供 |
リトルフォックス | 無料で英語の物語や曲を400本利用できる |
Fun English | 多種類のゲームでリスニングやスピーキングなどを学ぶ |
Lingokids | ゲームを通じて3,000以上の英単語に触れられる |
この他にも、アプリの中には小学生向けの英語学習アプリが数多くあります。 以下の記事では、そんな小学生におすすめの英語アプリを、目的・レベル別にご紹介しています。興味のある方は、参考にしてみてください。
子供でも読みやすい洋書も
英語の絵本などを読むことは、子供にとっては良い刺激になります。ある程度英語に慣れてきたら、洋書を読むことにもチャレンジしてみましょう。
この時、文法や綴りなどはあまり気にする必要はありません。親が読み聞かせてあげれば理想的ですが、何となく眺めるだけでも英語に慣れるという意味では有意義なことです。
英会話教室に通う
英会話教室に通う小学生は多いですが、基本的に英会話教室には行かなくて良いでしょう。
特に小学校低学年のうちはとにかく英語に慣れるということが重要なので、それなら自宅学習で十分です。文法や綴りなどの勉強は特にしなくても良いでしょう。
英語を上達させるには、毎日学習を継続することが大切です。英会話教室では週に1回、1時間程度勉強するくらいなので、教室がない日に全く勉強しなければ、十分な学習効果は得られません。
もちろんネイティブの講師と直接話せるなどのメリットはありますが、結局自宅学習が必要になるので、それなら毎日家で英語を学ぶ方が良いでしょう。
通信教育の英語教材もおすすめ
通信教育の中には小学生の子どもが学べる英語アプリを提供しているところもあります。
例えば進研ゼミの英語教材である「チャレンジイングリッシュ」は、通常の読み書きの練習だけでなく、AIとの会話を通じて英語の話す力・聞く力も養うことができるのでおすすめです。
このように、小学生向け通信教育の中には英語教材が充実しているものも多いので、学校の勉強の補助を行いつつ英語力も磨くことができます。
以下の記事ではおすすめの小学生向け通信教育を比較しているので、ぜひこちらも確認してみてください。
また、チャレンジイングリッシュの特徴や料金、評判などを詳しく紹介しています。興味のある方は、ぜひご覧ください。
小学生向け英語ゲームおすすめ8選まとめ
小学生向けおすすめ英語ゲームまとめ
- お絵かき当てゲームなら手軽に行える
- BONGOは大勢でも盛り上がる
- 自宅学習なら通信教育などもおすすめ
小学生向け英語ゲームおすすめランキング8選を紹介しました。
小学生の英語学習ではまずは英語に慣れさせることが重要です。それには英語ゲームが役立ちます。
「Do as I say」や「お絵かき当てゲーム」なら特別な道具を使わないので、気軽に行うのには良いでしょう。また「BONGO」や「Go Fish」などのカードゲームなら大人数でも盛り上がります。
少し英語力が付いてきたら、「HEDBANZ」や「LET’S MAKE QUESTIONS!」などで自発的なスピーキング力を鍛えるのも良いでしょう。
また自宅学習には進研ゼミなどの通信教育を使うのもおすすめです。
まずは英語に親しみを持たせることを目標に、自宅での英語学習に取り組んでみましょう。