チャレンジタッチのタブレットはAndroid化できる!初期化や改造後の使い道を解説
「チャレンジパッドはAndroid化できるの?」
「初期化の方法は?改造後にはどんな使い道がある?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
チャレンジタッチのタブレットは、解約後にAndroid化して再利用することが可能です。ただし、公式が推奨しているわけではないので、自己責任で行ってください。
今回はチャレンジタッチのタブレットのAndroid化について、初期化の方法や改造後の使い道などを解説します。
これを読めば、チャレンジタッチ解約後のタブレットの使い道がよく分かるはずです。
チャレンジタッチのタブレットのAndroid化をざっくり説明すると
- 改造が失敗する場合もあるので自己責任で行う
- YouTubeなどを大画面で鑑賞できる
- お絵かきアプリもおすすめ
※記載内容は記事執筆時点の情報です
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チャレンジタッチとは
チャレンジタッチはベネッセ(進研ゼミ小学講座)が提供する小学生向けタブレット教材のことを指します。2017年には累計利用者数が100万人を超えた人気の通信教育です。
1回15分なので続けやすい
チャレンジタッチの学習は1回10〜15分で終わるように設計されているため、無理なく続けることができます。
またレッスンの終わりには必ず解き直しの問題が出題されるため、子供に一人でも十分な復習が可能です。そのため、必要な知識が確実に定着していきます。
2020年度からスタートした新学習指導要領にも対応しており、英語やプログラミングを追加料金なしで学習することが可能です。
タブレットを使って楽しく学習できるため、勉強が苦手な子供でも積極的に取り組むことができるでしょう。
費用も安くコスパ抜群
チャレンジタッチの月々の会費は塾に比べると格安です。入会金や送料などもかからないので、小学校6年間の学習費をかなり抑えることができます。
通信教育では学習管理が難しいのではないかと懸念する方もいるでしょうが、チャレンジタッチなら保護者のスマホで学習の進捗を確認できるので心配ありません。
タブレットが壊れた場合のサポートサービスもあるので、安心して子供に持たせることができます。
チャレンジタッチのタブレットはAndroid化できる?
チャレンジタッチで用いるチャレンジパッドは、Android化して再利用することが可能です。
以下ではチャレンジパッドのスペックと共に改造方法をお伝えします。
チャレンジタッチは改造して初期化可能
ベネッセが公式にアンドロイド化の方法を発表しているわけではありませんが、契約終了後に初期化の操作を行えば、普通のタブレットのように使用することが可能です。
そもそもチャレンジパッドは学習専用に開発されたものなので、アンドロイド化してもiPad Proのようなハイスペックなタブレットにはなりません。
しかし、Google ChromeやYouTubeなどのアプリをインストールすれば、使い道は十分にあります。
タブレットは機能的で使いやすい
チャレンジパッドは、小学生の学習用としては十分にハイスペックなタブレットと言えるでしょう。A4ノートほどのサイズなので、学習にも持ち運びにも便利です。
またヘッドホン端子や内外2つのカメラ、Wi-Fi接続機能もあるので、使い勝手は良いと言えるでしょう。
特にイヤホンが使えるのは、図書館やカフェなどの静かな場所で学習するのに役立ちます。
そんなチャレンジパッドのスペックは以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
液晶サイズ | 10.1インチ(1280×800ドット) |
主な機能 | タッチパネル抵抗膜方式・カードスロット(microSD/microSDHCメモリーカードスロット)・カメラ(前面200万画素背面500万画素)・MiniUSB端子・無線LAN(Wi-Fi) IEEE802.11a/b/g/n/ac(周波数帯域:2.4GHz/5GHz) |
本体サイズ | 高さ約204mm × 幅約271mm × 厚さ約16mm 重量:約760g |
スピーカー | モノラル |
バッテリー | リチウムイオン電池(充電式) |
付属品 | 専用AC電源アダプター・専用カバー・専用タッチペン |
上記を見ると、退会後に初期化して普通のタブレットとして使用する場合にも、特に問題ないスペックと言えるでしょう。
本体代金は19,800円だが半年の受講で無料に
チャレンジパッドの定価は19,800円(税込)です。しかし、6ヶ月以上継続して講座を利用すると、タブレットは無料で入手できます。
ただし、過去にチャレンジタッチの利用経験がある場合はこの限りではありません。
6ヶ月以上の使用がおすすめ
6ヶ月以上利用すれば、専用タブレット代金はかかりません。しかし、6ヶ月未満で退会もしくはコース変更する場合は、タブレット代金として9,900円が必要になります。
そのため、チャレンジタッチは少なくとも6ヶ月以上利用するのがおすすめです。
ちなみにコース変更とは、紙教材のチャレンジに切り替えることを指しますが、こちらも6ヶ月経ってから変更するのが良いでしょう。
タブレットのAndroid化の際の注意すべきポイントは?
チャレンジタッチでは、スマイルゼミのように公式からAndroid化の方法が発表されているわけではありません。
ネット上にはチャレンジパッドの改造方法に関する記事が散見されますが、いずれも非公式の「裏活用」です。
そのため、Android化すれば便利な機能を使えるようになりますが、いくつかの点に注意する必要があります。
タブレットの改造前には解約を確認
チャレンジタッチの契約中は、学習用コンテンツとしての機能が損なわれないようにプロテクトがかかっています。
プロテクトがある状態では、タブレットを改造することはできません。よって改造するにはチャレンジタッチを解約し、プロテクトを解除する必要があります。
またプロテクトを解除して改造を行えば、2度と元のチャレンジタッチには戻らない可能性もあるので、十分に検討した上で行うようにしましょう。
改造が失敗する危険性も
そもそもタブレットの改造を公式は推奨していません。その証拠に、改造すればサポートの対象外となってしまいます。
あくまで非公式の「裏活用」なので、改造は自己責任で行ってください。改造によってデータが消失したり、タブレットが動かなくなる可能性があることも頭に入れておきましょう。
実際にチャレンジパッドを改造しようとして文鎮化してしまうケースも一定数見られます。
また改造して普通のタブレットにした後は、チャレンジパッドのフィルタリング機能は使えなくなります。
そのため、子供に使わせる場合は、不適切コンテンツに触れさせないような工夫が必要です。
チャレンジタッチタブレットのAndroid化の方法
チャレンジパッドには「簡易版Androidタブレット化」「Root化」などのいくつかの改造方法が存在します。
今回は最も簡単で、チャレンジパッドの復旧もできると言われている方法を紹介します。
最初にチャレンジタッチを初期化
これから紹介するのは「簡易版Androidタブレット化」という方法です。
まずチャレンジパッドを初期化し、そこに色んなアプリを入れていくという流れになります。具体的な手順は以下の通りです。
- ホームボタンと電源ボタンを同時に押して「システム復旧モード」で起動する
- 「工場出荷状態」に戻す
- 再び電源を入れて「スタート」を選択(最初に表示される「押そう!」は消す)
- 設定画面でWi-fi設定を行う
- 「設定」から「タブレット情報」に進み、「ビルド番号」を7回タップ
- 「開発者向けオプション」を開き、「スリープモードにしない」と「USBデバッグ」をONにする
提供元不明のアプリをインストールできるようにする
タブレットを初期化しただけでは、提供元不明のアプリをインストールできないはずです。その場合は以下の操作を行ってください。
- 「SDK Platform-Tools for Windows」もしくは「SDK Platform-Tools for Mac」をPCでダウンロード
- 「PC」を右クリックして「プロパティ」を選択、「システムの詳細設定」→「環境変数」→「Path」という順に進む
- 「編集」→「新規」→「Platform-Tools」の順に進む、「OK」を選択する
- タブレットとPCをUSBケーブルで接続し、PCで「Windowsマーク」と「R」を同時に押す
- 表示された画面に「cmd」と入力し、続いて表示される画面に「adb devices」と入力
- 「〇〇 device」という表示を確認したら、以下の文字列を入力する
adb shell content update --uri content://settings/secure --where ‘name=“install_non_market_apps”’ --bind value:i:1
上記の操作を行えば、提供元不明のアプリでもインストールできるようになります。
Google Chromeをいれる
提供元不明のアプリのインストールが許可されたら、早速Google Chromeを入れてみましょう。方法は以下の通りです。
- Google ChromeのAPKをダウンロードし、コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力
C:\Users\hogeuser\Downloads>adb install chrome-80-0-3987-149.apk chrome-80-0-3987-149.apk: 1 file pushed. 4.1 MB/s (48490213 bytes in 11.410s) pkg: /data/local/tmp/chrome-80-0-3987-149.apk Success
上記の操作を行えば、タブレットにChromeが追加されます。
またその他のアプリに関してはAmazonアプリからインストールするのが良いでしょう。Google Playのような感覚でアプリを入れていけば問題ありません。
よりタブレットらしくするには
改造したタブレットをより普通のタブレットらしくするには、以下のような方法があります。
<ブラウザを自動で立ち上がるようにする>
- 「設定」→「タブレット情報」→「法的情報」→「オープンソースライセンス」という順に進む
- 表示されたテキストを適当な場所で長押しし、右上の「ウェブ検索」を選択
<アプリやカメラをホーム画面から起動>
- ブラウザで「http://novalauncher.com/」と検索し、「Direct Download APK」をダウンロード
- 続けて表示される画面でインストールを行い、常時表示に設定する
チャレンジタッチのAndroid化後の使い道
改造したチャレンジパッドに入れられるアプリの数には限りがあります。そのため、以下の内容を参考に、ご自身に合った使い道を選びましょう。
YouTubeなどを大画面で鑑賞
チャレンジパッドをAndroid化すれば、YouTubeやAmazonプライムなどで動画を楽しむことができます。
スマホよりも大画面なので迫力のある映像が楽しめるでしょう。
ちなみにチャレンジパッドの画面サイズは、第1世代から第6世代のiPadと同じ9.7インチです。そのため、動画鑑賞には十分な大きさと言えるでしょう。
Kindleのように電子書籍を読める
やや不便という声もありますが、Kindleなどのアプリを入れて電子書籍を読むことも可能です。
元々チャレンジタッチには「電子図書館まなびライブラリー」という電子書籍が閲覧できるコンテンツが含まれています。
そのため、電子書籍を読むのに向いている端末と言えるでしょう。子供に持たせれば、学校の勉強を超えた教養を身に付けさせることもできます。
勉強アプリを入れて自宅学習に使う
アンドロイド向けのアプリはゲームだけでなく、学習系のコンテンツも多数存在します。
そのため、学習系アプリをインストールすれば、チャンレンジタッチ解約後も子供の自宅学習に役立てることができます。
また翻訳アプリや辞書アプリなどを入れれば、子供だけでなく家族全員で利用することが可能です。
もちろん息抜きとしてゲーム系のアプリもインストールするのも良いでしょう。
お絵かきアプリで家族の交流を深める
特に小学生におすすめなのが、お絵かきアプリです。タブレットで本格的なイラスト作成ができるので、子供の芸術的な感性を養うのに良いでしょう。
お絵かきアプリはスマホでも利用できますが、細部を描く際に画面の縮小と拡大を繰り返さなければならなかったり、全体像を見ながら描くことができなかったりと何かと不便が多いです。
しかしチャレンジパッドなら十分に画面が大きいため、快適にイラストを作成することができます。
鉛筆のような描き心地が特徴の専用ペンを用いて描くこともできれば、スマホ同様に指先を使って描くことも可能なので、特に不便を感じることもないでしょう。
お絵かきアプリがきっかけで、子供の思わぬ才能を発見できる可能性もあります。また親子で一緒にイラスト制作に取り組めば、家族の交流を深めるきっかけにもなるでしょう。
オンラインで英会話を学べる
情報技術が発達した昨今は習い事のオンライン化も進んでおり、自宅にいながら英会話を習うことも可能です。
子供の英語力を鍛えたいという場合は、Android化したチャレンジパッドを利用して英会話を習わせるのも良いでしょう。
オンラインではありますが、実際に講師と対話することができるので、紙教材で勉強するよりも実践的な英語力を磨くことができます。
進研ゼミのオンラインスピーキングもおすすめ
進研ゼミ小学講座のオンラインスピーキングは、自宅のパソコンやタブレットで英会話が学べるサービスです。
フィリピン在住の外国人講師とマンツーマンで会話できるため、より実践的な英会話力を鍛えることができます。
また画面を通して英語特有のジェスチャーや表情の使い方などを学べるのも魅力的です。
受講費はレッスンの回数に異なります。詳細は以下の通りです。
回数 | 金額(月あたり・税込) |
---|---|
月1回 | 990円 |
月2回 | 1,980円(990円×2回) |
月3回 | 2,970円(990円×3回) |
月4回 | 3,960円(990円×4回) |
カーナビに使うことも可能
タブレットに地図アプリをインストールして、カーナビとして用いるという使い道もあります。
車内にタブレット用のスタンドを作れば、家族で外出する際などに便利です。チャレンジパッドは画面が大きいため、カーナビには向いています。
また地図アプリなら衛星写真も利用でき、アップデートも容易なので、上手に活用すればカーナビ以上の利便性を発揮するでしょう。
チャレンジパッドの改造は違法?
チャレンジパッドを改造するのは違法ではないのかと気になる方もいるでしょう。
改造するとサポートの対象外になる
進研ゼミ小学講座には「チャレンジパッドサポートサービス」という保証制度がありますが、改造して故障させた場合はおそらくサポートの対象外です。
またチャレンジパッドサポートサービスの利用規約によると、以下のような行為は禁止行為に該当します。
- 本サービスの運用を妨げるような行為
- 本サービスの信用を毀損するような行為
- 本サービスの運営を妨げ、または本サービスの信用を毀損するような行為
- その他、当社が不適切と判断する行為
上記のような禁止行為を行い、ベネッセや他の加入者、第三者に損害を与えた場合は、賠償責任が生じるという旨も明記されています。
そのため、チャレンジパッドを改造して個人で使用するだけなら多くの場合問題ありませんが、ベネッセの規約上はグレーな行為と言えるでしょう。
チャレンジパッドサポートサービスとは
チャレンジタッチに入会する際は、「チャレンジパッドサポートサービス」にも加入するべきです。
小学生はタブレットを乱雑に扱いがちなので、落としたり、踏んだりして故障させてしまうこともあるでしょう。
タブレットが故障すれば定価の19,800円で新規購入しなければなりませんが、サポートに加入しておけば3,300円で交換できます。
サポート費は以下の通りです。
契約期間 | サポート費(税込) |
---|---|
1ヶ月 | 190円(年2,280円) |
6ヶ月 | 1,050円(年2,100円) |
12ヶ月 | 1,860円 |
なお、保証範囲は自然故障と自己破損です。タブレット到着から1年間に関しては、初期不良などの自然故障のみ機器保証でも対応できます。
スマイルゼミではAndroid化を推奨
スマイルゼミでは、スマイルタブレット3Rという専用タブレットを用いて学習を行います。
スマイルタブレット3Rはジャストシステムというソフトウェアメーカーの製品なので、チャレンジパッドよりもハイスペックです。
スマイルタブレット3Rに関しても、解約後はAndroidタブレットとして再利用することができますが、こちらはスマイルゼミ公式からAndroid化の方法が公開されています。
スペックはスマイルタブレットの方が優秀
解約後にタブレットを再利用することを考えるなら、スマイルゼミの方がおすすめです。
チャレンジパッドは改造を行っても完全なAndroidタブレットにすることはできませんが、スマイルタブレット3Rなら通常のAndroidタブレットとして利用することができます。
改造はチャレンジタッチを堪能してから
チャレンジタッチは良質な通信教育です。特に費用対効果の高さに優れたサービスと言えます。
チャレンジタッチは、スマイルゼミやZ会の小学生タブレットコースよりもリーズナブルであり、タブレットが実質無料になるのもチャレンジタッチだけです。
また担任の赤ペン先生による添削指導が受けられるなど、教材のクオリティも申し分ありません。
そのため、チャレンジパッドの改造を考えるのは、チャレンジタッチの教材を存分に堪能した後で良いでしょう。
チャレンジパッドは学習用にしか使えない設計になっているため、進研ゼミ小学講座の解約後には基本的に使い道がありません。
よって解約後に改造を試すのは、十分に合理的な選択と言えます。
チャレンジタッチのタブレットのAndroid化まとめ
チャレンジタッチのタブレットのAndroid化まとめ
- iPad Proのようなハイスペックタブレットにはならない
- 勉強アプリを入れれば自宅学習に役立つ
- 改造はチャレンジタッチを堪能してから
チャレンジタッチのタブレットのAndroid化について解説しました。
チャレンジパッドは、Android化して再利用することができます。大画面で動画を楽しんだり、カーナビにするなどの使い道があります。またお絵かきアプリもおすすめです。
ただし、これは非公式の改造になるため、自己責任で行ってください。改造が上手くいかず、文鎮化してしまうリスクもあります。
さらに改造に成功してもiPad Proのようなハイスペックタブレットにはならないということも理解しておきましょう。
そもそもチャレンジタッチは費用対効果の高い良質な通信教育です。そのため、改造を考えるのはチャレンジタッチを堪能した後で良いでしょう。