データベース5500の特徴は?勉強するメリット・受験生におすすめの英単語勉強法まで紹介
「データべース5500一冊で受験対策は万全?」
「実際はどんな内容なの?デメリットはある?」
データべース5500は、桐原書店から出版された東大・早稲田・慶應などの難関大学入試向けに作られたハイレベルな英単語帳です。
また、データベース5500は、ハイレベルな英単語が収録されているだけではなく、効率よく受験対策のための勉強ができる工夫が凝らされているため、受験勉強で大活躍すること間違いなしの一冊となります。
今回は、データベース5500について、収録されている英単語数・レベル・おすすめの勉強方法などを解説するので、ぜひ勉強にデータベースを活用してみてください。
これを読めば、ハイレベル英単語帳・データベース5500を使いこなして、東大や早慶レベルの英単語を身につけることも可能になるでしょう。
データべース5500の特徴についてざっくり説明すると
- データベースは難関大学受験対策用の英単語帳
- 高校英語を上回る量の英単語が収録
- 英作文・論文の対策やリスニング学習もできる
- 東大や早慶の入試対策におすすめ
データべース5500の特徴
データべース5500を使って学習を始めるなら、まずは、一体どのような参考書であるかの基本情報を知らなくてはいけません。
ハイレベルな英単語帳として有名なデータベース5500ですが、具体的にはどのくらいのレベルの英単語を学習できるのかや、どんな大学を目指す人に使われているのかについても解説していきます。
データべース5500の基本情報
価格 | ¥1,045 |
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著者名 | 小森清久・拝田 清・出雲富士子 編著 |
出版社 | 桐原書店 |
ページ数 | 368p |
難関大学受験対策用の英単語帳・データべース5500は、受験対策塾で有名なあの河合塾の講師陣によって製作されました。
過去3年間の難関大学入試テストを分析し、約1,440の単語・約320の熟語を見出し語として
- 難関大志望者が押さえておくべき基礎ポイント
- 合否の決め手となった核心的ポイント
- 他者と差のつくビルドアップポイント
これら3つのレベルに分類して紹介しています。
また、近年出題が増えている英作文・小論文においてよく出題される23のテーマについても触れ、
- 各テーマの背景となる知識
- テーに関連するキーワード
これらを解説した上で各テーマごとに英単語が学習できるのも特徴です。
データべース5500のレベルは偏差値80
東大・早稲田・慶應を中心とした難関大学受験生向けの英単語帳であるデータべース5500は、偏差値80といわれるなどハイレベルなものです。
データべース5500の英単語は、高校で覚えるべきとされる2000語を遥かに上回った収録数で、英検準一級レベルの単語も含まれます。
東大や早慶などの難関大学入試では、塾や学校の学習指導要領よりも多くの英単語を勉強する必要があるため、データベース5500はこのような内容なのです。
東大や早慶対策に最適
データべース5500は、難関大学入試に合わせたハイレベルな内容なので東大や早慶の入試対策にもおすすめです。
高校では習わない英単語盛りだくさんの英文が出題される東大や早慶の試験では、あらかじめ膨大な範囲の英単語を頭に入れておかなければいけません。
その点、データべース5500は、過去問で出題されたことのある英単語が使われているので、実際に試験に出るであろう英単語を予測できます。
つまり、データベース5500に出てくる内容を覚えれば、効率よく合格に近くことができるでしょう。
データべース5500のメリット・デメリットって?
データベース5500を使った学習には、受験生に嬉しいメリットがたくさんありますが、実はデメリットもあります。
学習を始める前に、それらについて知っておくことで、デメリットの対策もできるので安心です。
データベース5500学習のメリット
データベース5500学習には、
- 価格の安さ
- 覚えやすさ
- DVD付きである
- 熟語やフレーズで覚えられる
など、たくさんのメリットがあります。
価格が比較的やすい
データベース5500の価格は、定価¥1,045円となっています。
1000円以下で買えるため学生にも購入しやすい値段ですし、他の英単語帳と比較しても大変安価です。
しかし、データベース5500は、このように安い英単語帳であるにもかかわらず、受験をする上で十分な英単語数を収録しています。
基本的な内容から得点に繋がる核心的ポイントやビルドアップまで、これ一冊で英単語の対策ができるのは大きなメリットでしょう。
難関大学入試レベルの知識が安価で購入できるので、お金のない学生にとって、とてもありがたい一冊です。
例文と一緒に単語を覚えられる
データベース5500の特徴に、例文と一緒に単語を覚えられることがあげられます。
一般的な考えとして、ひとつずつ単語を暗記するよりも、例文ごといくつかの単語を覚える方が効率的です。
例文ごと単語を覚える方法は、ひとつひとつ単語を記憶していくより記憶に定着しやすいとされていますし、論文・英文を書くときにもそのまま活用できます。
データベース5500で英単語を覚えることは、結果、論文や英語作文を書くための勉強にも繋がり一石二鳥です。
DVDを使ってリスニング学習も可能
データベース5500には、リスニング学習用のDVDが付属されています。
DVDでは、単語帳にでてくる単語の発音などが収録されていて、リスニング学習にもなる優れものです。
一般的に、単語をただ暗記するよりも、耳から聞いて覚える方が学習内容が定着しやすいと言われています。
単語や例文の暗記と合わせてリスニング学習も行うといいので、DVDを活用してより効率的に学習を進めてください。
単語以外の熟語やフレーズも覚えられる
データベース5500では、英単語以外に熟語・会話表現などのフレーズが数多く掲載されています。
大学受験では、熟語や会話表現について問われる文法問題が出題されることも多いため、しっかり覚えておきたいポイントです。
英単語だけをひたすら覚えようとするとなかなか覚えられないものですし、限られた時間の中で受験勉強する上で非効率的でしょう。
熟語・会話表現などの例文のフレーズをそのまま覚えることで、文法問題にもスラスラと答えが出せます。
データベース5500学習のデメリット
データベース5500学習には、
- 語源などの情報が少ない
- 内容に飽きやすい
というデメリットもあります。
語源などの情報が少ない
データベース5500は、英単語や例文はたくさん収録されているのですが、語源などの情報は少ないです。
語源を知ることができると、英単語を覚えやすくなるのには間違いないため、語源などの情報が少ないのはデメリットと捉える人が多くいます。
しかし、本来は語源を勉強しなくても単語を覚えることは可能なので、本質的には問題ないとも言えるでしょう。
内容が単調で飽きることも
語源など補填的な情報が少ないデータベース5500は、ただの暗記作業になりかねません。
ですから、読み進めるうちにだんだん飽きてしまう可能性は少なからずあることはデメリットです。
ですから、短調な暗記作業に飽きた場合は、別の単語帳を勉強して気分転換をしましょう。
データベース5500を使った勉強法を紹介
データベース5500を使った英語の勉強方法について解説します。
赤シート学習をしよう
特定の単語を目隠しできる赤シートが付属されているのも、データベース5500の嬉しいところです。
赤シートは、英単語を隠し自分が本当にその単語を覚えているか試す勉強方法に活用でき、暗記に役立ちます。
データベース5500では、
- 暗記する
- 赤シートで覚えているか試す
- 復習する
という流れで、章ごとに勉強するのがいいでしょう。
赤シートを活用してクイズのように自分に出題すると、短調な暗記作業で飽きてしまったときに気分転換としても使えます。
音読をして単語を覚えよう
データベース5500で勉強する際には、音読するのもおすすめです。
音読はリスニングの勉強にもなりますし、音読をすることでより記憶が定着すると一般的には言われているので、単語を覚える際は毎度一回は声に出して覚えるようにしてください。
また、英語学習でよくある間違いに実際の発音と英単語をそのまま読んだ時の音が違うということがよくありますが、そのような間違いをなくす効果も期待できます。
音を間違えたまま単語を覚えると、リスニングの時に聞き取れない可能性があるので気をつけましょう。
英単語を覚えるコツ
英単語を覚えるコツは、毎日同じ量をコツコツと続けることです。
人間の記憶力は限界があるので、一度に自分のキャパを超える量を頑張ってもたくさんは覚えられません。
それよりも、毎日無理のない量を必ず勉強することで記憶は定着していくので、休みなく毎日続けることが大切です。
予定がある・なしなどに左右されず、きちんと自分のペースで勉強を頑張りましょう。
また、英語にはひとつの単語でさまざまな意味を持つものがありますが、それを一度に覚えようとするのも難しいものです。
ですから、まずは1単語につきひとつ、反射的に意味が言えるようにしておきましょう。
データベースの勉強はいつが良い?
データベース5500を使った勉強を始める時期ですが、おすすめは高校1年生からです。
データベース5500は、英単語数が多いのである程度時間に余裕を持って始めたいところですが、あまり早く始めてもせっかく覚えた単語を忘れてしまう可能性も考えられます。
しかし、受験間近になって焦って勉強を始めても、焦りから単語が頭に入らない可能性もあるので注意しましょう。
比較的時間がある高校1年生のうちからコツコツ単語を覚えていくことがベストだと言えます。
大学受験の英単語の勉強法や、入試レベルに合わせた単語帳に関して知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
データベース5500の前後で取組みたい参考書
英語の手助けになる参考書は、データベース5500以外にもあり、データベース5500学習の前後で取り組むことでより理解を深めることができます。
以下では、
- データベース各シリーズ
- リンガメタリカ
- システム英単語
- DUO
について紹介しましょう。
アプリ付きの参考書や、専門性の高い参考書などもあり、それぞれの特色があります。
データベースをレベル別に紹介!
データベースには、5500の他に、データベース1700・データベース3000・データベース4500とレベル別に分かれ、シリーズ化されています。
データベースは数字が小さいほど難易度は低くなり、中学生レベルのものから難関大学入試レベルまであるので、自分に合ったレベルのものを選ぶことも可能です。
赤シートやアプリが付属されたものがあるなど、シリーズによって内容もレベルも変わるので、どれが自分に最適なのか比較しましょう。
データベース1700
データベース1700は、データベース3000やデータベース4500よりも低いレベルの参考書で、中学レベルの英単語・熟語から高校1年生の必須語までの英単語を学べる内容となっています。
英語学習の基本となる単語が学べる初心者向けの内容となっていて、英単語だけでなく動詞の活用法や基本的な会話表現など、英語学習で欠かせない基礎知識もしっかりと教えてくれる参考書です。
また、データベース1700では「絵で覚える英単語」「発音記号をマスターする」など英単語以外のコラムも充実し、中学生英語も怪しい英語が苦手な受験生や英語を習い直したい社会人にもおすすめの内容となっています。
データベース3000
データベース3000も、データベース1700と同様中学生レベルの内容となっています。
データベース3000の特徴は、中学生レベルの単語・熟語からセンター試験レベルの語彙までの幅広い範囲を収録していることです。
中学・高校で習う英単語はしっかり勉強したことがあるが、それ以降勉強しておらず英語の復習をしたい人に、データベース3000はおすすめの内容となっています。
データベース4500
データベース4500は、データベース3000よりも一層レベルが上がって、高校必修語からセンター試験や私立・国公立大学の2次試験対策も考えた応用レベルの英単語・熟語が学習できる内容となっています。
紹介されているのは英単語1730語・英熟語350語で、センター試験で5〜6割を取りたい人や関東・近畿地方の難関私大を目指す人にもおすすめです。
4500には付属アプリも存在
データベース4500には、付属のアプリが存在しています。
学習アプリ「きりはらの森」は、無料ダウンロードでき、iOSにもAndroidにも対応しているのでぜひ利用してみましょう。
アプリでできることは、
- フラッシュカード
- アニメーション解説
- 即戦クイズ
- 音読ツール
- 発音・アクセント問題
などで、さまざまな勉強法が選択できます。
アプリは、通学中や休み時間などの隙間時間で活用でき、気軽に英語学習を行える便利なツールなので、ぜひ普段の学習に取り入れてください。
リンガメタリカ
データベース5500とよく名前を連ねるリンガメタリカは、データベース5500とほぼ同じ英語レベルと言えるでしょう。
リンガメタリカは、データベースと異なり、専門的な単語が多く収録されているのが特徴的です。
リンガメタリカでは、経済・心理など、分野別の専門用語を学べるため英語で専門用語を覚えたい人にはおすすめの参考書となっています。
難関大学では、専門的な内容の長文読解が出題されることも多く、専門用語を学んでおくことで、効率的に得点をあげられる可能性が高まるでしょう。
また、大学の推薦入試の場合、学部の専門知識が要求される小論文問題が出題されることも多いため、推薦で大学受験を考えている人には専門用語がたくさん収録されたリンダメタリカがおすすめです。
システム英単語
システム英単語も、データベースと同レベルの英単語帳として有名です。
システム英単語では、多義語が多く収録されていて、多義語についてしっかり勉強したい人におすすめします。
収録される多義語は、大学受験で頻出の多義語として第6章にまとめられていて、勉強もしやすいです。
また、シス単は、大学受験に特化した英単語帳ということで、受験生がマスターするべき基本的なレベルから、英文科・外国語学科など、英語の専門性が高い学部の問題にもついていけるような単語もあります。
基礎英語から英語専門学部の対策問題まで幅広い範囲が学べるため、大学受験を控えた高校生や浪人生におすすめです。
DUO
データベース5500よりも、少しレベルを下げた英単語帳を使いたい人にはDUOをおすすめします。
DUOは、日本の「いろは歌」のように、560本収録された例文を通して場面を考えるよう作られた英単語帳で、さらに付属でDVDがついてくるので、隙間時間も活用してたくさん勉強しましょう。
DUOの特徴は、例文で覚えるので効率的に暗記できることです。
例文で覚えていく方法によって、一つの文章で大体10単語を覚えられるようになっていて、自由英作文の際もこのような例文は使えます。
DUOでは、細かい黒文字まで覚えると早慶レベルまで対応可能です。
ハイレベルな早慶合格に適した英単語帳や、勉強法に関して知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
データベース5500の特徴についてまとめ
データベース5500の特徴についてまとめ
- 過去問分析をヒントにした実戦的な内容
- 熟語やフレーズで効率よく覚えられる
- 赤シート・DVD付属で隙間時間も活用可能
桐原書店出版『データベース5500』について、価格や著者などの基本情報からその内容と勉強法、メリット・デメリットまで、詳細な情報を解説しました。
データベース5500は、高校で習う範囲以上のさまざまな英単語が収録されているため難しい参考書のように思われがちですが、効率よく覚えられる工夫が凝らされているので勉強も捗る参考書です。
また、データベース5500は、受験のエキスパート・河合塾の講師が過去問を分析して作った英単語帳のため、実戦的な内容であることは間違いありません。
データベースには、他にもデータベース4500やデータベース3000など難易度の違うものもあり、アプリが付属されているものなどもあるので、もう少し簡単なところから始めたい人にはこちらもおすすめです。
英語学習には、データベース5500を活用して志望校を目指しましょう!