【令和最新版】地理おすすめ参考書ランキング15選!参考書選び方から勉強法まで解説!
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「地理の参考書ってどれを使えば良いの?」
「参考書の選び方や効果的な活用法が知りたい!」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
地理は日本史や世界史よりも暗記事項が少なく、入試では思考力を要するような出題が多いため、対策は比較的難しい科目だと言えます。
そのため、自分に合ったより良い参考書を見つけ、効率的に学習を進めていくことが大切です。
そこで今回は地理の学習におすすめの参考書を15冊紹介します。
参考書の選び方やテキストを使った効果的な勉強法などについても解説するので参考にしてください。
地理のおすすめ参考書についてざっくり説明すると
- 系統地理と地誌の教材をそれぞれ買うと良い
- 分かりやすい地図帳や資料集も必要
- 問題演習を通して思考力を鍛えることが大切
おすすめの地理参考書の選び方
まずはおすすめのできる地理の参考書の選び方について解説します。
学力レベルに応じて参考書を選択
第一に自分の学力を考慮し、それに合った難易度の参考書を選ぶことが大切です。
入門レベル
これらか地理の勉強を始めようという方や始めて間もないという方は、まずは基本的な知識を習得することに専念するべきです。
教材としては学校の教科書を用いるのも良いですが、初心者の場合は教科書は堅苦しくて読みにくいということもあるでしょう。
よって講義形式の入門書やマンガで基礎を一通り学べるような参考書など、気軽に読み進められるような教材がおすすめです。
センター試験基礎レベル
地理の勉強をすでにある程度こなしており、基礎レベルの知識は大方習得できたという方は、基礎レベルの問題集を用いたアウトプットに進むのが良いでしょう。
大学入試の地理は出題に癖があるので、問題演習を通じてその癖に慣れる必要があるからです。
また問題演習によって効率的・効果的に実力を伸ばしていくには復習を充実させることが重要になるので、復習用として資料集や地図帳などを利用することもおすすめできます。
難関大学入試レベル
基礎レベルの問題演習を済ませたら、大学受験レベルの学習に進みましょう。
具体的には応用問題が収録されたハイレベルな問題集を使い、さらにたくさん問題演習を積み重ねるのがおすすめです。
また入試ではグラフや図に関する問題が頻出であるため、より専門性の高い資料集でアウトプットを行うのも良いでしょう。
地理の種類別の参考書選び
地理の参考書には以下のようないくつかの種類があるので、自分の用途・目的にふさわしい参考書を選ぶということも大切です。
問題型集の地理参考書
地理の入試問題は、他の社会系科目と比べてもかなり独特(癖が強い)と言えます。そのため、問題演習を十分に行い、特有の問題形式や出題傾向に慣れることが必要不可欠です。
よって地理の学習には問題集が欠かせません。
また地理の問題には思考力を要する問題も多いため、解説が充実しているかという点にも着目して問題集を選ぶのが良いでしょう。
地図・資料集型の地理参考書
地理では、用語を暗記するだけでなく、地図やグラフから情報を読み取る練習もしなければなりません。
よって地図帳や資料集も学習を進める上では必須であると言えます。
なお、地図帳や資料集を選ぶ際は、見やすさ・網羅性の高さ・分かりやすさの3点に着目するのがおすすめです。
講義説明型の地理参考書
先述したように、初心者が基礎学習をする段階では、講義形式で説明がなされた参考書が分かりやすいのでおすすめです。
しかし、あまりにも内容が簡単すぎるものは避けましょう。それでは入試レベルの知識をもう一度インプットしなおさないといけないので、時間的な効率が良くないからです。
共通テストに対応しているとよい
2020年度からはセンター試験が廃止され、大学入試共通テストという新しい一次試験が導入されます。
これによって試験範囲などに若干の変更が見られるため、今後の受験生はそれに合った対策をしなければなりません。
そのため、センター試験レベルの参考書を購入する場合は、共通テストに対応しているかという点にも着目するのが良いでしょう。
地理参考書は最新のものがよい
地理の参考書を買うなら、最新版を選ぶようにしましょう。地理では時事問題も出されるため、古い参考書では有効な対策ができないからです。
また輸出入のデータは経済や社会情勢によって多分に影響を受けるため、様々なランキングなどもかなり変動します。
これに対応するためにも最新の参考書で新鮮な情報を収集することが必要です。
おすすめ地理参考書15選!
ここからは地理の学習におすすめの参考書を15冊紹介します。
目からウロコのなるほど地理講義 系統地理編
これから地理の学習を始める人や基本的な事柄を復習したいという人におすすめの講義形式の参考書です。
授業を受けるような感覚で、「なぜそうなるか」という深い部分まで突っ込んで理解することができるので、充実した基礎学習ができるでしょう。
また内容の網羅性も十分に高く、地図や資料なども収録されているという点を考慮しても、非常に優秀な教材だと言えます。
なお、このシリーズは「系統地理編」(本書)と「地誌編」の2本立てになっており、2冊を合わせて用いるのが良いでしょう。
実際の利用者の口コミは?
丁寧な解説で,しかも相当に高度な内容まで含む参考書を夢見ていましたが,本書によりその願いがやっと叶ったというのが正直な感想です。対話形式を挟みながら,目に優しい図版を用いて詳説する。本文中で述べない詳細な事項は表としてまとめる。しかしながら容易に理解できないことは高度な事項であっても本文中に置く。これらのバランスは,執筆構想段階で相当に練り上げないと実現しないことで,著者の広範な知識と尽力の賜物といえます。 amazon ユーザーレビューより
本書の利用者からは「内容が高度にも関わらず分かりやすい」と絶賛されていました。
地理の点数を上げたいとお考えの方は、まずはこちらの参考書から検討するのがおすすめでしょう。
目からウロコのなるほど地理講義 地誌編
上と同じシリーズの講義型の参考書です。興味深い内容が散りばめられており、スラスラと読み進める中で「地誌」に関する本質的な理解を得ることができます。
またオールカラーで見やすいことも魅力的で、これから地理を勉強し始める人や地理が苦手な人にはぴったりと言えるでしょう。
なお、読む順番としてはまず「系統地理編」で地球規模の全体的な内容を学び、続いてこの「地誌編」で国ごと・地域ごとに勉強をしていくと、効率的に地理の全体像が掴めるはずなのでおすすめです。
実際の利用者の口コミは?
内容が素晴らしいのは無論ですがレイアウトや全体の雰囲気などとても魅力的な本です。本の外観もなかなかよく本棚のみえるところにおける数少ない受験参考書です。 amazon ユーザーレビューより
やはり「目からウロコ」シリーズということで、本格的かつ丁寧な内容を評価する声が非常に多かったです。
また、直接学習効果につながる点ではありませんが、持ち歩きやすい外観も好評でした。
よくわかる地理問題集―授業の理解から入試対策まで
定期テスト対策や標準レベルの入試対策に活用すべき問題集型の参考書です。基本的な問題が網羅的に収録されており、さらに応用問題にも取り組むことができます。
また4編構成で系統地理と地誌をバランスよく学ぶことができるため、非常に汎用性が高い教材だと言えるでしょう。よって最初に購入する問題集に選ぶのもおすすめです。
かなり細かい用語に関してもきちんと説明されているなど、解説もかなり充実しているため、質の高い問題演習ができるでしょう。
実際の利用者の口コミは?
用語の確認、センター試験の過去問、大学入試の問題で構成されている。用語問題の中にはかなり細かいものも含まれている。地理の問題集は歴史系に比べると種類が少なく選択肢が限られるが、これは最初に買うものとしてオススメ。 amazon ユーザーレビューより
実際の利用者からは重要事項が網羅的に掲載されていると評判でした。
地理の問題集選びでお困りの方は、まずは本書から手にとってみてはいかがでしょうか。
大学入試 マンガで地理が面白いほどわかる本
これから地理を勉強しようという方や地理が苦手な方におすすめ参考書です。マンガで系統地理と地誌の要点を掴むことができいます。
マンガということで内容はかなり分かりやすいため、地理に対する興味関心を高める目的で利用するのも良いでしょう。
絵は非常に綺麗で、キャラクターも多数登場するので、特にマンガやアニメが好きな方であれば、地理学習のモチベーションを効果的に高められるはずです。
またマンガに加えて、代ゼミの人気講師による解説も収録されているので、マンガで大体の内容を頭に入れた上で、活字でしっかりと学ぶこともできます。
実際の利用者の口コミは?
この本は特に主要な国家についてまとめてあり、国の場所すら分からない自分にとってはそこまで量が多くなくかなり良かったです。それでいて絵が可愛い。全てが網羅できるかというと分からないので、地理初学者や理系に良いのではないでしょうか。センターで言うと80~85点ぐらいまで取れそうかと思います。 amazon ユーザーレビューより
本書の利用者からは少々網羅性を心配する声も上がっていましたが、総じて取り組みやすく分かりやすいと好評でした。
満点を狙うというよりは地理の全体像をざっくりと掴みたい方に特におすすめの一冊です。
村瀬のゼロからわかる地理B 系統地理編
こちらもこれから地理を学習し始めるという方におすすめの参考書です。表題通り、地理の知識が全くなくても理解できるように、徹底的に丁寧で分かりやすい解説がなされています。
また基礎内容だけでなく、入試対策に通ずるような少し難しい内容まで収録されているので、効率の良い基礎学習がしたいという方にも良いでしょう。
さらに最新版では入試の傾向に合わせて図表などのデータが更新されているというのも魅力的です。
内容が面白いと受験生からの人気が高い1冊なので、初心者の方はぜひ手に取ってみてください。
実際の利用者の口コミは?
これで偏差値50→70になりました。マジ感謝。面白すぎて読むの全然苦じゃない。てか地理は教科書分かりにくすぎ。満遍なく詳しく書いてあるので模試とかした後に復習する時辞書代わりに使ってたり、授業中にこれ読んで知識を補填してます。自分視覚でというかページそのものを記憶するタイプなのでこの参考書に合ってた。ありがとう。 amazon ユーザーレビューより
実際に本書を利用して勉強していた学生からは、教科書・辞書代わりに使っていたといった口コミがたくさん確認されました。
東進等の大手予備校で大人気講師として活躍する「村瀬哲史」先生の参考書ということで、たくさんの受験生に愛用されている一冊です。
村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編
同シリーズの「地誌編」です。「系統地理編」を学んだ後に活用するのが良いでしょう。
アジアやアフリカ、ヨーロッパなどの各国・各地域を学ぶことで、それまでに学んだ知識に新たな関連性を見つけ、理解をさらに深めることができます。
また「系統地理編」の内容も度々登場するので、その復習として活用するのもおすすめです。
こちらも「系統地理編」と同様、非常に見やすく分かりやすいと好評の1冊なので、地理を学び始めたばかりの人はぜひ合わせて購入してみてください。
実際の利用者の口コミは?
大学受験で必要になったため購入。見やすいし、ポイントが良くまとまっている。地理は地形や地図、データなどが見やすくないと覚えにくいと感じるが、この本はこの点全て満たしていると思う。 amazon ユーザーレビューより
こちらも「村瀬のゼロから」シリーズということで、非常に多くの受験生の方から絶賛されていました。
間違いなく地理対策の鉄板参考書のうちの1冊だと言えるでしょう。
理解しやすい地理B (理解しやすい 新課程版)
教科書レベルの地理の基礎をまとめた参考書です。レイアウトが非常に分かりやすく、内容も要点が的確にまとめられているので基礎学習にはかなり役立つでしょう。
また地理の日常学習でつまずきがちな部分に関しては、より詳細な解説がついているので、地理が苦手な方にもおすすめです。
さらに「テスト直前要点チェック」が章末ごとについているので、定期テスト対策にも活用できます。
ただし、2013年発行の若干古い参考書であるため、最新のデータや時事問題には対応していません。
実際の利用者の口コミは?
高校地理のほぼ全てを網羅しており、いくつかの主要教科書会社の検定教科書と見比べてもこの一冊に書かれてないことはほぼなく、より広い範囲をカバーしている一冊 amazon ユーザーレビューより
本書の利用者からは高い網羅性を評価する口コミが多く寄せられていました。
大学受験対策だけでなく、公務員試験対策や教養目的で購入される社会人の方も多い一冊です。
改訂第3版 地理B 統計・データの読み方が面白いほどわかる本
共通テストでも出題がある「統計・データ」を得点源にするための参考書です。
受験生が苦手分野とすることが多い統計が非常に分かりやすく解説されているため、共通テストの得点をあと一歩伸ばしたいという方などに良いでしょう。
統計の問題を解く上で必要となる基本的なデータの覚え方・押さえ方を学んだ上で、問題を解く際の着眼点などを例題を通して実践的に学べるため、着実に得点力を磨くことができます。
また単に統計問題の攻略法を学ぶだけでなく、統計への興味関心を高められるような内容であると言えるので、地理学習のモチベーションアップにも役立つはずです。
実際の利用者の口コミは?
苦手な地理でしたが、この本のお陰でデータや資料を読む力はついたと感じます。先日のマーク模試で偏差値68を達成しました。ただ、地図を読む力はつきませんので、別の参考書が必要です。 amazon ユーザーレビューより
利用者からはデータや資料を読む力が身についたと大変好評でした。
特に共通テストでは資料を読み解く力がこれまで以上に重視されるので、本書の重要性はますます高まっていると言えるでしょう。
実力をつける地理100題[改訂第3版]
かなりハイレベルな問題集型の参考書です。国公立二次・私大レベルの厳選された100題の演習問題が収録されています。
問題のバリエーションはかなり豊富なので、本書の100題を完璧にマスターすれば、あらゆる出題形式に対応できるようになると言っても過言ではありません。
また対策が手薄になりがちな論述問題に関しては特に多めに収録されており、論述の構成の仕方や採点のポイントなども解説されているので、論述問題の対策を充実させたいという方にもおすすめです。
実際の利用者の口コミは?
この問題集は国公立2次試験、私大受験者を想定して作られています。センター7割以上取れるようになったらこの問題集に取り組むといいと思います。Z会の問題集ということもあり、難しい問題もありますが、解説もしっかりしているので力はつきます。 amazon ユーザーレビューより
難関大の二次試験対策用の問題集ということで少々難解な内容も多い本書ですが、丁寧な解説が優れているという好意的な口コミが多く寄せられていました。
文系で地理選択の方は、本書を一度手にとってみてはいかがでしょうか。
山岡の地理B教室 PARTI
地理を勉強し始めたばかりの人におすすめの講義形式の入門書です。1週間でさっと読めて、地理への興味関心を高めることができます。
また本書は「地理は暗記科目ではない」ということをモットーに執筆されているので、用語の暗記学習が苦手な方にとっても良いでしょう。
図表が豊富に使われており、説明も話し口調で書かれていることから、分かりやすさや見やすさの点でも優れています。
ただし、出版年は2001年とかなり古いので、データに関してはあまり参考にしない方が賢明です。
実際の利用者の口コミは?
苦手科目でそもそも勉強方法が分からないので、まずは分かりやすい基礎的な参考書と思い、購入しました。来年受験なのであまり時間がないので「1週間でサッと読める!」というところが良かったです。 amazon ユーザーレビューより
ユーザーレビューでは、とにかく分かりやすい・とっつきやすいという口コミが目立っていました。
地理初学者の方や、独学で地理の学習を進めていきたいという方は、まずは本書から勉強を進めてみてはいかがでしょうか。
世の中のしくみが氷解する 世界一おもしろい地理の授業
地理が苦手もしくは好きではないという方におすすめの講義型の参考書です。
本書を読めば、知識を丸暗記するという面白くない勉強ではわからない、地理の魅力・楽しさを発見することができるでしょう。
著者はスタディサプリでも地理の授業を担当する人気講師なので、信頼度の高さも申し分ありません。
ただし、本書はどちらかというと雑学本もしくは教養書なので、本格的な受験対策や定期テスト対策には不向きです。あくまで地理の学習意欲を高めるための入門書として活用するのが良いでしょう。
実際の利用者の口コミは?
良い意味で勉強している気分になりません。スラスラと読めて、すぐに内容が頭に入って来ます。そして細かすぎない程度で専門用語が出てくるので、読んでいて疲れません。私は高校で地理選択ではなかったので中学レベルの知識しかありませんでしたが、これを読んだおかげで一般教養が身についたように思います。やはり何事も楽しく学ぶのが一番ですね。 amazon ユーザーレビューより
口コミをみても、ほとんどの方が教養目的で本書を購入していました。
受験対策用の参考書とは少々毛色が異なりますので注意しましょう。
大学入試 地理B論述問題が面白いほど解ける本
難関大入試に対応した問題集型の参考書です。論述問題にフォーカスした1冊であり、55の頻出テーマに関する良問(過去問)が収録されています。
論述問題を解く上での考え方から具体的な解法までが丁寧に解説されているため、これから論述問題の対策を始めたいという方には非常におすすめです。
ただし、本書は分野ごとに1題ずつ例題とその解説が掲載されているという構成であり、本格的な問題演習用として活用するには演習量が物足りないと言えます。
よって本書はあくまで論述対策の基本を学ぶ上で活用し、その後に先述した「実力をつける地理100題」などで十分な演習を行うのが良いでしょう。
実際の利用者の口コミは?
二次試験で地理を出題する大学が少ないため、どうしても地理論述の参考書には需要がなく、従って選択肢も少ない。個人的調査に基づけば、この本と河合塾の参考書が双璧を成している。地理論述はセンターレベルの知識だけでは対策が難しいところにあって、二次レベルの知識・考え方を簡潔に紹介する参考書は非常に少ないが、本書はその厚みからもわかるように、非常に内容が充実している。 amazon ユーザーレビューより
口コミでは、二次試験レベルの地理対策もバッチリできたと評判を集めていました。
地理の論述対策ができる参考書は数少ないので、多くの方が本書に行き着くのではないでしょうか。
地理受験必携 図解地図資料 二十四訂版
地図帳と資料集がセットになった便利な参考書です。大学受験対策に必須の地図やグラフなどが網羅的に収録されているので、地理選択の受験者には必携の良書と言えるでしょう。
また最新版の二十四訂版は、2020年に出版されているので、最新のデータや情報を収集できるというのも魅力的です。
さらに出版社は地図帳や地理歴史科教科書などを主に出版する帝国書院であり、それに河合塾が編集協力をしているので、地図帳及び大学受験対策の参考書としての信頼性・権威性も申し分ありません。
実際の利用者の口コミは?
残念ながら、2020年時点では本書利用者の口コミを見つけることはできませんでした。
資料集ということで、あまり積極的に口コミを投稿する方が多くないと考えられます。
本書の内容が気になる方は、是非一度書店で手にとってみてください。
入試に出る 地理B 一問一答 (入試に出る 一問一答)
入試での頻出用語を「入試に出たままの形」で覚えることができる一問一答形式の問題集です。
最新の入試傾向を分析し、地理の入試で高得点を取るために必要な内容が網羅的に収録されているので、自分の弱点を把握し、それを克服する上で役立ちます。
また持ち運びがしやすいコンパクトサイズなので、電車での移動中などのスキマ時間に取り組むのも良いでしょう。
なお、それぞれの問題には4段階の頻出度表示がついており、各自のレベルに合った効率的な学習ができるという点も魅力的です。
実際の利用者の口コミは?
普通 amazon ユーザーレビューより
実際の利用者からは基本的には好評であるものの、他の参考書・問題集と比較して特別優れた面を上げる方は少なかったです。
本書は比較的シンプルなつくりなので、分かりやすさや読みやすさを重視した書籍と比べると少々扱いにくいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
はじめる地理 要点&演習[改訂第2版]
講義形式の参考書と問題集がセットになった入門レベルのテキストです。これから地理の学習を始める方や基礎内容を復習したいという方に良いでしょう。
地理学習の基礎となる40テーマに関する要点を学んだ上で、実際の入試問題で構成された実戦問題で理解をさらに深めることができます。
インプットとアウトプットが1冊で行えるので、効率よく基礎力を身につけたいという方にもおすすめです。
さらに解説にはたくさんの図表が効果的に用いられており、重要語句をチェックするための赤シートも付いているので、分かりやすさ・見やすさの点でも優れています。
よって地理が苦手な人にも向いていると言えるでしょう。
実際の利用者の口コミは?
地理学習は理科同様、演習をメインにして解らないところを参考書を読んで潰すといったタイプが効率的だと思います。日常学習用で程よくまとまってるのはこの参考書だと思いますのでお勧めします。 amazon ユーザーレビューより
実際の利用者からの口コミでは、サクサクと効率よく学べたという意見が目立ちました。
アウトプット重視で知識の定着を図りたい方にはおすすめです。
地理のおすすめ参考書比較表
さて、上記で紹介した15冊の参考書を以下の比較表でおさらいしてみましょう。
参考書名 | 価格 | 特徴 |
---|---|---|
目からウロコのなるほど地理講義 系統地理編 | 1,650円 | 網羅性が高くて分かりやすい講義形式の入門書 |
目からウロコのなるほど地理講義 地誌編 | 1,650円 | オールカラーで見やすい「地誌」に特化した入門書 |
よくわかる地理問題集―授業の理解から入試対策まで | 990円 | 網羅的な基礎内容に加えて応用問題も収録された問題集 |
大学入試 マンガで地理が面白いほどわかる本 | 1,650円 | マンガで系統地理と地誌の要点が掴める入門書 |
村瀬のゼロからわかる地理B 系統地理編 | 1,650円 | 知識が全くなくても理解できる非常に丁寧で分かりやすい解説が魅力 |
村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編 | 1,650円 | 「系統地理編」に続けて利用することで理解をさらに深められる |
理解しやすい地理B (理解しやすい 新課程版) | 2,310円 | 教科書レベルの地理の基礎学習ができる |
改訂第3版 地理B 統計・データの読み方が面白いほどわかる本 | 1,320円 | 共通テストでも出題される「統計・データ」を得点源にするための参考書 |
実力をつける地理100題[改訂第3版] | 1,430円 | 国公立二次・私大入試に必要な100問が厳選されたハイレベルな問題集 |
山岡の地理B教室 PARTI | 1,210円 | 1週間で読める講義形式の入門書 |
世の中のしくみが氷解する 世界一おもしろい地理の授業 | 1,320円 | 地理の魅力や楽しさを発見できる教養書 |
大学入試 地理B論述問題が面白いほど解ける本 | 1,870円 | 論述問題の攻略法を学べる難関大レベルの参考書 |
地理受験必携 図解地図資料 二十四訂版 | 2,200円 | 地図帳と資料集が1冊にまとまっている |
入試に出る 地理B 一問一答 (入試に出る 一問一答) | 1,100円 | 入試の頻出用語を効率よく覚えられる一問一答形式の問題集 |
はじめる地理 要点&演習[改訂第2版] | 1,210円 | 講義形式の参考書と問題集がセットになった入門書 |
入試対策向け地理おすすめ勉強法
ここからは参考書を使った地理の効果的な勉強法について解説します。
地理はアウトプットが難しい科目
地理は世界史や日本史などに比べると、暗記事項が少ない科目です。そのため、暗記学習をそれほどしなくて良いという意味で、理系の学生などに向いていると言えるでしょう。
しかし、覚えるべき知識が少ないということは、その分因果関係などを考えないといけない問題が多いということでもあります。
よって暗記学習を得意としている人にとっては少々難しい科目でもあるとも言えるので注意が必要です。
地理の勉強はパートに分けて進める
上述の通り、地理は思考力が要求される出題が多いという意味で対策が難しい分野です。
そんな地理の効果的な勉強法としては、系統地理と地誌にパート分けして学習を行うということが挙げられます。
系統地理について
系統地理とは、人口や農業、輸出入などのテーマごとの地理を学習していくパートのことを指します。
地球規模で大きく地理の全体像を捉えるような学習スタイルでもあるので、まずは系統地理から学び始めるのがおすすめです。
地誌について
一方で地誌とは、アジアや北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど、地域や国ごとに地理を学んでいくパートのことです。
各地域・各国の地理をより深掘りして学ぶため、系統地理で大枠を捉えてから勉強を始めるのが良いでしょう。
地理は正確かつ効率の良い暗記が重要
地理は暗記すべき知識が少ないので、試験では限られた知識を駆使して問題を解いていくということになります。
よってその限られた知識があやふやであったり、間違っていたりしたら、試験で良い結果を得ることはできません。
また先述した通り、思考力を要する問題が多いので、地理の勉強時間はできるだけ問題演習に当てるべきです。
以上より、地理の暗記学習は効率性と正確性の両方を意識しなければならないと言えるでしょう。以下ではそんな地理の暗記学習に関する具体的な方法を紹介します。
移動時間などすきま時間を活用する
効率よく暗記学習を進めていくには、スキマ時間を有効活用することが大切です。
電車での移動時間や授業の合間の休み時間などのちょっとした空き時間に地理の学習をするように心がければ、1日の学習時間を増やすことができるので、学習の能率もよくなります。
声に出したり書いてみたりする
覚えにくい知識に関しては、声に出したり、紙に書いたりして覚えるというのも、暗記学習の効率性を高める上では有用です。
ただ文字を眺めるよりも、音を聞いたり、実際に手を動かしたりする方が、様々な感覚を刺激することができるので、記憶の定着率は上ります。
また視覚だけでなく、聴覚や触覚なども使って覚えることができるので、試験で知識を思い出す確率も上がるでしょう。
もちろんこの方法は知識の正確性を高める上でも効果があるはずです。
地図帳や資料集は存分に使う
地理の勉強において、地図帳や資料集を上手に活用することは非常に重要だと言えます。
地理では世界の都市名や山脈の名称などを当然のように扱いますが、それらは場所とともに記憶しておかなければならない知識です。
ただ名前を覚えているだけでは試験での得点には結びつかないので、地図帳を使って正確な場所をきちんと把握しておく必要があります。
また降水量のグラフ問題なども入試では頻出であるため、資料集を使ってグラフなどのデータに関する理解を深めておくことも必須です。
掘り下げて考えて勉強を進める
日本史や世界史とは違い、地理は暗記学習がストレートに得点能力に結びつく科目ではありません。
先述したように覚えた知識を活用して自分で考えて解かなければならない問題が多いからです。
よって地理の学習では、単に知識を暗記するだけでなく、それらを掘り下げて考えるということを重視して勉強を進めるのが良いでしょう。
政治経済のおすすめ参考書に関して知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
地理の勉強計画のおすすめ立て方
以下では高1・高2・高3の各時期におすすめの地理の学習スケジュールについて解説します。
まずは目指す先を定めよう
地理の学習を成功させるには、明確な目標を立て、常にその目標を意識しながら勉強するということが大切になります。
何のために勉強しているのかが自分の中ではっきりとしていなければ、学習のモチベーションを維持するのは難しいからです。
特に成績が伸び悩んだ時などは、目標がないと挫折してしまう恐れがあるので注意してください。
なお、目標を立てる際は、志望大学などの長期の目標とそれを達成するために必要な1週間や1ヶ月単位の短期目標の2種類を設定するのがおすすめです。
高1は基礎知識の定着を図る
特に文系の場合は、高1から本格的に地理の勉強を始める人も多いでしょうが、高1では基礎知識を定着させることに専念するのが良いでしょう。
高校受験などですでに地理をある程度知っている人は、いきなり受験対策に進みたくなるかもしれませんが、高校受験の地理と大学受験の地理ではレベルが全く異なります。
よって大学入試で地理を選択するのであれば、1から基礎をじっくり学び直すのが賢明です。
高2は地理の問題に慣れる
高1から勉強を続けていれば、高2ではすでにある程度理解は深まっているはずです。
よって入門レベルの問題集で演習を行い、基礎知識の習熟度を確認しつつ、高校の地理に特有の問題形式に慣れていくのが良いでしょう。
なお、問題演習をしていると数々知識の穴が見つかるはずなので、適宜地図帳や資料集で足りない知識を補っていくのがおすすめです。
高3は問題を解き思考力を鍛える
高3になれば、大学受験に向けて大きくレベルアップを図る必要があります。よって幅広く問題演習を行い、問題を解くのに必要な徹底的に鍛えるのが良いでしょう。
なお、まずは高2で使用したのと同じくらいのレベルの問題集で演習を始め、そこから徐々に問題集の難易度の上げていくのがおすすめです。
また復習などには地図帳や資料集もしっかり活用し、癖の強い応用問題にもしっかり対応できるような力を付けましょう。
地理のおすすめ参考書と併せて、世界史のおすすめ参考書について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
地理のおすすめ参考書まとめ
地理のおすすめ参考書まとめ
- 解説が充実した問題集が有用
- 地図帳・資料集は見やすさや網羅性に注目
- 初心者には講義形式の入門書がおすすめ
地理の学習におすすめの参考書を紹介しました。
地理の参考書を選ぶ際は、第一に自分のレベルに合っているかということに着目すべきです。例えば、初心者であれば講義形式の分かりやすい入門書を手に取るのが良いでしょう。
また見やすさや網羅性の高さ、分かりやすさなどに優れた地図帳や資料集も、地理の学習には欠かせません。
さらに地理では思考力を要する出題が多く、大学受験特有の独特な問題形式もあるので、解説が充実した問題集で十分に演習を行うことも大切です。
以上を参考に、ご自身にぴったりの参考書を探してみてください。