【2024最新】世界史のおすすめの参考書17選|現役東大生が徹底比較!
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「世界史の学習におすすめの参考書はどれ?どうやって選べば良い?」
「効率的な勉強法や学習スケジュールの立て方は?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
世界史は学習範囲が膨大であるため、効率よく勉強を進めていかなくてはなりません。
そのためには自分のレベルや目的に合ったより良い参考書を選ぶことが大切です。
今回は現役東大生がおすすめする世界史の参考書を17冊紹介します。
おすすめの選び方や効率的な勉強法、学習スケジュールの立て方なども合わせて解説するので、参考にしてください。
おすすめの世界史の参考書についてざっくり説明すると
- タテ・ヨコの流れをしっかり把握できる参考書が有用
- 初心者は漫画などから入るのもおすすめ
- 暗記学習には持ち運びのしやすいものが便利
おすすめの世界史参考書の選び方
まずは世界史の参考書の選び方について解説します。
難易度別での参考書選び方
第一に自分の学力や現状のレベルを考えて、適切な難易度の参考書を選ぶということが大切です。
入門レベル
これから世界史の勉強を始めるという方で、何から始めれば良いのかがわからないというような場合は、まずは世界史への興味・関心を高めることができるような参考書を手に取ると良いでしょう。
教科書じみたものではなく、漫画など手軽に読むことができるような参考書もおすすめです。
最初なので自分が素直に「読んでみたい」と思えるようなものを選びましょう。
基礎・センターレベル
世界史の勉強をすでに始めており、初歩的な内容なら知っているという方にとっては、しっかりと基礎を固めるということが重要です。
なお、入試でも基礎的な出題がなされることは多いため、基礎固めは共通テストをはじめとする受験対策にも繋がります。
しかし、世界史は覚えるべき範囲が実に広いので、まずは大体の流れ、特にいわゆる時系列であるタテの流れよりも同時代的なヨコの流れをしっかり掴むことから始めるのが良いでしょう。
難関大学レベル
世界史における基礎を大方把握し、タテ・ヨコの流れもある程度理解したという方は、暗記学習と問題演習を重ねて、本番に向けた対策を本格化させましょう。
なお、入試で合否を分けるのは、世界史に関してはどれだけ暗記をしたかという部分なので、暗記は特に難関大学への合格を目指す場合は最重要課題です。
また暗記学習と並行して、各大学の正誤問題の癖などに適応するための問題演習も十分に行うのが良いでしょう。
自分の用途別での参考書選び方
学習上の目的に応じて参考書を選ぶということも大切です。
流れを知りたい場合
ヨコの流れを知ることである時代を深い理解することができ、タテの流れを知れば1つの国の歴史を熟知することができます。
このように世界史の学習においては、流れを掴むということが非常に重要です。
流れを知るための参考書を選ぶ際は、地図がしっかり載っているものを手に取ると良いでしょう。
特にヨコの流れを把握する際には、地図を見ることが理解を助けてくれるからです。
ひたすら暗記したい場合
世界史は暗記科目なので、合否を最終的に決するのは知識量だと言っても過言ではありません。
暗記学習を重点的に行うために参考書を購入するというのであれば、持ち運びやすさや内容の網羅性などに着目するのが良いでしょう。
暗記学習はスキマ時間を活用して行うと効率的に進めることができるので、持ち運びやすい参考書の方がおすすめです。
また必要事項が網羅的に収録されていなければ、いくら暗記学習を充実させても知識に穴ができてしまうので、網羅性の高さは必要不可欠だと言えます。
問題演習を重ねたい場合
知識をただインプットしただけでは、入試の幅広い出題パターンに対応することはできないため、合格には問題演習も欠かせません。
問題演習をするための参考書を購入するという場合は、解説の丁寧さや正誤問題が収録されているかどうかなどに着目するのがおすすめです。
問題演習では復習によって知識を増やし、理解を深めていくということが重要になるので、解説ができるだけ充実している参考書・問題集を使うのが良いでしょう。
また昨今の入試ではどの大学においても正誤問題が頻出であるため、正誤問題の対策は入念にしておく必要があります。
世界史おすすめ参考書
ここからは世界史の学習におすすめの参考書を紹介します。
これならわかる!ナビゲーター世界史B 1
流れを掴む目的で使用するには最適と言える参考書です。共通テスト(旧センター試験)レベルの基礎内容が中心なので、初級者から中級者の学習におすすめできます。
大学受験の世界史が、先史時代から現代に至るまで網羅的に解説されているため、共通テストや国公立二次・難関私大入試に向けて体系的な知識を習得することが可能です。
また関連のあるイラストや地図なども効果的に用いつつわかりやすく説明してくれるため、そこまで世界史が得意でなくても無理なく理解することができるでしょう。
時代と流れで覚える! 世界史B用語
タテ・ヨコの流れを掴み、重要な用語を暗記するのにおすすめの参考書です。入試に頻出の重要用語を「流れ」と「場所」とともに効果的に覚えることができます。
全部で170ページというコンパクトな解説で約3000語を暗記することができるので、効率的に用語を覚えたい方には最適です。
地図や図解も効果的に使われており、見やすさも申し分ありません。受験生からの人気も非常に高い参考書なので、ぜひ手にとってみてください。
実力をつける世界史100題[改訂第3版]
ある程度の知識を身につけた後は、この問題集で演習を行うのが良いでしょう。
非常にバランスの取れたZ会オリジナルの問題で、早慶をはじめとする難関大学レベルの演習ができるので、高い実力を培うことが可能です。
解答・解説も非常に充実しているため、復習から得られるものも多いでしょう。
また正誤問題も収録されているので、受験対策としての汎用性も高いと言えます。
ただし、比較的難易度が高い教材であるため、基礎レベルの学習をすべき段階での使用はおすすめしません。
最新世界史図説タペストリー 二十一訂版
ヨコの流れを把握する上では非常に有用であるため、世界史を選択する受験生にはぜひ手にとって欲しい参考書です。
各時代の地図が掲載されており、わかりにくい部分に関しては図などの資料を用いて補足説明がなされているため、これをしっかり読み込めば受験レベルの地図問題には十二分に対応できます。
なお、編集・出版しているのは地図帳や地理・歴史の教科書なども手がける帝国書院なので、信頼度及びクオリティは申し分ありません。
またORコードを読み込むことで関連動画を視聴することができるのも魅力的です。
山川一問一答世界史 第3版
初心者や基礎学習の段階にいる方におすすめできる一問一答形式の問題集です。山川が出版する「世界史B」の教科書レベルの基礎知識を習得することができます。
赤シートも付属しているため、スキマ時間の学習にも有用です。全ての問題をマスターすることで、基本的な内容を大方網羅することができるでしょう。
ただし、基礎レベルを超えた内容はそれほど多くないため、本格的な難関大学対策にはならず、活用できるのは定期テストや共通テスト対策までです。
スピードマスター世界史問題集―世界史B
こちらも基礎学習におすすめの問題集型の参考書です。30日で世界史の基礎を完成させるという趣旨の参考書であるため、分量はそれほど多くありませんが、内容はかなり充実しています。
よって効率よく基礎固めをしたいという方には良いでしょう。
また難易度としては基本的な内容が中心であるため、定期テストや共通テストの直前期の対策に用いるのもおすすめです。
123ページという薄い参考書であり、手軽に一周することができるので、試験前に一通り解いておくことで、良い準備となるでしょう。
世界史 古代~近代へ パワーアップ版 (別冊つき)
マンガで世界史の流れを手軽に把握できるという参考書です。これから世界史の勉強を始めるという方はぜひ一読しておくと良いでしょう。
また受験勉強に行き詰まった時に息抜きがてら読むのもおすすめです。世界史のタテの流れを気楽におさらいすることができるので、良い気分転換になるでしょう。
世界史の学習へのモチベーションを高めるきっかけにもなるはずです。
なお、本書が気に入った場合は「世界史 近現代 パワーアップ版」を合わせて読むこともおすすめできます。
タテから見る世界史 パワーアップ版
表題の通り、世界史のタテの流れを把握するのに有用な参考書です。古代から現代までの全時代の流れを一気に把握することができるので、魅力的だと言えます。
また本書で扱う「通史」は入試の出題傾向とも合致しているため、国公立二次や難関私大の論述問題対策としても有用です。
さらに付録の暗記ブックには、本書が解説する「タテの流れ」が簡潔にまとめられており、こちらはスキマ時間の学習や直前期の学習に役立ちます。
ただし、解説の内容は易しいとは言えないので、ある程度勉強して基礎知識を頭に入れてから読むのが良いでしょう。
ヨコから見る世界史 パワーアップ版
こちらは世界史のヨコの流れを把握するのに有用な参考書です。「タテから見る世界史」と合わせて用いるのが良いでしょう。
単に用語を暗記するだけでは理解することができない、同時代の出来事の相互連関や因果関係を把握することができるので、これを読めば世界史をより立体的に把握することができるようになるはずです。
なお、こちらも解説の難易度が比較的高いため、やはり基礎をある程度勉強した上で用いることをおすすめします。
大学入試 マンガで世界史が面白いほどわかる本
これから世界史の勉強を始めるという方や歴史が苦手な方などにおすすめの参考書です。
世界史の有名な人物に関するドラマチックなマンガを楽しみながら、タテ・ヨコの大まかな流れを把握することができます。
ただし、これ1冊で押さえておくべき事柄を全てカバーできるというわけではないため、入門書として使うのが良いでしょう。
本書で世界史を学ぶことに慣れておけば、次に基礎固めの参考書を読む際にも抵抗感なく学習を進めることができるはずです。
世界史B一問一答【完全版】3nd edition
大学入試に頻出の内容を網羅的に学習できる一問一答型の問題集です。全国の入試問題の過去問と予想問題が3500問以上収録されているため、ボリュームは申し分ありません。
ただし、問題数が多いあまり、入試ではほとんど出題されないような問題まで収録されていることが玉に瑕です。
しかし、3段階の重要度が明記されているので、重要度が高い問題から順番に学習していけば、無駄な回り道をしてしまうことはないでしょう。
段階式 世界史論述のトレーニング
世界史の論述問題の対策ができる問題集です。100字未満の短文から段階的に長い文が書けるように練習していくため、初心者でも無理なく記述力を高めることができます。
様々な長さの論述を特訓することができるので、国公立志望の学生はもちろん、私立志望の受験生にもおすすめです。
また論述を組み立てるための着眼点やヒント、自己採点をする上でのポイントなども明記されているため、独学で論述の対策をする上でも非常に役立つでしょう。
青木裕司 世界史B講義の実況中継
世界史の流れを把握するのにおすすめの参考書です。高校1年生から使い始められるレベルでありながら、難関大学向けの内容も含まれているので、初級者や中級者なら充実した学習ができるでしょう。
また付録の「世界史年表」を元に著者が行った講義の音声が収録されているCDもついてくるので、読むだけでなく耳からも学習することが可能です。
ちょっとしたスキマ時間に聞けば、本書で学んだ内容の良い復習になるとともに、良い息抜きにもなるでしょう。
荒巻の新世界史の見取り図
世界史の流れの「核」となる部分を捉えるのに有用な参考書です。
タテ・ヨコの流れが講義形式でわかりやすく解説されており、各章の最後には要点もまとめられているため、世界史を理解するための本質を的確に捉えることができるでしょう。
なお、このシリーズには上・中・下巻があり、それぞれ「古代〜13世紀」「13〜19世紀」「19世紀〜現代」に対応しているため、必要な時代のものだけを購入するというのも有意義です。
世界史 標準問題精講 五訂版
良質な問題演習をしたいという方におすすめの問題集です。難関大入試の合否を左右する96問の良問が厳選・収録されています。
難易度は比較的高いため、基礎知識の習熟度を確認しつつ、発展的な学習をするのに用いるのが良いでしょう。
なお、解説が非常に充実しているため、復習の際にしっかり読み込めば、類題にもバッチリ対応できるだけの実力を培うことができるはずです。
さらに最新の改訂版では、論述問題や思考力問題が強化されており、より本格的な受験対策ができるでしょう。
大学入学共通テスト 世界史Bの点数が面白いほどとれる本
世界史を「物語」として楽しみながら流れを把握することができる参考書です。教科書があまり面白くないと感じる方などにおすすめできます。
なお、本書は共通テストレベルとされていますが、比較的深い内容に関しても取り扱われているので、国公立二次や私大の対策にもなるでしょう。
講義形式のわかりやすい解説が魅力で、豆知識的な内容も多いため、本書がきっかけで世界史が好きになる可能性もあります。
ちなみに本書は552ページあるので、分量は比較的多めです。
タテヨコ 世界史 総整理 文化史 改訂版
タテ・ヨコの流れを把握するのに苦戦している方におすすめの参考書です。図解や写真が豊富に用いられているので非常に見やすく、知識をすっきりと整理することができるでしょう。
また文化史の解説がかなり充実しているため、文化史を中心にヨコの流れに関する理解を深めたいという方にもぴったりです。
さらに入試問題の過去問も収録されているため、実戦演習を通して、知識の習熟を確かめることもできます。
例外:世界史用語集
世界史を学ぶ全ての学生におすすめしたい参考書です。
「世界史B」の教科書7冊に載っている重要な用語が約5600語収録されているので、大学受験レベルの内容であれば、本書に載っていない事柄はないと言えるでしょう。
世界史を学んでいると、わからない用語や人名を発見することはしばしばあります。
それらをそのままにするのではなく、本書で調べることによって知識を増やし深めることを習慣にすれば、受験では確実にプラスに働くでしょう。
おすすめ世界史の参考書比較表
これまで紹介した参考書を、以下の比較表でおさらいしてみましょう。
参考書名 | 価格 | 特徴 |
---|---|---|
これならわかる!ナビゲーター世界史B 1 | 1,100円 | 流れを把握するのには最適な基礎レベル参考書・解説が非常に丁寧 |
時代と流れで覚える! 世界史B用語 | 935円 | 受験生からの人気も高い流れと用語を覚えるための参考書 |
実力をつける世界史100題[改訂第3版] | 1,430円 | ある程度の知識を習得した方におすすめの問題集 |
最新世界史図説タペストリー 二十一訂版 | 957円 | 各時代の地図が掲載された流れを把握するのに有用な1冊 |
山川一問一答世界史 第3版 | 1,750円 | 一問一答形式の基礎レベルの問題集 |
スピードマスター世界史問題集―世界史B | 737円 | 直前期の対策におすすめの基礎レベルの問題集 |
世界史 古代~近代へ パワーアップ版 (別冊つき) | 1,210円 | マンガで世界史の流れを手軽に把握できる1冊 |
タテから見る世界史 パワーアップ版 | 1,320円 | タテの流れを把握するのに有用である比較的ハイレベルな参考書 |
ヨコから見る世界史 パワーアップ版 | 1,320円 | タテと合わせて用いるのがおすすめな参考書 |
大学入試 マンガで世界史が面白いほどわかる本 | 1,760円 | マンガで世界史の流れを大まかに把握することができる1冊 |
世界史B一問一答【完全版】3nd edition | 1,210円 | 3500問以上の過去問と予想問題で入試の出題内容を網羅的にカバーできる問題集 |
段階式 世界史論述のトレーニング | 1,320円 | 段階的に論述式の対策をすることができる問題集 |
青木裕司 世界史B講義の実況中継 | 1,430円 | 流れを把握するのにおすすめの参考書・講義音声のCD付き |
荒巻の新世界史の見取り図 | 1,320円 | 世界史の流れの「核」となる部分をわかりやすく解説 |
世界史 標準問題精講 五訂版 | 1,595円 | 厳選された良問で難関大入試の対策ができる |
大学入学共通テスト 世界史Bの点数が面白いほどとれる本 | 1,760円 | 世界史の「物語」を楽しみながら流れを把握できる |
タテヨコ 世界史 総整理 文化史 改訂版 | 1,210円 | 文化史の内容が非常に充実している |
世界史用語集 | 1,810円 | 全受験者が辞書としても持っておくべき1冊 |
世界史おすすめ勉強法
ここからはおすすめの世界史の勉強法について解説します。
流れを掴む
世界史の学習では流れを掴むということが非常に重要です。以下の内容を参考に、タテとヨコの流れをしっかり把握できるような勉強をしてください。
タテからみる場合
世界史をタテから見るというのは、例えばある国に着目して、その国の歴史を時系列順に見ていくというようなことを指します。
その際には「その国でどうしてこのような事件が起きたのか、その結果どのようなことになったのか」など、歴史的イベントの因果関係を考えることが重要です。
ちなみにタテの流れを理解しておけば、皇帝などの名前も覚えやすくなるでしょう。
ヨコからみる場合
一方で世界史をヨコから見るとは、ある時代に着目してその時代に起こった出来事や国同士の関係などを見ていくことです。
ヨコの流れを見る際は、A国で起きた事件の原因が実は一見無関係に思われるB国にあるなど、世界規模での相互関係・因果関係を理解していくことが重要になります。
なお、難関大学ではヨコの流れを意識した出題が目立つので、受験勉強の際にはきちんと押さえておかなくてはなりません。
効率よく暗記をする
世界史は範囲が広く、覚えるべき事項も膨大であるため、暗記学習には効率性を求める必要があります。
すきま時間の活用
暗記学習には、電車での通学時間や授業間のちょっとした休み時間などのスキマ時間などを有効活用すると良いでしょう。
また1日で全てを覚えようとするのではなく、「今日はこの時代」などをテーマを持って一定量ずつ覚えていけば効率よく暗記できます。
地図は目で見て覚える
世界史は日本史とは違い、世界が対象なので、世界地図を覚えなければなりません。そのためにはひたすら地図を見るのが良いでしょう。
例えば、トイレや勉強机の近くなど、目のつきやすいところに世界地図を貼っておけば、否応なしに1日複数回見ることになるので、効率的に覚えられるはずです。
間違いやすい用語は口に出すか書く
世界史では覚えにくいカタカナの名詞や、見たこともないような漢字を暗記しなけれならないことがよくあります。
そのような場合は、とにかく口に出して何度も読むのが良いでしょう。また書いて覚えるというのもおすすめです。
特に中国史の難解な漢字などは、見ているだけでは覚えられないので、書いて覚えましょう。
誦じたり、書いたりしていると、勝手に耳や手がなんとなく覚えていくものなので、教科書とにらめっこするよりも効果的に知識を習得することができます。
知識をつけてから先に進める
世界史を勉強していると、先の時代のことが気になってどんどん先に進みたくなることがよくあります。
興味・関心を高めるのは良いことですが、今勉強している時代をおざなりにして先の時代に進むことは有意義な勉強とは言えません。
知識が十分に定着しないまま先へ進んでも、曖昧な知識が頭に残るだけで、そうした知識は試験で自分の首を絞めることにもなり得ます。
よって、まずは目の前の時代を焦らずしっかり学ぶことを心がけましょう。
世界史のおすすめ勉強法や、高得点を取るためのポイントが知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
世界史の勉強計画立て方
以下では、高1・高2・高3の各時期にふさわしい世界史の勉強計画の立て方について解説します。
高1は網羅的に学習するのがおすすめ
世界史は学習範囲が非常に広いので、高1のうちから本格的に勉強しておくのが良いでしょう。
ただし、いきなり高度なことを学ぶのは無謀なので、まずは漫画などで世界史への興味を高めつつ、基礎的な知識を身につけるのがおすすめです。
それからタテ・ヨコの流れをしっかり把握することができるような参考書での学習に移行するというのが効率的でしょう。
高2は基礎知識をブラッシュアップ
高1からきちんと勉強していれば、高2になる頃にはある程度学習は進み、すでに一定の知識は習得できているはずです。
よってすでに学習した時代に関しては、一問一答形式の問題集などを活用して復習をするのが良いでしょう。
またそれと並行して、新しい時代の流れを参考書で把握するという学習も継続するべきです。
なお、学習進度の目安としては、高2までに1600年代までを学び終えることが理想的だと言えます。
高3・受験期は問題演習でアウトプット
高3になると世界史を選択した文系は、受験に向けてより本格的な学習をするようになります。
ただし、受験においては英語などの比重が大きいため、世界史の学習はスキマ時間を利用して行うのが良いでしょう。
よって高3ではそれまで以上に時間を有効に使えるよう工夫し、効率的に暗記学習を進めていくことが重要です。なお、学習進度としては12月までに世界史の全範囲を学び終えるのが理想だと言えます。
また勉強法としては、参考書で流れを掴む学習をしつつ、問題演習をこなして試験での実力を高めていくという仕方が効率的です。
加えて、過去問を解くことで志望大学の出題傾向などを研究するという作業を、通常の学習と並行して行いましょう。
世界史を楽しく、面白く勉強したい人はマンガがおすすめです。大学受験に役立つ漫画を紹介した記事は、以下を参照してください。
おすすめの世界史の参考書まとめ
おすすめの世界史の参考書まとめ
- 流れを把握するには地図が載っているものが便利
- 問題集は解説が充実しているものを選ぶべき
- 世界史の学習はスキマ時間を利用して行うのが良い
おすすめの世界史の参考書を紹介しました。
参考書は自分のレベルに合ったものを選ぶことが大切です。初心者なら世界史への興味・関心を高められる漫画などを選ぶのも良いでしょう。
また世界史ではタテ・ヨコの流れをきちんと把握することが重要です。流れを掴みたい場合は地図がしっかり載っている参考書を選びましょう。
さらに問題演習では復習を重視するべきなので、解説が充実したものを選ぶのがおすすめです。
なお、世界史の暗記学習は基本的にスキマ時間を有効活用して行うべきなので、持ち運びのしやすいものは有用だと言えるでしょう。
以上を参考に、ご自身にぴったりの参考書を選んでください。