ベッドでの勉強は効率が良い?寝ながらでも集中できる勉強法・デメリットについても解説
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「ベッドの上で勉強するのはアリなの?」
「寝ながら勉強するのは効率的なの?」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
ベッドの上で寝ながら勉強する方法がありますが、メリットとデメリットがあります。
また、ベッド上で向く勉強や向かない勉強もあるため、しっかりと集中できる学びを意識すると良いでしょう。
こちらの記事では、ベッドで効率よく勉強する方法や寝ながら勉強するデメリットについて、詳しく解説していきます!
ベッドでの勉強についてざっくり説明すると
- 机に向かうよりもストレスや緊張感をほぐして勉強できる
- 問題演習よりも暗記がおすすめ
- デメリットもあるので注意
ベッドで勉強するメリットは?
まず、ベッドで勉強するメリットについて見ていきましょう。
ストレスなく勉強できる
ベッドで勉強するメリットとして、机に向かうよりもストレスなく勉強できることが挙げられます。
ベットの上では座って勉強したり寝そべって勉強したり、自分の好きな姿勢でリラックスして勉強できる点が魅力です。
机で勉強する際には姿勢を正す必要があり、また肩や首が緊張して負担がかかるため、肩が凝ったり首が疲れたりしてしまいます。
このような身体的な負担を軽減する意味でも、ベッドでの勉強はメリットがあります。
また、ベッドは大抵自分の部屋にあるので、そういう意味でも自習室や図書館などと比べてリラックスして勉強できる環境と言えるでしょう。
暗記科目がはかどる
ベッドでの勉強は暗記科目がおすすめで、記憶に定着しやすいこともメリットの1つです。
睡眠と記憶の定着には関係があり、人は寝ている間にその日あったことを整理する構造になっています。
「睡眠学習」はこの脳の性質を活かした勉強法なので、実は理にかなっている勉強法なのです。
そのため、ベッドでの勉強は一段落したらそのまますぐに寝ることができるという点でも、暗記科目の勉強にピッタリなのです。
実際のところ、ベッド上では問題演習をこなすことはできないので、できる勉強が暗記以外無いとも言えるでしょう。
勉強してすぐ寝れること
ベッドでの勉強は、そのまますぐ寝ることができる点もメリットの1つです。
夜に勉強していて、自然と眠くなった経験がある方も多いのではないでしょうか。
人間の体は自然と夜になると眠くなるようにできているので、これは仕方のない生理現象なのです。
机で勉強している状態ではなくベッドで横になりながら勉強していると、より高い睡眠導入効果があります。
これによりよく眠ることができ、また次の日の朝からリフレッシュした状態で勉強することが可能となるのです。
また、ベッドで勉強してすぐ寝ることで早寝早起きの習慣を身に着けることもでき、その上漫画やスマホをいじる時間を減らすことも可能です。
勉強へのハードルが低くなる
もちろん、集中して勉強するときは図書館などにこもり机に向かって勉強するのがベストです。
しかし、毎日高い集中力を保って勉強することは難しいので、息抜きの意味も込めてベッドで勉強すると良いでしょう。
このように、ベッドで勉強する際には軽い気持ちで勉強することができるというメリットもあります。
誰しも、たくさん勉強して疲れた時に、机に戻って勉強するのが億劫といった経験があるはずです。
そこで、勉強する場所をベッドに変えると適度に緊張感がほぐれて、勉強へのハードルが低くなります。
また、前述したようにベッドだと暗記がはかどりやすいので、単語帳や参考書を読む時間に充てやすいのです。
最もダメなパターンは「机に戻って勉強しないと!」と考えながら、結局何もできずに寝てしまうことです。
ベッドだとある程度参考書を読んだらそのまま眠ることもできるので、ぜひ実践してみてください。
ベットで勉強するデメリット
次に、ベッドで勉強するデメリットについて解説していきます。
すぐ眠くなってしまう
当然のことながら、ベッドは眠るための場所です。
ベッドで勉強していて気付いたらそのまま寝てしまっていたことは、誰しも経験があるのではないでしょうか。
ベッドでの勉強で一番の敵は睡魔であり、上手に睡魔と付き合いながら勉強しなければなりません。
どんな人でも夜になると眠くなってくるので、横になった状態で長時間勉強し続けるのは難しいです。
横になったら眠くなるのは当たり前なので、ある程度勉強が進んで一段落して「ちょっと暗記でもして寝るかな」という気分のときに行うと良いでしょう。
暗記以外の勉強が難しい
ベッドでの勉強のデメリット2つ目は、暗記以外の勉強が難しい点です。
ベッドで勉強するとなると横になった状態になるので、脳がリラックスして暗記モードになります。
脳がリラックスしていると、問題演習などの頭をフル回転させなければならない勉強をしても集中できません。
また、問題演習は書く作業が基本的に必要になるため、ベッド上での勉強はほぼ暗記に限られてしまう点に注意が必要と言えるでしょう。
書く勉強ができない
ベッド上では字を書くことが難しいため、書く作業を必要とする勉強には向きません。
ベッドは不安定な場所であり、また寝転がっている状態で字を書くことは難しい上に集中力も持続しません。
例えば、数学の問題演習を行う際には計算過程が求められることが多く、また国語の論述や英作文も代表的な例と言えるでしょう。
そのため、ベッド上では英単語や漢字の暗記、社会科目の暗記などを行うのがおすすめです。
メリハリのある勉強習慣ができない
ベッドでの勉強デメリットには、勉強習慣にメリハリが出ない点が挙げられます。
勉強は机に向かって行うことが多く、本来であればベッドは休息するべき場所で心が休まるという認識でしょう。
そのため、毎日のようにベットで勉強を続けていると勉強する場所と休む場所の区別がつかなくなってしまい、休みと勉強のメリハリが失われてしまうというデメリットがあります。
自分を律しながらメリハリを付けることができる人なら問題ありませんが、そのような意志の強い人は少ないです。
もしベットで勉強しようとしても集中できずにだらけてしまうと本末転倒なので、当初のように勉強するべき場所と休む場所を明確に分けた方が良いでしょう。
緊張感をもって勉強できない
ベッドで勉強していると、メリハリが付かないことに加えて緊張感を持って勉強できない習慣が身に着く可能性もあります。
ベットで勉強する場合はリラックスしながら行える点がメリットですが、逆にリラックスしすぎて緊張感が無さすぎるのも問題です。
ある程度緊張感を持って勉強した方が勉強のパフォーマンスは上がるので、寝る直前であっても多少の緊張感を持って勉強するようにしましょう。
寝転がると脳は休息モードに入ってしまう
寝転がった体勢は勉強する姿勢ではないため、寝転がった姿勢だと脳が休息をとるものと認識してしまいます。
勉強中どうしても眠くなってしまうため、勉強の効率が悪くなってしまうでしょう。
体の生活リズムが乱れる
また、生活リズムが崩れて体調がおかしくなるという危険もあります。
人間は毎日行うことを習慣化する特徴があり、具体的には起きてすぐ顔を洗うと、顔を洗ったときに目が覚めやすくなることが代表的です。
同じように、寝るはずの場所で毎日のように勉強を続けていると、体がベッドを勉強する場所と認識してしまい眠れなくなってしまう可能性があります。
睡眠不足が続いてしまうと学校の授業も集中して聞くことができず、また家での勉強も捗らないという悪循環に陥ってしまいます。
そのため、生活リズムが崩れたり体調が優れない場合は、ベッドでの勉強はおすすめしません。
現役東大生が解説する自宅勉強で集中するコツが知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ベットでするべき勉強方法
こちらのトピックでは、ベッドでおすすめの勉強法について解説していきます。
暗記を中心に勉強
前述したように、ベッドでやるべき勉強は暗記科目が最もおすすめです。
脳がリラックスして物事を覚えやすい状態になるため、ベットで行う勉強は暗記科目が最も効率が良いのです。
逆に、ベッド上では字を書く必要がある勉強はおすすめできません。
そのため、ノートや参考書一冊あれば完結するような教材を使って、コツコツと暗記していく勉強を行うと良いでしょう。
寝ながらの姿勢は寝落ちのリスクが高い
デメリットのトピックで述べたとおり、ベットで勉強する際には緊張感が無さすぎて寝てしまう恐れがあります。
人間の体の構造上、横になった姿勢で長時間過ごしているとどうしても眠くなってしまうのです。
それを避けるためにも、もしベットで勉強するときは完全には横になるのではなく、ある程度体を起こした状態で勉強するのがおすすめです。
寝落ちしてしまうとせっかくの勉強時間も無駄になってしまうので、気を付けましょう。
アロマの効果で集中力アップ
人間は、良い香りや自分の好きな香りを嗅ぐことでリラックスすることができます。
そのため、ベッドで勉強しながらアロマの香りを放つことでリラックス効果を得ることができ、机に向かって勉強するときよりも暗記学習を効率よく進めることが期待できます。
なお、おすすめのアロマはユーカリ・レモン・カモミール・ローマンなどが挙げられます。
アロマオイルは比較的簡単に入手することができるため、ぜひ自分が最もリラックスできるアロマを見つけてください。
ベッドでの勉強におすすめのグッズを紹介!
ベッドでの勉強に役に立つ勉強グッズを準備しておくことで、より効率よく勉強することが可能となります。
特におすすめなグッズが、ベッドにいながら書き物やパソコンを使った学習も可能となるベッドテーブルです。
ベッドテーブルがあればベッドにいながら問題演習をすることも可能になるため、暗記よりも問題演習を行いたい方にはベッドテーブルがおすすめです。
家具のお店だけでなくネットショッピングでも調達することができるので、ぜひ寸法などを確認して購入してみてください。
ベッドでの勉強は効率はいいの?
これまでベッドでの勉強について解説してきましたが、実際のところベッドでの勉強はあまりおすすめしません。
メリットよりもデメリットの方が多く、また机で勉強した方が基本的に勉強効率は良いです。
こちらのトピックでは、ベッド学習の現実について解説していきます。
ベッドでも勉強できる人はいる
ベッドでの勉強は基本的におすすめできませんが、ベッドにいながら集中して勉強できる方はベッド学習を取り入れると良いでしょう。
実際に机での勉強が集中できない人がいる一方で、ベッドをうまく活用しながら勉強できる人もおり、そういった人はベッドで寝転がるのではなく状態を起こした姿勢で勉強をしています。
完全に寝転がると勉強のパフォーマンスは落ちてしまうので、このような点に注意しながらベッド学習を取り入れると良いでしょう。
1問1答もおすすめ
ベッドで学習する際には暗記学習がおすすめですが、問題を解きたい場合は1問1答に取り組むと良いでしょう。
1問1答であれば横になりながらでも取り組むことができ、疑問点の解消や実践的な勉強にもつながります。
特に、生物や物理などの理科系や歴史や地理などの社会系科目は1問1答の問題集が多く出ているため、有効活用すると良いでしょう。
寝ている間でも脳は記憶に定着させるために動いてくれるため、分からない問題や疑問点があったら解説をしっかり読み込むと良いでしょう。
何回もこの作業を繰り返すことで脳に知識が定着していくため、1問1答も非常におすすめです。
もちろん、隔日で暗記と1問1答に取り組むなど、自分の中でルールを作っても良いでしょう。
寝るところと勉強する場所は分けるべき?
どうしてもベッドでの勉強ができない人は、無理にベッドで勉強をする必要はありません。
ベッドは休むための場所であると決めておき、勉強は机に向かってやるようにルールを決めておくと良いでしょう。
そもそも勉強机とベッドが同じ部屋にありメリハリがつけにくい場合は、カフェや図書館などを活用して環境を変えると良いでしょう。
このように場所を使い分けることで、脳も勉強モードと寝るモードを切り替えるようになるため、おすすめです。
どうしてもベッドと勉強机が同じ部屋になってしまう場合は、勉強する際に視界内にベッドが入らないようにするなどの工夫をすると良いでしょう。
通信教育もおすすめ
自宅での学習方法の手段としては、通信教育の活用もおすすめです。
自宅にいながら良質な教材を活用した高品質な指導を受けることができ、定期的に取り組むことで着実に実力を引き上げることが可能です。
毎月実力アップのためにこなすべき十分な量の教材が送られてくるので、自宅でも一定のリズムを保って学習を進めることができる点も自宅学習をする方にとってありがたい点であると言えるでしょう。
以下では、主要通信教育を展開する講座の特徴について詳しくまとめましたので、こちらも合わせてご覧ください。
ベッドでの勉強まとめ
ベッドでの勉強まとめ
- 慣れてコツを掴むことができれば効果的な勉強法となる
- メリハリがつかなくなるなど、デメリットもあるので基本的にはベッド学習はおすすめしない
- 暗記や1問1答をこなすのがおすすめ
ベッド学習は基本的におすすめしないものの、暗記がはかどったり手応えを感じている方は積極的に取り入れると良いでしょう。
勉強のメリハリをつけることを意識しつつ、自分なりのベッド学習のやり方を確立してください。
リラックスしながら勉強する時間を作ることで気分転換にもつながるので、ぜひこちらの記事を参考にしてベッド学習を取り入れてみてください。