伸びる子の特徴は?のびしろがある子を育てる家庭環境づくりや親の接し方まで解説!
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「学力が伸びる子の特徴は?」
「小学生で伸びる子にするにはどのようにすればいいの?」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
親御さんであれば、誰しもが自分の子どもが伸びる子になってほしいと考えます。
しかし、自分の子どもに伸びしろがあるのかどうかは簡単には分からないものです。
こちらの記事では、伸びる子と伸びない子は何が違うのか、またどのようにすれば伸びる子になるのかを解説していきます。
伸びる子の特徴についてざっくり説明すると
- 束縛せず、伸び伸びと放任することも大切
- 好奇心が強い子は伸びやすい
- 我慢強さがある子や家庭環境が良い子も伸びやすい
伸びる子ってどんな子供?
伸びる子どもは何が違うの?
伸びる子と伸びない子のは何が違うのか、気になる方は多いでしょう。
「伸びる子ども」とは、一般的に勉強や学習、スポーツなどにおいて優れた成績を残したり、優秀な得点を残す子を指します。
子どもは何かに熱中すると非常に集中して物事に取り組むことができるため、伸びる子にするには何かについてやる気を持たせて積極的に学習するように仕向けることが重要と言えるでしょう。
子どもが何かに対して「面白いからもっと頑張りたい」と感じてくれれば、後は応援するだけで済むのです。
伸びる子供には特徴があるの?
伸びる子供の特徴は、外的要因と内的要因に分けて考えることができます。
外的要因としては、家庭や子どもに対する周りの扱い方や全般的な生活環境などが挙げられます。
内的要因としては子どもの性格が中心になり、内的要因を変えることは難しいと言えます。
つまり、親御さんは外的要因からのアプローチで伸びる子にすることが可能です。
幼児・小学生の子供は皆のびしろがある
幼児はもちろん、小学校中学年くらいまではどんな子どもにも好奇心があり、この頃は柔軟性や学習能力が発達しやすい時期です。
そのため、脳の発達にあたって非常に重要な時期に、伸びるように育てることが大切です。
親の接し方一つで子どものやる気は変わるため、親が子どもに対して行うアプローチは非常に重要なのです。
伸びる子の性格的な特徴は?
こちらのトピックで、伸びる子の特徴的な性格について見ていきましょう。
好奇心が強い
どんな些細な疑問にも興味を持ち、自分で考えることができる子どもは思考力が鍛えられ、勉強でも伸びやすい特徴があります。
特に、理科や算数では思考力が非常に重要で、結果よりも「どうしてそうなるのか」を深く考える必要があります。
自分でしっかりと物事を考えて「なるほど!」と思うまで考えることで、できる子どもに成長しやすいのです。
習慣的に勉強している
勉強する習慣を低い年齢の内に身に着けておくと、伸びる子になりやすいです。
具体的に「学習の習慣が身に着いている」というのは、宿題を毎日同じ時間にこなすことなどが挙げられます。
小学生であれば、テスト前に少しその単元のチェックする習慣が身に着いていれば十分です。
小学生の頃は「学習時間が長い方が良い」と考える親御さんが多くいますが、それは誤りです。
宿題を忘れずにこなすことができたり、宿題をしないと気になるくらいの心持ちで勉強していれば十分なのです。
一日に何時間も強いる接し方だと伸びない子になってしまう恐れがあるため、過度に干渉するべきではありません。
間違いを受け入れる
人間は誰しもが間違えてしまう生き物なので、間違いを受け入れてその反省を次に活かすことが非常に大切です。
特に小学生の頃は、自分のミスや間違いを恥ずかしいと思ってしまい受け入れるのが難しいものです。
しかし、テストの間違いなども確認して丁寧に復習をしたり、考え直すことができる子どもは省みる能力も身に着き成長しやすいのです。
とはいえ、テストの間違い直しを自分から自発的にする子どもはほとんどいないため、親御さんから最初は声をかけて始めると良いでしょう。
「間違えることは恥ずかしいことではない」ということを子どもに伝えることができれば、間違いを受け入れることができる子どもに育つでしょう。
気になったら調べる
他の子どもよりも好奇心が強く、自発的に調べることができる子どもは伸びやすいです。
実際には、宿題や授業の内容が分からないままなんとなく放置してしまう子どもが多いですが、できる子は不明点や分からないところをそのまま放置することはありません。
また、小学生が受けるテストは基本的に授業や宿題の内容やレベルとほとんど変わらないため、それらが分からなくなる前に自分で考えたり調べたりして既に疑問が無い状態でテストに臨んでいます。
つまり、分からなくなる前に調べる癖がついている子が多いため、自然と高得点を取ることができるのです。
さらに、テストで良い点を取ることはモチベーションになるので、好循環を自分で作り出すことが出来ているのです。
物事に没頭できる
どんなことに対しても夢中になって高い集中力を持って取り組むことができる性格は、成長につながりやすいです。
一生懸命何かをすることで集中力や気力を鍛えることができるため、勉強をはじめとする将来の能力に繋がります。
このように、物事に没頭できる子は後々にも様々な場面で応用が効くようになるため、自然と伸びる子になるのです。
自分一人で取り組める
勉強は基本的に一人で取り組むものであるため、自分一人で様々な物事に取り組むことができる子は伸びやすいです。
周りと一緒でなくとも自分だけで進んで取り組める力は重要であり、「自分のやるべきこと」を冷静に判断できるようになります。
「友達と一緒じゃなければやらない」という子は、最終的に自分だけで頑張ることができず伸びにくい傾向にあるため、自分だけで勉強に取り組めるように親御さんが導いてあげる必要があります。
我慢強さも併せ持つ
何かに向けて努力する上では、当然のことながら良いことばかりではありません。
嫌なことや我慢しなければいけないことも多く出てくるため、我慢強さのある子はよく伸びる子であると言えるでしょう。
困難にぶつかったときに簡単に諦めてしまう根気の弱い子は、物事に執着を持っていないという点で弱くなってしまいます。
何事も執着して粘り強く取り組むことができれば、能力の伸びにつながるのです。
伸びる子には親の特徴もある!
積極的に褒める
親に褒められて嫌な気分になる子どもはいないため、良いことをしたら積極的に褒めると良いでしょう。
能力や結果を認めて貰えば嬉しいものなので、良い点を積極的に見つけてどんどん褒めていきましょう。
幼少期や小学生時代において承認欲求が満たされることは、子どもの本質的な自信にもつながっていくため、この頃の接し方は非常に重要です。
「自分が子どもだったらどうされたら喜ぶか」を念頭に置くようにしましょう。
幅広い体験をさせる
子どもに勉強させるだけでなく、家族で自然と触れ合ったり歴史に触れる体験をすることで、思わぬ繋がりから学習に役立つことがあります。
例えば、自然に触れる目的を持って星を見たり博物館に行ったりすることで宇宙のことに興味を持つことが考えられます。
興味を持つことで理科の地学や天体の勉強を自発的に頑張ったり、周りから褒められることで自信を付けることができます。
その結果、理科全体の勉強を頑張るようになり理系科目が得意になることもあり得るのです。
子どもが興味をあまり持っていない分野であっても、大人が積極的に誘って様々な経験をさせることで学習に役立つこともあるため、ぜひ様々な経験をさせてあげてください。
子供の好きにさせる
伸びる子どもの親御さんは、ある程度子どもに自分のやりたいことをやらせており、自由を与えている傾向にあります。
一方で、無理矢理塾に通わせたり習い事をさせたりするなど、子どもが関心を持っていないことでも強制的にやらせる親御さんはかなり多くいます。
しかし、その方針だと子どもが自分から様々なことをやるような年齢になったとき、長続きしなくなってしまう恐れがあるので、強制的にやらせるのは良くありません。
例えば「テストの点数で悪い点を取ったら怒鳴られてしまった」などの経験があると、萎縮してしまい勉強が嫌いになってしまうことも有り得るのです。
そのため、ある程度は子どもを信頼して自由に裁量を与えることも考えておくべきです。
筆記用具にこだわる必要はある?
鉛筆の方がシャープペンシルより頭が良くなる、などの意見がありますが実際のところ筆記用具にこだわる必要はありません。
また、同じようにノートをきれいにとる習慣も必要なく、授業で話した内容をしっかりと理解できているかの方が重要です。
授業の話を聞かずにきれいなノートを作ることに取り憑かれてしまっている子は、授業内容の理解度が低いことが多いので要注意です。
勉強の本質を見失わず、しっかりと学ぶ意識を持つことが非常に大切なのです。
家庭環境が整っている?
家庭内が穏やかで過ごしやすい雰囲気
家庭環境も子どもの成長に大いに関係があるため、過ごしやすい雰囲気づくりは大切です。
「過ごしやすい雰囲気」とは、家が立派であるとか高収入で贅沢な暮らしができるというニュアンスではなく、家に帰ると気分が落ち着き、信頼できる人がいて話を聞いてくれる存在があるということが大事なのです。
親とのコミュニケーションは大人との会話でもあるので、難しいフレーズが出てくるなど子どもの国語力アップにもつながります。
また、そもそも話を聞いてくれる親がいることで、子どもは「自分のことを認めてくれている」と感じるため、子どもの話は遮らずに最後までしっかりと聞いてあげる姿勢が大切です。
最近は共働き世帯が増えていますが、共働きであまり子供と一緒にいる時間がない場合であっても、週末などはしっかり子どもと向き合ってコミュニケーションを取る時間を確保するようにしましょう。
本などの活字に近い環境
子どもは「親の背中を見て育つ」というように、親の影響を非常に受けやすいです。
そのため、親が家でずっとゲームをしていたりスマホをしている環境では、子どもは自発的に勉強したり本を読んだりしようとは思いません。
本を実際に読んでいるかどうかに関わらず、家に本がある環境であるだけで子供の試験の点数が上がると言うデータがあるため、家の中に活字が多くある環境作りをすると良いでしょう。
もちろん、親が新聞や本を読む姿を子どもに見せることも非常に大切です。
覚えて欲しいことは目につく場所に
小学生の勉強でも暗記事項は多少あるので、暗記事項が増えてきたらそれを目に付きやすい場所に置いて勉強をサポートすることも大切です。
具体的には、勉強机の目の前に九九の表を貼っておいたり、日本地図を貼ったり県庁所在地の一覧などを貼ることが挙げられます。
子どもが覚えにくそうにしているものを中心に行うとよく、このように小さな工夫を重ねることで自然と暗記できるようになります。
「のびのび」と受験は両立できるの?
受験勉強は何年生から?
受験勉強は小学4年生から始める子どもが多いため、基本的には4年生から始めることをおすすめします。
しかし、この頃の子どもは受験勉強に慣れていないため、最初の段階から頑張りすぎてしまうと疲れて挫折してしまう恐れがあります。
そのため、勉強漬けにするのではなく適度にゆとり時間を設けておき、趣味や遊びの時間も確保するようにしましょう。
勉強漬にしてしまうとせっかくのびしろがある子でも伸び悩んでしまうことがあるため、要注意です。
子供の挑戦を妨げない
親御さんの受験勉強を頑張らせたい気持ちも分かりますが、小学校4~5年生くらいまでは子どもの好きにさせてあげるのも良いでしょう。
好きなことを最後まで頑張ることができれば、その経験が自信になり身に着けた自信や力は結果的に受験の成功にもつながりやすいのです。
親が干渉して子どもの挑戦を妨げると、すぐ挫折してしまい受験においても結果を出せないことが多いため、
「干渉せずに見守る」ことも非常に大切なのです。
無理せず子供が学習できる方法は?
勉強ができるようになってほしいと考えたとき、子どもを塾に通わせようか迷うこともあるでしょう。
こちらのトピックでは、子どもが無理せずに勉強できる方法を解説していきます。
塾は主体性を奪う?
東大に通っている頭の良い人でも、実は小学生の頃は塾に行っていなかったという人が多いです。
自宅で勉強する通信教育をしていた人はそれなりにいるものの、小学生の内は塾に通わずとも学校の教材だけで十分に勉強することができます。
そのため、塾に通わせるか悩んでいる場合は、子どもの方から「通いたい」言ってきたら通わせてあげる程度で良いでしょう。
自発的ではなく強制的に塾に通わせてしまうと勉強のやる気も沸かずにダラダラとした勉強になってしまいます。
その結果、月謝なども無駄になってしまうため、無理に塾に通わせる必要はありません。
通信教育はこどもだけでできる仕様
「自分は勉強ができる」という自信を保つためには、予習ができる通信教育を使うのもおすすめです。
通信教育だと塾ほどのサポートは受けられないものの、学校の予習をしたい人や分かりやすい説明がついた参考書が欲しい人、また動画で説明が聞きたいと思っている人には非常に効率的な勉強が可能です。
何より、通信教育のカリキュラムは子どもが親のサポートが無くても一日15分程度の勉強で学力を鍛えることができる点が魅力です。
塾より費用が安く済み、柔軟性が高く勉強のペースが自分で決められるため、自分のレベルも合わせた勉強もしやすい強みがあります。
ただし、勉強する習慣は自分で身に着ける必要がある点には注意が必要です。
小学生のおすすめの通信教育については以下の記事で紹介しています。
伸びる子の特徴まとめ
伸びる子の特徴まとめ
- ミスや間違いをしても怒らずに受け入れることを心掛けよう
- 積極的に褒めるなど、親からのアプローチも大切
- 好奇心があり自発的に取り組める子はのびしろがある
伸びる子は何が違うのかなど、伸びる子の特徴について解説してきました。
伸びる子には様々な特徴があり、好奇心があって何事も自発的に調べる習慣があれば自然と学力は伸びていきます。
親御さんは過度な干渉を控え、温かく見守ることも重要です。
こちらの記事を参考に、ぜひ大切な子どもを「伸びる子」にしてあげてください。