東進のおすすめ化学講師6選!全ての講師の特徴から人気講座まで解説!

更新

「化学の成績を伸ばしたいけれど、どんな講師が自分には合っているのだろう」

「受験でどうしても化学が必要だから、確実に力を伸ばしてくれる予備校を選びたい」

夏休みを目前に控え、夏期講習などを利用して化学の実力を伸ばしたいと考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

化学はインプットとアウトプットのバランスが大切な科目ですが、化学式の計算などに苦手意識を持つ人も多いかもしれませんね。

この記事ではそのような悩みの解決法として、東進の化学講師の特徴や人気講座について、詳しく解説しています。

夏休みに一気に化学の実力を伸ばしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね!

「東進のおすすめの化学講師」についてざっくり説明すると

  • 鎌田真彰のハイレベル化学は基礎からの振り返りにも対応
  • 東進の化学講座はインプットとアウトプットは別
  • 化学の本質に迫るか暗記中心の学習かで学習レベルが変わる

このページにはプロモーションが含まれています

化学講師のおすすめの選び方

東進では化学のコースが豊富ですから、どの講座や講師を選んだら良いのか、あらかじめ指標を立てておくと講座や講師とのミスマッチが減ります。

まずは講師の選び方について重視するべき点をご紹介しますので、それを参考にしながら見てくださいね。

講師の方針について

化学に関しては、まず基本についての暗記事項が多いと心得ましょう。

各種元素周期表の暗記はもちろんですが、物質の色やイオンの色、有機化合物の構造式など覚えなければならない事項は非常に多いです。

それらを踏まえた上で、講師の方針が応用パターンにも暗記で乗り切るのか、論理的な理解を深めて対策するのかで選ぶべき講師の選択も変わります。

もっとも、化学が得意で学習ペースに余裕があれば、自分の好みで講師を選んでも良いでしょう。

志望校の難易度によって選ぼう

先の段落では化学講師の方針について触れましたが、化学は応用的な問題では難易度が高くなるにつれて、化学についての本質的な理解がより一層必要となります。

そのため、気体におけるmol(モル)を用いた計算や、無機物の酸化還元反応など、根本的な部分で理解できておらず成績が伸び悩む人も珍しくありません。

ですが、逆にこのような部分を理解すると、化学の醍醐味を早い段階で知ることができるようになります。

そのため本質的な理解を求める難解な授業をする講師は、生徒への期待から応用部分に力を入れる人も多く、難関大学を目指す生徒からも好まれる傾向があるのです。

したがって、理系志望者や医学部志望者など化学の根本的な知識が必要な人は、本質的理解を求めるタイプの講師が良いでしょう。

一方、化学を受験で利用するのが共通テストのみの文系志望者などは、学習ペースにゆとりがないかもしれません。

志望校の難易度がそこまで高くない、もしくは二次試験では化学を使わないという場合には、短期間での対策が前提の暗記重視型のタイプの講師を選んでも良いでしょう。

東進のおすすめ化学講師

それでは、実際に現在東進の講師として活躍されているおすすめの化学講師をご紹介します。

鎌田真彰

出典:東進公式サイト

東進の科学講師としては、もっとも有名な講師かもしれませんね。

「ハイレベル化学」の講義を担当している先生で、理論化学を始め無機化学、有機化学まで全ての化学分野を網羅していらっしゃいます。

特徴

鎌田真彰氏は、化学の基本原理から応用的な理論まで幅広い分野に渡って分かりやすい説明をすることで、多くの受験生から支持されている講師です。

時には高校の範囲から逸脱した内容まで触れることもありますが、化学的な思考力を高める上では有効だと感じる人も多く、結果的に疑問が解消されると評判です。

トータルパッケージの視点から見ると授業全体に無駄がなく、化学で陥りがちな「ただの暗記」を避けて化学の本質を捉えるために、論理的な授業が展開されています。

おすすめポイント

化学が苦手な理由として、「暗記事項が多すぎて覚えられない」「飽きてしまう」というのもよく耳にするのではないでしょうか。

それぞれの分野を単独で覚えようとする生徒が、よく陥りがちなトラップですが、鎌田講師の授業ではこのトラップを避けられます。

化学の理論の基礎を論理的に理解するので、分野が異なっても論理の応用が効き、それぞれの分野を関連付けながら覚えられますから、応用範囲も広がります。

「化学の暗記が苦手」という人には、特におすすめです。

残念な点

授業内容自体は基本的な部分から押さえていきますが、最終的な仕上げは難関大志望者向けの講座を担当しているので、そこまで志望校の難易度が高くない人にとっては、キャパオーバーになってしまいます。

それでも化学が得意科目になるメリットもあるので、他の科目との勉強バランスも考慮して受講すると良いでしょう。

経歴

鎌田講師は東京工業大学卒業後、東京大学大学院に進学し、その後駿台での予備校講師として活躍されてきました。2006年に東進に移籍後は、東大特進コースなど難関大志望の生徒向けの講義を担当している実績豊富な講師です。

2016年に一時的に学研グループに移籍されましたが、2019年に再び東進に復帰されています。

評判

鎌田講師の特筆すべき点は、難関大志望者からの評判が良いことです。後述する橋爪講師は、鎌田真彰氏の元生徒として知られているなど、化学講師業界ではレジェンドとも言える存在でしょう。

難関大学を目指す生徒には、間違いなくおすすめできる講師です。

\カリスマ講師が多数在籍!/

大西哲男

出典:東進公式サイト

鎌田講師と同じように、東進の実力派講師として名を馳せているのが大西 哲男講師です。

特徴

性格は非常に真面目であると評されることが多く、授業内容もオーソドックスなものです。一方内容自体はとてもハイレベルであり、担当している講義の中でも特に人気を集めている「スタンダード化学」は、例題も早慶や旧帝大の過去問を使用しています。

講座の名称よりも実際にはランクが上の授業が行われており、鎌田講師が担当する「ハイレベル化学」と並ぶ大人気の講座です。

おすすめポイント

物理と比較すると暗記事項の多い化学ですが、「なぜそうなるのか」を重視し、内容の理解を最優先する授業を行っています。

授業内でも暗記しなければならない箇所と、根本的な理解ができていれば暗記しなくても解法が導ける箇所を明確に分けて学習が進められます。暗記に頼りがちだった人には新鮮味があるのではないでしょうか。

残念な点

化学の基本的な問題の解き方を身につけることで、ハイレベルな問題も解けるようになるのは良いのですが、鎌田真彰講師と同じような方針で、それに勝るポイントがあまり見当たらないのが欠点と言えます。

ですが、担当している人気講座の「スタンダード化学」は、カバーしている内容の範囲が広く、化学の基礎を押さえたいという生徒にはおすすめの講座です。

経歴

京都大学農学部卒業後は、大阪桐蔭高校や西大和学園の非常勤講師、関西の大手塾として知られる浜学園の理科講師、河合塾の講師などさまざまな経歴を経て、現在では東進の化学講師として活躍されています。

現在の看板講師である鎌田真彰氏が一時東進を離れた際には東大特進の化学を任されていたことからも、確かな指導力を持っていることが伺えるでしょう。

評判

授業でもとにかくその真面目さが際立つことが多く、生徒からの印象も悪くはありません。

ですが、難関大志望者からは鎌田真彰氏との方針の違いがわかりにくく、同じレベル帯を目指す講義では鎌田氏のほうが上という評価を下されることもあります。

岸良祐

出典:東進公式サイト

岸 良祐講師です。2位の大西講師と同じように「スタンダード化学」を担当しているほか、高等学校対応化学、高等学校対応化学基礎な初学者向けの授業も受け持っています。

MARCHや中堅クラスの大学を狙う人や、共通テストである程度の点数を稼ぎたい人などにおすすめの講師です。

特徴

授業では「化学の本質」を理解することに、非常に力を注いでいます。

初学者がつまずきやすいポイントを把握しており、化学の計算のコツなども教えてもらえるので、化学式の計算が苦手な人でも授業についていきやすいと言えるでしょう。

おすすめポイント

インプットだけでなく、プリントでの問題演習なども交えて知識のアウトプットにも力を入れています。化学が苦手な人はつい暗記に偏りがちですが、計算力も意識した指導をしているので、確実な実力向上を期待できます。

残念な点

語呂合わせなど、オリジナルや必殺技のような学習方法は、特に紹介されません。東進の名物講師の中にはこれらをセールスポイントにしている人も在籍しており、講師独自の個性的な授業を期待する人にはやや拍子抜けかもしれません。

良くも悪くもあまりクセがない講師なので、若干物足りなさを感じる人もいます。

経歴

出身校については非公表です。2016年より東進に在籍し、他に四谷学院や代ゼミでも化学の教鞭を取っています。

他校ではハイレベル化学問題演習や標準化学などを担当し、丁寧な授業をしている様子が伺え、生徒からの評価は総じて高めです。

評判

化学の得意な人と苦手な人で、評価が分かれます。苦手な人からは「分かりやすい」と評判なのですが、基礎を重視するあまり、応用やハイレベルな授業を求める難関大志望者からは「易しすぎる」という声もあります。

化学が苦手な人や、短期間で最低限の知識を身につけたい人向けの講師でしょう。

樹葉瑛士

出典:東進公式サイト

別名「清本真一」の名義で他校でも授業を受け持っていた時期もある、実力派の講師です。

中堅~難関大を目指す人の授業を担当するケースが多く、東進では「難関化学」など難関大志望者向けの授業を担当しています。

特徴

講義自体は、化学の本質を徹底的に掘り下げる授業を行っています。身近な素材を用いながら日常に潜む化学の知識を整理してくれるなど、親しみやすさも評価ポイントと言えるでしょう。

授業では雑談なども適度に挟んでいますが、人によってはやや好き嫌いが別れます。

おすすめポイント

化学の本質に迫ることにより知識を深めていくスタイルなので、ハイレベルな化学の知識を深めたい人にも向いていると言えるでしょう。

東進での指導は2017年からですが、2011年から既に他校では別名義でハイクラスの指導を担当するなど、講師としての実力は確かだと推定できます。

残念な点

講師としての実力は確かですが、扱う問題量がやや少なめというレビューが気になるところです。若干インプット偏重の傾向があるので、問題演習が自分でもある程度こなせる中級者向けの講師でしょう。

また、先に延べた授業中の雑談の受けがいまいちと評する人もいるので、授業以外の部分で合う・合わないといった好みが別れるかもしれません。

経歴

早稲田大学卒業、京都大学大学院工学研究科を修了した後は、受験業界のさまざまな予備校や塾で指導実績を持っています。

Z会や駿台予備校、河合塾の化学講師など多様な職場で指導実績があり、野田クルゼでは数学講師や物理講師など他の教科の講師も担当するなど、やや異色の経歴の持ち主です。

クラス別に指導内容も変化を付けるなど、オールマイティーな指導ができる講師だと言えます。

評判

講師としての実力は、非常に高く評価されています。

「難関化学演習」のテキストは、基本事項をまとめているページのボリュームがあるので、暗記用にも利用できるという声もあり、学習スタイル次第では難関大学を目指す人にも相性が良いと言えます。

立脇香奈

出典:東進公式サイト

立脇 香奈講師は、「石をこよなく愛する」化学講師として、石マニアの間ではよく知られています。

愛らしい雰囲気に魅力を感じる生徒も多く、東進講師陣の中でも、YouTubeでの参考授業再生回数はトップクラスです。

特徴

明朗快活な楽しい授業で、「化学を好きになってもらうこと」をモットーにしています。講義そのものは化学の説明の本質を捉えた分かりやすい授業で、化学の世界における規則性や法則性をしっかり学べます。

ベーシック化学」や「上位私大」のクラスを担当しており、化学初心者でも親しみやすい授業だと言えるでしょう

おすすめポイント

話し方などが可愛いらしく、楽しく授業を受けられるという評価が多く見られます。

雰囲気が可愛らしいだけではなく、化学の基礎理論はしっかり押さえているので、まずは化学の基礎をしっかり学びたい初心者や短期で入試対応のポイントを押さえたい人などにおすすめの講師です。

残念な点

容姿や雰囲気ばかりが注目されがちであり、肝心の授業の評価があまり見られない点が残念です。

講義そのものは文系の人でも理解できるレベルで説明しているので、分かりやすい説明など、講義の良さももう少しPRされても良いかもしれません。

経歴

慶応大学院理工学研究科修了後、2017年に東進に採用されています。一橋学院、四谷学院でも化学講師として指導をしていて、東進ではベーシック化学、上位私大対策化学演習、共通テスト対策化学基礎などベーシック系の授業を受け持っています。

まだ講師としてスタートしたばかりの若い講師なので、実績が評価されるのはこれからでしょう。

評判

女性講師という物珍しさもあるのか、東進講師の中での動画再生回数や評価はトップクラスです。ただし先に述べたように、容姿を評価する意見のみが目立ち、肝心の講義の良し悪しのレビュー自体が少ないので、本来の授業の評価が待たれるところでしょう。

橋爪健作

出典:東進公式サイト

鎌田真彰の直伝の指導を受け、自身も東進の化学講師となった人物です。特筆すべき点として板書の丁寧さが上げられることが多く、人柄についても好意的な意見が寄せられています。

特徴

橋爪氏の特徴として真っ先に上がるのが、板書の丁寧さです。授業そのものも明晰かつ簡潔な授業だと評判で、大学入試問題の分析にも定評があります。

橋爪氏の人柄なのか、授業そのものも説明が丁寧だという意見ですが、この点が人によっては授業のテンポがやや遅いと感じるかもしれません。

おすすめポイント

板書が丁寧な点について特に評価が高く、説明もややゆっくりと感じる人も多いです。その分、苦手な人でも理解しやすいという意見が見られました。

東進ではスタンダード化学を担当し、初学者から難関大学を受ける人まで万人向けの講師と言えます。

残念な点

雑談などがないので、淡々と授業が進みます。そのため、授業自体はややメリハリが乏しい印象を受ける人もいるかもしれません。講師の表情もあまり変わらないので、授業を退屈に感じる人もいます。

授業に適度なテンポ感を求める人や、雑談なども楽しみたい人には相性が良くない可能性があるでしょう。

経歴

Twitterなどでもプライベートを明かすことがなく、出身校は不明です。予備校講師としては駿台予備校や学研プライムゼミなどでの指導実績が確認でき、こちらでも板書の丁寧さを評価する声が目立ちます。

評判

板書の綺麗さ・丁寧さは業界内でも評判であり、群を抜いていると言われます。また、授業にクセがないので万人向けでしょう。

計算問題の解説も非常にわかりやすく、化学の計算が苦手な人でもついていきやすいと好評です。

\カリスマ講師が多数在籍!/

東進のおすすめ化学講座

笑顔の男性 では、東進ではどの化学講師の授業を取るのがおすすめなのでしょうか。

一番のおすすめは鎌田真彰のハイレベル化学

最もおすすめなのは、今回の記事でも1位にランキングした鎌田真彰氏が担当している「ハイレベル化学」です。

映像が撮影されたのが2019年度と比較的最近であり、内容も難関大志望の生徒が基礎から発展事項まで幅広い内容を押さえられる点が、大きな魅力です。

もっとも、基本的にはインプットを目的としており、演習は別途行うことを推奨されています。アウトプットにも力を入れたい人は、演習講座の受講なども検討しましょう。

スタンダード化学もおすすめ

また、スタンダード化学も広範囲の内容を網羅しており、化学の土台から学びなおしたい方にはおすすめの講座です。

ただし「ハイレベル化学」と同じように、基本的にはインプットを重視しています。受験本番で問われるアウトプット能力は、他の講義を受講したり、自分自身で問題演習を重ねたりして鍛える必要があるので、注意してください。

東進の人気化学講師比較一覧表

ここで、東進のそれぞれの講師の担当講座の難易度や重視内容をまとめてみましょう。

講師の名前 所属する予備校 難易度 重視する内容
鎌田真彰 東進 上級 本質的理解重視
大西哲男 東進 上級 本質的理解重視
岸良祐 東進 初学者~中級 やや暗記重視
樹葉瑛士 東進 中級 やや本質的理解重視
立脇香奈 東進 初学者~中級 やや暗記重視
橋爪健作 東進 初学者 暗記重視

東進は講師の実力が他の予備校と比較しても非常に高く、どの講師も非常に素晴らしい授業を行っています。

ですが、当然授業を受ける人それぞれに合う授業・合わない授業があることは事実です。それぞれの講師の特徴をしっかりと把握した上で、しっかりと比較検討を行う必要があるでしょう。

こちらの一覧を手がかりに、志望校のレベルや、ご自身の身につけたい知識レベルに合わせて、講師を選択してください。

\カリスマ講師が多数在籍!/

「東進のおすすめの化学講師」についてまとめ

「東進のおすすめの化学講師」についてまとめ

  • 難関大を目指す人は化学の本質に迫る講座を選択しよう
  • インプット中心の講座も多いので、アウトプットは別途対策を
  • ランキングに関わらず、東進は化学の本質に迫ることを意識した講師が多い

「化学」は暗記量と計算量のバランスの良さから、大学入試の際に必須科目になっていることも多いものです。

中学校までの化学とは違う単位も登場したり、暗記事項も増えたりして苦手意識を持つ人も多いのですが、化学を得点源にできれば、選択できる学校や学科の幅も広がります。

東進の講師陣は「化学」の本質に迫ることを意識した講師が多く、講座ランクに関わらず化学の成績をアップさせることにつながる指導をする講師が揃っています。

「化学を得意にしたい・得点源にしたい」と考えている人は、ぜひ東進の化学講師の授業を体感してくださいね!