東進と代ゼミはどちらがおすすめ?費用から映像授業の質やシステムまで徹底比較!
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「東進と代ゼミを比較すると、どちらがおすすめなの?」
「東進と代ゼミの受講費用や合格率について知りたい!」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
東進と代ゼミは共に知名度の高い大手予備校であり、受験を見据えて利用を検討している高校生も多いはずです。
共に安心して受講できる点では共通していますが、それぞれに強みや費用に違いがあるので、自分にとってベターな選択をすることが重要です。
こちらの記事で、東進と代ゼミの受講費用や合格率などを比較していくので、どちらが自分にとっておすすめなのかを判断する材料にしてください。
東進と代ゼミの比較についてざっくり説明すると
- 東進は校舎数が非常に多いが、代ゼミは少ない
- 受講費用はほとんど同じレベル
- 東進は映像授業に特化しているが、代ゼミでは映像授業と対面授業から選べる
- 共に受講生サポートは充実している
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東進と代ゼミの特徴を比較すると
まず、東進と代ゼミの基本的な情報について確認しましょう。
(料金・制度・校舎に関しては執筆時の情報を参考にしております。最新情報については公式サイトより確認頂くようお願いします。)
項目 | 代ゼミ | 東進 |
---|---|---|
特徴 | 生徒数が少ない | 現役生が非常に多い |
合格実績 | 普通? | 現役合格数は業界トップレベル |
校舎数 | 7校 | (サテライン約580校)1000校以上(東進衛星予備校含) |
費用 | 約70~90万 | 約80~120万 |
授業時間 | 90分 | 90分 |
授業形態 | 対面授業又は映像授業 | 映像授業 |
講師 | 質の高い講師陣 | 人気講師の授業が受けられる |
サポート | 個別面談 | チューターの面談+グループでのミーティング |
クラスメイト | 生徒の学力にはばらつきがある | 文武両道の生徒が多い |
悪い点 | 合格実績が不明 | 校舎によっての差が大きい |
東進と代ゼミは共に全国展開している大手の大学受験予備校ですが、以上のように違いがあります。
現在では、東進がCMなどの広告に力を入れて勢いを伸ばしているのに対し、代ゼミの存在感は次第に薄くなっています。
今回は、東進と代ゼミの特徴について詳しく比較検討していくので、予備校選びの参考にしてください。
東進の特徴とは
出典:東進公式サイト
東進はオンデマンド方式で受けられる映像授業専門の予備校で、全国に校舎を構えています。
生徒は現役生が多く、現役生のみで高い合格実績を誇っているので指導の質に関しては申し分ないと言えるでしょう。
テレビCMで一世を風靡した林修をはじめとして有名な人気講師が多く在籍しているので、しっかりと講義を視聴すれば着実に学力を伸ばすことが可能です。
受講生が多くインターネット上で情報を集めやすいので、ぜひ利用者の声をチェックしてみてください。
確かな合格実績から信頼性が高い
東進は確かな合格実績を誇っているので、やる気さえあれば確実に志望校の合格に近付くことが可能です。
特に難関大学の合格実績が優れており、2021年度の東大合格人数は816名、東進生の現役合格実績率が36.4% となっています。
その他にも旧帝大に3,868名、早慶に5,193名の合格者を輩出していることから、講座の信頼性は非常に高いと言えるでしょう。
プライベートの時間を取りやすい
東進の受講スタイルはオンデマンド方式の映像授業となっているので、自分の都合のいいタイミングで勉強できます。
時間的制約が少なく、融通が利きやすい点が特徴で、部活などで忙しくても安心です。
勉強とプライベートの時間を両立しやすい点が高校生から高い支持を受けており、この点を重視している場合は東進の利用がおすすめです。
代ゼミの特徴とは
出典:代々木ゼミナール公式サイト
代ゼミは以前まで駿台・河合塾と並んで三大予備校と呼ばれており、特に講師の質が高い点が大きな強みです。
しかし、校舎数の減少や模試の廃止により、生徒数は以前よりもぐっと減りました。
とはいえ、指導の質に関しては相変わらずレベルが高いので、検討することなく候補から外すのは早計です。
講師の質が高い
代ゼミの最も大きな特徴は講師の質の高さにあり、この点は東進に引けを取りません。
講師自身に高い自由度を与えており、各講師が作ったオリジナルテキストを使って分かりやすい授業が行われているので、密度の濃い勉強が可能です。
また、塾の規模も小さいことで、疑問点や不明点があった際に講師にすぐに質問できる点も大きなメリットと言えるでしょう。
情報が少ない
代ゼミに関する情報は他の塾に比べて少ないため、この点はデメリットと言えるでしょう。
代ゼミの規模はもともと小さく、より規模を縮小する方針に舵を切ったことが大きな理由で、情報の集めづらさがある点は否めません。
そのため、入塾を検討している人は資料請求や直接塾に行って見学をして、相性などを確認することをおすすめします。
どちらも映像授業を提供している
東進は映像授業専門の予備校ですが、代ゼミも代ゼミサテラインという映像授業サービスを展開しています。
近年は映像授業に力を入れる塾が増えているので、時代のニーズに合わせたスタイルと言えるでしょう。
代ゼミのサテライン予備校とは
代ゼミのサテライン予備校では、全国で代ゼミの質の高い授業を受けることができます。
代ゼミが全国の各塾と提携することでサテライン予備校受講システムを可能にしており、上手に活用すれば効率の良い学習が可能となります。
しかし、まだ歴史が浅く、口コミなどの情報が少ないので、相性が合うかどうかの確認は必ず行いましょう。
東進と代ゼミの合格実績の比較表
それでは、東進と代ゼミの主要大学の合格実績について見てみましょう。
- 2021年度入試合格実績
学校名 | 東進 | 代ゼミ |
---|---|---|
東京大学 | 816名 | 2名 |
京都大学 | 461名 | 3名 |
東工大 | 174名 | 1名 |
一橋大学 | 193名 | なし |
早稲田大学 | 3,201名 | 10名 |
慶応義塾大学 | 1,992名 | 2名 |
東京理科大学 | 2,441名 | 13名 |
上智大学 | 1,314名 | 3名 |
国公立医学部医学科 | 920名 | 3名 |
私立大学医学部医学科 | 671名 | 3名 |
国公立歯学部 | - | 3名 |
国公立薬学部 | - | 3名 |
出典:現役合格実績[2021年] 大学受験の予備校・塾 東進HP、2021年度 大学受験の合格実績 代ゼミサテライン予備校HP
なお、東進は現役生のみの実績ですが、以上のように東進の合格実績の方が圧倒的に優れています。
とはいえ、生徒数の母数が異なるので単に数だけ比較するのはアンフェアです。
第一志望合格率を見てみると、実はどちらも同じ程度のレベルを誇っているので、共に優れた予備校なのです。
つまり、信頼度に関して甲乙つけるのは難しいものの、安心して利用できる点は共通しています。
どちらも第一志望合格率が高い
東進も代ゼミも、共に第一志望合格率は30%を超えているとの調査結果があります。 (塾・予備校比較ナビによる調査)
この第一志望合格率は大手予備校の中だと東進が1位、代ゼミが2位となっており、非常に優れていることが分かります。
この数値は質の高い授業が行われ、受講生サポートも充実していることが行われていることの裏付けとなるので、安心して受講できる環境が整備されていると言えるでしょう。
そのため、第一志望に合格したい人であれば、第一志望合格率に優れている東進か代ゼミの受講がおすすめです。
東進と代ゼミの料金を比べてみると
こちらのトピックでは、東進と代ゼミの受講料金を比較していきます。
予備校選びにおいては負担する費用面も重要なポイントとなるので、安心して受講するためにも細かくチェックしておきましょう。
(料金に関しては執筆時の情報を参考にしております。最新情報については公式サイトより確認頂くようお願いします。)
東進の受講費用について
まずは、東進の各主要コースの受講料金を見てみましょう。
- 現役生
コース | 年間授業料(税込) |
---|---|
通常講座(90分×20コマ) | 77,000円/年 |
理科基礎(90分×15回) | 57,750円 |
講習(90分×10コマ) | 38,500円/年 |
講習(90分×5コマ) | 19,250円/年 |
大学入学共通テスト対策 | 77,000円/年 |
高速基礎マスター | 77,000円/年 |
志望校合格コース | 約30万/年 |
なお、以上の受講費用以外にも入学金33,000円・担任指導費33,000円・通期講座受講料が77,000円~・模試費用12,650~29,700円・夏期冬期講習料金が発生します。
比較的リーズナブルな講座もあるので、予算の折り合いをつけながら自分にとってベストな講座を選びましょう。
代ゼミの受講費用について
続いて、代ゼミの各コースの受講料金について見てみましょう。
- 現役生
コース | 年間授業料(税込) |
---|---|
1講座コース | 140,500円 |
2講座コース | 271,000円 |
3講座コース | 391,500円 |
4講座コース | 502,000円 |
フリーセレクトプラン60 | 600,000円 |
「学期+講習会パック」1講座コース | 131,000円 |
「学期+講習会パック」2講座コース | 237,000円 |
「学期+講習会パック」3講座コース | 343,000円 |
「学期+講習会パック」4講座コース | 444,000円 |
「学期+講習会パック」5講座コース | 540,000円 |
- 高卒生
コース | 年間授業料(税込) |
---|---|
オリジナルカリキュラム[国公立理系] | 755,000円 |
エグゼクティブ東大理科 | 795,000円 |
オリジナルカリキュラム[私立理系] | 725,000円 |
オリジナルカリキュラム[国公立医系] | 755,000円 |
エグゼクティブ国公立医学 | 785,000円 |
オリジナルカリキュラム[私立医系] | 725,000円 |
オリジナルカリキュラム[国公立文系] | 755,000円 |
エグゼクティブ東大文科 | 795,000円 |
オリジナルカリキュラム[私立文系] | 725,000円 |
早慶文系 | 725,000円 |
GMARCH文系 | 725,000円 |
[基礎強化]私立文系 | 750,000円 |
以上の受講料金とは別で、入学金が100,000円、模試費用が4,300円~が発生します。
なお、基本的に代ゼミサテライン予備校の料金も対面授業と変わらないので、自分にとって勉強しやすい方のスタイルを選択すると良いでしょう。
東進と代ゼミはどちらがお得と言えるのか
一般的に、東進の受講費用が80~100万円の範囲であるのに対して、代ゼミの受講費用も80万円ほどとなっています。
(費用はあくまで自社調べでの算出になりますので、参考までにして頂くようお願いします。)
そこまで料金に差がありませんが、細かく比較すると東進の方が高額であると言えるでしょう。
東進では受講する講座の数の自由度が高く、受講生のニーズに合わせやすい強みがあるので、この理由から費用が少し高くなっているのです。
東進の自習室を利用して学習効果を高めたい人であれば、東進で最低限の講義だけ受けて、費用を抑えるという選択肢も考えられるでしょう。
それに対して、代ゼミは対面形式と映像授業形式から選ぶことができ、受講スタイルによって料金に差が出てきます。
また、コースも細かく分かれているので「私立か国立を目指すか」「理系か文系か」などで受講費用は大きく変わります。
とはいえ、予備校を利用する最大の目的は「第一志望校に受かること」なので、受講費用はあくまでも目安にしつつ、直接予備校に足を運ぶなどして自分との相性を確認しましょう。
東進と代ゼミの講師や教材を比較
こちらのトピックでは、東進と代ゼミの講師や教材の特徴について比較していきます。
講師や教材にはどうしても相性があるので、自分との相性を鑑みて、どちらの予備校がベターなのか考えてみてください。
東進の講師と教材のメリット
東進の最も大きな特徴は、映像授業で大人気の有名講師の講義を受けられる点です。
東進には予備校界で有名な実績のある講師が多く在籍しているため、質の高い学習が可能となっています。
映像授業を受ける環境としては最高水準と評価できるので、この点は東進の大きな強みと言えるでしょう。
大人気講師の授業が受けられる
東進では映像授業のスタイルを導入しているので、大人気講師が多くの映像授業を提供してくれています。
特に、現代文を担当している林修などはテレビ出演も多くご存じの方も多いかと思いますが、様々な問題を非常に分かりやすく説明してくれます。
林修以外にも有名な実力派講師の講義を通してじっくりと学ぶことができるため、確実に各教科の得点力を伸ばすことが可能です。
豊富な講義から自分に合ったものを選べる
東進は大手の予備校である規模の大きさを生かして、豊富な講義を提供しています。
豊富なレベルの講義を提供していることから、確実に自分の受けたいレベルの講義や相性のいい講師を見つけることができるでしょう。
また、各科目でレベル別に講座が準備されているので、初学者でもレベルに応じて身構えることなく受講を始めることが可能です。
つまり、自分にとってベストな講義を受けられる環境が整っているので、一気に学習レベルを上げることができるでしょう。
教材は講師が作成したオリジナルテキスト
東進の教材は講師が自ら作成したオリジナルテキストを採用しているため、必然的に講座のクオリティも高くなっています。
特に、実績豊富な大人気講師が手掛けたテキストはやはり内容の質が非常に高く、授業の内容だけでなく試験対策上重要となる知識がまとめられています。
テキスト一冊で十分にハイレベルな勉強が可能なレベルの品質の良さなので、この点も東進の大きな強みと言えるでしょう。
毎月行われる模試で演習量を確保
東進ではほぼ毎月模試が行われており、適宜自分のレベルを把握することができます。
特に、映像授業を受けていると、ついついインプットに偏りがちになってしまいますが、模試を定期的に受けることでアウトプットの機会を設けることが可能となっています。
なお、入塾時に模試費用を支払う必要があるので、日程が合えば必ず参加しましょう。
気軽に自分の進捗状況を確認できる絶好の機会なので、活用しない手はありません。
代ゼミの講師と教材のメリット
続いて、代ゼミのメリットについて見ていきましょう。
代ゼミは以前から講師の質が高いことで有名であり、「講師の代ゼミ」とも呼ばれていました。
この伝統未だに継承されており、最近では質の高い講師の講義をオンラインで受けられるようになりました。
つまり、オンライン上でも対面授業でもハイレベルな学習が可能である点が、代ゼミの魅力と言えるでしょう。
代ゼミは講師の質が高い
代ゼミの魅力は、なんと言っても講師の質の高さです。
更にオンラインと対面授業を選択することができ、対面授業の場合は授業の中で不明点や疑問点があった際に、講師室に行って直接質問することが可能です。
映像授業であっても、質の高い講師の授業がいつでもどこでも受講できるため、着実に学力を伸ばすことができるはずです。
オリジナル教材を使った最新の授業を受講可能
代ゼミサテライン予備校は近年新しくできた、代ゼミの授業を映像で受講できるシステムです。
授業の内容は受講年度の昨年や一昨年くらいに撮られたものがほとんどであり、最新の出題傾向にも対応できている点が強みです。
東進では5~10年前の映像を使っているため、東進と比較すると大きなアドバンテージと言えます。
親しみやすい映像授業
代ゼミサテラインの映像授業では、実際に講師が生徒に対面した状態で映像を撮影しているので、臨場感ある講義を受講できます。
実際にリアルタイムで授業を受けている感覚を得ることができるため、適度な緊張感を持って講義に臨めるはずです。
適度な緊張感を持つことは勉強のパフォーマンスを高める上で重要なことなので、これも代ゼミならではの強みと言えるでしょう。
東進と代ゼミの学習サポートを比較
続いて、こちらのトピックでは東進と代ゼミのサポート体制の手厚さについて比較していきます。
安心して受講するためにもサポート体制は非常に重要なので、細かくチェックしておきましょう。
東進の学習サポートの特徴
東進は映像授業を提供している予備校では最大規模であり、やはりサポート体制もしっかりと整備されています。
チューターが最短合格をサポート
東進では、チューターがこれまでに担当してきた生徒の過去問の成績や実際の合格実績をデータ化して保有しており、データに基づいた適切なアドバイスを授けてくれます。
また、大手の強みを生かして入試傾向を分析するビッグデータも扱っており、AIによって重点的に対策するべき単元を提示してくれるサービスなどもあるため、自然と効果的な勉強が可能となっています。
他にも、スマホアプリを使った勉強ツールなどもあるので、受講生が勉強に集中できる環境が整っています。
それぞれの生徒の状況を綿密に分析した上で、合格までの最適な学習ルートを設計してくれるため、安心して受講できるはずです。
グループミーティングで切磋琢磨できる
東進にはグループミーティングというシステムがあります。
これは同じ難易度の大学を志望している生徒でグループを作り、1週間に1回グループ内でミーティングを行うシステムです。
ミーティング内では、他の生徒の勉強の進捗状況や現状を知ることができ、それらの情報を参考にすることで自分の学習ペースが適切であるかどうかを確認できます。
自分の現状を確認できるだけでなく、同じレベル帯の仲間から刺激を受けて切磋琢磨できるため、勉強のモチベーションを高める効果も期待できます。
代ゼミの学習サポートの特徴
代ゼミでも学習サポートシステムはしっかりと整備されているので、受講生は安心して勉強に集中できます。
特に、スタッフからの支援が手厚い点が大きな強みなので、サポートがないと不安な生徒にとってはピッタリです。
個別面談で親身に話ができる
代ゼミではスタッフと定期的に面談の機会が設けられており、これが主な学習サポートとなります。
スタッフとの面談では、学習状況に応じたおすすめの勉強方法や今後の学習計画についてのアドバイスをもらえるので、非常に参考になります。
また、対面授業であれば講師と顔を合わせて話せるので、逐一質問して疑問を解消したり講師に直接おすすめの勉強方法を聞くことができる点も、代ゼミならではの強みと言えるでしょう。
ホームルームで入試最新情報を確認
代ゼミは毎週ホームルームを実施しており、この場で入試に関する最新情報を得ることができます。
2020年度のホームルームテーマ例としては、
- 長期休暇の学習法
- 記述式答案作成のポイント
- 受験校決定方法
- スランプ克服法
などがありました。
また、保護者ガイダンスや保護者面談などの機会も設けられており、受講生だけでなく保護者からの理解を深まることができる点も魅力です。
東進と代ゼミのデメリット
これまで東進と代ゼミの良い点を紹介してきましたが、残念な点やデメリットについても確認しておきましょう。
東進の欠点
東進のデメリットとして、校舎によって実力に差がある点や、映像講義という性質上、ある程度の自己管理能力が求められる点が挙げられます。
校舎によってクオリティにばらつきがある
東進は大手予備校なだけあって全国に校舎を展開していますが、校舎によって質に差があるのは否めません。
特に、東進衛星予備校は系列グループによって規模が異なる場合も多く、校舎の使いやすさなどにも違いが散見されます。 生徒によって使い勝手や好みは、同じ校舎であっても変わっていくでしょう。
また、東進衛星予備校でのチューターの質は校舎によって一律ではないと言われています。自分にとって支えになってくれる学力レベルのチューターが在籍しているかどうかも確認するべきです。
勉強のパフォーマンスを高めるためにも、校舎を選ぶ際には実際に足を運び、自分で相性を確かめておきましょう。
自己管理能力が求められる
東進は映像授業で学習を進めるため、講師や周りの生徒の目が無く、自分を律さなければ高い学習効果は期待できません。
映像授業では、どうしても対面授業よりも緊張感に欠けてしまうのは否めないため、実際にサボりがちな生徒も存在します。
つまり、生徒が自分自身でしっかりと学習を進める意志の強さと自己管理能力が問われるので、サボりぐせのある生徒には向かない可能性が高いです。
代ゼミの欠点
代ゼミの欠点としては、校舎数が少なく、判断材料となる口コミや評判が少ない点が挙げられます。
校舎数が少ない
代ゼミでは、授業形式を対面授業中心から映像授業中心に移行したことで、校舎数が減っています。
現在、対面授業を行っているのは全国に7校しかないため、緊張感を持ちながら対面授業を受けられる生徒は限られます。
また、映像授業に関してはまだ歴史が浅く、信頼性には少し欠けてしまう部分もある点も否めません。
映像授業の料金体系は対面授業と同じなので、コストパフォーマンスが悪いと感じる人もいるようです。
さらに、映像授業を受講できるのはサテライン予備校の校舎に限られます。東進と異なり自宅では受講できない点に注意が必要です。
評判・口コミ数が少ない
代ゼミは、対面授業を展開している予備校のなかでは規模が小さいため、新しい評判や口コミの数が少ないです。
予備校の選択にあたり利用者の評判や口コミを重視している生徒にとっては、大きなデメリットと言えるでしょう。
また、映像授業に関しても歴史が浅く受講者数も東進などと比較すると少ないため、不安に感じる人もいるでしょう。
東進などと比較すると、周囲に代ゼミを受講した経験のある先輩がいる可能性も低いため、事前に有益な口コミを得にくい点は念頭に置きましょう。
東進と代ゼミはどんな人におすすめ?
最後に、東進と代ゼミのそれぞれをおすすめできる人の特徴について解説していきます。
東進が向いている人
東進は基本的に現役生を対象にしている予備校なので、特に現役生におすすめです。
しかし、高卒生用の校舎やオンライン受講サービスも整っています。
東進の魅力としては、クオリティの高い映像授業を自分のペースで受けられる点、全国のどこからでも質の高い授業を受けられる点、圧倒的な人気を誇る講師の授業が受けられる点が代表的です。
- 現役生
- 忙しく学習ペースが一定ではない人、一気に勉強を進めたい人
- ゼロから勉強を始めようとしている人
- 地方在住の人
- 文武両道を目指す人
以上の人であれば、東進は非常におすすめです。
代ゼミが向いている人
代ゼミはとにかく講師の質が高い点が強みであり、優れた講師が提供する授業を受けられる点が大きなメリットです。
質が高く業界でも最高水準の授業を受けたい人は、ぜひ代ゼミを選択すると良いでしょう。
前述したように、料金体系は対面授業と映像授業で変わらないことから、受講生サポートなどを含めてトータルで見ると対面授業の方がコストパフォーマンスに優れていると考える人が多いようです。
校舎数が少なく口コミも相対的に見て少なめなので、周囲に代ゼミのサテライン予備校に通った経験がある先輩などがいれば、感想などを聞いてみましょう。
もし有益な評判や口コミなどの情報を得ることができ、自分と相性が良さそうと判断した場合は、代ゼミを選択肢に含めて検討してください。
予備校選びのポイント
自分にとってピッタリの予備校を選ぶためには、しっかりと情報を集めることが重要なのは言うまでもありません。
こちらの記事で紹介してきたような
- 受講費用
- 講座の特徴
- 講師のクオリティ
を重視することも重要ですが、自分との相性を最重要視するべきです。
東進でも代ゼミでも体験授業を受けることができるので、予備校選びで迷っている生徒はこの体験授業を受けることを強くおすすめします。
文字情報だけで判断するよりも、体験授業を通して判断した方がミスマッチを防ぐことができるのは当然のことです。
「わざわざ体験授業を受けるのは面倒」と思ってしまう生徒も多いとは思いますが、決して安くはない授業料を払う以上、体験授業を通して相性を確認するべきです。
着実に合格を目指すという観点からも相性は非常に重要なので、慎重に予備校は選ぶようにしましょう。
東進と代ゼミの口コミ・評判
ここでは実際に東進と代ゼミに通っていた方の口コミをそれぞれ紹介いたします。
東進の実際の口コミ
東進に実際に通っていた方にインタビューしてみました。
現役生の頃に東進を受講していました。
東進は映像授業なのが強みです。田舎の自宅からでも、有名講師の授業を受講することができたのが非常に良かったです。
オンラインなので自宅から好きな時間に受講できたのも良かったと感じています。
東大在学中のKiyoshiです。実際に高2から高3まで東進に通っていました。
東進にはユニークで面白い先生が多く、「この先生のお陰で実力がついた」と思える方にも出会えました。ここでは私が授業を受けたことのある先生方について、適宜コメントしていきます。
高校生の頃、東進に通っていました。
メリット:いつでも好きなタイミングで受けることができる。有名講師の授業を全国のどこでも受けられるのは強い。特待生になると対面授業もタダで受けることができる。
デメリット:無限にサボることができてしまう。意志が弱い人だと全く通わず勉強しない感じになってしまう。高い。(って人に聞いた)
チューターの当たり外れが激しそう。
代ゼミの実際の口コミ
代ゼミに実際に通っていた方の口コミをいくつかご紹介いたします。
レクチャー自体については特に目立って良いというところはありませんでしたが、例えば無料で自習室を使い放題など、付属の特典は良かったです。
じゅくみ〜るより抜粋
生徒の人数が少ないため、ライバルなどを見つけずらかった。新宿に校舎があるため、帰宅時に誘惑が多く、受験勉強に打ち込めない時もあった。
じゅくみ〜るより抜粋
コースの種類がたくさんあるので生徒にあったコースを選ぶことができる点です。またテキストが充実しているのでテキストをマスターすれば成績がしっかり伸びます。
じゅくみ〜るより抜粋
上記の口コミを見ると、「自習室の快適さ」「生徒の数が少ない」「たくさんのコースが用意されており、自分にあった勉強を行うことができる」のが代ゼミの特徴であることがわかります。
東進と代ゼミの比較まとめ
東進と代ゼミの比較まとめ
- 東進はオンデマンド型の映像授業なので、自分のペースで勉強できる点が強み
- 代ゼミは以前から講師の質の評判が高く、講義の質も高い
- 代ゼミでは講師に対して直に質問できるなど、対面授業ならではの強みを持っている
- 自分との相性をしっかりと調べ、ミスマッチをが起きないようにしよう
東進も代ゼミも共に優れた予備校で、第一志望合格率も同じレベルにあります。
つまり、安心して利用できるという点では共通しているので、自分との相性の良さを最重要視してどちらを利用するべきか選びましょう。
どちらにも特徴と強みがあるので、資料請求や体験授業の活用を通して、少しでも合格できる可能性を高められる予備校を選択してください!