女子の浪人は意味ないの?メリット・デメリットから判断基準まで徹底解説!
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「女子は浪人しても意味ないって本当?」
「女子が浪人することのデメリットはあるの?」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
浪人に性別は関係なく、志望校を目指すために浪人という選択をする女子もいるでしょう。
実際に浪人経験のある女子からは「太る」などのデメリットの声もあるため、しっかりと下調べすることをおすすめします。
こちらの記事で、女子が浪人することのメリットやデメリット、また「意味ない」と言われてしまう理由について、詳しく解説していきます!
女子が浪人するメリットとデメリットについてざっくり説明すると
- 「意味ない」と言われることがあるが、そんなことはない
- 活躍の場が広がるメリットがある
- 浪人期間中は辛い点は要注意
- 10代という大切な期間の1年が失われるのデメリットもある
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女子の浪人が少ないって本当?
浪人は男子がするイメージが強く、女子の浪人生をイメージする方は少ないでしょう。
実際に男子に比べて女子の浪人生は少なく、全体の3~4割程度です。
しかし、少ないからと言って「女子の浪人生は不利」ということはなく、「少ない」という理由だけで浪人を諦めるのはもったいないです。
女子の浪人生が少ない理由
以前の日本社会は欧米と比べると女性の社会進出が遅れており、男性中心の社会でした。
企業内における重要な役職には男性が就くことが多く、女性が浪人して良い大学に入学し卒業しても会社で重要な役職を任せられることは残念ながら少なかったです。
つまり、生涯賃金やキャリアアップという面を含めてトータルで考えると、女子は男子よりも浪人のメリットが少なく「浪人するくらいなら大学進学はやめよう」と考える方が多かったのです。
このような日本の古い価値観が女子の浪人に関して影響している上に、大学に入学した際に周囲の女子には現役生が多く上手に馴染めるかどうか不安を抱えている人も多い点が、女子の浪人生が少ない理由と言えるでしょう。
女子限定のデメリットは既に無くなった
現在は以前よりも女性の社会進出が進んだ結果、会社で働く女性がかなり増えました。
また、女性管理職も増えたことから、浪人して良い大学に入ることによる将来的なメリットを感じやすくなったのです。
生涯賃金も上昇傾向にあることから「必要であれば浪人する」という選択肢も持つ女子も増え、女子が浪人することによるデメリットはほぼ無くなったと言えるでしょう。
とはいえ、性別に関係なく浪人すること自体にメリット・デメリットがあるため、それを踏まえて浪人するか否かを決めましょう。
なお、高校生活においては「同学年=同年齢」という意識が強いですが、大学では多種多様な人がいるので、その概念は当てはまらないケースが多いです。
女子が浪人する際のメリット9選
結論から言うと「女子は浪人しても意味ない」という意見は誤りで、浪人するメリットは多くあります。
なお、以下で紹介するメリットの多くは男子にもあてはまるので、参考にしてください。
自分が希望する大学に行ける
当然のことながら、希望する大学への入学を目指して浪人するため、希望通りの進路を目指すことで夢を掴める可能性が広がるでしょう。
現役で第一志望に合格できずに諦めてしまう学生は多くいますが、未練があると一生後悔することになりかねません。
希望している志望校に合格できた際の喜びは非常に大きいため、志望校を目指して本気で勉強できる点は大きなメリットと言えるでしょう。
就活で有利に働く可能性がある
日本は学歴が重視されているため、偏差値の高い大学に行けば良い会社に就職できる可能性が高くなります。
また、良い大学を出て良い会社に入ることで年収も上がるため、生涯賃金という点で考えても大卒のメリットは大きいです。
大手企業には学歴フィルターがあるケースもあるので、やはり大卒は強いのです。
高卒よりも大卒の方が高い評価を得ることができるので、「浪人しても意味ない」という意見は誤りです。
浪人期間勉強のみに打ち込める
現役時は勉強だけでなく、部活や学校行事などにも時間を割かなければならず、年間を通じて受験勉強に打ち込むのが難しいのが実情です。
しかし、浪人すると勉強のみに時間を割くことができるので、これは大きなアドバンテージとなります。
また、一度受験を経験している点も、未経験で勝手が分からない現役生と比べて大きなアドバンテージとなるため、合格できる可能性を高めることができるはずです。
友達を作れる
元々浪人する女子はそこまで多くないため、共通する目標を通じて密に関わることができます。
その結果、距離が近づき仲良くなれる確率も高くなるため、親友を作れるチャンスも多くあります。
浪人は精神的にプレッシャーを感じやすいため、一緒に浪人を乗り越えることでより強い仲間意識が生まれるでしょう。
友達が勉強を頑張る姿を見て刺激を受けることで、よりモチベーションを高めるメリットも期待できます。
予備校でモテる
予備校では女子が少ないため、自然とモテるようになります。
浪人生は現役生よりもプレッシャーが強くストレスが溜まりがちなので、異性に癒しを求めがちです。
予備校には受講生同士が仲良くなれる共用スペースがあるため、そこで男女で話す機会が設けることで多くの異性と仲良くなれるでしょう。
とはいえ、異性と付き合った結果、恋愛にうつつを抜かして勉強が疎かにならないように注意しましょう。
自信に繋がる
浪人する女子が少ないなど、浪人期間中は女子に不利なことが多くあります。
しかし、それらの困難や壁乗り越えることができれば大きな達成感と自信を得ることができ、人生における財産となるでしょう。
1年間ひたすら勉強に集中し、努力を重ねる経験は貴重なので、この点は現役生では獲られない強みとなります。
この経験は就活の際のアピールポイントにもなり得るので、浪人しても意味ないという意見は誤りであることが分かるでしょう。
将来についてしっかり考えられる
高校時代は部活や学校行事などのイベントがあり、何かと忙しい日常を送りがちです。
しかし、浪人期間中は時間が多くあるため、自分の将来についてじっくりと考える時間を設けることができます。
高校生の時は、なかなか自分の将来について熟考する時間は多くありませんが、浪人するか決める際には自然と自分の将来について真剣に考えることになります。
これまでの人生のフィードバックを行える貴重な時期なので、大切にしましょう。
大学1年生からお酒が飲めるようになる
現役生は大学一年生のタイミングでは未成年なので飲酒できませんが、浪人生は大学一年生でも飲酒が可能です。
つまり、サークルなどの先輩から可愛がってもらいやすく、人脈もスムーズに築けるメリットがあります。
また、20歳になると自分1人で出来ることの幅が大きく広がるため、自由時間が多いキャンパスライフをより充実させることができるでしょう。
大人っぽい雰囲気をつけられる
浪人期間中は自然と自分と真剣に向き合うことが多くなるため、心に余裕を持ち大人の雰囲気を身に纏うことができます。
また、1年間必死に努力することで自分に自信を持つことができ、男子から見ると魅力的な女性に映るでしょう。
大人な雰囲気の女性は魅力的で人気なので、女性ならではのメリットと言えるでしょう。
人気が高まることで様々なサークルから声がかかったり人脈を広げることができるメリットも享受できるので、キャンパスライフがより充実するでしょう。
女子が浪人する際のデメリット7選
以上のように、浪人することによるメリットは多くありますが、致命的なデメリットも多くあります。
また、浪人期間中は勉強に集中しなければならず辛い時期でもあるため、デメリットについても把握しておきましょう。
志望校に合格できなければ意味がない
当然のことながら、浪人したからといって必ず志望校に合格できる保証はありません。
逆に、勉強の質が悪いと以前であれば合格できていたレベルの大学でさえも合格できなくなる可能性もあるため、勉強のパフォーマンスは常に意識するべきです。
自分の性格や体力を鑑みて、1年間本気で頑張れって志望校に合格できるか否かを冷静に見極めることが大切です。
「浪人中の最優先事項は勉強」であることを常に意識して、自分を律しながら生活しましょう。
現役時代より勉強が大変でメンタルを病む
浪人期間中は現役時に比べると、勉強時間と1人で過ごす時間が圧倒的に増えるため、孤独を感じやすくメンタルを病んでしまうケースが多いです。
また、1人で勉強に臨むことで周囲からの目が無くなり、ついついサボってしまう方もいるでしょう。
そのため、勉強に集中できる環境を作るためにも、悩みや勉強について相談できる仲間を作り適度にストレスや不安を解消する時間を設けることをおすすめします。
精神的に疲弊してしまうと勉強に身が入らない上に、自分に自信が持てなくなってしまうので、健康的な生活も意識してください。
時間とお金の負担が大きい
浪人するということは、つまりストレートに進学するよりも1年間多く勉強することになります。
予備校などを利用する場合は決して少なくない出費が発生する上に、時間もかかってしまう点は見逃せません。
また、浪人した分社会に出るのも遅くなり働ける期間も減少してしまうので、生涯賃金にも影響が出てしまうでしょう。
家庭によってはそもそも浪人を認めてくれないケースもあるので、要注意です。
志望職種によってはコスト回収が難しいことも
女性の社会進出が進み以前よりも待遇は改善されつつありますが、やはり社長や副社長クラスになると男性の方が圧倒的に多いです。
つまり、浪人することでかかるコストや時間の回収期間は男子よりも長くなりがちなので、その点には留意しておきましょう。
ただし、志望している学部が医学部などの場合は性別に関係なく高い年収が期待できます。
このような高年収が期待できる専門職であれば浪人することによるコスト回収は比較的容易ですが、一般企業の一般職に勤めた際は高い学歴が重要視されないことも多々あるため要注意です。
また地方公務員志望の方も、出身大学によって就職が有利になることはレアケースのため本当に浪人が必要かどうかじっくり検討しましょう。
10代という大切な期間の1年が失われる
浪人期間はすべてを勉強に捧げることになるため、貴重な若い時間を失ってしまうデメリットがあります。
女性にとって10代という若い時間は非常に貴重であり、人生の大きな損失となってしまう恐れがあります。
周囲の知人がメイクやファッションを楽しんでいる中で、自分は遊びも行けずに勉強することになるため、ストレスも溜まりやすいでしょう。
多感な時期に様々な経験を通して得られるものは非常に多いため、若い時間をエンジョイしたい人はかなりの覚悟が求められます。
親から反対される可能性がある
受験生の親世代は、娘に高学歴であることをそこまで求めていないケースがあります。
時代錯誤と言ってしまえばそれまでですが、資金を出すのは親である以上、親からの理解を得られないと浪人できません。
また、男子に比べて女子の浪人生に対する周りの目は厳しいため、逆境を跳ね返すメンタルも求められます。
自分が大学に進学するめるっと目的をしっかりと伝えて、家族からの協力を得られるように配慮するべきです。
高確率で太る
個人差がありますが、浪人中のストレスから逃れるためにお菓子やジュースなどを多く摂取してしまう人が多く、高確率で太ります。
また、勉強のパフォーマンスを高めるために糖分を摂取するケースも多いため、浪人中は太る人が多いのです。
浪人中は部活動などがなく活動量も減るため、ついつい食べ過ぎてしまう癖がある人は一瞬で太るでしょう。
実際に「浪人中に太った」という体験談は多く見受けられるので、勉強に集中しながら間食は控えるように工夫しましょう。
浪人するか否かの判断基準は?
浪人中は想像以上にしんどいため、浪人するべきか否かは冷静に判断しなければなりません。
もしも途中で挫折してしまうと貴重な費用と時間を一気に無駄にしてしまうため、人生の大きな損失となるでしょう。
前述したように、女子特有の理由で浪人が不利になることは少なく人それぞれであるため、浪人する場合は強い意志を持つべきです。
浪人するか否かの最も大きな判断基準は「志望校が浪人してまでいく価値のある大学かどうか」なので、迷いが生じた場合はこの点を今一度考えてみると良いでしょう。
具体的な判断材料としては、志望している大学でしかできないことがあったり、浪人する価値があるほどの学歴を得られるかどうかを確認しましょう。
曖昧な理由だと親から反対されたり、浪人期間中に挫折してしまう恐れがあるため、明確な理由と強い意志を持って勉強に励むべきです。
結局女子は浪人すべき?
浪人するべきかどうかは、その人の状況や志望校の本気度によるため一概には言えません。
1年間勉強を頑張れるのであれば浪人して志望校の合格を目指し、難しそうであれば進学以外の選択肢も考えることをおすすめします。
繰り返しになりますが、もう1年勉強しても志望校に必ず合格できる保証は無い上に、「また不合格になるかもしれない」というプレッシャーとも常に戦わなくてはなりません。
性別に関係なく、自分の気持ちにしっかりと向き合って、それでも浪人したいのであれば強い覚悟を持って浪人するべきと言えるでしょう。
女子の浪人に際してよくある質問
予備校で浮きがち?
予備校で浮いた存在になると勉強に集中できませんが、女子だからといって浮くことは少ないでしょう。
女子は確かに少ないですが、全くいないことはあり得ないため、勉強に集中できる環境と言えるでしょう。
そもそも予備校は勉強に集中している受講生が多いですが、不安であれば事前に相談して、男女比率について質問すると安心です。
浪人中の恋愛はどうするべき?
10代は多感で恋愛をしたい年頃ですが、浪人中の恋愛については人それぞれです。
あくまでも最優先するべきは勉強なので、恋愛に溺れないように気をつけましょう。
支えてくれる存在がいるのは非常に大きなモチベーションになりますが、悪い方に転ぶと傷の舐め合いにもなってしまうため、要注意です。
恋愛すると周囲が見えなくなってしまうような人は、恋愛は慎むことをおすすめします。
就職で不利にならない?
最近は少なくなりましたが、浪人することで就活が不利になる可能性もあります。民間企業の一般職に多いケースです。
しかし、そのような企業は時代から取り残されている時代錯誤の企業であること多いため、 いずれ制度も変わっていくと言えるでしょう。
最近は国も女性が働きやすい環境を作るべく、育児制度などを充実させているので、安心して就労できます。
さらに、今後の女性の社会進出はますます続いていくことが予想されるので、就活の不利を気にする必要は無いでしょう。
女子が浪人するメリットとデメリットまとめ
女子が浪人するメリットとデメリットまとめ
- 以前は「意味ない」と言われ浪人するメリットは薄かったが、現在はメリットが大きい
- 就活で有利になったり、大学で充実した生活を送れるメリットがある
- そもそも合格できないと意味が無いので要注意
- 若く貴重な時間が失われたり、太るなどのデメリットも押さえておこう
以前は「女子が浪人しても意味ない」と言われていましたが、今ではそんなことはありません。
就活が有利になったりキャンパスライフが充実するメリットがある一方で、一部の一般職への就職で不利になるなどのデメリットがある点はしっかりと押さえておきましょう。
近年は活躍する女性が増えているので、絶対に行きたい志望校が決まっている女子は浪人する選択肢も考えておきましょう。