自学ノートのネタは何を書けばいい?家庭学習におすすめの面白いネタの作り方を解説

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「自学ノートのネタってどう見つければいいの?」

「面白い勉強内容にしたい!」

このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?

自学ノートとは自主学習ノートのことを指し、毎日課題として出題されている小学校も多いです。

そこで今回は自学ノートの書き方のポイントについて詳しく説明していきます。ネタの見つけ方や実際に使える具体例なども紹介していますので、是非最後までご覧ください。

この記事を読めば、周りと一味違った自学ノートを作ることができるでしょう!

小学生の自学ノートについてざっくり説明すると

  • 基本的にどんな内容でも構わない
  • 身近にある物に対する疑問を取り上げることで立派な自学ネタになる
  • 授業内容を少し掘り下げて調べるだけでレベルの高い学習内容になる

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自学ノートの作り方のポイント

ノート

自学ノートとは、自分で勉強した内容をノートに記録する家庭学習用ノートです。調べ学習や授業内容など、家庭学習で勉強した内容をノートに書けばどんな内容でも自学とみなされます。

しかし毎日同じような内容の自学ノートを作っていると学習のネタがなくなってしまうこともあります。楽しく学習するために、ただの予習・復習ではなく面白い内容を書きたいと思う人もいるでしょう。

そんな人の悩みを解決するために、ここでは自学ノートの作り方のコツについてまとめていきます。

自学(自主学習・家庭学習)ノートとは?

前述したように自学ノートとは授業用ノートとは異なり、家庭学習の際に使うノートのことを指します。勉強の習慣化に向けた取り組みとして秋田県から始まり全国へと広がりました

自学ノートの内容は自由で、自分の好きなテーマに沿って学習を進めていきます。また、得意なことや興味関心のあるものへの調べ学習をしてまとめるのも一つの方法です。

自学ノート例としては以下のようなものが挙げられます。

  • 復習
  • 予習
  • ドリルの練習
  • 調べ学習 など

自学のネタ(テーマ)の基本

先ほども少し触れましたが、家庭学習の基本となるテーマとして次のものが挙げられます。

  • 学校の授業の復習をノートにまとめる
  • 次の授業で学ぶ範囲の予習をノートにまとめる
  • 生活していて不思議に思ったことについて調べてノートにまとめる
  • 自分の知らないことについて調べてノートにまとめる
  • 持っている問題集やドリルなどの解答をノートに書く など

自学ノートの内容は自由ですが、上記のように予習・復習・調べ学習・ドリル練習として使う人が多いでしょう。

無料のドリル・テキスト

自学ノートを作るとき、ドリルや問題集を使うとやるべきことがはっきりしていて学習しやすくなります。しかし、全ての人が教材を持っているわけではないでしょう。

そんなときは、無料公開されているドリルやテキストの利用がおすすめです。

  • 東京・ベーシックドリル

これは、東京都教育委員会のホームページにて無料公開されている問題集です。単元ごとに区切られており、非常に分かりやすいものとなっています。

小学生の学習範囲が網羅されており、小1~中1までの問題が掲載されています。

日々の勉強の内容と結び付けてみよう

自学ノートの作り方のコツとして、日々の学習内容に関連した内容について調べ学習をするのがおすすめです。そうすることで毎日の学習に伴いバリュエーションが広がり、ネタに困ることもないでしょう。

具体的な例を挙げていきます。

  • 学校で国会について学習した→授業で習った内容の内興味があることについて掘り下げて調べ、まとめる
  • 学校で植物について学習した→習った植物以外の分類を調べてまとめる
  • 学校で地図記号について学習した→自分の住んでいる地域の地図についてまとめる

このように、学校で学習した内容に関連して調べ学習を行うことで、より一層理解が深まり知識を使う練習にもなります。

自分の好きなことについて調べるのは簡単

見出しにもある通り、自分の好きなことや興味のある分野について調べるというのは非常に簡単です。勉強をする上で楽しく学ぶという意識は重要なので、自学ノートでは自分の好きなことについて調べてみましょう。

好きなことをネタにする例をいくつか挙げてみると次のようなものがあります。

  • 絵を描くのが好き→イラストの描き方や手法について調べる、有名な画家について調べる
  • スポーツが好き→オリンピックの歴史について調べてまとめる
  • 歌を歌うのが好き→音楽記号や曲について調べる など

楽しく面白いと感じられる内容をネタにすることで、簡単に取り組むことができ効率よく新しい知識を吸収することが可能です。

小学生の面白い自学ノートのネタの例

ノートとペン

ここまでは自学ノートの意義や作り方のコツについて解説しました。次は小学生の面白い自学ノートネタの例を具体的に紹介していきます。

面白い自学ノートの内容は調べ学習

比較的簡単に自学ノートを仕上げる場合、基本的には授業内容の復習やドリル・問題集に取り組む人が多いでしょう。

面白い内容の自学ノートを作りたいという場合には、調べ学習がおすすめです。

調べ学習では、授業で習ったことや身近な生活に関することなどを小学生なりの観点で掘り下げて調べ、まとめていきます。ユニークさや内容の濃さは、その人それぞれの感性が影響します。そのため、人とは内容が被りにくく自分自身も毎日飽きずに取り組むことができるでしょう。

さらに、分からないことについて調べるという力は今後の人生においても重要なものとなってきます。簡単にできるものではありませんが、コツさえつかめば要領よく行えるようになるでしょう。

面白い自学ノートネタの例

小学生の面白い自学ノートについて、具体的な例を3つ紹介します。

モノや場所を漢字で表す

発想がユニークで面白い自学内容の一つ目の例は、モノや場所を全て漢字で表すというネタです。

例えば海であれば「水」「砂」「石」などを用いて表現します。国語でその日習った漢字を使用したり、社会でその日習った地域について取り上げたりすると面白くて復習にもなる自学内容となるでしょう。

クイズ番組のように楽しく学習できるというのもおすすめポイントです。

○○の作り方

次におすすめなのは、○○の作り方について調べてまとめるという自学ネタです。これは、身の回りにあるモノが何でできているのかを調べます。

不思議に思ったものなら何でも題材として取り上げられるため、簡単にネタを見つけることが可能です。

自分の疑問からスタートするので意欲的に取り組めるというメリットのほか、調べてまとめる力を養えるというメリットがあります。

取り上げやすい物の例として、サッカーボールの作り方・消しゴムの作り方・鉛筆の作り方・輪ゴムの作り方・の作り方などがあります。

身近な毒や危険

暮らしに役立つ自学として、身近な毒や危険についての調べ学習があります。

小学生は好奇心旺盛で、色々な物に対して興味を持っています。やりたいことを親から抑制され、「なんで?」と感じることも多いのではないでしょうか。その疑問は十分自学ノートのネタとして使えます。

ネタ探しも比較的簡単に行えるでしょう。

  • 賞味期限(消費期限)が切れたものを食べるとどうなる?
  • 消費期限と賞味期限の違いって?
  • ジャガイモの芽はどんなもの?
  • アレルギーになりやすい食べ物は何?
  • ハチに刺されるとどうなるの? など

生活に関する知恵も身につき、自分の疑問を解決する能力も身につきます。また、生活での疑問の多くは理科や社会などの科目に通じることも多いので、楽しんで学ぶということにもつながるでしょう。

その他の自学ノートネタ

上記で紹介したもののほかにもユニークでネタ探しが簡単な自学ノートネタはたくさんあります。ここではその一部を箇条書きで紹介していきましょう。

  • 身体の臓器・部位の役割
  • ○○(雨や雲)はなぜ発生するのか
  • 画数の多い漢字を調べる
  • マンホールについて調べる
  • 歴代総理大臣を調べる
  • ランキングを作る
  • 税金について調べる
  • 音について調べてまとめる
  • 単位についてまとめる
  • 都道府県の名産品について調べる など

小学生の間に習う学習範囲から、気になったことを少し掘り下げるだけで十分自学ノートのネタとして使えます。

また、日ごろから疑問が無いか意識をして生活をすることで、様々なことに対して興味を持てるようになります。

勉強をするときに大切なのは興味を持って学ぶことです。興味を持って学ぶことで内容の理解・定着度が上がることが見込まれます。

自学ノートのネタ探しはこの力を育てることにも役立ちますので、授業の復習やドリル演習以外の調べ学習などを積極的に取り組みましょう。

学年別自学ノートネタの例

たくさんの本

自学ノートのネタや探し方についてまとめてきました。ここからはもう少し具体的に学年別自学ノートネタについて見ていきましょう。

低学年の自学ノートネタの例

まずは低学年の自学ノートネタです。

低学年の場合は、学校や宿題に慣れるというのが重要なため、授業内容の復習が中心になってくるでしょう。そのため、自学ノートの課題のためにそこまで複雑なネタを考える必要はありません。

国語

国語で取り上げやすい自学ノートネタの例です。

  • 絵日記・日記
  • 文字練習
  • 教科書の書き写し など

前述したように、低学年では授業の復習が中心となります。そして低学年の授業は読み・書きの練習が基本です。

しかし自学ノートで読みの宿題をするの証拠が残らず難しいでしょう。

そこでひらがなやカタカナ、簡単な漢字などの文字練習と、日記などの思考力を養う練習ができる日記などがおすすめです。

算数

算数の自学ノートでおすすめなのは次の2つです。

  • 計算練習
  • 数字を書く練習

低学年は文字を書くということに慣れていない子が多いです。数字も例外ではありません。

6と9、6と0、1と7などはっきりと書き方を区別させておかなければならない数字はたくさんあります。曖昧なまま定着してしまうと、今後のテストや試験などで損をしてしまうこと可能性もあります。そうならないためにも正しい形で書く練習というのを低学年の間に意識して行っておきましょう。

中学年の自学ノートネタの例

次に中学年の自学ノートネタの具体的な例です。

国語

中学年になるとそれまでに比べて学習内容が豊富になります。そのため自学ノートの選択肢も広がるでしょう。

例としては次のようなものが挙げられます。

  • ことわざ
  • 読書感想文
  • 言葉調べ
  • 漢字の成り立ち
  • 熟語調べ

中学年では漢字やことわざなどを徐々に学習していきます。自学ノートでは授業の延長線のつもりで、新しく学んだ漢字やことわざについての調べ学習を行うとより理解が深まります。

特にことわざは、似たような意味・反対の意味など派生を調べることで語彙力も高まるのでおすすめです。

さらに、読書が好きな人は読書感想文にチャレンジしてみても良いでしょう。自学ノートで読書感文を書くことで、日常的に本を読んで自分の意見や感想をまとめる訓練にもなります。

算数

算数では次のようなネタが自学ノートとしておすすめです。

  • 計算練習
  • 問題作り
  • 図形の作図

計算力を高めるためには計算問題に毎日取り組む必要があります。そのため計算練習は低学年だけではなく中学年、高学年になっても継続して行いましょう。

また計算が早く正確になっても、その計算の意味が分かっていなければ文章問題は解けません。そうならないために自分で問題を作ってみるのもおすすめです。

また、中学年は図形を学習し始める時期です。コンパスも徐々に扱うようになってきます。自学ノートでコンパスの扱い方や図形問題へのアプローチの仕方の練習をするのもおすすめです。

特にコンパスは半径を変えたり中心を変えたりすることで不思議な模様が書けるため、面白く学習ができるでしょう。

高学年の自学ノートネタの例

最後に高学年の自学ノートネタの具体例を紹介します。

国語

国語ではより複雑で専門的な内容について学習します。日常生活に必要な一般常識についても、それまで以上に学ぶようになるでしょう。

  • 熟語を使用した文章の作成
  • 気になったニュースについて考えたこと
  • 漢字を使用した短文づくり
  • 四字熟語について調べる

国語の自学ポイントは学んだ知識を自分で使えるレベルまで落とし込むということです。高学年では熟語や敬語、四字熟語など様々な内容を学習します。

それらの学んだ内容を応用する練習をすることでただの復習とは異なる、レベルの高い自学ノートとなるでしょう。

算数

算数の自学ノートネタは

  • 計算練習
  • 図形を調べる
  • 立体の展開図を書く

などがおすすめです。

高学年になると、次第に空間把握能力が高まっていきます。そして、立体図形の展開図を書いたり問題を解いたりすることにより空間把握能力は向上していくでしょう。

また計算練習はいつまでも継続して取り組むことが大切です。

様々なことを試してより良い家庭学習にしよう

重なる参考書

内容はどんなものでも、自分で調べて学んだ内容をまとめることで立派な自学ノートが出来上がります。

一つの方法にこだわらずに復習に使う、自分の興味のある内容について調べる、演習に使うなど様々なことを試してみるようにしましょう。

調べ学習で自分の考えも混ぜてみよう

前述したように、調べてまとめるというのも立派な自学です。そして調べてまとめるという作業に慣れてきたら、その後に自分の意見を書くことでもう一段階レベルの高いものとなります。

意見を書くときは調べる前の意見も忘れずに記録しておきます。調べた後、その結果が自分の意見と比較してどうであったか、さらにその結果を知って自分はどう感じたのかを記録しましょう。

予想を考えずにただ単純に調べて結果だけをまとめてしまうと、その場限りの学習になってしまいます。

予想し、調べ、結果と比べるという作業を繰り返すことでどんどん学習に興味が湧いてきます。自分が興味を持って学ぶことが楽しく勉強するときの大きなポイントです。

さらにその力は今後学習を続けていく上でも必要となる力となるでしょう。

通信教育の利用もおすすめ

調べ学習のほかにも、ドリルや問題集を利用するのもおすすめの方法の一つです。特に、高学年になると宿題以外にも学習をする時間を確保しなければなりません。

そんなときは通信教育の利用がおすすめです。

通信教育の教材は授業内容の復習や演習にぴったりです。通信教育の教材を自学ノートに使う場合、先に問題集を解いて間違えた問題を自学ノートに書き、解き直しとして利用しましょう。

そうすることで、苦手な問題の解き直しをしつつ自学ノートにも取り組むことが可能です。調べる時間や教材を選ぶ時間も必要ないため、忙しい人にもおすすめの方法だと言えるでしょう。

小学生におすすめの通信教育については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

小学生の自学ノートについてまとめ

小学生の自学ノートまとめ

  • 自分で調べて勉強した内容はどんなものでも自学とみなされる
  • 自学として多いのは予習・復習・調べ学習・ドリル演習
  • 自分の好きなことについて調べてまとめることで楽しく家庭学習が進められる

今回は小学生の面白い自学ノートネタ作りについて解説しました。

自学ノートは基本的にどんな内容のものでも構いません。予習や復習、演習に使うという人も多いでしょう。

そんな中で少し変わった自学ノートを作りたい場合は調べ学習がおすすめです。

自分の好きなことや興味を持っていることについて取り上げ、楽しく家庭学習を進めていってください!