小3の自宅学習はどの様に取り組むべき?家庭学習でのおすすめの勉強方法を徹底解説
「小3の子供の自宅学習はどんなことから始めればいいの?」
「時間の目安や、気を付けるポイントは?」
小学校3年生くらいになると、子供の自宅学習について考える人が増えてきますが、小学校低学年の家庭学習には親のサポートが大切です。
低学年の自宅学習で気を付けるべきポイントを抑えて、親子一緒になって自宅学習を進めましょう。
今回は、小学3年生からの自宅学習の必要性や、おすすめの勉強法について紹介します。
これを読んで、小学校低学年からの家庭学習を成功させましょう!
小3の自宅学習についてざっくり説明すると
- 学力に差が付く「10歳の壁」の前に始めるべき
- 無理せずコツコツ続けることが大切
- 親がしっかり学習をサポートしよう
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小3は自宅学習を行うべき?
「自宅学習を始めたい」と親が考える時期は、大体、子供が小学3年生になる頃が多いです。
しかし、実際に家庭学習を始めると言っても、何から始めたらいいか迷う人も多いでしょう。
以下では、小3の時期におすすめの自宅学習方法について、進め方を解説します。
小3は学力に差が付き始める
小学3年生という時期は、子供の中でも学力の差が付き始める分岐点となっていて、非常に重要なポイントです。
小3では、宿題をきっちりやる子がいる反面、学校生活に慣れてきて宿題をやらない子が出てきます。
また、テストでは、満点が取れる子・全く点数の取れない子と学力の差が目立つようになるので、親も気を付けなければいけません。
これからの学習で有利になっていくためには、学力の差が出始める小学3年生に、学校の学習だけでなく家庭でも毎日自宅学習を行うことが必要です。
小学4年生に学力が固定される
小3の時期に家庭学習を行うべき理由には、ほかに、小学4年生は学力が固定される時期だからということもあります。
10歳の壁という言葉があるように、小学4年生は、成長の変化によって内面・勉強面などでさまざまな壁に直面する時期です。
10歳の壁は、人が成長することによって起きうる科学的根拠があるもので、このタイミングで学力がある程度固定されると言われています。
10歳の壁のタイミングで学力が固定される前に、勉強習慣を身に着けある程度勉強ができるようにさせておくとその後の学習が有利なので、小3で家庭学習を始めるのがおすすめです。
9歳以降の小学校高学年の時期には、幼児 期を離れ、物事をある程度対象化して認識することができるようになる。
対象との間に 距離をおいた分析ができるようになり、知的な活動においてもより分化した追求が可能 となる。
自分のことも客観的にとらえられるようになるが、一方、発達の個人差も顕著 になる(いわゆる「9歳の壁」 ) 。
身体も大きく成長し、自己肯定感を持ちはじめる時期 であるが、反面、発達の個人差も大きく見られることから、自己に対する肯定的な意識 を持てず、劣等感を持ちやすくなる時期でもある。 文部科学省ホームページより引用
小3の家庭学習は集中力が身につく
小3の家庭学習には、集中力が身に付くというメリットもあります。
小学校低学年では集中力の無い子もたくさんいますが、集中力があると、学習面だけでなくスポーツなどその他の面でも吸収が早くなるため、早くから身に付けたい力です。
低学年の学習は、ただ単なる学力・学習量が増加するだけでなく集中力も向上するものなので、この時期からの自宅学習をおすすめします。
また、受験をしない・習い事をしていて時間がないという人でも、集中力は大切なので、自宅学習を多少は行うのが好ましいでしょう。
小3はどのくらい自宅学習をすればよい?
小3の自宅学習の勉強時間について、いつやるのか・どのくらいやるのかなど具体的に解説します。
小3の勉強時間の目安は?
小学生の勉強時間は、宿題にかかる時間を除いて「学年×10分+10分」を目安とすることが多く、小学3年生なら40分となります。
大人にとっては、40分という時間はとても短く感じますが、子供の集中力が続く時間と考えるとやはり40分から1時間が妥当です。
ただし、上記はあくまでも目安なので、受験を目指す・目指さないや学校の宿題の量が多い・少ないでも家庭学習にかける時間は変わるでしょう。
また、 子供の集中力に差によっても家庭学習が可能な時間は前後するので、子供の様子をみながら学習を進めていってください。
勉強時間は徐々に増やしていこう
いくら小3の家庭学習が大切と言っても、いきなり勉強時間を増やしてはいけません。
それまで自宅学習を今までしたことが無い子供に、いきなり「1時間勉強をしなさい」といってもなかなか難しいことでしょう。
家庭学習を始める際は、最初は30分ほどから始めて、勉強に慣れてきたら40分50分…などと徐々に増やしていくことをおすすめします。
勉強時間は、最初から多過ぎてしまうと子供がきつくなり、勉強に嫌悪感を持ってしまう可能性があります。
この時期に勉強に対してマイナスイメージを持つと、勉強嫌いになったり、勉強が苦手だという先入観を持ってしまったりするので気を付けましょう。
勉強時間を分割してみよう
いきなり勉強時間のノルマをこなすのが難しい場合は、勉強時間を分割してみましょう。
小学校低学年の学習時間の目安は40分~1時間ですが、例えば風呂上りに一気に40分~1時間机に向かうのは、小学3年生の子供にしてみるときつく感じられます。
そもそも、学校の授業時間は、先生の話などを込みで45分なので、自発的な学習を40分も続けられない可能性の方が高いです。
勉強時間を分割するなら、例えば学習時間を15分ずつに分けて、朝・帰宅後・夕飯前の1日3回学習の時間を設けるというようにしましょう。
細かく時間を区切ることで、子供の集中力も続きやすくなり、勉強の質も上がります。
小3の自宅学習におすすめな勉強方法
以下では、さらに具体的な自宅学習方法について紹介します。
自主学習よりも宿題を一番最初に終わらせよう
家庭学習で気を付けたいことは、自主学習よりも宿題を一番最初に終わらせることです。
小学生は寝るのも早く集中力にムラがあるため、計画していた時間に寝てしまったり、集中できなくて時間内に終らせれないことも十分あり得ます。
必ず行わないといけない学校の宿題は、やりそびれることがないように一番最初に取り組むようにしましょう。
自主学習は、その時間に寝てしまっても最悪「よし」とできますが、宿題の提出に間に合わなくては本末転倒になってしまうので、気を付けてください。
集中できる時間を見つけよう
小学3年生の家庭学習を成功させるポイントは、集中できる時間を見つけて勉強させることです。
一気に学習することが難しい小学3年生は、学習時間を分割して勉強させることがおすすめなのですが、その中でもとくに集中しやすい時間を見つけてあげるようにしましょう。
例えば、朝が集中できる子・学校から帰ってすぐが集中できる子・お風呂のあとが集中できる子など、子供によって集中できる時間はさまざまなので、それを 子供を一番近くで見ている親が汲み取ってあげてください。
学習内容についても、集中力がある時間には苦手な教科、集中力がない時間には得意な教科を履修するなど時間によって学習内容を変えることがおすすめです。
集中力があるときは頭を使う勉強をしよう
上記で説明したように、集中力のある時間によって学習内容を変えるとより効率的に学習できますが、集中力があるときには頭を使う勉強をするようにするとさらに効率が上がります。
例えば、集中できる時間帯には、国語の読解問題や算数の計算学習など 深い思考力を必要とする問題に取り組むようにすると効率よく問題を解くことが可能です。
逆に、集中できない時間帯では、漢字の勉強や語彙学習など暗記問題に取り組むようにしましょう。
このように、工夫して勉強内容を決めてあげると学習しやすいので、親が配慮してあげてください。
小3におすすめの教材・問題集
小3の自宅学習の必要性や取り組み方について解説しましたが、下記では、実際家庭で学習を進める際におすすめの教材や問題集を紹介します。
おすすめの市販教材・問題集
市販の教材や問題集は、書店やネット販売などで簡単に手に入るため最も始めやすい学習方法です。
問題集やドリルは、1ページ1ページ取り組むことで集中力が養なわれ、最後のページまでやりきることで大きな達成感に繋がるでしょう。
また、市販のものは、買い切りのため一度購入すれば追加料金もかかりませんし、さまざまな学習レベルに合わせて選択することが可能なのも魅力です。
蔭山メソッド徹底反復練習「百ます計算」 徹底反復計算プリント基礎編
計算に強くなる教材と言えば、百ます計算がおすすめです。
小学3年生の学習では算数では、特に計算力の底上げがとても大切となり、 蔭山メソッドを用いることで確実に計算力が身に付きます。
蔭山メソッド「百ます計算」の教材は、2週間でマスターできるように作られていますが、コピーなどをすることで更なる反復練習が行えるでしょう。
計算練習は、毎日行うことで確かな計算力が身に付くので、毎日のルーティンとすることをおすすめします。
ハイレベル100小学3年読解力
ハイレベル100小学3年読解力は、 小学3年今後の学習において非常に大切なポイントとなる読解力が身に付く教材です。
小学3年生は、語彙力や漢字も学習が必要ですが、中でも読解力を付けることはとても重要になります。
読解力は、小・中・高の学習において、国語の学習全般・算数の文章問題などあらゆる教科の学習を理解するために必要な力です。
ハイレベル100小学3年読解力は、低学年用の読解問題集ですが、受験を考えている子・普段からとても学習している子でなければ、程よい難易度でしょう。
さほど高い学習レベルではないので、子供にも苦痛にならず、家庭学習の初級編として取り組むのがおすすめです。
通信教育の活用がおすすめ
低学年の家庭学習には、通信教育の活用もおすすめです。
低学年といえど、小3にもなると学習内容のレベルも高くなり、親が教えることが難しくなってきます。
また、家庭学習では、子供が自分で学習内容を選択し、テキストを用意しなければならないので大変です。
通信教育は、1か月に1度決まった量が届くテキストに従って勉強すればいいので自分で選択する必要がなく、親子の負担が軽減できます。
以下の記事では、おすすめの通信教育を紹介しているので、資料請求から検討してみてください。
小3の自宅学習まとめ
小3の自宅学習の取り組み方まとめ
- 勉強時間は「学年×10分+10分」が目安
- 勉強時間を分割して無理なく続けよう
- 集中力・勉強する時間帯をポイントに勉強時間を決めよう
- 市販教材・問題集・通信教育の利用もおすすめ
小学校低学年での家庭学習は、親のサポートが大切です。
勉強時間は、「学年×10分+10分」が目安ですが、時間を分割するなどして子供が無理なく続けられるよう親が配慮してあげましょう。
また、集中力がある時間帯に頭を使う学習内容・教科を割り振るなど、集中力・勉強する時間帯をポイントに勉強時間を決めるのがおすすめです。
市販教材・問題集・通信教育を利用すれば、学習内容の選択など親の負担も減り、子供の自主性もも養っていけます。
家庭学習は続けることで確実に力になっていくので、今後の学習で苦労しないためにも毎日少しづつでも家庭学習を続けましょう!