【高校生向け】成績を上げる勉強法は?テストで良い点数を取るコツを徹底解説!
「高校生におすすめの成績を上げる勉強法は?」
「効率の良い勉強法ってどんなの?テストでいい点を取る方法はある?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
「勉強の仕方がわからない」「勉強しているのに成績が上がらない」と悩んでいる高校生は実に多いです。
今回はそうした高校生に向けて、成績を上げる勉強法を解説します。効率の良い勉強法やテストでいい点を取る方法などを具体的に紹介するので、参考にしてください。
成績を上げる勉強法についてざっくり説明すると
- まとまった勉強時間が必要であることを理解する
- まずは基礎固めから始める
- 最も効率の良い勉強法の一つは通信教育を使った学習
成績を上げる勉強法を実践するためには?
何かと忙しい高校生の勉強時間は限られているため、効率の良い勉強法を意識する必要があります。偏差値を上げたいなら、まずは勉強時間を捻出することから始めましょう。
前提としてまとまった勉強時間が必要
高校生が学習すべき量は、中学生とは比べものにならないほど多いので、成績を上げるには十分な勉強時間が必要です。
頭の良い人なら効率の良い勉強法で大きく勉強時間を短縮することもできるでしょうが、それでも相当な時間がかかります。
そのため、特に勉強が得意でない人はまとまった勉強時間を確保し、十分な学習量をこなすことを意識しましょう。
ちなみに勉強時間の目安ですが、平日なら高1・高2で最低2時間、高3で4〜5時間は必要です。しかし、高校生は部活や学校行事で何かと忙しいため、それらの勉強時間を捻出するには様々な工夫をしなければいけません。
勉強時間を捻出する具体的な方法
勉強時間を捻出するための主な方法は以下の2つです。
- スキマ時間を有効活用する
- 家でダラダラする時間を勉強時間に変える
スケジュールがびっしり埋まっている人であれば、増やせる勉強時間はスキマ時間くらいしかありません。電車やバスで通学するなら、移動中にテキストや単語帳を読むなりして勉強すると良いでしょう。
一方で家でダラダラする余裕がある人なら、勉強時間を捻出するのは容易です。例えば普段テレビを2時間観ているなら、そのうち1時間を勉強時間にすれば、月の勉強時間は30時間増加します。
やるべきポイントを事前に明確化
試験での成績を上げたいなら、まず試験で問われる内容を確認し、どのような勉強をするべきかを明確にするべきです。
いくら勉強しても良い点数が取れないという高校生は、この点ができていない可能性があります。どれだけ長時間勉強したとしても、試験範囲に合わない自分勝手な勉強では得点には結びつきません。
なお、やるべきことを明確化する際は、試験における頻出範囲と自分の苦手分野を特に重視すると良いでしょう。
焦らず基礎からがっちり固める
成績を上げたいなら、まずは基礎知識をしっかり身に付けることです。
高度な応用問題であっても、基礎知識を活用して解くことができるので、どれだけ高いレベルを目指す場合でも基本的な学習は避けて通れません。
なお、基礎固めの方法ですが教科書を繰り返し読み込むというオーソドックスな方法が良いでしょう。教科書が読みにくいという場合は、さらにわかりやすい市販の参考書でも構いません。
また基礎知識を習熟度を測るには、誰かにそれを説明してみるのが良いでしょう。わかりやすく的確に説明できるなら、内容を深く理解できている証拠です。
何度も問題演習を繰り返す
問題演習を繰り返し行うことも、成績アップには欠かせません。ただし、問題演習はただ闇雲に量をこなせば良いのではなく、一回一回の質を高めることが重要です。
問題を解いたら解答解説をよく読み込み、解法が正しかったかどうかを確認しましょう。間違えた問題に関しては復習を徹底し、内容理解を深めるべきです。
質の高い問題演習を何度も積み重ねることで、確実に実力は伸びていきます。
解法のストックをたくさん貯める
問題演習を繰り返す上で意識すべきなのは解法のストックすること、つまり解き方の引き出しを増やすことです。
解法は実践的に応用できないと意味がないので、記憶する際はどのような場面で使えるかを具体的にイメージするのが良いでしょう。
なお、解法をストックする際も闇雲に数を増やすだけではいけません。深い理解を伴う解法を着実に増やしていくべきです。
復習の頻度にこだわる
脳に知識を定着させるのは簡単なことではありません。一度覚えた知識でも時間が経てばその大半を忘れてしまうからです。
そのため、知識を効果的に定着させるには、忘れないうちに何度も見返すことが重要になります。つまり復習は高頻度で行った方が良いのです。
例えば、英単語を1日10個ずつ覚えるなら10日で100個を記憶できそうに思われますが、実際は10日目には1日目の10個はほとんど覚えていないでしょう。それどころか前日に覚えたはずの10個さえ曖昧なはずです。
一方で1日100個の英単語を10日間毎日確認したとすると、10日後には100個のうちほとんどを覚えている可能性があります。
高い集中力で勉強できる時間を増やす
成績を上げるには、限られた時間の中でいかに多くの知識を定着させられるかということが重要です。
そのため、ダラダラと惰性で勉強するのではなく、高い集中力を持って勉強に取り組むことが大切になります。よって環境作りを含め、集中して勉強できる時間を増やすことにこだわりましょう。
勉強に没頭できる時間を増やせば、1回の学習で習得できる知識の量は格段に増えるため、成績も飛躍的に上がるはずです。
勉強の合間に必ず休みを入れる
休息は往々にして軽視されがちですが、質の高い勉強を継続するためには必要不可欠な要素です。
適度に休息を設けないと勉強に飽きてしまい、頭の働きが鈍くなるので、勉強のクオリティが落ちてしまいます。実際、難関大合格者には適度に休息を取りながらメリハリをつけて勉強している者が多いです。
よって勉強の合間には適度な休憩を挟むのが良いでしょう。また十分に睡眠を取ることも重要です。
定期テストで効率よく良い点数を取る方法
ここからは定期テストでいい点を取る方法をお伝えします。
普段の授業の取り組みがまず大切
定期テストは日頃の授業で習ったことをベースに作成されるので、テストで良い点を取るには授業の取り組み方から改善していく必要があります。
意識すべきなのは、テストで出題される内容の基本的な理解を授業中に済ませてしまうことです。そのため、集中して授業を受けるのが良いでしょう。良い加減に聞いていると、重大な内容を聞き逃す可能性があります。
また後で復習ができるように、ある程度は綺麗に授業ノートを整理しておくのもおすすめです。
成績の上がるノートの取り方
成績を上げるには、ノートをきちんと取ることが必要です。ただ板書を書き写すのではなく、先生が指摘した重要ポイントなどを聞き漏らさずメモするように心がけましょう。
また後で復習しやすいように余白を十分に取るなど、見やすいレイアウトを意識するべきです。ただし、装飾にこだわる必要はありません。
黒のシャーペンもしくはボールペン、赤ペン、黄色の蛍光ペンがあれば十分です。カラフルにノートを装飾することに執着する必要はありません。
そんなことにこだわるのではなく、授業をしっかり聞くことに集中しましょう。
与えられた課題を完璧にする
高校教諭は、与えた課題に関連した内容のテストを作ることがよくあります。そのため、与えられた課題をしっかりとこなすことも点数アップには欠かせません。
まずは課題の内容を十分に理解し、その後は何度も繰り返し復習して、解法を誰かにスラスラ説明できるようになるまで仕上げましょう。
この作業をどれだけ徹底できるかが、テストの成績を大きく左右すると言っても過言ではないので、与えられた課題は重要視するべきです。
短時間で解けるように繰り返し演習する
定期テストでは、いくつかの基本的な問題が大量に出題されることがあります。そのため、問題演習を繰り返し行い、短時間で解けるように練習しておかなくてはいけません。
ある程度の解答スピードがなければ、どれだけ内容を正確に理解していようとテストで好成績を収めることはできないので、問題を見ればすぐに解法が頭に浮かぶ状態にまで仕上げておくべきです。
高校生の定期テスト対策に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
大学受験で偏差値を上げるためのコツ
続いては大学受験で偏差値を上げるためのコツをお伝えします。
成績を伸ばすための根幹を理解しよう
大学受験に向けて成績を伸ばすには以下4つの要素が重要になります。
- 生活リズムを規則正しくする
- 志望校の目標を立てる
- 身近なライバルを必ず作る
- 質問相手となる人を作る
受験勉強は孤独な戦いになりがちなので、特に他者に関する下の2つは重要です。まずライバルですが、身近に意識する相手を作ることによってお互い切磋琢磨できるので、高いモチベーションを維持することができます。
また質問相手がいれば、疑問点をその都度解消できるので、受験勉強を円滑に進めることが可能です。質問相手がいなければ疑問点を解消しにくいので、不安な状態で勉強を続けなければいけません。
まずは生活リズムを整えよう
脳のパフォーマンスを常に高く維持するためにも、生活リズムを整えることは重要です。受験シーズンになると夜更かしをして勉強する生徒もいますが、基本的には早寝早起きのリズムが良いでしょう。
睡眠不足は集中力低下の原因となるため、夜は無理せずに早く寝るべきです。
参考書は各教科1~2つに絞る
大学受験の勉強では参考書を使いことが多いです。中にはたくさん参考書を買ってもう勉強しようと考えている人もいるでしょう。
しかし、参考書は各教科1〜2冊に絞るべきです。参考書を増やすとそれだけやるべきことが多くなってしまうので、全ての教科の勉強が間に合わなくなる可能性があります。
また同じ事柄でも微妙に解釈が異なる場合もあるので、混乱を招く危険すらあるのです。
どの参考書でも大体書かれている内容は同じなので、レイアウトやボリュームなどに注目し、自分がわかりやすいと思うものを選ぶと良いでしょう。
加えて自分のレベルに合った参考書を選ぶことも重要です。ある程度実力がついているなら、応用的な内容も扱っている参考書の方が良いでしょう。
自分に合わない参考書は使わない
学校や塾で勧められた参考書を使うのも良いですが、自分に合わないと感じたらすぐに使うのをやめるべきです。「使いにくい」という後ろめたさがあっては、勉強の能率は上がらないでしょう。
勉強時間は限られているので、自分に合った教材を使って伸び伸び勉強するべきです。
折角勧めてもらったのに申し訳ないと思う方もいるでしょうが、ある教材が合うか合わないかは人によって違うため、好意だけ受け取って自分に合うものに切り替えましょう。
演習中に解法を頭の中で整理する
ただ闇雲に問題を解くだけでは、能率の良い問題演習とは言えません。1回1回のクオリティを高めるには、解法を頭の中で整理しながら問題を解くのが良いでしょう。
解法を着実にものにしていけば、いくつかの解法を組み合わせることで、応用問題も解けるようになります。
一方、ただ機械的に問題を解くだけでは、基本的な問題は解けても、応用問題を解けるようにはなりません。
模試や過去問を通じて己の弱点を知る
模試を受けたり、過去問演習を行う受験生は多いですが、そうした機会を実力アップにきちんといかしている受験生は少ないです。
模試や過去問演習では、必ず自らの弱点が顕になります。しかし、その弱点に目を向けず、先の試験で同じ失敗をしてしまう受験生は多いです。
そのため、見つかった弱点をその都度克服する習慣を付ければ、周りの受験生に大きな差をつけることができます。
具体的には、間違った問題に関わる範囲を基礎内容から解き直したり、似た問題の演習を行って解法を復習するのが良いでしょう。
受験の点数に響く範囲を重点的に勉強
受験勉強では、得点に結びつきやすい分野を重点的に対策するべきです。全てを満遍なく対策するよりも、得点源となる分野だけに絞った方が効率的に点数を伸ばすことができます。
勉強時間は限られているので、自分が今やっている勉強が本当に得点に直結する類の勉強なのかを常に意識して、無駄のない試験対策を心がけるべきです。
もし勉強が非効率になっていると感じたら、その都度学習計画を練り直すのが良いでしょう。
塾や通信講座の指導を軽視しない
時々「塾なんて行くだけ無駄」「独学でも十分成績を伸ばせる」などということを言う人がいます。しかし、塾や通信教育のカリキュラムや指導技術は、決して軽視して良いものではありません。
特に長年の指導実績がある会社が保有する指導ノウハウは、一個人が独学で身に付けられる勉強法とは比べ物にならないほど優れている場合が多いです。
そのため、塾や通信教育を利用するのは一般的に大変有意義です。またそれらを利用するなら、基本的には与えられた課題やカリキュラムを信じて、指導される通りに取り組むのが良いでしょう。
最短経路は通信教育?
塾に通う高校生は多いですが、塾だと講義を聞くことが学習の中心になるので、インプットが主体の受動的な勉強になりがちです。そのため塾によりますが、どうしてもアウトプットの機会が不足してしまいやすい傾向にあります。
勉強があまり得意でないならそれでも良いですが、すでにある程度の学力があるなら演習中心でないと効果的に成績を伸ばすことはできません。
その点、通信教育なら学習内容を比較的自由に取捨選択することができるので、アウトプット中心の学習スタイルを実践することも可能です。もちろんインプットも気が済むまでできます。
それぞれに最適な学習スタイルをデザインすることができるので、通信教育なら最短経路で学習を進めることができるでしょう。
また、通信教育の多くは志望校レベル別にベストな教材・カリキュラムが提供されるので、大学受験もバッチリ対策することができるでしょう。
成績を上げる勉強法についてまとめ
成績を上げる勉強法についてまとめ
- 授業や与えられた課題を重視する
- 復習は高頻度で行う
- 得点に直結する範囲を重点的に対策する
- 通信教育でも志望校別の対策ができる
高校生に向けて成績を上げる勉強法を解説しました。
高校生の学習範囲は膨大なので、前提としてまとまった勉強時間が必要です。スキマ時間を活用するなどの工夫をして、勉強時間を捻出しましょう。
また定期テスト対策では学校の授業や課題を重視するべきです。問題演習を繰り返して、解答スピードを速めることも重要になります。
一方で受験勉強の際は得点に直結する範囲を中心に対策するべきです。加えて塾や通信教育を頼りにすることもおすすめできます。
以上を参考に、成績を上げる勉強法を実践してみてください。