スマイルゼミだけで高校受験対策は可能？塾との併用方法や入試対策法を徹底解説

画像出典:スマイルゼミ公式サイト

基本的に、スマイルゼミだけでも高校入試対策をすることは可能です。以下ではスマイルゼミのコースや合格実績などについて解説します。

スマイルゼミの選べる2つの入試対策コース

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スマイルゼミ中学生コースには、標準クラスと特進クラスという2種類のクラスがあります。

標準クラスでは中堅校から上位校の志望者向けであるのに対し、特進クラスは上位校や難関校を目指す中学生が対象です。

特進クラスには標準クラスに比べて1.5倍の講座が収録されており、応用的な内容や難問がより多く扱われます。

また標準クラスでは中3になる直前の3月から高校受験対策を始めるのに対し、特進クラスでは中2の8月時点から本格的な受験対策を開始します。

このように自分の学力や志望校に合わせた対策ができるというのが、スマイルゼミの魅力です。

しかし、最難関校の対策に関しては、スマイルゼミだけでは難しいと言えます。

どちらも成績に欠かせない定期テスト対策付き

定期テストの成績は内申点の形で高校受験に直結するので、志望校に合格するには定期テスト対策が欠かせません。

スマイルゼミ中学生コースでは、標準クラス・特進クラスともに、定期テスト対策向けのコンテンツが用意されています。

実技教科を含めた9教科の対策ができるため、学校の成績が不安な方にもおすすめです。

スマイルゼミの合格実績

スマイルゼミは、日比谷や都立青山をはじめとする難関校に合格者を輩出しています。

公式サイトの「2020年高校合格実績」というページには、都内だけでなく、北海道から沖縄まで、全国の高校が数多く載っており、一定の合格実績はあると言えます。

ただし、合格者数や合格率などは公表されていないため、合格実績に強みのあるサービスとまでは言えません。

最難関校でなければスマイルゼミのみで高校受験対策可能

スマイルゼミは特進クラスという上位校・難関校進学に向けたコンテンツもあり、一定の合格実績も持っています。

そのため、スマイルゼミだけでも、志望校に合格することは十分に可能です。

しかし、教材の難易度はそれほど高くないので、最難関高校の対策を行うには、少し物足りないと言えるでしょう。

スマイルゼミを使って最難関校を目指すなら、市販の教材や塾を併用するのがおすすめです。

ここからはスマイルゼミの標準クラスと特進クラス、それぞれの詳細を解説していきます。

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標準クラスの受験対策

標準クラスでは、比較的ゆっくり高校受験対策を始め、無理のないペースで志望校合格を目指せます。

入試対策と定期テスト対策を両立させることを第一目標としたクラスです。

このクラスでは、以下のような流れで高校受験対策を行います。

1. 正答率などのデータから各単元の理解度をチェック
2. 厳選された公立高校の過去問で演習を行う
3. 志望校レベルとのギャップを埋めるための問題を解く
4. 苦手を克服し、得意を伸ばすような勉強を行う

なお、学習の際は個別プランが作成されるので、それぞれに合った内容を効率的に勉強できます。

特進クラスの受験対策

特進クラスでは、中2の8月という比較的早い時期なら、難関校進学に向けた本格的な受験対策を始めます。

また中3の夏までには、中学内容を全て学び終え、それ以降は徹底的な入試対策に移行するので、志望校対策により多くの時間をかけることが可能です。

このクラスでは、中1の段階で入試での正答率が30％以下の問題が各単元で出題されるなど、早いうちから入試に慣れるための工夫がなされています。

全体として、高校受験を意識した内容となっているため、難関校や上位校を目指す方におすすめです。

さかのぼり学習・先取り学習が自由自在

特進クラスでは、中学1年生〜現学年の1個上の学年までの範囲で、自由に学習することができます。

中2以降は中学3年間の内容を全て学べるようになるため、さかのぼり学習や先取り学習が自由自在です。

よって苦手な教科は中1の内容に立ち返ってじっくり勉強したり、反対に得意な教科は学年に関係なくどんどん先に進んだりというようなことができます。

共通の入試対策もある

学力診断テストや模試など、標準クラスと特進クラスの両方に含まれているコンテンツもあります。

ただし、回数は少し違っており、学力診断テストは共通して3回ですが、模試は標準クラスが3回、特進クラスが8回です。

これらのコンテンツでは、自分の苦手分野や志望校のレベルとのギャップなどを把握することができます。

なお、結果はオリジナルカリキュラムに反映され、苦手克服や志望校対策を意識した学習内容になるので効率的です。

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※専用タブレット代：10,978円

スマイルゼミでは、上記の金額で9教科の学習が行えるので、かなりコスパが良いと言えるでしょう。

塾の1教科分の値段で、9教科の対策ができるため、非常にリーズナブルです。

通信教育の相場と比較すると、安いとまでは言えませんが、高くはありません。他は5教科の学習であることが多いことを踏まえると、お得だと言えます。

約2週間の無料体験もできる

スマイルゼミは12ヶ月間の受講を前提とするサービスであり、それ未満に退会する場合は、追加料金（専用タブレット代金）が必要です。

具体的には、6ヶ月未満なら32,802円、6ヶ月以上・12ヶ月未満なら7,678円がかかります。

しかし、全額返金保証というキャンペーンを活用すれば、入会から約2週間での退会なら、受講料を含めて一切お金は限りません。

2週間程度は実質無料で利用できることになるので、まずはこの無料体験を試してみるのもおすすめです。

他にも魅力的なキャンペーンが用意されている

時期にもよりますが、スマイルゼミでは全額返金保証以外のキャンペーンも用意されています。

例えば、2021年4月27日までに、友達や兄弟を紹介すると、5,000円分（紹介者2,500円＋入会者2,500円）のデジタルギフトがプレゼントされます。

また2021年3月28日まで実施されている、抽選で100名に1万円分のグルメカタログギフトが贈呈されるキャンペーンも魅力的です。

このようなキャンペーンを利用すれば、通常よりもお得に入会することができるので、入会の際はキャンペーン情報もぜひチェックしてみてください。

スマイルゼミだけで高校受験対策をすることを検討している方は、以下の内容に注意してください。

タブレットが故障すると何も出来ない

スマイルゼミでは、専用タブレットを用いて全ての学習を行います。タブレットさえあれば、あらゆる対策ができるので効率的です。

しかし、裏を返すとタブレットがなければ何もできないということにもなります。例えば、タブレットが故障して使えなくなったら、一切勉強ができません。

ただし、そのような事態が起こる可能性は低いと言えます。現在、スマイルゼミでは定価4万円程度する京セラ製のタブレットが採用されており、性能が非常に良いからです。

紙に書きながらの学習が出来ない

スマイルゼミはタブレット学習に特化した通信教育です。記述は画面にタブレットペンで行うスタイルなので、紙に書いて勉強することはできません。

入試本番では紙に書くため、書くことに慣れることができないのはデメリットだと言えます。

しかし、紙に書く練習は学校の授業で十分に行えます。そのため、この点に関しては、それほど心配する必要はないでしょう。

こだわり抜いたタブレットに書くスタイル

スマイルゼミでは、紙に書くときのように、タブレット画面に手をついて書くことができます。

実際に紙に書く練習こそできませんが、紙に書くのに近い感覚で勉強できるため、入試本番の記述で違和感を覚えるようなことはないでしょう。

サポート体制が不十分

スマイルゼミは比較的リーズナブルな価格で受講できる分、Z会のように学習上の疑問を質問できたり、勉強法などを相談したりするようなサポートはありません。

教材自体はわかりやすいですが、理解できない部分があったときに、学習が停滞してしまう恐れがあります。

そのため、それが不安な方にはおすすめできません。また積極的に質問しながら理解を深めていきたいという方にも不向きです。

ただし、学校の先生や親などにうまく協力してもらえれば、スマイルゼミだけでも効率よく勉強を進めることはできます。

スマイルゼミだけでは学習時間不足

スマイルゼミの学習は1日15分に設定されています。そのため、高校受験対策はおろか、定期テスト対策でも勉強時間が足りません。

よって学習習慣をつけることなどには有用ですが、本格的な高校受験対策を行うとなると、プラスアルファの自主的な努力も必要です。

具体的には、学校の問題集や市販の参考書などを使って、追加学習を行うことをおすすめします。

暗記カードminiを利用しよう

スマイルゼミプラスアルファの学習には、「暗記カードmini」というアプリを活用するのも有意義です。

これはスマイルゼミと連動した暗記学習向けのコンテンツで、スマイルゼミでの学習結果を踏まえて、それぞれが覚えるべき事柄がカードでどんどん提示されます。

暗記カードをめくるようにスキマ時間で効率的な暗記学習を進められるので、ぜひ有効活用してみましょう。

最難関校でない限り、スマイルゼミだけでも高校受験対策を行うことはできますが、より充実した学習がしたいなら、スマイルゼミと塾を併用するのがおすすめです。

授業は高い難易度のものに挑戦するための利用

塾との併用はおすすめですが、塾に行けば必ず学習の効率がよくなるというわけではありません。

わかりやすさという点ではスマイルゼミのコンテンツも優れていますし、いまいちな授業をする塾もそれなりにあるからです。

演習量に関しても、スマイルゼミではたくさん問題を解けるので、塾でリカバリーする必要はないと言えます。

それでも塾に行くべきなのは、スマイルゼミの教材が、難易度の点で物足りないからです。とくに最難関高校の入試に対応できるような演習はできません。

そのため、塾と併用するなら、スマイルゼミで基本的な学習を行い、塾で難易度の高い問題演習をするというようなスタイルがおすすめです。

学習の漏れをなくすのにも利用がおすすめ

スマイルゼミだけでも、高校受験対策で必要な内容を網羅的に学習することは可能です。

しかし、塾も活用すれば、その網羅性の精度をより高めることができるので、学習漏れ・対策漏れを防止する意味合いでも、塾との併用はおすすめできます。

授業以外の用途での利用

塾を利用するメリットは、通信教育にないサービスを活用できるという点もあります。

塾にあって、スマイルゼミなどの通信教育にないものと言えば、第一に挙げられるのは自習室です。

スマイルゼミなら専用タブレットさえあればどこでも学習できますが、勉強する環境をきちんと整えないと、十分な学習効果を得ることはできません。

一方で塾なら自主室という快適な学習環境が用意されているため、集中して勉強し、高い学習効果を得られる可能性が高いです。

また塾に通えば、高校受験に関する色々な情報が手に入ります。各高校の校風や入試の特徴など、高校受験対策に役立つことを知れるので魅力的です。

通信教育ではそうした情報は一部しか手に入らず、基本的には自分で情報収集をしなければなりません。

1教科だけでも塾を利用すると良い

お金がかかることを理由に入塾を諦めている方もいるでしょうが、上記で解説したような塾特有のメリットは、1教科授業を取るだけでも享受できます。

例えば、演習の重要性が高い数学だけ塾で勉強するという場合でも、自習室は利用でき、有益な情報も色々と入手可能です。

塾がタブレットの持ち込みを認めてくれれば、スマイルゼミの勉強を自習室で行うこともできるため、大きく学習効率が高まる可能性もあります。

1教科だけの利用なら、それほど費用もかからないので、出費を抑えつつ効率的な高校受験対策が実現できます。

スマイルゼミだけでの高校受験対策について解説しました。

スマイルゼミでは特進クラスで難関校・上位校向きの学習ができ、実技教科を含めた内申点対策も可能なので、高校受験対策には有用です。

しかし、最難関高校を志望する場合は、教材の難易度がやや物足りないため、塾を併用することも考えましょう。

以上を参考に、スマイルゼミを活用した高校受験対策を前向きに検討してみてください。とりあえず2週間の無料体験をしてみるのもおすすめです。