大学入試共通テスト日本史の勉強法は?傾向や対策からおすすめ参考書まで全て解説!
「共通テストは大幅に変わると言うけれど、実際のところ日本史はどうなの?」
「日本史の共通テストや模試に適した勉強法は、どんなものがあるの?」
いよいよ共通テストが始まりますが、日本史を利用する人もこのような不安を感じているのではないでしょうか。
この記事では、共通テストにおける日本史の学習方法や傾向・対策について詳しく解説しています。センター試験との共通点や相違点についてしっかり理解して、本番でぜひそれらの知識を活用し成功に結びつけてくださいね!
「大学入試共通テスト日本史の勉強法」についてざっくり説明すると
- 共通テストの日本史の問題は、全体的にはセンター試験の方針を踏襲している
- ただし史料やデータなどを多く用いるようになったので、その点については対策が必要
- 適切な時期に学習に着手することで他の科目との勉強量のバランスを取ろう
共通テスト日本史の難易度や傾向の予想
さまざまな変化があったと言われる共通テストですが、日本史では難易度や形式についてセンター試験とどのような違いが生まれたのでしょうか。
具体的な内容について、詳しく見ていきましょう。
共通テスト日本史の概要
試験時間は従来通り60分、配点も100点満点です。日本史は共通テストにおいても大問6問、全問マーク式と一見従来のセンター試験と変わりがないように見えるかもしれません。
ただし、過去に実施された試行調査では、従来のセンター試験と比較して史料問題のボリュームが増えたり、実際の授業光景を彷彿とさせるような問題が出題されました。
なお、出題範囲は高校で学習する日本史Bもしくは日本史Aからの出題です。これらを超えた範囲からはほぼ出題されませんから、まずは教科書に書かれている知識をしっかり定着させましょう。
センター試験との違いは2つ
それでは、具体的にはセンター試験と共通テストではどのように変化があったのでしょうか。
大きな変更点は次の2つです。
1. 問題の出題形式の変更
2. 授業などで得た知識を元にした考察力を問う問題が増えた
先の段落で述べたように、授業の形式になぞらえた出題方式が取り入れられました。また、センター試験も丸暗記だけでは対応できない問題もありましたが、より多角的な視点や知識を絡めながら考えさせる問題が増えたと言えるでしょう。
次は、具体的な変更点について詳しく解説していきます。
史料問題の出題が大幅に増える
共通テストに先立って、平成29年度・30年度の2回実施された試行調査では、グラフ、統計表などを用いた問題も含まれていました。従来のセンター試験でも写真や絵図、年表、地図などを利用した問題が出題されていましたが、それらに加えて多角的な視点から検証する史料や問題が用意されたと言えるでしょう。
実際の試験では、これらの史料を複数組み合わせて問題の意図を読み解きながら、既存の知識を含めて関連付け考察しなければなりません。
ただし、試行試験やセンター試験の過去問演習においてこれらの史料問題の演習を積み重ねて史料などの解釈に慣れていれば、それほど手間取ることはないでしょう。
知識をもとにした総合的な考察力を重視
試行調査では、さまざまなテーマを題材にして、発表形式やレポート形式など、多角的な視点から考えさせる問題が出題されました。実際の共通テストでは、多くの知識を備えているだけではなく、史実や初見の史料を関連付けながら、歴史を多方向から考察させるような問題に設定されると予測されています。
したがって、年号の丸暗記をするのではなく、世紀単位で時代の流れをつかむ学習を心がけると良いでしょう。
また用語などの暗記に頼るのではなく、問題の全体像を把握させるために解答の一部を選択させて、その選択次第で正答が変わるという問題も出題されます。
全体として難易度はあまり変わらない
結論としては、全体的な難易度はセンター試験と大差はないと言えます。
平成30年度の試行調査においては平均点が50点前後になるように意図した問題が出題されましたが、結果は55.91点でした。センター試験の過去5年間の平均は63.20点ですから、それよりは下落したものの、出題者の予想を上回る結果でした。
また、年代の並べ替え問題や正誤を問う問題は、センター試験の形式を踏襲していますので、同様の対策が必要です。
ここで、過去2回実施された試行試験のデータを整理してみましょう。
試験名 | 科目名 | ページ数 | 受験者数 | 平均点 |
---|---|---|---|---|
第1回試行調査 | 日本史B | 39 | 8,238 | 非公表 |
第2回試行調査 | 日本史B | 30 | 4,200 | 53.58 |
目指せ9割越え!共通テスト勉強のポイント
ここからは、共通テストで高得点を狙う秘訣についてお伝えしましょう。コツをつかむと、9割超えも狙えますから、ぜひ日本史を得点源にしてください!
史料・地図問題に慣れよう
史料や地図を利用した問題は、用語の暗記だけでは対応できませんから、苦手に感じる人も多いかもしれません。ですが、数多くの史料問題の演習を積み重ねると、解き方のポイントが理解できるようになり、史料そのものの知識も増えてきます。
センター試験でも、史料や地図を利用して思考力を試す問題は出題されやすい傾向にありましたから、それらの中からピックアップして練習するのがおすすめです。
身近な史料を活用しよう
また、教科書に掲載されている史料については、目を通すのが最低限のレベルです。さらに、学校で用いられる参考史料集なども合わせて利用すると、時代的な背景の理解が深まります。
総論として、初めて見る史料や地図であっても、受験生に馴染みのない資料であれば注釈がついていますから、それらを手がかりに冷静に読解する能力が求められると言えるでしょう。
史実の因果関係や歴史的意義を理解しよう
歴史は暗記科目と言われているため、歴史用語さえ覚えれば得点に結びつくと考える人も多いかもしれません。ですが、実際には用語の暗記だけでは太刀打ちできない問題が多数出題されるでしょう。
その対策として、用語だけを個別に暗記するのではなく、歴史の流れを意識した学習がおすすめです。日頃から歴史の全体像を把握しておくと、ディスカッション形式のような目新しい問題が出題されても、史実の因果関係や歴史的意義を理解していると、つまずくことなく解答できます。
そこで、歴史の流れを把握するために活用したい学習教材は、教科書です。全体像を把握するためにも、教科書を積極的に読むようにしましょう。
できるだけ問題演習をしよう
共通テストでは、自分の知識をベースに論理的・多角的な思考力を求められるのは、他の科目と共通しています。ただし、活かす知識が基礎的な内容である点は、センター試験の方針を引き継いだと言えるでしょう。
したがって過去問などの問題演習をこなすことで、自分の知識をどのように使いこなすべきかが身についてきます。
また、センター試験での頻出形式だった年代を並べ替える問題、正誤を問う問題は受験生の正確な知識や理解力が要求されるため、引き続き出題されると推定できます。よってこれらの問題への対応力をつけるためにも、積極的に問題演習に取り組みましょう。
時間を意識した素早い解答の練習を
ただし、一部はセンター試験の方針を引き継いでいるとは言え、史料のボリュームが増えるので今までより解答に時間を要する可能性があります。
したがって、制限時間内で史料を正確に読み込むことを意識して問題演習に向き合うと、実戦向きの演習経験が積めるでしょう。
模試などを参考に、一問を解くのに必要な時間を計測するなどの工夫をして、素早く解答できるようにしましょう。
大問別日本史の対策勉強法
共通テストは難しくなったと言われがちですが、日本史についての難易度は標準的と言えます。ここからは、共通テストにおける日本史についての学習法や勉強プランについてお伝えしましょう。
日本史の出題範囲の傾向と特徴
試行調査の結果を踏まえると、共通テストでも日本史の範囲全般から出題されるのは、間違いないでしょう。したがって、原始時代から近現代まで特定の時代に偏ることのない学習が求められます。
もっとも史料の読み込みが増えるなど共通テストの指針に従った変更はあるものの、一方でセンター試験と同様のスタイルを引き継いだ問題も多数出題されるでしょう。
ここで過去の試行調査において、それぞれの大問でどのような問題が出題されていたのかを、振り返ってみましょう。
第1問 全時代にまたがるテーマ史
第2問 原始、古代
第3問 中世
第4問 近世
第5問 近代
第6問 近現代
【第1問】テーマ史別に知識を
第1問の出題内容は、テーマ史を扱う可能性が高いでしょう。例えば、政治、外交史などの頻出分野を始めとして、土地史や女性史などユニークな切り口からでも問題の作成は可能です。
テーマ史は歴史の出題形式の中でも、正確な知識に根ざした思考力や考察力が試されますから、やや難易度が高い傾向にあります。ですが、正確な基本知識を身に着けていれば解ける人も多いですから、まずは正確な知識を身につけるように心がけましょう。
また、苦手な時代があると知識の抜けが目立ったり、年代が近いと混乱して誤答の原因になります。テーマ史の演習も積む一方で、通史の学習も合わせて行うと、より対応しやすくなるでしょう。
【第2〜4問】史実の意義や因果関係を把握
原始時代から近世にかけては、政治、経済、外交問題などが多く出題されています。ある程度切り口もパターン化されており、センター試験の出題形式を下敷きにしていると考えて良いでしょう。
ただし年代や用語など暗記した知識を活かしつつ、年代の並べ替え問題や正誤の組み合わせを問う問題など、受験生の足元をすくいやすい問題が用意される可能性は非常に高いです。
これに対して、正誤問題は問題文の中で正解を探すよりも「明らかな間違い」を探す消去法で解くと、正答率がアップします。センター試験の過去問にも多く収録されていますから、問題演習の際には、なぜその問題が間違いなのかを意識しながら解答して、実力を向上させましょう。
【第5・6問】近現代史は体系的に
第5問は近代史、第6問は近現代史からの出題です。時代で言うと、明治時代から昭和時代の前半(昭和30年代)までが近代、それ以降を現代に分類するのが一般的です。
近代においては国際社会においての日本の関わり方を問う問題など、国内の政治的な出来事よりも、諸外国との対峙における外交問題や社会、経済史から多く出題されています。
近現代史は覚えなければいけない項目が非常に多いですから、知識の整理が難しい時代かもしれません。分野別に、時代を追いながら体系的な学習を心がけると、理解しやすいでしょう。
共通テスト日本史の勉強スケジュール
日本史は国数英に比べると短期間で仕上げやすい科目ですが、それでも直前期に一気に理解しようとするのは負担が大きく、お勧めしません。そこで、学年や時期ごとに学習ペースにメリハリをつけ、本番で9割以上の得点を狙いましょう。
高校1・2年生は学校の授業を理解しよう
この時期は、数学や英語など基礎の習得に時間のかかる科目に注力するべきです。また、学校によっては日本史が必須科目でない学校もあるため、1年生のうちは授業すらない人もいるかもしれません。
とは言え、ある程度予備知識がある人とそうでない人では、その後の本格的な学習に取り組む際に、知識の定着や理解度に大きな差が出てきます。まずは学校の授業でしっかり基礎力を固めて知識を仕入れておくと、受験生になった際に、学習の負担具合が大きく異なるでしょう。
高3の夏までに通史の問題集を一周する
3年生になっても、進級を機に春から日本史の知識を詰め込もうとしても、忘れてしまう事項も多いものです。
そこで高3の夏頃までは、基礎力の定着や向上が難しい国数英の主要3科目の完成を優先させる一方で、夏までに通史の問題集を一周させておくと良いでしょう。すると、大まかな日本史の流れがつかみやすくなり、秋以降の日本史の勉強がはかどります。
また、通史の学習が完了していて早めに点数を伸ばし得点源にしたい人であれば、テーマ史や文化史などやや難しい領域に手を広げても、大丈夫でしょう。
高3秋は知識整理や模試の受験を中心に
学校や塾で日本史の授業を選択している人であっても、そのペースに合わせていると学習終了の時期が受験ギリギリになる人は多いかもしれませんね。そのような事態が予想されるのであれば、先取り学習をしておきましょう。
通史の学習が一通り完了したのならば、次はテーマ史に進みます。この場合、あくまでも通史を基軸にしないと理解が難しい点に注意するべきです。
また、この時期は共通テスト対策の模試が増えてきます。一度は模試を受験し、時間配分や緊張感を確認しましょう。
直前期は問題演習をしよう
ある程度知識が身についた直前期になったら、実戦を想定して積極的に問題演習に取り組みましょう。その際に、わからない単語や曖昧な知識はその都度確認して、確実に定着させていくのが大切です。
間違えた問題はその理由を分析し、次は絶対に間違えないという心意気で暗記に努めましょう。
また、過去問は最良の予想問題です。日本史については数学や英語と比べて大きな変更は少ないので、センター試験の過去問も活用できますが、その際に正誤問題など苦手な部分も発覚するかもしれません。そこで実力が足りていないと感じたら、その分野に特化した問題集の利用を検討しても良いでしょう。
他教科とのバランスも考えて
なお、今年はセンター試験から共通テストへ移行する年度であり、どの教科でも多少なりとも出題形式や難易度の変更が予告されています。そのため、日本史が苦手だからといって日本史の学習に力を入れすぎると、他の勉強が疎かになったり、大きな変更がある英語や数学などの主要科目の成績が下がってしまう可能性があるでしょう。
共倒れしないように他の科目も対策をしっかりと立てて臨み、また、共通テスト後には二次試験などの個別試験もあることを忘れないようにしましょう。二次試験で日本史の受験を予定している人は、記述問題の対策も兼ねた学習を心がけてください。
対策はプロの指導にお任せ
日本史の共通テスト対策を行う際には、通信教育や予備校のプロの力を借りて効果的に対策を進めることをおすすめします。
通信教育や予備校では、歴史の流れやその中で覚えるべきポイントを体系立てて整理・解説してくれるので、短い時間でも高い学習効果を期待できます。
よって学習を進める中で、知識がなかなか頭に定着しないと感じられている方や、短期間で必要な知識をしっかり身に付けたいとお考えの方には特におすすめの選択肢であるといえるでしょう。
以下の記事では、通信教育・予備校各社の特徴について詳しく解説しているので、こちらも併せてご覧ください。
目指せ満点!共通テスト日本史おすすめ参考書
最後に、共通テストの受験者におすすめの日本史の参考書をご案内します。レベルや目的に合わせて、最良の1冊を選んでくださいね!
スピードマスター日本史問題集―日本史B
薄手なので取り組みやすく、30日間と短期間で効率よく日本史の基礎や基本を捉えることを目的とした問題集です。
リード文に単語を入れていく方式を採用したり、単元ごとに年表や図表などを多く採用して見開きページ分に集約したりするなど、様々な工夫がされているのが特徴です。さらにそれに続くページでは、用語を確認するスピード・チェック問題も配置しています。
単元は系統的な学習になるよう配慮してあり、日本史をさまざまな切り口から捉えたい人におすすめです。
実際の利用者の口コミは?
日大レベルの参考書で要点が絞られていて本当に最高の参考書だと思います。 これを完璧にするまで何週もすればセンター8割は取れます。 Amazonユーザーレビュー
日本史の流れのみで、長い文章の穴埋めをする形式。私は山川の日本史ノートの方が文化史や農業、沖縄など色々なところがあるから定着するかなと思う。 Amazonユーザーレビュー
実力をつける日本史100題
実力が確実につくと評判のZ会のオリジナル問題集です。標準レベルや頻出テーマの問題を解くと、自然と重要事項が体系的に理解でき、知識も定着しやすいでしょう。
時代別75題、テーマ史20題、論述5題とタイプ別の問題が豊富に集力されているのもおすすめポイントの一つです。
また解説が丁寧であり、論述問題には要素ごとの配点も明示するなど、共通テストから二次試験対策まで幅広く利用したい人におすすめです。
実際の利用者の口コミは?
私大志望の私にとても合っていると思います。 もっと早くこの問題集を始めていればよかったなあ。 Amazonユーザーレビュー
この本は通史の他にもテーマのみを扱ったページが結構あります。このーマ史が他の問題集にないこの本の強さではないでしょうか。難易度はマーチレベルでしょうかね。 Amazonユーザーレビュー
2021共通テスト総合問題集 日本史B
センター試験の過去問集の一種と知られている「黒本」シリーズの一冊です。昨年度までは、「マーク式総合問題集」の名で販売されており、そちらを見たことがある人も多いかもしれません。
河合塾の出版書籍らしく、同社が主催する全統マーク模試や2018年度試行調査、さらにはオリジナルの共通テスト予想問題を収録しています。当然ながら、正誤問題や年代整序問題も含まれていますので、これらの実力を強化したい人にもピッタリの参考書です。
ただし、模擬試験問題集としては若干物足りなさを感じる人もいるので、人によっては別の問題集との併用も検討しても良いでしょう。
実際の利用者の口コミは?
このシリーズの社会は、予想問題が1回分しか載っていません。そのため、試行調査を除くと他の科目が全5回分の収録なのに対して、本書は4回分でしかありません。日本史はどちらかといえば変わる可能性が大きい科目なので、河合塾には、せめてもう少し頑張ってほしかったですね。 Amazonユーザーレビュー
全レベル問題集 日本史
時代順に25テーマが用意されており、その中でさらに、「基礎レベル」「共通テストレベル」「私大標準レベル」「私大最難関レベル」「国公立レベル」と細かくレベル分けがされた問題集です。
細かくレベルを分類しているので、共通テストから個別試験対策まで幅広く利用できる参考書だと言えます。
また、全ての小問について詳細な解説が記載されているので、未見のテーマ史の問題であっても理解しやすいでしょう。
共通テストから私大受験、国公立大学二次対策まで長く利用したい参考書を探している人に、おすすめです。
実際の利用者の口コミは?
このシリーズの日本史に関しては、共通テストレベルであっても、共通テスト対策に特化しているとは言えません。数学や国語が共通テスト向けに出題形式から大幅に改訂しているのと比べると、本書は共通テスト対策書として買うほどの価値はなく、あくまで共通テスト"レベル"の演習ができる本だと思いました。 Amazonユーザーレビュー
「大学入試共通テスト日本史の勉強法」についてまとめ
「大学入試共通テスト日本史の勉強法」についてまとめ
-
共通テスト日本史の難易度は標準レベルだが、史料や地図などの読み込みと利用に慣れておく必要がある
-
センター試験の過去問も利用して、正誤問題などのつまずきポイントを克服しよう
-
高1~2の時期は、少しずつ基礎知識のストックを増やして理解を深めておくと、受験時にスパートをかけやすい
試行調査の結果を踏まえれば、日本史では切り口を変えたり、史料や地図と既存の知識を連携させる問題が多く出題されるでしょう。これは、大学教育の根源となる基礎力を試す「共通テストらしい」変化だと言えます。
ただし、「正確な基礎知識をインプットして、事象の背景や流れを把握しながら問題形式に合わせたアウトプットをする」という、歴史のテスト方針が変わるわけではありません。
基礎知識を身に付けてコツさえつかめれば、9割まで得点を伸ばすのは意外と簡単に感じるでしょう。まだ点数を伸ばす余地はありますから、最後まで諦めずに共通テストに臨んでくださいね!