中一の定期テストの勉強法とは?中間テスト・期末テストにおける勉強のコツも解説!
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「中一の定期テスト対策はどうすれば良い?」
「高得点を取るためのコツを知りたい!」
このようにお考えの方は多いのではないでしょうか?
中学に入ると、小学生の頃にはなかった「定期テスト」が始まります。それまでとは違った本格的なテストに戸惑う生徒も多いことでしょう。
そこでこの記事では中一の定期テストの勉強法について、中間・期末それぞれに分けて解説していきます。
ぜひこれを読んで高得点を取るための参考にしてください。
中一の定期テストの勉強法をざっくり説明すると
- 中学の定期テストは中間テストと期末テストの2種類があり、それぞれ科目数が異なる
- 定期テストは内申点に関わるので非常に重要
- 科目ごとに勉強方法のコツがあるので特徴を捉えてしっかり対策をしよう
- 一夜漬けでは意味がないので、テストの2週間くらい前から勉強を始めるべし
中一の人が受ける定期テストの内容
まずは、中一の定期テストの内容について知っておきましょう。
小学校でのテストと中学校での定期テストとの違いとは
小学校の授業でもテストは行われますが、中学校の定期テストは小学生のテストとは形式が大きく異なります。
小学校のテストは、基本的に市販の問題集や学校外で作られたテストが使用されます。
それに対して中学校の定期テストは、その科目の授業を担当している教師が自分で作成します。テスト範囲も非常に広く、何も対策をせずに挑んでも高得点を取るのは難しいでしょう。
中一の生徒の中には、小学校のテストとの違いについて詳しく知らない方も多いため、最初の定期テストで驚いて、つまづいてしまうケースも多いとされています。
中一の定期テストで良い結果を残すためには、まず違いを認識する事が重要でしょう。
中間テストと期末テストの違いとは
中学校の定期テストは「中間テスト」と「期末テスト」に分かれています。それぞれの一般的な実施時期は以下のとおりです。
- 中間テスト:1学期の5月頃・2学期の10月頃(年に2回)
- 期末テスト:1学期の7月頃・2学期の11月頃・3学期の3月頃(年に3回)
テストの教科数にも違いがあります。中間テストは主要5教科のテストが実施されるのに対し、期末テストは体育などの実技系科目4教科も加えた、全9教科でテストが実施されます。
中間テストは5教科のみのテスト対策で済みますが、期末テストは9教科の対策をしなくてはなりませんので、より負担が大きくなるでしょう。
定期テストの期間は長い?
中学校の定期テストは実施する教科の数が多いので、1日では終わりません。中間テスト・期末テストともに、2~3日程度の日数をかけて実施されます。
中間テストは5教科を2日間、もしくは3日間で実施しますので、1日あたり1~2科目のみの実施となります。
それに対して期末テストは9教科を3日程度で実施するため、テストのスケジュールがかなり過密になるでしょう。
大人にとっては2、3日間試験を受け続けるのはそこまで珍しいことではありません。しかし中一の生徒にとって日をまたいだ試験というのは馴染みがなく、最初のうちは苦労することが多いです。
保護者の方はぜひ、この気持ちに寄り添ってあげてください。
定期テストの範囲はどれくらい?
中間テスト・期末テストで実施される具体的な教科は、以下のとおりです。
- 中間テスト:英語・数学・国語・理科・社会(5教科)
- 期末テスト:英語・数学・国語・理科・社会・音楽・体育・美術・家庭科(9教科)
どの教科のテストも、基本的には授業や教科書で取り扱った内容から出題されます。
先生によっては、常識問題や一般教養の中から出題するケースもあります。しかしこの場合も授業中に「ここはテストに出すので覚えておくように」と必ず予告があります。
授業での先生の言葉を逃さずに聞いておけば対処できますので、日々の授業には真剣に向き合いましょう。
定期テストはすごく重要
中学校の定期テストは通知表の成績を決めるだけではなく、高校受験の際に必要となる「内申書」に深く関わっています。
内申書に記載される成績は、中三の定期テストの成績だけでなく、中一から累積されたものが明記されます。
内申書には学校生活における色々なエピソードが記載されますが、多くを占めるのは定期テストの成績です。良い高校に進学したいと考える方は、中一の定期テストからしっかり頑張る必要があるでしょう。
毎回の定期テストで着実に点数を取ろう
定期テストは、中間と期末を合わせても年に5回程度しか行われません。継続して良い点数を取らないと内申書の内容が良くなりませんので、毎回気を抜かずに挑みましょう。
大変ではありますが、その努力が高校受験を有利にしてくれます。
定期テストの科目ごとの勉強法
この段落では、中一の方がどのように定期テスト対策をすれば良いのか、科目ごとにご紹介していきます。
国語は意外にも暗記が大事
国語の定期テスト対策の基本は、文章をたくさん読むことです。そのためには、漢字や修辞技法(体言止め、倒置法など)をしっかり暗記する必要があります。
基本的な文法を理解した上で、文章題の練習をしていきましょう。
国語はいわゆる「日本語」ですから、そこまで難しいものだとは捉えていない方も多いかもしれません。実際、小学校のテストでも国語の得点率は良かったという方が多いことでしょう。
しかし中学生の定期テストの文章題は、小学校のテストよりも難解なものになります。
中学の定期テストの文章題では、それまでに習っていない漢字も出てきます。ふりがなが振ってあるものの、スムーズに読むには慣れが必要です。
題材も、楽しい物語よりはノンフィクションの随筆など、難しい内容が増えます。普段から読書をしている生徒でもない限り、とっかかりにくいでしょう。
英語は徐々にアウトプットを増やそう
近年は小学校の授業でも英語が扱われるようになりましたが、小学校では単純な英会話のみで、具体的な文法や単語の学習はほとんど実施されません。
中学校の英語では詳細な文法や単語の正確な意味などを学習しますから、定期テストでもこうした知識が重要となります。まずはしっかり暗記をして、練習問題を何度も解きながらインプットしていきましょう。
中学の英語のテストでは、リスニングも実施されます。
英語の教科書にはリスニング用のCDがついていますので、定期テスト前には何度も聴き込み、聞き逃しがないか確認してください。
また、聞いた音声を書き取ったり、自分でも発生する「ディクテーション」という勉強法もおすすめです。
徐々に英語の語彙力をつけ、アウトプットを増やしていきましょう。
数学は理解が大切
中学校の数学は小学校の「算数」の延長ですが、小学校の内容と比べると「学問」の要素が強くなります。
数学の内容は日本語で説明するのが難しいですが、それでも専門的な内容をある程度言語化できる能力が必要となるでしょう。
例えば方程式においては、「右辺」「左辺」などの用語の意味をしっかり理解した上で、「右辺と左辺を等しくするにはどうすれば良いか」を自分の言葉で説明できるようになるまで、知識を深めることが大切です。
また、中学からは「負の数」という概念も加わります。
中一の一番最初の定期テストではこの「負の数」を理解できているかがカギになりますので、しっかり勉強しておいてください。
社会の勉強法
社会科は、主に「歴史」「地理」の2分野で構成されています。
それぞれの単元で勉強法のコツが異なりますので、特徴をおさえて効率良く学習を進めてください。
歴史はセットで暗記する
社会科は全体的に暗記の科目ですが、歴史分野は色々な事象をセットで暗記していくと覚えやすいです。
何かしらの事件には、それに関わった人物がいます。事件には時代背景も関係していますから、まとめて覚えていきましょう。
例えば「法隆寺」について単体で覚えるよりも、建立に関わった人物や出来上がった年号もトータルで暗記したほうが全体像がつかめます。
また、壁に年表を貼ってイベントを書き込んでいくと、歴史の流れを理解しやすいでしょう。
地理は地図帳とともに勉強する
地理の分野は、地図帳を見ながら学習を進めていきましょう。
中一では地理の中でも特に「世界」を扱います。地球規模となりますのでイメージがつきにくいですが、世界地図を横に置き、眺めながら問題を解くことで脳にインプットされていくでしょう。
可能であれば地球儀を用意すると、さらに強く記憶に刻まれます。小さなもので構いませんので、地図帳と併用してみてください。
理科は結果までの過程を意識しよう
理科は「物理」「化学」「生物」「地学」と4つの分野で構成されていますので、ボリュームが多く感じられ苦手意識を持つ方が多いです。
ただ、中学の理科は単なる暗記科目ではなく「理論」が大切です。
用語や公式などの暗記はもちろんありますが、「結果」にたどり着くための「過程」を把握していくと、理解しやすいです。
例えば、氷が溶けると水になり、水が沸騰すれば水蒸気になりますよね。単に暗記するだけでなく「どうしてそうなるのか」を理解していくと、楽しく学ぶことができるでしょう。
中一の人がやってはいけない勉強法
中一の生徒の中には、間違った勉強法を実践している方もいます。
この段落では「やってはいけない勉強法」をご紹介しますので、該当している場合は改めるようにしてください。
授業を聞かない
中学の授業には教科書がありますので、授業を聞かなくても後で教科書を読めば良いと思っている方もいるかもしれません。
しかし、定期テストは授業で扱った内容から出題されます。どの範囲をどのように出題するかについては、授業中に先生が明確に発言することも非常に多いです。
こうした情報を聞き逃すことで、定期テストの点数を下げてしまう中学生は多くいますので、ぜひ気を付けてください。
ノートに集中しすぎるのもNG
中一の生徒の中には、ノートを取るのに一生懸命になりすぎて、先生の話に集中できない方もいます。
確かにノートを取ることも重要ですが、後から見返してどのような場面でメモをしたことなのか思い出せなければ意味がありません。
授業中は「先生の話を聞く」ことを最優先にして、ノートはサブの要素として取っていきましょう。
問題集を解答の丸写しでやる
問題演習の宿題が出た時に、稀に「解答の丸写し」をする中学生がいます。
解答を丸写しすれば提出用の体裁は整いますが、問題演習としての意味が全くありません。
問題集を解くことは、ご自身の理解度を確かめる絶好の機会です。丸写しをしても手を動かしているだけで頭が働いていませんので、同じ問題が出た時に正解できる可能性は非常に低いです。
また、解答を丸写ししてしまうと「間違える」機会を逸してしまいますので、自分の苦手分野を把握することができません。自分に足りないものがわからなければ対策も取りようがありませんので、成長の機会も得られないことになります。
問題演習における解答の丸写しは、絶対にやめましょう。
カンニングをする
テスト中に他人の答案を盗み見して答えを写したり、答えや公式などのメモを隠し持つ行為を「カンニング」といいます。
当然ながらカンニングは違反行為です。絶対にしてはいけません。
他人の答案を写すことは、努力をしてきたであろう相手に対して非常に失礼です。自分で作ったメモを見る行為も、こうした癖がついてしまうと、将来努力ができない大人になってしまうでしょう。
もしカンニングが見つかった場合は、その場で全てのテストを0点にするなどの措置が取られます。ご自身の努力や能力も全部無駄になってしまいますから、必ず正々堂々とテストに挑んでください。
テスト直前に知識を詰め込む
定期テストの前日に徹夜をして知識を詰め込むことを俗に「一夜漬け」と呼びます。
直前に勉強するので知識が身に付くように思われがちなのですが、こうした勉強法はあまりおすすめできません。
短期間で得た記憶は、暗記科目ならある程度通用する可能性があります。しかし数学や英語など、知識を応用して解答を導き出す科目の場合、思考力を養わなくてはならないため一夜漬けでは太刀打ちできないでしょう。
また、前日に徹夜をするとテスト当日の脳の働きが悪くなってしまいます。せっかく覚えても本番で実力を発揮できないのでは意味がありません。
テスト直前に新しい知識を吸収しようとするのは効率が非常に悪いです。テスト直前はそれまで勉強してきた内容を振り返って、あくまでも「復習」に徹することをおすすめします。
予習・復習をしない
中学生になったら、授業の予習と復習は必須だと思ってください。
予習をすると授業内容を事前に把握することができます。すると授業中にどの部分を重点的に聞くべきかがわかりますので、より効率良く授業に集中できるでしょう。
また、復習によって授業を振り返ると、授業中の先生の発言などを思い出し、メモすることができます。これによってノートの内容をより充実させることができます。
復習は定期テストの勉強期間にまとめてやれば良いと思っている方もいるかもしれませんが、その頃には授業の細かい出来事は忘れてしまっていることでしょう。
記憶が新しいうちに知識を充実させるためにも、復習は授業を受けたその日のうちにすることをおすすめします。
ヤマをはる
中学の定期テストの範囲はかなり広いですので、どのあたりが出るかを勘で見当をつけ、その部分のみ勉強する方もいます。いわゆる「ヤマをはる」という考え方です。
しかしヤマをはって高得点が取れたとしても、単に運が良かっただけのことです。ヤマをはった以外の分野はほとんど勉強していないのでは、次回以降のテストで高得点が取れる可能性は低いでしょう。
ただ、テキストの重要部分を抜き出して暗記するという勉強方法なら有効です。
テキストの太字や赤字の部分は、その単元の中心となる事項です。重要部分を一通り見ればテスト内容の傾向が分析できますから、この方法であれば良い戦略と言えるでしょう。
中一の人が定期テストで450点超えを狙うコツ
中間テストは5教科で500点満点です。
450点超えというと各科目が90点以上となる必要がありますが、中一がこのような高得点を取るにはどうすれば良いのでしょうか。
中一最初の定期テストは簡単なことが多い
全ての科目で90点以上を取るというのはかなり難しく思えるかもしれませんが、中一になって最初の定期テストでは、450点超えを叶えることは比較的簡単です。
中一最初の定期テストはテスト形式に慣れることが主な目的になっていることが多いので、テスト前の一定期間を対策に充てれば十分高得点が狙えるでしょう。
最初のテストで高得点を取ることができればモチベーションが上がりますので、次回以降も一生懸命勉強するための原動力になります。ぜひ頑張ってください。
もし中一最初のテストの点数があまり振るわなかった場合は、勉強方法などに問題があることも考えられます。ご自身の何が悪かったのか、学校や塾の先生に相談してみると良いでしょう。
定期テストは2週間前から勉強を開始
定期テスト前は、中学生の本分である勉強に集中するため、多くの部活が試験休みに入ります。試験休みは多くの場合1週間前から始まりますが、1週間で5教科もしくは9教科分の勉強をするのはかなり難しいでしょう。
ぜひ定期テスト前は最低でも2週間前から勉強を始めてください。
普段の授業でも予習や復習をして少しずつ知識を吸収し、テストの2週間前から本格的に問題演習や暗記をしていくと、授業で習った内容をしっかり身に付けることができます。
また、定期テスト対策の勉強を始める前には、計画を立てたり環境を整えるなどの準備が必要です。
こうした準備にも1~2日かかりますから、勉強時間が足りなくならないように少しずつ準備をしていきましょう。
自分にあった勉強方法を開拓する
中学生向けの勉強方法は色々なものがありますが、自分なりの勉強方法を持っている方はどの単元でもコツをつかみやすいので、常に定期テストで上位の成績を取ることができます。
もし自分に合った勉強方法がわからない場合は、先生に相談するか、周りの友達の勉強方法を聞いてみると良いでしょう。色々な意見を聴きながら自分が「できる」と思う方法を模索してください。
また、今回の定期テストで成績が振るわなかった場合、どうして高得点が取れなかったのかをしっかり分析してください。
その上で勉強方法を見直せば、次回以降の定期テストで点数が上がっていく可能性は十分にあります。
教科に合わせた勉強方法を見つける
中学校で習う内容は、教科ごとに勉強方法に特徴があります。
例えば、社会は他の科目よりも暗記すべき内容が多く、暗記のみでもある程度の高得点が狙えます。
しかし同じ暗記系でも、英語の場合は単なる暗記だけでは高得点は望めません。論理的な思考を行った上でのアウトプットも必要になります。
全ての教科に共通して使える万能の勉強方法はありませんから、教科ごとの勉強方法を見つけることも、中学の定期テストで450点以上の高得点を取るためのコツと言えるでしょう。
教科ごとの勉強法についても、勉強方法の模索に行き詰まったら学校や塾の先生に相談すると良い方法を伝授してもらえます。遠慮なくどんどん質問しましょう。
塾や通信授業を受講してみる
中学の定期テスト対策は、基本的には授業をよく聞いて、予習と復習をしっかり行えば高得点を取ることができます。
ただ、一人で勉強するのには限界があります。もっと効率良く定期テスト対策を行いたい場合は、塾や通信授業もおすすめです。
特に高校受験対策用の塾の場合、中学の範囲を先取りしてくれることも多いです。塾に行くだけで授業の予習をすることができるでしょう。
学習内容を先に進めておけば学校の授業や宿題を「復習」と定義して、より早く知識の定着を目指すことができます。他の同級生に差を付けることも可能ですから、ぜひ上手に活用してください。
暗記はコツがある
暗記は数ある勉強方法の中でも作業色が強いため、淡々と覚える過程をつまらないと感じてしまいやすいです。
しかしコツさえつかんでしまえば、暗記もそこまで難しくありません。
例えば、歴史上の人物や事件の名前など暗記すべき部分に赤いマーカーで色をつけ、緑色の下敷きを乗せると、暗記したい部分が隠れるため簡易的なテストを作ることができます。
また単語帳を作ると隙間時間で効率良く暗記ができますし、単語帳を作成する過程でも脳にインプットされやすいでしょう。
このように自分に合った暗記方法を見つけることで、習慣的に暗記をすることができます。色々な手段を試してみてください。
テスト勉強のための道具を再確認する
中学の定期テスト対策の教材は、一般的には学校で使っている教科書や問題集を使う方が多いことでしょう。学校の教材は使いやすく、その中から出題されることも多いですので、これだけでももちろん問題はありません。
しかし、もし余裕がある方は学校の教材とは別に市販の問題集も利用してみましょう。塾の教材もおすすめです。色々な種類の問題を解くことで、知識がより定着しやすくなるでしょう。
また、勉強用のシャーペンや消しゴムなどの筆記用具は、自分が使いやすいものを選んでください。どの文房具が手に馴染むかは個々違いますので、合わないと思ったら別の道具を試してみることをおすすめします。
定期テストが終わった後にやるべきこと
定期テストが終わった後はつい気が抜けてしまいますが、次のテストの成績をより良いものにするためにも、テスト明けにぜひやっていただきたいことがあります。
今後も良い成績を維持するためにも、しっかり参考にしてください。
定期テストをもう一度解き直す
テスト期間が終わったら、ぜひ全ての定期テストをもう一度解き直してください。教科書や問題集などを使って、調べながら解いて構いません。
これは、ご自身にとって足りない知識を補填し、次回につなげるために必要な作業です。
わからないと思った問題は「なぜわからなかったのか」という理由をノートにまとめ、次に同じ問題が出た時には正解できるようにしましょう。
なお、この解き直しに備えるために、テスト中は「自信がない部分」や「わからなかった部分」にチェックを入れておくことをおすすめします。
テストの直後に正答を調べるのにも役立ちますから、丸をつけたり下線を引くなどの簡単なもので良いので、印をつけていってください。
自分の答案を振り返る
定期テストの答案が返ってきたら、解き直しの答えと合っているかをまず確認してください。
また、解き直しの時には気付かなかったミスがあれば、その単元名や公式などをノートにまとめて、もう一度復習しておきましょう。
次回の定期テストは今回と範囲が違いますので、ここでまとめた内容がすぐに役立つとは限りません。しかし高校受験の際は試験範囲が全学年分になりますし、その前の模試でも同じように広範囲から出題されます。
今ノートにまとめておけば後々振り返るのも簡単ですから、少しだけ時間を取ってまとめの作業を行うことをおすすめします。
定期テストが終わった後の復習方法
定期テスト後の復習では、間違った問題を解き直すことも重要ですが、テスト範囲全体の復習をもう一度行っておくと知識が定着します。
以下の方法を参考にして、学習内容が確実に身に付くようにしましょう。
復習方法〜暗記科目編〜
社会や英語などの暗記科目は、どれだけ暗記できているかが点数に直結します。こうした科目の点数が低かった場合は「暗記が甘かった」ということですから、もう一度暗記し直しておきましょう。
復習の際は定期テストで間違えた部分をノートに書き出し、ひとつずつ脳にインプットしなおしてください。その上で今回のテストをもう一度解き直してみると良いでしょう。
次のテスト前にはもう一度まとめて確認し、今度は正解できるように頑張ってください。
復習方法〜理解科目編〜
数学や理科など理解が必要な科目については、知識の積み重ねが重要です。
わからないところをそのままにすると後の単元の理解度にも響いてきますので、テストの直後にしっかり復習し、理解し直しておきましょう。
まずは暗記系科目と同じく、間違えた問題を書き出します。そして、教科書でその問題を解くための知識が載っているところを探し、チェックを入れてください。公式を見ながらで構いませんので、解き直して正解できるか確認しましょう。
さらに1週間程度経った時にもう一度解き直してみると、定着度を確認することができます。念入りに確認して次のテストに備えてください。
中一の定期テストの勉強法まとめ
中一の定期テスト勉強法まとめ
- 中学の定期テストは中間と期末を合わせて年に5回程度
- 内申点の多くは定期テストの成績によって決まるので気を引き締めて挑もう
- 定期テストの直前にだけ勉強しても知識が身に付かないので2週間程度の期間をかけてしっかり勉強するべし
- 定期テスト期間の後には解き直しなどの復習をして、知識を定着させよう
中学の定期テストは小学校の頃とは色々な面において異なります。最初は戸惑うことも多いことでしょう。
しかし中一の定期テストでしっかり点数を取ることができれば、その後の定期テストにも自信を持って挑むことができます。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考にして、十分な定期テスト対策を行ってくださいね。