小学2年生の英語との向き合い方は?子供が楽しめる学習法や親の接し方まで解説!
「小学2年生の英語にはどのように向き合えば良い?」
「子供が楽しめる勉強法はある?親の接し方は?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
昨今は小学生のうちから本格的な英語学習を行う時代になりつつあります。小学3年生からは学校で授業が始まるため、小学2年生のうちから英語学習をスタートさせておくのが良いでしょう。
今回は小学2年生の英語との向き合い方について、子供が楽しめる学習法や親の接し方などを解説します。
これを読んで、小学2年生のお子さんの英語学習を考える参考にしてください。
小学2年生の英語との向き合い方をざっくり説明すると
- まずは正しい発音を知ることから始める
- 親は明るく接するべき
- 子供向けのアニメや映画がおすすめ
小学2年生の子供の英語学習について
従来までの英語教育では読み書きを中心に教えていましたが、昨今は大学入試でも話す・聞くを含めた4技能の全てが求められるようになっています。
そのため、小学生のうちにはどのような英語学習をすれば良いのかお悩みの方もいるでしょう。そうしたお悩みには以下の内容を参考にしてください。
小学2年生は英語学習を行っている?
ベネッセ教育総合研究所が行った調査によると、学校外で英語学習を行っている小学生は2割程度とごくわずかです。
学習法としては英会話教室が人気で、学校外で英語学習を行う小学生のうち半数程度が利用しています。その他では学習塾や通信教育を利用する小学生が多いです。
ただし、これは少々古いデータなので、現在学校外で英語活動を行う小学生はもっと多いと考えられます。実際、英会話教室の生徒数も増加傾向にあるようですし、通信教育を使った英語学習も普及してきています。
そのため、小学2年生から英語学習を始める家庭もたくさんあるでしょう。
低学年が英語にかける時間は短い
英語学習に対する意識が高まってきているとはいえ、小学生が学校外で英語に費やす勉強時間はまだまだ短いです。
確かに英会話教室に通う小学生もそれなりに増えてきてはいますが、教室では1週間に1、2回レッスンを受ける程度なので、勉強時間はせいぜい1〜2時間ほどでしょう。
子供を英会話教室に通わせていない家庭なら、学校外では一切英語に触れないというケースも珍しくありません。特に小学校低学年のうちはこのケースが多いでしょう。
そのため、毎日少しでも英語に触れる機会を作ってあげれば、子供の英語力は何もしていない周りと比べて格段に向上するはずです。例えば通信教育を利用すれば、毎日15分〜30分程度コンスタントに勉強時間を作れます。
英語は早期のスタートが重要
2020年度以降は小学3年生から外国語活動の授業が始まるので、それ以前に英語学習をスタートさせるのが良いでしょう。
英語に対しても積極的
小さい子供は好奇心が旺盛なので、英語に関しても積極的に取り組んでくれる可能性が高いです。遊び感覚で英語を楽しめる子供が多いため、英語力を伸ばすには最適の時期と言えます。
低学年のうちはネイティブの音声を真似て発音することなども恥ずかしがらずにできるので、特に話す力・聞く力は幼いうちに鍛えておくべきです。
また学校で授業が始まる前なら、英語に対して「できない」「難しい」というイメージを持ってしまう心配もありません。
一方で学校でテストがあったり、成績が付けられる時期になると、どうしても英語が苦手になってしまう子供が出てきます。そのため、そうなる前に先手を打って英語に慣れさせておくのが良いでしょう。
児童英検などの合格はやる気につながる
通常の英検は小学校低学年の子供には難しいですが、「児童英検」なら十分挑戦できます。
児童英検は将来役立つような検定ではありませんが、試験合格を目標に英語を勉強することは子供の良いモチベーションになりやすいでしょう。
何か目標がないと頑張れない子供も多いはずなので、まずは「児童英検」を目標に努力させてみるのもおすすめです。児童英検の学習を通してある程度英語力がついたら、今度は本当の英検に挑戦させてみるのも良いでしょう。
英検を取得すれば、高校入試や大学入試で優遇されることもあります。また就職・転職にも役立つ場合があるので、挑戦する価値は十分にあります。
言語学習に向いている年齢
0歳〜10歳の子供は、論理的にではなく直感的に言語が体得できると言われています。幼い頃英語圏に住んでいた子供が大きくなって、英会話に長けているのはそのことが理由です。
そのため、たとえ日本に住んでいたとしても幼いうちにたくさん英語を体験させれば、その子は英語が得意になるでしょう。よって英語学習は小さい頃から始めるのがおすすめです。
また小学校低学年までは耳が良いので、聞いた音声をそのまま反復することができます。学習法を工夫すれば、ネイティブ並みの発音を身に付けさせることも可能です。
一方で10歳を超えると論理的思考力が優位になっていくので、読み書きは上手くなっても、英会話力を伸ばすことは難しくなります。
小学2年生におすすめな英語力を高めるメソッド
英語学習の初期段階では、何よりも英語に慣れることを重視するべきです。以下ではそのための方法やコツなどを紹介します。
正しい発音を知ることから始める
正しい発音やリズムに慣れるには、ネイティブの音声をたくさん聞くのが一番です。それには子供の向けのCDやDVD、アニメなどを利用すると良いでしょう。
先述した通り、小さい子供は聞いた音声をその通りに真似して繰り返すことができます。そのため、正しい発音やリズムをマスターするには最適の時期なのです。
また英語の曲を室内や車内でかけるのも、英語に慣れるという意味では良い方法と言えるでしょう。
小学生が口ずさめるような歌なら楽しく発音やリズムを習得できるのでおすすめです。
英語の絵本を取り入れてみよう
英語の絵本を一緒に読んでみると子供にとっては良い刺激になります。ただし、綴りや文法を勉強する必要はありません。
何となく眺めているだけでも英語に慣れるという意味では十分に効果があります。そのため、きちんと読めなくても構いません。
本好きの子供ならこの方法によって、大きく英語への興味関心を高めることができるでしょう。しかし、あまりにも難しい本だと、かえって英語への自信をなくしてしまいかねないので、年齢相応の本を選ぶのがおすすめです。
スヌーピーなど簡単そうに見えて実は難しい本もあるので、中身もしっかりチェックした上で選びましょう。
親の接し方はどうする?
子供に英語学習を楽しんでもらうには、英語を勉強する子供に対して親が明るく接することが重要です。
また親子で英語を使ってコミュニケーションを取ってみるのも良いでしょう。親の方が英語が苦手な場合は、簡単な挨拶や単語のやり取りだけでも構いません。
習った英語を実際に使うことで、より英語が身近なものになり、楽しく勉強に取り組むことができるでしょう。
小学2年生におすすめの教材・学習法は?
ここからは小学2年生の英語学習におすすめの教材や勉強法を紹介します。
動画や映画は楽しめて効果も抜群
先述した通り、小学2年生の子供は英語を感覚的に習得できる段階にあります。そのため、正しい発音やリズムをインプットできるような勉強法を選ぶのが良いでしょう。
昨今は英語の音声や動画を、DVDやインターネットなどで簡単に入手することができます。特に小学2年生の場合はアニメを見せるのが手軽でおすすめです。
日本の子供にも人気のディズニー映画やスポンジボブなどのアニメは、元々英語で制作されたものなので、英語の日常表現を学ぶ良い教材になります。
それらを見ているうちに自然と英語が聞けるようなったという子供も多いので、是非試してみましょう。
英語のカードゲームを使う
カードゲームを使って楽しく英語に慣れるのも良いでしょう。例えば、「LET’S MAKE QUESTIONS!」などがおすすめです。
このゲームでは一人がトピックカードを使って質問を作り、もう一人がそれに答えます。例えば「watch TV」というカードなら以下のような質問を作ります。
- Are you watching TV?
- Do you want to watch TV?
- I want to watch TV. How about you?
また「yesterday」や「Tom」などのカラーコードカードを使えば、時制や人称の変化を学ぶことも可能です。
遊びながら自発的な英会話力を身に付けることができるので、英語がある程度上達してきたら試してみましょう。
初心者には「Go Fish」もおすすめ
「LET’S MAKE QUESTIONS!」には英文法の知識も必要なので、小学生にはやや難易度が高いゲームと言えるでしょう。
英語を学び始めたばかりの子供には「Go Fish」をおすすめします。Go Fishはアルフベットのカードを用いて行うババ抜きのようなゲームです。
他のプレーヤーに「Do you have ~?」と質問し、相手が「Yes, I do.」と答えればそのカードを貰って、対になったカードのペアを手札から捨てることができます。
一方で相手が「No, I don’t. Go Fish.」と答えれば、山札からカードを一枚引かないといけません。このルールでゲームを進め、一番早く手札がなくなった人の勝ちです。
このゲームでは英語を使ったコミュニケーション能力や語彙力を鍛えることができます。ルールは簡単なので小学2年生にもおすすめです。
道具を使わずにできるゲームもある
例えば、「Do as I say.」というゲームなら特別な道具を使わずに遊ぶことができます。
「Do as I say.」とは「私のいう通りにして」という意味で、例えば「Do as I say. Jump!」なら飛び跳ねないといけません。このゲームは運動にもなるため、子供の健全な発育に役立ちます。
ある程度ゲームに慣れてきたら、「Do as I say. Jump ten times!」や「Do as I say, not as I do.(私のする通りではなく、私のいう通りにして)」などのアレンジを加えると良いでしょう。
通信教育はリスニングも単語もできる
小学校低学年となれば、上記でも述べましたが英語の四つの力のうちでも特に「話す力・聞く力」を重点的に学習するべきです。
しかし、家庭で行うとなるとなかなかうまく対策できないというのが現状です。
一方で英会話教室に通うという選択肢もありますが、月謝がどうしても高めで、気軽に受講できないことも多いです。
そのような場合は通信教育を活用することがおすすめです。
最近ではタブレットやAIを活用した英語学習が展開されている通信教育も存在しています。それらの活用により話す力・聞く力を十分に伸ばす効果が期待でき、子供はゲーム感覚で楽しく学習することができるでしょう。
英語を含め、小学生におすすめの通信教育はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
小学2年生の英語との向き合い方まとめ
小学2年生の英語との向き合い方まとめ
- 小学2年生は感覚的に英語を体得できる
- 英語の絵本を取り入れてみる
- 通信教育を活用するのもおすすめ
小学2年生の英語との向き合い方について解説しました。
小さい子供は言語を感覚的に習得することができるので、まずは正しい英語の発音やリズムに慣れることから始めるべきです。教材としては英語のアニメを用いるのが良いでしょう。
また英語に取り組む子供に対しては明るく接してあげることをおすすめします。親子で英語を使ってコミュニケーションを取るのも有意義です。
通信教育ならリスニング力や語彙力を効率よく伸ばすことができるので、必要に応じて活用すると良いでしょう。
以上を参考に、親子で英語力の向上を目指してください。