まなびwithとZ会はどっちがおすすめ?料金や教材の特徴・難易度まで徹底比較!
「通信教育に興味はあるけど、自分の子供に適した講座がどれかわからない」
「まなびwithとZ会のどっちが子供にあっているの?…」
このようにお悩みの方もいるでしょう。
2020年にスタートした新学習指導要領ですが、これに伴い通信教育も大きく変化をしつつあります。まなびwith(名探偵コナンゼミ)やZ会は共に通信教育の大手が運営していますが、それぞれで異なる点は多いです。
まなびwtihは2019年にサービスを始めたまだ新しい通信教育と言えます。一方でZ会は昔からある通信教育界で不動の人気を誇る講座です。
そこで今回は、まなびwith・Z会それぞれの教材内容・料金・メリットやデメリットなど比較形式で解説します!
これを読んでぜひ自分のお子様に合った最適な講座を選択できるようにしましょう。
まなびwithとZ会をざっくり比較すると
- まなびwithは楽しく学べる工夫が多いが、紙教材のみ
- Z会は受験向きでレベルが高く、タブレット学習も可能
- 講座費用はまなびwithの方が安い
- 新学習指導要領にはどちらも完全対応
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まなびwithとZ会の特徴を比較!
まずはまなびwith・Z会のそれぞれの主な特徴についてみていきましょう。どちらの講座も新学習指導要領には対応しており、現代の教育スタイルに適合した講座という点では共通しています。
しかし、それぞれ異なる点の方が多いので、しっかりと比較検討した上で講座選びをするようにしましょう。
基本情報を比較
まなびwithとZ会の基本情報について表にしてまとめました。
どちらも教育界の大手企業が運営していることから、信頼性に関しては全く問題ないと言えます。
ただし、対象学年に関しては、まなびwithは中学生以上においては講座を開講していないので、継続して中学生以降も受講していくとを考えているご家庭は注意が必要です。
まなびwithの特徴
まなびwithの特徴を列挙すると以下のようになります。
- ドラえもんや名探偵コナンでお馴染みの小学館が運営
- 考える力を身に付ける思考の達人ツールが評判
- 教科書準拠ではないが、オリジナル教材を使用した独自の学習スタイル
- 紙教材のみの使用でタブレットは使用しない
- 小学館ならではの図鑑NEOを使用して楽しく学習
まなびwithはこれまでのドラゼミを改変し、2019年にサービスをスタートした新しい通信教育です。しかし、2020年の教育改革で重要視されている「思考力」「判断力」「表現力」を鍛えるのに最適な講座を提供しています。
なお、まなびwithの小学生コースは、2021年春から「名探偵コナンゼミ」へサービスを刷新しました。
Z会の特徴
Z会の特徴を列挙すると以下の通りになります。
- コースが豊富に存在し、自分のレベルに合わせたコースの受講が可能
- 紙教材とタブレットの両方の選択が可能
- 中学〜大学受験対策には最適な講座
- ハイレベルな学習教材
- 五感を使って楽しく学習
- イードアワードで顧客満足度1位の受賞経験
1科目からの受講が可能
Z会では、小学3年生以上においては1科目からの受講が可能です。そのため、自分の受けたい科目のみZ会を受講するといったスタイルでの学習が可能です。
この学習スタイルは他の通信教育ではなかなかできないことなので、Z会の魅力の一つと言えるでしょう。
まなびwithとZ会の費用を比較
ここではまなびwithの講座費用とZ会の講座費用を比較してみましょう。
まなびwithの月額料金は?
まなびwithの月額料金は、以下の通りです。コースは一つしか存在しないので、料金体系は非常にわかりやすくなっています。
なお、以下の料金体系に関しては毎月払いの際の料金になっています。 他にも支払い方法は、6ヶ月一括払い・12ヶ月一括払いがあります。
学年 | 講座費用 |
---|---|
幼児(年少) | 2,310円 |
幼児(年中) | 2,585円 |
幼児(年長) | 2,585円 |
まなびwithの幼児コースでは年中と年長で講座費用に差はありません。また、費用は他社の通信講座と比較しても、相場であると言えます。
次に小学生コースの講座費用は以下の通りです。
学年 | 講座費用 |
---|---|
小学1年生 | 3,685円 |
小学2年生 | 3,740円 |
小学3年生 | 4,015円 |
小学4年生 | 4,675円 |
小学5年生 | 5,225円 |
小学6年生 | 5,555円 |
なお、以上の講座費用は全て税込での表示になっています。学年が上がるにつれて学ぶ内容も増えていくため、それに比例して講座費用も高くなっていきます。
Z会の月額料金表
Z会の料金体系については、まなびwithに比べてコースが豊富に存在するので、かなり複雑になっています。
Z会の幼児コースの講座費用は以下の表の通りです。
学年 | 講座費用 |
---|---|
幼児(年少) | 1,870/月 |
幼児(年中) | 2,244円/月 |
幼児(年長) | 2,431円/月 |
幼児コースの料金はZ会の方がまなびwithに比べて安くなっています。また、年少・年中・年長でそれぞれ金額が異なることもまなびwithとの違いです。
小学生コースについては、Z会の講座費用は次のようになっています。なお、中学受験コースは小学3年生以上が対象です。
タブレットコースは自分でタブレットを用意して学ぶ学習スタイルになっています。
学年 | スタンダードコース | 中学受験コース(4科目) | タブレットコース |
---|---|---|---|
小学1年生 | 3,927円/月 | 2,992円/月 | |
小学2年生 | 4,301円/月 | 3,366円/月 | |
小学3年生 | 4,320円/月 | 13,464円/月 | 5,984円/月 |
小学4年生 | 4,884円/月 | 14,960円/月 | 6,451円/月 |
小学5年生 | 7,435円/月 | 18,700円/月 | 7,012円/月 |
小学6年生 | 8,140円/月 | 19,448円/月 | 7,480円/月 |
なお講座費用に関しては税込価格での表示になっています。
また、ここで紹介している講座費用は12ヶ月一括払いの際の月額換算での料金になります。
また、タブレットコースの小学1年生は存在しますが、小学2年生は2021年度に開講される予定です。
小学1年生のタブレットコースは月額2,992円からの受講が可能です。ただし、科目は国語・算数・みらいたいけん学習セットとなっており、小学3年生以上のタブレットコースとは少し違うので注意が必要です。
なお、小学3年生以上のタブレットコースでは通常通り国算理社英の受講が可能です。
Z会の講座費用は総じてまなびwithに比べて高くなっていますが、それだけ教材の質・ボリューム共に充実した内容になっています。レベルの高い教材をお求めであれば、間違いなくZ会の受講がおすすめです。
Z会のコース料金は複雑?
ここでは簡潔にご紹介しましたが、実際にはZ会のコースはかなり複雑となっており、公式サイトで確認することも難しくなっています。
コースが豊富なだけでなく、受講する科目の数によっても費用は変わるので、最終的な値段がわからず困ってしまう人も多いです。
また、公式HPでは料金シミュレーターというものも存在しますが、こちらも「そもそもZ会の各コースを全て把握していないと使えない」ので、あまり役に立たないと言えるでしょう。
Z会の資料では、公式HPではわかりにくい料金体系も見やすくまとめられているので、他講座と料金比較をする際はまず資料請求をすることを推奨します。
まなびwithとZ会の教材を比較
通信教育選びで一番重要とも言えるのが教材内容でしょう。実際にお子様が学んでいく上で適した教材かどうか、慎重に比較検討していきましょう。
なお、どちらの教材も新学習指導要領には対応しており、それぞれの強みを生かした教材内容になっています。
またどちらも教科書には準拠しておらず、「お子様の教養を深め、教科書を超えて学習させていきたい」と考える家庭向けの教材の構成になっています。
もちろん基礎学力を身に付けるという点では共通していますので、教科書に準拠していないからといって不安になる必要はありません。
まなびwithの教材の強みについて
まなびwithの教材の強みを主に5つ紹介します。
- 思考の達人ツールで思考力を強化
- 複合教科問題で柔軟な発想
- 小学館の図鑑NEOが使い放題!
- 添削指導で作文力アップ
- 実際に自分の手で動かして学ぶ
どれも、現代の教育に合わせた知識の詰め込みではなく、考える力を鍛えることができるような教材になっています。
思考の達人ツールで思考力を強化
まなびwithには、独自の思考力を鍛えるためのツールが多く存在します。
「比較する」「分類する」「多面的にみる」「構造化する」「理由づける」「関連づける」「順序立てる」といった、7つの考え方を主に学ぶようなツールが用意されています。
これは他の通信教育にはない独自の教材です。これを日々学ぶことで、自分の考え方を深めたり、知識を活用したりする力を身につけていきます。
複合教科問題で柔軟な発想
まなびwithには、複合教科問題というものが存在します。それぞれの科目で学んだ内容をその科目の範囲で止まらせずに、他の科目や、日常生活でも生かそうとする考え方です。
この根底にも、学んだ知識をそのままにせず活用していこうという小学館の教育スタイルが垣間みえますね。
小学館の図鑑NEOが使い放題!
まなびwith利用者は小学館の図鑑NEOを無制限に読むことが可能です。 実際に市販で購入するとなると少し高価なお買い物ですが、無料で読むことが可能なので魅力的ですね。
また、この図鑑はオンラインでの利用も可能ですので非常に利用しやすいと言えるでしょう。
添削指導で作文力アップ
まなびwithでは、毎月のワークブックの提出を通じて作文力を鍛えることができます。また作文といっても最初は、短い文章を考えて書くなど小さなお子様でも取り掛かりやすいような内容になっています。
また、作文の提出後に丁寧に添削指導が行われますので、その添削を生かして次の作文に生かすことができます。
実際に自分の手で動かして学ぶ
まなびwithでは、低学年のうちから平面や立体の図形学習に取り組みます。 パズルやブロックを使ってただ図形を眺めるのではなく実際に自分の手で動かして理解を深めることができます。
何かを学ぶ時に自分の手を動かして考えるということは、大変効果的でしょう。
Z会の教材は?
次にZ会の教材の特徴を主に5つ紹介します。
- みらい思考力ワークで考える力を強化
- 高い合格実績を出すハイレベルな学習内容
- タブレット学習やプログラミング学習が可能
- 顧客満足度一位の受賞経験あり
- 体験型教材の「ぺあぜっと」が楽しい
まなびwithと大きく異なるのがタブレット学習やプログラミング学習が可能である点です。
また、教材の難易度も高いので、将来難関校と呼ばれる学校への進学を検討している場合にはZ会が最適な講座と言えるでしょう。
みらい思考力ワークで考える力を強化
まなびwithと同様に、Z会でも新学習指導要領に対応して独自の教材を提供しています。それが、みらい思考力ワークです。このワークを通じて科目の垣根を超えた学習が可能になります。
具体的には、論理的判断能力、推進力、情報整理力、注意力、試行錯誤能力など将来的に必要になる力を身に付けることができます。
高い合格実績を出すハイレベルな学習内容
Z会のコースは豊富で幼児コースや小学生コースはもちろん、中学生コース・高校生コースも存在します。
そして、実際に東大・京大など難関大学に対して他を圧倒するほどの高い合格実績を叩き出しています。
例えば2019年度は東京大学に967名、京都大学に948名合格しているなど、通信教育界隈の中では他の追随を許さない実績を誇っています。
また、中学受験においてもZ会は同様に高い合格実績を出しており、渋谷教育学園幕張やお茶の水女子大学附属、筑波大学附属、筑波大学附属駒場など有名難関校に合格者を輩出しています。
これは他の通信教育にはない、Z会ならではの強みと言えるでしょう。
タブレット学習やプログラミング学習が可能
Z会はコースが豊富に存在することはすでに述べましたが、具体的にはタブレット学習やプログラミン学習も行うことができます。
タブレット学習は全国の小学校でも導入されはじめ、家庭でもタブレット学習をやらせたいと考えている家庭におすすめです。
またプログラミング学習も可能で、こちらはZ会とソニーの提携で提供している講座になります。
タブレット学習やプログラミング学習の詳細については後述しますが、時代に合った非常に人気の教材となっています。
体験型教材の「ぺあぜっと」が楽しい
Z会幼児コースには体験型ワークとして「ぺあぜっと」というものが存在します。
こちらの教材もまなびwithと同様にお子様が実際に手を動かしながら学習をすることでまなびを深めるというカリキュラムの元、作成されています。
こちらは親の協力も必要ですが、親子のコミュニケーションの場としても機能するでしょう。
主要科目の教材内容を比較
以下ではもう少し具体的に、主要科目である国語・算数・英語の教材内容について、まなびwith・Z会をそれぞれ比較してみることにしましょう。
国語の教材を比較
国語教材に関しては、どちらも思考力を鍛えることにフォーカスした内容になっています。柔軟な考え方を小さなうちから身に付けることができるという点で、共通していると言えます。
教科書準拠にはこだわらずに、科目の幅を超えた教養を深めることができるような教材です。
難易度としては、まなびwith・Z会ともに差はほとんどありませんが、若干まなびwithの方が簡単な傾向があります。
算数の教材を比較
算数の教材はまなびwithとZ会で異なる部分が存在します。
まなびwithでは、算数の問題に取り組むときには特に図形を用いた場合に実際に手を動かしながら学ぶというイメージ重視の学習スタイルになっています。
一方でZ会ではそのような図形学習は無く、基礎から応用まで幅広くどんどん問題をこなしていくという構成になっています。
そのため、Z会の方は算数が得意でどんどん問題にチャレンジしていきたいと考えているお子様に特におすすめと言えるでしょう。
英語教材を比較
英語教材に関しては、まなびwith・Z会ともに新学習指導要領に対応しており、英語の聞く・話す・読む・書くの4つの力をバランスよく学べるような内容になっています。
しかし、まなびwithの英語教材はやや特徴的で、形式がスゴロク型のアドベンチャーゲーム式になっています。
そのため、英語に苦手意識があり、楽しみながら英語を学びたいというお子様には、まなびwithがおすすめです。
タブレット・プログラミング学習を比較
新学習指導要領が導入されたことで、小学校ではプログラミング学習がスタートすることになりました。
また、全国の小学校・中学校でも2020年までに全生徒にタブレット端末が行き届くように政府が環境整備に努めています。
そのような社会全体での教育改革の動きに合わせて、通信教育はどのような対策を行なっているのでしょうか。まなびwith・Z会それぞれの対応について見ていくことにしましょう。
デジタル・タブレット教材はあるの?
まず、まなびwithには一部タブレットを使用するコンテンツがあるものの、メインとなるようなタブレット教材は存在しません。
一方でZ会にはタブレットコースが存在します。
そのため、デジタル教材の充実度で言えば、Z会の方に軍配が上がると言えるでしょう。
まなびwithは「with Qubena」で数学強化
まなびwithにはタブレットコースはないものの、有料オプションとして「with Qubena」という数学の教材が存在します。
このアプリを使用するには、自分でタブレットを用意する必要があります。
こちらはお子様の弱点を人工知能型アプリケーションが自動で分析をし、お子様のレベルに合わせた適切な問題を提示することで、効率的な学習を推進してくれるものです。
月額770円で受講することが可能と、価格もお手頃となっています。
Z会にはタブレットコースがある
Z会には通常の紙教材を使用したコースに加えて、タブレットコースが存在します。 タブレットはiPadなど自分で用意する必要がありますが、このタブレットコースの最大の魅力と言えば、タブレット一台で全ての科目を受講することができるということでしょう。
紙教材だとどうしてもかさばってしまい、嫌になってしまうというお子様も少なくありません。
その点、Z会のタブレット教材には自動添削機能などタブレットならではの便利で効果的な学習機能も豊富に搭載されているので、自分で時間を見つけて一人でコツコツと進めていくことができます。
プログラミング学習はあるのか
なお、まなびwithにはプログラミング学習をメインに扱ったコンテンツは存在しません。
一方でZ会には「プログラミング学習Z-pro」というものが存在します。
プログラミング学習Z-proでは、新学習指導要領でいうプログラミング学習に則って、プログラミング的思考(論理的思考力)を身に付けることができるでしょう。
小学生コース受講者やタブレットコースの受講者であれば、追加料金なしでプログラミング学習Z-proを利用することができます。
年に4回の配信なので通常の学習の妨げになることなく、主に論理的思考力・想像力・問題解決力の3つの力を相乗的に向上させていくことができるでしょう。
まなびwithとZ会の学習サポートの違いは?
ここまで教材について主に比較してきましたが、お子様が学習をしやすいような学習サポート体制についてはどのようになっているのでしょうか。
教材がどれだけ良くても、お子様が継続して取り組めなくては意味がありませんよね。
そこで、ここではお子様や保護者の方に対するサポート体制について比較していきます。
まなびwithの学習サポートは?
まなびwithの学習サポート機能は多く存在しますが、主な機能については以下の通りです。
- ナゾトキ学習で子供のやる気アップ
- まなび賞で豪華賞品をゲット
- アドバイスシートで進捗確認
- 海外受講も可能
- 先取り学習も可能
特にナゾトキ学習は子供のやる気アップに有効で。名探偵コナンがキャラクターとして登場し、毎月「AnotherVisionからの挑戦状」として問題が届きます。
なお、AnotherVisionとは東京大学の学生を中心としたナゾトキ制作集団です。
このナゾトキ学習は子供のやる気を引き出すためのもので、さらに通常のワークブックとも関連しているため、勉強意欲が自発的に湧くような仕組みになっています。
Z会の学習サポートは?
Z会はシンプルな構成になっており、まなびwithほど学習サポートは豊富にありません。しかし、お子様が勉強を継続していく上で最低限必要なことは揃っています。
主なサポート機能は以下の通りです。
- 一人一人に専属の担任がつき、添削指導を受けられる
- 自動スケジューリング機能(タブレットコース)
- 学習状況をメールで配信(タブレットコース)
どのコースにも共通することとして、添削指導が非常に評判になっています。
毎月・全教科の添削指導があり、定期面談も実施されるので自分の学習に自信を持って進めることができます。
また、添削指導を行うのはZ会で採用・養成したプロの添削指導者になっているので、質の高いフィードバックで着実に実力をつけることができるでしょう。
キャンペーンを利用しよう
まなびwith・Z会では共に紹介制度というキャンペーンが存在します。
これは、友人や兄弟を紹介することで図書カードなどの景品をもらうことができるものです。
Z会やまなびwithでは、こうした紹介制度意外にもお得なキャンペーンを随時展開しています。
入会を検討される際にはこのようなキャンペーンを逃さないように、資料請求をして最新の情報をチェックしておくことをおすすめします。
まなびwithとZ会は併用できるの?
まなびwithとZ会を併用して利用する人はいるのでしょうか。
結論からお伝えすると、併用するのはあまり得策とは言えません。併用して受講する人もいないわけではありませんが、教材の内容や難易度・ボリュームなどを考慮すると、併用するメリットは小さいです。
イメージとしては、まなびwithで学べる内容は、正直Z会でも学ぶことができると言うのが実情でしょう。なお一部付録教材の充実具合で言えば、まなびwithの方が豊富に存在すると言えます。
中学受験対策はできるの?
中学受験を考えているのであれば、間違いなくZ会の受講を強くおすすめします。
なにしろ通常のコースがハイレベルなだけでなく、Z会には中学受験対策専用のコースも設けられています。
さらに合格実績に関しても申し分ない実績を誇っているので、Z会であれば中学受験を検討している場合でも安心して受講することができるでしょう。
まなびwithではそのような中学受験専用のコースは用意されておらず、市販のテキストも利用しながら自分で対策する必要があるので注意が必要です。
まなびwith・Z会のそれぞれの強みは?
ここまで、教材内容や料金についての比較検討をしてきましたが、ここではそれぞれの講座の最大の強み・メリットについて確認していきましょう。
まなびwithならではの強みは?
まなびwithは小学館が運営ということでやはり、名探偵コナンなどのキャラクターを使用した学習であったり、図鑑が読み放題であるということが最大の魅力と言えるでしょう。
またサービスを開始して間もないので、今後さらに良い通信教育となっていくでしょう。
科目の垣根を超えて、お子様に柔軟な発想をして欲しいと考えるご家庭にはおすすめです。
Z会のメリット・強み
Z会の強みは何と言っても、ハイレベルな学習内容であることでしょう。
将来的に難関中学・難関高校・難関大学受験を目指している家庭であれば、小さいうちからZ会を利用することで確実に高水準の学習内容を定着させることが可能です。
また、教材は受験対策にも強いので、早いうちから受験を意識した問題にも取り組んで欲しいと考えている家庭の場合にも、Z会の教材はおすすめです。
中学生以上はZ会のみ
まなびwithには中学生以降のコースが存在しないので、中学生以上でも継続して受講することを念頭においている場合には、迷う必要なくZ会の受講を決めてしまって良いでしょう。
まなびwithで勉強への抵抗感を無くして、中学生以降でチャレンジするというのも一つの手ではありますが、Z会はやはり普通のコースと比較して難しめの設定になっているため、早いうちからの受講をおすすめします。
まなびwithとZ会の惜しいところを比較
ここまでまなびwithとZ会の双方の魅力について紹介してきましたが、一方でそれぞれ惜しい点がゼロというわけではありません。
ここでは、両者のデメリットとも言えるところについてそれぞれ紹介していきます。
まなびwithのデメリット
教材を溜め込んでしまう可能性
まなびwithの教材は付録教材も多く存在します。そのため、油断をして少しでも溜め込んでしまうと家に教材がどんどん溜まってしまい、お子様の勉強への意欲がなくなってしまうという可能性も多いにあります。
コツコツやるのが苦手という方や、教材がたくさんあるとやる気がなくなってしまうというお子様の場合には、かなり注意が必要でしょう。
最低受講期間が3ヶ月であること
まなびwithの受講期間の下限は3ヶ月です。そのため、最低受講期間が1ヶ月のZ会に比べると、少し不安が残るでしょう。
講座がスタートして最初のうちは子供も楽しく勉強しているようでも、最近は全く教材に興味を示さなくなってしまった、ということも小さなお子様であればよくあることです。
そういった場合にも備えて、最低受講期間が短い通信教育を選んだ方が安心と言えるでしょう。
支払いはクレジット不可
まなびwithの支払い方法は振込か引き落とし口座のみです。
講座料金の支払いにクレジットカードを使うことができないという点で、デメリットであると感じる人もいることでしょう。
難関校対策は不十分?
まなびwithの教材は子供の柔軟な発想を育成することなど、思考力を強化することに重きを置いています。
そのため、小さいうちから受験対策を視野に入れておきたいと考えている家庭の場合には、おすすめできません。
自分で市販の教材で演習問題に取り組むなど、アウトプットの機会を自分で用意する必要があるでしょう。
また、難関校対策をしたいと考えている人は以下の記事も参考にしてみてください。
Z会のデメリット
Z会はハイレベルな教材で受験対策向けの講座になっているため、オリジナルキャラクターなどはあまり存在せずシンプルな構成になっています。
ここでは、そんなZ会の少々残念なポイントを確認していきましょう。
講座料金は高め
Z会の通信講座の料金は高めになっています。
もちろん通学の塾に比べれば料金は安いのですが、通信教育の中では講座料金は高めと言えるでしょう。
しかし、Z会の講座料金が高い理由としては、他の通信教育講座の教材を圧倒するほどのハイレベルで良質な教材を提供しているためでもあります。
そのため、コストパフォーマンスの観点で言えば、決して悪いとは言えないでしょう。
添削に時間がかかる
Z会には添削課題があることはすでに述べましたが、実際の利用者からは添削課題の返却が少し遅いとの口コミが寄せられています。
添削課題の返却が遅いことのデメリットとしては、自分が提出した課題の内容を忘れてしまう可能性があるという点です。
そのため、返却日から逆算して課題を提出するなどの対策が必要になる場合もあるでしょう。
自発的に勉強をする必要がある
Z会のデメリットというよりは、通信教育全体に言えることではありますが、通信では予備校や塾に通う場合と比較して勉強に対する強制力が小さいです。
自宅学習などで自分で勉強に取り組む必要があるので、保護者の方のサポートも大切になってくるでしょう。
まなびwithとZ会の評判・口コミ
通信教育選びで何より参考になるのが、実際の利用者による口コミです。
ここではZ会とまなびwithそれぞれについて、実際に活用されている方々から得られたリアルな評判を確認していきましょう。
まなびwithの口コミ(一部抜粋)
まなびwithでは教科書の内容とは違い、さらに子供が取り組みやすい・考える力が身につくような教材であると評判です。
算数には苦手意識があり普段は進んでやらないのですが、迷路や導入映像に興味を引かれたようで、楽しく取り組んでいました。家での教え方が難しい図形問題も、丁寧な説明できちんと段階を踏んだ復習ができ、満足しています。
まなびwith 体験レポート
思考の達人ツールは、何かの話し合いで物事がスムーズに決められないときなど、頭の中の考えや伝えたいことをうまく整理するのに役立ちそうだと思いました。思考の達人ツールをきっかけに、考えることの楽しさを感じていってもらえるのではと期待しています。
まなびwith 体験レポート
利用者の口コミでは他にも「作文力がついた」「楽しんで取り組んでくれた」といった好意的な声が多くよせられていました。
Z会の口コミ(一部抜粋)
Z会の口コミからは、教材やサポートの質が非常に高いという喜びの声が多く確認されました。
以前は基本問題を中心に学習していましたが、思考力や記述力をより身につけたいと考え、Z会小学生コースを開始、受講する前は「難しすぎないかな?」と不安もありましたが、テキストの説明が非常にくわしくて、わかりやすい教材でした。
Z会小学生 受講者の声
惜しい間違いにも丁寧に赤字を入れてもらえるのがわかりやすいようで、「てんさく問題」が返ってくると解き直して復習しています。「おたよりカード」のやりとりも楽しく、サッカーの大会で優勝したことを書いたら「おめでとう」と祝ってもらえたと喜んでいました。
Z会小学生 受講者の声
Z会の教材は、基本知識だけでなく、思考力や表現力を伸ばすことも重視しています。Z会は難易度の高さで知られていますが、わかりやすい解説で「考える楽しさ」を感じられる教材になっています。
また、一年間ずっと同じ先生が担当してくる「てんさく指導」や「おたよりカード」など、学習サポート体制が極めて充実していることも人気の秘訣であることが伝わってきました。
まなびwithとZ会はどちらがおすすめ?
最終的にまなびwithとZ会ではどちらの講座が優れていると言えるのでしょうか?
ここまで比較してきたように、まなびwith・Z会ともに新学習指導要領に完全対応した安心の講座であることには間違いありません。
しかし、それぞれの講座で目指している先や対象としているお子様は異なります。
そこで以下ではお子様の性格や家庭の状況別で、それぞれの通信教育が向いている人・向いていない人をお伝えします。
まなびwithの利用が向いている人
これまでチェックしてきたまなびwithの性質を考慮すると、まなびwithの受講がおすすめなのは次のような方々と言えます。
- 値段をできるだけ抑えたい
- 付録を溜めずにコツコツ勉強を継続できる
- 好奇心旺盛で図鑑を使用したい
- 小さいうちは受験のことより柔軟な発想を身につけてほしい
特に幼児コースにおいては教材の難易度はZ会と変わらないと言えるので、受験を検討されていないのであれば、まなびwithの受講はおすすめできます。
また、まなびwithの評判・口コミについてさらに詳しく知りたいと考えている方は、以下の記事も参考にしてみてください。
Z会の利用をおすすめできる人
Z会の質の高い教材やタブレット学習の存在を考えると、次のような方々にはZ会が非常におすすめです。
- 勉強が得意で難関校を目指している
- 中学受験を考えている
- タブレットを使用して学習したい
- プログラミング学習も行いたい
- 自分にあったコースを選択したい
- 1科目からの選択が可能な方がいい
特に小学生コースに関しては、費用面で余裕がある場合には総合的にZ会の方が圧倒的におすすめと言えるでしょう。
また、Z会小学生コースの評判についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
Z会中学生コースの評判についてはこちら
資料請求は大変有益
最適な講座選びをするためには、お子様の性格や今の学習状況に合わせた選択を心がけることが大切です。
しかし、そのためにはまず講座の情報を正確に保護者の方が把握しておく必要があります。
利用者による口コミも大変参考になることは間違いありませんが、やはり公式の資料をみて自分で情報を確認する方が、自信を持って講座を選択することができるでしょう。
また、公式サイトの情報を眺めているだけでは、教材の実際のイメージをすることは難しいです。
資料請求をすることで教材のお試しなど実際の教材を手にとってイメージすることができるので、どっちの講座を選ぶかをお考えの際はぜひ一度資料を手にとって見てください!
まなびwithとZ会はどっちがおすすめかまとめ
まなびwithとZ会の特徴まとめ
- どちらも実績のある人気講座であるが、異なる点は非常に多い
- 子供の正確・学習のレベルに応じた講座選びが重要
- 費用を抑えて楽しく学びたい人は、まなびwithがおすすめ
- ハイレベルな学習でしっかりレベルアップしたい人はZ会が向いている
- 中学生以降も継続受講を考えている人はZ会がおすすめ
まなびwithとZ会の講座のそれぞれの特徴について解説しました!
それぞれの講座を比較してきて、共通点ももちろん存在しましたが、大きく異なる点もたくさんあることがお分かりになっていただけかと思います。
ぜひこれを参考にして、お子様に最適な講座を選択してみてください!