Z会幼児コースの口コミ・評判は?教材の特徴や費用・めんどくさいという噂も紹介
「Z会幼児コースの口コミ・評判はどう?」
「Z会幼児コースは何がめんどくさいの?」
「その後のあと伸びする理由は何?」
「年少・年中・年長コース、それぞれの内容は?」
このような疑問をお持ちの方もいるでしょう。
Z会幼児コースは「あと伸び力」を鍛えるという独自路線を行く教材です。レベルの高い教材なので、勉強が得意な子供におすすめできます。
今回はZ会幼児コースの評判について、実際にZ会幼児コースを体験した編集部が年少・年中・年長コースの内容や口コミなどを解説します。
これを読めば、Z会幼児コースの魅力がよく分かるはずです。
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Z会幼児コースの特徴を口コミからチェック
まずはZ会幼児コースの主な特徴について確認していきましょう。
Z会幼児コースの概要
画像出典:Z会幼児コース
Z会幼児コースには、年少コース・年中コース・年長コースの3つが存在します。
Z会というと毎年東大や京大に数多くの合格者を輩出する「難関受験指導」のイメージがありますが、幼児コースはじっくりと勉強させる教材です。
幼児コースでは長期的な観点で子供の教育を捉え、将来進んで学習に取り組めるよう、まずは勉強に興味や自信を持たせることに主眼が置かれています。
年少コースの概要
画像出典:Z会幼児コース
年少コースは毎日に「初めて」が溢れている年少期の子供に、驚きや感動を届けることがコンセプトになっています。
楽しさと学びの両方を兼ね備えた教材で、子供の感性を揺さぶる材料となることが最重要視されています。
年中コースの概要
画像出典:Z会幼児コース
年中コースの教材は、徐々に親の手を離れ始めた年中期の子供が一人で勉強できるように設計されています。
実験や工作などの特別な体験教材で子供の好奇心をくすぐり、勉強を頑張る気持ちを応援するコースです。年長に向けて、理解力・洞察力が鍛えられます。
年長コースの概要
画像出典:Z会幼児コース
年長コースは、知的好奇心が大きく発達すると同時に、来る小学校入学への期待と不安が混在する年長期にぴったりの教材です。
「くうき」「しごと」「みず」など、抽象度が高めのテーマを扱う課題で思考力を磨き、小学校を意識したワーク学習も行います。
小学校の勉強に自信を持って臨めるような万全の準備ができるでしょう。
顧客満足度No.1の通信講座
イードアワードという顧客満足度調査において、Z会幼児コースは2019年「効果のある通信教育」部門で最優秀賞を受賞しています。
実際、「素晴らしい」と評価する利用者は多いです。一方独自色が強い教材であるため、上手く使いこなせないというケースも一定数見られます。
そのため、Z会幼児コースを検討する際は子供との相性をよく見極める必要があるでしょう。
Z会幼児コースはその後に「あと伸び」する講座
画像出典:Z会幼児コース
Z会幼児コースでは「先取り」というよりは、むしろその後の「あと伸び」が重視されています。
つまりZ会幼児コースの学習カリキュラムでは難しい内容をどんどん学ぶというよりも、将来の学習に向けた基礎作りが大切にされているということです。
Z会の定義では、「あと伸び力」とはあらゆるものに対して疑問を持ち、自分なりに答えを見つけ出し、考えること自体を面白がる力を指します。
主体的に学ぼうとする姿勢や「あと伸び力」を幼児期に培っておくことで、小学生以降に学力が大きく向上していくというわけです。
そうした姿勢・力は高校までの勉強に限らず、大学生や社会人としての「あと伸び」にも繋がると考えられます。
また、単に先取り学習だけをしてしまうと、数学における先取り学習(1)の研究が示すように学校の授業に対して手を抜くようになってしまう恐れもありますが、あと伸びを重視したZ会の教材であれば安心でしょう。
以下の口コミのように、「あと伸び力」に魅力を感じていらっしゃる親御さんも多いようです。
Z会幼児コースの学習を通して一生涯役に立つ力を獲得できるなら、価値ある教材と言えるでしょう。
幼児コースのCMをチェック
Z会幼児コースがテーマとする「あと伸び力」のイメージが掴めないという方は、Z会のCMをチェックしてみましょう。
公式ホームページで見られる「幼児『親子で、さかあそび』篇」では、子供がビー玉で遊ぶことを通して知的好奇心を育む様子が見て取れます。
Z会幼児コースの教材でも、そのように伸び伸び好奇心を発達させられると考えて良いでしょう。
Z会幼児コースを2歳から先取りするのは?
教育熱心なご家庭であれば、先取りをして子供に学ばせたいと考える人もいるでしょう。
結論、Z会幼児コースを2歳から先取りしても特に問題はありません。
しかし、ぺあぜっとなどの教材は、やはり年少をメインのターゲットとして教材を作成しているので最大限の効果を得るためにはやはり、年少になってから受講するのが良いでしょう。
利用してわかったZ会幼児コースの費用を他社と比較
以下ではZ会幼児コースの費用を、他社と比較しながら確認します。
Z会幼児コースの費用は少し高め
Z会幼児コースの費用の相場は以下の通りです。
コース | 申し込みできる年齢 | 費用の相場(月々) |
---|---|---|
年少コース | 4歳 | 1,877〜2,200円 |
年中コース | 5歳 | 2,244〜2,640円 |
年長コース | 5歳 | 2,431〜2,860円 |
なお、費用は入会時期や支払い方法(毎月払い・6ヶ月一括払い・12ヶ月一括払い)などによって異なります。
一方で他社サービスの費用の相場は以下の通りです。
名称 | 費用の相場(月々) |
---|---|
ポピー | 980〜1,500円 |
スマイルゼミ | 2,980〜3,600円 |
公文 | 7,000円以上 |
プチどらゼミ | 1,998~2,268円 |
こどもちゃれんじ | 1,980円~ |
まなびwith | 2,177円~ |
七田式通信教育 | 年間9,500円~ |
RISUきっず | 2,480円~ |
ワンダーボックス | 3,700円~ |
(七田式通信教育のみ年会費で記載してあります。)
上記よりポピーに比べると、Z会幼児コースは高い値段設定であることが分かります。
一方で、スマイルゼミや公文に比べるとむしろ安いため、教育サービス全体で見るとそこまで高額な教材ではないと言えます。
ただし、教材の質やボリュームなどは各講座でかなり異なりますし、それぞれ特徴がありますので、一概に料金のみで比較することは難しいと言えます。
Z会とこどもちゃれんじの料金比較
Z会幼児コースの教材と同様に、紙教材をメインで学ぶタイプで同じく人気のあるこどもちゃれんじとの料金を比較してみましょう。
年少の場合
12ヶ月一括払い | 6ヶ月一括払い | 毎月払い | 年会費 | |
---|---|---|---|---|
Z会 | 1,870円 | 2,090円 | 2,200円 | 26,400円 |
こどもちゃれんじ | 1,980円 | × | 2,379円 | 28,548円 |
年中の場合
12ヶ月一括払い | 6ヶ月一括払い | 毎月払い | 年会費 | |
---|---|---|---|---|
Z会 | 2,244円 | 2,508円 | 2,640円 | 31,680円 |
こどもちゃれんじ | 2,480円 | × | 2,980円 | 36,760円 |
年長の場合
12ヶ月一括払い | 6ヶ月一括払い | 毎月払い | 年会費 | |
---|---|---|---|---|
Z会 | 2,431円 | 2,717円 | 2,860円 | 34,320円 |
こどもちゃれんじ | 2,480円 | × | 2,980円 | 35,760円 |
こどもちゃれんじ・Z会どちらも幼児コースの教材の料金に大きな違いはないことが表からも読み取れるでしょう。
また、こどもちゃれんじは年中から料金が一定なのに対して、Z会幼児コースは年中から値上がりします。
とは言え、幼児教室や公文式の利用をする場合には、月に7,000円〜2万円近くまでかかることもありますので、いかに通信教育がお得であるかがわかるのではないでしょうか。
Z会幼児コースは難しいの?やめた人の理由を紹介
ここまでZ会幼児コースの良い評判・口コミについて紹介してきました。
ここでは、実際に利用を検討する上で必要なデメリットとなる部分について口コミをもとに紹介していきます。
具体的には教材は難しいのか、Z会幼児コースを受講したがやめた人の理由などをもとにご紹介していきます。
教材のボリューム・内容が簡単で物足りない
Z会と言えば、他社に比べてかなり教材の難易度が高いとの評判・口コミが目立つ印象ですが、幼児コースに限っては教材のボリューム・内容がすこし物足りないと感じている方の口コミが散見されました。
すでに幼児期のうちから勉強習慣のある子供であったり勉強が得意な子供の場合ですと、やはり物足りなくなってしまう可能性もあるでしょう。
しかし、年中・年長コースでは複雑な文章問題も出題されるようになり、難易度はグッと上昇します。
このように年少と年中・年長ではレベル感が違うため、他社からZ会に乗り換える場合は注意する必要があります。
また、上記で解説した通りZ会幼児コースは「あと伸び力」を養うための教材です。そのため、先取り学習をさせたいという方には向いていない可能性があります。
ただし、「あと伸び=難易度が低い」ではないことに注意しましょう。確かに先取り学習はできませんが、後述するように小学受験にはむしろおすすめの教材です。
年少コースこそ簡単なものの、それ以降は幼児期の子供にとって十分な難易度であると言えます。
思った以上に保護者のサポートも必要
Z会は他社に比べて実体験を元にした学習を推奨しています。
そのため、どうしても幼児期の子供の場合ですと一人でこなすことの難しい課題も出てきます。
その際には保護者のサポートが必須になりますので、その点を負担に感じてしまう方も一定数いるようです。
料金が他社に比べて高い?
上記のように、Z会の講座費用は他社よりも高いという口コミが見られました。
確かに、事実として講座費用はZ会は他社よりも高めになっています。
しかしながら、価格が相場よりも安い場合・高い場合にはそれなりの理由があると考えた方が良いでしょう。
安すぎる場合には、教材のボリュームが物足りず市販の教材などで補強をする必要が生じ、結局割高になってしまうという可能性もあります。
値段のみで決めるのではなく、教材をしっかりと体験してから判断することをおすすめします。
Z会幼児コースの良い評判・口コミ
我が子の通信講座の受講を迷われている方にとっては、実際にZ会の幼児コースを受講した家庭の良い口コミも聞いてみたいものですよね。
ここでは実際にZ会幼児コースを受講した方の声をチェックしましょう。
親子で楽しめる!
Z会幼児コース受講者の声の中で多かったのが「親も楽しむことのできる教材である」というものでした。
Z会でオリジナル教材である「ぺあぜっと」というものがあり、実際に親子で体験をしながら学習を進めていくことが可能です。
親も実際に楽しむことができるので親子のコミュニケーションも活発に行うことができるでしょう。
お試し教材がボリューミーで満足
すでに受講している方の口コミではありませんが受講を検討している方の口コミです。
資料請求をすると体験教材をもらうことができますが、その教材からもクオリティの高さがうかがえると評判でした。
絵本のクオリティが高い
Z会幼児コースには、通常のワークの他に絵本も使用して学習を進めていくことができます。
この絵本教材の評判は非常に良く、「ただ楽しいだけでなく知らない知識をしっかりと身に付けることが可能」と絵本のクオリティを絶賛する声が多く見られました。
子どもが興味を持って取り組んでくれる
画像出典:Z会幼児コース
編集部がZ会幼児コースを受講した家庭から寄せられた口コミや評判を分析した結果、多かったのは以下の3つの意見でした。
- 親子で一緒に過ごす時間が増えた
- 興味の幅が広がり勉強が好きになった
- 考えることを重視する教材で役に立った
ここではそうした口コミの代表的な例を一部抜粋してご紹介します。
父とお風呂で一緒に実験をしたり、母と一緒に料理を作ったり。共働きで十分な時間がない私たちでも、充実した親子の時間が過ごせ、コミュニケーションを深められるよいツールとなっています。
Z会幼児コース 受講者の声
以前は電車にしか興味がなかったのですが、Z会を始めてから草花を見たり、お手伝いをしたりするなかで、興味の幅がすごく広がってきました。身近にあるあたりまえの事象も、きっかけ次第で学びとなり、興味につながるのだと実感しています。
Z会幼児コース 受講者の声
特に体験型教材を通して季節の料理に触れたり、日常の消耗品で作品作りをしたりすることで学ぶ楽しさを感じてくれるといった声が多く確認できました。
「勉強が好き」「日常生活への興味がある」という気持ちを小学校に上がる前に経験してもらうことができれば、1年生や2年生での勉強をスムーズに進めることができるので、その意味でもZ会の教材は非常に魅力的といえます。
他社と比べた時のZ会の難易度は?
Z会の教材は、「あと伸び」を意識しているため年少コース時点でのワークの難易度は公文やポピーと比べても低いと言われることもあります。
しかし、年中や年長に上がるにつれてじっくり考えなければならないような、応用的な問題が多く登場してくるため、全てこなしきろうとすると一気に難易度が高くなります。
年少の早い段階から学習への興味を育て、入学前に基礎問題から難易度の高い問題まで一通り触れさせるようなZ会の学習スタイルは、小学校に入学してからも役立つかなり理想的なカリキュラムと言えるのではないでしょうか。
Z会幼児コースの教材はめんどくさい?
口コミをみると、Z会の教材はめんどくさいなどの意見が見られます。
確かに、Z会の幼児向け教材は通常の幼児向け教材とは少し異なる部分も多く、思考力を鍛える密度の高い教材となっています。
ここからはZ会の教材内容を具体的に見ていきましょう。
Z会の教材は3種類
画像出典:Z会幼児コース
Z会幼児コースは、基本的にワーク学習と実体験という構成になっています。
自分で考えて答えを見つけるプロセスが重視されるため、決して「やらされる教材」「こなす教材」ではありません。
年少コース
年少コースの教材は以下の3つです。
- かんがえるちからワーク(親子で取り組む)
- ぺあぜっと(親子で学ぶ体験教材)
- いっしょにおでかけブック(ミニサイズの絵本教材)
年少コースは基本的に親子で取り組む教材となっています。
年中・年長コースの教材
年中・年長コースの教材は、以下の4つです。
- かんがえるちからワーク(子供一人で取り組む)
- ぺあぜっと(親子で学ぶ体験教材)
- ぺあぜっとシート(親子で会話しながら絵を描く提出課題)
- きいてわくわくえいごパーク(デジタル教材)
年中・年長になると、ワーク教材には子供一人で取り組むようになります。
体験型教材「ぺあぜっと」で興味の幅が広がる
ぺあぜっとは親子で学ぶ体験教材で、例えば以下のような内容を学びます。
-
えだまめを茹でる前と茹でた後の違いを観察する
-
洗濯バサミやトイレットペーパーで遊ぶ
上記の他にも、工作や科学実験・観察、料理、季節の行事、町の探検などに関する教材があります。
この写真では、上記の「国旗を作ろう」というワークに対して、楽しそうに取り組んでいる姿が伝わって来ますね。
机に向かって勉強するだけでなく、五感を使って学ぶことは、幼児期の子供には大変良い経験になるでしょう。
身の回りのことに興味関心を持ち、知的好奇心を発達させる良いきっかけになります。もちろん学力向上にも好影響があるでしょう。
家族で一緒に取り組める教材
Z会幼児コースは、上の写真のように我が子と対話しながら絵を描く教材など「家族との触れ合い」を意識したユニークな教材が特徴です。
主体的に学ぶ力を養いながら、家族との絆を深める時間も作れるため、一石二鳥の教材と言えるでしょう。
また親とのよく会話する子供の方が学力が高いというデータもあるため、家族で一緒に勉強することは理に適っているとも言えます。
難易度の高い問題にもチャレンジできる
幼児向けの通信教育では、簡単な問題を解くことで子供に「できた」という達成感や自信を与えることを目的としている教材もあります。
達成感や自信を味わうことは学習意欲の向上に繋がるため、簡単な教材にも一定のメリットがあると言えるでしょう。
一方でZ会幼児コースの教材も簡単なレベルから始まりますが、ゆくゆくはより複雑な難問にも挑戦し、応用力を培うことも可能です。
そのため、同じ単元でも他社よりレベルの高い学習ができると言えるでしょう。また読解力と計算能力を同時に鍛えられる文章問題など、複合的な応用学習ができるという特徴もあります。
よってZ会幼児コースなら学習意欲と学力の両方を向上させられるので、小学校入学以後「自主的に伸びていく子供」に育てることができるでしょう。
他社とZ会幼児コースの徹底比較
以下では,Z会と他4社の比較を行っていきます。
名称 | 特徴 | 対象年齢 | 無料体験 | 重視ポイント |
---|---|---|---|---|
Z会 | 実体験と後伸び | 3~6歳 | あり | 体験を大切にしたい人 |
ポピー | コスパ抜群の教材 | 4歳~ | あり | 机に向かう習慣を付けたい |
スマイルゼミ | タブレット完結型学習 | 4~6歳 | 体験会 | 英語もしっかりと学びたい |
こどもちゃれんじ | 知育玩具付きが嬉しい | 0~6歳 | あり | 楽しく進めたい |
公文 | 通塾スタイル | 3歳~ | 資料のみ | 実際に教室にも通いたい |
基本的にどこの講座も無料体験が存在し、受講前に教材をお子様に利用させることができます。
無料体験を通じてお子さんに合った教育カリキュラムなのかを確かめてください。
そうすることで始めたけど子供が全然やらないという事態を防ぎやすくなるでしょう。
また,お子さんの性格を考慮して各会社の特徴に合いそうな教育方法を選ぶことが勉強の楽しさを知るきっかけになるでしょう!
以下でもう少し詳しく各社の特徴を見ていくことにしましょう。
とにかく安いポピー
ポピーなら月々980円から利用することが可能です。教材は「もじ・かず・ことば」を楽しく学べるように設計されています。
シール張りや迷路、間違い探しなどの遊びを通じて学べるため、勉強が苦手な子供にもおすすめです。
スマイルゼミはタブレット学習
スマイルゼミは専用タブレット一台で全ての勉強ができるというサービスです。
ゲーム要素を取り入れた楽しい問題が多いため、これから学習習慣を付けさせたいという場合におすすめできます。難易度としてはZ会よりも簡単と言われています。
スマイルゼミ幼児コースでは以下の10分野を学びます。
- ひらがな・カタカナ・ことば
- えいご
- ちえ
- かず・とけい・かたち
- せいかつ
- しぜん
基本教材の中で英語が学べるのはスマイルゼミならではの魅力です。
ただし、講座費用はZ会幼児コースよりも少し高めなので、費用をできるだけ抑えたいという人にはおすすめできません。
Z会幼児コースにタブレット教材はある?
Z会幼児コースにタブレット教材があるのか気になる方もいるでしょう。
結論から言うと、Z会幼児コースにタブレット教材はありません。
しかし、小学生以降はタブレットコースも用意されており、市販のタブレットを使用することが可能です。
幼児向けのタブレット教材について興味のある方は以下の記事を参考にしてみてください。
Z会幼児コースのキャンペーン・サポートは存在するの?体験者がお答えします!
続いてZ会幼児コースの入会特典やサポート内容を見ていきましょう。
入会特典が充実
Z会幼児コースでは、入会時に届くスタートセットや副教材が充実しています。詳細は以下の通りです。
コース | スタートセット | 副教材 |
---|---|---|
年少コース | かたちであそぼうおえかきセット(ポスター・プレート・ペン) | にこにこひらがなちょう・ひらがなカードセット |
年中コース | ぺあぜっとファイル・イーマルまないた・もちかたかんぺき!さんかくえんぴつ | ひらがなだいすきワーク |
年長コース | ぺあぜっとファイル・チョウタとタンタのなかよしどけい&『はじめての とけいあそびえほん』 | なかよしどけいワーク・むしの へんしん ずかんつき「あおむしくんの へんしんなど |
なお、副教材は時期によって届く教材が異なります。
添削サービスに似た制度も存在
年中・年長コースの親子で取り組む「ぺあぜっとシート」は、提出すると担任指導者からの「おへんじシート」が返却されます。
担任指導者は「ぺあぜっとシート」の内容を丁寧に読み、それぞれに合わせて心を込めた返事を書きます。そうしたお返事があることで、子供の学習意欲に良い影響を与え、自分の体験や考えを積極的に表現しようという姿勢が身につくことが期待されます。
なお、年少コースにはこのようなサービスはないので注意しましょう。
保護者向けの読み物の質が高い
Z会幼児コースでは、「ぺあぜっとi」という保護者向けの情報誌が毎月届けられます。
ぺあぜっとiには、以下の写真のように子供への声かけや遊びの工夫の方法など、より良い学習へのヒントが数多く記載されています。
また勉強に限らず、しつけの方法や小学校の入学準備など、子育て一般の特集ページもあるため、我が子を「賢い子」に育てたいという保護者の方にはおすすめです。
お試し教材のボリュームが豊富
Z会幼児コースでは無料の資料請求を受け付けています。
資料請求を行えば、Z会から各コースの案内や保護者向けの資料、その他の冊子などが送られてきます。全部で文庫本一冊ほどの充実した内容です。
無料ですがクオリティは申し分ないため、しっかりと内容を精査すると良いでしょう。
まずは無料資料請求してみて
ここまでZ会幼児コースの教材のポイントについて詳しくお伝えしてきましたが、結局のところ我が子にZ会の教材が合っているかどうかは、使って試してみないとわからないものです。
そのため、ネットの口コミや評判を見てじっくり検討するよりも、実際にサンプル教材を取り寄せてみて子供と一緒になって取り組んでみることをおすすめします。
Z会なら簡単な登録でボリュームたっぷりの無料サンプル教材が届く上に、強引な勧誘電話などもかかってくる心配がないので、是非チェックしてみてください。
Z会幼児コースのコース一覧
画像出典:Z会幼児コース
Z会幼児コースには、4歳を対象にした年少コース、5歳を対象にした年中コース、6歳を対象にした年長コースの3つがあります。
各コースにおけるひと月あたりの料金(税込)は以下の通りです。
毎月払い | 6ヶ月払い | 12ヶ月払い | |
---|---|---|---|
年少コース | 2,200円/月 | 2,090円/月 | 1,870円/月 |
年中コース | 2,640円/月 | 2,508円/月 | 2,244円/月 |
年長コース | 2,860円/月 | 2,717円/月 | 2,431円/月 |
当然12ヶ月の一括払いを選択した場合が一番費用を抑えることが可能です。
またZ会幼児コースでは、以下5つの領域に関する学習を行います。
- ことば
- 数・形・論理
- 表現・身体活動
- 生活・自立
- 自然・環境
これらは全て幼児期に必要とされている領域です。学習が偏りがちな幼児期に、これらの5領域をバランスよく学べるのは魅力的と言えるでしょう。
Z会幼児コースのデメリット
Z会幼児コースには以下のようなデメリットがあります。
- 絵本などの読み物教材があまりない
- キャラクター豊富なテキストや付録が少ない
読みもの教材が少なめ
Z会幼児コースではワーク学習と実体験が中心となるため、絵本や漫画を読む機会はあまりありません。
他社サービスのように、読み物で生活に関するルールを学ぶ教材などは少なく、基本的には演習が中心になります。
「シールを貼って終わり」というような受動的な教材はほとんどなく、全てにおいて主体的に理解し、考えることが求められます。
遊び要素による動機付けが少ない
Z会幼児コースの教材には、こどもちゃれんじの「しまじろう」のような有名なキャラクターは存在せず、全体としてイラストやゲームなどの「遊び要素による動機付け」は少なめな印象です。
そのため、ある程度学びそのものに抵抗がない子供向けの教材という側面があり、子供が飽きてしまって継続できないというケースもあるようです。
Z会幼児コースが向いている子・向いていない子
Z会幼児コースのある種独特な教材は、どのような子供に向いているのでしょうか。
以下ではZ会幼児コースが向いている子供・向いていないの特徴をそれぞれ紹介します。
勉強が得意な子はZ会向き
Z会幼児コースは、勉強が好きで自主的に取り組める子供に向いています。いわゆる勉強が得意な子供です。
一般的に小さな子供の場合、勉強が得意になるには以下の3ステップを踏むケースが多く見られます。
- シール貼りや迷路などの楽しい教材を通して、勉強する習慣をつける
- 簡単な問題にたくさん正解し、勉強における成功体験を積み重ねることで自信を付けさせる
- 応用問題に取り組み、知的好奇心や学習意欲を喚起する
Z会幼児コースは3ステップ目に該当する教材です。そのため、すでに机に向かって勉強する習慣がついており、学習意欲が高い子供には最適の教材と言えます。
小学受験にも役立つ側面がある
ワーク教材は簡単ですが、思考力を養う体験型教材には難易度の高いものが多いです。それらの教材を完璧にこなせるなら、公立小学校の1年生になった際、学年上位の成績が狙えるでしょう。
また保護者向けの冊子で扱われる内容もレベルの高いものです。他社でもよく見られる「子供との接し方」や「子供を勉強好きにさせる方法」などだけでなく、Z会では「子供の問題解決能力を育む方法」なども取り扱っています。
そのため、Z会幼児コースは自立的で学力に秀でた子供を育成することに向いている教材だと言えます。そのため、小学受験を考える場合にも役立つ面があるでしょう。
また、Z会なら小学生・中学生・高校生コースもあるため、大学受験まで一貫してサービスを利用することが可能です。
少し気の早い話にはなりますが、将来的に難関大学へ進学するような賢い子供に育ってほしいという方にもおすすめできます。
両親が時間を取れる家庭はZ会向き
Z会幼児コースは家族で一緒に取り組む教材が多いため、子供が勉強する際に親が側についている時間が必要になります。
特に年少コースはほぼ全ての教材が親子で取り組む教材です。また年中・年長コースの一人で取り組む用のワーク教材でも、難易度の高い教材に関しては、親のサポートが求められるでしょう。
そのため、Z会幼児コースは子供の学習にじっくり付き合ってあげたいというご家庭におすすめです。
勉強に後ろ向きな子には不向き?
一方でZ会幼児コースに向いていない子供にはどのような特徴があるのでしょうか。
先述した通り、Z会幼児コースの教材は勉強する習慣がついており、学習意欲の高い子供向けに設計されていると推察されます。
そのため、まだそのレベルまで達していないという場合は相性が悪いかもしれません。これから学習を始めるという子供や勉強が苦手な子供には、他の教材の方が向いている可能性があるでしょう。
忙しいパパ・ママには大変?
Z会幼児コースは親子で取り組む教材が多いので、子供の勉強に付き合う時間がないという方には不向きかもしれません。
共働きなどで一緒に勉強することができなければ、教材を十分に活かしきれない可能性があるからです。
子供の学習に時間が取れないという場合は、子供一人でも学習ができるサービスを利用するのが良いでしょう。
他社との併用もおすすめ
勉強が苦手な子供がいきなりZ会に取り組むのはハードルが高い可能性があります。
勉強に苦手意識があるという場合は、まずはこどもちゃれんじやポピーなどの簡単な教材から始め、「勉強を好きになってもらう」のもおすすめです。
その上でZ会の教材で応用的な内容を学ばせると良いでしょう。このように「2社併用」をする場合は、どの時点まで簡単な教材を使わせるのかの見極めが重要になります。
英語を重視するならスマイルゼミ
Z会幼児コースは、英語学習を充実させたいという場合には向いていない教材と言えます。
年中・年長コースでは「きいてわくわくえいごパーク」という教材で音声を聞きながら英語を学べますが、これは年4回の配信です。
各回の取り組み時間は10〜15分なので、英語教育に力を入れたい場合には物足りないと感じるご家庭が多いでしょう。
一方でスマイルゼミの幼児コースなら、基本教材に英語が組み込まれています。そのため、Z会以上の学習量を確保することが可能です。
また有料オプションである英語プレミアムのHOPを使えば、小学1・2年生向けの英語も学ぶことができます。よって英語を重視する場合はスマイルゼミの方がおすすめです。
スマイルゼミの教材は比較的易しい内容も多いので、両者を併用するのも良いでしょう。
Z会幼児コースについてよくあるQ&A
ここからはZ会幼児コースについてよくある疑問に対して回答していきます。
タブレット学習はできるのか
Z会の幼児コースにはタブレット教材は現状ありません。
従って、幼児の頃からタブレット学習を積極的に利用させたいと考えている場合には、Z会幼児コースは向いていないと言えるでしょう。
なお、小学生からはタブレットを利用した学習をすることができます。
ただ、英語教材については「タブレットでの配信」もあります。
解約や退会は入会後すぐ出来ますか?
Z会では,1ヶ月目から講座の解約をすることが出来ます。他教材の場合は最低利用期間がありますが、すぐに退会できるのは教材に自信があるからこそできることですね。
なお、解約の条件に関しては基本的に「前の月の15日までに手続きをすること」です。
期限までに忘れずに手続きをするようにしましょう。
お試し教材は本教材との違いはありますか?
お試し教材と本教材の内容は基本的に同じです。
実際に、お子様が長く学んでいく教材を受講前に体験することができますので、このお試し教材は利用してみることをおすすめします。
ただし,分量がお試し教材の方は2週間分になっています。
お試し教材を使って,お子様に教材があっているかを試してみてください。
先取り学習をすることは出来ますか?
Z会幼児コースの先取り学習に関してはシステム上行うことが出来ます。
ただし、公式サイトによると「該当学年のコースを受講されることをおすすめしています」と書いてあります。
実際にZ会幼児コースの教材内容は一部先取り学習の要素もあり、先取り目的の教材とはなっていません。
英語教育は受けられますか?
Z会幼児コース利用者の場合には、追加料金が掛からずに,デジタル英語教材をスマホやタブレット端末から利用できます。
ただし、3ヶ月に一回の配信というような頻度のため、しっかりと英語学習をしたいというよりは、小学校入学前に少しだけ英語に触れておきたいなという方におすすめという程度でしょう。
なお、しっかりと英語学習も行いたいという方には,Z会と提携したオンライン英会話教室を特別料金で受講することもできます。
無料体験もしているのでぜひ試してみてください!
小学校受験で役立つでしょうか?
Z会幼児コースの教材は小学校受験対策を目的として作られてはいませんが,総合的な学力の土台を身につけるといった観点から,役立つ点もあるでしょう。
具体的には、小学校受験で求められる能力として「生活力」「社会性」「創造力」「話を聞く力」などがありますがそのような力を身につけることには役立つでしょう。
キャンペーンや特典について教えてください
Z会幼児コースには友人・きょうだい紹介制度があります。
友達と一緒に入会したり,Z会会員からの紹介がある場合はプレゼントが付いてきます。
このプレゼントは時期によってもらえるものが異なりますので、定期的に公式サイトをチェックすることをおすすめします。
Z会幼児コースの評判についてまとめ
Z会幼児コースの評判についてまとめ
- 勉強が得意な子供向けの教材
- 小学受験を考える場合にもおすすめ
- 他社サービスと併用するのも良い
Z会幼児コースの評判について解説しました。
Z会幼児コースは、「あと伸び力」をテーマにしたレベルの高い教材です。年中・年長コースでは読解力と計算力を同時に鍛える複合的な応用問題も出題されます。
そのため、すでに学習習慣があり、意欲的に勉強ができる子供におすすめの教材です。小学受験をするという子供にも向いています。
また親子で一緒に取り組む教材が多いため、勉強を通して家族の絆を深められるという点も魅力的です。
一緒に学べる時間が取れるという方は、Z会で子供の勉強にじっくり向き合うのがおすすめです。大学生や社会人になっても役立つ「あと伸び力」を身に付けるサポートをしてあげましょう。