小学生におすすめの勉強法は?勉強時間の実態や人気の教材・成績アップの秘訣まで解説!

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小学生の勉強法ってどんなものがおすすめ?

塾には通わせるべき?人気の教材は?

などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。

塾や家庭教師、通信教育など、小学生の勉強法には様々なものがあります。また各教科によって望ましい勉強法は異なりますし、保護者のサポート方法にもコツがあるのです。

今回は小学生におすすめの勉強法について、勉強時間の実態や人気の教材、成績アップの秘訣などを解説します。

これを読めば、お子さんにぴったりの勉強法が見つかるはずです。

小学生におすすめの勉強法についてざっくり説明すると

  • 中学受験を目指すのでないなら勉強時間の長さは重要でない
  • 積極的な会話など親の働きかけも重要
  • 短時間で効率よく学ばせるには通信教育がおすすめ

小学生の勉強法にはどんなものがあるの?

こちらを見る女性塾通いか自宅学習ならどっちが良いの?

成績が伸びる普段の生活習慣って?

どんな教材を使えば良いの?

などと小学生の勉強法には様々な疑問があるでしょう。以下ではそれらの疑問を解消します。

小学生の勉強時間はどれくらい?

ベネッセ教育総合研究所の「第5回学習基本調査」データブック(2015)によると、小学生の1日の平均勉強時間は1時間30分ほどだそうです。

しかし、これはあくまでも平均値であり、実際には全く勉強しない子供もいれば、一日3時間以上勉強する子供もいるでしょう。

中学受験に向けて勉強するというのでなければ、勉強時間の長さにそれほどこだわる必要はありません。

遊びやその他の習い事も子供にとっては貴重な経験となるので、勉強はむしろ短時間で効率よく済ませるのが良いという考え方もできます。

短時間で勉強させたいという場合には、通信講座の利用がおすすめです。

成績を伸ばすための習慣・勉強方法は?

抱き合う親子 成績を伸ばすためには勉強の習慣をつけることが重要です。そのため、普段の生活の中で続けられる勉強方法を模索し、それぞれの学習スタイルを確立させることが必要になります。

時間・範囲を区切って勉強する

子供に集中して勉強させたいなら、予めゴールを設定してあげることが大切です。ゴールは具体的に設定しましょう。

例えば「算数の宿題をやろう」「国語の勉強をしよう」などの曖昧なものであれば、終わりが見えないため集中が長続きしません。

そうではなくて、「算数の宿題の1番を20分で解こう」のように時間や範囲を細かく定めるのがおすすめです。子供が飽きないように、目標は短時間で達成できるものが良いでしょう。

もし決めた時間内では全く勉強が捗らないという場合は、その範囲の理解が足りない可能性が高いです。その場合は教科書やノートを見直すなどして、基礎からじっくりと時間をかけて取り組むことをおすすめします。

質問ができる環境を作る

勉強ができない子供は、一番初めの段階から理解ができていない可能性があります。そのため、学校の授業についていけず、テストでも良い結果が出ないのです。

そうした子供に勉強が得意になってもらうには、分からない時に質問できる相手が必要でしょう。宿題の段階から親や塾の先生などが側で見守ってあげれば、子供が質問をしやすい環境と言えます。

自宅で一緒に宿題をする時間を作れるなら、質問に答えてあげましょう。子供が全く分かっていない様子であれば、教科書の初めの方から教えてあげれば成績アップに直結するでしょう。

子供と積極的に会話しましょう

子供が学校の勉強や宿題のことを質問しやすくするためにも、普段から学校生活について子供と積極的に話すようにしましょう。

悩みや困りごとを親が決め付けるのではなく、子供の意見を尊重して聞き出すような会話を心がければ、子供はより多くのことを話してくれるようになります。

親とよく会話をする子供の方が成績が良いというのはデータでも証明されているため、成績アップを目指すならまずは会話から始めましょう。

勉強して欲しいときは褒める!

勉強に対してネガティブなイメージを持っている子供は非常に多いです。一方でよく勉強する子供は、好成績やテストでの良い結果などを大きなモチベーションにしています。

そのため子供と一緒に勉強する際は、良い部分を積極的に褒めてあげましょう。前よりも理解できるようになったことやテストでの高得点などを褒められると、勉強を好きになる良いきっかけになります。

質問された時は「分からないところを放置しないのが偉い」など、些細なことでも褒めてあげるのが大切です。

ただ勉強しなさいと押し付けるように言うのでは、子供のやる気が引き出せません。褒めるという工夫をするだけで、子供の勉強態度は大きく変わることが期待できます。

手軽に勉強を始められる環境を作る

自分の部屋の勉強机に向かって一人黙々と勉強するというのは、子供にとってはハードルが高い作業です。

勉強はリビングのテーブルなどで一緒に行うのが良いでしょう。いつでも勉強が始められるようにテーブルを綺麗にしておくべきです。「一緒に勉強しよう」と声をかけてあげるのも良いでしょう。

また何か作業はある場合はリビングのテーブルで行うようにすれば、親の姿を見た子供が勉強しようと思う可能性もあります。

保護者の働きかけの重要性

ここまで解説してきたように、子供の学力を向上させるには、保護者の働きかけが重要です。

時間・範囲のゴールを設定したり、質問できる環境を作ったり、良い点をたくさん褒めるなどの工夫によって、子供は力をつけていきます。

「平成29年度全国学力・学習状況調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究」によると、保護者から以下のような働きかけがある子供は学力が高い傾向にあるそうです。

  • 学校や友達のこと、地域や社会の出来事などを家庭でよく話す

  • テレビ・ビデオ・DVDを見る際のルールを決める

  • 携帯・スマホゲームやテレビゲームの時間を制限する

  • 子供に本や新聞を読むように進める

  • 子供に最後までやり抜くことの大切さを伝える

  • 自分の考えをしっかり伝えることを重視している

  • 地域や社会に貢献するなど、人の役に立つ人間になることを重視している

科目別のおすすめ学習法

笑顔の少女 以下では国語・算数・理科・社会の勉強法をお伝えします。また英語学習の開始時期についても解説しましょう。

国語

基本的な文章の読解力を身に付けさせるには、やはり読書が一番です。とは言え、難しい小説や論説を読ませる必要はありません。

まずは教科書や子供向けの読み物で活字に慣れさせるのが良いでしょう。読解力がついてきたら、徐々に文章のレベルを上げるのもおすすめです。

読書を通してたくさんの漢字に触れるため、新出漢字の学習にも役立ちます。

算数

算数は問題演習を中心に学習するべきです。演習量をこなすことを重視しましょう。

まずは教科書の例題や計算ドリルなどから始めるのがおすすめです。基本的な公式や考え方などをマスターさせましょう。

算数に関しては教科書をただ眺めているだけでは、成績は上がりません。実際に手を動かして解きながら覚えていくことが大切です。

理科・社会

理科や社会は興味を持って取り組ませることが、成績アップの秘訣です。学校の宿題をこなすことも重要ですが、歴史を題材にした漫画や理科の実験ができるおもちゃなども使いながら、子供の知的好奇心を刺激しましょう。

好きこそ物の上手なれで、どんどん成績は上昇していきます。まずは理科や社会を好きにさせることが重要です。そうすれば自然と得意科目になるでしょう。

英語はいつから始めるべき?

英語学習はできるだけ早く始めることをおすすめします。またたくさんの英語に触れることも重要です。

小さい間にどれだけ英語に親しめるかで、将来英語が得意になるか、苦手になるかが決まります。

子供が英語に興味を持つように、英語のアニメを流したり、英語の漫画を買ってあげるなどの工夫を凝らしましょう。

また4年生以上の英語学習には、通信教育をはじめとした動画で学べる英語教材が有用です。

以下の記事では、小学生の英語勉強法やおすすめ英語教材について詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

塾に通った方がいいの?

悩む女性 子供の勉強法というと、塾に通わせるという選択肢がまず思い浮かびますが、家庭教師や個別指導、通信教育という方法もあります。

塾のメリット・デメリットは?

塾に通うメリットは何と言っても、プロの講師から学べるということです。小学校教育の専門家から分かりやすく教えてもらえるのは魅力的と言えます。

また塾なら学校よりも早い進度で勉強できるため、学校の予習には有用です。学校の授業を復習と捉えれば、かなり効果的な学習となるでしょう。

塾では疑問点をすぐに質問して解消できるため、成績アップに有効な環境です。

一方で塾に通うデメリットは、費用が高いということでしょう。加えて子供の性格によっては教師に質問するのが苦手な場合もあるため、分からない部分が放置されてしまう危険性もあります。

実際、塾の先生に質問することを躊躇してしまう子供は多いようです。そうした子供なら塾に通うメリットをあまり活かせないため、親にとってはお金を無駄にする形になってしまいます。

家庭教師や個別指導が向いている子も

集団塾に通う以外には、家庭教師を雇う、個別指導に通うなどの選択肢があります。

集団塾では複数人の生徒を相手に授業が行われるため、それぞれの苦手範囲を重点的に学習するなどということはできません。

特に質問するのが苦手な子供なら、きちんと面倒をみてもらえない可能性もあるでしょう。

そのため、大人しい性格や人見知りの子供にとっては、家庭教師や個別指導を利用して、プライベートに近い形で学ばせるのがおすすめです。

ただし、高いレベルの授業が受けたい場合は、進学向けの集団塾に通う方が良いでしょう。

通信教育もおすすめ

塾に通うほどではないが、学校の勉強にプラスアルファが欲しいという場合は、通信教育を活用するのがおすすめです。

塾のように人間的なサポートを受けることはできませんが、学校の予習・復習や勉強の習慣をつけさせるのには役立ちます。

分かりやすい参考書が入手できたり、動画で解説が聞けるなど、通信教育も十分メリットの多いサービスです。実際、通信教育・遠隔教育の有用性を示す論文も多数出版されています。

また子供向けの通信教育は、ベネッセやZ会など実績のある大手が提供しているため、子供に合う合わないのある家庭教師とは違い、比較的安定して良質な教育を受けさせることができます。

小学生におすすめの通信教育については以下の記事で紹介していますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

迷ったら資料請求や無料体験で情報収集

塾にするべきか、通信教育にするべきかなどを迷う場合は、まずは無料で資料請求を行うのが良いでしょう。

資料ではホームページでは知ることができない詳細な情報まで仕入れることが可能です。

また資料にはキャンペーンコードなどが同封されていることもあり、お得にサービスを利用できる可能性もあります。

さらに無料体験ができる機会があるなら、利用してみるのも良いでしょう。子供にどの学習スタイルが合うのかを判断するには、実際に試してみるのが一番です。

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自宅学習におすすめの教材は?

パンフレットを読む女性 自宅学習での教材選びには、以下の内容を参考にしてください。

東大生も最初は学校の教科書から

基本的には学校の教科書内容がきちんと理解できていれば、中学生に上がっても問題なく授業についていくことができます。

将来的に東大に進学する子供も、小学校低学年のうちは学校の教科書で勉強していたというケースも多い です。

まずは学校の復習や宿題をしっかりこなすことで、基礎を盤石にさせることを心がけましょう。

基本さえしっかりしていれば、応用はいくらでも可能です。反対に最初が理解できなければ、勉強できない子供になってしまいます。

中学受験を検討するなら+αも

中学受験を検討しているなら、学校の教科書内容だけでは心許ないという方もいるでしょう。そんな場合は「Z会グレードアップ問題集」などの応用的な教材を利用するのもおすすめです。

この問題集で扱う内容は学校のレベルより少し高いので、難し過ぎる場合は基礎問題集から始めるのも良いでしょう。また自宅学習なら、上述のように通信教育を利用するのもおすすめです。

特にハイレベルな教材を扱うZ会の通信教育は、顧客満足度No.1の大人気教材です。是非この機会に一度チェックされてみてはいかがでしょうか。

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以下の記事では、Z会小学生講座の料金や評判について詳しく解説しています。 興味のある方は、ぜひご覧ください。

新学習指導要領を把握しておくべき

旅行に出かける少女 小学校では2020年度から新学習指導要領である「生きる力」がスタートしました。

今回は小学生の勉強法がテーマなので、学校でどんなことを学ぶのかを知っておくのは大切です。

学習指導要領「生きる力」の概要

2020年度から開始された新学習指導要領は、学校の教育で培った「生きる力」を活かして、子供たちに明るい日本の未来を作って欲しいとの思いで改定されました。

新学習指導要領では、子供たちの「生きる力」を養うために必要な力として、以下の3つの柱を定めています。

  • 人生や社会に生かせる学びに向かう力・人間性など

  • 実社会を生き抜くための知能及び技能

  • 様々な状況に対応する思考力・判断料・表現力など

上記の3つをバランスよく学ぶことで、学校の勉強を社会で生かせる人間を育てます。

また新学習指導要領は「アクティブ・ラーニング」をテーマとしており、学び方を重視して授業が実施されるようです。具体的には主体的・対話的な学びが取り入れられます。

以下では主な変更点を二つ紹介します。

変更点①:外国語教育(英語)

新学習指導要領では、小学生の段階から本格的な英語教育が行われるようになります。

具体的には小学3年生から「外国語活動」という名の英語授業が始まります。また小学5年生からは「外国語」という名前に変わり、英語は教科の一つとして成績評価がなされるようになるのです。

新しい小学校の英語教育では、「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能が、総合的に鍛えられます。従来の小学英語では「話す」「聞く」が中心でしたが、これからの小学生には読み書きのスキルも必要です。

また従来の中学生以降の英語教育では読み書きが中心であったため、今後の小学生にかかる英語の負担は大きいと言えるでしょう。

これに備えるためにも、遅くとも小学1年生からは英語の勉強を始めることをおすすめします。

変更点②プログラミング教育

社会全体のICT化の流れに対応するため、これからは小学校でプログラミングを習うようになります。

ただし、プログラミングに関しては、詳細な授業内容が統一されているわけではないため、英語のように本格的な教育が始まるかどうかは不明です。

しかし、プログラミング的思考能力を鍛えるための授業が行われることは確かなので、準備をしておいて損はないでしょう。

プログラミングの勉強は通信教育で行うのがおすすめです。進研ゼミ小学講座やスマイルゼミなどは新学習指導要領に対応しており、基本サービスの中でプログラミングの勉強ができます。

特にパソコンやタブレットなどに馴染みのない子供に関しては、こうしたサービスを利用して学校の予習をさせるのも良いでしょう。

小学生におすすめの勉強法まとめ

小学生におすすめの勉強法まとめ

  • 英語の勉強はできるだけ早く始めるべき
  • 塾には向き・不向きがある
  • 質問するのが苦手な子なら通信教育も良い

小学生におすすめの勉強法について解説しました。

中学受験を目指すのでない限り、長時間勉強することにこだわる必要はありません。むしろ短い勉強期間で効率よく勉強させることを意識するべきです。

また子供の学力アップには保護者の働きかけが欠かせません。積極的に会話して質問しやすい雰囲気を作ったり、たくさん褒めて子供をやる気にさせましょう。

塾に通わせるのも良いですが、中には質問するのが苦手だったり、集団塾には向かない子供もいます。その場合は、通信講座を利用するのが良いでしょう。

短時間で効果的な学習ができるだけでなく、楽しいコンテンツで勉強の習慣もつけやすいため、おすすめの勉強法です。

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