駿台で医学部受験対策は出来る?合格実績からメリット・デメリットまで徹底解説

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「駿台で医学部受験対策はできるの?」

「駿台市ヶ谷校の合格実績は優れているの?」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

駿台は大手予備校で知られており、医学部受験対策コースも展開しています。

市ヶ谷に専門の校舎を構えて多くの合格者を輩出しており、医学部を目指している学生には非常におすすめです。

こちらの記事では、駿台での具体的な医学部対策や合格実績について、詳しく解説しました!

駿台の医学部受験対策についてざっくり説明すると

  • 3つの医学部対策コースがあり、合格実績も優れている
  • 多くの難関大学に合格者を輩出している
  • 情報網が広く、ハイレベルな生徒が多いので集中して勉強できる
  • 自分に向いているかどうかは要チェック

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駿台の医学部対策は?

駿台の医学部コース

画像出典:駿台公式サイト

駿台には医学部対策に特化した医学部コースが存在します。

首都圏で国立医学部を志望の生徒であれば、

  • 「EX国公立大医系演習」
  • 「スーパー国公立大医系」
  • 「国公立大医系プレミアムサポート」

の3つのコースがあり、医学部受験対策に力を入れていることが分かるでしょう。

また、ほとんどのコースは首都圏の場合なら池袋や横浜などの大規模校舎で受講できますが、一部のコースは医学部専用校舎である市ヶ谷校でしか受講できません。

また、高校生の場合は基本的に医学部対策コースは全て市ヶ谷校で行うため、市ヶ谷まで通う必要があります。

医学部専門校舎の市ヶ谷校での合格者が多い

医学部専門校舎である市ヶ谷校は、医学部の合格に関して特に素晴らしい実績を残しています。

講義の内容も医学部関連のテーマにフォーカスしており、例えば英文の題材として「ゲノム」「死の定義」など医療に関するトピックを扱うことで、医学に関する知見を高めることが工夫が施されています。

また、周囲の受講生も全員が医学部志望なので目標を共有して切磋琢磨できる点、在籍しているチューターも医学部生なの身近な所に良い目標がいる点も、生徒の合格を後押ししている要因です。

単に効率よく勉強できるだけでなく、モチベーションを高めることができるという心理的なメリットもあるでしょう。

また、幅広い層の学生が在籍していることから様々な試験情報も集まりやすく、試験対策上重要な情報を知ることが可能です。

駿台の医学部合格実績は?

続いて、気になる駿台の医学部合格実績を見てみましょう。

2020年度入試では、全国の駿台において

  • 国公立大医学部医学科 1,905名
  • 私立大医学部医学科(防衛医科大学校を含む) 2,824名

以上のように数多くの合格者を輩出しており、特に難関大学の医学部対策に強みを持っています。

なお、具体的な合格者の内訳は以下のようになっています。

大学 合格者数
東京大学 50名
京都大学 66名
大阪大学 51名
名古屋大学 54名
東北大学 36名
北海道大学 39名
九州大学 22名
東京医科歯科大学 52名
千葉大学 65名
慶應義塾大学 101名
東京慈恵会医科大学大学 144名
順天堂大学 181名
日本医科大学 161名
防衛医学校 179名

出典:駿台公式サイト

多くの難関大学で合格実績があるので、医学部を目指している多くの生徒におすすめできます。

駿台で医学部対策をするメリット

こちらのトピックでは、駿台で医学部対策をする際のメリットについて紹介していきます。

駿台の強みをしっかりと把握して、効率良く学習を勧めましょう。

医学部対策の情報が多い

駿台は三大予備校の一つに数えられる非常に知名度と実績に優れた予備校です。

また、医学部コースや市ヶ谷校舎では医学部を志望しているハイレベルな受講生が集まるため、自然と受験対策における有益な情報が集まります。

これらの有益な情報を利用することで、一般的には対策が難しい小論文や面接でも対策講座を展開することが可能となっています。

さらに、駿台には過去6年分の出題傾向を分析した豊富なデータベースがあり、出題傾向や面接の傾向に変化があってもスムーズに対応できる点が強みです。

レベルの高い医学部志望の友達ができる

駿台に通いながら医学部を目指している受講生は、当然のことながら一緒に勉強するだけで良い刺激を受けられるハイレベルな受講生だらけです。

駿台で出来た仲間は医学部に入った後でも繋がりを保っていることが多く、どこかの医学部に入学すれば高確率で駿台時代からの同級生に会えると言われています。

同じ大学に入学しなかったとしても、最終的には全員が医師を志していることから病院で会う機会に恵まれるため、まさに一生モノの繋がりと言えるでしょう。

また、お互いに切磋琢磨しながら勉強することで学習効果を高めることができるはずです。

幅広い受験対策が可能

駿台では定期的に季節講習が行われていますが、この講習は幅広い大学を対象に開かれています。

東大・京大などの国立大だけでなく慶應義塾大学や東京慈恵会医科大学などの私立大学の対策講座もあるため、自分の志望校に合わせた幅広い対策が可能です。

これらの幅広い対策講座は情報収集に優れている駿台の強みを活かしていることに他ならないため、ぜひ季節講習の機会は有効活用しましょう。

駿台で医学部対策をするデメリット

続いて、駿台で医学部対策をするデメリットについても確認しておきましょう。

ミスマッチを防ぐためにも、良い点だけでなく悪い点に関しても把握しておきべきです。

すぐに質問ができない

駿台ではクラスの人数が多いため、授業内で出てきた疑問点や不明点をすぐに解決しにくいというデメリットがあります。

出来るだけ早く疑問を解消してすっきりしたい、と考えている生徒にとってはストレス要因になり得るでしょう。

ただし、現在では講師以外にもTAに質問したり、manaboというアプリを活用して隙間時間に質問する、といった方法で疑問を解消することができます。

成績中位~上位層が多い

駿台は、元々成績の良い受講生が合格したという声が多く、「成績最下層の生徒が駿台に通って成績が飛躍的に伸びた」というパターンは少ないです。

夢の逆転医学部合格を狙う高校生や浪人生も一定数いますが、駿台の学習カリキュラムの難易度は成績中位~上位層向けです。

全ての学力層に対応した万能カリキュラムとは言い切れません。また入塾テストでは学力が足りていないと不合格となる場合もあります。

高校時代に成績下位層であったと自覚している生徒は、サポートが手厚い医学部予備校も検討しましょう。

実際の駿台出身の医学部合格者の声

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かかお

駿台市ヶ谷校舎に通い千葉大学医学部医学科に合格した私の体験談をお伝えできればと思います。

私が駿台市ヶ谷で最も心に残っているのは2点あって、1つ目は数学の授業の質の高さで2つ目は仲間と切磋琢磨できる環境です。

1つ目については特に森先生の授業のレベルの高さに圧倒されました。 先生は別解を数多く紹介してくださるので1つの問題に多方向から考える力がつきました。

また、答えを書き始める前にその答えに至る思考プロセスを丁寧に教えてくださるので自分もそれを取り込み、真似する事で数学の本質が理解できました。

また、直前講習では大まかな配点や時間配分やあと一点をもぎ取るコツを教えてくださいました。森先生の授業を通して理解が深まっただけでなく点数が取れるような受験生になったと思います。

実際に理三、医科歯科、慶医、慈恵など難関大医学部に進学した友人のなかでも森先生の良さは話題になっていました。

2つ目は駿台市ヶ谷で医学部を目指す友人の輪が大きく広がったことです。他の予備校だとレベル別にクラスが分かれてることが多く、駿台市ヶ谷ほど多くの医学部志望の友人はできなかったと思います。当時は、彼らと一緒に勉強したり、模擬試験の成績で競いあったり勉強の合間に彼らと将来どんな医師になりたいかを話すことで勉強のモチベーションをさらにあげることができました。

実際にお互いに医学部生になった今でもCBT(全医学部生が主に4年生で受験する試験)やマッチング試験(医学部生の病院就職活動)の話をしたり、部活の大会(主に東医体・リーグ戦など)で遭遇することもあり繋がりは非常に強いと言えるでしょう。

筆者の高校は医学部受験者が特に少なかったので駿台市ヶ谷を通して素敵な仲間がたくさんできたことは大きな財産です。

過去問の分析をしっかりすることが秘訣だと思います。大学によって問題の特徴が全く異なってきます。本当に合格したい大学は何年分も過去問をやるべきだと思います。駿台では、先生やクラス担任が大学毎の問題の特徴を教えてくれるので、それを参考に対策を立て、勉強していました。

駿台OB・OGインタビューより

上記の口コミように、駿台では講師が素晴らしいだけではなくクラス担任の方々も受験の情報に精通しているので、筆者も講師より気軽に相談できる存在として日常の悩みから勉強の悩みまで相談していました。

受験勉強で学ぶ内容は、医学の世界へのイントロダクションです。駿台では、受験のための勉強ではなく、その先の学問につながる本質的な勉強ができ、楽しく学べました。今やっている勉強を楽しみ、学んだことを用いて学問の最先端に思いを馳せることが志望校に合格する秘訣なのではないかと思います。

駿台OB・OGインタビューより

「受験のための勉強ではなく、その先の学問にもつながるような本質的な勉強ができる」という口コミです。

実際に、筆者も現役時の受験の時は2次試験の論文対策なども、ただ点数を取るためだけに対策を行っていました。しかし、実際に医系論文の授業で、毎週時間をかけて医療テーマについて考えることで、「自分がなぜ医師になりたいのか」ということや「自分がどんな医師になりたいのか」ということに対してより深く考えられたと思います。また、それだけでなく自分の倫理観について真摯に向き合う良いきっかけになったと思います。

しかし、実際に医学部を目指す人の中には「医学部に受かりそうな学力だから受けてみた」「親が医者でなんとなく受けてみた」「学校の友達が受験するから受けてみた」という漠然とした方も多いでしょう。実際私もはじめはそのような小さな動機で医学部を志望しました。

駿台の授業を受講し、医学の世界を覗くことでそのステージを飛び抜けて人間としても成長できるのではないでしょうか。

駿台に向いている人・向いていない人

それでは、どのような人が駿台に向いているのでしょうか?

  • 最難関大医学部に合格したい人
  • 元々ある程度の学力がある人
  • 自分で計画を立てて勉強ができる人

以上に当てはまる人は駿台に向いていますが、逆に当てはまらない人は向かない可能性が高いです。

駿台ではレベルの高い講義が行われることから、最難関レベルの大学への合格を目指している方や元々の学力レベルが高い人におすすめできます。

しかし、そこまで学力に自信がない人や丁寧な個別サポートが無いと不安な人は、駿台の講義についていけなくなる恐れがあります。

ミスマッチの状況で勉強しても効率の良い勉強ができないので、自分の学力レベルや勉強の姿勢を鑑みて駿台を利用するべきか否かを判断してください。

他の大手予備校の医学部対策は?

それでは、駿台以外の他の大手予備校の医学部対策についても紹介していきます。

他校の対策についても知っておくことで、自分にとってベストな講座を選ぶことができるようになります。

河合塾の場合

河合塾のロゴ

画像出典:河合塾公式サイト

河合塾の医学部対策も評判は高く、駿台が市ヶ谷校舎で医学部対策に特化しているように、河合塾にも医学部対策に特化した麹町校舎が存在します。

両校の主な違いとしては、駿台は1コマ50分なのに対し河合塾は1コマ90分なので、駿台の方が少し学費が安いことが挙げられます。

イメージとしては、最難関・難関医学部に関しては駿台の方が強く、国公立医学部や私立医学部以下で幅広く合格者を輩出しているのが河合塾です。

自分の目指している道に応じて、どちらの予備校が向いているかを判断してください。

代々木ゼミナールの場合

代々木ゼミナールのロゴ

画像出典:代々木ゼミナール公式サイト

代々木ゼミナールの有名な予備校ですが、駿台や河合塾とは違って医学部専門校舎は存在しません。

しかし、医学部入試対策専用のテキストは用意されており、週6日のカリキュラムで医学部入試に特化した対策が可能なので、安心して医学部を目指すことができます。

なお、気になる費用面についてですが、河合塾と同じく1コマ90分なので受講費用は駿台と同じ程度となっています。

大手予備校の中では全体的にどのレベルの医学部にも合格者が少ないため、実績を重視している方にはおすすめできません。

医学部専門予備校の場合

駿台や河合塾以外にも医学部専門予備校が存在します。

大手予備校の受講費用は年間100万円以内に収まるのが通常ですが、医学部専門予備校は年間200万円以上の費用負担が発生します。

なお、主に私立医学部の対策に重点を置いているため、私立医学部を目指しており資金に余裕がある家庭は利用を検討すると良いでしょう。

なお、受講費用が高いだけあって学習管理などの受講生のサポートは充実しており、勉強に集中できる環境を強制的に作り出す面倒見の良さが最大の魅力となっています。

医学部受験の勉強のコツ

医学部は非常に難易度が高いことから、多くの時間を勉強に割かなければなりません。

また、量を確保するだけでなく質も伴っていなければ合格に近づく事はできないため、勉強の質に関しては常に意識することが大切です。

リフレッシュを上手に取り入れよう

受験勉強は大きなストレスや不安を伴うため、自分が思っている以上に肉体的にも精神的にも消耗しています。

そのため、勉強に集中しながらもリフレッシュを上手に取り入れて、勉強のパフォーマンスを高めていくことをおすすめします。

なお、おすすめの具体的なリフレッシュ方法は以下の通りです。

  • 勉強の合間にストレッチをする
  • 適度にコーヒーや甘いものを摂取する
  • スマホには触らず、少し横になる

ストレッチを取り入れることで全身の血流が良くなり、脳にも血が回ることで心身共にリフレッシュ効果を実感できるでしょう。

また、糖分を摂取することで脳の働きが活性化するため、適度にチョコレートや飴などを口にするのもおすすめです。

休んでいる間にスマホを手にとってしまうと、ついつい休憩時間が長引いてしまうので、できればスマホとは距離を置きましょう。

受験が近づいてくるとついつい無理をして勉強に注力しがちですが、疲れている状態で勉強しても学習効果が落ちてしまいます。

そのため、「休憩も勉強の一部」と割り切って、万全のコンディションで本番を迎えられるようにしましょう。

楽しい大学生活をイメージする

大学生活は高校時代よりも自由度が高く、イメージしている以上に楽しいものです。

大学は「学びに行くところ」であるのは確かですが、遊びやサークル活動を通して勉強以外にも様々な学びを得る場でもあります。

勉強が辛くなった際には、合格して充実した大学生活を送っている自分の姿をイメージしてみてください。

遊びや恋愛など、大学生活では様々なことを体験して大人になっていくので、テンションが高まるイメージを持ちながら勉強に励むと良いでしょう。

寸暇を惜しんで勉強する習慣を

難関の医学部に合格するためには、ちょっとした隙間時間を勉強に割くくらいの気概が必要となります。

通学時間はもちろんのこと、休み時間や食後ののんびりしたい時間であっても、暗記をしたり一問一答を解くなどして勉強を重ねていきましょう。

また、睡眠時間をしっかりと確保することは勉強のパフォーマンスを高める上で非常に重要ですが、寝る前の勉強としては暗記系の勉強がおすすめです。

寝る前は脳が疲れていることが多いため、レベルの高い演習問題に取り組むのはおすすめできません。

また、脳への負担が軽い暗記作業を行うことで睡眠中に記憶として定着させることができるメリットがあるため、寝る前であっても勉強する意識を常に持つようにしてください。

駿台の医学部受験対策まとめ

駿台の医学部受験対策まとめ

  • メリットとデメリットがあるので、それぞれ確認しておこう
  • もともとの学力が高く、最難関大学を目指している生徒は駿台が向いている
  • 楽しい大学生活をイメージしたり、リフレッシュを上手に取り入れて継続して勉強しよう
  • 気になる方は他の予備校の医学部対策も要チェック

駿台では本格的な医学部受験対策ができるので、医学部を目指す多くの生徒に自信を持っておすすめできます。

合格実績は優れており幅広い受験対策が可能になっているので、前向きに受講を検討すると良いでしょう。

大学受験は苦労が伴うのでしんどい時もありますが、ぜひ効率よく勉強して合格を掴み取りましょう!