大学の過去問を無料でダウンロードできるサイトは?過去問を使用した勉強法まで解説!
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「大学受験の過去問を無料でダウンロードするサイトはあるの?」
「過去問を使ったおすすめ勉強法を知りたい!」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
大学受験に臨むにあたって、過去問を解くアウトプットは非常に重要です。
あまり多くの費用をかけることができない生徒にとって、無料でダウンロードできるサイトがあれば非常にありがたいですよね。
そこで、こちらの記事では大学入試の過去問を無料でダウンロードできるサイトや過去問を活用する際のおすすめ勉強法について、詳しく解説していきます!
入試問題の掲載サイトについてざっくり説明すると
- 情報量が最も豊富なのは「東進過去問データベース」
- 解説付きのサイトもあるので、有効活用しよう
- 添削を受け、復習する作業は欠かさず行うこと
- スキマ時間で勉強するクセを身に着けよう
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大学入試の過去問を無料でダウンロードできるサイト7選!
こちらの記事では大学入試の過去問を無料でダウンロードできる各サイトを詳しく紹介していきます。
ただし、タイミングによっては大学入試の過去問の掲載が終了してしまっていることもあるので、定期的なチェックが欠かせません。
(過去問数や過去問年度に関しては執筆時の情報を参考にしております。最新情報については公式サイトより確認してください。)
東進過去問データベース
「東進過去問データベース」では、185大学の過去問について最大27年分も無料で閲覧することができます。
利用するにあたっては無料登録が必要となりますが、無料で過去問をダウンロードできるサイトの中では最大規模のデータベースとなっているので、ぜひ活用するべきでしょう。
個別の大学で見てみると、早稲田や慶應といった人気の難関大学は過去約20年分ほど掲載されているため、データベースの量としては申し分ありません。
また、講評も付いており「どの問題から解くべきか」「理想の時間配分」についても知ることができるので、非常に有益な情報を得ることができます。
問題の解説が無い点が惜しいポイントとなっているので、不明点を質問できる人がいる環境で取り組むのがおすすめです。
パスナビ過去問ライブラリー
「パスナビ過去問ライブラリー」は、約180大学の最大4年分の過去問が掲載されており、こちらも利用にあたっては無料登録が必要となります。
多くのサイトは問題と解答しか載せていませんが、パスナビ過去問ライブラリーでは解説も載せている非常に有益なサイトです。
特に、英語は問題の全訳が付いているので復習がしやすく、非常に学習がしやすいでしょう。
ただし、ここ数年の新しい問題しか掲載されていないため、データベースの量としては物足りなく感じるかもしれません。
そのため、第一志望以外の大学の過去問をチェックする際に、軽く演習をこなしておきたい場面で活用すると良いでしょう。
スタディギア
スタディギアの過去問は「パスナビ」から提供されている過去問掲載サイトで、約140大学の3年分の過去問を見ることができます。
スマホアプリで大学の過去問を見ることができるので、隙間時間を活用して実践的な問題演習に取り組むことが可能です。
また、重点的に学習したい科目や苦手単元のキーワードを検索すれば大学の枠に関係なく幅広く過去問演習ができるので、ピンポイントで勉強できる点も魅力的です。
さらに、システムが自分に合った問題をライブラリーの中から抽出してくれる便利機能も付いているので、上手に利用することで得点力が鍛えられるでしょう。
大手予備校の解答速報
毎年、駿台・河合塾・代々木ゼミナールなどの大手予備校が有名大学入試問題の解答と講評を出しているため、こちらも参考にすると良いでしょう。
大手予備校には超一流講師が揃っているので、これらの優れた講師による細かな講評は読む価値が高いです。
この講評では来年度以降の出題傾向について予想していることが多く、自分の大学入試の年度の受験で気を付けるべきポイントを把握することができます。
非常に参考になる情報を得られるものの肝心の大学入試問題は載っていないため、勉強そのものにはならない点に注意しましょう。
大学入試数学図書館
「大学入試数学図書館」は数学に特化した過去問サイトで、特に国立大学の過去問が非常に多く収められています。
センター試験や文系数学の過去問も存在するため、数学を重点的に勉強したい生徒にとっては重宝するサイトと言えるでしょう。
また、問題と解答だけでなく解説も掲載されており、非常に丁寧で質が高い解説を読むことができます。
上手に活用すれば数学の得点力を大きく伸ばすことができるため、積極的に活用してください。
【注目】高校数学の美しい物語
「高校数学の美しい物語」では、東大・京大などといった難関大学の数学の過去問を解説してくれています。
東大・京大だけでなく旧帝大や国公立大学を中心に数学の過去問の解説をしてくれるサイトなので、数学力を伸ばすためにも上手に活用することをおすすめします。
難易度の高い数学問題に挑戦したい受験生や、自分の実力を試す際におすすめのサイトと言えるでしょう。
以下のリンクからチェックしてみてください。
過去問を使う時のおすすめ勉強法
過去問に取り組むことは非常に重要ですが、ただ漫然と解くだけでは意味がありません。
そこで、こちらのトピックでは過去問を使う際の注意点について解説していきます。
時間配分を意識する
過去問は本番レベルの問題を本番と同じ形式で解ける貴重なツールで、自分にとってベストな時間配分を測る際にも有効活用できます。
受験生にとって時間配分は重要なポイントであり、限られた時間を上手に使うことは合否に大きく関わると言っても過言ではありません。
そこで、過去問演習に取り組む際にはスマホのタイマー機能を使うなどして自分にとってベストな時間配分をしっかりと把握することを意識しましょう。
具体的には、1回目は正規の制限時間通り問題を解いてみて、2回目以降は制限時間よりも短い制限時間ですべての問題を解き切るのを目標にすると良いでしょう。
このように、演習のハードルを上げることで早く正確に解くスキルが身に着くので、ぜひ実践してください。
当然のことながら、大学入試本番では緊張してしまうので本来の力を発揮できないことを想定しておく必要があります。
初見の問題ばかりで焦ってしまいがちですが、日頃からこのようなハードルの高いトレーニングを重ねておくことで精神的に余裕ができるでしょう。
共通テストは制限時間がシビアで、慣れておかないと本番で痛い目を見る恐れが高いため、この勉強法は非常に効果的です。
添削してもらう
過去問演習の質を最大限高めるためにも、信頼できる先生やチューターに頼んで添削をしてもらうと良いでしょう。
添削を行わないと「やりっぱなし」の状態になってしまい、自分の弱点や苦手が放置されてしまう恐れがあります。
また、自分では合格点の回答だと思っていても、実際に模範解答と照らし合わせると減点が多く不合格になってしまう場合もよくあるので、採点基準を知っておくという観点からも有意義です。
信頼できる先生に添削してもらうことで価値のあるフィードバックをもらうことができ、また「人に採点してもらう」という意識を持つことで読み手が理解しやすい書き方を自然と習得することができます。
このように、入試本番に役立ち合格を手繰り寄せることができるメリットが多くあるので、解き終わったら必ず添削してもらいましょう。
必ず復習する
復習は過去問演習を行う上で最も重要なプロセスであり、復習しないと知識が脳に定着しません。
過去問は大学が出している唯一の公式問題集なので、過去問の内容を正確に理解することは合否を分ける重要なポイントと言えるでしょう。
過去問を繰り返し何周も解くことでで問題形式や時間配分に慣れることができ、また自然と得点力も鍛えられます。
より理解を深めて得点力を鍛えるためにも復習は非常に有意義なので、問題を解いた後には必ず復習する意識を持ちましょう。
なお、復習は合格するために必要な知識や情報を得ることが目的なので、満足するまでじっくりと時間をかけるべきです。
具体的には、演習を終えた直後・一週間後・1ヶ月後のタイミングで三回復習することで脳に知識が定着すると言われています。
点数に一喜一憂しない
実際に自分が解いた問題のスコアはどうしても気になってしまうでしょう。
直前期の過去問演習で合格点が取れずショックを受けてしまうこともありますが、本番でしくじったわけではないので点数に一喜一憂するのは無駄です。
演習の段階でのスコア自体はほとんど意味を持たず、むしろ今後の勉強の方針を決めて得点力を鍛えるための重要な糧となります。
重要なことは「現状の学力での苦手単元はどこなのか」を確認することであり、失点した問題や間違えた理由を分析することに注力するべきです。
自分の苦手分野や勉強不足の分野を把握し、その確認作業を地道に行い本番で同じミスをしないように心掛けるようにしてください。
模試も非常に重要
過去問を解くことは非常に重要であることをお伝えしてきましたが、予備校などが主催している模試を受けることも非常に重要です。
ずっと過去問を解いていると何度か同じ問題に遭遇してしまい、惰性で「確か正解はコレ」という質の悪い勉強になりがちです。
マンネリ化してくると勉強が退屈になってしまい、パフォーマンスも落ちてしまうので要注意と言えるでしょう。
そこで、初見の問題を解いて刺激を受けるという意味でも模試を有効活用するべきです。
また、実際に入試本番と同じような会場で張り詰めた緊張感の中で問題を解くことで「場慣れ」することができるメリットがあるので、経験を積むという意味でも役立つでしょう。
さらに、模試も予備校などが過去問を参考にして同じレベルの難易度の問題を出してくれるので、実力試しをする上でも有意義です。
模試を受けた後に帰ってくる結果を見ることで
「自分の今現在の立ち位置」「ライバルとの差」を確認できるので、場合によっては危機感を覚えたり、その後の勉強の方針を決めたり苦手分野を把握するのにも役立ちます。
以上のように多くのメリットを享受できるにもかかわらず、模試を受ける際に発生する費用は数千円程度のものなので、特段大きなコストにはなり得ません。
「模試を受けた人」と「模試を受けなかった人」の差は想像以上に大きいので、合格の可能性を高めるためにも模試の機会は有効活用してください。
入試問題の掲載サイトまとめ
入試問題の掲載サイトまとめ
- とにかく多くの問題を解きたい場合は東進過去問データベースがおすすめ
- 時間配分を意識し、質の高いトレーニングを積んでおこう
- 苦手や勉強不足の単元は徹底的に対策すること
- 過去問だけでなく、模試の機会も有効活用しよう
大学入試の問題を無料で閲覧したりダウントードできるサイトはいくつかあるので、ぜひ有効活用しましょう。
これらを使うことでスキマ時間でも質の高い学習を行うことができるので、コツコツと努力を継続することで周囲と差を付けることができます。
大学入試はその後の人生を左右する重要なイベントなのでストレスを感じがちですが、使えるものはしっかり利用して合格を掴み取りましょう!