パソコンの自主学習はどう行うべき?初心者の独学の方法やスキルアップによる恩恵を解説
「パソコンの自主学習はどうしたら良い?」
「初心者向けの勉強法やスキルアップのメリットを知りたい!」
このようにお考えの方も多いのではないでしょうか?
パソコンスキルは現代において必須とも言えますので、先々に備えてパソコンを自主学習してきたいと考えている方も多いことでしょう。
そこでこの記事ではパソコンスキルを自主学習で身につける方法について、初心者にもわかりやすいように解説していきます。
スキルアップすることによって得られる恩恵についてもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
パソコンの自主学習の方法をざっくり説明すると
- パソコンの勉強をする時はタイピングなどの基礎からしっかり身につけよう
- 少し慣れてきたらアプリやプログラミングなど少しずつレベルを上げていくと良い
- 本格的に学びたい方はプログラミング教室も利用しよう
- 子供でもゲーム感覚で学べる学習サイトを利用するのもおすすめ
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自主学習で学習できるパソコンのスキル
ここ20年ほどで日本国内でも急速にIT化が進んでおり、パソコンスキルは社会人だけでなく学生にとっても必須となっています。
まずは「パソコンのスキル」にはどのようなものがあるのかをご紹介しながら、それぞれの勉強法について解説していきましょう。
【基本】パソコン操作スキル
パソコンを使うには、まず基本の操作スキルを身につける必要があります。基本が正しく身につくとパソコンの操作全体がスムーズに進みますから、しっかり練習してください。
すでに習得している方も、この機会に基本スキルを見直してみると良いでしょう。
タイピングなどは簡単だと思ってないがしろにされがちですが、意外と間違った使い方をしている方も多いです。
ぜひ、タイピングやショートカットキーについても改めて見直してみてください。
タイピングの練習方法
パソコンを操作するには、キーボードのタイピングをいかに速くできるかが重要です。
キーボードを見ずに画面だけを見て入力する「ブラインドタッチ」を身につけると高速でのタイピングが可能になりますから、ぜひブラインドタッチを目指してください。
ブラインドタッチのマスターには、以下のような練習が効果的です。
- まずはキーボードを見ながら打ち、徐々に見ないようにする
- タイピング練習用のソフトを利用する
おすすめは「タイピング練習用ソフト」です。フォームポジションなども指示してくれる練習用ソフトがありますので、有効に活用してください。
ショートカットキー
パソコンを効率的に操作するには、ショートカットキーを使うと便利です。
コピー&ペーストやファイルの上書き保存などはマウス操作、もしくはアプリの機能でも行えます。しかしキーボードの操作で済ませることができれば、パソコンでの作業は格段に速くなるでしょう。
また、外資系企業ではマウスを使わない会社もあるため、ショートカットキーが使えなければ仕事にならないこともあります。ぜひ初心者のうちにショートカットキーのスキルを身につけておいてください。
練習の際はショートカットキーの操作一覧を手元に置いてソフトを操作しながら覚えていくと、無理なく身についていきます。タイピングと同じように勝手に手が動くまで練習してみてください。
姿勢
パソコンを操作していると、どうしても猫背になりやすく、長時間作業をしていると体全体に疲れが出てきます。パソコン作業を苦痛なものにしないためにも、正しい姿勢を意識しましょう。
パソコンに向き合う際は、パソコンから目を離し、背筋を伸ばしてキーボードにまっすぐ手を置くようにしてください。
もし椅子や机の高さが合わない時は、フットレストやアームレストなどの補助アイテムを使うことをおすすめします。
【上級】パソコンのアプリを使うスキル
基本的なパソコン操作に慣れてきたら、各種アプリを使えるスキルもマスターしていきましょう。
パソコンにはエクセル、パワーポイント、メールソフトや各種プログラミングなど色々なアプリがありますが、こうしたソフトの上級機能までを使いこなすことができれば、仕事にも役立つでしょう。
中でも「エクセル」は多くの会社で使われているソフトですから、社会に出る前にある程度勉強しておくことをおすすめします。
エクセルの活用方法
エクセルには色々な機能があり、使い方を知っておくと非常に役立ちます。
エクセルの機能には主に以下のようなものがあります。
- 表作成
- 四則演算
- 印刷
- エクセル関数の計算
- 報告書のフォーマットの作成
- ピボットテーブル
- エクセルマクロ(プログラミング)
表作成は最も基本的な機能ですが、四則演算やエクセルマクロなども使いこなせるようになると、格段に仕事の効率が上がることが見込めます。
エクセルマクロとは
エクセルマクロとは、簡単に言うと「数字を自動入力してくれる機能」です。
規定の数字入力をボタンひとつで済ませることができるので、ルーティンの入力作業を行う場合に非常に重宝します。
マクロを利用するにはあらかじめ構造をプログラミングしておく必要があるのですが、一度覚えてしまえばそう難しいこともありません。
ちなみにマクロ機能を習得すると、エクセル以外にもワードやパワーポイント、アウトルック、さらにはWebの作業も自動処理が可能です。かなり快適にパソコン作業を進めることができるようになるでしょう。
ワード活用例
「ワード」は、エクセルの次によく使われるソフトです。主に文書作成に使うソフトですが、それ以外に以下のような機能もあります。
- 文書の横へのコメント入力
- 差し込み印刷
- 文書の見出しの整理
- 目次の自動作成
- リンクを貼る
- ワードマクロ
一度に全ての機能を覚える必要はありませんので、文書作成をしながら必要な機能を知っていくと良いでしょう。
エクセルよりもワードのほうが基本的な作業は簡単に行えますので、初心者の方はまずワードから始めてみることをおすすめします。
【超上級】パソコンで構築するスキル
基本スキルを身につけ、アプリでの作業も一通りできるようになったら、次は超上級スキルに挑戦してみましょう。
パソコンの基本操作やアプリはあくまでも「ツール」です。こうしたツールを使って自分の頭で考えたことを具現化していく作業は、いわゆる「IT化」と呼ばれます。
例えば仕事を効率化するためのフローを構築したり、よりわかりやすいプレゼン資料を作成するなど、ITを使うと手作業ではできなかったような作業が可能になります。
IT化は、単に既定の勉強法を踏襲するだけではうまくいきません。パソコン内に用意されたツールを使って、いかに自分の望むものを作り出せるかはご自身のイメージ力やスキルにかかっています。
以下では、パソコンを最大限に活用するために必要なスキルをご紹介します。ご自身に何が必要かを考えながら読んでみてください。
仕事を設計するスキル
パソコンをIT化に利用するためには、仕事の段取りの土台を考える力が重要です。
最終的にどのような結果にしたいかという目標を考え、現在の状態からどう進めていけばそれが達成できるかをイメージしてみてください。
一連の流れをパソコンで行うにはどのような機能を使えば良いかを考えていくと、必要なアプリやスキルが見えてくるでしょう。
論理的思考力やプレゼンをする能力
仕事を進める上では、物事を論理的に整理し、わかりやすく人に伝える能力も必須です。いわゆる「プレゼン能力」というものです。
論理的な説明をすれば周囲の人を味方につけることができるので、仕事をより効率良く回すことができるようになるでしょう。そのための「手順書」を作成するために、パソコンの機能は大いに活用できます。
プレゼン(手順書)作成にはエクセルやワード、パワーポイントなどのアプリを使うのが主流ですが、いくらこれらのアプリを使っても、元のイメージが固まっていなければそれを具現化することはできません。
イメージは固まっているのにそれを形にする技術がないと感じる場合は、もう一度基本の勉強法に戻って機能をマスターしてから挑戦してみてください。
基礎から学ぶことが大切
何事も基礎は大切とされていますが、パソコン操作においても同様です。
パソコンスキルを基礎から学ぶことは非常に大切で、基礎を固めておけばその分パソコンの操作は早くなり、応用機能を身につけるスピードも上がります。
パソコンの基礎を学ぶ際は、ぜひこれまでに確立された専門的な勉強方法にならい、それに従ってマスターしていきましょう。
特にタイピングは、自己流の方法では後々行き詰まることが多いです。手の動かし方を正しく身につけるには、広く普及している練習ソフトなどを使って練習することをおすすめします。
決して基礎をないがしろにすることなく、正しい勉強方法でしっかりと土台を固めていってください。
子供(初心者)がパソコンスキルを学ぶ方法
ここからは、子供や初心者がパソコンスキルをマスターするための方法を解説していきます。
何かを勉強する時には書籍を利用する方も多いのですが、プログラミングなどのパソコンスキルを身につけるには、書籍以外の方法が向いているとされています。
特に子供にとってプログラミングの教本は難しく、勉強方法を間違えるとプログラミングが嫌いになってしまいかねません。
以下では書籍以外で子供や初心者がパソコンスキルを学べる勉強方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
独学におすすめなプログラミング学習サイト
プログラミングを独学で勉強するには、書籍よりも「プログラミング学習サイト」を利用すると良いでしょう。
プログラミング学習サイトなら手取り足取り詳しく教えてもらうことができますし、ゲームなどを利用して学んでいくサイトも多く、子供や初心者でも楽しく学ぶことができます。
ここからは、特におすすめのプログラミング学習サイトを2つご紹介します。
D-SCHOOL
D-SCHOOLは、数あるサイトの中でもかなり人気があるプログラミング学習サイトです。
世界中で人気のある「マインクラフト」というゲームを利用しながら、実践的なプログラミングを学ぶことができます。視覚的にも楽しい内容になっていますから、初心者の自主学習にも非常におすすめできます。
コースもたくさん用意されていますので、自分好みの内容を受講すれば学習スピードも上がることが期待できます。
プログラミング技術の勉強だけでなく、娯楽としてもおすすめできるサイトです。
Code Monkey
Code Monkeyは、プログラミング技術の中でもJavaの練習をしたい方におすすめのプログラミング学習サイトです。
Javaを発展させた「Coffee Script」という言語を利用しているため、基本的なビジュアルを学習した人ならすぐになじむことができるでしょう。
Code Monkeyもゲーム型のサイト構成になっていますので、子供や初心者でも楽しくプログラミングを自主学習できます。Coffee Scriptは世界中で使われている言語ですから、将来的な仕事においても役立つ可能性はあるでしょう。
勉強方法がわからない人はプログラミング教室
ここまでご紹介してきたのは、「自主学習用」として利用できるオンラインツールです。
しかし自宅で一人で学習していると、仲間と競い合ったり質問をすることができません。これではモチベーションが低下してしまう方もいることでしょう。
独学ではなく手厚いサポートを受けながらプログラミングを学びたいという方には、プログラミング教室をおすすします。ここからは、数あるプログラミング教室の中から特におすすめの2社をご紹介していきましょう。
TECH I.S.
TECH I.S.は、長期間にわたる丁寧なサポート体制が整っているのが特徴のプログラミング教室です。
オンラインでありながらも対面での質問対応が可能で、シリコンバレーにおけるトップレベルの技術をそのまま教えてもらうことができます。
それでいて受講価格は比較的安く、初心者でも受講のハードルが低いのが特徴です。
独学では勉強法がわからないというプログラミング初心者の方は、ぜひTECH I.S.で学んでみると良いでしょう。
DMM WEB CAMP
DMM WEB CAMPは、経済産業省が認定しているため信頼性の面で評価できるプログラミング教室です。
講義の質も非常に高く、オンラインと実際の校舎で学ぶ勉強法、どちらも選択できるハイブリッドな受講形態も好評です。
転職に強い人材を育てる「転職コース」の人気も高く、実際に多くの卒業生がより良い転職を叶えています。
単にプログラミングを学びたいというだけでなく、転職を目標としている方は、DMM WEB CAMPの勉強法が役立つでしょう、ぜひ検討してみてください。
パソコンの独学のメリット・デメリット
パソコンはある程度独学で勉強することができますが、当然デメリットもありますし、パソコン教室で学べることも多いです。
【メリット】費用が安く済む
パソコンについて独学で学ぶ際の一番のメリットは、やはり費用が抑えられる点でしょう。
自分で調べて勉強をすればもちろんタダですし、本やネット教材を使う際も教室に通うより大幅にかかる費用を削減することができます。
また、自分のわからない点だけをピンポイントで学習し、時間を削減できる点も独学のメリットと言えるでしょう。
【デメリット】わからないことを放置しやすい
独学の最大のデメリットとして、わからないことがあると放置しやすいという点が挙げられます。
教室の場合は、「ここどうすれば良いですか」と聞けば解決の方法を先生が教えてくれますが、独学ではそうはいきません。
結果としてわからないまま放置してしまったり、勉強に思った以上の時間がかかってしまったりしてしまいます。
余裕を持って時間をかけられる人であれば問題ないこともありますが、のんびりとしていられる時間がない場合は、教室を利用することをおすすめします。
パソコンのスキルアップは仕事に活きる
ここまではパソコンのスキルアップについてご紹介してきましたが、ここからはパソコンスキルをアップすることによってどのような恩恵があるのかを解説していきます。
ぜひモチベーションアップに役立ててください。
社会人がパソコン技術をマスターする事の恩恵
現代は、ほとんどの会社でパソコンを使って仕事が行われます。事務や開発、営業など、あらゆるポジションでパソコンスキルは重要な役割を果たすでしょう。
社会人なら、職種に関わらずパソコンを使いこなせることで評価が上がることは間違いありません。
エクセルが使えれば全体の仕事が早くこなせますし、プログラミングスキルがあればIT系の企業への転職も視野に入ります。
キャリアアップのためにも、パソコンのスキルアップは欠かせないでしょう。
学生もパソコンの技術に恩恵を受ける
近年は、学生にもパソコンスキルが欠かせません。
パソコンを使う学生が増えているというだけでなく、授業や課題もパソコンを使う内容が多くなってきています。大学生はもちろん、中学生や高校生でもパソコンを使えれば役立つ場面が多いことでしょう。
アルバイトにおいても、パソコンが使えれば仕事の幅が広がります。すると就活時に「学生時代に頑張ったこと」として話せるネタが増えますし、プログラミングのスキルがあれば仕事の平均単価も上がることも期待できます。
学生のうちにパソコンのスキルアップをしておけば、社会人になってから必ず役立ちます。できるだけ早く練習を始めておくことをおすすめします。
資格・試験の内容が仕事で役立つとは限らない
パソコン関連の技能検定としては、「MOS」と「VBAエキスパート」が有名です。
もちろんこれらの資格を取ることで第三者から評価される部分もあるのですが、資格を取る過程で学習したことが仕事に生きるとは限りません。
技能検定と仕事でのスキルは少し違いますので、パソコンを仕事に生かしたい方は、ぜひその都度勉強する意識を持ってください。
検定は勉強のモチベーションにはなる
「MOS」と「VBAエキスパート」の学習内容は、仕事で直接活用できるとは限りません。ただ、パソコンのスキルアップのためのモチベーションにはなります。
パソコンの勉強は一人で行う内容が多いですから、何も目的がない状態で続けるのは難しいものです。しかし資格を取るという目標があればやる気が持続するでしょう。
こうした面では技能検定を目指すことも無駄ではありません。意欲のある方はぜひ挑戦してみてください。
ワードやエクセルも独学すべき?
パソコンの基本的な操作方法などだけでなく、ビジネスで使うようなワード・エクセルの学習も自宅学習ですべきなのでしょうか。
ワードやエクセルは応用が利きやすい
結論から言うと、ワードやエクセルもできる範囲で独学を行うべきだと言えます。
ビジネスで非常に頻繁に使われるだけでなく、ワード・エクセルの知識は他のソフトにも応用がしやすいからです。
圧倒的なシェアを誇ることから、多くの文書作成ソフトや表計算ソフトがワード・エクセルを参考に作られています。グーグルドキュメントやグーグルスプレッドシートなどは代表的なものでしょう。
こう言ったことから、ワード・ドキュメントに慣れていると、他のソフトもなんとなく使えるようになることが多いです。「多分こうすれば良いのではないか」と推測できると、他のソフトでつまづいても解決が早いでしょう。
パソコン教室に通って学習すべき?
特にエクセルの場合、解決の方法をネットで検索してもピンポイントにヒットしないことが多いです。
そのため、パソコン教室に通って練習をした方が、応用が利きやすく、欲しい結果に対して適切なアプローチができるようになります。
ただ、両者とも非常にメジャーなソフトですので、質の高い練習用参考書が多数刊行されています。こう言った本の内容を真似たり、練習問題を解いたりするだけでもある程度のスキルが身に付くと言えるでしょう。
そのため、これらのソフトを自由自在に扱えるようになりたい場合はパソコン教室を利用するのがおすすめですが、基本的な操作を不自由なく行えるレベルであれば独学で十分だ、と考えられます。
パソコンの自主学習の方法まとめ
パソコンの自主学習の方法まとめ
- パソコンスキルの独学の際は基礎をおろそかにせず、少しずつレベルアップしていくべし
- ショートカットキーなどの便利な機能も使いこなそう
- 本格的に勉強したい場合はプログラミング教室もおすすめ
- まずはD-SCHOOLなど、ゲーム感覚で学べる学習サイトを利用してみよう
パソコンの自主学習においても、他の勉強法と同じく基礎を大切に、少しずつレベルを上げていくのがおすすめです。
ある程度スキルが身についたらゲーム感覚で学べる学習サイトを利用しながら、本格的なスキルを身につけていきましょう。
パソコンが使いこなせるようになれば、仕事も趣味も必ず充実します。使えるツールはどんどん利用して、楽しくパソコンの勉強を続けていってくださいね。