Z会高校生コースの料金は高い?大学受験コースやiPadコースの費用・コスパを解説!
「Z会高校生コースの料金は他の塾などよりも高いのか?」
「大学受験コースやiPadコースの費用やコスパは?」
大学受験を控えZ会の通信教育講座への入会を検討している方は、このように料金が他の塾や予備校・通信教育講座と比べて高くないのか、気になるでしょう。
そもそもZ会の高校生向けコースにはどんなコースがあるのか、コースの特徴や費用について詳しく知りたいいう方も多いでしょう。
今回はZ会高校生コースの料金について、大学受験コースやiPadコースなどのコースの特徴とあわせて費用・コスパを詳しく解説します。
この記事をご覧になれば、Z会高校生コースの料金が高いか・高くないか、実情がよく分かるはずです。※コースの種類や価格は記事執筆時点のものです
Z会高校生コースの料金についてざっくり説明すると
- 高1・高2生向けコースと大学受験コースがある
- 高1・高2生向けコースにはテキストスタイルとiPadスタイルがある
- 大学受験コースには本科・専科・特講の3講座がある
- 料金は毎月払いと、5%安い6カ月払い、15%安い12カ月一括払いがある
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Z会高校生講座の料金は高い?
画像出典:Z会公式HP
それでは早速、Z会高校生講座の料金は他の塾や予備校などに比べて高いのかについて、詳しく見ていきましょう。
Z会高校生講座には、学年・志望大学などに応じた複数のコース・勉強スタイルがあります。コースやスタイルの違いによって料金も異なります。料金の支払い方によっても違いがあり、毎月払いよりも、6カ月あるいは12カ月分一括のように一括払いにする方が割安です。また基本は1科目ごとの料金ですが、3講座セット割引などもあります。
例えば、高1・高2年生の本科・高校コース英語・テキストスタイル・毎月払いの場合、1科目5,330円ですが、12カ月一括払いは4,530円です。また、高3年生の本科・標準国公私大コースの場合、毎月払いは1科目5,330円ですが、3講座セットにすれば毎月払いで15,490円(-500円)、12カ月一括払いなら9,990円(-6,000円)とお得になります。
料金はこのように受講するコース・スタイルなどによって異なりますので注意が必要です。具体的な費用については、以下でコースごとに詳しく説明します。
注:この記事に記載した料金はすべて2021年4月時点の料金で税込みです。
高1・高2生向けコースと大学受験コースが存在
Z会の高校生向け通信教育には、高1・高2生向けコースと大学受験コース*があります。
高1・高2生向けコースは、高1・高2の全範囲を自宅で自分のペースで進めることができます。スマホを使ってスキマ時間に学べるので、部活が忙しい生徒向きです。
大学受験コースは、高3・高卒生対象で、大学受験に備え志望大別対策と共通テスト対策が用意されているハイレベルなコースになっています。
勉強のスタイルは、iPadスタイルとテキストスタイルがあります。Z会は添削指導が丁寧で、どのコースのどちらのスタイルを選んでも着実に力をつけることができます。「難関大受験に強い」と高評価です。
iPadで学習することができる
iPadスタイルの場合、専用アプリで効率よく学習できます。映像授業や添削問題などの教材配信、答案提出・返却などの全ての学習の流れがアプリで対応可能です。
まず要点授業を受けてから問題に取り組むことができるので、初めて学ぶ生徒も安心して取り組めます。間違えた問題はアプリにストックされ、アプリを見ればひと目で学習の進捗状況が分かるのもポイントです。
さらに、アプリ「Z会MyPage」内の「教えてZ会!」から質問や学習相談もできます。これらを駆使してレベルの高いテキストを解き進めていけば、難関大受験に向けてしっかり準備できるでしょう。
入会金は完全無料
塾や予備校などでは入会金が必要とされることが多いですが、Z会の通信教育では初期費用は無料です。入会金などは一切かかりません。
一般に入会金などで結構多額の初期費用が必要とされる理由の1つには、最初に多くの費用を支払ってもらうことで学生や保護者に続けてやらなくては損するという感情を抱かせることにあると考えられます。
Z会が初期費用を無料にしているのは、そのような負担を求めなくても継続して取り組みたくなる教材を提供しているという自信の表れともいえるでしょう。
ただ、iPadスタイルで受講を希望する場合は、最初にiPadを購入する必要があります。
タブレットの費用は高い?
Z会の通信教育iPadスタイルは、もちろんiPadを利用するタイプです。自分やご家族が利用中のiPadがあればそれを利用することもできます。
iPadはZ会からも購入可能です。Z会から購入する場合、2021年4月30日までZ会特別販売サイトで使える4,800円引きのクーポンがあり、格安に購入できます。
クーポン割引額は税抜価格に対して適用されます。
なお、iPadスタイルを選択した場合にスマホは利用できませんので注意が必要です。
塾・予備校よりはかなりリーズナブル
Z会の高校生コースの通信教育の料金は、塾・予備校よりはかなりリーズナブルな設定になっています。塾や予備校の場合は、1年間にかかる費用は50万円以上のことが多いです。特に大手予備校の場合は、100万円を超えることも珍しいことではありません。
一方、Z会の場合は1講座あたり平均月額約5,000円ですから、5教科を受講した場合でも1年間で約30万円程度に抑えることが可能です。一般的な塾や予備校の費用の2分の1~3分の1とかなり低額で受講できます。
受講するコース・講座によって料金は異なりますが、大学受験に向けて何かと出費がかさむ時期ですから、大きく費用を抑えることができることは魅力でしょう。
他の通信教育講座と料金を徹底比較
Z会高校生コースの料金の仕組み・特徴などについて見てきましたが、学年や使い方・目的・レベルに応じて受講するコース・スタイルなどは、多様な選択肢があります。
ここでは、Z会高校生コースの中でも代表的な高1・高2生向けコースの料金を、他の通信教育講座であるスタディサプリや進研ゼミの代表的なコースと、受講教科数別に比較して見ていきます。
スタディサプリの料金よりは高い
まずZ会高1・高2生向けコースとスタディサプリのベーシックコースを比較してみましょう。
スタディサプリには、映像授業+授業テキスト学習がメインの「ベーシックコース」と、担当コーチの個別指導がつく「個別指導コース」があります。小4~高3までの授業動画が見放題なことが特徴です。
また、学校ではまだ習っていないことも先取りして学習でき、さらによく分からない部分をさかのぼって復習もできます。
次の表は、「スタディサプリ(ベーシックコース)」と「Z会高1・高2生向けコース」の受講科目数別料金の比較表です。
項目 | スタディサプリ(ベーシックコース) | Z会高1・高2生向けコース |
---|---|---|
1教科 | 1,900円 | 4,530円 |
3教科 | 1,900円 | 12,690円 |
5教科 | 1,900円 | 21,750円 |
入会金 | 0円 | 0円 |
注:料金はいずれも12カ月一括払いの場合の1月あたり換算料金です。
ご覧のとおりZ会高1・高2生向けコースは、スタディサプリ(ベーシックコース)に比べてかなり高額になります。スタディサプリの受講料は、1教科でも3教科・5教科でも、何教科でも定額1,900円です。登録日から14日間の無料体験期間もあります。
Z会は優れたテストの添削システムがあり、問題の解説の分かりやすさ・上手さ教材の質は確かなものがありますが、料金を比較するとスタディサプリに軍配が上がるでしょう。
なお、Z会もスタディサプリもともに入学金はかかりません。
Z会とスタディサプリについては、以下の記事で詳しく比較しています。
進研ゼミの料金よりは高い
次に、Z会高1・高2生向けコースと進研ゼミの高1講座を比較してみましょう。
進研ゼミの高校講座には、高1講座・高2講座、受験準備講座・大学受験講座があります。オンラインライブ授業、オンライン質問・自習室、教科質問サービスなど、サービス内容も充実しています。
次の表は、「進研ゼミ高1講座」と「Z会高1・高2生向けコース」の受講科目数別料金の比較表です。
項目 | 進研ゼミ(高1講座) | Z会高1・高2生向けコース |
---|---|---|
1教科 | 6,180円 | 4,530円 |
3教科 | 9,180円 | 12,690円 |
5教科 | 9,180円 | 21,750円 |
入会金 | 0円 | 0円 |
注:料金はいずれも12カ月一括払いの場合の1月あたり換算料金です。
進研ゼミ(高1講座)は、教科数が増えるほど割安となり、3教科の申し込み料金で5教科にも対応できます。Z会の高1・高2生向けコースは、1教科の場合は進研ゼミよりも低額ですが、全体的にみると進研ゼミの料金より高額です。
ですから、日頃の勉強対策や定期テスト対策としては、複数教科まとめて安く対策できる進研ゼミの利用がお得と言えます。
進研ゼミとZ会については、以下の記事で詳しく比較しています。
Z会高1・高2生向けコースの料金
ここでは、Z会高1・高2生向けコースの料金を詳しくご説明します。
Z会高1・高2生向けコースの特徴
はじめにZ会高1・高2生向けコースの特徴をまとめて見ておきましょう。
先にご説明しましたが、Z会高1・高2生向けコースはスキマ時間にスマホを活用して全範囲の重要ポイントを学ぶことができます。ワークでそれをピンポイントに学習することも可能です。
学習スタイルは、テキストスタイルとiPadスタイルの2種類があり、そのどちらかを選んで受講します。科目・コースによっては、受講スタイルがあらかじめ決まっていることもあります。
iPadスタイルは、教材がすべてアプリに配信されます。答案もアプリから提出可能です。返却もスピーディーに行われます。しかも、間違えた問題はアプリにストックされるので、専用アプリで効率よく学習したい方向きです。
一方、テキストスタイルは、教材はすべて「紙」で届きます。紙の教材でじっくり勉強したい方向きです。見たいときは、会員専用サイト「Z会MyPage」から見ることもできます。
Z会高1・高2生向けコースの料金一覧
ここではZ会高1・高2生向けコースの料金を一覧にして表形式でご紹介します。
【Z会高1・高2生向けコースの料金一覧】
- 3教科セットの料金
コース | 料金(税込) |
---|---|
高校コース英数国セット(テキスト) | 12,690円/月 |
高校コース英数国セット(iPad) | 12,432円/月 |
- 1講座の料金
料金は講座数・支払方法によって変わります。
本科コース | 料金(税込) |
---|---|
高校コース | 4,530円/月 |
高校コース(iPad) | 4,444円/月 |
高校コース 理科基礎(テキスト) | 3,212円/月 |
高2実践(テキスト) | 5,028円/月 |
専科コース | 料金(税込) |
---|---|
英語ライティング(テキスト) | 3,212円/月 |
英語リスニング(テキスト) | 3,212円/月 |
小論文(テキスト) | 3,212円/月 |
東大総合演習(テキスト) | 4,658円/月 |
徹底復習(半年講座)(テキスト) | 3,590円/月 |
分野別攻略コース(半年講座) (テキスト) | 2,831円/月 |
Asteria(iPad) | 2,422円/月 |
注:上記の価格はすべて12カ月一括払いの月換算の料金です。
「12カ月一括払い」は毎月払いに比べて15%安くなります。表に記載はしていませんが、「6カ月一括払い」は毎月払いに比べて5%安いです。また、iPadスタイルは、テキストスタイルに比べて若干安く受講できます。なお、専科はAsteria(iPad)を除き、基本的にテキストスタイルです。
Z会大学受験コースの料金
ここでは、Z会大学受験コースの料金を詳しく説明します。
Z会大学受験コースの特徴
Z会大学受験コースには、「本科」「専科」「特講」の3つの大きな講座区分があります。
本科は、志望大学別のコースです。次の7コースがあります。志望大学に応じた個別試験対策を進めることができます。
本科コース | 内容 |
---|---|
東大コース | 英語・国語・数学が文系と理系に分かれています。ほかに物理・化学・生物、日本史・世界史・地理の教科があり、1教科から受講可能です。 |
京大コース | 東大同様に、英語・国語・数学が文系と理系に分かれており、さらに物理・化学・生物、日本史・世界史の教科があります。1教科から受講可能です。地理はありません。 |
医学科コース | 医学科用の英語・数学に加え、物理・化学・生物の教科があります。国語と日本史・世界史・地理はありません。東大理3と京大医学部医学科志願者は、東大コースまたは京大コースがおすすめとされています。 |
難関国公立コース | 対象大学は、北大・東北大・千葉大・名大・阪大・神大・広大・九大・東工大・一橋大・東京外大などです。医学部医学科志願者は、医学科コースがおすすめとされています。 |
早慶コース | 対象大学は、もちろん早稲田大と慶應義塾大です。早慶用の英語・国語と文系数学・理系数学、物理・化学・生物、日本史の教科があります。また慶大専用の世界史もあります。 |
難関私大コース | 対象大学は、上智大・国際基督教大・津田塾大・青山学院大・中央大・東京理科大・明治大・法政大・立教大・同志社大・立命館大・関西大・関西学院大などです。医学部医学科志願者は、医学科コースがおすすめとされています。難関私大用の英語・国語と理系数学、物理・化学・生物、日本史・世界史の教科があります。 |
標準国公私大コース | 対象大学は、上記に記載した大学以外の大学です。こちらのコースも医学部医学科志願者は、医学科コースがおすすめになっています。標準国公私大用の英語・国語と文系数学・理系数学、物理・化学の教科があります。医学部医学科志願者は、医学科コースがおすすめです。 |
本科は登録した志望大学に応じたレベルの問題が毎月届き、9月からは志望大学別の実戦問題が出題されます。主要5教科の個別試験対策をしっかり進めたい方におすすめですが、1教科からでも受講可能です。ただし、1科目につき1講座に限られます。
同じコース内でも志望大学によって問題のレベルは異なることがあります。本科は、自分の志望大学に見合った問題を深く掘り下げて学習することにより、合格に必要な力を確実なものにしていくのがポイントです。
専科は、特定の課題にしぼった問題演習を中心とした対策ができます。次の6コースがあります。
専科コース | 内容 |
---|---|
共通テスト攻略演習 | 英語・数学・国語・理科・地歴・公民の6教科17科目セットです。毎月の演習で基礎固めから最終仕上げまで共通テスト専用の対策をバランスよく段階的に進めることができます。難関大学合格に必要な8~9割突破を実現できる得点力を着実に養えるでしょう。 |
受験小論文コース | 文系小論文と医療系小論文があります。入試採点者と同じ視点からの添削で、点数のとれる答案を目指します。 |
東大即応演習・京大即応演習 | 英数国3教科セットで、東大・京大入試に即した厳選問題を60分間で解答する実戦形式で出題されます。高レベルな答案を作成する力を鍛えてくれます。東大即応演習と京大即応演習は同時に受講できません。 |
分野別戦略コース | 英語速読速解・英作文基礎・英作文応用・英語リスニング、数学Ⅲ基礎・数学Ⅲ応用、古文・漢文、有機化学総合演習の分野別科目があります。 |
高校生向けハイグレード実戦演習 | 英語と文系数学・理系数学があります。3月~12月開講の10カ月の講座で、月1回の添削問題があります。 |
専科は、小論文や共通テスト対策などに焦点を絞って月1回の実戦演習をしていく講座です。演習を中心とした学習により入試で必要とされる得点力を高めていきます。明確な課題・目的に向けて対策を進めたい方に向いています。
特講は、特定の科目・分野の集中特訓を短期間で完結する特別講座です。2021年4月現在、東大・京大志望の方向けの過去問対策講座が開講されています。
じっくり進めたい方は「本科」、特定分野を対策したい方は「専科」、短期間で実戦力を身に付けたい方は「特講」など、ご自身の目的に応じて講座を選ぶとよいです。
Z会大学受験コースの料金一覧
Z会大学受験コースの料金を以下の表に一覧にしてまとめておきます。上記の各コースの特徴も踏まえてご覧ください。
【Z会大学受験コースの料金一覧】
本科コース | 料金(税込) |
---|---|
東大・京大・医学科・難関国公立・早慶・難関私大コース | 5,082円/月 |
標準国公私大コース | 4,530円/月 |
専科コース | 料金(税込) |
---|---|
共通テスト攻略演習 | 2,975円/月 |
受験小論文コース | 5,081円/月 |
東大即応演習/京大即応演習 | 5,082円/月 |
分野別戦略コース(通年講座) | 2,533円/月 |
分野別戦略コース(半年講座) | 2,831円/月 |
ハイグレード実践演習 | 2,533円/月 |
注:上記の価格はすべて12カ月一括払いの月換算の料金です。
Z会高1・高2生向けコースと同様に、毎月払いに比べて「12カ月一括払い」は15%、「6カ月一括払い」は5%安くなります。また専科は基本的にテキストスタイルです。なお、ハイグレード実践演習は、高卒生対象の講座になります。
Z会高校生コースの料金まとめ
Z会高校生コースと料金まとめ
- 高1・高2生向けコースはスマホで重要ポイントを学べ、大学受験コースは志望大学別に試験対策ができる
- 高1・高2生向けコースは、3教科セットで12,690円/月など
- 大学受験コースは、標準国公私大コース月4,530円、東大・京大コース月5,082円など
- Z会高校生コースの料金は他の塾や予備校よりリーズナブル、他の通信教育よりは高いが内容・質で優る
Z会高校生コースの料金について、代表的な高1・高2生向けコースと大学受験コースに分けて特徴とあわせて紹介しました。
Z会高校生コースには学年、志望大学などに応じたコースが多数用意されており、それぞれ特徴があります。Z会高校生コースの受講を検討している方は、自分の志望にあったコースを見つけて受講されることをおすすめします。
Z会高校生コースの各講座の料金・特徴のより詳しい情報は、Z会の公式ホームページから資料請求すれば確認できますので、この記事とあわせてご検討ください。