高校の勉強をやり直したい大人・高校生は何をすべき?おすすめテキストや勉強法も解説!
「高校の勉強をやり直したい大人や高校生は何をするべき?」
「おすすめのテキストはある?最適な勉強法は?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
学校の授業についていけないなどの理由から、もう一度勉強をやり直したいと考える高校生は多いです。
また高校の勉強は社会人にとっても非常に役に立つことから、昨今は大人の学び直しも増えています。
今回は高校の勉強をやり直す方法について、おすすめのテキストや勉強法を解説します。これを読んで、ご自身にぴったりの勉強法を見つけてください。
高校の勉強をやり直す方法についてざっくり説明すると
- 大人は各科目に興味を持つことからはじめよう
- 高校生は勉強する目標を明確にするべき
- スタディサプリなどの通信教育を活用するのも良い
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勉強をやり直したい大人がまずすべきことは?
まずは大人の勉強のやり直しについて解説します。高校生の学び直しについては後述しますので、そちらを参考にしてください。
大人が勉強をやり直したいと思う理由
例えば、資格取得や転職の準備など、実用的な必要性によって勉強をやり直したいと考える大人がいます。
また高卒で就職して社会人になったものの、大学に行きたくなり勉強を再開する人も多いです。
さらにシンプルに教養を身に付けたいという理由で学び直しを始める人もいます。新しい知識を得ることは楽しことでもあるので、趣味として勉強のやり直しを行うというのも良いでしょう。
まずは教科そのものに興味をもつ
中学や高校の勉強からしばらく遠ざかっていれば、義務感に駆られて勉強を再開しても、つまらないと感じてしまう方が多いはずです。
そのため、勉強をやり直す際は、まずそれぞれの教科に対して興味を持つことから始めると良いでしょう。「好きこそものの上手なれ」というように、興味のあることにはどんどんのめり込んでいけるものです。
本や映画から始める
いきなりテキスト学習から始めるのはハードルが高いという人は、興味関心を高めることができるような本や映画から始めるのが良いでしょう。
本や映画に触れれば、元々興味がなかった教科でも好きになれる可能性があります。
ゲームで楽しみながら勉強を始めることも可能
例えば歴史を学ぶなら「信長の野望シリーズ」などのゲームから始めるのもおすすめです。歴史ゲームなら、遊びながら人物の名前や出来事の流れを覚えることができます。
まずは教科へ興味を持てるようになることが重要なので、ゲームを楽しむだけでも十分な学習効果があるでしょう。これは高校生にも言えることです。
高校生(受験生)が勉強をやり直したい場合
授業についていくのが難しくなった高校1、2年生や大学受験への自信がない受験生なども、勉強のやり直しを望むことがあるでしょう。
以下ではそうした高校生に向けておすすめの勉強法を解説します。
目標設定を入念に定める
学習へのモチベーションを高めるためにも、勉強を始める前には目標を明確にしておくのが良いでしょう。
「数学の定期テストで80点以上取る」や「大阪大学に合格する」など、何でも良いので自分が素直に達成したいと思う事柄を選んでください。
最初にゴールを決めておくことで、やる気を持って勉強に取り組むことができますし、学習スケジュールも立てやすくなります。
復習は最も重要
人間の脳は、時間の経過と共に学習したことのほとんどを忘れてしまいます。そのため、知識を効果的に定着させて学力をアップさせるには、復習が最も重要です。
よって授業を受けたり、問題演習を行った後には、必ず見直しを行うようにしましょう。
授業を受けただけで理解したと思い込んだり、間違えた問題をそのままおざなりにしておくことは禁物です。それだと知識の習得が不完全になるため、テストの点数は伸びません。
アウトプットも行う
授業を受けたり、参考書を読み込むことで知識をインプットしたら、必ずアウトプットも行いましょう。
アウトプットで習得した知識を使える知識に変換しておかないと、試験本番では手が止まってしまいます。
インプットをした後は問題演習をしたり、友達と問題を出し合ったりして、知識を整理する習慣を身に付けるのがおすすめです。
勉強を楽しむことが1番
つまらないことを続けるのは難しいので、勉強を継続するにはある科目に興味を持つ、もしくは好きになることが重要です。そうすれば、勉強を楽しむことができるので無理なく続けられるでしょう。
また得意科目から始めて、苦手科目は後回しにするというのもおすすめです。まずは簡単な内容から取り組み、徐々に難易度を上げていくのも良いでしょう。
科目別のおすすめの勉強テキストを紹介!
ここからは高校の勉強をやり直したいと考えている方におすすめのテキストを科目別に紹介します。
全科目の基礎を学ぶのにおすすめのテキストは?
全科目に共通しておすすめなのは学研が出版している「ひとつひとつわかりやすくシリーズ」です。
超基礎レベルから要点を丁寧に解説してくれるので、勉強が苦手な人でも各科目の基礎をしっかりと身に付けることができます。
イラスト付きの解説と書き込み式の練習問題がセットになっているため、その都度理解できているかどうか確かめながら学習を進めることが可能です。
国語
国語のやり直しには以下のテキストを使うと良いでしょう。
ことばはちからダ!現代文キーワードー入試現代文最重要キーワード20(河合塾SERIES)
現代文を読み解くのに必要なキーワードが集約された参考書です。現代文を基礎から学びたい人、語彙力や読解力に不安がある人におすすめします。
本書に収録されている読解語を全てマスターすれば、現代文の力は大きく向上するでしょう。
イラストや例文がわかりやすいと好評なので、現代文が苦手な人でも難なく理解できるはずです。
田村のやさしく語る現代文ー代々木ゼミ方式
こちらも現代文を初歩的な内容から学びたいという方におすすめの一冊です。本書の特徴は解説が会話形式になっていることであり、わかりやすさには定評があります。
全部で127ページと分量も少なめなので、現代文が苦手な人はこれから始めると良いでしょう。
読んで見て覚える重要古文単語315
古文を読むために必要な重要単語315語を厳選して収録したテキストです。
それぞれの単語の意味をイラスト付きの解説で学べるため、言葉では伝わりにくいイメージやニュアンスを視覚的に理解することができます。
また関連語や慣用句、語源なども豊富に学べるので、これ一冊で古文の基礎をガッチリと固めることができるでしょう。
数学
続いては数学のやり直しにおすすめのテキストを紹介します。
坂田アキラの数学が面白いほどわかるシリーズ
講師が生徒に説明をするような語り口調で解説が書かれているため、まるで講義を受けているような気分で勉強することができます。
わかりやすいと評判なので、数学が苦手な人にはとてもおすすめです。「数列」「ベクトル」「微分積分」のように各単元ごとのテキストが出版されているので、重点的に学びたい単元だけを購入すると良いでしょう。
改訂版チャート式基礎と演習数学シリーズ
いわゆる「白チャート」のことです。初級から標準レベルの問題が豊富に収録されているため、基礎内容のアウトプットに用いると良いでしょう。
解説が非常に丁寧なので、数学初心者にはおすすめです。本書に収録されている例題の解法を暗記すれば、数学の力を大きく向上させることができるでしょう。
高校これでわかる数学シリーズ
高校数学は抽象的なので、いかに具体的なイメージを持てるかが攻略の鍵になります。
本書は全ページフルカラーで、図やイラストも豊富なので、イメージを膨らませるには最適なテキストと言えるでしょう。
解説がわかりやすいことから数学が苦手な高校生から高い評価を受けているテキストなので、独学で一から数学を学びたいという方にもおすすめです。
社会
社会の学び直しには以下のテキストを用いると良いでしょう。
山岡の地理B教室(Part I,II)
1週間で地理の基本がサクッと学べる参考書です。こちらも語り口調で書かれているため、講師から直接説明を受けているような感覚で学べます。
図やイラストも豊富なので、説明文だけでは分かりにくい単元に関しても問題なく理解することができるでしょう。
日本史の勉強法をはじめからていねいに
暗記事項が多く、初学者には手をつけにくい日本史を漫画で分かりやすく解説してくれる参考書です。
日本史を全く知らない人でもストレスなく学べる内容になっているので、これから日本史を一から学びたいという方におすすめします。
改訂第3版 センター試験 現代社会の点数が面白いほどとれる本
語り口調で現代社会の要点を分かりやすく解説してくれる一冊です。センター試験に頻出の範囲を網羅しているため、共通テスト対策をしたい高校生に向いています。
また行政書士の一般知識など、資格試験の対策としても有用です。
理科
理科のやり直しには以下のテキストがおすすめです。
宇宙一わかりやすい高校物理 力学・波動
高校物理で重要な力学と波動を、例え話やイラストを多用しながら非常に分かりやすく解説してくれる初心者向けのテキストです。
物理を勉強してもなかなか理解が捗らないという方におすすめします。
別冊の問題集や章末のチェック問題も付属しているので、イントプットとアウトプットの両方に使えます。
鎌田の◯◯基礎をはじめからていねいにシリーズ
物理基礎、化学基礎、生物基礎を初歩的な内容から分かりやすく解説してくれるシリーズです。
文章の改行が多く、説明も会話口調になってため、知識ゼロから読み始めても難なく理解することができます。これから理科の基礎を身に付けたいという方におすすめです。
よくわかる化学基礎
高校の授業理解やセンター試験対策に便利な化学基礎の参考書です。定期テストに頻出の問題やセンター対策用の問題が数多く収録されているので、特に高校生におすすめできます。
カラーの図表や写真が豊富に用いられているため、初心者でも問題なく理解することができるでしょう。
英語
高校英語の学び直しには、以下の3冊を用いるのがおすすめです。
ターゲット1900
大学受験生には定番の単語集です。センター試験レベルから一般的な国公立二次試験レベルの単語が収録されているので、これ一冊覚えれば共通テストではかなりの高得点が期待できます。
単語ごとに例文がついているため、それぞれの使い方を具体的にイメージすることができて便利です。また例文を覚えれば、英作文の対策にもなるでしょう。
持ち運びやすいコンパクトサイズなので、常に持ち歩いて暇があれば単語を確認するのがおすすめです。
イチから鍛える英語長文500
500語程度の長文問題を通して、読解力や設問に沿った解答力を鍛えることができる一冊です。
入試の良問から厳選された長文15題が収録されているため、1冊こなせばかなりの読解力を身に付けることができるでしょう。
また付属のCDでは長文の読み上げ音声を全て聞くことができるので、リスニングの練習にもなります。
Next Stage
左ページに問題、右ページに解説という見開きの構成で重要な英文法を手軽に学べるため、短時間で文法知識を身に付けたいという方におすすめです。
また文法に加えて、イディオムや発音、アクセントも学べるので、総合的に英語力を向上させることができるでしょう。
問題は基本的なレベルのものばかりですが、これ1冊を完璧にするだけでも、十分な共通テスト対策にはなります。
高校の勉強は社会に出てからも役に立つ!
高校の勉強で学べる知識や技能は、社会人にとっても非常に有用です。
実際高校の勉強内容は社会で役立つ?
スタディサプリが行った社会人に対して行ったアンケートでは、全体の約4割が学生時代の勉強が社会に出てから役立ったと回答しています。
アンケート結果によると、特に漢字や計算に関する知識・スキルが役に立つと感じている社会人が多いようです。
また海外との関わりがある仕事に従事する社会人からは、英語を学んでおいて良かったという声も聞かれます。
国語で表現力・語彙力を広げる
社会人になると文書作成やスピーチ、プレゼンテーションなど、高校の国語で培った表現力や語彙力が役に立ち場面がたくさんあります。
また読解力を高めておくことも非常に有意義です。読解力は文章を読む時だけに生かせるスキルではありません。
読解問題では作者の意図や登場人物の心情を読み取りますが、それができるスキルがあるなら、取引先の意向や同僚の気持ちを読み取ることもできるでしょう。
つまり読解力を高めれば、ビジネスシーンで有用な相手への共感力を身に付けることができるのです。
数学は論理的思考力が身につく!
高校数学の問題では、与えられた前提条件から順序立てて解答を導かないといけないので、論理的思考力を身に付けることができます。
実社会においても現状の課題を論理的なプロセスで解決しなければならないことは多いので、このスキルは非常に有用です。
またプレゼンテーションなどで相手を納得させるには、自身の説明に論理的な矛盾があってはいけないので、数学によって論理に強くなっておくことが重要になります。
社会はニュースを深く読める
社会という科目はその名の通り、実社会を生きる上で必要となる知識を学ぶ教科だと言えます。
新聞を一目見ても分かる通り、記事の内容は歴史や地理の前提知識がなければ理解が難しいものばかりです。
民主主義国家である日本に住む我々は、一人一人が政治や経済について主体的に考え、より良い未来を選び取っていかなければいけません。そのためには高校の社会で学ぶ知識が必要なのです。
なお、歴史や政治・経済などを少し勉強すると時事問題の内容がより深く理解できるようになるため、ニュースを見るのが楽しくなるでしょう。
理科は専門的な職業につくときに役立つ
理科には数学的な知識が必須なので、数学と同じように論理的思考力を身に付けることができます。
また医師や科学者などの理系の専門職につくには、理科に関する高度な専門知識が必要です。そのため、理科を学べば、職業の選択肢を広げることができます。
さらに昨今は科学と生活がより密接に連関するようになっているため、理科の知識は商品の見極めなど実生活でも役立てることが可能です。
総じて、科学が全盛の現代においては、理科を学ぶことで生活を豊かにすることができると言えるでしょう。
英語はグローバル時代に必須のスキル
昨今はグローバル化が進行しているため、英語の重要性は刻々と増しています。そのため、英語を自在に使うことができれば、様々な恩恵が受けられるでしょう。
一例を挙げるなら、英語が抜群にできれば、高収入が見込める外資系企業に就職・転職することができます。
また英語が世界中で話される言語なので、我々にとって英語は異国の価値観や文化を理解したり、共に普遍的な価値を築く上での重要なツールとなるでしょう。
おすすめの勉強方法は?
以下では高校の勉強をやり直したい方におすすめの勉強法を解説します。
通学塾はどうなの?
昨今は大人の学び直しのための通学塾も存在します。塾に通うメリットは、なんと言っても講師の説明を対面で聞けるということです。
オンライン指導も良いですが、やはり直接手取り足取り習った方がやる気が出るという方もいらっしゃるでしょう。
また社会人向けの塾なら、周りに同じような志を持った生徒がいるため、お互いに切磋琢磨しながら学べるというメリットもあります。一人では勉強を続ける自信がないという人にはおすすめです。
一方で塾に通うことによって時間や場所の制約を受けてしまうことは大きなデメリットと言えるでしょう。働きながらだと塾のペースに合わせて学ぶことが難しくなってしまい、途中で挫折してしまうケースも多いです。
さらに多忙な社会人であれば、わざわざ教室に通う時間がもったいないと感じる方もいるでしょう。
そのため、仕事や家事などで忙しい方にとっては、塾に通うのはあまりおすすめしません。
スタディサプリもおすすめ
高校の勉強の学び直しに最適なのがスタディサプリ高校講座です。
スタディサプリなら月額わずか1,980円からで高校範囲の講義が受け放題となっています。そのため、塾に通う場合と比べて年間で50万円以上お得に勉強することができます。
また、スマホで観られる動画講義なので忙しい方でもいつでもどこでも勉強できますし、まとまった時間で一気に勉強を進めることも可能です。
もちろん途中解約も可能なので、事情があって途中で勉強をストップしなければならなくなった場合も安心です。
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大人のスタディサプリ活用法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
高校の勉強をやり直す方法まとめ
高校の勉強をやり直す方法まとめ
- 勉強を楽しむことが一番
- 基礎固めには「ひとつひとつわかりやすくシリーズ」が便利
- 忙しい場合は通学塾よりも通信教育の方がおすすめ
高校の勉強をやり直したい大人や社会人はどうすべきかについて解説しました。
大人の学び直しの場合は、まずは各科目に興味を持つことから始めるべきです。映画やゲームなどを用いても良いので、各科目の内容に慣れることから始めましょう。
一方で高校生の場合は、勉強する目標を明確するべきです。定期テストでの高得点や大学合格などなんでも構いません。
テキストは、各科目の基礎を固めるには「ひとつひとつわかりやすくシリーズ」が役に立ちます。
また独学が不安で、尚且つ自分ペースで学びたいならスタディサプリなどの通信教育を活用するのもおすすめです。
以上を参考に、ご自身にぴったりの勉強法を見つけてください。