Z会と進研ゼミはどっちがおすすめ?教材の特徴や料金を実体験を元に徹底比較!

Z会と進研ゼミはどっちがおすすめ?教材の特徴や料金を実体験を元に徹底比較!

「進研ゼミとZ会ってどっちがおすすめなんだろう」

「ウチの子は進研ゼミ向きなのかZ会向きなのか知りたい」

という方も多いのではないでしょうか。

「進研ゼミは公立の中学校の子たち向け」「Z会は難関中学を受験する人向け」というようなイメージをお持ちかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

とはいえ、どちらの講座も資料やWebサイトの情報量が多く、受講費用や教材のクオリティなど詳しい違いについてはよくわからなくて迷ってしまいますよね。

そこでここでは進研ゼミ・Z会のどちらも利用していた編集部が、2つの受講費用や先取り学習の有無、教材の難易度、サポート体制なども含めて徹底比較します!

この記事を読むことで、進研ゼミとZ会の違いやメリット・デメリットは丸わかりです。

進研ゼミとZ会についてざっくり説明すると

  • 進研ゼミは学習習慣の定着と基礎力UPに有効
  • Z会は難関中学や難関大学受験者にもおすすめ
  • 受講費用は全体的に進研ゼミの方が安め
  • どちらも通信添削や景品交換サポートなどを利用可能

このページにはプロモーションが含まれています

進研ゼミとZ会の特徴を比較

進研ゼミの実際の教材

Z会と進研ゼミは、どちらも幼児から高校生までを対象とした通信講座として全国的に高い知名度を誇る2社になっています。

我が子もいずれは「進研ゼミ」か「Z会」で勉強させようと考えている親御さんも多いのではないでしょうか。

このトピックでは、進研ゼミとZ会の大まかな特徴について比較していきます。

進研ゼミとZ会の基本情報を比較

進研ゼミとZ会の基本情報を表にしてまとめると以下のようになります。

項目 進研ゼミ Z会
対象学年 幼児・小学生・中学生・高校生 幼児・小学生・中学生・高校生
対象科目 国語・算数(数学)・理科・社会・英語・美術・保健体育・技術家庭・音楽 国語・算数(数学)・理科・社会・英語・作文・小論文
学習形態 通信教育(添削付) 通信教育(添削付)
中学受験 対策可能(専用講座を開講) 対策可能(専用講座を開講)
定期テスト対策 対策可能 対策可能
紙教材 あり あり
タブレットの性質 無料・オリジナルタブレット 自費購入・iPadまたは専用タブレット
学習量 多め 普通
教材難易度 低い〜普通 高い
コースの種類 豊富 豊富
月額料金 幼児1,980円〜・小学生2,980円〜・中学生5,980円〜・高校生9,180円〜(3科目) 幼児1,870円〜・小学生3,927円〜・中学生8,115円〜(高校受験5科目)・高校生12,432円〜(高校コース英数国セットiPadスタイル)*いずれも税込価格
質問対応
返金制度 あり あり
無料資料請求 あり あり
運営会社 株式会社ベネッセコーポレーション 株式会社Z会

進研ゼミとZ会は大手通信教育講座として多くの子どもたちに利用されていますが、こうしてみると大きな違いが2つあることがわかります。

1つは、なんと言っても「教材の難易度」でしょう。

進研ゼミが勉強が苦手な子や、学年の中でも中堅レベルの子もターゲットとした基礎基本から身に着けられるテキストを中心としているのに対して、Z会は中学受験〜大学受験も意識したハイレベルな問題のテキストを中心に提供しています。

そのため、学年トップ層の子が進研ゼミを使っても持て余してしまう可能性がありますし、勉強習慣のない子どもがいきなりZ会にチャレンジしても全く歯が立たずに放り出してしまう場合もあるので、この辺りは慎重に決めたいものです。

もう1つの違いは、「講座費用」です。

総じて、Z会よりも進研ゼミの方が月額費用は安くなっていると言えます。

なお、高校講座に関しては3科目受講の場合のみを想定して載せています。

1科目受講など少数科目での受講になりますとZ会高校生コースの方が安い場合もあるので、自分の受けたい科目数なども考慮するべきでしょう。

進研ゼミの特徴

進研ゼミの特徴を列挙すると以下のようになります。

  • 小学生120万人・中学生40万人という圧巻の会員数(2019年時点)
  • 「コラショ」などのキャラクターと学ぶ楽しいテキスト
  • 赤ペン先生による優しい添削
  • ポイントをためて景品と交換可能
  • タブレットは半年間の継続で実質無料になる
  • 高性能になった新タブレットで高い学習効果を実現

進研ゼミの特徴はなんと言っても「コラショ」など定番のキャラクターによる親みやすいテキストと、赤ペン先生による丁寧な添削でしょう。

「勉強が苦手」「机に向かっていられない」という子どもが「コラショ」や「しまじろう」などのキャラクターのおかげで、毎日テキストを楽しく進められるようになったという家庭も多いです。

また、進研ゼミには「赤ペン先生」という専任の添削担当の先生がおり、毎月の添削課題を優しく丁寧にチェックしてもらうことができます。

赤ペン先生による、できなかった問題に対する明快なアドバイスや心温まるメッセージは、「子どものモチベーション維持に繋がる」と保護者の方からも評判です。

\資料請求で体験教材プレゼント!/

Z会の特徴

Z会の特徴を列強すると以下のようになります。

  • 首都圏難関中学の受験に強いZ会
  • 東大・京大などの難関大学合格者も多数
  • 実践力を鍛える難しめのテキスト
  • プログラミングや英会話も受講可能
  • 1科目からでも受講可能
  • イードアワード2019受賞

Z会の特徴といえば「教科書の枠を超えた実践的なテキスト」と「1科目からでも受講できる手軽さ」2つでしょう。

「難関中学入試のZ会」と称されるように、Z会では教科書レベルの知識は学校で身に付けていることを前提として、より発展的で難易度の高い教材に取り組ませるようなカリキュラムとなっています。

その甲斐あってかZ会の中学受験コースでは、渋谷教育学園幕張やお茶の水女子大学附属、筑波大学附属、筑波大学附属駒場、海城、開成などの名門中高一貫校に毎年多数の合格者を輩出しています。

加えてZ会では、1科目あたりからの受講も可能なので苦手な科目や得意にしたい科目だけに絞ってピンポイントに対策するということも可能になります。

\Z会は顧客満足度No.1/

最大の違いは教材難易度!

先ほどもお伝えしましたが、進研ゼミとZ会の最大の違いはやはり「教材の難易度」です。

進研ゼミの教材は、クラスの中でも勉強は普通〜あまり得意ではない子向けの内容も多く、わかりやすい解説と飽きさせないような漫画・イラストが豊富なテキストとなっています。

また、子どもが継続的に勉強できるように、添削を出したら豪華な景品がもらえるサービスや、タブレットを使ったゲーム感覚での学習サービス開発に力を入れています。

一方でZ会のテキストは、進研ゼミよりもシンプルな構成で基本問題よりも入試を見据えた発展的な問題が多く掲載されているので、学校の勉強にプラスしてレベルアップを目指したい子向けであると言えます。

テキストの解説も本質を突いた深いトピックが多く、本気で受験を目指す方には効果的な教材となること間違いなしでしょう。

進研ゼミとZ会の料金を比較

お金

ここでは、進研ゼミの受講費用とZ会の受講費用を比較していきます。

なお、料金は記事執筆時点のものなので、申し込み時は必ず公式HPまたは資料請求にて最新の価格を確認するようにしてください。

進研ゼミの月額受講費用

進研ゼミ幼児コース(こどもちゃれんじ)

進研ゼミの幼児コースの受講費用は以下の通りです。

進研ゼミは、入会金・再入会金が不要です。また途中で退会した場合でも、返金制度が存在しますので、受講していない期間については受講料が返ってきます。

コース 申し込みできる年齢 費用の相場(月々)
こどもちゃれんじbaby 生後半年〜1歳 1,790円〜2,074円
こどもちゃれんじ 1歳~5歳 1,980円〜2,379円

「こどもちゃれんじ」の講座費用は、入会時期や支払い形態(毎月払い・一括払い)などによって大きく異なってきますが、月2000円前後を目安に考えておくと良いでしょう。

進研ゼミ小学講座(チャレンジ)

次に小学講座の講座費用です。

学年 ひと月当たりの料金 年間の支払い合計
1年生 2,980円(税込) 35,760円(税込)
2年生 3,180円(税込) 38,160円(税込)
3年生 3,740円(税込) 44,880円(税込)
4年生 4,430円(税込) 53,160円(税込)
5年生 5,320円(税込) 63,840円(税込)
6年生 5,730円(税込) 68,760円(税込)

小学講座では学年が上がるにつれて教材のボリュームや受講料は高くなっていきます。

もちろん、これ以外にも小学4年生からは中学受験対策を主眼にしたオプション講座の「考える力・プラス中学受験講座」が開講しています。

「考える力・プラス中学受験講座」の講座費用は以下の通りです。

学年 考える力・プラス 考える力・プラス中学受験講座
4年生 3,667円(税込) 6,946円(税込)
5年生 3,998円(税込) 6,946円(税込)
6年生 4,268円(税込) 6,946円(税込)

少し高めにはなりますが、一般的な塾に通うのと比べれば非常にリーズナブルと言えます。

進研ゼミ中学講座

次に中学講座の料金です。中学生になると毎月の受講費用は6,000円〜7,000円程度と若干高めになってきます。

ただし、主要5教科に加えて技術家庭や音楽など実技科目も加えた9科目を指導してくれることを考えると、かなりコスパが良いといえるでしょう。

学年 ひと月当たり 年間の支払い合計
1年生 5,980円(税込) 71,760円(税込)
2年生 6,110円(税込) 73,320円(税込)
3年生 6,890円(税込) 82,680円(税込)

進研ゼミ高校講座

最後に高校講座の料金です。高校生になるとコースが多様化してくるため受講会員によって料金が異なってきてしまいます。

ここでは、進研ゼミ高校講座の目安受講費用のみをお伝えします。

受講科目 12か月分
一括払い
6か月分
一括払い
毎月払い
合計1教科 6,180円/月(税込) 6,700円/月(税込) 月々7,000円(税込)
合計2教科 8,180円/月(税込) 8,870円/月(税込) 月々9,270円(税込)
合計3教科
(5教科対応)
9,180円/月(税込) 9,960円/月(税込) 月々10,410円(税込)

\資料請求で体験教材プレゼント!/

Z会の月額受講費用

Z会幼児向けコース

Z会幼児コースの費用の相場は以下の通りです。Z会も進研ゼミと同様に入会金無料であり、返金制度もしっかり保証されています。

コース 申し込みできる年齢 費用の相場(月々)
年少コース 4歳 1,870円/月
年中コース 5歳 2,244円/月
年長コース 6歳 2,431円/月

Z会小学生コース

同様にZ会の小学生コースの費用は以下のようになります。

学年 月あたりの費用
小学1年生 3,927円/月
小学2年生 4,301円/月
小学3年生 1教科1,355円/月
小学4年生 1教科1,496円/月
小学5年生 1教科1,729円/月
小学6年生 1教科1,870円/月

もちろん、Z会にも中学受験コースやタブレットコースが開講されており、講座ごとの費用は以下のようになります。

<タブレットコース>

学年 月あたりの費用
小学1年生 2,992円/月
小学2年生 3,366円/月
小学3年生 5,984円/月
小学4年生 6,451円/月
小学5年生 7,012円/月
小学6年生 7,480円/月

<中学受験コース>

  • トータル指導プラン
学年 月あたりの費用(1教科あたり)
小学3年生 3,366円/月
小学4年生 3,740円/月
小学5年生 4,675円/月
小学6年生 4,862円/月
  • 塾併用プラン
学年 月あたりの費用(1教科あたり)
小学3年生 1,346円/月
小学4年生 1,496円/月
小学5年生 1,870円/月
小学6年生 1,944円/月

Z会では小学3年生から中学受験を見据えた講座が開講されており、早いうちから充実した受験対策が可能であることがわかります。

Z会中学生向けコース

中学生向けコースは、公立中学や私立中学に通って高校受験を予定されている方向けの「高校受験コース」と中高一貫の高校に通う方向けの「中高一貫コース」の2つからなります。

<高校受験コース>

  • タブレットコース
学年 受講方法 12カ月分一括 6カ月分一括 毎月
中1 タブレット 2,023円 2,261円 2,380円
中2 タブレット 2,193円 2,451円 2,580円
中3 タブレット 2,686円 3,002円 3,160円
  • テキストコース
学年 受講方法 コース 12カ月分一括 6カ月分一括 毎月
中1 テキスト 進学 2,448円 2,736円 2,880円
中1 テキスト 特進 2,448円 2,736円 2,880円
中2 テキスト 進学 2,448円 2,736円 2,880円
中2 テキスト 特進 2,448円 2,736円 2,880円
中3 テキスト 進学 3,332円 3,724円 3,920円
中3 テキスト 特進 3,774円 4,218円 4,440円

<中高一貫コース>

受講方法 12カ月分一括 6カ月分一括 毎月 年間費用
中1 タブレット 3,128円 3.496円 3,680円
中2 タブレット 3,383円 3.781円 3,980円
中3 タブレット 3,383円 3,781円 3,980円

高校受験コースにて5講座以上受講すると1ヶ月あたり1,500円、中高一貫コースは3講座セットで1ヶ月あたり約2000円のセット割引を受けることができます。

Z会高校生向けコース

最後にZ会の高校講座についての講座費用をお伝えします。

コース 学年 料金
(税込)
本科高校生コース(5科目)(iPad) 高校1・2年 4,444円/月
本科高校生コース(5科目)(テキスト) 高校1・2年 4,530円/月
本科高2実践コース(3科目) 高校1・2年 5,082円/月
本科(東大・京大・医学科・難関国公立・早慶・難関私大) 高校3年 5,082円/月
本科(標準国公私大コース) 高校3年 4,530円/月

こちらは全て12ヶ月一括払いで支払った時の講座費用ですが、支払い形式やオプション講座の有無などによって講座費用は変化します。

また上記の金額は全て1科目あたりの金額になりますので、実際の受講会費は上記の講座料金×講座数によって算出されることに注意しましょう。

なお、複数科目の受講の際にはセット割引が適用されることもありますので、より詳しい料金に関しては公式HPをご参照ください。

\Z会は顧客満足度No.1/

月額費用は進研ゼミの方が安い

このように上記2つの講座の月額費用を比較してきましたが、総じて進研ゼミの方がお得に受講することができると言えます。

高校講座に関しては料金体系はかなり複雑になっていますが、ポイントとしては以下の2点が挙げられるでしょう。

  • 1科目受講など少数科目での受講を検討している場合はZ会の方がお得である
  • 主要3科目での受講など複数科目での受講を検討している場合には進研ゼミの方がお得である

ちなみに、進研ゼミもZ会の通信教育も入会金や再入会金などはかからないので、どちらもお試しで始めてみるのもおすすめの講座となっています。

進研ゼミとZ会のテキストや教材を徹底比較

このトピックでは、進研ゼミの教材とZ会の教材について、実際に使用していた方の声を元に徹底比較していきます。

進研ゼミの教材のメリットとポイント

進研ゼミの実際の教材

進研ゼミの教材には多くのメリットや特徴的なポイントが存在します。

まず、大前提として幼児向け講座である「こどもちゃれんじ」から「高校講座」に至るまで、進研ゼミの教材や学習コンテンツは一貫して「勉強に対するハードルを下げる」ことが意識されている印象を受けます。

さらに、もう一つ進研ゼミが重視しているのが「効率的な学習」です。

時間のない中高生に向けた学習コンテンツでは、短時間でもしっかりと実力が身につくような工夫がたくさんなされてます。

それでは、進研ゼミの教材についてみていきましょう。

遊べる教材で好奇心を喚起

ひらがななぞりんのイメージ

画像出典:こどもちゃれんじ公式サイト

「しまじろう」で有名なベネッセの運営する幼児向け通信講座の「こどもちゃれんじ」では、楽しく遊べる教材がたくさん揃っています。

例えば5才用の教材である「ひらがななぞりん」というキットでは、音と光の出るおもちゃを使ってゲーム感覚でひらがなの書き順などを覚えることができます。

他にも「音声図鑑」では、カードを入れることで生き物の特徴や鳴き声クイズを楽しむことができ、さながら「ムシキング」のようなゲーム性溢れる面白さがあります。

教科書準拠のテキストで内申対策もバッチリ

9教科対策が可能

画像出典:進研ゼミ公式サイト

先ほども表にてお伝えしたように進研ゼミ中学講座では、主要5教科に加えて音楽や美術・技術家庭科などの副科目についてもしっかり対策することができます。

公立中学校の場合、高校入試の際に内申点は非常に重要になってきますから、副科目でもしっかり評定を確保することが必要であることを考えると、このカリキュラムは助かりますね。

1日15分の勉強で部活との両立が可能

予習復習効率UPアプリ

画像出典:進研ゼミ公式サイト

進研ゼミは高校生になっても部活などで時間のない中で勉強を頑張る子を応援してくれます。

例えば、進研ゼミ高校講座では「予習復習 効率UPアプリ」というスマホ用のアプリでその日の授業の内容を瞬時に予習・復習することができます。

忙しくても通学時間や休み時間で効率的に学習していくことで、授業に遅れを取らずにスムーズに勉強を進められるのは部活生や課外活動で忙しい子にとって非常にありがたい話ですね。

\資料請求で体験教材プレゼント!/

Z会の教材のメリットとポイント

さて、ここまで進研ゼミの教材のメリットをみてきましたが、Z会にもZ会なりの良さが存在します。

このトピックでは、Z会の幼児向け講座から大学受験対策の講座に至るまで、その教材や学習コンテンツのメリットについて触れていきます。

Z会幼児コースは体験型の教材が充実

ペアゼットのイメージ

画像出典:Z会公式サイト

まずZ会の幼児コースで特徴的なのが、体験型の教材「ペあぜっと」を扱っているという点でしょう。

「ぺあぜっと」の内容は、「えだまめを茹でる前と茹でたあとの違いを観察してみよう」「洗濯ばさみやトイレットペーパーで遊ぶ」など自分の手を動かして体験しながら学ぶものになっています。

工作や観察などの五感を使った学習により、日常生活の中に潜む科学的事象に興味を持つことができます。

小さな頃から知的好奇心を育んでおくことは、小学生や中学生になったあとの勉強習慣にも関わってくるので非常に有意義ですね。

ハイレベルな問題で抜群の思考力を養う

ひらがななぞりんのイメージ

画像出典:Z会公式サイト

Z会小学生コースのテキストはかなりハイレベルなことで有名です。

一般に小学生向けの教材は、簡単な問題を多く掲載して「問題ができる」という達成感を味わってもらうことで勉強の習慣化につなげることに重点を置いていることが多いのに対して、Z会は思考力を試す問題を多く掲載しています。

Z会の小学生コースのテキストは基本的に「量より質」を意識した設計なので、進研ゼミの教材よりボリュームは劣りますが、歯応えのある応用問題や単元を先取りした問題にじっくり取り組むことで抜群の実力を養成できます。

作文を学んで読解力を育成する

Z会では中学コースになると、国数社理英の5科目に加えて「作文(小論文)」の講義を受けることができます。

Z会は昔から良問を通した「国語力」の育成に力を入れてきた会社なだけあって、作文の指導も一流と言えます。表現の正確さや誤字脱字はもちろん、構成力や主題の決定力、情報収集の細かさまで客観的指標に基づいて評価してくれます。

作文や小論文の能力は推薦入試で高校を受ける場合に加えて、将来的な就職試験などに必要になることも多いので、早いうちから「作文の型」を身につけておくことは非常に価値のあることだと言えるでしょう。

東大・京大も狙えるオリジナルテキスト

東大・京大用のテキスト

画像出典:Z会公式サイト

Z会の高校講座は東大に1316人、京大に979人と圧倒的な数の合格者を輩出していることで有名ですが(2021年度実績)、その分テキストのクオリティも非常に高いと言われています。

例えば、通常のテキストでも入試問題の過去問を演習問題として出題したり、Z会が独自に作ったオリジナル問題がふんだんに出題されます。

高校講座のオリジナル問題の難易度は、東大入試本番よりも難しいレベルとも言われており、時間をかけて取り組むことで、東大や京大をはじめとした難関大学への合格力が身に付くことは間違いないでしょう。

\Z会は顧客満足度No.1/

タブレット学習の性能を徹底比較!

近年注目度を増しているタブレット学習ですが、進研ゼミ・Z会共にタブレットを使用した学習をすることが可能です。

進研ゼミでは進化した専用タブレットで動画学習が可能

チャレンジタッチのイメージ

進研ゼミ小学講座では、早くからタブレットを用いた視覚的な学習にも力を入れています。

例えば、進研ゼミ小学講座では「チャレンジパッド」という専用のタブレットを用いてアニメーションを駆使した学習を進めることができます。

紙教材とは異なって、イメージのつきにくい図形の問題なども視覚的な理解ができるので便利ですよね。

また、タブレットは間違えた問題を自動的に記録してくれるので、しばらく経ってから間違えた問題だけを選んで解き直しすることができます。

チャレンジパッドの性能についてさらに詳しく知りたいという方は、以下の記事を参考にしてください。

また、チャレンジタッチ一年生むけの新たなタブレットでは、書いた文字の正誤判定をしてくれる機能が搭載しており、お子様が自然と綺麗な字を書けるようになるサポートをしてくれます。

さらにタブレットに手をついた状態で文字を書けるようになるので、まるで紙に文字を書いてるかのような感覚で取り組むことができます。

Z会では市販のタブレットを使用できる!

Z会のタブレット学習

画像出典:Z会公式サイト

Z会には、専用のタブレットは一部の講座のみで使用可能となっており、基本的には市販のiPadなどを使用して学習を進めることになります

そのため、すでにタブレットを持っている場合には基本料金の他にタブレット代金がかかることはありませんのでお得に受講することができると言えるでしょう。

ただし、市販のタブレットを使用することになるのでゲームの使用制限などの制限を保護者の方が事前に施してあげる必要があります。

進研ゼミならではの魅力は?

ここでは、進研ゼミならではのメリット・魅力について、詳しく解説します。

全国的なシェアの高さが売り

進研ゼミ会員数

進研ゼミの最大の魅力はなんと言っても全国的なシェアの高さです。

進研ゼミの幼児向け講座である「こどもちゃれんじ」の会員数は約80万人、小学生講座の会員数は約120万人、中学生講座の会員数は約40万人、高校生講座の会員数は15万人となっています(2019年時点)。

この数字は通信教育事業を手掛ける会社の中でもトップクラスとなっており、いかに会社としての信頼性が高いかを指し示すものとなります。

加えて、圧倒的な会員数から得られる模擬試験の精度の高さや、進研ゼミ受講者同士での交流が可能になることは進研ゼミならではのメリットと言えることができるでしょう。

質問回答サービスが充実している

進研ゼミのサポート体制は、質問回答サービスが充実していることで人気を博しています。

小学生であれば「質問ひろば」、中学生であれば「ギモン解消ひろば」という進研ゼミの会員が使えるポータルサイトがあり、ここから24時間いつでも質問することができます。

さらに、他の受講者の書き込んだ質問とその回答なども読むことができるので、学び合いのできる場所となっています。

他にも進研ゼミ小学講座では、保護者のスマホからお子さんの学習状況や課題提出状況をチェックできるサービスが存在したり、中学講座では保護者からの個別相談も受け付けたりしています。

受講者である子供だけではなく、保護者の方の悩みに寄り添うのも進研ゼミならではのサポート体制だということができるしょう。

\資料請求で体験教材プレゼント!/

Z会ならではの魅力は?

次に、進研ゼミにはないZ会ならではの魅力・メリットについてもここでお伝えします。

中学受験など難関校対策におすすめ

Z会の教材のクオリティは非常に高く、中学受験を目指す人など難関校対策を行えるのが魅力であると言えるでしょう。

実際にZ会では、中学受験コースも用意されています。 小学3~6年生を対象として、iPadとテキスト両方を使用しながら効率の良い学習を行うことができるでしょう。

Z会中学受験コースの評判・口コミについてさらに詳しく知りたいという方は、以下の記事も参考にしてみてください。

プログラミング教育の質が高い

ひらがななぞりんのイメージ

画像出典:Z会公式サイト

Z会でもう一つ特筆すべき点は、プログラミング教育の質の高さです。

Z会では、プログラミングの必修科目導入を見越して「LEGO」を用いて楽しみながらプログラミングを学ぶことのできる「Z会プログラミング講座 with LEGO® Education」を開講しました。

こちらの講座の他にもMIT(マサチューセッツ工科大)の開発したプログラミング教育用コンテンツである「Scratch」を用いた教育にも力を入れています。

こうしたZ会のプログラミング講座は「楽しい」「論理的思考力を身に付けられる」と人気で、 2019年にはイード・アワード2019「プログラミング教室」部門にてZ会のプログラミング講座が1位を獲得しました。

プログラミングなどの新指導要領に対応した科目を学びたい方は、Z会のカリキュラムを選ぶのも良いでしょう。

全国のライバルと競い合える!

進研ゼミが質問回答に力を入れている一方で、Z会のサポート体制は学習イベントなどを通したモチベーションの維持に力を入れていることが伺えます。

例えば、Z会の中学受験講座では毎月1回タブレット上で早解きイベントが開催されます。

全国のライバルたちと競いあって順位や得点などはランキング形式で発表されるため、日々の学習のモチベーションになることでしょう。

さらに、月に1度受験のプロとの面談を通して学習方針や勉強法のアドバイスなどをもらうことができるため、通信教育であっても一般的な塾と変わらないくらいの充実したフォローアップを受けることができます。

\Z会は顧客満足度No.1/

進研ゼミとZ会のデメリットの比較

ここまで進研ゼミとZ会のメリットを比較してきましたが、もちろん進研ゼミやZ会にもそれぞれデメリットは存在します。

このトピックでは、進研ゼミやZ会の残念なところについてお伝えします。

進研ゼミの惜しいポイント

進研ゼミは、簡単な問題をたくさん解いてしっかりと実力を伸ばせるような講座となっています。

しかし、それが裏目に出てしまうこともあるようで「問題量が多すぎる」「タブレット学習に慣れてしまい机に向かって勉強しない」というデメリットが聞かれました。

問題量が多すぎる

まず、進研ゼミでは小学生以降になるとメインテキスト以外にもドリルや問題集、付録のコンテンツなどが届くため、毎月3~5つの課題を並行してこなさなければならないことになります。

そのため、最初は楽しんでいても途中で投げ出してしまう子も少なくありません。

また、「モチベーション維持のために送られてくるおもちゃのような学習コンテンツも、使わなくなると家のスペースをとるだけのガラクタになってしまう」と悩んでいる保護者の方もいらっしゃいました。

やはり通信教育であるメリットを生かして、教材を全てこなすのではなく、取捨選択して自分に必要な力を伸ばせるように進めることが大切になってきますね。

タブレット学習に慣れてしまう

進研ゼミではタブレットを使ったゲーム感覚の学習も多く取り入れられています。

これは「勉強のハードルを下げる」という意味で効果的ですが、子供がタブレットでのゲーム式の学習に慣れてしまい、鉛筆を持って机に向かう習慣が無くなってしまう子も出てきてしまう恐れがあります。

タブレットばかりやってドリルや問題集を解かないのは少し考えものですから、バランスよく勉強できるように時々お子さんに声がけしてあげるのがベターでしょう。

Z会の惜しいポイント

ハイレベルで実力が身に付くと有名なZ会ですが、高い難易度を誇るが故の悩みも多いようです。

体験者から多く聞かれたネガティブな口コミとしては、「問題が難しくて全然解けない」「親が横についていないと進まない」と言った声が聞かれました。

問題が難しすぎて続かない

Z会のテキストは、しばしば教科書の先取りをしていたり教科書範囲を超えた難問が掲載されていたりする場合があります。

そのため、演習問題や添削課題がほとんど解けないということも珍しくないようで、解説を読んでも理解できず、徐々につまらなくなって投げ出してしまう子もゼロではありません。

確かに、添削課題が全く解けないと、いくらレベルの高いテキストとはいえ達成感を味わえませんから、やっていて面白くないですよね。

親が横にいてあげなければならない

Z会の幼児コースに限った話ではありますが、親子で一緒に取り組むことが前提となっている教材も多いため、共働き家庭などでは時間の捻出が難しいと言った声もよく聞かれました。

また、小学生コースになってからもテキストの問題は難しいものが多いため、横に親がいて質問対応しないと進まないという家庭も多いようです。

とはいえ、Z会にも進研ゼミのようにテキストでわからないところを質問できる「教えてZ会!」というアプリが存在しますから、年齢も上がってきてそちらを使いこなせるようになれば全く問題ないでしょう。

進研ゼミとZ会の実際の口コミ

最後に、進研ゼミとZ会を実際に受講された方の口コミについてお伝えします。

進研ゼミの評判・口コミ

進研ゼミでは、タブレットを使った学習カリキュラムやニガテな科目を集中的に復習できるテキスト構成に対して良い評価が集まりました。

ここでは、そんな口コミの一部を抜粋してお送りします。

コロナでおうちにいる時間が増え、自宅で楽しく勉強できるものを、と思い「タッチ」を始めました。 ゲームが好きなので、ゲーム感覚で取り組める「タッチ」は合っていたようで、楽しく取り組んでいます。 宿題が終わってから「タッチ」をする約束をしているのですが、以前は毎日言っていた「宿題やったの?」を言わなくなりました。自分から宿題をやるようになって、褒める機会が増えましたね。

進研ゼミ小学講座 体験談

部活と学業の両立をしたかったから「ゼミ」に入会しました。<定期テスト暗記BOOK>は、テストにソックリな問題が出るから暗記にオススメです!<授業理解サポートBOOK>は、授業前だけじゃなくて、テスト前でも要点の確認に大活用!定期テストで、毎回高得点を狙えます!

進研ゼミ中学講座 体験談

進研ゼミのゲーム性を含んだコンテンツや基礎的な問題の反復学習を取り入れた講座の構成は、多くの小中学生に大変高い支持を受けていることがわかります。

このように、進研ゼミは勉強が得意ではないお子さんや、これから成績を伸ばしていきたいお子さんにとって大変適した講座ということができるでしょう。

\資料請求で体験教材プレゼント!/

Z会の評判・口コミ

Z会の利用者からは、「飽きずに進められる」「基礎・応用力がつく」といった声が多く確認されました。

ここではその一部を抜粋してお伝えします。

以前別の通信教材をためてしまったことがあり、Z会を始める前は「また同じようになるのでは⋯」と不安もありました。

しかし、いざ始めてみると、問題が手ごたえのある難度になったことで楽しくなり、さらに学習カレンダーで見通しを立てられることで取り組みやすくなりました。

Z会小学生コース 受講者の声

受講前は、レベルが高いのではないかという心配がありました。実際受講してみて、「難しい」と言うことはありますが、タブレットで説明してくれるので、基礎・応用は一人できちんと理解して進められています。

Z会小学生コース 受講者の声

このように、Z会では徹底的な難問の試行錯誤を通して難関中学の受験にも対応できるような実力を身に付けたいと考える子におすすめの講座と言えるでしょう。

\Z会は顧客満足度No.1/

進研ゼミとZ会どちらがおすすめ?

最後に、ここまでお伝えしたことを総合して、進研ゼミがおすすめな人とZ会がおすすめな人について詳しくお伝えします。

進研ゼミがおすすめな人

ここまでお伝えした進研ゼミのメリット・デメリットを踏まえると進研ゼミの通信講座が向いている子は以下のような特徴に当てはまる子だと言えます。

  • 勉強に対して苦手意識がある
  • これから勉強を頑張りたい
  • クラスでも成績は中間層
  • なるべくリーズナブルな価格で受講したい
  • 超難関校を目指した中学受験をする予定はない
  • ゲーム感覚だと勉強が続きそう

進研ゼミは、ゲーム要素を取り込んだタブレット・アプリ教材に加えて、学校の進度に足並みを揃えた基礎的な問題が多いため、勉強が得意ではない場合でも復習するにはおすすめの教材となっています。

加えて、講座費用もリーズナブルなので、「なるべく安い価格で講座を始めたい」という方にもおすすめです。

\資料請求で体験教材プレゼント!/

Z会がおすすめな人

Z会の講座がおすすめなのは以下の特徴に当てはまる子です。

  • クラスでも成績は中〜トップ層
  • 学校の授業内容は大体理解している
  • 先取り学習や応用的な学習をしたい
  • 中学受験や難関大学の受験を検討している
  • 自分の学習スタイルが確立されている
  • 忍耐力がある
  • 親が横について教えてあげられる

Z会の通信講座は、基本的に勉強の習慣がついている子が学校以上のハイレベルな内容を求めて受講するイメージの講座になります。

そのため、おもちゃなどの付録などにあまり興味はなく、本気で成績をあげ、場合によっては中学受験をするかもしれないというような子に向いているといえるでしょう。

\Z会は顧客満足度No.1/

まずは無料資料請求してみて

ここまで、様々なアプローチで進研ゼミとZ会について比較してきましたが、通信教育選びの際に最も重要なのは「お子さんに合うかどうか」です。

せっかく親御さんが検討に検討を重ねて頼んだ講座でも、お子さんが全然気に入らなくて一切続かなかったとなれば本末転倒です。

通信教育を選ぶ際は、必ず資料請求を行って実際にお子さんと一緒にサンプル教材に取り組んでから決めることが不可欠と言えるでしょう。

進研ゼミでもZ会でも簡単な登録をするだけで無料の資料請求をすることが可能なので、この機会にぜひチェックしてみてください。

進研ゼミとZ会の比較まとめ

進研ゼミとZ会についてまとめ

  • 進研ゼミは勉強が苦手な子にも向いている
  • Z会はハイレベルな実力を付けたい子におすすめ
  • 進研ゼミではタブレット型教材やアプリで勉強を楽しませる工夫が多い
  • Z会は応用力の必要な問題を通して本質を理解させるカリキュラム

進研ゼミとZ会について比較しました。

進研ゼミとZ会は、その教材レベルはもちろん、サポート体制や料金設定などについても大きな違いが見られました。

どちらの通信教育が合っているのかは、教材の質や価格だけで決めるのではなく、しっかりと資料請求してから決める必要があるでしょう。

この記事が、お子さんの通信教育選びの参考になれば幸いです。