共通テスト政治経済の対策法は?センターとの違いや9割取れる勉強法・参考書まで解説
「共通テスト政経のセンター試験との違いや対策法は?」
「共通テスト政経で9割取れる勉強法・参考書はどんなものがあるの?」
共通テストの政経についてこんな疑問をお持ちの方や、9割取れる勉強法、参考書の選び方で悩んでいる受験生もいらっしゃるでしょう。
今回は2021年度から始まった共通テスト政治経済の対策法について、勉強法や参考書の選び方を含めて紹介します。
この記事をご覧になれば、共通テスト政治経済の対策法について、センター試験との違いや9割取れる勉強法・参考書の選び方などがよくわかるでしょう。
共通テスト政治経済の対策法についてざっくり説明すると
- 共通テスト政治経済は、配点100点・解答時間60分・大問4個で、各分野の問題がバランスよく出題されている
- 出題内容は、読み込むべき資料が増え、複数の知識の組み合わせ・論理的思考が必要な問題が増えた
- 共通テスト政治経済の難易度は、センター試験よりやや難化した
共通テスト政治経済の概要
ここでは、まず共通テスト政治経済の概要を説明します。
共通テスト政治経済の基本情報
最初に共通テスト政治経済の基本情報について見ておきましょう。
配点 | 解答時間 | 大問数 |
---|---|---|
100点 | 60分 | 4個 |
上の表のとおり共通テスト政治経済の配点は100点で、解答時間は60分・大問数は4個と、いずれもセンター試験と変わりありません。また、解答方法は全問マーク式でこれもセンター試験と変わりありませんでした。
つまり、基本的な試験のスタイルはセンター試験と同じで、特に注意すべき変更点はありません。
共通テスト政治経済の特徴
それでは、共通テスト政治経済の特徴を見ておきましょう。
2021年度共通テスト政治経済の試験問題構成は、以下のとおりでした。
問題構成 | 配点 | マーク数 |
---|---|---|
1 「望ましい社会の姿」に関する発表 | 24 | 7 |
2 法と統治機構 | 26 | 8 |
3 現代の経済状況 | 26 | 8 |
4 日本による発展途上国の開発協力のあり方 | 24 | 8 |
大問の問題構成は、政治・経済・国際関係などの問題がバランスよく出題されています。配点・マーク数のバランスもとれた出題と言えます。
一方、共通テスト導入前の試行調査では、以下のような問題が出題されていました。
問題構成 | 配点 | マーク数 |
---|---|---|
1 民主主義の基本原理や現代の政治の動向 | 27 | 8 |
2 第二次世界大戦の出来事 | 23 | 7 |
3 経済活動の在り方と福祉の向上 | 27 | 8 |
4 国際経済の関する発表 | 23 | 7 |
ご覧のとおり、共通テストの問題構成は試行調査とほぼ同様でした。マーク数は、試行調査30個に対して、共通テストは31個と1個増えていますが、ほぼ変わりありません。
共通テスト政治経済とセンター試験の違い
共通通テスト政経とセンター試験の違いは、共通テスト政経は「思考力が必要な問題」が増えたことです。
共通テスト政治経済の「問題作成方針」では、「政治・経済・国際関係等について多面的・多角的に考察する過程を重視」するとして、資料やデータを読み解き考察する問題が増えるとされていました。
実際に2021年度共通テスト政経の問題ページ数は、前年のセンター試験より5ページ増えました。センター試験のマーク数は34個でしたから、共通テストはマーク数が減って読むべき問題文の量が増えたということです。
つまり、共通テストでは、資料やデータを精読しなければならない問題が増えているのが特徴と言えます。
共通テスト政治経済の難易度
共通テスト政治経済の難易度については、上で見たように大問が扱っているテーマ自体は従来のセンター試験とほぼ同様です。特徴的なこととして、大問が全て生徒の学習活動に関連した設定になっていたことがあります。
特に注目すべきポイントは、センター試験と比べると文章選択問題が減り、組合せ問題が増えたことです。組合せ問題は、単なる知識だけでは解答に簡単にたどりつくことはできません。複数の知識をうまく組み合わせる思考、論理的思考が必要となります。
そのような点も含めて全体を通じて見ると、共通テスト政治経済の問題は、やや難易度が高くなったと言えます。
政治経済の設問別問題傾向
それでは、共通テスト政治経済の問題別の傾向はどのようになっていたのかについて、具体的に見ていきましょう。
第一問
第一問は、「望ましい社会の姿」をテーマにした問題で、経済分野・国際経済分野からの出題です。経済成長、所得分配、社会保障、環境問題などの現代の諸課題をテーマに出題されています。
出題形式は、センター試験と同様です。具体的には、用語・語句の内容として正しい解答を選ばせる問題、表から与えられた数字を読み解き答えを選ばせる問題などが出題されていました。
表が示している内容を理解するのに時間を使った受験生もいたでしょうが、用語の正確な理解ができていれば対応可能な問題です。
第二問
第二問は、「法と統治機構」がテーマで、政治分野からの出題でした。裁判員制度、近年の国内政治の動向、日本の内閣の運営のあり方・国の議会のあり方などが出題されています。
論理的判断力が求められる判例を引用した問題など、資料をきちんと読み込まないと正しい解答にとたどりつけない問題もありました。
例えば、問1は、憲法に関する最高裁判所の判決の論旨を正しく理解して、空欄に当てはまる語句を選ぶ問題が出題されています。正解を得るために読み込むべき資料が多く、解答に時間がかかった受験生も多かった可能性があります。
第三問
第三問は、現在の経済状況がテーマで、経済分野・国際政治分野からの出題でした。日本の雇用環境、財政・不良債権問題、経常収支、国際通貨制度、発展途上国への企業進出などの問題が出されています。
問3・問6では表を読み取る計算問題が出ていますが、政治経済の基本的なポイントをきちんと押さえておけば、比較的容易に解答できる問題でした。
例えば、問3は「2017年度から2018年度にかけて起きた財政状況の変化」を問う問題です。その点についての事前の理解が十分でなかったとしても、「プライマリーバランスや国債残高」の基礎知識があれば、資料を丁寧に読むことにより確実に解ける問題です。
第四問
第四問は「日本による発展途上国への開発協力のあり方」がテーマで、国際政治分野・国際経済分野からの出題でした。ODA、人間の安全保障、日本が他国を援助する理由などについて出題されています。
資料の読み取りや空欄穴埋めがメインですが、文章量が多いので、素早く読んで資料から必要な情報だけを手際よく抽出しなければなりません。
例えば、問7は「日本が国際貢献すべき理由」の答えを選ぶ問題です。資料の6行の文章を読んで、さらに選択肢の文章4行を読んで答を見つけなければなりません。国際貢献の意義を論理的に考えるもので、憲法の知識と文章のスムーズな読解力が求められます。
目指せ9割!政治経済勉強法
ここでは、政経で9割取ることを目指して共通テスト政治経済の勉強法・対策方法を紹介します。
まずは基本事項を暗記しよう
共通テストではこれまで見てきたように論理的思考力が問われますが、その前提として必須なのは基本事項を暗記することです。暗記すべき事項を暗記していなければ、思考力があったとしても問題は解けません。
そのため、いきなり問題集などをやり始めるのはおすすめできません。その前にまず教科書や一問一答などの参考書で、暗記すべき事項を確実に押えておく必要があります。
例えば、憲法です。天皇の地位と国民主権、天皇の国事行為に対する内閣の助言と承認、戦争の放棄、基本的人権の尊重、法の下の平等などの基本事項について内容を正確に理解して把握しておく必要があります。
消去法で解かないようにしよう
問題を解く際に消去法で解くことを進める方もいます。消去法は確かに解答の見当がつかないときの対策の1つにはなるでしょう。しかし、勉強法としてはおすすめできません。
なぜなら、仮に消去法でたまたま正解に至ったとしても正確な知識にはならないからです。まして本番の試験の正解は、1つとは限らないのです。政経の問題では、「正しいと思う選択肢全てを選びなさい」という問題が出題されることもよくあります。
実際に、2021年度共通テストでも、「環境問題に関する条約の記述のうち、当てはまる記述を全て選びなさい」という出題がありました。消去法はあくまでも最後の手段にすぎません。
中学のテキストも役に立つ
政治経済については、中学時代のテキストも役に立ちます。特に政治分野に関しては、役立つ場面が多いでしょう。
高校で学ぶ政治経済のうち特に政治分野は中学で学んだことと大差ありません。新たな概念や単語が高校になって急に増えることは、まずないでしょう。
例えば、中学校の公民で学んだ選挙制度や衆議院と参議院の違いなどの基本的な知識が、共通テスト政治経済の試験に役立つことも多いのです。
時事対策でテレビでニュースを見よう
時事問題対策としては、まずテレビのニュースを見ておくことがおすすめです。 テレビのニュースを見るメリットは、少なくとも次の2つがあります。
-
ニュースを見ておけば時事問題が出た時に対処しやすいこと
-
教科書だけでは理解し難い事項もテレビニュースで見ると記憶に残りやすいこと
実際に2021年度共通テストでは「裁量労働制とフレックスタイム制の違い」を問う問題が出ました。フレックスタイム制は企業が導入を進めており、裁量労働制は働き方改革の一環として議論があり、どちらも時事ニュースで取り上げられていたものです。ニュースを見ていた方は、対応しやすかったでしょう。
新聞を読もう
時事問題対策としては、さらに新聞を読んでおくことがよりおすすめです。新聞の政治・経済分野に目を通しておくと、知識がより身近なものとして確実に身に付きやすくなります。
例えば、「インフレ・デフレ」については教科書で基本的な知識を覚えることはできます。その上でさらに新聞を読むことにより、インフレ・デフレが生活にどのように影響しているのかを具体的に知ることができます。
単なる知識ではなく、自分たちの実生活に関わる事例として受け止めることにより、インフレ・デフレについての理解もより確実に深まるでしょう。
頻出分野を押えよう
頻出分野を押えることが必須です。例えば、「チキンの波・ジュグラーの波・クズネッツの波・コンドラチェフの波」などの景気循環の波は、センター試験で頻出していました。
他にも、日本銀行の金融政策や金融の自由化、日本の財政の現状なども、センター過去問で頻出しています。
このような頻出問題は、共通テストでも出題される可能性が高いと考えた方がよいでしょう。頻出分野や頻出問題については、参考書などでまとめられているものがあるので、それらを活用して確実に押えておきましょう。
共通テスト政治経済の勉強計画の立て方
ここでは共通テスト政治経済の勉強計画の立て方を紹介します。
高校では政経の授業をしっかり聴こう
まず高校の政経の授業をしっかり聴くことです。授業を聴くのは当たり前のことですが、確実にメリットがあります。
なぜなら、共通テストの試験範囲は、高校までの学習指導内容に限られているからです。授業内容を確実に押えることが、そのまま試験対策につながるのです。
漫然と授業に出るのではなく、新しく教わる内容と既に学習したこととの関連なども考えながら興味を持って聴くようにすれば、頭に入りやすく効果が上がります。
問題演習をしよう
次に、しっかり問題演習をすることです。定期試験などをターゲットに問題演習をすればモチベーションも上がります。授業をきちんと聴くことと併せて日頃から問題演習をしておけばより効果的です。
自分では暗記していると思った事柄も、必ずしも正確に覚えていないことがあります。問題演習で理解の程度をチェックして弱点を復習し、その後の勉強の仕方を工夫することが大切です。
また問題を時間内で解くためにどのくらいのスピードが必要かといった実践的な訓練にもなります。問題演習は1回だけでは漏れや忘れる可能性もあるので、最低2回は解くことが必要です。
模試の受験をしよう
問題演習の次は、模試を受けてみましょう。問題演習は大切ですが、自己採点は甘くなりがちで、自分がどのレベルになっているのか正確につかめない場合もあります。模試で志望大学と自分の成績とのギャップを確かめることや、自分の苦手分野を客観的に確認することが大事です。
自分では気がつかない苦手分野を正確に把握できれば、より効率的な勉強が可能になります。政治経済は、国・数・英などの基本教科よりどうしても勉強時間が少なくなりがちですので、効率性は必須です。
予備校の模試は秋ごろから増え始めるので、高3夏までには授業の内容を覚えて模試に備えるようにしましょう。
過去問を解こう
遅くとも高3の12月には過去問に挑戦しましょう。もちろん過去問と言っても共通テストは2021年が初めてですから、共通テスト自体の過去問は1年分しかありません。
ですから、センター試験の過去問や試行調査の問題も解いてみましょう。共通テストではセンター試験よりも思考力が問われる問題が多いなどの違いはありますが、基本的に同様の試験形式で問題構成・内容もほぼ類似です。
大事なことは間違えた過去問を必ず解き直すことです。間違えた問題を書き出したノートなどを作り、通学時間なども活用して弱点を確実に潰しましょう。
共通テスト政治経済の独学対策法
ここでは、共通テスト政治経済を独学で受験する人向けの勉強法を紹介します。
暗記が最重要
政治経済の基本は暗記です。独学の場合は特に暗記が最重要と言っても過言ではありません。政治経済でも計算問題があったり、文章を読み込む問題もありますが、ベースにあるのは暗記です。
例えば、計算問題と言っても計算力が問われるわけではありません。出題の意図をつかめば解ける問題で、パターンを覚えておけば対応できます。
暗記の仕方は、参考書などの問題を解きながら覚えるとしっかり頭に入り覚えやすいです。また最初は政治分野から入った方がスムーズに暗記できるでしょう。理解が難しい国際政治や経済分野も、暗記することにより対応可能になります。
計算問題に慣れよう
センター試験では毎年のように計算問題が出題されていました。2021年度の共通テストでも、大問1の問2でGDPに関する計算問題が出題されています。
このように計算問題が1問はほぼ確実に出題されているので、共通テストで9割以上の高得点を目指すのであれば確実に押えておきたいポイントです。
ただ、計算問題と言っても決して難しい計算ではなく、簡単な計算です。むしろ確実に得点すべき問題とも言えます。計算問題は難しそうと鼻から決めつけずに、慣れておくことが大事です。
広く浅く学習することが大切
政治経済は国内・国外を含め多くの分野が出題範囲です。センター試験でも幅広い分野から出題されていましたが、2021年度の共通テストでも同様に多分野にわたり満遍なく出題されました。
ですから、独学で勉強する場合も、必要事項を幅広く学習しなければなりません。もちろん満遍なく深く学習できればそれに越したことはありませんが、まずは浅くてもよいのでポイントを満遍なく手際よく学ぶことが大切です。
その際に気になる箇所・掘り下げたい箇所などがあればノートなどに書き出しておきましょう。学習を一周してから、再度振り返って1つ1つ確認しながら確実に覚えていくとよいです。
3年の春から対策しよう
学校の授業では1年間かけて教科書の範囲を終わらせるのが一般的な段取りです。ただ、独学の場合は必ずしも予定どおりに勉強を進められるとは限りません。
どうしても想定外の時間が必要になる可能性もあります。しかも、試験本番が近づくと政経に割ける時間は限られます。ですから、早めに対策をした方がよいです。
遅くとも3年の春までには政治経済の勉強を始めるようにしましょう。
調べクセをつけよう
独学で勉強する時は予備校や学習塾のように疑問点を聴くことができる先生や友人が側にいません。そこで、自分で調べるクセをつけることが大事なポイントです。
わからないことを放置するのは論外ですが、すぐ調べずに後で調べようとするのもNGです。疑問点があるときは、自力ですぐに調べましょう。
教科書や参考書・資料集を見てもわからないときは、ネットで検索してみるのもよい方法です。WikipediaやYouTubeなども参考にしてとにかく疑問点は極力その場で解決するようにしましょう。
共通テスト政治経済におすすめの参考書
ここでは、共通テスト政治経済におすすめの参考書を紹介します。
政経の参考書を選ぶ時のポイント
はじめに、参考書を選ぶ時のポイントを見ておきましょう。
図の多いものを選ぼう
まず、図の多いものを選ぶようにしましょう。政経は対象範囲が広く、文章を読んだだけでは相互の関係が簡単にはわかり難い事項も少なからずあるからです。
例えば、各国の政治体制の比較などは単なる文字の羅列よりも、図などでわかりやすく示されている方が理解しやすくなります。図の多い参考書を選ぶことのメリットは大きいです。
重要箇所がわかりやすいものを選ぼう
次に、重要箇所がわかりやすく強調されている参考書を選ぶこともポイントです。政治経済は専門的な分野や専門用語などが多く、どこが重要なのかすぐにはわかり難いこともあります。
一方で政経の勉強に割ける時間はそれほど多くないので、重点箇所を素早く見極めて効率的に勉強する必要があります。そのため、重要箇所がすぐわかるように太字などで強調されている参考書や、事柄の重要度を星の数などで表示している参考書などが、読みやすくておすすめです。
重要度が明確であれば、何から手を付けるべきかが一目瞭然で、優先順位をつけて勉強できます。
直前期は出る順になっているものを選ぼう
参考書の選び方は使うタイミングにもよります。テスト直前期は、どうしても他の科目に割く時間が多くなります。そのため、点数を取りやすい問題が出やすい順に並んでいるものを選ぶと効率的です。
共通テストは学習範囲から満遍なく出題されると言われますが、それでも出題されやすい分野・出題形式などがあります。
ですから、直前期はそれらに焦点を当てて重点的に勉強することがテストで高得点を取るベストの方法です。
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政治・経済・時事問題の3編構成で、覚えるべき用語と理解すべき記術がすべてカバーされています。生徒が興味を持って飽きずに勉強を進めることができるようにと工夫された解説は魅力です。
共通テスト対策も通信教育でばっちり
大手通信教育を利用されている方であれば、提供される教材をしっかりとこなすことで十分な共通テスト対策が可能でしょう。
試験傾向を徹底分析し、実力アップに必要な能力を効果的に身に付けられる体制が整えられています。
以下の記事では、通信教育各社の特徴について詳しく解説しているので、こちらも併せてご覧ください。
共通テスト政治経済の対策法まとめ
共通テスト政治経済の対策法についてまとめ
- 9割取る勉強法は、基本事項の暗記・消去法で解かない・中学のテキスト活用・テレビや新聞ニュースを見る・頻出分野を押えること
- 勉強計画の立て方は、高校の授業・問題演習・模試・過去問を活用すること
- 独学対策法は、暗記が最重要・計算問題に慣れる・広く浅く学習・3年の春から対策・調べるクセをつけること
- 参考書を選ぶ時は、図の多いもの・重要箇所がわかりやすいもの・直前期は出る順になっているものを選ぶ
今回は、共通テスト政治経済の対策法について、センター試験との違いや9割取れる勉強法・参考書などとあわせて紹介しました。
共通テスト政治経済は知識の暗記が基本ですが、9割取るための対策法を着実に実践することも大事です。
この記事を参考にして、政治経済の対策法をしっかり身に付けて共通テスト対策を効果的に進めてください。