小学生教育の基本(勉強時間・勉強法・塾・通信教育・プログラミング)を全て解説!

小学生のお子さんをお持ちの方の中には、どのように教育をすれば良いのか悩んでいる方も多いかと思います。

子供の正しい教育の方法についての情報はなかなか得るのが難しいですし、それぞれの家庭によって状況の差が大きいこともあって、結局何が良いのかよく分からなくなってしまいますよね。

そこでここでは小学生教育のエッセンスを分かりやすくお伝えします

これを読めば、一般的な小学生の勉強時間や心地良い学習環境の作り方の基本まで、一通りのことを学ぶことができます。

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小学生の勉強の実態は?

小学生はこれからの学習の基礎を形作る非常に大切な時期です。

ここでは一般的な小学生の教育の実態を確認していきましょう。

小学生の平均勉強時間

小学生の頃の1日の目安の勉強時間は「学年×15分間」と言われています。

つまり、小学一年生なら一日15分、小学六年生なら90分ということになりますね。

もちろんこれはあくまでも目安に過ぎませんが、例えば小学一年生なのに一日何時間も勉強させていた場合などは、もう少し遊びや睡眠の時間を増やしても良いかもしれません。

小学生の勉強時間についての詳細は、以下の記事を参考にしてください。

勉強ができない子や苦手な子は?

小学生のうちから勉強に苦手意識を持っていたり、勉強が嫌いになってしまう子は少なくありません。

勉強ができないと感じている子供は、勉強をつまらないと思っていたり、分からない箇所をそのまま放置してしまっている場合が多いです。

そのような場合には、やはり親が子供の勉強に付き合い、「分からない」を「分かる」に変えていく経験をたくさん積ませることが大切になってくるでしょう。

勉強が苦手な子については、以下の記事で詳しく取り扱っています。

やる気が出ない子はどうすれば良い?

そもそも勉強のやる気が出ない子や、勉強せずにすぐに遊びに行ってしまう子も多く見受けられます。

細かな対策テクニックとしては、「勉強時間と範囲を細かく刻む」「リビングで勉強する」ことなどが挙げられます。

ただし、それ以外にも親が勉強を見てあげることや、親自身が勉強する姿を見せるなど、保護者のサポートも当然ながら必要となってきます。

勉強のやる気が出ない子については、以下の記事でより詳しく取り扱っています。

勉強ができる子の特徴

小学生のうちから目立って勉強が出来る子はいるものです。

こういった勉強が出来る子の特徴として、そもそも「勉強習慣がついている」ことや、「分からないことを自分から積極的に調べる癖がついている」ことなどが挙げられます。

ちなみに、「ノートが綺麗な子」も勉強が出来ると思われがちですが、実はノートの綺麗さと勉強が出来るかどうかにはあまり関係がない、という意見も多いです。

勉強ができる子の特徴についての詳細は、以下の記事をご覧ください。

東大に入る子供の特徴は?

東大に受かるような人は、やはり小学生の時から特別な教育を受けていたのでしょうか。

実際に子供の頃から勉強が大好きで、塾などでバリバリ先取り学習をしていた人もいますが、当然ながらそんな人ばかりではありません。

東大に合格するような人でも、小学生の頃はたくさんゲームをしたり、勉強があまり好きでなかったりしています。

一方で、東大に受かる子は親との会話量が多いことや、ピアノを習っていた子が多いことなど、共通点と呼べそうな特徴も少なからず存在すると言えそうです。

東大に入る小学生の特徴については、以下の記事を参考にしてください。

勉強を習慣化するには

小学生のうちから勉強を習慣化することができれば、学校の成績や受験など様々な場面で非常に有利になります。

勉強の習慣をつける効果的なテクニックとしては、勉強場所と時間を毎日一定にすることや、自室で一人で勉強させるのを避けることなどがあります。

学習習慣は低学年のうちにつけるのが理想なので、なるべく早いうちにお子さんにあった方法を模索するのがおすすめです。

勉強の習慣化のポイントは、以下の記事で詳しく確認することができます。

塾や通信教育の活用法

小学生のうちはやはり学校での勉強と宿題が学習のメインとなりますが、世の中には塾や通信教育など様々な教材が用意されています。

ここではそれぞれの学習法の特徴や強み、デメリットを確認していきましょう。

自宅学習

小学生のうちは塾等を使わず、家での宿題が勉強のメインとなっている家庭も多いです。

自宅学習のメリットとしては、やはり出費が必要ないことが挙げられます。一方で勉強のモチベーションなどを維持するのが難しく、なかなか学習習慣をつけるのが難しいというデメリットもあります。

小学生のうちから塾に通わせるというご家庭も少なくありません。

塾に通うことでほぼ確実に勉強時間を確保することができますし、学校の先取り学習もできるので成績アップにも繋がりやすいでしょう。

一方で塾は費用がそれなりにかかることや、通塾に時間や体力が取られてしまう場合があるなど、デメリットも少なからず存在します。

小学生は塾に通う必要あるの?

そもそも、小学生のうちから必ずしも塾に通う必要はありません。

実際、文部科学省の調査によると、公立小学校の場合は全体の4割が塾に通っているという結果でした。

つまり、過半数の子供は塾に通わずに自分で勉強しているということになります。

小学生のうちに学ぶ内容は難易度が低く自宅学習でも対応できるものとなっているので、周りに通ってる子がいるから、という理由で無理に入塾する必要はないでしょう。

小学生の塾の必要性については、以下の記事で詳細に解説しています。

塾の費用はどれくらい?

塾には学校の先取り学習や、中学受験を目指すような「進学塾」と、学校の授業の補習を行う「補習塾」、そしてその中間に位置する「総合学習塾」の3種類が存在します。

種類によって費用は変わってきますが、基本的に進学塾の方が費用が高く、補習塾の方が安くなっています

文部科学省の調査によると、公立・私立それぞれに通う小学生の、塾への出費の平均は次のようになります。

学年 公立 私立
1年 25,392円 110,390円
2年 27,448円 101,022円
3年 32,626円 136,661円
4年 62,453円 229,963円
5年 98,413円 323,654円
6年 94,813円 431,565円

やはり進学塾に通う子供が多い私立の場合、塾代もかさんでくることが伺えます。

ちなみにこのデータは塾に通っていない子供も含めた平均額(出費0円で計算される)なので、実際に塾に通う場合はこの数字よりもかなりの額が必要になると考えた方が良いでしょう。

小学生の塾費用についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

いつから塾に通うべき?

小学生のうちは基本的には塾に通う必要はありませんが、中学受験をする場合は話が変わってきます。

中学入試で出題される内容は少々特殊なので、学校の授業だけでは対応できません。

そのため中学受験を検討されている場合は、3年生の終わり頃、あるいは4年生から進学塾に入塾することで、十分な対策をとることが出来るでしょう。

また、受験をしない場合で入塾を検討されている場合は、学ぶ内容が高度化する小学校高学年から通わせるのが良いでしょう。

小学生が塾に通うタイミングについては、以下の記事で考察しています。

塾選びのポイントは?

塾に通うことを決めたのであれば、次は塾選びが待っています。

塾を選ぶ際の前提として、まずはどういった目的で塾に通わせようとしているのかを明確にする必要があるでしょう。

その後、料金や立地など、いくつかのポイントで塾選びを行います。

塾選びのコツについては、以下の記事を参考にしてください。

通信教育

自宅での学習習慣を付けたい方や、塾よりも支出を抑えたいというご家庭であれば、通信教育が極めておすすめです。

通信教育は比較的価格がリーズナブルであるにも関わらず学習効果が非常に高く、自宅での学習習慣づくりにも役立ちます

人気沸騰中のタブレット学習

近年注目を集めているのが、タブレットを活用した通信教育です。

タブレット教材は紙教材と違っていつでもどこでも勉強できるほか、ゲーム要素も取り入れられているので、子供が楽しみながら主体的に勉強することができます

現在ではほとんどの通信教育でタブレット教材を導入しているので、通信教育選びの際はタブレットの性能や機能にも注目すると良いでしょう。

以下の記事で小学生におすすめの通信教育を紹介しています。 複数の通信教育を一括で比較したい方は、ぜひ参考にしてください。

中学受験対策はどうする?

中学受験を行う場合、上述のように塾に通うという選択肢もありますが、通信教育を使って入試対策を行うことも可能です。 以下の記事では中学受験におすすめの通信教育を紹介しています。

科目別の勉強法

小学生の子供にどのように勉強を教えれば良いのか、どのように勉強をすれば効率よく学力が身につくのか、気になる方も多いかと思います。

以下では科目別に勉強法の基本や押さえておくべきポイントを見ていきましょう。

国語

小学生の国語は、主に文章力を鍛えることが大切になってきます。

文章力をつけるためには、読書が最も適しています。ただし、最初から難しい論説を読ませる必要は全くありません

国語の教科書に載っている文章を間違いなく読むこと、子供むけの物語を読むことなど、背伸びをしない程度で全く構わないので、できるだけ楽しみながら読書量を増やすのがおすすめです。

算数

算数は公式を覚えて「分かったつもり」に陥ってしまいやすく、いつの間にか苦手な問題が生まれてしまいがちです。

それを避けるためにも、できるだけ多くの問題演習をこなして、実際に公式を使いこなせるようになることが大切になります。

算数は教科書をただ読んでいても力がつかない科目なので、実際に手と頭を使って問題を解くことを意識しましょう。

英語

2020年現在、英語の授業は小学3年生からスタートしますが、それまで英語学習を待つ必要はありません。

できる限り早いうちに、なるべく多く触れておくことが、英語力向上の鍵となります。

英語のアニメやドラマ、英語で書かれた漫画など、幼いうちからでも興味を持って触れられるものを自宅に置いておくのも良いでしょう。

プログラミングの必修化は大丈夫?

2020年から小学校においてプログラミングが必修化されました。

ここではプログラミングの必修化についてお伝えします。

プログラミングの授業の実情

プログラミングといっても、特定の言語を学んでコーディングを学ぶわけではありません。

小学校で学ぶのは、正確には「プログラミング的思考」であり、論理的思考力や問題解決能力を鍛える授業が行われることになります。

小学生向けのプログラミング教材

小学生のうちからプログラミングに触れておきたいという方は、まずはScratchなどの無料サイトで遊ぶことから始めるのが良いでしょう。

また、上で紹介した通信教育はプログラミングにも対応しているので、通信教育を受講するのも良いでしょう。

小学生の習い事は?

小学生のうちから何か習い事をさせた方が良いのではないか、と考えている方も多くいらっしゃるかと思います。

ここではどのような習い事が子供の健やかな成長を助けるのかを見ていきましょう。

人気の習い事

小学生の習い事の中でも特に人気なものを挙げると、次のようになります。

  • 水泳
  • ピアノなどの楽器
  • 英語・英会話
  • 習字
  • サッカー
  • そろばん
  • 野球
  • テニス
  • 剣道や空手などの武道

こうしてみると、習い事は水泳などのスポーツ系と、そろばんなどの学問系の2つに大別することができると言えそうです。

習い事の効果は?

子供に習いごとをさせる理由としては、主に以下のものが挙げられます。

  • 体力づくり・運動神経を上げる
  • 協調性を養う
  • いろいろな経験をさせてあげたい
  • 集中力をつけさせたい

こうしてみると、習い事は同時にいくつも行うのは難しいことも多いので、やはりまずは水泳等のスポーツが習い事の候補に上がってくるでしょう

実際、スポーツは集中力や努力する姿勢を身に付けられるだけでなく、スクールの友達との関わりの中で協調性を養うこともできるので、子供の成長にとって良い影響を与えると期待できるでしょう。

習い事にかける費用

小学館によると、子供の月々の習い事の費用は次のように分布しています。

費用 割合
5,000円未満 18.6%
~10,000円 18.6%
~15,000円 21.4%
~20,000円 17.1%
~25,000円 8.6%
25,000円以上 15.7%

このように、子供の習い事には年間20万円近くかけている家庭が多いことが分かります。

決して安くはない金額なので、本当に子供の役に立つ習い事を選ぶようにしたいものですね。

小学生教育まとめ

小学生の教育まとめ

  • 小学生の目安の勉強時間は学年×15分
  • 勉強が苦手な子・得意な子にはそれぞれ特徴がある
  • 小学生の勉強には親のサポートが大切
  • 中学受験をしない場合は、塾は必ずしも必要ではない
  • タブレットで学べる通信教育が人気
  • プログラミングの必修化にも注目
  • 子供の習い事は水泳やピアノ、英語が人気

小学生の教育についての基本をお伝えしました!

小学生のうちにしっかりとした学習の基礎を身に付けておくことは、一生涯活きる力を養うことに繋がります。

ぜひ今一度子供教育について考え、お子さんに最適な学習環境を作ることを意識してみてはいかがでしょうか。